JPH04503938A - 磁性ヘキサフェライト粒子の製造方法、得られた粒子及びそれを含む製品 - Google Patents

磁性ヘキサフェライト粒子の製造方法、得られた粒子及びそれを含む製品

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JPH04503938A
JPH04503938A JP1511169A JP51116989A JPH04503938A JP H04503938 A JPH04503938 A JP H04503938A JP 1511169 A JP1511169 A JP 1511169A JP 51116989 A JP51116989 A JP 51116989A JP H04503938 A JPH04503938 A JP H04503938A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に磁気記録プロセスに有用なバリウム又はストロンチウムへキサフ ェライトの製造方法に関する。
バリウム又はストロンチウムへキサフェライトは、その磁気性質について良く知 られている。特に、これらは高い保磁場又は力(coercive field )を示し、このような高い保磁力を必要とする応用のために評価されている。
しばらく、情報の良好な保存及び/又は変造もしくは不慮の消去に対する良好な 抵抗性を必要とする応用のための、ディスク、カード及びテープのような磁気製 品が開発されてきた。これは、磁気トラックを含むクレジットカード、身分証明 書、制御アクセスカード用の場合である。ヘキサフェライトはこのような応用に 対して良好な可能性を存している。更に、ヘキサフェライトは高い記録密度を可 能にする。
ヘキサフェライトの製造はずっと以前から知られている。
特に、アルカリ性溶液中で第二鉄塩とBa又はSr塩とを共沈させ、次いで得ら れた共沈物を高温で力焼することによって製造される。C,D、 Mee及びJ 、 C,Jeschke r六方晶系フェライト中のシングル−ドメインの性質 」(“Single−DomaineProperties in Hexag onal ferrite”) Journal of AppliedPhy sics、 34巻、4号、1271〜2頁、1963年には、ヘキサフェライ トの製造が開示されている。実施することが容易なこの古い方法は、非常に硬い 塊の形状で粉砕することが困難である生成物を生じるという欠点を示す。粉砕後 に得られた粒子は、サイズが不均一で、磁気媒体のために使用するバインダーに 分散させることが困難であり、そして力焼処理の間に凝集体を形成する傾向を育 する。水熱合成又は共沈の改良法のような多くの方法が、これらの欠点を改善す るために最近提案されている。Ba及びSrへキサフェライトを得るための現在 の合成方法は、六方晶系小板の形状の粒子になる。
それで、ヘキサフェライト粒子の分散性及び磁性の両方を改良することが望まれ ている。
公知の共沈法に於いて、バリウム又はストロンチウム塩は、炭酸バリウム又は炭 酸ストロンチウムと水酸化鉄とを共沈させるために、炭酸塩の存在下に使用され る。水酸化バリウム又は炭酸ストロンチウムは部分的に可溶性であり、それらが 共沈物中で使用される場合、大過剰のBa又はSrを使用しなけ′ れば、所望 の化学量論的量のへキサフェライトを得ることはできない。従って、中性のpH においても、水酸化物よりもむしろ不溶性の炭酸塩が使用される。共沈物の洗浄 の間、バリウム及びストロンチウムの損失はなく、含有される反応剤の量は、一 般に化学量論的量が1又は1.2である。
しかしながら、共沈した炭酸Ba又は炭酸Sr粒子が水酸化鉄粒子よりも大きく なるほど、鉄−Ba/Sr混合物は密にならず、力焼の後の最終製品の構造は不 均一になる。
特願昭62−52133号には、炭酸イオンの不存在下に第一鉄塩を共沈させる ことによるBaへキサフェライト粒子の製造が開示されている。下記の比較例に 示すように、この方法によって得られた粒子は本発明に従って得られた粒子の有 利な特性及び磁化及び切替磁場分布(switching field dis tribution)のような特別の磁性に於ける有利な特性を示さない。
