JP2737860B2 - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JP2737860B2
JP2737860B2 JP3160419A JP16041991A JP2737860B2 JP 2737860 B2 JP2737860 B2 JP 2737860B2 JP 3160419 A JP3160419 A JP 3160419A JP 16041991 A JP16041991 A JP 16041991A JP 2737860 B2 JP2737860 B2 JP 2737860B2
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惠一郎 澄川
啓之 大杉
哲生 上野
幹雄 山根
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線に接続される
とともに複数組の無線機部を有する1台の親機と、この
親機とはそれぞれが無線回線によって接続される複数台
の子機とからなるコードレス電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】親機に無線機部が1組しか設けられてい
ない子機複数型のコードレス電話機では、親機がある1
台の子機と無線回線で送受信中に、他の子機がその周波
数を使用して同時に送受信すると、相互干渉したり、弱
い電波を抑圧したりするために、他の子機はその間使用
できないようになっている。
【0003】そこで、親機に複数組の無線機部を設け、
送信用と受信用とで割り当てられた周波数帯域内におい
て、それぞれ異なった周波数チャンネルで送受信を行う
ことにより、複数組の無線機部と対応する複数台の子機
との同時無線接続通話を可能としたコードレス電話機が
提供されている。
【0004】この種のコードレス電話機の電気的構成を
図2に示す。ただし、図面には2組の無線機部を有する
親機A11の構成を示している。
【0005】同図において、電話回線51に接続された
有線電話機部37には、通話路部38が双方向性に接続
されている。
【0006】有線電話機部37は、電話回線51を通じ
て相手側電話機と送受話を行うための2線−4線変換
部、着信検出部、ダイヤラー部、保留部、回線閉結部等
のいわゆる一般的な電話機能を持つブロックである。ま
た、通話路部38は、通話切換部、フィルタ部、ミュー
ト部、親機の送受話器部等の機能を持つブロックであ
る。
【0007】また、第1無線機部31は受信部33と送
信部34とによって構成されており、受信部33の出力
は通話路部38に導かれるとともに、通話路部38の出
力は送信部34の入力に導かれている。また、受信部3
3と送信部34とは、子機との間で音声信号及びデータ
の送受信を行うアンテナ40に接続されている。
【0008】また、第2無線機部32も第1無線機部3
1と同様の構成及び同様の機能となっていて、受信部3
5の出力は通話路部38に導かれるとともに、通話路部
38の出力は送信部36の入力に導かれている。また、
受信部35と送信部36とは、子機との間で音声信号及
びデータの送受信を行うアンテナ40に接続されてい
る。
【0009】送信部34,36は、通話路部38からの
音声信号や制御部39の図示しない送信データ部からの
送信データを入力とし、この入力信号によって搬送波を
変調した後、高周波電力増幅してアンテナ40に供給す
るブロックである。また、受信部33,35は、アンテ
ナ40からの受信電波を入力とし、これを復調して、通
話路部38に音声信号を出力したり、制御部39の図示
しない受信データ部に受信データを出力したりする機能
や、受信電波の有無を検出するキャリアセンス部等の機
能を持つブロックである。
【0010】また、親機全体の動作制御を行う制御部3
9には、第1無線機部31の受信部33の出力、及び第
2無線機部32の受信部35の出力がそれぞれ導かれて
おり、制御部39からは、有線電話機部37、通話路部
38、第1無線機部31の受信部33及び送信部34、
及び第2無線機部32の受信部35及び送信部36に対
してそれぞれのタイミングで制御信号が出力されてい
る。また、制御部39と有線電話機部37とは双方向性
の接続となっている。
【0011】また、図中の符号41,42・・・4n
は、それぞれ子機を示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、第
1無線機部31には例えば送信波fT1、受信波fR1(以
下、第1チャンネルという。)が割り当てられており、
第2無線機部32には例えば送信波fT2、受信波f
R2(以下、第2チャンネルという。)が割り当てられて
いるものとする。
【0013】ここで、親機A11は、第1無線機部31
によってある1台の子機41と第1チャンネルを使用し
て無線通話を行っている状態から、第2無線機部32に
よって別の1台の子機42と第2チャンネルを使用して
無線通話を行うものとする。
【0014】このとき、子機41が親機A11のすぐ近
