JPS6236026A - 含水酸化鉄の洗浄方法 - Google Patents

含水酸化鉄の洗浄方法

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Publication number
JPS6236026A
JPS6236026A JP17437985A JP17437985A JPS6236026A JP S6236026 A JPS6236026 A JP S6236026A JP 17437985 A JP17437985 A JP 17437985A JP 17437985 A JP17437985 A JP 17437985A JP S6236026 A JPS6236026 A JP S6236026A
Authority
JP
Japan
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iron oxide
hydrous iron
washing
washing water
soln
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Pending
Application number
JP17437985A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Okazaki
健一 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気記録媒体としての出発原料となる針状含水
酸化鉄、特に、PH7以下で第1鉄塩水溶液から合成さ
れる含水酸化鉄の洗浄方法に関する。
(従来の技術) 磁気記録媒体の高性能化にともなって、微細で、かつ、
高い保磁力と大きい角型比をもつ針状磁性粉末が要求さ
れている。
この目的に沿う磁性粉としてγ−Fe2O3(マグヘマ
イト)が広く使用されており、第1鉄塩の中和酸化によ
って得られる含水酸化鉄(α−FeOOHニゲ−サイド
、γ−Fe00Hニレピッドクロサイト)を脱水、還元
したのち再酸化して得られるものである。
γ−Fe2O3の出発原料は製鉄所の酸洗工程から発生
する酸洗液を使用するのが最も経済的である。
ところで最近の鉄鋼酸洗液は塩酸酸性のものが多く、塩
化第1鉄を出発原料とし針状含水酸化鉄を製造すること
が多くなって来た。特に弱酸性領域で製造されるものは
、使用塩基の量も少なく低コストで製造することができ
る。もちろん塩化奸1鉄に限らず、硫酸第1鉄を使用す
ることも可能である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、第1鉄塩溶液を酸化することにより合成
される針状含水酸化鉄は、残留塩化物イオンが多いと、
以後の脱水、焼成、還元、酸化反応時に焼結が進みやす
く、得られたFe3O4やγ−Fe2O3の保持力や角
型比が小さくなり易く、特に微細な粒子になるほど、そ
の傾向は大きくなる。この不都合を解消する手段として
針状含水酸化鉄を水洗して塩化物イオンを除去する方法
がとられるが、付着塩化物イオンは水洗により容易に除
くことは出来ず、多量の水洗水を使用しなければならず
、工業的に大きな欠点となっている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、かかる欠点を改善するため、洗浄水中に弱ア
ルカリ性物質を添加することにより少量の洗浄水により
、付着塩化物イオンを効率よく取除けることを見い出し
たものである。
次に工程順に本発明の詳細な説明する。
まず、塩化第1鉄、硫酸第1鉄等の第1鉄塩水溶液に苛
性ソーダやアンモニア等のアルカリを加えて中和した後
、P)(7以下に保って空気を吹込んで酸化すると針状
の含水酸化鉄が生成する。この含水酸化鉄には結晶の異
なるα−FeOOH(ゲータイト)又はγ−FeOOH
(レピッドクロサイト)がある。
次いで含水酸化鉄を脱水し、常法に従かい焼成、還元、
酸化してr−Fe203 (マグヘマイト)を得る。
γ−F6205は微細で均一な粒度分布を持ち、針状比
(L/D )の大きな針状結晶であるものが好ましい。
しかしながら含水酸化鉄に塩化物イオンが残っていると
結晶粒子の凝集が起こり、脱水焼成工程や再酸化工程で
結晶同志が焼結してしまい、微細な針状晶が得られない
。結晶同志の凝集を防止するため従来は含水酸化鉄を多
量の純水で洗浄していたが、塩化物イオンを十分除去す
ることはできなかった。そこで本発明では洗浄水中に弱
アルカリ性物質を添加すると優れた洗浄効果があること
を見出した。
本発明の実施に適する弱アルカリ性物質としては、水酸
