JPS6236497A - 油類の回収方法 - Google Patents

油類の回収方法

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JPS6236497A
JPS6236497A JP17571985A JP17571985A JPS6236497A JP S6236497 A JPS6236497 A JP S6236497A JP 17571985 A JP17571985 A JP 17571985A JP 17571985 A JP17571985 A JP 17571985A JP S6236497 A JPS6236497 A JP S6236497A
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JP
Japan
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oil
oils
organic solvent
gas
solvent
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JP17571985A
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JPH04520B2 (ja
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Tadaaki Saeki
佐伯 忠秋
Isao Yoshida
勲 吉田
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、有v4溶剤に含有される油類を高純度で、且
つ効率よく回収するための新規な回収方法に関する。
[従来の技術および問題点] 金属に付着した圧延油、切削油、焼入油等の油類を脱脂
する手段として、有機溶剤によって洗浄する方法が行わ
れる。従来、上記の洗浄処理により排出する油類を含有
した有機溶剤(以下、有機溶剤廃液という)は、蒸留に
よって分離され、回収された有機溶剤および油類は再利
用に供されている。ところが、通常の蒸留によって回収
される釜残の油類は、有機溶剤が完全に除去されず、一
般に数千ppm以上、少なくとも500 ppm以上の
濃度で含有されている。そのため、このような回収され
た油類を例えば焼入油として使用した場合には、該油類
に含有されている該有11溶剤が焼入時の高熱で気化あ
るいは分解することにより、作業環境を悪化するばかり
でなく、焼入品の品質にも悪影響を及ぼすという問題を
生ずる。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、有機溶剤廃液から、高純度の油類を効率
よく簡便に回収する方法を開発すべく鋭意研究を重ねた
。その結果、有機溶剤廃液を蒸留して、該廃液中の有機
溶剤を特定の濃度以下となるように除去した後、その釜
残の油類にガスを吹き込むことにより、該油類中の有a
溶剤を常温においても短時間でほぼ完全に除去し得るこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、油類と有機溶剤との混合液を蒸留して、釜残
液の油類中に含有される有機溶剤の濃度を5重量%以下
にした後、釜残液の油類に実質的に溶解しないガス(以
下、非溶解性ガスという)を吹き込むことを特徴とする
油類の回収方法である。
本発明の対象とする有機溶剤廃液は、有機溶剤に比べて
高沸点の油類を含有する有機溶剤である。
即ち、本発明においては油類と有1a溶剤との沸点の差
が大きいほど、蒸留および後述するガスの吹き込みによ
る該有機溶剤の分離が容易となり好ましい。一般に、か
かる沸点の差は50℃以上あれば充分であるが、特に7
0℃以上が望ましい。このような油類としては、例えば
焼入油、切削油、圧延油として使用される油類が挙げら
れる。また、有nPa剤としては、例えばジグロロメチ
レン、1゜1.1−トリクロルエタン、テトラクロロエ
チレン、トリクロロエチレン等の塩素化炭化水素系溶剤
、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族系溶剤、メタノール、エタノール、イソプロパツ
ール、ブタノール、ヘキサノール等のアルコール系溶剤
、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン等のケトン系溶剤などが挙げられる。本発明は、−
上記した有a!溶剤のうち塩素化炭化水素系溶剤に油類
が溶解している有機溶剤廃液からの油類の回収に特に有
効である。
本発明においては、有機溶剤廃液を蒸留によって有機溶
剤の濃度が5重量%以下、好ましくは0゜5重量%以下
となるように有機溶剤を除去することが、次いで非溶解
性ガスの吹き込みによって釜残の油類から、高純度の油
類を効率よく回収するために必要である。即ち、釜残の
油類に上記した濃度以上の有機溶剤が残存する場合、常
温付近では大量のガス量を必要とするため、ガス中のパ
ーティクルによる油類の汚染、あるいはガスによる油類
の酸化を招く。また、有機溶剤を含有する廃ガスが多量
に発生するため、別途に有機溶剤を補集する設備を必要
とし、経済的でない。しかしながら、一般に蒸留によっ
て釜残の油類中における有機溶剤の残存量を可及的に減
少するには、精留塔を用いて長時間を要し、工業的には
極めて不経済であるため、該有機溶剤の下限濃度は一般
に100 ppm程度である。本発明に使用する蒸留装
置は、公知の装置が特に制限なく使用される。そのうち
、真空蒸留装置が有n溶剤の分離効率が高く、特に好適
である。また、本発明において蒸留は、一段で連続して
行ってもよいし、二段以上に分割して行ってもよい。
本発明において、蒸留により大部分の有機溶剤を除去さ
れた釜残の油類は、非溶解性ガスを吹き込むことにより
、該油類中の有機溶剤を一般に1Oppm以下という極
めて微量の濃度にすることができる。
上記の非溶解性ガスとしては、有機溶剤および油類に実
質的に溶解しないガスが特に制限なく使用される。例え
ば、空気、窒素ガス、アルゴンガ 。
ス、炭酸ガス等が挙げられるが、空気が最も安価であり
好ましい。非溶解性ガスとして空気を使用する場合には
、釜残液に吹き込む前に予め乾燥剤と接触させ除湿する
ことが、油類中への水分の蓄積を防止すると共に、油類
の変質を防lヒでき好ましい。
