JPS6234819A - 車両の減速エネルギ−回収装置 - Google Patents

車両の減速エネルギ−回収装置

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JPS6234819A
JPS6234819A JP17185785A JP17185785A JPS6234819A JP S6234819 A JPS6234819 A JP S6234819A JP 17185785 A JP17185785 A JP 17185785A JP 17185785 A JP17185785 A JP 17185785A JP S6234819 A JPS6234819 A JP S6234819A
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pressure
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pto
vehicle
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洋一郎 河野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両の減速エネルギー回収装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 車両の減速時の減速エネルギー(慣性エネルギー)を回
収して、アキュムレータに蓄圧する一方、アキュムレー
タに蓄えた蓄積エネルギーを車輪駆動系以外の付属機器
、例えばクレーン等へ伝えて、クレーン等を作動するP
TO(Power take off)出力装置を具え
た車両の減速エネルギー回収装置は、従来公知である。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来の車両の減速エネルギー回収装置はアキュムレ
ータに蓄えた蓄積エネルギーを車輪駆動系以外の付属機
器例えばクレーン等へ伝えるものであり、アキュムレー
タに蓄えた蓄積エネルギーを車両発進時の発進エネルギ
ーに利用するものでなく、しかも構造が複雑でそのまま
では車両減速時の減速エネルギー(慣性エネルギー)を
回収してアキュムレータに蓄圧する一方、アキュムレー
1に蓄えた蓄積エネルギーを車両発進時の発進エネルギ
ーに利用しにくいという問題があった。
又、車両発進時の発進エネルギーに利用する減速エネル
ギー回収装置においては、装置の起動時等、未だアキュ
ムレータ内の蓄積エネルギーが充分に蓄えられていない
場合やアキュムレータ内の蓄積エネルギーを使い切って
しまったような場合であっても車両の発進加速時におい
て減速エネルギー回収装置の蓄積エネルギーを車両の駆
動力として利用したい場合がある。斯る要請に対して減
速エネルギー回収装置を車両停止しにエンジンの駆動力
によりオイルモータを駆動してアキュムレータに蓄圧で
きる構成にすることが望ましい。
本発明は上述の種々の問題及び要請に鑑みなされたもの
で、構造を複雑化することな(、車両減速時の減速エネ
ルギーを回収してこれを蓄積し、蓄積したエネルギーを
車両の発進エネルギーに利用することにより燃費の向上
を図り、しかも、車両停止時にもアキュムレータに蓄圧
できる車両の減速エネルギー回収装置を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明に依れば、エンジン
側のクラッチを介して駆動されるカウンタシャフトと車
輪駆動系に接続したメインシャフトと前記カウンタシャ
フトの回転を前記メインシャフトへ変速して伝える多段
の歯車列機構とを有するトランスミッション、前記カウ
ンタシャフトにカウンタシャフトPTOギヤシンクロナ
イザを介しで接話可能に装着されたカウンタシャフトP
TOギヤと該カウンタシャフトPTOギヤに噛合し且つ
前記メインシャフトにメインシャフトPTOギヤシンク
ロナイザを介して接話可能に装着されたメインシャフト
PTOギヤと該メインシャフトPTOギヤに噛合した駆
動ギヤを介して駆動されるPTO出力軸とを有する多段
階変速式PTO出力装置、前記PTO出力軸に連結され
たポンプ・モータ、冨亥ポンプ・モータの第1ポートか
らアキュムレータへ延びた高圧油回路、前記ポンプ・モ
ータの第2ポートからオイルタンクへ延びた低圧油回路
、前記トランスミッションのニュートラル状態を検出す
るニュートラルセンサ、前記アキュムレータ内圧力を検
出する圧力センサ、人為操作により前記アキュムレータ
への蓄圧指令を表す信号を出力するスイッチ手段、前記
ポンプ・モータを車両の減速時にポンプとして機能させ
る一方、少なくとも車両の発進時にモータとして機能さ
せ、更に、前記ニュートラルセンサ、前記圧力センサ及
び前BEスイッチ手段の各信号に応じ、前記トランスミ
ッションがニュートラル状態にあり、前記アキュムレー
タ内の圧力が所定値以下であり、且つ前記スイッチ手段
が前記蓄圧指令を表す信号を出力しているとき、前記ポ
ンプ・モータをボイズとして機能させると共に前記クラ
ッチ及び前記カウンタシャフトPTOギヤシンクロナイ
ザに接作動させる制御手段とを具備して成ることを特徴
とする車両の減速エネルギー回収装置が提供される。
(作用) 本発明の車両の減速エネルギー回収装置の制御手段は車
両の減速時にはポンプ・モータをボンブとして機能させ
、車輪の回転がメインシャフト、メインシャフトPTO
ギヤ、駆動ギヤ、及びPTO出力軸を経てポンプ・モー
タへ伝えられるとポンプ・モータはオイルタンク内の作
動油をポンプ・モータの第2ポートから同ポンプ・モー
タ内に吸引し、同作動油を第1ポートからアキュムレー
タに圧送し、アキュムレータに蓄圧する。又、車両の発
進時には制御手段はポンプ・モータをモータとして機能
させ、ポンプ・モータの第1ポートに流入するアキュム
レータの作動圧油はポンプ・モータを駆動した後、第2
ポートからオイルタンクに戻される。このとき、ポンプ
・モータの回転がPTO出力軸、駆動ギヤ、メインシャ
フトPTOギヤ、カウンタシャフトPTOギヤ、カウン
タシャフト、変速ギヤ、及びメインシャフトを経て車輪
に伝えられ、同車輪が回転してアキュムレータに蓄圧さ
れた作動油圧が発進エネルギーとして利用され、燃費の
向上が図られる。更に、制御手段はトランスミッション
がニュートラル状態にあり、アキュムレータ内の圧力が
所定値以下で且つ人為操作可能なスイッチ手段がアキュ
ムレータへの蓄圧指令を表す信号を出力しているとき、
ポンプ・モータをポンプとして機能させると共にクラッ
チ及びカウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザに接
作動させて車両停止時にアキュムレータへの蓄圧を可能
にする。
(実施例) 以下、本発明の車両の減速エネルギー回収装置の一実施
例を図面を参照しながら説明する。第1図は減速エネル
ギー回収装置の全体構成を示し、符号1は車両に搭載し
た例えばディーゼルエンジンであり、エンジンlの出力
軸はクラッチ2、トランスミッション3、ドライブシャ
フト12a。
及び差動装置12bを介して車輪12cに接続している
。トランスミッション3はトランスミッションケース3
aと、前記クラッチ2を介してエンジン1の出力軸に接
続している入力軸19と、メインシャフト4と、カウン
タシャフト5と、メインシャフト4に変速比に対応して
設けた複数の変速ギヤ17と、カウンタシャフト5に変
速比に対応して設けた複数の変速ギヤ18と、及び後述
する多段変速式PTO出力装置(動力取出装置)3°と
から構成される0選択された変速比に応じた前記各変速
ギヤ17.1Bは互いに噛合し、エンジン1の回転を変
速して車輪に伝える。
次に、前記多段変速式PTO出力装置3°のメインシャ
フトPTOギヤ6がメインシャフト4の出力側に遊嵌し
てあり、このメインシャフトPTOギヤ6に噛合してい
るカウンタシャフトPTOギヤ10がカウンタシャフト
5の出力側に遊嵌している。また、前記メインシャフト
4及びカウンタシャフト5の各出力側にメインシャフト
PTOギヤシンクロナイザ9、カウンタシャフトPTO
ギヤシンクロナイザ11が夫々装着しである。更に、メ
インシャフトPTOギヤ6に噛合する駆動ギヤ7aがギ
ヤ7bを介してPTO出力軸8に接続されている。これ
らメインシャフトPTOギヤ6、カウンタシャフトPT
Oギヤ10.メインシャフトPTOギヤシンクロナイザ
9、カウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザ11 
PTO出力軸8等により多段変速式PTO出力装置3°
が構成されている。
多段変速式PTO出力装置3′のPTO出力軸8は継手
13及び電磁クラッチ14を介してポンプ・モータ16
に接続されている。このポンプ・モータ16はその第1
ポート28に高圧油路40が接続され、高圧油路40は
遮断弁44を介してアキュムレータ41に接続している
。これら高圧油路40、遮断弁44、及びアキュムレー
タ41により高圧油回路が構成される。ポンプ・モータ
16の第2ポート29は低圧油路42に接続し、低圧油
路42は加圧オイルタンク43に接続している。
低圧油路42及び加圧オイルタンク43により低圧油回
路が構成される。加圧オイルタンク43には管路43a
が接続され、この管路43aはエアタンク45に連通し
、又管路43a途中には加圧オイルタンク43側から加
圧エア制御用1!磁弁46、減圧弁47、エアドライヤ
4Bがこの順に配設されている。
前記遮断弁44は’を磁パイロット操作弁であり、′w
、磁切換弁80とロジック弁81とで構成されている。
ロジック弁81は弁体81aとこの弁体81aを高圧油