化アンモニウム、有機アミン類、炭酸塩、重炭酸塩、リ
ン酸塩、ケイ酸塩、または、酢酸塩、ギ酸塩等の有機酸
塩等が使用できる。この場合塩としてはナトリウム塩ま
たはカリウム塩が適当である。
特に、水酸化アンモニウム、重炭酸塩、酢酸塩、ギ酸塩
は、脱水焼成、還元、酸化時の焼結が起き難く、すぐれ
た洗浄性を示す。
リン酸塩やケイ酸塩は、粒子表面に付着し、焼結防止剤
としても働き、焼結が起き難いが、還元し難く、強い還
元条件を必要とする。磁気特性の面からは洗浄後にNa
イオンやにイオンが残留しないものが好ましい。
洗浄水中の添加物濃度は、0.1 mM −100yn
Mの範囲であり、好ましくは、1mM〜10mMの範囲
が適当である。0.1 mMより低濃度では、多量の洗
浄水を必要とし、また、100mM以上では、添加物の
量が多くなり、工業的に好ましくない。
洗浄の終点は、戸液の−と電気伝導度を測定することに
より決定することができる。終点付近で。
F液の−及び伝導度は、急激に変化する。塩化物イオン
が除去されると声は、酸性から弱アルカリ性に急変し、
伝導度は洗浄水の値に低下する。この後、純水で洗浄す
ることにより、さらに洗浄度は高まり、F液の声は約7
に伝導度は純水とほぼ同じ値となる。
洗浄温度は室温ないし80℃程度までが良い。
次に本発明による実施例につき説明する。
実施例I FeCl2”4H2010klFを水701に溶解し、
水酸化ナトリウム液にて−を4.0とした。40℃にて
、pH4,0を保つようアルカリを添加しながら空気酸
化し、針状含水酸化鉄を得た。
フィルタープレスを用い、含水酸化鉄を1mMNH4O
H溶液で洗浄した。1601使用したところでF液の−
は上昇し、伝導度は低下した。−と伝導度変化を第1図
に実線で示した。得られた含水酸化鉄のNaイオン濃度
とCtイオン濃度を表−1に示す。
次に乾燥した含水酸化鉄、10.j9を石英管中に入れ
、水素ガスを11/分の流速で流し、300℃で2時間
遠元しFe3O4を得た。これを250℃で空気酸化し
r−Fe203を得た。得られたγ−Fe2O3の分散
性を比表面積にて比較したところ、純水のみで洗浄した
場合に比し12%以上増加し、結晶粒の凝集が少ないこ
とを示しており、大きさのそろった針状微細結晶が得ら
れていた。また磁気特性について測定したところ保磁力
が向上していた。これらの測定結果を表1に示す。
実施例2 洗浄水のNH4OHの濃度を5mMにした以外は、実施
例1と同様に行った。
洗浄水401で洗浄は終了した。
実施例3 洗浄水に5mMの重炭酸ナトリウムを使用し、洗浄終了
後、純水LOlで洗浄した以外は実施例1と同様に行っ
た。
実施例2.実施例3についても実施例1と同様にして含
水酸化鉄中のNa及びCtイオン濃度とγ−Fe 20
5について比表面積及び磁気特性を測定し、結果を表1
に併記した。
比較例 純水1601で洗浄した以外は実施例1と同様に行った
。−と伝導度変化を第1図に破線で示した。純水160
1を使用しても洗浄水中の−は3.5程度までしか上が
らず、電気伝導度も100μs程度で洗浄が不充分であ
ることを示している。
また得られた含水酸化鉄中のNaイオン、Ctイオンも
表1に示すとおり高い。この含水酸化鉄から得られたγ
−Fe2O3の磁気特性は表1に示すごとくであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1と比較例における洗浄後の洗浄液の
−と電気伝導度の変化を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)第1鉄塩水溶液とアルカリ水溶液とを反応させて得
    られる水酸化物懸濁液を酸化して生成する含水酸化鉄を
    洗浄する方法において、弱アルカリ性化合物を含む洗浄
    水で洗浄することを特徴とする含水酸化鉄の洗浄方法。
JP17437985A 1985-08-09 1985-08-09 含水酸化鉄の洗浄方法 Pending JPS6236026A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011037710A (ja) * 2002-03-18 2011-02-24 Sued Chemie Mt Srl 高純度酸化鉄の用途

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JP2011037710A (ja) * 2002-03-18 2011-02-24 Sued Chemie Mt Srl 高純度酸化鉄の用途

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