くにある場合、親機A11の第1無線機部31では、受
信3波(fT1、fT2、fR1)による相互変調波fR2′が
発生し易くなる。この発生した相互変調波fR2′は、第
2無線機部32の受信部35での本来の受信波fR2と同
じ周波数となるため、子機42の位置が親機A11から
遠く離れている場合にはこの受信波fR2が弱くなり、相
互変調波fR2′が本来の受信波fR2より強くなって、相
互変調波fR2′のみが復調されるといった問題があっ
た。また、受信波fR2と相互変調波fR2′とが同程度の
強さである場合には混信するといった問題があった。
【0015】つまり、受信チャンネルが異なっていて
も、受信波の強さによっては他の受信波の方を受信して
しまうことになる。
【0016】そこで、子機からの受信電波の強弱に応じ
て送信出力レベルを制御することが考えられる。
【0017】しかしながら、ただ単に送信出力レベルを
制御していたのでは、例えば送信出力がダウンしたとき
には通話可能領域が狭くなるため、親機と子機との距離
が近い時でもその位置関係によって受信S/Nが低下
し、ノイズの聞こえるポイントが増加する。
【0018】また、外線着信時や内線一斉呼出時等で親
機の1組の無線機部に複数台の子機が接続されていると
きには、各子機が順番に送信してくる受信レベルの強さ
に応じてその都度送信出力レベルの制御を行うことにな
るので、親機から遠く離れた子機に電波が届かず、親機
からのデータが当該子機で受信できない。
【0019】また、送信出力がダウンしたときには通話
可能領域が狭くなるため、この通話可能領域の境界付近
では受信S/Nが低下して、受信データのビットエラー
レートも悪化する。
【0020】また、送信出力がダウンしたときには通話
可能領域が狭くなるため、この通話可能領域の境界付近
では受信S/Nが低下してノイズの聞こえるポイントが
増加し、切換回数が多い場合には、送信出力レベルを切
り換えるポイント付近でノイズが発生するといった種々
の問題がある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、電話回線に接続されるとと
もに複数組の無線機部を有する1台の親機と、この親機
とはそれぞれが無線回線によって接続される複数台の子
機とからなるコードレス電話機において、前記親機に、
この親機と無線通話中の子機からの受信電波の強さを検
出する受信強度検出部と、この受信強度検出部の出力に
基づき、受信レベルの強弱によって当該子機に対応して
いる無線機部の送信出力レベルを制御する送信出力レベ
ル制御部と、複数組の無線機部とこれに対応する複数台
の子機とがそれぞれ同時に無線通話を行っているとき
のみ、前記送信出力レベル制御部によって対応する無線
機部の送信出力レベル制御を行わせる制御スイッチ部と
を備えたものである。
【0022】請求項2記載の発明は、電話回線に接続さ
れるとともに複数組の無線機部を有する1台の親機と、
この親機とはそれぞれが無線回線によって接続される複
数台の子機とからなるコードレス電話機において、前記
親機に、この親機と無線通話中の子機からの受信電波の
強さを検出する受信強度検出部と、この受信強度検出部
の出力に基づき、受信レベルの強弱によって当該子機に
対応している無線機部の送信出力レベルを制御する送信
出力レベル制御部と、複数組の無線機部とこれに対応す
る複数台の子機とがそれぞれ同時に無線通話を行ってい
るとき、前記送信出力レベル制御部によって対応する無
線機部の送信出力レベル制御を行わせる一方、親機の1
組の無線機部に複数台の子機が接続されているとき、前
記送信出力レベル制御部による無線機部の送信出力レベ
ル制御を禁止させる制御スイッチ部とを備えたものであ
る。
【0023】請求項3記載の発明は、電話回線に接続さ
れるとともに複数組の無線機部を有する1台の親機と、
この親機とはそれぞれが無線回線によって接続される複
数台の子機とからなるコードレス電話機において、前記
親機に、この親機と無線通話中の子機からの受信電波の
強さを検出する受信強度検出部と、この受信強度検出部
の出力に基づき、受信レベルの強弱によって当該子機に
対応している無線機部の送信出力レベルを制御する送信
出力レベル制御部と、複数組の無線機部とこれに対応す
る複数台の子機とがそれぞれ同時に無線通話を行ってい
るとき、前記送信出力レベル制御部によって対応する無
線機部の送信出力レベル制御を行わせる一方、親機の無
線機部からデータを送信しているとき、前記送信出力レ
ベル制御部による無線機部の送信出力レベル制御を禁止
させる制御スイッチ部とを備えたものである。
【0024】請求項4記載の発明は、前記送信出力レベ
ル制御部の制御による送信出力レベルの切り換え時にお
いて、当該切り換えのタイミングを一定時間遅延させる
遅延回路部を備えたものである。
【0025】
【0026】従って、請求項1記載の発明によれば、親
機における複数組の無線機部と、当該無線機部に対応す
る複数台の子機とがそれぞれ同時に無線接続通話を行っ
ているときにのみ、制御スイッチ部が送信出力レベル制