切替磁場分布(SFD)は切替磁場分布の幅に特性を示す。
ヒステリシス環線(磁束M対磁化力(magnetizing field)  H)から、ヒステリシス環線から誘導される曲線(dM/dH対H)が描かれ、 SFD (H=Hcについて観察されるピークの半値幅ΔH)を算出できる。こ のSFDを粒子の保磁力で割ると、無次元の比SFD/Hcが得られる。保磁力 及びSFDは粒子の性質に依存し、このことは、SFD/Hc比がSFDよりも 代表的な相対値であり、それに応じて変わる理由である。
SFDが低くなるほど、磁界のために切り替わる粒子の磁気モーメントは保磁力 に近づく。それで、磁気記録へのこれらの磁束転移はより良く限定され、記録さ れた層の厚さはより小さくよりよく限定され、これはより小さいバックグランド ノイズを与え、それで特により高い情報密度のために、より高い信号/ノイズ比 を与える。信号/ノイズ比の増加の問題を解決するためには、SFDを減少させ る必要がある。より小さいSFDはまた、狭い粒子サイズの分布及び該粒子の非 凝集及びより純度の高い化学組成を示す。
本発明は、現在磁気媒体のために使用されるバインダーに容易に分散され、そし て粒子サイズの改良された均一性、改良された磁化力及び切替磁場のより小さい 分布を示す磁性粒子を得ることができる、Ba又はSrへキサフェライト粒子を 製造する方法に関する。
本発明による方法は、アルカリ性媒体中で鉄塩及びバリウム又はストロンチウム 塩を共沈させ、得られた水酸化物沈澱を濾過、洗浄及び乾燥し、ヘキサフェライ トを結晶化させるために、750℃と950℃の間、好ましくは800℃と85 0℃の間の温度で加熱することからなり、この方法は、1)共沈媒体には沈澱の 間炭酸イオンが存在しないこと、2)共沈の後、反応媒体を7と10との間のp Hが得られるまで中和すること、 3)濾過の後、水酸化鉄/水酸化Ba又は水酸化Sr共沈物を、7〜10のpH で緩衝され、2 X 10−”Mと0.2Mとの間の、好ましくは4X10−” Mと40X10−”Mとの間の濃度を育す、る、バリウム塩又はストロンチウム 塩の水溶液で洗浄することを特徴とする。
得られた粒子の保磁力を小さくすることが望まれる場合には、N15CoSTi SCuSSn又は当該技術で公知の全てのその他のドーピング剤のようなドーピ ング金属を含有させることができる。例えば、ドーピング金属の塩を、所望量で 、その金属の水酸化物を鉄及びBa又はSrの水酸化物と共沈させるために、沈 澱媒体中に含有できる。
この方法で、Ba/Srをロスすることなく、それ放磁化のロスを生ずることな く、狭い切替磁場分布を有する粒子を得ることができる。
本発明はまた、開示した方法により得られたドープした又はドープしない、Ba 又はSrヘキサフェライト粒子に関する。
先行技術の共沈法で得られた粒子に比較して、本発明の粒子は、より高い保磁力 及びより高い磁化及び少なくとも下記に例示するように高い切替磁場分布/保磁 力比(SFD/Hc)を示す。
本発明の目的は、0.45よりも小さいか又は等しいSFD/ Hc及び55e mu/ gよりも高い飽和磁化(saturationmagnetizati on)、好ましくは、0.40よりも小さいか又は等しいS F D/ Hc  、 60emu/ gよりも高い飽和磁化及び50000e(400kA/m  )よりも高い保磁力を有する、特別のドープをしていない、Ba又はSrへキサ フェライト粒子にある。
本発明の他の目的は、上記の特性を示すBa又はSrヘキサフェライト粒子を含 有する記録磁気製品である。記録製品はテープ、ディスク、カードのような任意 の公知の形状とすることができる。
これは、「磁性体メモリーカード及び製造方法」と題するフランス特許出願第8 .814.217号に開示された磁性体メモリーカードの磁気媒体を得るのに特 に有用である。
一つの実施態様によれば、出発物質は、硝酸塩、塩化物、臭化物、沃化物、弗化 物などのような第二鉄塩及び塩化物のようなりa又はSr塩であり、これは12 又はそれより高いpHを有する、炭酸塩を含まないアルカリ性媒体中で共沈せし める。
