JPS6235494A - 加熱器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は被加熱物を加熱するだめに高周波電波加熱手段
、電気ヒーター加熱手段や蒸気加熱手段の如く複数の手
段を備えた複合式電子レンジ等の加熱器に関するもので
ある。

く従来技術〉 従来、操作部が加熱室の上部に位置する構造の複合式電
子レンジにおいては、高周波電波加熱時の電装部品冷却
とオーブン加熱時の電装部品冷却を別々の通風冷却用冷
却装置を用いて行なうか、−個の冷却装置で行なう時は
、オーブン加熱時に加熱室庫内に冷却風が入らないよう
送風ダクトにダンパー機構等を備える必要があった。例
えば第４図は、操作部が加熱室上部に位置した従来の複
合レンジの外観図で、繰作パネル１はドア２の上側に位
置している。第５図は上面より各電装部品の配置を見た
複数個の冷却装置を有する従来例の横断平面図で、３は
制御基板、４は加熱室Ａに高周波電波エネルギーを供給
するマグネトロンで、５はマグネトロン４に高電圧を印
加する漏洩変圧器である。６は高周波加熱時にマグネト
ロン４を冷却し送風ダクト８を介して加熱室Ａの内部に
風を送り込むマグネトロン冷却ファンモーター組品、す
なわち第一冷却装置で、プロペラファン６ａと一体化さ
れている。７はオーブン加熱時に加熱室上部に配置され
た各電装部品特に制御基板３等を冷却するパネル冷却フ
ァンモーター組品すなわち第二冷却装置で、第一冷却装
置６と同様にプロペラファン７ａと一体化されている。

以上の様に高周波加熱時とオーブン加熱時に別々の冷却
装置６，７を動作せて各部と各部品の冷却を行なってい
た。したがって、冷却装置の部品が増え構造が複雑にな
り組立てに時間がかかるといった問題があった。

く　　目　　的　　〉 本発明は、前記従来の課題を解消するためになされたも
ので、高周波電波加熱時等の第一加熱時間用の冷却装置
と、オーブン加熱時等の第二加熱時用の冷却装置を兼用
することにより、構造の簡略化、組立工数の低減及び電
装室空間の有効利用を図ることを目的とする。

〈実施例〉 以下、本発明の一実施例を第１．２．３図に基いて説明
する。この例は、操作部が加熱室上部に位置した複合レ
ンジで、繰作パネル１がドアの上側に位置している。そ
して、第１図は本発明の一実施例において、キャビネッ
トの上板部を除いて電装部品の配置を上面から見た横断
平面図で、３は制御基板、４は加熱室Ａに高周波電波エ
ネルギーを供給するマグネトロンで、５はマグネトロン
４に高電圧を印加する漏洩変圧器である。

９は冷却装置で、その電動モーター９ａは直流モーター
等の回転方向が容易に可変できる電動モーター９ａが利
用され、この電動モーター９ａはプロペラ７アン９ｂと
一体化されている。すなわち、本考案では、被加熱物を
収納する加熱室Ａと、被加熱物を加熱する第一加熱手段
の一例である高周波電波加熱手段および第二加熱手段の
一例である電気ヒーター加熱手段と、前記加熱室Ａと区
画された電装室Ｂに配設された第一加熱手段および第二
加熱手段用制御回路と電装部品（マグネトロン４、トラ
ンス５、制御回路用基板３等）と電装部品通風冷却用冷
却装置９とを備え、該冷却装置９の電動モーター９ａに
は正逆切換形電動機が利用され、前記制御回路には、第
一加熱手段の動作時に電動モーター９ａを大通風量の正
回転にまた第二加熱手段の動作時に電動モーター９ａを
小通風量（前記大通風量の約半分）の逆回転に夫々自動
的に切換える機能が附加されている。そして、前記電装
室Ｂには後側（冷却装置側）のみをマグネトロン４で遮
ぎられかっ加熱室Ａに通じる送風ダクト８と、加熱室Ａ
からの蒸気およびガスを排出する排気ダク）１０と、冷
却用７アン９ｂの左右に位置する仕切板１１と、高圧コ
ンデンサー、高圧トランジスタ等１２と、電装室前部の
吸排気用前ルーパー１３と、電装室後部の吸排気用後ル
ーパー９ｃとが形成されている。

なお、前記冷却装置９の前記大小の通風量は冷却ファン
９ｂのねじれ形状等から決定される。また前記送風ダク
ト８は加熱室Ａと電装室Ｂとを仕坊る加熱室天井板１５
に固定されたパンチングメタルからなり、その通風孔８
ａは多数の小孔（直径２．５〜３ｍｍ　＞からなってい
る。また前記排気ダクト１０は、前記加熱室天井板１５
に固定された排気孔１０ａ付パンチングメタルと、キャ
ビネット後板１４の排気ルーパー１０ｂと、これら排気
孔１０ａとルーパー１０ｂとを接続するガイド板１０ｃ
とから形成されている。

