JPS6236813A - シリコンカ−バイドのエピタキシヤル成長方法 - Google Patents
シリコンカ−バイドのエピタキシヤル成長方法Info
- Publication number
- JPS6236813A JPS6236813A JP17620785A JP17620785A JPS6236813A JP S6236813 A JPS6236813 A JP S6236813A JP 17620785 A JP17620785 A JP 17620785A JP 17620785 A JP17620785 A JP 17620785A JP S6236813 A JPS6236813 A JP S6236813A
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- JP
- Japan
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- silicon carbide
- gas
- epitaxial growth
- silicon
- temperature
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[概要]
本発明は、シリコンカーバイドのエピタキシャル成長方
法であって、シリコン基板を塩素を含むシリコン化合物
のガス或いはシランガスと所定の反応ガスの減圧状態で
、低温でシリコン基板上にシリコンカーバイトを成長さ
せるものであり、従来に比較してカーボニゼーション工
程が省けると共にシリコン基板を低温状態で成長が可能
にしたものである。
法であって、シリコン基板を塩素を含むシリコン化合物
のガス或いはシランガスと所定の反応ガスの減圧状態で
、低温でシリコン基板上にシリコンカーバイトを成長さ
せるものであり、従来に比較してカーボニゼーション工
程が省けると共にシリコン基板を低温状態で成長が可能
にしたものである。
[産業上の利用分野]
本発明は、シリコンカーバイドのエピタキシャル成長方
法に係わり、特に製造工程での簡素化とシリコン基板を
低温にして、その上にエピタキシャル成長ができるよう
にしたものである。
法に係わり、特に製造工程での簡素化とシリコン基板を
低温にして、その上にエピタキシャル成長ができるよう
にしたものである。
近時、半導体材料として、シリコンカーバイド(SiC
)が注目されており、その理由としてシリコンカーバイ
ドは耐熱性、耐蝕性、機械的強度が優れ、さらにエネル
ギーギャップが大きいために、可視域での発光が可能で
ある等の特徴があり、これらの特性を利用したアクティ
ブ固体素子の開発が期待されている。
)が注目されており、その理由としてシリコンカーバイ
ドは耐熱性、耐蝕性、機械的強度が優れ、さらにエネル
ギーギャップが大きいために、可視域での発光が可能で
ある等の特徴があり、これらの特性を利用したアクティ
ブ固体素子の開発が期待されている。
シリコンカーバイドの結晶成長方法では、シリコン基板
を極力低温状態にして結晶性の良好なシリコンカーバイ
ドを得ることにあるが、また結晶多形(ポリタイプと称
し、結晶構造の多様性を区別しているが、大別してα−
5iC,β−5iCに区別される))や不純物添加の制
御を容易にするために、エピタキシャル成長法が最も優
れた方法として採用されている。
を極力低温状態にして結晶性の良好なシリコンカーバイ
ドを得ることにあるが、また結晶多形(ポリタイプと称
し、結晶構造の多様性を区別しているが、大別してα−
5iC,β−5iCに区別される))や不純物添加の制
御を容易にするために、エピタキシャル成長法が最も優
れた方法として採用されている。
然しながら、従来はソリコンカーバイドを常圧CVD法
により、単結晶の成長を行っていたために、カーボニゼ
ーション工程とデポジノシラン工程を必要とし、またC
VD温度もβ−3iCでさえ1330℃〜1360℃と
かなり高温で行う必要があり、その改善が要望されてい
る。
により、単結晶の成長を行っていたために、カーボニゼ
ーション工程とデポジノシラン工程を必要とし、またC
VD温度もβ−3iCでさえ1330℃〜1360℃と
かなり高温で行う必要があり、その改善が要望されてい
る。
[従来の技術]
第3図は、従来のシリコンカーバイドのエピタキシャル
成長装置を示す模式要部断面図である。
成長装置を示す模式要部断面図である。
炉芯管1があり、その炉芯管には矢印のように反応ガス
であるシラン(SiH4)とプロパンガスとの混合ガス
の供給側と、反応ガスの排出側があり、また炉芯管の内
部にはカーボン製のサセプタ2が配置されていて、その
表面にシリコンカーバイドのエピタキシャル成長がなさ
れるシリコンウェハ3が載置されている。
であるシラン(SiH4)とプロパンガスとの混合ガス
の供給側と、反応ガスの排出側があり、また炉芯管の内
部にはカーボン製のサセプタ2が配置されていて、その
表面にシリコンカーバイドのエピタキシャル成長がなさ
れるシリコンウェハ3が載置されている。
サセプタ上のシリコンウェハ3は炉芯管の外側から誘導
加熱装置4によって加熱される。
加熱装置4によって加熱される。
従来、結晶構造がβ−8ICのシリコンカーバイドの成
長方法は下記のごとくである。
長方法は下記のごとくである。
(1)カーボニゼーション
気圧 :常圧
反応ガスの種類ニジラン(SiH4)ガスを流量200
cc/分 :プロパン(C8He )ガスを 流量が200cc/分 :キャリアガスとして水素ガ スを300cc/分 成長温度 : 1360℃ 時間 :約3分 このカーボニゼーション工程は、シリコンウェハの表面
