JPH0512182B2 - - Google Patents

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JPH0512182B2
JPH0512182B2 JP60014544A JP1454485A JPH0512182B2 JP H0512182 B2 JPH0512182 B2 JP H0512182B2 JP 60014544 A JP60014544 A JP 60014544A JP 1454485 A JP1454485 A JP 1454485A JP H0512182 B2 JPH0512182 B2 JP H0512182B2
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JP
Japan
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pump
motor
valve
pressure oil
port
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JP60014544A
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JPS61175152A (ja
Inventor
Nobuaki Takeda
Koji Ogita
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPS61175152A publication Critical patent/JPS61175152A/ja
Publication of JPH0512182B2 publication Critical patent/JPH0512182B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両の減速エネルギー回収装置に関す
るものである。
(従来の技術) 車両減速時の減速エネルギー(慣性エネルギ
ー)を回収して、アキユムレータに蓄圧する一
方、同アキユムレータに蓄えた蓄積エネルギーを
車輪駆動系以外の付属機器例えばクレーン等へ伝
えて、同クレーン等を作動するPTO(Power
take off)出力装置を具えた車両の減速エネルギ
ー回収装置は、従来公知である。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の車両の減速エネルギー回収装置は、
アキユムレータに蓄えた蓄積エネルギーを車輪駆
動系以外の付属機器例えばクレーン等へ伝えるも
のであり、アキユムレータに蓄えた蓄積エネルギ
ーを車両発進時の発進エネルギーに利用するもの
でなく、しかも構造が複雑で、そのままでは、車
両減速時の減速エネルギー(慣性エネルギー)を
回収して、アキユムレータに蓄圧する一方、同ア
キユムレータに蓄えた蓄積エネルギーを車両発進
時の発進エネルギーに利用しにくいという問題が
あつた。
本発明は前記の問題点に鑑み提案するものであ
り、その目的とする処は、システムの効率を向上
でき、発進時のトルクを安定して得られ、エンジ
ンの燃費を向上できる。また減速エネルギーの回
収効率を向上できる車両の減速エネルギー回収装
置を提供しようとする点にある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明の車両の
減速エネルギー回収装置は、変速機に連結された
動力取出装置、同動力取出装置に連結されると共
に容量を制御するための容量制御用電磁弁を有す
る可変容量型ポンプ・モータ、同ポンプ・モータ
の第1ポートからアキユムレータへ延びた高圧油
回路、同ポンプ・モータの第2ポートから低圧タ
ンクへ延びた低圧油回路、エンジンの駆動軸によ
り駆動されるチヤージポンプ、同チヤージポンプ
の吐出側から調圧弁を介してリザーバタンクへ延