御部を動作させ、それに伴って送信出力レベル制御部
が、受信強度検出部によって検出された親機と無線接続
通話中の子機からの受信電波の強弱に基づいて子機に対
応している無線機部の送信出力レベルをそれぞれ制御す
ることにより、混信や他の受信波の方を受信してしまう
といった不都合を解消することができるとともに、通話
可能領域が広くなり、受信S/Nを改善することができ
る。
【0027】請求項2記載の発明によれば、親機におけ
る1組の無線機部に複数台の子機が無線接続されている
とき、制御スイッチ部が送信出力レベル制御部の動作を
禁止することにより、親機の近くの子機及び遠くの子機
の双方にS/Nの良好な電波が到来し、遠くの子機でも
親機からのデータを良好に受信できる。
【0028】請求項3記載の発明によれば、親機の無線
機部からデータを送信しているとき、制御スイッチ部が
送信出力レベル制御部の動作を禁止することにより、親
機によってデータ送信を行う時において送信可能領域が
広がり、受信S/Nが良くなるため、受信データのビッ
トエラーレートを改善することができる。
【0029】請求項4記載の発明によれば、送信出力レ
ベル制御部によって送信出力レベルの切り換えが行われ
るとき、その切り換えタイミングを遅延回路部によって
一定時間遅らせることによって切り換え時間を持たせる
ことにより、受信強度検出部からの検出信号によって切
り換えのタイミングが短時間の間に頻繁に発生してるこ
とを示している場合において、これに即座に応答しない
ため、頻繁な切り換えによる切り換えノイズの発生を防
止することができる。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0037】図1は、本発明のコードレス電話機の電気
的構成を示すブロック図である。
【0038】同図において、A1は親機、1は第1無線
機部、2は第2無線機部、3,5は受信部、4,6は送
信部、7は有線電話機部、8は通話路部、9は制御部、
10はアンテナ、11は電話回線であり、これらの構成
は上記した従来のコードレス電話機の親機の構成と同様
である。
【0039】本発明のコードレス電話機は、上記構成に
おいて、第1無線機部1及び第2無線機部2内に、受信
強度検出部12、制御スイッチ部13、遅延回路部14
及び送信出力レベル制御部15をそれぞれ付加したもの
である。
【0040】すなわち、受信強度検出部12には受信部
3(又は5)の出力が導かれており、受信強度検出部1
2の出力は、制御スイッチ部13を介して遅延回路部
4に接続されている。そして、遅延回路部14の出力
は、送信出力レベル制御部15に接続されており、送信
出力レベル制御部15の出力は、送信部4(又は6)に
接続されている。また、制御スイッチ部13には、制御
部9からの制御信号が導かれた構成となっている。
【0041】受信強度検出部12は、受信部3(又は
5)での受信電波の強さを検出し、送信出力レベル制御
部15を制御するための検出信号を出力するブロックで
ある。また、制御スイッチ部13は、受信強度検出部1
2からの検出信号を送信出力レベル制御部15に出力す
るかしないかを、制御部9からの信号により制御するブ
ロックである。また、遅延回路部14は、送信出力レベ
ル制御部15において切り換え制御を行うに際し、過度
特性や切り換えのタイミングに時定数を持たせるブロッ
クである。また、送信出力レベル制御部15は、送信部
4(又は6)の高周波電力増幅を複数段階(例えば、定
格出力とパワーダウン出力との2段階等。)に切り換え
制御するブロックである。
【0042】また、図中の符号21,22・・・2n
は、それぞれ子機を示している。
【0043】なお、このコードレス電話機においては、
マルチチャンネルアクセス方式等のチャンネル割り当て
が行われているが、例えば第1無線機部1には送信波f
T1、受信波fR1(第1チャンネル)が割り当てられてお
り、第2無線機部2には送信波fT2、受信波fR2(第2
チャンネル)が割り当てられているものとする。
【0044】次に、上記構成のコードレス電話機の動作
を、以下に示す5つの場合に分けて説明する。
【0045】(1) 2組の無線機部1,2とこれに対
応する2台の子機21,22とが同時に無線通話を行っ
ている場合。
【0046】親機A1は、第1無線機部1によって子機
21と第1チャンネルを使用して無線通話を行っている
状態から、第2無線機部2によって別の子機22と第2
チャンネルを使用して無線通話を行うものとする。
【0047】このとき、子機21が親機A1のすぐ近く
にある場合、親機A1の第1無線機部1では、受信部3
で受信した電波の強さが強いため、受信強度検出部12
においてこれを検出し、パワーダウン信号H(本実施例
では、定格出力信号をL、パワーダウン信号をHとして
いる。)を出力する。送信出力レベル制御部15では、
このパワーダウン信号Hを受けると、送信部4の高周波
増幅部をパワーダウン制御する。
【0048】そのため、送信部4からの送信波fT1が小
さくなることから、受信3波(fT1、fT2、fR1)によ