中和及び濾過した後、水酸化鉄及び水酸化Ba又はSrからなる沈澱物を、2X 10−’Mと0.2Mとの間の、好ましくは4×10−”Mと40X 10−’ Mとの間の濃度を有する、塩化物又は硝酸塩のようなりa又はSr塩溶液で洗浄 する。共沈物は乾燥し、次いで750℃と950℃の間、好ましくは800℃と 850°Cの間の温度で加熱する。得られた粒子は六方晶系小板の形状である。
好ましい態様によれば、出発物質は第一鉄塩であり、Ba又はSr塩との共沈及 び酸化により、Ba又はSrを含むα−水和酸化第二鉄(ゲータイト)が前駆体 として得られる。この態様では、ゲータイト前駆体の形状、即ち針状結晶又は小 塊(nodules)でヘキサフェライトを得ることができる。
好ましくは、前記前駆体を製造するために、ヨーロッパ特許第45.246号に 開示された方法が使用できる。この方法では、最初に第二鉄イオンの存在を避け 、次いで酸化を制御するために、酸化の前に還元剤をアルカリ性沈澱媒体中で使 用する。
この方法において、望ましくない副生物が避けられ°る。適当な還元剤は不溶性 の沈澱物を生じなくてはならず、工程のpH条件下で活性でなくてはならない。
還元は、適当な電極を使゛ 用する電気化学的なものを含むどのような方法によ っても行うことができる。好ましくは、還元剤の酸化還元電位は、1ポルト未満 でなくてはならない。可能な還元剤として、塩化第一錫、ジヒドロキシベンゼン 又はヒドロキシルアミンを挙げることができる。還元剤の量は、上記特定した溶 液中の第二鉄イオンの濃度の関数である。
このプロセスによれば、第一鉄塩(例えば、塩化第一鉄、臭化第一鉄、沃化第一 鉄、弗化第一鉄又は硝酸第一鉄など)の溶液に、(例えば、KSCNでの)比色 試験によりFe2+イオンが検出されないような量で還元剤を添加する。この溶 液に、塩化物又は硝酸塩のようなりa又はSr塩を添加する。HCIで僅かに酸 性にすることによって、その溶解を助けることができる。
好ましくは、この溶液を、例えば、Na又はKのアルカリ金属水酸化物の水溶液 に、金塩基準で25〜600%過剰度、好ましくは100〜200%過剰度にな るように、ゆっくり(一般に10分以内に)添加する。溶液温度は0〜100℃ の間であり、pHは12又はそれより高い。
好ましくは、例えば、[フライングソーサー(Flyingsa、ucer)  J と言われるフランス特許第1.157.156号に開示された器具の手段に より、酸化剤の不存在下に、塩をアルカリ金属水酸化物の水溶液中に微細に分散 させる。
次いで、水酸化第一鉄を、酸化ガス流を通すことによって前駆体粒子が得られる ように酸化する。空気が非常に良い酸化剤である。ガスが溶液全体に微細に分散 される場合には、最善の結果が得られる。酸化温度は、粒子の所望の形状に依存 して環境圧力で、0°C〜100℃に変化させることができる。
好ましくは、温度は60℃未満であり、更に好ましくは40’C未満である。
溶液の1リツトル当たりの空気流速は、一般に5!/hと601/hとの間から なるが、更に高い流速も使用できる。酸化の終点はFe247Fe2+電位を追 跡することによって決定され、Fe”濃度がゼロになった場合、電位は公知の酸 化還元平衡に従って非常に急速に変わる。
前駆体が得られた後、90℃で1/2〜1時間熟成を行うことができる。
前駆体濃度は、ヨーロッパ特許第45.246号に開示されたもの、即ち、一般 に0.1〜0.5 Feモル/I!である。アルカリ過剰度は25〜600%、 一般に100〜200%である。
次いで溶液を濾過する。回分式方法に於いては、沈澱を最少量の水に再分散させ 、過剰のアルカリを希釈した酸溶液(HNO,又はHCI)で中和し、pHを7 とlOとの間に戻す。連続式方法に於いては、水相の大部分を除去した後、水を 再循環することができ、f)Hを約7〜10に維持する。
次いで該水に含有される塩を、(塩化物のような) Ba又はSr塩の希釈溶液 での洗浄を繰り返すことによって除去し、この希釈溶液は部分的に再循環できる 。溶液中のBa又はSr塩濃度は、2×10−2モル/I!と0.2モル/lと の間の、“、好ましくは4X10−’モル/lと40XIO−’モル/iとの間 の範囲内である。最適の濃度は、洗浄溶液により再溶解されたバリウム又はスト ロンチウムイオンと、洗浄溶液により含有されたものとの間の平衡を得るように 、Ba(OH)2又は5r(OH)zの溶解度を考慮に入れて調整される。この 濃度が低すぎる場合には、Ba又はSrが失われ、所望の飽和磁化が得られない 。若しこの濃度が高すぎる場合には、表面がBa又はSrで含浸され、最終製品 に於いて、より小さい保磁力を有する粒子の第二の集団の出現のために保磁力減 少を起こす。この濃度は合成に含有される鉄の量には依存しない。洗浄水の量は 限定的ではなく、単に沈澱を再分散させるに十分であるようにすべきである。