びた補給回路、一端を上記容量制御用電磁弁に連
通され他端を上記チヤージポンプと上記調圧弁と
の間の上記補給回路に連通されたパイロツト油圧
供給回路、上記高圧油回路に設けられポペツト弁
とロジツク弁とからなる電磁弁とよりなり、上記
ポンプ・モータをポンプとして作動する減速時に
上記電磁弁を開き上記低圧タンクの圧油を第2ポ
ートから第1ポートを介して上記アキユムレータ
へ導き、上記ポンプ・モータをモータとして作動
する発進時に上記電磁弁を開き上記アキユムレー
タの圧油を第1ポートから第2ポートを介して上
記低圧タンクへ導く制御装置を有している。
(作用) 本発明の車両の減速エネルギー回収装置は前記
のように構成されており、次の作用が行われる。
即ち、 発進時に利用するアキユムレータ内の油圧を
高圧油回路に設けられたポペツト弁とロジツク
弁とかるなる電磁弁により遮断している。そし
て、この電磁弁により高圧油回路が遮断されて
いるときは、ポペツト弁のソレノイドが消磁し
て、ポペツト弁内のリザーブタンクに連通する
弁座に弁体がばねにより押圧され、且つロジツ
ク弁の弁体もばねにより弁座に押圧されると共
に、ポペツト弁とロジツク弁のそれぞれの弁体
には、その背面にアキユムレータの圧油が作用
することになるため、油の漏れが全くなく、ポ
ンプ・モータがモータとして作動する時以外ア
キユムレータ内の圧油を保持することができ
る。その結果、制動時にアキユムレータに蓄え
られるエネルギー(圧油)は、必要時(モータ
作動時)以外漏れなくて、システムの効率が向
上する。またアキユムレータ内の圧油を保持で
きるため、発進時のトルクが安定して得られ、
エンジンの燃費が向上する。
またチヤージポンプをエンジンの駆動軸によ
り直接駆動し、同チヤージポンプで発生した圧
油を容量制御型のポンプ・モータを制御するた
めの容量制御用電磁弁に供給する補給回路を設
けたので、エンジンの稼働時には安定した油圧
を補給回路に供給することができる。そのた
め、容量制御型のポンプ・モータを制御する際
に、容量制御用電磁弁に対して所定の油圧が供
給され、ポンプ・モータの容量制御を所望の応
答性(タイミング)で切り換えることができ
て、減速エネルギーの回収効率が向上する。
(実施例) 次に本発明の車両の減速エネルギー回収装置を
第1図乃至第19図に示す一実施例により説明す
る。まず同本車両の減速エネルギー回収装置の全
体を第1,2図により説明すると、1が車両に搭
載したデイーゼルエンジンまたはガソリンエンジ
ン、3がトランスミツシヨン、3′が多段階変速
式PTO出力装置(動力取出装置)、15がエンジ
ン1の駆動軸1aにより直接駆動されるチヤージ
ポンプ(ギヤポンプまたはベーンポンプ)、16
がポンプ・モータ、28が同ポンプ・モータ16
の第1ポート、29が同ポンプ・モータ16の第
2ポート、40が上記ポンプ・モータ16の第1
ポート28からアキユムレータ41へ延びた高圧
油回路、44が同高圧油回路40に設けた電磁
弁、46が上記チヤージポンプ15の吐出側から
調圧弁を介して後述するリザーバタンク50へ延
びた補給回路、47が同補給回路46から容量制
御電磁弁30へ延びたパイロツト油圧供給回路、
49が油リザーバタンク50から上記チヤージポ
ンプ12の吸入側へ延びた油圧回路、第2図の5
1がアクセルペタル、52が同アクセルペダル5
1のストロークセンサ(ポテンシヨメータ)、5
3がブレーキペタル、54が同ブレーキペタル5
3のストロークセンサ(ポテンシヨメータ)、5
5がエンジンブレーキセンサ、56がエキゾース
トブレーキセンサ、57が負荷センサ、58がク
ラツチ断接センサ、59がクラツチ回転数セン
サ、60が車速センサ、61がポンプ・モータ1
6の吐出圧センサ、62が補給回路46の圧力セ
ンサ、63が低圧油回路42の圧力センサ、64
が高圧油回路40のポンプ・モータ16側圧力セ
ンサ、65が高圧油回路40のアキユムレータ4