に炭素が滲炭した格子不整状態の炭化層であって、炭化
層の厚みは極めて薄く、シリコン基板上にβ−3iCが
容易に被着できる目的で行うものである。
cc/分 :プロパン(C8He )ガスを 流量が200cc/分 :キャリアガスとして水素ガ スを300cc/分 成長温度 : 1360℃ 時間 :約3分 このカーボニゼーション工程は、シリコンウェハの表面
に炭素が滲炭した格子不整状態の炭化層であって、炭化
層の厚みは極めて薄く、シリコン基板上にβ−3iCが
容易に被着できる目的で行うものである。
(2)デボシソジョン
気圧 :常圧
反応ガスの種類ニジラン(SiH4)ガスを流量100
cc/分 :プロパン(Ca He )2ガスを 流量が200cc/分 :キャリアガスとして水素ガ スを300cc/分 成長温度 ; 1330℃ 時間 :約20分 躾厚 :約1μ麟 このデボシソジョンで、上記シリコンウェハ表面の格子
不整の炭化層上に、β−3iCが容易に形成できること
になる。
cc/分 :プロパン(Ca He )2ガスを 流量が200cc/分 :キャリアガスとして水素ガ スを300cc/分 成長温度 ; 1330℃ 時間 :約20分 躾厚 :約1μ麟 このデボシソジョンで、上記シリコンウェハ表面の格子
不整の炭化層上に、β−3iCが容易に形成できること
になる。
然しながら、上記従来の製造方法では、β−8iC膜の
エピタキシャル成長を行う際に、高温のカーボニゼーシ
ョン工程が必要であり、製造工程の複雑性と高温処理が
必要であるという欠点がある。
エピタキシャル成長を行う際に、高温のカーボニゼーシ
ョン工程が必要であり、製造工程の複雑性と高温処理が
必要であるという欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点]
従来の、シリコンウェハ上にβ−3iC膜をエピタキシ
ャル成長で形成する方法では、高温処理のカーポニゼー
ション工程が必要であることが問題点である。
ャル成長で形成する方法では、高温処理のカーポニゼー
ション工程が必要であることが問題点である。
E問題点を解決するための手段]
本発明は、上記問題点を解決するためのシリコンカーバ
イドのエピタキシャル成長方法を提案するもので、その
解決の手段は、塩素を含む化合物のガスとして例えば三
塩化シランまたはシランガスと、メタンまたはプロパン
等のいずれかを含む混合ガスをエピタキシャル成長装置
内に導入し、それらの混合ガス圧を80ト一ル程度また
はそれ以下の減圧状態でシリコン基板の温度を、通常よ
りも低温にてエピタキシャル成長を行い、シリコン基板
上にシリコンカーバイド層を形成することにより解決し
たものである。
イドのエピタキシャル成長方法を提案するもので、その
解決の手段は、塩素を含む化合物のガスとして例えば三
塩化シランまたはシランガスと、メタンまたはプロパン
等のいずれかを含む混合ガスをエピタキシャル成長装置
内に導入し、それらの混合ガス圧を80ト一ル程度また
はそれ以下の減圧状態でシリコン基板の温度を、通常よ
りも低温にてエピタキシャル成長を行い、シリコン基板
上にシリコンカーバイド層を形成することにより解決し
たものである。
[作用]
従来のβ−3iC膜のエピタキシャル成長方法では、高
温処理を伴うカーポニゼーション工程を必要としたが、
本発明では、成長ガスを変更して減圧状態でエピタキシ
ャル成長を行うもので、本発明のエピタキシャル成長法
により形成されたβ−3iC1!iiは、シリコン基板
との密着性が優れ、また高温処理のカーボニゼーシラン
工程を必要としないエピタキシャル成長方法を提供する
ものである。
温処理を伴うカーポニゼーション工程を必要としたが、
本発明では、成長ガスを変更して減圧状態でエピタキシ
ャル成長を行うもので、本発明のエピタキシャル成長法
により形成されたβ−3iC1!iiは、シリコン基板
との密着性が優れ、また高温処理のカーボニゼーシラン
工程を必要としないエピタキシャル成長方法を提供する
ものである。
[実施例]
本発明によるシリコンカーバイド(β−3iC膜)のエ
ピタキシャル成長方法を下記に示している。
ピタキシャル成長方法を下記に示している。
気圧 :ITorr
反応ガスの種類:三塩化シランガスを流量が200cc
/分 (ガスの種類と して二塩化シラン、四塩化シ リコンガス、シランガスを使 用することができる。) :シラン(CH4)ガス、プロ パン(C,He )またはアセチ レン(C2Ha )ガスを流量が 200cc/分 :キャリアガスとして水素ガ スを300cc/分 成長温度 : 1ooo℃ 時間 :約20分 上記エピタキシャル成長方法によりシリコンカーバイド
が形成でき、この成長方法によれば、シリコン基板上に
直接β−3iCが容易に被着でき、また低温で形成する
ことができる。
/分 (ガスの種類と して二塩化シラン、四塩化シ リコンガス、シランガスを使 用することができる。) :シラン(CH4)ガス、プロ パン(C,He )またはアセチ レン(C2Ha )ガスを流量が 200cc/分 :キャリアガスとして水素ガ スを300cc/分 成長温度 : 1ooo℃ 時間 :約20分 上記エピタキシャル成長方法によりシリコンカーバイド
が形成でき、この成長方法によれば、シリコン基板上に
直接β−3iCが容易に被着でき、また低温で形成する
ことができる。
第1図は、本発明のエピタキシャル成長方法によって形
成したシリコンカーバイトに、X線回折法による回折図
である。
成したシリコンカーバイトに、X線回折法による回折図
である。
横軸が鉄をターゲットに用いた時の回折角度であり、縦