路40を閉塞する方向に押圧するばね81bと、弁体8
1aの背後に設けられ、ばね81bを収容する圧力室8
1Cとで構成される。電磁切換弁80は例えばボペフト
弁であり、そのオフ時(図示ノーマル位置にある時)に
、遮断弁44よりアキュムレータ41側の高圧油路40
から分岐する第1のバイロフト油圧供給路82をロジッ
ク弁81の圧力室81cに連通させて、ロジック弁81
をして高圧油路40を遮断せしめる一方、オン時には第
1のパイロット油圧供給路82を遮断して圧力室81C
をドレンタンク55に連通させる。遮断弁44とポンプ
・モータ16間の高圧油路40から分岐するリリーフ油
路49が前記加圧オイルタンク43に延び、リリーフ油
路49には分岐側からリリーフ弁50、油圧モータ51
、クーラ(ラジェータ)52がこの順に配設されている
。油圧モータ51の出力軸にはファン53が取りつけら
れ、このファン53はクーラ52に冷却用空気を送風す
る。
符号54はドレンタンク55から前記高圧油路40及び
低圧油路42に延びる補給油路であり、補給油路54は
2つの油路54a及び54bに分岐し、一方の油路54
aは前記リリーフ油路49の分岐点とポンプ・モータ1
6間の高圧油路40に、他方の油路54bは低圧油路4
2に夫々接続している。各油路54a、54bの途中に
は逆止弁、及びリリーフ弁で構成される並列回路56a
56bが夫々配設されている。補給油路54には油路5
4a及び54bの分岐点側から電磁弁A、リリーフ弁5
7、フィルタ58、電磁弁B、オイルポンプ59、及び
フィルタ60がこの順で配設されている。電磁弁Aは2
位置切換弁で、そのオフ時(図示ノーマル位置にある時
)に補給油路54を遮断してこれを油路54d及びクー
ラ61を介してドレンタンク55に連通させる。オイル
ポンプ59には例えば公知のギヤポンプが使用され、オ
イルポンプ59は前記エンジン1又は電動モータにより
常時駆動され、ドレンタンク55の作動油を補給油路5
4に圧送する。電磁弁Bも2位置切換弁であり、オフ時
(図示ノーマル位置にある時)に補給油路54を遮断し
てオイルポンプ59から送られてくる作動油を油路54
cを介してドレンタンク55に循環させる。又、前記油
路54a及び54bの分岐点と電磁弁A間の補給油路5
4にはリリーフ弁62を設けた逃がし油路54eが接続
されている。
前記リリーフ弁57とフィルタ58間の補給油路54か
ら第2のパイロット油圧供給路63が分岐し、同供給路
63はポンプ・モータ16の容量を制御する電磁弁30
に接続している。この容量制御用電磁弁30、ポンプ・
モータ16、及びポンプ・モータ16の斜板を駆動する
アクチェエータであるピストン32の詳細を第1図に加
え第2図乃至第4図を参照して説明する。容量制御用電
磁弁30は4ポートサーボ弁であり、スプール31と、
スプール31の両端部に設けられたソレノイド35a、
35bからなり、これらのソレノイド35a。
35bは電源コネクタ35を介して駆動回路36に接続
され、この駆動回路36は電子コントロールユニット(
以下これをrEcUJという)64に電気的に接続され
ている。スプール31はソレノイド35a、 35 b
に供給される駆動回路36からのソレノイド駆動(付勢
)信号の制?8i流値に応じて移動し、ソレノイド35
a、35bのいずれにも駆動信号が供給されないとき、
スプール31は図示中立位置にある。ポンプ・モータ1
6は可変容量のアキシャルピストン型が使用され、同ポ
ンプ・モータ16の回転軸21が前記電磁クラッチ14
に接続されている。この回転軸21にスプライン係合さ
れたシリンダブロック25にはシリンダ25aが穿設さ
れ、このシリンダ25aにピストン24が摺動自在に嵌
挿されている。ピストン24の、シリンダ25aから突
出した球状端部24aにはシュー23が係合しており、
回転軸21が回転するときには回転軸21とともにシリ
ンダブロック25も回転し、ピストン24がシュー23
を介して斜板22上を摺動しながらシリンダ25a内を
往復動する。このとき斜板22の傾転角に応じてポンプ
・モータ16がポンプ又はモータとして作動することに
なる、斜板22には傾転角制御用ピストン32に固着し
たロッ)= 323が係合しており、ばね34.34が
傾転角制御用ピストン32を中立位置に付勢している。
傾転角制御用ピストン32と前記容量制御用電磁弁30
間には傾転角制御用ピストン32の動きを容量制御用電
磁弁30のスプール31にフィードバックするフィード
バック機構33が設けられている。第2図中符号27a
及び27bは夫々ケーシング及びエンドブロックであり
、エンドブロック27bに前述の第1ポート2B及び第
2ポート29が設けられ、各ポート28゜29はエンド
ブロック27bとシリンダブロック25間に介装された
パルププレート26の吸入・吐出孔26a、26aを介
してシリンダ25aに連通している。容量制御用電磁弁
30のソレノイド35a、 35 bのいずれかに駆動
回路36から駆動信号が与えられると、スプール31が
駆動信号値に応じて移動し、バイロフト油圧供給路63
からのパイロット圧油が傾転角制御用ピストン32の一
方の油圧作用面が臨む油圧室32b (32c )に送
られると共に他方の油圧作用面が臨む油圧室32c(3
2b)の圧油が排油され、これにより傾転角制御用ピス
トン32が移動して斜板22の傾転角が制御される。
又、傾転角制御用ピストン32の動きはフィードバック
機構33を介して容量制御用電磁弁30のスプール31
に伝えられ、これによりスプール31が中立位置に戻っ
て、斜板22の傾転角が所要の角度値に制御される。斜
板22の傾転角の設定により、ポンプ・モータ16がポ
ンプとして作動する場合にはポンプ・モータ16は加圧
オイルタンク43内の作動油を低圧油路42、第2ポー
ト29、第1ポート28、高圧油路40を経てアキュム
レータ41に圧送する。又、ポンプ・モータ16がモー
タとして作動する場合にはアキュムレータ41に蓄えら
れた高圧作動油がポンプとして作動する場合とは逆の経
路を辿ってポンプ・モータ16に供給され、シリンダブ
ロック25、及び回転軸21を回転させる。尚、上記フ
ィードバック機構を含む斜板22の傾転角制御機構は従
来公知であるのでその詳細な説明は省略する。
前記加圧エア制御用電磁弁46、補給油路54に配設さ
れた電磁弁A及びB、並びに電磁切換弁80はいずれも
前記ECU64に電気的に接続され、ECU64から夫
々駆動信号D1〜D4の供給を受ける。又、ECU64
の出力側はエンジンクラッチ2、電磁クラッチ14、メ
イン及びカウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザ9
及び11の夫々に電気的に接続しており、ECU64は
これらに駆動信号を与える。ECU64にはアクセルペ
ダル(図示せず)に取付けられたストロークセンサ(ポ
テンショメータ、このストロークセンサを以下「アクセ
ルセンサ」という)65、プレーキペタル(図示せず)
に取り付けられたストロークセンサ(ポテンショメータ
、このストロークセンサを以下「ブレーキセンサ」とい
う)66、タラ7チペタル(図示せず)に取りつけられ
、クラッチペタルが踏み込まれたときiフ信号を出力す
るクラッチセンサ67、変速シフトレバ−(図示せず)
に取付けられ、トランスミッション3の選択されたギヤ
段を検出するギア段センサ68、減速エネルギー回収装
置を作動させるメインスイッチ78が夫々電気的に接続
され、各検出信号がECU64に供給される。又、前記
遮断弁44とアキュムレータ41間の高圧油路40には
圧力センサ69が取付けられ、圧力センサ69からEC
U64に圧力検出信号Pが供給される。ドレンタンク5
5にはオイルレベルを検出するレベルセンサ70が取付
けられ、該レベルセンサ70はドレンタンク55のオイ
ルレベルが所定値以上か否かを検出してレベル検出信号
L%ECU64に供給する。符号77は例えば車両の運
転席に取付けられるチャージスイッチであり、運転者が
アキュムレータ41に蓄圧を希望する場合、このチャー
ジスイッチ77をオンにしてECU64にチャージ指令
信号を与える。更に、前記傾転角制御用ピストン32が
中立位置にあるか否かを検出して傾転角中立位置信号N
PをECU64に供給する傾転角中立位置センサ71、
トランスミッション3のメインシャフト4の出力側端部
に固着されたフライホイル72の回転速度から車速を検
出する車速センサ73、メイン及びカウンタシャフトP
TOギヤシンクロナイザ9及び11の各係合状態を検出
して、夫々シンクロフィードバック信号MSF、C3F
をECU64に供給するシンクロ検出センサ74.75
、及びトランスミッション3のニュートラル状態を検出
するニュートラルセンサ76が夫々ECU64に電気的
に接続されている。
エンジン1には電子ガバナ83を備える燃料噴射ポンプ
84が具備されており、電子ガバナ83は電子ガバナコ
ントロールユニット86に電気的に接続されて、この電
子ガバナコントロールユニット86により電子的に作動
制御される。そして、を子ガバナコントロールユニット
86と前記ECU64とは互いに電気的に接続されてお
り、ECU64から電子ガバナコントロールユニット8
6には前述のアクセルセンサ65が検出したアクセルペ
ダルの踏込量に基づくアクセル信号(又は後述する擬偵
アクセル信号)及び後述するチャージリクエスト信号が
供給され、電子ガバナコントロールユニット86からE
CU64には例えば、電子ガバナ83のカム軸の回転数
からエンジン回転数を検出したエンジン回転数信号No
が供給される。
符号84は警告灯であり、ECU64に入力する前記圧
力検出信号Pに基づきアキュムレータ41内の油圧が所
定圧(例えば、250 kgf/cd)以下のときEC
U64は警告灯87を点灯させて警報を発する。又、符