1側圧力センサ、66がエンジン回転数センサ、
67が制御装置(コントロールユニツト)で、上
記各センサ52,54〜66で得られた検出信号
を同制御装置67へ入力し、また同制御装置67
でコンピユータ処理して得られた制御信号を燃料
噴射ポンプ67(デイーゼルエンジンの場合には
電子ガバナ付き燃料噴射ポンプ、ガソリンエンジ
ンの場合には電子燃料噴射式またはスロツトルバ
ルブコントローラ付燃料噴射ポンプ)のアクユエ
ータ68とトランスミツシヨン3と多段階変速式
PTO出力装置3′とポンプ・モータ16の容量制
御電磁弁30と電磁弁44とへ送つて、これらの
機器、装置を制御するようになつている。
71は燃料増減のためのコントロールラツク、
52はアクセルペタル51のストロークセンサで
あつて、アクセルペタル51に連動して、同アク
セルペタル51のストロークを検出し、同ストロ
ークセンサ52で得られた検出信号a1を制御装置
67へ送り、また同制御装置67で得られた制御
信号a2をポンプ・モータ16がモータとして作動
するとき(発進時)に、同ポンプ・モータ16の
容量制御電磁弁30へ送り、同ポンプ・モータ1
6の斜板(第10図の22参照)の傾転角をアク
セルペタル51のストロークに比例した角度に制
御して、ポンプ・モータ16のモータとしての能
力を最高度に発揮させるようになつている。
次に前記トランスミツシヨン3を第3図乃至第
9図により具体的に説明すると、2が上記エンジ
ン1に付設したクラツチ、3aがトランスミツシ
ヨンケース、19がトランスミツシヨン3の入力
軸で、同入力軸19が上記クラツチ2を介して上
記エンジン1の回転軸に接続している。また4が
トランスミツシヨン3のメインシヤフトで、同メ
インシヤフト4が車輪のドライブシヤフト12に
接続している。また5がトランスミツシヨン3の
カウンタシヤフト、17が上記メインシヤフト4
に変速比に対応して設けた複数の変速ギヤ、18
が上記カウンタシヤフト5に変速比に対応して設
けた複数の変速ギヤで、同各変速ギヤ18,17
が互いに噛合しており、エンジン1の回転をクラ
ツチ2と入力軸19とを経てカウンタシヤフト5
に伝えて、同カウンタシヤフト5を回転し、また
同カシヤフト5の回転を変速ギヤ18,17の組
み合わせを変えることにより変速して、メインシ
ヤフト4に伝え、さらに同メインシヤフト4の回
転をドライブシヤフト12を介して車輪に伝える
ようになつている。
次に前記多段変速式PTO出力装置3′を第3図
乃至第9図により具体的に説明すると、6が上記
メインシヤフト4の出力軸側に遊嵌したメインシ
ヤフトPTOギヤ、10が上記カウンタシヤフト
5の出力側端部に遊嵌したカウンタシヤフト
PTOギヤで、同カウンタシヤフトPTOギヤ10
が上記メインシヤフトPTOギヤ6に噛合してい
る。また9が上記メインシヤフト4の出力軸側に
装着したメインシヤフトPTOギヤシンクロナイ
ザ、11が上記同カウンタシヤフト5の出力側端
部に装着したカウンタシヤフトPTOギヤシンク
ロナイザ、7が上記メインシヤフトPTOギヤ6
に噛合した駆動ギヤ、8が同駆動キヤ7に噛合し
た歯車を介して接続したPTO出力軸、13が継
手、14が電磁クラツチ、ポンプ・モータで、車
両の定常走行時には、第5図に示すように、クラ
ツチ2を接作動し、メインシヤフトPTOギヤシ
ンクロナイザ9及びカウンタシヤフトPTOギヤ
シンクロナイザ11を断作動して、エンジン81
からクラツチ2及びトランスミツシヨンの入力軸
19を経てカウンタシヤフト5に伝えられる回転
を変速ギヤ18,17→メインシヤフト4→プロ
ペラシヤフト12→車輪へ伝えるように、また車
両の減速時には、第6図に示すように、メインシ
ヤフトPTOギヤシンクロナイザ9を接作動して、
メインシヤフトPTOギヤ6をメインシヤフト4
に固定し、カウンタシヤフトPTOギヤシンクロ
ナイザ11を断作動し、カウンタシヤフトPTO
ギヤ10をカウンタシヤフト5に対し自由にし