軸が相対強度であるが、横軸の45.5度の位置Aに強
いピークがあり、単結晶の5iC(111)であること
が推察され、また41.0度にあるピークは5iC(1
11)、 Kβであることを示している。
軸が相対強度であるが、横軸の45.5度の位置Aに強
いピークがあり、単結晶の5iC(111)であること
が推察され、また41.0度にあるピークは5iC(1
11)、 Kβであることを示している。
第2図は、β−3iCの単結晶を成長する際の圧力と温
度との相関図である。
度との相関図である。
圧力が高くなる程成長温度が高くなることが明瞭であり
、例えば圧力がI Torr以下であれば、温度は10
00℃程度でよいことになる。
、例えば圧力がI Torr以下であれば、温度は10
00℃程度でよいことになる。
このように本発明により、カーボニゼーンヨン工程をす
ることなく、優れたシリコンカーバイド膜をエピタキシ
ャル成長することができ、また減圧エピタキシャル成長
のために、大口径のウェハに成長を行う場合でも、均一
な厚みで成膜すること、ができるという利点がある。
ることなく、優れたシリコンカーバイド膜をエピタキシ
ャル成長することができ、また減圧エピタキシャル成長
のために、大口径のウェハに成長を行う場合でも、均一
な厚みで成膜すること、ができるという利点がある。
[発明の効果]
以上、詳細に説明したように、本発明によるシリコンカ
ーバイドのエピタキシャル成長方法は、容易且つ低温で
大口径のウェハ面上にも成膜することができ、優れた品
質のシリコンカーバイドを提供し得るという効果大なる
ものがある。
ーバイドのエピタキシャル成長方法は、容易且つ低温で
大口径のウェハ面上にも成膜することができ、優れた品
質のシリコンカーバイドを提供し得るという効果大なる
ものがある。
第1図は、本発明のエピタキシャル成長方法で形成した
シリコンカーバイド層のX線回折法による回折図、 第2図は、β−3iCの単結晶を成長する際の圧力と温
度との相関図、 第3図は、従来のシリコンカーバイドのエピタキシャル
成長装置を示す模式要部断面図、図において、 lは炉芯管、 2はサセプタ、3はシリコン
ウェハ、 4は誘導加熱装置、をそれぞれ示している。
シリコンカーバイド層のX線回折法による回折図、 第2図は、β−3iCの単結晶を成長する際の圧力と温
度との相関図、 第3図は、従来のシリコンカーバイドのエピタキシャル
成長装置を示す模式要部断面図、図において、 lは炉芯管、 2はサセプタ、3はシリコン
ウェハ、 4は誘導加熱装置、をそれぞれ示している。
Claims (1)
- シリコン化合物のガスと、炭化水素化合物のガスとを8
0Torr以下の圧力下で反応させて、基板上にシリコ
ンカーバイド層をエピタキシャル成長させることを特徴
とするシリコンカーバイドのエピタキシャル成長方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17620785A JPS6236813A (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 | シリコンカ−バイドのエピタキシヤル成長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17620785A JPS6236813A (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 | シリコンカ−バイドのエピタキシヤル成長方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6236813A true JPS6236813A (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=16009494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17620785A Pending JPS6236813A (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 | シリコンカ−バイドのエピタキシヤル成長方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6236813A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5501173A (en) * | 1993-10-18 | 1996-03-26 | Westinghouse Electric Corporation | Method for epitaxially growing α-silicon carbide on a-axis α-silicon carbide substrates |
-
1985
- 1985-08-09 JP JP17620785A patent/JPS6236813A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5501173A (en) * | 1993-10-18 | 1996-03-26 | Westinghouse Electric Corporation | Method for epitaxially growing α-silicon carbide on a-axis α-silicon carbide substrates |
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