この溶液のpHは、ある量のNH,OHを添加することによって7と10との間 からなる値に維持する。最適値は粒子の性質により調整する。最適の結果は、p lがBaヘキサフェライトについては8.0±0.5であり、Srヘキサフェラ イトについては1O00±0.5である場合に得られる。
この洗浄工程は洗浄水へのBa又はSrの溶解を避け、一般に1〜1.2である 出発反応剤について使用した化学量論的量を維持する。
次いで生成物を濾過し、乾燥し、そしてBa又はSrへキサフェライト粒子を結 晶化させるために、750°C〜950℃の範囲、好ましくは800°C〜85 0°Cの範囲の温度に、2〜4時間加熱する。
熱処理の後に得られた粒子は、更に洗浄処理することなく、最初の前駆体の形状 を保持している。その直径は0.02〜0.1岬の範囲であり、その長さは0. 02〜0.5IMの範囲である。
水溶液中の前駆体の成長に関して、特許出願WO86105026号に引用され ている、ピロガロールのような成長変性剤で粒子の形状を変えることができる。
得られた針状結晶の針状度、直径、長さは、酸化温度、酸化ガスの濃度及び流速 に依存する。
磁化及び保磁力は、20.0000e(1590kA/ m )の最大磁化力で 、VSM (振動試料磁力計)で測定される。このような値は、酸化温度及びア ルカリ過剰度に依存する。両方のパラメーターを適当に調整することによって、 60emu/ gより高い飽和磁化、5.0000e(400kA/ m )よ り高い保磁力及び0.40より小さいか又はこれに等しいSFD/Hcを有する ドープされていないヘキサフェライト粒子を得ることができる。
上記のように、磁化及び保磁力は、当該技術分野で公知のように、ドーピングイ オンを含有させることによって変えることができる。
下記の実施例は本発明を例示する。
例1(対照) 44g(1,1モル)のNaOHを0.61の蒸留水に溶解させることによって 、アルカリ水溶液を調製した。この溶液を55℃に加熱した。次いで、10r! LlのIN )(C1で酸性にした1 90rnlの蒸留水に、53.7gのF eC1z ’ 4 H2O(0,27モル)を溶解し、そして0.2gのSnC 1g ” 2HtO(8,8Xl0−’モル)を後者の溶液に添加した。溶液中 にFe”イオンが存在しないことをKSCNで確認した。その後、5.5gのB aC12e 2H20(22,5X 10−3モル)を溶液に添加した。この量 は、最終生成物中のBaFe I 2o□化学量論的量に相当する。
” 予め55°Cに加熱した後者の溶液を、12より高いpHで、アルカリ溶液 に強く攪拌しながらゆっくり(lomn)注いだ。
得られた沈澱物を、焼結ガラスを使用することにより溶液中に均一に分散させた 空気流(30I!/時間)で、55℃及び12より高いI)Hで酸化した。溶液 のFe++/Fe++4電位を測定した。
3時間後に、電位は急速に一800mVから一200mVになった。沈澱を濾過 し、蒸留水でフィルターの出口の水のpHが約8〜9になるまで洗浄した。乾燥 した後、それを830°Cで3時間熱処理した。
結果を表Iに示す。
例2(対照) 沈澱を洗浄することなく、150ccの水中に再分散させた他は、例1の方法を 繰り返した。過剰のNaOHをIN HCIで中和した(pHを約7に下げた) 。次いで溶液を濾過し500ccの蒸留水で洗浄して、残留する塩(Na+濃度 < 10−’M)を除去した。
乾燥した後、沈澱物を830°Cで3時間熱処理した。
結果を表Iに示す。
例3(本発明) 沈澱を洗浄することなく、150ccの水中に再分散させた他は、例1の方法を 繰り返した。過剰のNaOHをpHが8に下がるまでIN HCIで中和し、次 いで沈澱を濾別し、NH,OHで8.0±0.1に調節したpHを有する500 ccの8 x 10−M BaC1z −2H20溶液で洗浄した。乾燥後、沈 澱物を830°Cで3時間処理した。