て、車輪の回転をプロペラシヤフト12→メイン
シヤフトPTOギヤ6→駆動ギヤ7→PTO出力軸
8→継手13→電磁クラツチ14を経てチヤージ
ポンプ15及びポンプ・モータ16へ伝えて、同
ポンプ・モータ16をポンプとして作動するよう
に、また車両の停止時には、第7図に示すよう
に、クラツチ2を接作動し、メインシヤフト
PTOギヤシンクロナイザ9を断作動して、メイ
ンシヤフトPTOギヤ6をメインシヤフト4に対
して自由にし、カウンタシヤフトPTOギヤシン
クロナイザ11を接作動し、カウンタシヤフト
PTOギヤ10をカウンタシヤフト5に固定して、
エンジン1からクラツチ2及びトランスミツシヨ
ンの入力軸19を経てカウンタシヤフト5に伝え
られる回転をカウンタシヤフトPTOギヤ10→
メインシヤフトPTOギヤ6→駆動ギヤ7→PTO
出力軸8→継手13→電磁クラツチ14を経てチ
ヤージポンプ15及びポンプ・モータ16へ伝え
て、同ポンプ・モータ16をポンプとして作動さ
せることにより、アイドリング状態にあるエンジ
ン出力によつて、油圧が不十分となつたアキユム
レータ41に油圧を貯えることができる。また車
両の発進時には、第8図に示すように、クラツチ
2を断作動のまま、メインシヤフトPTOギヤシ
ンクロナイザ9を断作動して、メインシヤフト
PTOギヤ6をメインシヤフト4に対して自由に
し、カウンタシヤフトシンクロPTOギヤシンク
ロナイザ11を接作動し、カウンタシヤフト
PTOギヤ10をカウンタシヤフト5に固定して、
モータとして作動するポンプ・モータ16の回転
を電磁クラツチ14→継手13→PTO出力軸8
→駆動ギヤ7→メインシヤフトPTOギヤ6→カ
ウンタシヤフトPTOギヤ10→カウンタシヤフ
ト5→変速ギヤ18,17→メインシヤフト4に
伝え、さらにメインシヤフト4の回転をプロペラ
シヤフト12を介して車輪へ伝達するように、ま
た車両の加速時には、第9図に示すように、クラ
ツチ2を接作動し、メインシヤフトPTOギヤシ
ンクロナイザ9を接作動して、メインシヤフト
PTOギヤ6をメインシヤフト4に固定し、カウ
ンタシヤフトPTOギヤシンクロナイザ11を断
作動して、カウンタシヤフトPTOギヤ10をカ
ウンタシヤフト5に対して自由にし、エンジン1
からクラツチ2及びトランスミツシヨンの入力軸
19を経てカウンタシヤフト5に伝えられる回転
を多段の変速ギヤ18,17により通常のように
変速して、メインシヤフト4に伝え、また同メイ
ンシヤフト4の回転をプロペラシヤフト12を経
て車輪へ伝える一方、モータとして作動するポン
プ・モータ16の回転を電磁クラツチ14→継手
13→PTO出力軸8→駆動ギヤ7→メインシヤ
フトPTOギヤ6→メインシヤフト4→プロペラ
シヤフト12を経て車輪へ伝えるようになつてい
る。この操作は車両発進時に用いることも可能で
ある。
次に前記チヤージポンプ15及びポンプ・モー
タ16を第10図乃至第13図により具体的に説
明すると、またポンプ・モータ16には、可変容
量のアキシヤルピストン型ポンプが使用され、ま
た22が同ポンプ・モータ16の斜板、23がシ
ユー、25が上記回転軸21にスプラインを介し
て係合したシリンダブロツク、25aが同シリン
ダブロツク25に設けたシリンダ、24が同シリ
ンダ25aに摺動自在に嵌挿したピストン、24
aが上記シユー23に係合した同ピストン24の
球状端部、26がバルブプレート、27がケーシ
ング、28が第1ポート、29が第2ポート、第
1図及び第11,12,13図の30が上記ポン
プ・モータ16の容量制御電磁弁、31が同容量
制御電磁弁30のスプール、32が上記斜板22
の傾転角制御用ピストン、33が同傾転角制御用
ピストン32の動きを上記スプール31にフイー
ドバツクするフイードバツク機構、34,35が
上記傾転角制御用ピストン32を中立位置に付勢
するばね、35が電源コネクタで、容量制御電磁
弁30のスプール31を制御電流値に比例して移