号88はブレーキライト(ストップライト)であり、前
述のブレーキセンサ66がブレーキセンサの踏込量が後
述する所定値を越える値を検出したときECU64はブ
レーキライト88を点灯させる。
次に、上述のように構成される減速エネルギー回収装置
の作用を第5図乃至第11図に示す、ECU64内で実
行されるプログラムフローチャート及び第12図乃至第
19図を参照しながら説明する。ECU64は上述した
種々のセンサからの検出信号に基づき、エンジンクラッ
チ2、メイン及びカウンタシャフトPTOギヤシンクロ
ナイザ9.11、電磁クラッチ14の夫々に駆動信号を
供給し、加圧エア制御用電磁弁46、電磁弁A及びB、
並びに電磁切換弁80の夫々に駆動信号を供給し、駆動
回路36には傾転角制御信号を供給して容量制御用電磁
弁30に駆動信号を供給せしめて減速エネルギー回収装
置を以下のように作動させる。
先ず、ECU64は第5図に示すメインフローチャート
のステップ100を実行し、車速センサ73からの車速
信号Vに基づいて車速かOks/hであるか否か、即ち
、車両が停止しているか否かを判別する。この答が肯定
(Yes)の場合には直接ステップ101に進み、減速
エネルギー回収装置のメインスイッチ78のオン・オフ
状態を判別する′。
メインスイッチ78がオフ状態にあればECU64は減
速エネルギー回収装置へのすべての出力、即ちメイン及
びカウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザ9.IL
電磁クラッチ14、加圧エア制御用電磁弁46、電磁弁
A及びB、電磁切換弁80並びに容量制御用電磁弁30
への駆動信号の供給を行わず(ステップ102)、ステ
ップ101においてメインスイッチ78がオン状態にな
る迄でステップ100が繰り返し実行される。
メインスイッチ78のオン状態が検出されると、ステッ
プ104が実行され、ECU64は加圧エア制御用電磁
弁46に駆動信号D1を供給して管路43aを開成し、
エアタンク45に蓄圧されている高圧空気を減圧弁47
で所定圧に調圧した後加圧オイルタンク43に導く、こ
れによりオイルタンク43内の作動油を加圧することが
でき、低圧油路42内でのキャビテーシヨンを防止する
ことができると共にオイルタンクをバス等の車両の屋根
の上に設置してこれをヘッドタンクとする必要もなく、
加圧オイルタンク44を任意の位置に設置することがで
きる。尚、減速エネルギー回収装置は車両停止時にメイ
ンスイッチ78がオンになったとき初めて起動されるも
のであり、減速エネルギー回収装置の不作動時(メイン
スイッチ78のオフ時)には電磁弁46が消勢されて(
ステップ102)第1図に示すノーマル位置に切換えら
れ、このとき加圧オイルタンク43の加圧空気は大気に
放出されるのでオイルタンク43からアキュムレータ4
1に至る油圧回路の各シール部等から漏洩してドレンタ
ンク55に逆流する油量を減少又は零にすることができ
、ドレンタンク55の容量を必要最小限にすることがで
きる。尚、管路43aに配設された減圧弁47はエアタ
ンク45からの高圧空気を所定圧に調圧し、加圧オイル
タンク43内の空気圧を一定に保つ。
次いで、後述するフラグfOの値を1に設定して(ステ
ップ105)、ステップ106に進み、前記車速センサ
73からの車速信号Vに基づき車速か所定値(例えば6
5 km/h)以上であるか否かを判別する。車両の停
止時にはステップ10Gにおいて、車速か65km/h
以下であると判別されることは勿論であるが、一旦車両
が走り出した後において車速が65km/h以上になる
と前記フラグfO値を零に設定しくステップ107)、
前記ステップ102を実行して、ECU64から減速エ
ネルギー回収装置への出力をすべてオフ、即ち、減速エ
ネルギー回収装置の作動を停止する。これは車速か65
km/h以上になるとメイン及びカウンタシャフトPT
Oギヤシンクロナイザ9,11の同期動作が不能となり
、しかもポンプ・モータ16の回転数が許容回転数を超
えてしまうので車速か65km/h以上で減速エネルギ
ーを回収しようとした場合、ポンプ・モータ16の寿命
に悪影響を及ぼすことになるので減速エネルギー回収装
置の作動を強制的に停止させるのである。
前記ステップ100の判別結果が否定(No)の場合、
即ち車速かOkm/h以上のときステップ103に進み
フラグfO値の判別が実行される。前記ステップ107
においてフラグfOに値Oが一旦設定されるとステップ
103の判別結果は車両が停止される迄は常にro−o
であり、この場合、前記ステップ102が引き続き実行
される。しかし、車速か65h/h以上にならない限り
、ステップ103の判別結果はfo−1であり、この場
合前記ステップ101が実行されることになる。
前記ステップ106において、車速か65km/h以下
であると判別されるとステップ110に進み、第6図の
電磁弁A−B制御サブルーチンが実行される。このサブ
ルーチンは車両の運転状態等に応じて第1図の電磁弁A
及びBを第1表に示す作動モードに設定するものである
先ず、第6図のステップ111において、ECU64は
第1図のドレンタンク55に取付けられたレベルセンサ
70からのレベル検出信号りに基づき、ドレンタンク5
5内のオイルレベルが所定値以上か否かを判別する。ド
レンタンク55のオイルレベルが前記所定値以上のとき
、ECU64はオイル補給モードwtmを実行して電磁
弁A及びBに駆動信号D2.D3を出力し、これらの電
磁弁A及びBのいずれもオン(付勢)状態にする(ステ
ップ112.113)、この結果、ポンプ59により補
給油路54に吐出された作動油は開成された電磁弁A、
 B及び並列回路56a(又は56b)を介して高圧油
!40 (又は低圧油!42)に補給されることになる
。第1図のアキュムレータ41から加圧オイルタンク4
3に至る油圧回路に供給されていた作動油が該油圧回路
のシール部等から漏洩してドレンタンク55に戻される
と、ドレンタンク55の油量がそれだけ増加することに
なるのでドレンタンク55のオイルレベルが前記所定値
を超えると超えた分だけ作動油を高圧油路40(又は低
圧油路42)に補給することによりアキュムレータ41
乃至加圧オイルタンク43の油圧回路内の油量を常に一
定値に保つことができる。
前記ステップ111において、ドレンタンク55のオイ
ルレベルが前記所定値以上でないと判別されたとき、ス
テップ114に進み、後述するチャージリクエスト条件
が成立しているか否かを判別する。ここにチャージリク
エスト条件とは第1図のニエートラルセンサ75により
トランスミッション3のニエートラル状態が検出され、
圧力センサ69からの圧力検出信号Pによりアキュムレ
ータ41内の圧力が250 kgf/esi以下であり
、しかも運転席に設けられたチャージスイッチ77がオ
ン状態にあるときをいい、これらの条件がすべて成立し
たときECU64は傾転角制御モードにより、電磁弁A
には駆動信号D2を出力せずにこれを消勢(オフ)シ(
ステップ120)、電磁弁Bには駆動信号D3を供給し
てこれを付勢(オン)する(ステップ121)、これに
より第2のパイロット油圧供給路63にはリリーフ弁5
7より下流の補給油路54内の油圧、即ち、所定圧に調
圧されたパイロット油圧が発生することになり、このバ
イロフト油圧は容量制御用電磁弁30を介して傾転角制
御用ピストン32に供給され、ポンプ・モータ16のf
頃転角11117mに使用される。ポンプ59はエンジ
ンl又は電磁モータにより常時駆動されているのでポン
プ・モータ16の傾転角制御を開始すべきときに直ちに
所要圧に調圧されたパイロット油圧を傾転角制御用ピス
トン32に供給することができる。又、高圧油路40の
高圧作動油の一部をパイロット油として使用する型式の
ものと異なり、パイロット油圧を別途設けたポンプ59
で発生するので、高圧作動油(蓄圧エネルギー)の損失
を抑制できると共に、高圧油路40からバイロフト油圧
を導くための高圧用切換弁を設けなくて済み、それだけ
油圧回路の構成が簡単になる。
ステップ114のチャージリクエスト条件が成立しない
とき、ステップ115に進み、ブレーキセンサ66から
の信号に基づき、前記プレーキペタルが踏込まれた否か
を判別する。プレーキペタルの踏込量が零より大きいと
きにはステップ116に進み、車速がOh/hより大き
いか否かを判別する。車速がOkm/hより大きいとき
、即ち、プレーキペタルが少しでも踏込まれており、且
つ、車両が停止していないとき(車両減速時)には前記
ステップ120及び121を実行して第2のパイロット
油圧供給路63にパイロット油圧を発生させ、後述する
ポンプ傾転制御に備える。プレーキペタルが踏込まれた
ものの車速が0−/hの場合には、ECU64は作動体
止モードにより電磁弁A及びBを共に消勢(オフ)する
(ステップ122.123)、このとき、即ちポンプ・
モータ16がポンプとしてもモータとしても機能する必
要のないとき、ポンプ59によりドレンタンク55から
吸上げられた作動油は油路54Cを介して再びドレンタ
ンク55に戻され、補給油路54には作動油が圧送され
ないことになる。又、補給油路54内の作動油は消勢さ
れた電磁弁A及び油路54dを介してドレンタンク55
に戻される。かくして、後述するようにポンプ・モータ
エ6の斜板22の傾転角制御を行わない場合に第2のパ
イロット油圧供給路63に不必要な油圧が発生しないよ
うにしている。
前記ステップ115においてプレーキベタルの踏込量が
零であるとき、ステップ117に進み、圧力センサ69
からの圧力検出信号Pに基づきアキュムレータ41内の
圧力が所定値(例えば、2jOkgf/cj)以上であ
るか否かを判別する。アキュムレータ41内の圧力が所
定値(210kgf/cd)以下の場合には減速エネル