結果を表1に示す。飽和磁化が、実施例1又は2の対照についてよりも、本発明 の方法により得られた粒子について著しく高いことが明らかである。
表■ ” Im=飽和磁化 ** HC=保磁力 例4(対照) 29g (0,72モル)のNaOHを0.61の蒸留水に溶解して、アルカリ 水溶液を調製し、35°Cに加熱した。36gのFeCl2・4H20(0,1 81モル)を、1(WのIN塩酸で酸性にした19(Wの蒸留水に溶解し、そし て0.2 gの5nC1z −2H2O(8,8x 10−’モル)を添加した 。溶液中に第二鉄イオンが存在しないことをKSCNで確認した。4.4gのB aC12e 2H20(18X10−”モル)を添加した。この量は、最終生成 物BaFe、□03.の化学量論的量に比較して20%Ba過剰に相当する。予 め35°Cに加熱したこの溶液を、アルカリ溶液に強く攪拌しながらゆっくり1 0分間で注いだ。
次いで、酸化の量温度を35℃に維持した他は、例1の方法を繰り返した。結果 を表■に示す。
例5(対照) 沈澱を洗浄することなく可溶化し、例2に於けるようにして中和した他は、例4 の方法を繰り返した。
結果を表■に示す。
例6(本発明) 沈澱を洗浄することなく、150ccの水中に再分散させた他は、例4の方法を 繰り返した。過剰のNaOH4−pHが8に下がるまでIN HCIで中和し、 次いで沈澱を濾別し、NH4OHで8.0±0.1に調節したpHを育する50 0ccの8 X 10−”M BaC1* ・2 H!0溶液で洗浄した。乾燥 した後、沈澱物を830″Cで3時間熱処理した。
結果を表■に示す。この場合、飽和磁化は、例4又は5の対照についてよりも高 かった。
” rm=飽和磁化 ” Hc=保磁力 例7 この例は手工業的合成を示す。21.4kgの50%NaOHを2104 ′の 蒸留水に溶解し、25℃に加熱した。0.75 nのIN m(CIで酸性にし た50I!の蒸留水に、12.06kgのFeC1z −4HtO,48gの5 nC1z @ 2 HtO及び1.48kgのBaC1z −2HzOを順に添 加して、溶液を調製した。25°Cに加熱したこの溶液を、アルカリ溶液に強く 攪拌しながら添加した。得られた沈澱物を、沈澱物を再分散させるために十分な 量の8 X 10−’BaC1*・2 HtOM溶液で三面洗浄した他は、例6 に於けるようにして、得られた沈澱物を空気流で酸化し、処理し、次いで回転す るオーブン中で力焼した。
得られたバリウムへキサフェライト粒子は、飽和磁化的64emu/ g 、保 磁力50000e (398kA/m) 、S F D 18000e(143 kA/m)及びSFD/Hc比0.36を育している。
例8(比較) この例は特願昭62−52133号の例1の方法に従って行った。
9.16gのBaC1* ” 2HtO(37,5xlO’″1モル)を、化学 量論的量に50%Ba過剰に対応する59.6gのFeC1* ” 4 HtO (0,3モル)を含有する溶液240rnlに溶解した。60gのNaOH及び 水を添加して1リツトルにした。Fe(OH)tアルカリ性懸濁液を加熱し、C Olを除去した空気流を40℃で、2501/時間の流速で通した。
5時間後に、第一鉄イオンは第二鉄イオンに転化した。沈澱を濾別し、水で洗浄 し、80℃で乾燥し、830℃で3時間熱処理した。
結果は次の通りであった。
I m = 52.9emu/ g Hc =50280e (400kA/m)S F D =28200e (2 25kA/m)S F D/Hc =0.56 特願昭62−52133号に開示された方法は、本発明による粒子の低いSFD /Ha及び高い磁化の両方を与えず、注目に値36.7gのNaOH,44,7 g (0,22モル)のFeC1z ・4 HtO及び3、6 g (0,01 8モル)の5rC1z ’ 2H20(SrFe+20sに対応する化学量論的 量)を使用して、例1の方法を繰り返した。酸化温度は25°Cであった。沈澱 物をpH10に中和した。濾過後の洗浄を、NH,OHで1O00±0.1に調 節したpHを有する16X 10−”MSrC1□・2H20溶液で行った。乾 燥した後、沈澱物を830°Cで2時間熱処理した。
特性は次の通りであった。