動し、パイロツト油圧を傾転角制御用ピストン3
2の片側へ送る一方、残る片側から排油し、同傾
転角制御用ピストン32を移動して、斜板22の
傾転角を制御し、また同傾転角制御用ピストン3
2の動きをフイードバツク機構33を介し容量制
御電磁弁30のスプール31に伝え、同スプール
31を中立位置へ戻して、斜板22の傾転角を制
御後の角度に保持するように、また回転軸21が
回転するときには、同回転軸21とともにシリン
ダブロツク25も回転し、ピストン24がシユー
23を介し斜板22上を摺動しながらシリンダ2
5内に往復動して、即ち、ポンプ・モータ16が
ポンプとして作動して、低圧タンク43内の油を
低圧油回路42→第2ポート29→を経て吸引す
る一方、この吸引した油を第1ポート28→高圧
油回路48を経てアキユムレータ41へ圧送す
る。また同アキユムレータ41内の圧油を高圧油
回路48→第1ポート28を経てシリンダ25内
へ送るときには、ピストン24が同圧油によりシ
リンダ25内を往復動して、即ち、ポンプ・モー
タ16がモータとして作動して、シリンダブロツ
ク25及び回転軸21を回転させるようになつて
いる。なお上記フイードバツク機構を含む斜板2
2の傾転角制御機構は従来公知であり、詳細な説
明は省略する。
次に前記電磁弁44を第14図乃至第18図に
より具体的に説明する。同電磁弁44は、第1,
2図及び上記各図に示すポペツト弁80とロジツ
ク弁81とにより構成されている。まずポペツト
弁80を説明すると、82が本体、83がソレノ
イド、84がバルブアツセンブリ、85が鋼球、
86がフイルタ、87がレバー、88が同レバー
87の操作部材、89がピストン、90がばねで
ある。次にロジツク弁81を説明すると、91が
弁体、92が弁座、93が上記弁体91背後のば
ねで、ポペツト弁80のPポートが前記高圧油回
路40のアキユムレータ41側に連通し、同ポペ
ツト弁80のAポートがロジツク弁81の弁体9
1背後の圧力室に連通し、同ポペツト弁80のT
ポートがタンクに連通しており、ポペツト弁80
のソレノイド83が消磁しているときには、バル
ブアツセンブリ84が鋼球85を左側のシートに
押し付けて、同ポペツト弁80のP,Aポートを
連通し(第15,16図参照)、高圧油回路40
のアキユムレータ41側圧油をロジツク弁81の
弁体91背後の圧力室へ送り、弁体91を垂直方
向下方へ移動し、弁座92に着座して、高圧油回
路40の途中を閉じるように、またポペツト弁8
0のソレノイド83が励磁しているときには、レ
バー87の動きによりピストン89が鋼球85を
右側のシートに押し付けて、同ポペツト弁80の
A,Tポートを連通し(第17,18図参照)、
ロジツク弁81の弁体91背後の圧力室の油をタ
ンクへ排油し、弁体91を垂直方向上方へ移動
し、弁座92から離して、高圧油回路40の途中
を開くようになつている。なお電磁弁44にポペ
ツト弁80及びロジツク弁81を使用したのは、
アキユムレータ41の付近での高圧油の漏洩を可
及的に防止して、アキユムレータ油圧の低下を防
止するためである。
次に前記ブレーキペタル53を第19図により
具体的に説明すると、Aが踏込力零の位置、Bが
減速エネルギー回収開始位置、Cがエア圧立上り
開始位置、Dが最終回動位置、α1゜が遊び範囲の
角度、α2゜が減速エネルギー回収開始角度で、ブ
レーキペタル53を踏込力零の位置Aから遊び範
囲の角度α1゜だけ踏込んだとき(減速時)に、ブ
レーキペタル53のストロークセンサ54で得ら
れる検出信号b1(第2図参照)を制御装置67へ
送り、またこのとき、制御装置67で得られる制
御信号b2をポンプ・モータ16の容量制御電磁弁
30へ送り、同ポンプ・モータ16の斜板22
(第10図参照)の傾転角を制御して、ポンプ・
モータ16のポンプとしての機能を最高度に発揮
させるように、また同制御装置67で得られた制
御信号を第1電磁弁44のポペツト弁80へ送