る相互変調波fR2′も小さくなり、その結果、子機22
が親機A1から遠く離れていてfR1の受信波が小さい場
合でも、同一周波数である相互変調波fR2′の妨害を低
減できることになる。
【0049】(2) 親機と1台の子機との単独無線通
話時の場合。
【0050】この場合、制御部9は、例えば第1の無線
機部1と子機21との単独無線通話であることを判別す
ると、制御スイッチ部13に対して制御禁止信号(この
信号は、第2の無線機部2への送信オフ信号を共用して
もよい。)を出力する。制御スイッチ部13は、この制
御禁止信号に基づき、受信強度検出部12の検出信号を
送信出力レベル制御部15に送出しないように制御を行
う。
【0051】これにより、送信出力レベル制御部15に
よって制御される送信部4の出力は通常の定格出力とな
り、通話可能領域は広くなって受信S/Nが改善される
ため、無線通話中の子機21が親機A1の送信出力切換
地点付近にいるときでも、良好な通信が可能となる。
【0052】(3) 親機の1組の無線機部に複数台の
子機が同時に接続されている場合。
【0053】この場合、制御部9は、例えば第1の無線
機部1に子機21と子機22とが同時に接続されている
ことを判別すると、制御スイッチ部13に対して制御禁
止信号を出力する。制御スイッチ部13は、この制御禁
止信号に基づき、受信強度検出部12の検出信号を送信
出力レベル制御部15に送出しないように制御を行う。
【0054】これにより、送信出力レベル制御部15に
よって制御される送信部4の出力は通常の定格出力とな
るため、親機A1の近くにある例えば子機21にも、ま
た親機A1から遠く離れた子機22にもS/Nの良好な
電波が到達し、特に子機22において親機A1からの送
信データを確実に受信することが可能となる。
【0055】(4) 親機からデータを送信する場合。
【0056】この場合、制御部9は、例えば第1の無線
機部1から任意の又は全ての子機に対してデータ出力中
であることを判別すると、制御スイッチ部13に対して
制御禁止信号を出力する。制御スイッチ部13は、この
制御禁止信号に基づき、受信強度検出部12の検出信号
を送信出力レベル制御部15に送出しないように制御を
行う。
【0057】これにより、送信出力レベル制御部15に
よって制御される送信部4の出力は通常の定格出力とな
り、通話可能領域は広くなって受信S/Nが改善される
ため、特に親機A1から遠く離れた子機による受信デー
タのビットエラーレートも良くなる。
【0058】(5) 送信出力レベル制御部15の制御
によって送信出力レベルを切り換える場合。
【0059】実際の使用に際して、受信強度検出部12
によって検出される受信電波の強さは、短時間の間に頻
繁に変化している場合がある。つまり、受信強度検出部
12から出力される検出信号(すなわち、パワーダウン
信号H又は定格出力信号Lのいずれか一方の信号。)
が、頻繁に切り換わって出力される場合がある。
【0060】この場合、この検出信号に従って送信出力
レベル制御部15が送信出力レベルの制御を行っていた
のでは、通話信号に頻繁に切り換えノイズが発生するこ
とになる。
【0061】そこで、受信強度検出部12から出力され
る検出信号を、遅延回路部14を通してから送信出力レ
ベル制御部15に与えるようにして、上記の不具合を解
消している。すなわち、検出信号が短時間に頻繁に切り
換わっても、時定数によって決定される一定時間の間は
検出信号の切り換えを行わないようにして、短時間での
頻繁な切り換えには応答しないようにしている。
【0062】これにより、切り換えノイズの発生が低減
され、良好な通話が可能となる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、親機における複数組の無線機部と、当該無線機部
に対応する複数台の子機とがそれぞれ同時に無線接続通
話を行っているときにのみ、受信強度検出部によって検
出された親機と無線接続通話中の子機からの受信電波の
強弱に基づいて送信出力レベル制御部が子機に対応して
いる無線機部の送信出力レベルをそれぞれ制御すること
により、親機のすぐ近くにある子機と遠く離れた子機と
が別々の通話路で通話している場合においても、相互変
調波の受信レベルは弱くなるため、混信や他の受信波の
方を受信してしまうといった不都合を解消することがで
きるとともに、単独無線通話の場合において通話可能領
域が広くなり、受信S/Nを改善することができる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、親機におけ
る1組の無線機部に複数台の子機が無線接続されている
ときにおいて、送信出力レベル制御部による送信出力レ
ベルの制御を禁止することにより、親機の近くの子機及
び遠くの子機の双方にS/Nの良好な電波が到来し、遠
くの子機でも親機からのデータを良好に受信できる。
【0065】請求項3記載の発明によれば、親機の無線
機部からデータを送信しているときにおいて、送信出力
レベル制御部による送信出力レベルの制御を禁止するこ