ギーが十分に蓄圧されていないことを意味し、斯かる場
合には前記ステップ122及び123を実行して電磁弁
A、 Bを共にオフにする。一方、アキュムレータ41
内の圧力が所定値(210kgf/c11)以上の場合
にはステップ118に進み、第1図のシンクロ検出セン
サ74゜75の各シンクロフィードバック信号MSF、
C3Fに基づいてメイン及びカウンタシャフトPTOギ
ヤシンクロナイザ9及び11の各係合状態を判別する。
ステップ118においてカウンタシャフトPTOギヤシ
ンクロナイザ11が接作動してカウンタシャフトPTO
ギヤ10がカウンタシャフト5に固定されていると判別
されたときには減速エネルギー回収装置が後述する発進
制御又は車両停止時の圧力チャージ制御が実行される場
合を意味し、この場合には、前記ステップ120.12
1を実行して第2のパイロット油圧供給路63にバイロ
フト油圧を発生させる。
ステップ118においてメインシャフトPTOギヤシン
クロナイザ9が接作動してメインシャツ)PTOギヤ6
がメインシャフト4に固定されていると判別されたとき
にはステップ119に進み、第1図のアクセルセンサ6
5からの信号に基づき、前記アクセルペダルの踏込量が
全踏込量の60%に相当する値以上であるか否かを判別
する。アクセルペダルの踏込量が60%に相当する値以
上のときには減速エネルギー回収装置が後述する加速1
!1Jfaが実行される場合を意味し、この場合には前
記ステップ120.121を実行して第2のバイロフト
油圧供給路63にバイロフト油圧を発生させる。
前記ステップ118において、メイン及びカウンタシャ
フトPTOギヤシンクロナイザ9.11がいずれも断作
動の場合(シンクロオーブンの場合)には前記ステップ
122及び123に進み、電磁弁A及びBを共にオフに
する。
第5図のメインルーチンに戻り、電磁弁A−B制御サブ
ルーチンの実行が終わるとステップ130に進み、再び
車速がOkm/hであるか否か、即ち車両が停止してい
るか否かを判別する。車両が停止している場合には後述
するフラグf2の値を零に設定しくステップ131)%
これも後述するフラグf1の値を値1に設定して(ステ
ップ132)、ステップ134に進む、ステップ130
における判別結果が否定(NO)の場合にはステップ1
33に進み、前記フラグf1の値を判別してフラグfl
値が前記ステップ132で設定される値lに引き続き保
持されている場合には前記ステップ134に進む。
ステップ134では第1図のギア段センサ68からの信
号に基づきトランスミツ28フ30選択されたギヤ段を
判別し、変速シフトレバ−がリバース位置にあるときス
テップ135に進み、ECU64は電磁クラッチ駆動信
号DCRを出力せずに電磁クラッチ14を断作動させる
と共にステップ136においてエンジンクラッチ駆動信
号DEGを出力してエンジンクラッチ2を接作動させ、
ステップ260に進む、従って、変速シフトレバ−がリ
バース位置にあるときには減速エネルギー回収装置は不
作動にされる。
前記ステップ134において、変速シフトレバ−がニュ
ートラル位置にあると判別されたとき、前記フラグf2
の値を零に設定した後(ステップ137)、ステップ1
38においてチャージスイッチ77のオン・オフ状態を
判別する。チャージスイッチ77がオフの場合には前記
ステップ135及び136が実行され、減速エネルギー
回収装置は不作動にされる。前記ステップ138におい
て、チャージスイッチ77がオンの場合にはステップ1
39に進み、圧力センサ69の圧力検出信号Pに基づき
、アキュムレータ41内の圧力が所定圧(例えば、25
0 kgf/cd)以下か否を判別する。
アキュムレータ41内の圧力が前記所定圧(250kg
f/cj)以上の場合にはアキュムレータ41に減速エ
ネルギーは充分に蓄圧されており、後述する圧力チャー
ジ制御を実行してまでアキュムレータ41に蓄圧する必
要がないと判断して前記ステップ135及び136の実
行により、減速エネルギー回収装置を不作動にする。一
方、ステップ139においてアキュムレータ41内の圧
力が所定圧(250kgf/cj)以下であると判別さ
れると前述したチャージリクエスト条件がすべて成立し
たことになり、ステップ140に進み、ECU64は圧
力チャージ制御サブルーチンを実行する。
第7図はECU64により実行される圧力チャージ制御
サブルーチンのフローチャートであり、先゛ず、ステッ
プ141において第1図のクラッチセンサ67により運
転者がクラフヂペクルを踏込みエンジンクラッチ2が断
作動しているか否かを判別する。運転者がエンジンクラ
ッチ2を断作動(オフ)にさせているとき、ステップ1
42に進み、ECυ64は駆動回路36へのポンプ傾転
角制御信号出力をOvにして同駆動回路36から容量制
御用電磁弁30のソレノイド30a及び30bのいずれ
にも駆動信号を出力させず、容量制御用電磁弁30のス
プール31を図示中立位置に保持すると共に後述する電
子ガバナコントロールユニット86へのチャージリクエ
スト信号をオフにしくステップI43)、更に、電磁ク
ラッチ駆動信号DCRの供給を断って電磁クラッチ14
を断作動(オフ)にする(ステップ144)。
一方、ステップ141においてエンジンクラッチ2がオ
ン(保合状a)の場合にはステップ145に進みECU
64はエンジンクラッチ2へのエンジンクランチ駆動信
号DECの供給を一旦停止してクラッチ2を断作動させ
た後、メインシャフト■)Toギヤシンクロナイザ9へ
のシンクロ駆動信号MSDの供給も停止してメインシャ
フトPTOギヤシンクロナイザ9に断作動(オフ)させ
る(ステップ146)、そして、ECU64はメインシ
ャフトPTOギヤシンクロナイザ9が確実に断作動を完
了したか否かをシンクロ検出センサ74からのシンクロ
フィードバック信号MSFにより判別し、メインシャフ
トPTOギヤシンクロナイザ9の断作動が断作動が完了
する迄待機する(ステップ147)、メインシャフトP
TOギヤシンクロナイザ9の断作動が完了してメインシ
ャフトPTOギヤ6がメインシャフト4に対して解放さ
れるとステップ14日に進み、ECU64はカウンタシ
ャフトPTOギヤシンクロナイザ11にシンクロ駆動信
号C3Dを送ってこれに接作動(オン)させる、この場
合にも1EcU64はカウンタシャフトPTOギヤシン
クロナイザ11が確実に接作動を完了したか否かをシン
クロ検出センサ75からのシンクロフィードバック信号
C3Fにより判別し、カウンタシャフトPTOギヤシン
クロナイザ11の接作動が完了する迄待機する(ステッ
プ149)。
次いで、カウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザ1
1の接作動(オン)が完了してカウンタシャフトPTO
ギヤ10がカウンタシャフト5に固定されると電磁クラ
ッチ駆動信号DCRを電磁クラッチ14に供給して電磁
クラッチ14を接作動(オン)にした後(ステップ15
0)、ECU64は電子コントロールユニット86にチ
ャージリクエスト信号を送出し、電子ガバナコントロー
ルユニット86に燃料噴射ポンプ84をしてエンジンl
への燃料供給量を所要量増加せしめるように制御させる
(ステーブ151)、これにより、圧力チャージ制御に
おける後述のポンプ・モータ16の作動によりエンジン
1に掛かる負荷の増加に対処している。
次に、ECU64はエンジンクラッチ2へのエンジンク
ラッチ駆動信号DECの供給を再開し、エンジンクラッ
チ2を接作動(オン)にした後(ステップ152)、所
定の正の電圧値を有するポンプ傾転角制御信号を駆動回
路36に送出し、ポンプ・モータ16の斜板22の傾転
角をポンプ・モータ16がポンプとして作動するのに最
適な値に設定する(ステップ153)、そして、ステッ
プ154に進み、アキュムレータ41内の圧力が判別さ
れ、アキュムレータ41内の圧力が前記所定値(250
kgf/aJ)以下の場合には第5図のステップ140
に戻る。従って、上述のチャージリクエスト条件が成立
している間はこの圧力チャージ制御サブルーチンが繰返
し実行されることになる。
斯くして、第16図の大破線で示さように、エンジンl
からクラッチ2及びトランスミッションの入力軸19を
経てカウンタシャフト5に伝えられる回転はカウンタシ
ャフトPTOギヤ10.メインシャフトPTOギヤ6、
駆動ギヤ7a、7b。
PTO出力軸8、継手13及び電磁クラッチ14を経て
ポンプ・モータ16に伝えられ、このときポンプとして
作動するポンプ・モータ16は圧油を第1ポート28、
高圧油回路40を経てアキュムレータ41に蓄える。運
転者が運転席に設けられたチャージスイッチ77をオン
にすればこの圧力チャージ制御によりアイドリング状態
にあるエンジン出力によって、圧油量が不十分となった
アキュムレータ41に圧油を蓄えることができる。
前記ステップ154において、アキュムレータ41内の
圧力が前記所定圧(250kgr/cd)を超えたこと
が判別されると前記ステップ142乃至144を実行し
て減速エネルギー回収装置を不作動にし、当該圧力チャ
ージ制御サブルーチンの実行を終了する。
圧力チャージ制御サブルーチンから第5図のステップ1
40に戻るとステップ260に進み、再びアキュムレー
タ41内の圧力が所定圧(250kgf/ad)以下か
否かを判別し、アキュムレータ41内の圧力が所定圧以
下の場合には前述した通り第1図の警告灯84を点灯さ
せ(ステップ261)、所定圧以上の場合には警告灯8
4を消灯させる(ステツブ262)、これにより運転者
はアキュムレータ41内の減速エネルギーの蓄圧状態を
知ることができる。
前記ステップ134において、変速シフトレバ−が2速
から5速までのいずれかの位置にあると判別されると、
ステップ160に進み、フラグ「2の値を判別する。こ