釜残の油類に対するガスの吹き込みは、該油類とガスが
充分に接触し得る態様であれば特に制限されない。一般
には、蒸留装置の釜残の油類中にノズルを設けて非溶解
性ガスを供給すればよい。
上記した非溶解性ガスの供給量は、釜残液1党に対して
一般に5〜50見/分となるように吹き込むことにより
、効率よく有n溶剤を除去することができる。また、非
溶解性ガスを吹き込む釜残の油類の温度は、油類の分解
温度あるいは沸点より低い温度であればよいが、一般に
は0℃から有機溶剤の沸点未満の範囲内で行うのが経済
的である。
なお、非溶解性ガスとして空気のように酸化性のガスを
用いる場合には、油類の分解を防止するために、釜残液
の温度を40℃以下、好ましくは5℃〜30℃とするこ
とが必要である。
また、前記釜残液への非溶解性ガスの吹き込みは、蒸留
装置内で常圧又真空下で蒸留に続いておこなってもよい
し、他の容器内で別途行ってもよい。
本発明において、釜残液を通過後の、有ip&溶剤を含
む非溶解性ガスよりなる廃ガスは、公知の方法により含
まれる有機溶剤を除去したのち、大気中に放出するか、
あるいは循環し使用すればよい。
上記した有n溶剤の除去方法としては、例えば廃ガスを
活性炭と接触させる方法、廃ガスを冷却して有機溶剤を
凝縮させる方法等がある。
[効果] 本発明の方法によれば、有機溶剤廃液から含有される油
類を一般に有機溶剤の濃度10ppm以下という高純度
で、しかも油類の変質などもなく、極めて効率よく回収
することが可能である。従って、回収された油類は、焼
入油としての油などの用途に対しても全く支障なく使用
することができる。また、有機溶剤も蒸留により高純度
で回収できる。更に、本発明によれば、有機溶剤を用い
た油類の洗浄工程および該洗浄工程の前工程となる、前
記油類を用いた金属加工処理工程において、有機溶剤と
油類とのラインをクローズド化することが可能となる。
[実施例] 以下、本発明をより具体的に説明するため実施例を示す
が本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1〜6 焼入油(光輝焼入油RR−2:丸善石油■製)に浸漬後
の金属部材をジクロロタンで洗浄して得られた廃液(焼
入油のジクロロメタン濃度5重量%)を100mmHg
の圧力下で真空蒸留して第1表に示す濃度でジクロロメ
タンを含む焼入油を釜残液として夫々得た。これらの各
焼入油に空気を第1表に示す供給量で吹き込み、経時的
に該焼入油中のジクロロメタン濃度を測定した。なお、
この場合、焼入油の温度は50℃となるように調節した
。また、上記処理後の油の劣化の程度を観察比較例 実施例】において、空気の吹き込みを行うことなく、更
に、実施例1と同様な条件で蒸留を続けた結果、240
分後におけるジクロロメタン濃度は150ppmであっ
た。
実施例7〜lO 実施例1において、ジクロロメタンに代えて第2表に示
す有機溶剤を用いた以外は同様にして焼入油の回収を行
った。結果を第2表に併せて示す。
第    2    表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、油類と有機溶剤との混合液を蒸留して、釜残液の油
    類中に含有される有機溶剤の濃度を5重量%以下にした
    後、釜残液の油類に実質的に溶解しないガスを吹き込む
    ことを特徴とする油類の回収方法。 2、蒸留を真空蒸留によって行う特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 3、有機溶剤が塩素化炭化水素である特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 4、釜残液の油類に実質的に溶解しないガスが、空気で
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、釜残液に吹き込むガス量が50〜500l/l−釜
    残液である特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP17571985A 1985-08-12 1985-08-12 油類の回収方法 Granted JPS6236497A (ja)

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JPS6236497A true JPS6236497A (ja) 1987-02-17
JPH04520B2 JPH04520B2 (ja) 1992-01-07

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5871618A (en) * 1996-08-28 1999-02-16 Lee; Sung Rae Apparatus for reclaiming fuel oil from waste oil
EP0939116A3 (de) * 1998-02-16 2000-04-12 Mostofizadeh Ghalamfarsa, Chapar S.M., Prof. Dr.-Ing. Verfahren und Vorrichtung zur kontinuierlichen Aufarbeitung gebrauchter Pflanzen- und Esteröle
CN108148673A (zh) * 2017-12-28 2018-06-12 上海天汉环境资源有限公司 一种用于润滑油脱色的萃取剂及采用其进行萃取的萃取工艺

Citations (2)

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JPS5723694A (en) * 1980-06-09 1982-02-06 Shell Int Research Removal of volatile matter from contaminated seal oil
JPS5945398A (ja) * 1982-09-08 1984-03-14 Tokuyama Soda Co Ltd 潤滑油の精製方法

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JPH04520B2 (ja) 1992-01-07

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