とにより、親機によるデータ送信時の送信可能領域が広
がり、受信S/Nが良くなるため、受信データのビット
エラーレートを改善することができる。
【0066】請求項4記載の発明によれば、送信出力レ
ベル制御部によって送信出力レベルの切り換えが行われ
るとき、その切り換えタイミングを遅延回路部によって
一定時間遅らせることによって切り換え時間を持たせる
ことにより、受信強度検出部からの検出信号によって切
り換えのタイミングが短時間の間に頻繁に発生してるこ
とを示している場合において、これに即座に応答しない
ため、頻繁な切り換えによる切り換えノイズの発生を防
止することができる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコードレス電話機の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図2】従来のコードレス電話機の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 第1無線機部 2 第2無線機部 9 制御部 12 受信強度検出部 13 制御スイッチ部 14 遅延回路部 15 送信出力レベル制御部
フロントページの続き (72)発明者 山根 幹雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−121328(JP,A) 特開 平4−207442(JP,A) 特開 平3−212031(JP,A) 特開 平1−129535(JP,A) 実開 平2−16633(JP,U) 実開 平4−66832(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続されるとともに複数組の
    無線機部を有する1台の親機と、この親機とはそれぞれ
    が無線回線によって接続される複数台の子機とからなる
    コードレス電話機において、 前記親機に、 この親機と無線通話中の子機からの受信電波の強さを検
    出する受信強度検出部と、 この受信強度検出部の出力に基づき、受信レベルの強弱
    によって当該子機に対応している無線機部の送信出力レ
    ベルを制御する送信出力レベル制御部と、 複数組の無線機部とこれに対応する複数台の子機とがそ
    れぞれ同時に無線通話を行っているときにのみ、前記送
    信出力レベル制御部によって対応する無線機部の送信出
    力レベル制御を行わせる制御スイッチ部とを備えたこと
    を特徴とするコードレス電話機。
  2. 【請求項2】 電話回線に接続されるとともに複数組の
    無線機部を有する1台の親機と、この親機とはそれぞれ
    が無線回線によって接続される複数台の子機とからなる
    コードレス電話機において、 前記親機に、 この親機と無線通話中の子機からの受信電波の強さを検
    出する受信強度検出部と、 この受信強度検出部の出力に基づき、受信レベルの強弱
    によって当該子機に対応している無線機部の送信出力レ
    ベルを制御する送信出力レベル制御部と、 複数組の無線機部とこれに対応する複数台の子機とがそ
    れぞれ同時に無線通話を行っているとき、前記送信出力
    レベル制御部によって対応する無線機部の送信出力レベ
    ル制御を行わせる一方、 親機の1組の無線機部に複数台
    の子機が接続されているとき、前記送信出力レベル制御
    部による無線機部の送信出力レベル制御を禁止させる制
    御スイッチ部とを備えたことを特徴とするコードレス電
    話機。
  3. 【請求項3】 電話回線に接続されるとともに複数組の
    無線機部を有する1台の親機と、この親機とはそれぞれ
    が無線回線によって接続される複数台の子機とからなる
    コードレス電話機において、 前記親機に、 この親機と無線通話中の子機からの受信電波の強さを検
    出する受信強度検出部と、 この受信強度検出部の出力に基づき、受信レベルの強弱
    によって当該子機に対応している無線機部の送信出力レ
    ベルを制御する送信出力レベル制御部と、 複数組の無線機部とこれに対応する複数台の子機とがそ
    れぞれ同時に無線通話を行っているとき、前記送信出力
    レベル制御部によって対応する無線機部の送信出力レベ
    ル制御を行わせる一方、 親機の無線機部からデータを送
    信しているとき、前記送信出力レベル制御部による無線
    機部の送信出力レベル制御を禁止させる制御スイッチ部
    とを備えたことを特徴とするコードレス電話機。
  4. 【請求項4】 前記送信出力レベル制御部の制御による
    送信出力レベルの切り換え時において、当該切り換えの
    タイミングを一定時間遅延させる遅延回路部を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    コードレス電話機。
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