のフラグr2は後述する発進制御サブルーチンを既に実
行したか否かを判別するためのものであって、車両が未
だ停止状態にあるききにはフラグf2値は前記ステップ
131において設定された4aOのままであるのでかか
る場合にはステップ161に進み、アキエムレーク4工
内の圧力が所定圧(250kgf/cd)以下か否かを
判別する。この判別によりアキュムレータ41内の圧力
が第1の所定圧(250kgf/cIA)以上の場合に
は前記フラグ「2に値1を設定して(ステップ162)
、後述する発進制御サブルーチンを実行する(ステップ
170)。ステップ162において一旦フラグf2に値
lが設定されると、ECU64は前記ステップ160の
判別により、ステップ161及び162をスキップして
直接ステップ170に進んで発進制御サブルーチンを実
行する。即ち、車両の発進直前にアキュムレータ41内
の圧力が所定圧(250kgf/c+d)以上あれば後
述の発進制御サブルーチンが実行され、このサブルーチ
ンを一旦実行すると仮令アキュムレーク41内の圧力が
所定圧(250kgr/cd)以下になっても引続き該
サブルーチンが実行されることになる。
第8図は発進制御サブルーチンのフローチャートを示し
、先ず、ステップ171においてギヤ段センサ68から
の信号に基づきトランスミツシロ230選択されたギヤ
段を判別し、変速シフトレバ−が4速及び5速のいずれ
か一方の位置にあるとき、ECU64はエンジンクラッ
チ駆動信号DECを出力せずクラッチ2を断作動させる
(ステップ172)、車両を停止状態から発進させる場
合、4速又は5速のギヤ段、即ち発進には不適当なギヤ
段が選択されていると発進が困難であるからクラッチ2
を断作動にし、減速エネルギー回収装置に対してもなん
ら作動操作を実行せずにこれを不作動状態のままにして
メインルーチンに戻る。
前記ステップ171においてトランスミッション3が2
速位置にあると判別されたとき、後述する変速車速Vo
値を第1の所定値(例えば5 km/h)に設定しくス
テップ173)、3速位置にあると判別されたときには
変速車速Vo値を第2の所定値(例えばl Qkm/h
)に設定して(ステップ]74)、ステップ175に進
む、ステップ175では車速センサ73からの車速信号
Vに基づいて検出された車速■を前記ステップ173及
び174のいずれか一方で設定された変速車速Voと比
較する。この変速車速vOは車両の発進時に車両を減速
エネルギーのみによって駆動するか減速エネルギーに加
えエンジン1の出力によって駆動するか(後者を「加速
制御」という)を判別するためのもので、ステップ17
5の比較結果、車速Vが変速車速Vo以上のときにはス
テップ187に進み、加速制御を実行するための前操作
である後述する変速制御サブルーチンを実行する。
前記ステップ175において車1iiVが変速車速Vo
以下の場合、ステップ176の進み、ECU64はエン
ジンクラッチ2へのエンジンクラッチ駆動信号DECの
供給を一旦停止してクラッチ2を断作動させた後、メイ
ンシャヤトPTOギヤシンクロナイザ9へのシンクロ駆
動信号MSDの供給も停止してメインシャフトPTOギ
ヤシンクロナイザ9を断作動(オフ)にする(ステップ
177)。
そして、ECU64はメインシャフトPTOギヤシンク
ロナイザ9が確実に断作動を完了したか否かをシンクロ
検出センサ74からのシンクロフィードバック信号MS
Fにより判別し、メインシャフトPTOギヤシンクロナ
イザ9の断作動が完了する迄待機する(ステップ17B
)、メインシャフトPTOギヤシンクロナイザ9の断作
動が完了してメインシャフトPTOギヤ6がメインシャ
フト4に対して解放されるとステップ179に進み、E
CU64はカウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザ
11にシンクロ駆動信号C3Dを送ってこれを接作動(
オン)にする、この場合にもEC[164はカウンタシ
ャフトPTOギャシンクロナイザ111J<61実に接
作動を完了したが否かをシンクロ検出センサ75からの
シンクロフィードバック信号C3Fにより判別し、カウ
ンタシャフトPToギヤシンクロナイザ11の接作動が
完了する迄待機する(ステップ180)。
次いで、カウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザ1
1の接作動(オン)が完了してカウンタシャフトPTO
ギヤ10がカウンタシャフト5に固定されるとステップ
181に進み、アクセルセンサ65からの信号に基づい
てアクセルペダルの踏込量が零より大きいか否かを判別
する。アクセルペダルの踏込量が零より大きいと判別さ
れた場合車両は発進状態にあることを意味し、がかる場
合ステップ188に進み、モーフ1頃転制御サブルーチ
ンを実行する。
第9図はモータ傾転制御サブルーチンのフローチャート
を示し、先ず、ステップ221においてアキュムレータ
41内の圧力が第2の所定圧(例えば、210kgf/
cfll)以下に減少していないが否かを判別する。ア
キュムレータ41内の圧力が第2の所定圧(210kg
r/cnl)以下に減少すると、作動圧油はポンプ・モ
ータ16を駆動して車両を発進、加速するだけの充分な
駆動力を発生させることができなくなる。かかる場合、
ステップ222に進み、前述の変速制御を実行する。ス
テップ221において、アキュムレータ41内の圧力が
第2の所定圧(210kgr/cnl)以上であると判
別された場合、ステップ223に進み、ECLI64は
前記駆動回路36にモータ傾転角制御信号を出力する。
このモータ傾転角制御信号の出力値は第1図のアクセル
センサ65.及びシンクロ検出センサ74 、75から
の各検出信号に基づいて設定される。第12図はECU
64から出力されるモータ傾転角制御信号の出力値とア
クセルペダルの踏込量(アクセル開度)との関係の一例
を示すグラフであり、カウンタシャフトPTOギヤシン
クロナイザ11が接作動のときモータ傾転角制御信号値
は図中実線で示される直線に沿ってアクセル開度が第1
の所定値(例えば、40%)のときからその開度値が増
加するに従って徐々に零から負方向にその出力値を減少
させ、アクセル開度が100%のとき最大モータ容量を
与える負の所定値VS(例えば、−3V〜−5v間の所
定値)になるように設定されている。メインシャフトP
TOギヤシンクロナイザ9が接作動のときは第12図の
破線で示される直線に沿ってアクセル開度が前記第1の
所定値より大きい第2の所定値(例えば、60%)のと
きからその開度値が増加するに従って徐々に零から負方
向にその出力値を減少させ、アクセル開度が100%の
とき前記負の所定値vHに至るように設定されている。
2 駆動回路36が供給されるモータ傾転角制御信号値に応
じて容量制御用電磁弁30の2つのソレノイド35a、
35bのいずれか一方に所要の駆動信号を与えると容量
制御用電磁弁30は第2のバイロフト油圧供給路63に
発生しているパイロット油圧をピストン32に送出して
ピストン3゜を変位させ、これによりポンプ・モータ1
6の斜板の傾転角が発進時のモータ作動に最適な値に制
御される。
次いで、ステップ224に進み、シンクロ検出センサ7
4.75の各シンクロフィードバック信号MsF、C3
Fに基づいてメイン及びカウンタシャフトPTOギヤシ
ンクロナイザ9及び11の各保合状態を判別する。第8
図の発進制御において当該モータ傾転制御が実行される
場合にはステップ224においてカウンタシャフトPT
Oギヤシンクロナイザ11が接作動していると判別され
る筈であり、かかる場合ステップ225に進みECU6
4は電子ガバナコントロールユニット86に疑似アクセ
ル信号を供給してこれに運転者が踏込むアクセルペダル
の踏込量に拘らず燃料噴射ポンプ84をしてエンジンが
アイドル状態を保持するに必要な燃料量をエンジンlに
噴射供給するように制御させる。そして、ステップ22
6に進み、アクセルペダルの踏込量が前記第1の所定値
(40%)以上か否かを判別し、この結果、第1の所定
値以上の場合にはECU64は電磁クラッチ駆動信号D
CI?を電磁クラッチ14に供給してこれに接作動(オ
ン)させ(ステップ227)、その1ji遮断弁44の
電磁切換弁(ポペット弁)80に駆動信号D4を与えて
(;J勢し、ロジック弁81を1111介させる(ステ
ップ228)。かくして、アキュムレータ41に蓄えら
れている高圧作動油はポンプ・モータ16に導かれてこ
れを駆動し、モータとして作動するポンプ・モータ16
の回転は第17図の大破線で示されるように電磁クラッ
チ14、継手13、PTO出力軸8、駆動ギヤ7b、7
a、メインシャフトPTOギヤ6、カウンタシャフトP
TOギヤ10、カウンタシャフト5、変速ギヤ18、1
7及びメインシャフト4に伝わり、更にメインシャフト
4の回転はプロペラシャツ目2a 、差動装置12bを
介して車輪12c、12cへ伝達される。尚、ポンプ・
モータ16を駆動した作動油は第2ポート29、低圧油
路42を介して加圧オイルクンク43に戻される。この
ように、アキュムレータ41に減速エネルギーが充分に
蓄えられているときの発進制御においては車両はポンプ
・モータ16からの駆動力のみによって駆動されること
になり、しかもポンプ・モータ16の回転はトランスミ
ッション3のメインシャフト4とカウンタシャツ1−5
間に介装される変速ギヤ17゜工8を介して、車両の荷
重状態(負荷)に応して選択されたギヤ段の変速比によ
り変速されて車輪12c、、12cに伝達されるので最
適な発進性能が得られる。
前記ステップ226において、アクセルペダルの踏込量
がmJ記第1の所定値(40%)以下であると判別され
た場合、例えば、車両を発進させようとしたとき、アク