り、ソレノイド83を励磁し、前述のようにロジ
ツク弁81を開き、アキユムレータ41内の圧油
を高圧油回路40→第1ポート28→ポンプ・モ
ータ16→第2ポート29→低圧油回路42→低
圧タンク43へ送り、同ポンプ・モータ16をモ
ータとして作動させ、また上記高圧油回路40の
油圧が所定値以下になつたときに、圧力センサ6
4で得られる検出信号を制御装置67へ送り、同
制御装置67では、電磁弁44への制御信号をカ
ツトし、ソレノイド83を消磁し、前述のように
ロジツク弁81を閉じて、アキユムレータ(気体
圧縮型特にプラダ型アキユムレータ)41のゴム
袋(プラダ)がポペツト弁80に衝接して生じる
損傷を防止するように、また低圧油回路42の油
圧が所定値以下になつたときに、圧力センサ63
で得られる検出信号を制御装置67へ送り、同制
御装置67で得られた制御信号をポンプ・モータ
16の容量制御電磁弁30へ送り、同ポンプ・モ
ータ16の斜板22の傾転角を零にし、ポンプ・
モータ16のポンプとしての機能を停止させて、
低圧油回路42でのキヤビテーシヨンの発生を防
止するように、また殆どないが、同ブレーキペタ
ル53をアクセルペタル51とともに踏込んだ場
合には、斜板22の斜転角を零に制御してポン
プ・モータ16のモータとしての機能を停止さ
せ、またはブレーキペタル踏込時の角度に制御し
て同モータを16をポンプとして作動させるよう
になつている。
次に前記車両の減速エネルギー回収装置の作用
を具体的に説明する。チヤージポンプ15をエン
ジン1の駆動軸1aにより駆動する。また第5図
に示すように、クラツチ2を接作動し、メインシ
ヤフトPTOギヤシンクロナイザ9及びカウンタ
シヤフト又はメインシヤフトPTOギヤシンクロ
ナイザ9は、接作動、カウンタ側は断としてエン
ジン1からクラツチ2及びトランスミツシヨン3
の入力軸19を経てカウンタシヤフト5に伝えら
れる回転を変速ギヤ18,17→メインシヤフト
4→プロペラシヤフト12を経て車輪に伝えてい
る走行時に、ブレーキペタル53を踏込力零の位
置Aから遊び範囲の角度α1゜だけ踏込むと、制御
装置67からの制御信号により、クラツチ2を断
作動し、または接の状態で、メインシヤフト
PTOギヤシンクロナイザ9を接作動して、メイ
ンシヤフトPTOギヤ6をメインシヤフト4に固
定し、カウンタシヤフトPTOギヤシンクロナイ
ザ11を断作動し、カウンタシヤフトPTOギヤ
10をカウンタシヤフト5に対して自由にして、
車輪の回転をプロペラシヤフト12→メインシヤ
フトPTOギヤ6→駆動ギヤ7→PTO出力軸8→
継手13→電磁クラツチ14を経てポンプ・モー
タ16へ伝えて、同ポンプ・モータ16をポンプ
として作動する。またこのとき、同ブレーキペタ
ル53のストロークセンサ54で得られる検出信
号b1(第2図参照)を制御装置67へ送り、ポン
プ・モータ16で発生した圧油を第1ポート28
→高圧油回路40を経てアキユムレータ41に蓄
え、またこのとき、制御装置67で得られる制御
信号b2をポンプ・モータ16の容量制御電磁弁3
0へ送り、同ポンプ・モータ16の斜板22の傾
転角を制御して、ポンプ・モータ16のポンプと
しての能力を最高度に発揮させる。
また第7図に示すように車両停止時に、クラツ
チ2を接作動し、メインシヤフトPTOギヤシン
クロナイザ9を断作動して、メインシヤフト
PTOギヤ6をメインシヤフト4に対して自由に
し、カウンタシヤフトPTOギヤシンクロナイザ
11を接作動し、カウンタシヤフトPTOギヤ1
0をカウンタシヤフト5に固定して、エンジン1
からクラツチ2及びトランスミツシヨン3の入力
軸19を経てカウンタシヤフト5に伝えられる回
転をカウンタシヤフトPTOギヤ10→メインシ
ヤフトPTOギヤ6→駆動ギヤ7→PTO出力軸8
→継手13→電磁クラツチ14を経てポンプ・モ
ータ16へ伝えて、同ポンプ・モータ16をポン
プとして作動させて、エンジンからアキユムレー