上記において、高周波加熱時は電動モーター９ａ、７ア
ン９ｂが大通風量で時計方向に回転しキャビネットの後
板１４の後ルーパー９０から吸込まれた一部の風（実線
矢印）はマグネトロン４を冷却して昇温し、その風圧は
加熱室Ａの内圧より大のため送風ダクト８を経由後に加
熱室内に導かれ加熱室内の蒸気、ガスと共に排気ダクト
１０より排気される。また、残りの風は高圧トランス５
、制御基板３、高圧コンデンサー等１２、その池の部品
に吹付けられ、これらを冷却後にキャビネットの前ルー
パー１３より排気される。

次にヒーター加熱時は高温の加熱室Ａの内部に冷気を入
れると、庫内温度が低下して食品（被加熱物）の仕上が
りに大きな悪影響を与えるため、電動モーター９ａおよ
びファン９ｂを小通風量で反時計方向に回転させる。そ
うするとプロペラ７アン９ｂは点線矢印の如くその前側
の電装室Ｂ内空気を後ルーパー９０より静かに排出し、
７アン９ｂの前側が負圧となるので、前ルーパー１３よ
り外気が静かに吸い込まれ、この外気が電装室Ｂ内の電
装部品を冷却する。

また、このとき送風ダクト８の通風孔８ａは前ルーパー
１３に比較して小孔であるため、加熱室Ａ内の熱気は殆
ど吸い出されることはなく、加熱室Ａ内部に大きな悪影
響を与えない。

なお、送風ダクト８には必要に応じてヒーター加熱時に
自動的に閉じるダンパーを設けることも可能である。

第２図は直流電動モーター９ａを使用した場合の冷却装
置用電動モーター９ａの回転方向を変える制御回路の概
略回路図で、キーボード１５を押すとマイクロプロセッ
サ−ＭＰが入力されたメニューキーを読み取り、モータ
ードライブ回路ＩＣに出力信号を出す。モータードライ
ブ回路ＩＣは、第３図の機能表の様に動作して冷却電動
モーター９ａの回転方向を決定する。また、冷却が必要
でないメニュー等は冷却装置用電動モーター９ａを停止
することも可能である。

なお、本実施例では直流電動モーターを使用した例を示
したが、本発明では、回転方向を変える事が可能なコン
デンサー起動電動モーター等も同様に使用可能である。

また、本発明では、電装室は加熱室の上方に位置する場
合に限らず側方に位置する形式の加熱器にも適用できる
。

〈効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明は、被加熱物を収
納する加熱室と、被加熱物を加熱する第一加熱手段およ
び第二加熱手段と、前記加熱室と区画された電装室に配
設された第一加熱手段および第二加熱手段用制御回路と
電装部品と電装部品通風冷却用冷却装置とを備え、該冷
却装置の電動モーターには正逆切換形電動機が利用され
、前記制御回路には、第一加熱手段の動作時に電動モー
ターを大通風量の正回転にまた第二加熱手段の動作時に
電動モーターを小通風量の逆回転に夫々自動的に切換え
る機能が附加されていることを特徴とする加熱器に関す
るものである。

したがって、本発明によると、次の様な効果が得られる
。

（１）操作部の加熱モード・選択キーによｉ）冷却装置
の電動モーターの回転方向を変えたり、停止させること
が自動化でき、使い勝手が良くなる。

（２）−個の電動モーターで回転方向を変えて使用する
為、第一加熱手段用冷却装置と第二加熱手段用冷却装置
は兼用できて電装室の空間には余裕ができ、電装室内に
排気ダクト等を設けることも可能となり、かつ送風ダク
トのグンパー機構を廃止できる。このため、冷却装置の
部品点数が減り、組立時間も短縮され安価に出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明加熱器の実施例におけるキャビネット上
板を除いた横断平面図、第２図は同じく制御回路の電気
回路図、第３図は同じくモータードライブ回路の機能を
表す図、第４図は従来の電子レンジの斜視図、第５図は
従来の電子レンジにおけるキャビネット上板を除いた横
断平面図であＡ：加熱室、Ｂ：電装室、１：掻体パネル
、２：ドア、３：制御回路用基板、４：マグネトロン、
８゜８ａ：送風ダクト、９：冷却装置、９ａ：電動モー
ター、９ｂ：冷却用ファン、９ｃ：吸排気用後ルーバー
、１０：排気ダクト、１０ａ：排気孔、１０ｂ＝ルーバ
ー、１０ｃ：、ｆイド板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被加熱物を収納する加熱室と、被加熱物を加熱する第一
   加熱手段および第二加熱手段と、前記加熱室と区画され
   た電装室に配設された第一加熱手段および第二加熱手段
   用制御回路と電装部品と電装部品通風冷却用冷却装置と
   を備え、該冷却装置の電動モーターには正逆切換形電動
   機が利用され、前記制御回路には、第一加熱手段の動作
   時に電動モーターを大通風量の正回転にまた第二加熱手
   段の動作時に電動モーターを小通風量の逆回転に夫々自
   動的に切換える機能が附加されていることを特徴とする
   加熱器。