セルペダルの踏込量が不十分な場合や発進加速中にアク
セルペダルを戻した場合、ステップ229に進み、第1
図の(頃転角中立位置センサ71からの傾転角中立位置
信号NPに基づいてピストン32が中立位置、即ちポン
プ・モータ16の斜板22の傾転角が零であるか否かを
判別する。アクセルペダルの踏込量が第1の所定値(4
0%)以下の場合、第12図に示す如くECU64から
駆動回路36に出力される傾転角制御信号出力値は零に
設定される。アクセルペダルの踏込量が元々第1の所定
値(40%)以下の場合には問題がないがアクセルペダ
ルが戻されて第1の所定値以下になった場合、油圧回路
には応答遅れが有するのでECU64からの傾転角制御
信号出力値が零になったからといってポンプ・モータ1
6の斜板22の1頃転角が直ちに零にならない、1IJ
t転角が零にならないのに電磁クラッチ14を断作動(
オフ)にし、且つ高圧油回路40を遮断(ポペット弁8
0オフ)してしまうと油圧回路に振動及びこれに伴う騒
音が発生し好ましくない。
そこで°、ステップ229において傾転角が未だ零でな
いと判別されたときには(ステップ229の判別結果が
否定(No)の場合)、後述のステップ230.231
を実行せずに第8図のステップ18B、従って第5図の
ステップ170に戻る。
そして、ステップ229において傾転角が零に戻された
ことを確認して(ステップ229の判別結果が肯定(Y
es)の場合)、ステップ230に進み電磁クラッチ1
4を断作動にすると共にステップ231において遮断弁
44の電磁切換弁(ポペット弁)80を消勢(オフ)し
てロジック弁81を閉弁させ、減速エネルギー回収装置
を不作動にする。
第8図の前記ステップ181において、アクセルペダル
の踏込量が零であると判別された場合、例えば、車両が
発進直前の状態にある場合、あるいは発進加速中にアク
セルペダルを完全に戻した場合、ECU64は駆動回路
36へのモータ頌転角制御信号の出力値を零に設定して
ポンプ・モータ16の斜板22の傾転角を零に戻す(ス
テップ182)、そして、斜板22の傾転角が零になっ
たことを確認した後(ステップ183)、遮断弁44の
電磁切換弁(ポペット弁)80を消勢(オフ)し、ロジ
ック弁81を閉弁させて高圧油路40を遮断する(ステ
ップ184)、次いで、第1図のブレーキセンサ64か
らの信号に基づいてプレーキベタルの踏込量が零である
か否かを判別する(185)、そして、プレーキベタル
の踏込量が零であれば電磁クラッチ14を断作動(オフ
)にして減速エネルギー回収装置の作動を停止させ(ス
テップ186)、第5図のメインルーチンに戻る。
又、車速■が変速車速Voに未だ至らない発進加速中に
アクセルペダルを放してプレーキペタルを踏込むと前記
ステップ185の判別結果、ステップ189に進み、後
述するポンプ傾転制御が実行され、このような場合にも
車両の減速エネルギーが回収される。
発進加速中に車速■が変速車速Voを超えた場合(第8
図のステップ175の判別により実行されるステップ1
87)、及び発進開始時のアキュムレータ41内の圧力
が第1の所定圧(250kgf/cffl)以下の場合
(第5図のステップ161の判別により実行されるステ
ップ190)、夫々前述の変速制御が実行され、この変
速制御に続いて実行される加速制御により車両はポンプ
・モータ16からの駆動力に加え、エンジンlの駆動力
によっても駆動されることになる。
第1O図は変速制御サブルーチンのフローチャートを示
し、先ず、ステップ191においてECU64は駆動回
路36へのモータ傾転角制御信号の出力値を零に設定し
て斜板22の傾転角を零に戻す。
次いで、ECU64はエンジンクラフチ駆動信号DEC
を出力してエンジンクラッチ2を接作動させ(ステップ
192)、その後所定時間(例えば、0.1秒)の経過
を待って、即ちエンジンクラッチ2の接作動の完了を待
って(ステップ193)、電子ガバナコントロールユニ
ット8Gにアクセルセンサ65からの真のアクセル信号
を供給する(ステップ194)、電子ガバナコントロー
ルユニット86は発進制御においてECU64から凝億
アクセル信号の供給を受け(第8図のステップ18Bで
実行されるモーフ傾転制御サブルーチンのステップ22
5)燃料噴射ポンプ84にエンジン1をアイドル状態に
保持するに必要な燃料量をエンジンlに噴射供給させて
いたが、ECU64から真のアクセル信号を受けるとア
クセルペダルの踏込量に応じた燃料量をエンジンlに噴
射供給させることになる。尚、ECU64はエンジンク
ラッチ2の接作動の完了を待って電子ガバナコントロー
ルユニット86に真のアクセル信号を与えるのはエンジ
ンlの所謂吹上がりを防止するためである。
次いで、ステップ195においてポンプ・モータ16の
斜板22の傾転角が零になる迄待機した後、遮断弁44
の電磁切換弁(ポペット弁)80を消勢(オフ)してロ
ジック弁81を閉弁させ(ステップ196)、電磁クラ
ッチ14を断作動(オフ)にして(ステップ197)、
減速エネルギー回収装置の作動を一旦停止させる。そし
て、ステップ198乃至201において、接作動してい
るカウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザ11を断
作動にする一方°、メインシャフトPTOギヤシンクロ
ナイザ9を接作動に切換える。より具体的には、ステッ
プ198において、ECU64はカウンタシャフトPT
Oギヤシンクロナイザ11へのシンクロ駆動信号C3D
の供給を停止してカウンタシャフトPTOギヤシンクロ
ナイザ11に断作動(オフ)させる(ステップ198)
、そして、ECU64はカウンタシャフトPTOギヤシ
ンクロナイザ11が確実に断作動を完了したか否かをシ
ンクロ検出センサ75からのシンクロフィードバック信
号C3Fにより判別し、カウンタシャフトPTOギヤシ
ンクロナイザ11の断作動が完了する迄待機する(ステ
ップ199)、カウンタシャフトPTOキャシンクロナ
イザ11の断作動が完了してカウンタシャフトPTOギ
ヤ10がカウンタシャフト5に対して解放されるとステ
ップ200に進み、ECU64はメインシャフトPTO
ギヤシンクロナイザ9にシンクロ駆動信号MSDを送っ
てこれに接作動(オン)させる、この場合もECU64
はメインシャフトPTOギヤシンクロナイザ9が確実に
接作動を完了したか否かをシンクロ検出センサ74から
のシンクロフィードバック信号MSFにより判別し、メ
インシャフトPTOギヤシンクロナイザ9の接作動が完
了する迄待機する(ステツ7”201)、次いで、メイ
ンシャフトPTOギヤシンクロナイザ9の接作動(オン
)が完了してメインシャフトPTOギヤ6がメインシャ
フト4に固定されるとステップ202に進み、前述のフ
ラグflに値Oを設定して第5図のメインルーヂンに戻
る。
変速制御サブルーチンが実行されると、第18図に示す
大実線の経路を経てエンジンlの駆動力が車輪12c、
12cに伝えられると共にポンプ・モータ16の駆動力
が車輪12c、12cに伝達される、第18図の大破線
で示す経路が確立する。より具体的にはエンジン1から
クラ・ノチ2及びトランスミッション3の入力軸19を
経てカウンタシャフト5に伝えられる回転は多段の変速
ギヤ18.17により通常のように変速されてメインシ
ャフト4に伝えられ、更にメインシャフト4の回転はプ
ロペラシャツ)12a、差動装置12bを経て車輪12
c、12cに伝えられる一方、モータとして作動するポ
ンプ・モータ16が電611クラッチ14、継手13、
PTO出力軸8、駆動ギヤ7b、7a、メインシャフト
PTOギヤ6、メインシャフト4、プロペラシャフト1
2a、及び差動装置!!12bを介して車輪12c、 
12cに接続される。これにより、第5図のメインルー
チンにおいてステップ130の判別結果が否定(NO)
、即ち車速がOkm/hでなく、且つステップ133に
おいてフラグfl値が零であると判別されてステップ2
10に進むことになる。尚、車両発進後一度でも変速制
御が実行されるとその後は11(両が停止卜する迄フラ
グfl値が値Oに保持されるので、以後ステップ210
以降のステップがメインルーチンの実行毎に実行される
ステップ210ではECU64は電子ガバナコントロー
ルユニット86にアクセルセンサ65からの真のアクセ
ル信号を供給する。これにより、電子ガバナコントロー
ルユニット86は燃料噴射ポンプ84にアクセルペダル
の踏込量に応じた燃料量をエンジン1に噴射供給させる
ことになる。
次いで、アクセルペダルの踏込量が零か否かを判別しく
ステップ211)、零でなければエンジンクラッチ2を
接作動させて(ステップ214)、ステップ220の前
記モータ傾転制御サブルーチンを実行する。
第9図のモータ傾転制御サブルーチンが再び実行され、
前記ステップ221においてアキエムレーク41内の圧
力が第2の所定圧(210kgf/c+A)以上である
ことを確認した後、前記ステップ223に進み、ECU
64はアクセルペダルの踏込量(アクセル開度)に応じ
てモータ傾転角制御信号の出力値を設定し、これを駆動
回路36に供給する。
この際、前述した通り変速制御サブルーチンの実行によ
りメインシャフトPTOギヤシンクロナイザ9が接作動
(オン)しているのでモータ傾転角制御信号の出力値は
第12図に示す破線に沿ワて設定される。第12図から
明らかなように加速制御におけるモータ傾転角制御信号
出力値、従ってポンプ・モータ16の斜板22の傾転角
は同じアクセル開度に対して発進制御時におけるより小
さい値に設定するのでポンプ・モータ16のモーフ容量
が小に設定されることになり、ポンプ・モータ16の負
荷が軽減されることになる。この結果、ポンプ・モータ
16から車輪12C,12Cへの駆動力の伝達経路が第
17図に示されるカウンタシャフト5からメインシャフ