タに油圧を貯えることができる。そして、車両停
止時に、アクセルペタル51を踏込むと、アクセ
ルペタル51のストロークセンサ52で得られる
検出信号を制御装置67へ送り、また同制御装置
67で得られた制御信号を電磁弁44のポペツト
弁80へ送り、ソレノイド83を励磁して、ロジ
ツク弁81を開き、アキユムレータ41内の圧油
を高圧油回路40→第1ポート28→ポンプ・モ
ータ16→第2ポート28→低圧油回路42→低
圧タンク43へ送り、同ポンプ・モータ16をモ
ータとして作動し、その回転を電磁クラツチ14
→継手13→PTO出力軸8→駆動ギヤ7→メイ
ンシヤフトPTOギヤ6→カウンタシヤフトPTO
ギヤ10→カウンタシヤフト5→変速ギヤ18,
17→メインシヤフト4に伝え、さらに同メイン
シヤフト4の回転をプロペラシヤフト12を経て
車輪に伝えて、発進を行う。あるいは、カウンタ
シヤフトPTOシンクロを断に、メインシヤフト
シンクロを接として、16→14→13→8→7
→6→4→12としてもよい。また車両発進後の
加速時には、制御装置67からの制御信号によ
り、第9図に示すように、クラツチ2を接作動
し、メインシヤフトPTOギヤシンクロナイザ9
を接作動し、カウンタシヤフトPTOギヤシンク
ロナイザ10を断作動して、カウンタシヤフト
PTOギヤ10をカウンタシヤフト5に対して自
由にし、エンジン1からクラツチ2及びトランス
ミツシヨン3の入力軸19を経てカウンタシヤフ
ト5に伝えられる回転を多段の変速ギヤ18,1
7により通常のように変速して、メインシヤフト
4に伝え、さらに同メインシヤフト4の回転をプ
ロペラシヤフト12を経て車輪に伝える一方、モ
ータとして作動するポンプ・モータ16の回転を
電磁クラツチ14→継手13→PTO出力軸8→
駆動ギヤ7→メインシヤフトPTOギヤ6→メイ
ンシヤフト4→プロペラシヤフト12を経て車輪
に伝えて、加速を行う。また上記発進、加速時
に、アクセルペタル51のストロークをアクセル
ペタルストロークセンサ52が検出し、そのとき
得られる検出信号a1を制御装置67へ送り、同制
御装置67で得られた制御信号a2をポンプ・モー
タ16の容量制御電磁弁30へ送り、同ポンプ・
モータ16の斜板22の傾転角をアクセルペタル
51のストロークに比例した角度に制御して、ポ
ンプ・モータ16のモータとしての効率を最高度
に発揮させる。
(発明の効果) 本発明の車両の減速エネルギー回収装置は前記
のように構成されており、次の効果を達成でき
る。即ち、 発進時に利用するアキユムレータ内の油圧を
高圧油回路に設けられたポペツト弁とロジツク
弁とかるなる電磁弁により遮断している。そし
て、この電磁弁により高圧油回路が遮断されて
いるときは、ポペツト弁のソレノイドが消磁し
て、ポペツト弁内のリザーブタンクに連通する
弁座に弁体がばねにより押圧され、且つロジツ
ク弁の弁もばねにより弁座に押圧されると共
に、ポペツト弁とロジツク弁のそれぞれの弁体
には、その背面にアキユムレータの圧油が作用
することになるため、油の漏れが全くなく、ポ
ンプ・モータがモータとして作動する時以外ア
キユムレータ内の圧油を保持することができ
る。その結果、制動時にアキユムレータに蓄え
られるエネルギー(圧油)は、必要時(モータ
作動時)以外漏れなくて、システムの効率を向
上できる。またアキユムレータ内の圧油を保持
できるため、発進時のトルクを安定して得ら
れ、エンジンの燃費を向上できる。
またチヤージポンプをエンジンの駆動軸によ
り直接駆動し、同チヤージポンプで発生した圧
油を容量制御型のポンプ・モータを制御するた
めの容量制御用電磁弁に供給する補給回路を設
けたので、エンジンの稼働時には安定した油圧
を補給回路に供給することができる。そのた
め、容量制御型のポンプ・モータを制御する際
に、容量制御用電磁弁に対して所定の油圧が供
給され、ポンプ・モータの容量制御を所望の応
答性(タイミング)で切り換えることができ