1 m = 61.7emu/ g Hc =470kA/m (59000e)S F D = 169kA/ m  (21200e)S F D/Hc =0.36 例10 (対照) 25gのFe(NOs)s 69 HtOを70−の蒸留水に分散し、60℃に 加熱した。次いで1.26gのBaCl 2・2H20を添加し、酸性pHで加 熱して可溶化した。
70−の水中に13.8gのに、CO,及び0.2gのKOHを含有する他の溶 液を調製した。反応は発熱であり、温度を60℃に調節した。
塩溶液を塩基性の溶液中に添加し、水酸化鉄と水酸化バリウムとの混合物が沈澱 した。溶液が均一のままであるように攪拌した。濾別及び洗浄の後、生成物を乾 燥し、次いで800°Cで3時間熱処理して、バリウムフェライトBeFe+z O□を結晶化させた。結果は次の通りであった。
I m = 60emu/ g Hc =421kA/m (52900e)S F D = 199kA/ m  (25000e)SFD/Hc=0.47 例11(本発明) 塩基性の溶液が70dの水中12.5gのKOHを含有した他は、上記の方法を 繰り返した。
他方、沈澱物の洗浄を(上記のようにして) BaC1=・2H20溶液(2g /f)で中性になるまで行った。結果は次の通りであった。
I m = 62emu/ g Hc =395kA/m (49000e)S F D = 135kA/m  (17000e)SFD/Hc=0.34 この態様に於いて、飽和磁化の増加と切替分布磁力の低下の両方が観察された。
国際調査報告

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.アルカリ性媒体中で鉄塩をバリウム又はストロンチウム塩と共沈せしめ、得 られた水酸化物の沈澱を濾過、洗浄及び乾燥し、次いでヘキサフェライトを結晶 化させるために750℃と950℃との間の温度で加熱することからなるストロ ンチウム又はバリウムヘキサフェライトを製造する方法において、 1)前記共沈を炭酸イオンの不存在下で行うこと、2)共沈の後、媒体を7と1 0との間のpHが得られるまで中和すること、 3)濾過の後、水酸化鉄及び水酸化Ba又はSrからなる共沈物を、7〜10の pHに緩衝され、2×10−3Mと0.2Mとの間の濃度を有する、バリウム又 はストロンチウム塩の水溶液で洗浄することを特徴とする、ストロンチウム又は バリウムヘキサフェライトを製造する方法。
  2. 2.Ba又はSr塩溶液の濃度が4×10−3Mと40×10−3Mとの間であ る請求の範囲1記載の方法。
  3. 3.得られた水酸化物の共沈物を800℃と850℃との間の温度で加熱する請 求の範囲1又は2の何れかに記載の方法。
  4. 4.鉄塔が第二鉄塩である請求の範囲1〜3の何れかに記載の方法。
  5. 5.鉄塩が第一鉄塩であり、得られた水酸化物の共沈物を酸化する請求の範囲1 〜3の何れかに記載の方法。
  6. 6.酸化が0℃と100℃との間の温度で空気流により得られる請求の範囲5記 載の方法。
  7. 7.酸化が60℃より低い温度で空気流により得られる請求の範囲6記載の方法 。
  8. 8.酸化が40℃より低い温度で空気流により得られる請求の範囲6記載の方法 。
  9. 9.還元剤を沈澱媒体に添加する請求の範囲5〜8の何れかに記載の方法。
  10. 10.還元剤が塩化第一錫、ジヒドロキシベンゼン又はヒドロキシルアミンであ る請求の範囲9記載の方法。
  11. 11.請求の範囲1〜10の何れかに記載の方法により製造した、ドープされた 又はドープされていないバリウム又はストロンチウムヘキサフェライト粒子。
  12. 12.同時に0.45よりも小さいか又は等しい切替磁力分布/保磁力比と、5 5emu/gよりも高い飽和磁化とを有する、ドープされていないバリウム又は ストロンチウムヘキサフェライト粒子。
  13. 13.同時に0.40よりも小さいか又は等しい切替磁力分布/保磁力比、60 emu/gよりも高い飽和磁化及び50000e(400kA/m)よりも高い 保磁力を有する、請求の範囲12記載のバリウム又はストロンチウムヘキサフェ ライト粒子。
  14. 14.請求の範囲11〜13の何れかに記載のBa又はSrヘキサフェライト粒 子を含有する磁気記録媒体。
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