トを経由する経路、即ち変速ギヤ17.18によりポン
プ・モータ16の回転が変速されて伝達される経路から
第18図に示される直接メインシャフト5に伝達される
経路に切換えても、急激なトルク変動や振動が生じるこ
となく円滑に該切換えを行うことができる。
次いで、前記ステップ224においてメインシャフトP
TOギヤシンクロナイザ9の接作動が判別されるとステ
ップ232に進み、アクセルペダルの踏込量(アクセル
開度)が前記第2の所定値(60%)以上か否かを判別
し、アクセルペダルの踏込量が第2の所定値以上の場合
にはステップ233に進み、電磁クラッチ14を接作動
すると共にステップ234において遮断弁44の電磁切
換弁(ポペット弁)81を付勢し、ロジック弁81を開
弁させる。これにより、ポンプ・モータ16の回転が前
記第18図に示す大破線の経路を経て車輪12c、12
cに伝達されることるなり、車両はエンジンl及びポン
プ・モータ16の両者の駆動力で駆動されることになる
前記ステップ232においてアクセルペダルの踏込量が
前記第2の所定値(60%)以下であると判別された場
合には前記ステップ229に進む。
このとき前記ステップ223においてモータ傾転角制御
信号出力値は零に設定されているので(第12図波+4
FA)、ポンプ・モータ16の斜板22の傾転角は零に
変化するが、前述した通り、この斜板22の傾転角が零
になるのを待って電磁クラッチ14を断作動させると共
に遮断弁44の電rail切換弁(ポペット弁)80を
消勢(オフ)して減速エネルギー回収装置を不作動にす
る(ステップ229乃至231)。従って、かかる場合
には車両はエンジンlの駆動力によってのみ駆動される
ことになる(第14図)。
又、モータ傾転制御実行中にアキュムレータ41内の蓄
圧エネルギーが消費されて圧力が前記第2の所定圧(2
10kgf/coり以下に減少した場合にも前記変速制
御が繰返し実行されることになり(第9図のステップ2
22)、この場合にも車両はエンジン1の駆動力によっ
てのみ駆動されることになる。
次に、車両が定常走行状態にある場合、アクセルペダル
は所要踏込量だけ踏込まれており、かかる場合にも第5
図のステップ211の判別を経てステップ220に進み
、モータ傾転制御サブルーチンが実行される。しかし、
車両が定常走行状態にある場合、IECU64はメイン
及びカウンタシャフトPTOギヤシンクロナイザ9及び
11を共に断作動にしており(シンクロオープン)、第
9図のステップ224の判別によりステップ235が実
行される。このステップ235において、ECU64は
駆動回路36へのモータ(順転角制御信号の出力値を零
に設定してポンプ・モータ16の斜板22の1頃転角を
零に戻す。そして、前記ステップ229乃至231と同
様に斜板22の傾転角が零になったか否かを判別し、未
だ(順転角が零でなければ後述のステップ237及び2
38をスキップしてメインルーチンに戻る。傾転角が零
になると電Kitクラッチ14を断作動させると共に遮
断弁44の電磁切換弁(ポペット弁)81を消勢して減
速エネルギー回収装置を不作動にする(ステップ237
及び238)。従って、車両が定常走行状態にある場合
には車両はエンジンIの駆動力のみによって駆動される
(第14図)。
又、車両が定常走行状態から単にアクセルペダルを踏込
量界の位置に戻した状態に変化した場合、第5図のステ
ップ212においてプレーキペタルの踏込量が零である
ことを判別した後ステップ213に進み、電磁クラッチ
14を断作動(オフ)にする。従って、かかる場合にも
車両はエンジンlの駆動力のみによって駆動される。
しかし、プレーキベタルが踏込まれ車両が減速状態に・
入った場合、例えば定常走行状態からブレーキが踏込ま
れた場合(第5図のステップ212の判別を経てステッ
プ240に進む場合)、あるいは発進加速途中でブレー
キが踏込まれた場合(第8図のステップ185の判別を
経てステップ189の進む場合)、ポンプ傾転制御が実
行され減速エネルギーが以下のようにしてアキュムレー
タ41内に蓄圧される。
第11図はポンプ傾転制御サブルーチンのフローチャー
トを示し、先ず、ステップ241において、ECU64
は電磁クラッチ14を接作動にし、第11図のブレーキ
センサ66からの信号に基づいて駆動回路36にプレー
キペクルの踏込量に応じたポンプ傾転角制御信号を出力
する(ステップ242)。第13図はECU64が出力
するポンプ1頃転角制御信号出力値とプレーキベタル踏
込量との関係の一例を示すグラフで、プレーキベクルが
踏込まれると、即ち踏込量が零以上になると踏込量に応
じて出力値が直線的に増加し、踏込量が全踏込量の第1
の所定値(例えば、30%)になると出力値は正の所定
最大値Vp(例えば、+3V〜+5v間の所定値)に設
定されている。従って、プレーキベタルの踏込量が第1
の所定値(30%)を超えると以後ポンプ容量が最大値
(一定)となるように、即ち、ブレーキセンサの踏込み
の比較的初期の段階で減速エネルギーを最大の割合でア
キュムレータ41内に蓄えることができるようにポンプ
・モータ16の傾転角が制御される。
次に、ECU64は車速センサ73からの車速13号V
に基づいて車速を検出する(ステップ243)と共に、
ギヤ段センサ68からの信号に基づきトランスミッショ
ン3の選択されたギヤ段を検出する(ステップ244)
。そして、ECU64は検出した重速とギヤ段からエン
ジンクラッチ2の周期エンジン回転数NOを計算し、こ
れを記tI2シて(ステップ245)、ステップ246
に進む。
ステップ246では、プレーキベタルの踏込量が第2の
所定値(例えば、全踏込量の10%)以上か否かを判別
する。この第2の所定値はプレーキペタルの遊び量より
僅かに小さい値に設定しである。ブレーキランプの踏込
量が第2の所定値(10%)以上セあると判別されたと
き、ECU64はブレーキランプ(ストップランプ)8
日を点灯(オン)させて(ステップ256)、ステップ
257に進み、トランスミッション3の選択されている
ギヤ段を検出する。そして、選択されているギヤ段がニ
ュートラルの場合にはエンジンクラッチ2を接作動のま
まにして(ステップ258)、メインルーチンに戻り、
ニュートラル以外のギヤ段の場合にはエンジンクラッチ
2を断作動にして(ステップ255)、メインルーチン
に戻る。これにより、ギヤ段が何れの位置にあっても車
輪12C112Cの回転は第15図に示すようにプロペ
ラシャフト12a、メインシャフトl) ′rOギヤ6
、駆動ギヤ7a、7b、PTO出力軸8、継手13及び
電C4lクラッチ14を経てポンプ・モータ16へ伝え
られ、ポンプとして作動するポンプ・モータ1Gを駆動
する。ポンプ・モータ16で発生した圧油は第1ポート
2日、高圧油路40を経てアキュムレータ41に蓄えら
れる。このとき、車輪12C112cからエンジンlへ
の動力伝達経路が遮断されているため減速エネルギーの
略全量がポンプ・モータ16の駆動に利用されることに
なる。
プレーキベタルの踏込量が第2の所定値(10%)以下
であると判別された場合(ステップ246)、ステップ
247に進み、ECU64はブレーキランプ88を消灯
(オフ)した後電子ガバナコントロールユニット86か
ら供給されるエンジン回転数検出値Neと前記ステップ
245で求めた同期エンジン回転数NOとを比較する(
ステップ248)、この結果、エンジン回転数検出値N
eが同期エンジン回転数NOより大きいとき前記ステッ
プ255に進み、エンシンクランチ2を断作動にしてメ
インルーチンに戻る。このように、プレーキペタルの踏
込量が第2の所定値(10%)より小さくても、エンジ
ン回転数Neが同期エンジン回転数Noより大きい場合
には車輪12c、 12cとエンジン1の動力伝達経路
が遮断され、車輪12c、12cの駆動力は略全量ポン
プ・モータ16に伝えられ、減速エネルギーがむだなく
アキュムレータ41内に蓄えられることになる。
前記ステップ248の比較結果、エンジン回転数検出値
Neが同期エンジン回転数NOに等しいかそれ以下の場
合にはステップ249に進み、エンジンクラッチ2が断
作動しているか否かを判別する。エンジンクラッチ2が
断作動している場合にはステップ250に進み、ECU
64は電子ガバナコントロールユニット86に擬似アク
セル信号を送出して電子ガバナコントロールユニット8
6に燃料噴射ポンプをしてエンジン1に供給される燃料
量を増量せしめ、もってエンジン回転数を上昇させるよ
うに制御させる〈ステップ251)、そして、再度エン
ジン回転数検出値Neと同期エンジン回転数Noとを比
較しくステップ252)、エンジン回転数検出値Naが
同期エンジン回転数Noより未だ小さい場合には前記ス
テップ250及び251を繰返し実行し、エンジン回転
数Neが同期エンジン回転数NOに等しくなる迄待機す
る。エンジン回転数検出値Neが同期エンジン回転数N
oに等しいかそれ以上になるとECU64は電子ガバナ
コントロールユニット86に供給しているアクセル信号
をアクセルセンサ65からの真の値に戻した後(ステッ
プ253)、エンジンクラッチ2を接作動にする(ステ
ップ254)。
このようにエンジンクラッチ2をエンジン回転数Noが
同期エンジン回転数NOに一致するようにエンジン回転
数を上昇させてから接作動させるので、エンジンクラッ
チ2を極めて円滑且つ静粛に接作動させることができる
前記ステップ249において、エンジンクラッチ2が既
に接作動している場合には何もせずにメインルーチンに
戻る。斯くして、プレーキベクルの踏込量が第2の所定
値(10%)以下且つエンジン回転数Neが同期エンジ
ン回転数NOに等しいかそれ以下の場合には減速エネル
ギーはポンプ・モータ16の駆動とエンジンブレーキの
双方に利用されることになる。