て、減速エネルギーの回収効率を向上できる。
以上本発明を実施例により説明したが、勿論、
本発明はこのような実施例に限定されるものでな
く、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の設計
の改変を施しうるものである。例えば前記実施例
では、変速機に機械式のものを使用しているが、
流体式のものでもよい。また前記実施例では、ポ
ンプ・モータ16に可変容量のアキシヤルピスト
ン型ポンプを使用しているが、他の形式のものに
替えても差支えない。また第20図に示すよう
に、低圧油回路42の低圧タンク43をピストン
型アキユムレータとし、ピストン43aの一方を
低圧回路42に、他方を通常のブレーキ用エア回
路またはエアサス用エア回路(エアタンク43′
及びエアコンプレツサ43′)に接続してもよい。
また第21図に示すように、低圧タンク43をバ
ス等の車両の屋根の上に設置し、吸入負圧を減ら
して、キヤビテーシヨンを防止するようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる車両の減圧エネルギー
回収装置の一実施例を示す油圧回路図、第2図は
その制御系統説明図、第3図は変速機及び動力取
出装置の縦断側面図、第4図乃至第9図はその作
用説明図、第10図はチヤージポンプ及びポン
プ・モータの縦断側面図、第11図は同ポンプ・
モータの容量制御電磁弁の縦断正面図、第12図
はその縦断側面図、第13図はその油圧回路図、
第14図はポペツト弁の一部縦断側面図、第1
5,16図はポペツト弁及びロジツク弁の閉作動
時の油圧回路図、第17,18図はポペツト弁及
びロジツク弁の開作動時の油圧回路図、第19図
はブレーキペタルの作用説明図、第20,21図
は低圧タンクの他の各実施例を示す説明図であ
る。 1…エンジン、1a…エンジン1の駆動軸、3
…変速機、3′…動力取出装置、15…チヤージ
ポンプ、16…ポンプ・モータ、28…第1ポー
ト、29…第2ポート、30…容量制御電磁弁、
40…高圧油回路、41…アキユムレータ、42
…低圧油回路、43…低圧タンク、44…電磁
弁、46…補給回路、47…パイロツト油圧供給
回路、51…アクセルペタル、52…アクセルペ
タルストロークセンサ、62…圧力センサ、67
…制御装置、80…ポペツト弁、81…ロジツク
弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 変速機に連結された動力取出装置、同動力取
    出装置に連結されると共に容量を制御するための
    容量制御用電磁弁を有する可変容量型ポンプ・モ
    ータ、同ポンプ・モータの第1ポートからアキユ
    ムレータへ延びた高圧油回路、同ポンプ・モータ
    の第2ポートから低圧タンクへ延びた低圧油回
    路、エンジンの駆動軸により駆動されるチヤージ
    ポンプ、同チヤージポンプの吐出側から調圧弁を
    介してリザーバタンクへ延びた補給回路、一端を
    上記容量制御用電磁弁に連通され他端を上記チヤ
    ージポンプと上記調圧弁との間の上記補給回路に
    連通されたパイロツト油圧供給回路、上記高圧油
    回路に設けられポペツト弁とロジツク弁とからな
    る電磁弁とよりなり、上記ポンプ・モータをポン
    プとして作動する減速時に上記電磁弁を開き上記
    低圧タンクの圧油を第2ポートから第1ポートを
    介して上記アキユムレータへ導き、上記ポンプ・
    モータをモータとして作動する発進時に上記電磁
    弁を開き上記アキユムレータの圧油を第1ポート
    から第2ポートを介して上記低圧タンクへ導く制
    御装置を有することを特徴とする車両の減速エネ
    ルギー回収装置。
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