ポンプ・モータ1Gのポンプ作用によりアキュムレータ
41に圧送される油量がアキュムレータ41の収容量を
超えるとリリーフ弁50が開き、作動油はリリーフ弁油
路49を介して加圧オイルタンク43に戻される。この
とき、作動油がリリーフ油路49に配設された油圧モー
タ51を駆動してファン53を回転させ、更に作動油自
身もクーラ52を通過する際に冷却される。油圧モータ
51により駆動されるファン53は前述したとおりクー
ラ52に送風してクーラ52のオイル冷却効果を高める
尚、上述の実施例においては本発明をディーゼルエンジ
ンに適用した場合について説明したが、ガソリンエンジ
ンに適用しても差支えないことは勿論のことである。又
、実施例のポンプ・モータ16に可変容量のアキシャル
ピストン型ポンプ・モータを使用しているが他の形式の
ものに替えても差支えない。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の車両の減速エネルギー回
収装置に依れば、エンジン側のクラッチを介して駆動さ
れるカウンタシャフトと車輪駆動系に接続したメインシ
ャフトと前記カウンタシャフトの回転を前記メインシャ
フトへ変速して伝える多段の歯車列a構とを有するトラ
ンスミッション、前記カウンタシャフトにカウンタシャ
フトPTOギヤシンクロナイザを介して接話可能に装着
されたカウンタシャフトPTOギヤと該カウンタシャフ
トPTOギヤに噛合し且つ前記メインシャフトにメイン
シャフトPTOギヤシンクロナイザを介して接話可能に
装着されたメインシャツ1−PToギヤと該メインシャ
フトPTOギヤに噛合した駆動ギヤを介して駆動される
PTO出力軸とを有する多段階変速式PTO出力装置、
前記1’To出力軸に連結されたポンプ・モータ、該ポ
ンプ・モータの第1ポートからアキュムレータへ延びた
高圧油回路、前記ポンプ・モータの第2ポートからオイ
ルタンクへ延びた低圧油回路、及び前記ポンプ・モータ
を車両の減速時にポンプとして機能させる一方、少なく
とも車両の発進時にモータとして機能させる制御手段と
を具備して構成されるので、減速エネルギーの回収、及
び発進エネルギーとしての利用に複雑な装置や機器を必
要とせず、構造が簡単になる上に、減速エネルギーを回
収して発進エネルギーに利用する分だけ燃費を向上でき
る効果がある。
又、トランスミッションのニュートラル状Sを検出する
ニュートラルセンサ、アキュムレータ内圧力を検出する
圧力センサ、人為操作により、前記アキュムレータへの
蓄圧指令を表す信号を出力するスイッチ手段を具備し、
前記制御B手段は前記ニュートラルセンサ、前記圧力セ
ンサ及び前記スイッチ手段の各信号に応じ、前記トラン
スミッションがニュートラル状態にあり、前記アキュム
レータ内の圧力が所定値以下であり、且つ前記スイッチ
手段が前記蓄圧指令を表す信号を出力しているとき、前
記ポンプ・モータをポンプとしてa能させると共に前記
クラッチ及び前記カウンタシャフトPTOギヤシンクロ
ナイザに接作動させるようにしたので、車両停止時にも
アキュムレータへの蓄圧が可能となり、装置起動直後の
車両発進時やアキュムレータ内の蓄積エネルギーを使い
切ってしまった後の車両の発進時にも減速エネルギー回
収装置のM積エネルギーを車両の駆動力として利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る車両の減速エネルギー回収装置の
一実施例を示す油圧回路図、第2図は第1図に示すポン
プ・モータの縦断側面図、第3図は同ポンプ・モータの
容量制御用電磁弁の縦断正面図、第4図は第3図の容量
制御用電磁弁の縦断側面図、第5図は第1図の電子コン
トロールユニット内で実行される、減速エネルギー回収
装置の制御手順を示すメインフローチャート、第6図は
第5図のメインフローチャートのステップ110で実行
される電磁弁A−B制御サブルーチンのフローチャート
、第7図は第5図のメインフローチャートのステップ2
40で実行される圧力チャージ制御サブルーチンのフロ
ーチャート、第8図は第5図のメインフローチャートの
ステップ170で実行される発進制御サブルーチンのフ
ローチャート、第9図は第5図のメインフローチャート
のステップ220等で実行されるモータ傾転制御サブル
ーチンのフローチャート、第10図は第5図のメインフ
ローチャートのステップ190等で実行される変速制御
サブルーチンのフローチャート、第11図は第5図のメ
インフローチャートのステップ240等で実行されるポ
ンプ回転制御サブルーチンのフローチャート、第12図
はモータ傾転制御実行時に電子コントロールユニットか
ら容量制御用電磁弁の駆動回路に出力されるモータ傾転
角制御信号の出力値とアクセルペダルの踏込fft(ア
クセル開度)との関係の一例を示すグラフ、第13図は
ポンプ傾転制御実行時に電子コントロールユニットから
容量制御用電磁弁の駆動回路に出力されるポンプ傾転角
制御信号の出力値とプレーキベタルの踏込呈との関係の
一例を示すグラフ、第14図は車両の定常走行時にエン
ジンから車輪に伝達される駆動力の伝達経路を示す減速
エネルギー回収装置の作動説明図、第15図は車両の減
速時に車輪からポンプ・モータに伝達される駆動力の伝
達経路を示す減速エネルギー回収装置の作動説明図、第
16図は車両停止時にエンジンからポンプ・モータに伝
達される駆動力の伝達経路を示す減速エネルギー回収装
置の作動説明図、第17図は車両の発進時にポンプ・モ
ータから車輪に伝達される駆動力の伝達経路を示す減速
エネルギー回収装置の作動説明図、第18図は車両の加
速時にエンジン及びポンプ・モータから車輪に伝達され
る駆動力の伝達経路を示す減速エネルギー回収装置の作
動説明図である。 1・・・エンジン、2・・・クラッチ、3・・・トラン
スミッション、3゛・・・多段変速式PTO出力装置、
4・・・メインシャフト、5・・・カウンタシャフト、
6・・・メインシャフトPTOギヤ、?a、7b・・・
慝区動ギヤ、8・・・PTO出力軸、9・・・メインシ
ャフトPTOギヤシンクロナイザ、10・・・カウンタ
シャフトPTOギヤ、11・・・カウンタシャフトPT
Oギヤシンクロナイザ、16・・・ポンプ・モータ、1
7゜18・・・多段の歯車列機構、30・・・容量制御
用電磁弁、32・・・ピストン、40・・・高圧油路、
41・・・アキュムレータ、42・・・低圧油回路、4
3・・・加圧オイルタンク、45・・・エアタンク、4
6・・・加圧エア制御用電磁弁、54・・・補給油路、
59・・・オイルポンプ、64・・・電子コントロール
ユニット、65・・・アクセルセンサ、66・・・ブレ
ーキセンサ、69・・・圧力センサ、75・・・ニュー
トラルセンサ、77・・・チャージスイッチ(スイッチ
手段)、84・・・燃料噴射ポンプ、86・・・電子ガ
バナコントロールユニット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジン側のクラッチを介して駆動されるカウンタシャ
    フトと車輪駆動系に接続したメインシャフトと前記カウ
    ンタシャフトの回転を前記メインシャフトへ変速して伝
    える多段の歯車列機構とを有するトランスミッション、
    前記カウンタシャフトにカウンタシャフトPTOギヤシ
    ンクロナイザを介して接断可能に装着されたカウンタシ
    ャフトPTOギヤと該カウンタシャフトPTOギヤに噛
    合し且つ前記メインシャフトにメインシャフトPTOギ
    ヤシンクロナイザを介して接断可能に装着されたメイン
    シャフトPTOギヤと該メインシャフトPTOギヤに噛
    合した駆動ギヤを介して駆動されるPTO出力軸とを有
    する多段階変速式PTO出力装置、前記PTO出力軸に
    連結されたポンプ・モータ、該ポンプ・モータの第1ポ
    ートからアキュムレータへ延びた高圧油回路、前記ポン
    プ・モータの第2ポートからオイルタンクへ延びた低圧
    油回路、前記トランスミッションのニュートラル状態を
    検出するニュートラルセンサ、前記アキュムレータ内圧
    力を検出する圧力センサ、人為操作により前記アキュム
    レータへの蓄圧指令を表す信号を出力するスイッチ手段
    、前記ポンプ・モータを車両の減速時にポンプとして機
    能させる一方、少なくとも車両の発進時にモータとして
    機能させ、更に、前記ニュートラルセンサ、前記圧力セ
    ンサ及び前記スイッチ手段の各信号に応じ、前記トラン
    スミッションがニュートラル状態にあり、前記アキュム
    レータ内の圧力が所定値以下であり、且つ前記スイッチ
    手段が前記蓄圧指令を表す信号を出力しているとき、前
    記ポンプ・モータをポイプとして機能させると共に前記
    クラッチ及び前記カウンタシャフトPTOギヤシンクロ
    ナイザに接作動させる制御手段とを具備して成ることを
    特徴とする車両の減速エネルギー回収装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4993780A (en) * 1988-10-24 1991-02-19 Isuzu Motors Limited Regenerative braking system for car
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JP2014104826A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Honda Motor Co Ltd 流体圧アシスト車両の制御装置

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