JPS6234099B2 - - Google Patents

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JPS6234099B2
JPS6234099B2 JP54117804A JP11780479A JPS6234099B2 JP S6234099 B2 JPS6234099 B2 JP S6234099B2 JP 54117804 A JP54117804 A JP 54117804A JP 11780479 A JP11780479 A JP 11780479A JP S6234099 B2 JPS6234099 B2 JP S6234099B2
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JP
Japan
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ultrasonic
steel material
signal
thick plate
probes
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JP54117804A
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Shigeo Hosoi
Hisao Yamaguchi
Shigeaki Matsumoto
Akito Nakanishi
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続鋳造法によつて製造された鋼片、
該鋼片を圧延、精整して得られる製品等の鋼材に
存在することある中央偏析及び層割れ等の欠陥を
自動的に検出評価する装置に関するものである。
連続鋳造によつて製造された鋼片又はこれを素
材として得た製品には中央偏析が存在することが
ある。このような中央偏析の検出評価には、一般
には厚板等のクロツプ部から試験片を切出し、そ
の断面をエツチングしてそのエツチングされた異
常組織の総長さ(占有率)に基いて等級判定を行
う方法が採られていた。しかしながら斯かる方法
による場合は被検鋼材の切断、エツチングを要し
て煩わしく、長時間を要し、しかもクロツプ部以
外の検出評価を行えないという欠点があつた。こ
の欠点を解消する為に本願発明者等は超音波技術
を利用した「鋼材の中央偏析の超音波自動検出判
定評価方法」の発明を完成した(特開昭52−
102786号)。
本発明は上述の発明に係る鋼材の中央偏析の検
出判定評価方法を実施すると共に、併せてその鋼
材に存する欠陥の検出評価も行うことを可能とし
て、連続鋳造法によつて得られた鋼材、これを素
材とする厚板等の製品の評価をオンラインで、し
かもその全長域に亘つて自動的に行えるようにし
た鋼材の自動評価装置を提供することを目的と
し、以下に本発明をその実施例を示す図面に基い
て詳述する。
第1図は本発明装置の走査系を示す立面図、第
2図はホルダの拡大立断面図、第3図は第2図の
―線によ平面断面図である。第1図において
1は門形をなす架台であつて、床面に固定されて
おり、搬送ローラ2上を図面の表裏方向に水平移
動される厚板3の上方に、その梁部1aが厚板3
の移動方向と直交するように水平支架されてい
る。
この梁部1aには走査ブロツク4が矢符で示す
ようにその長手方向、又は厚板幅方向、即ち厚板
移動方向と直交する方向への摺動自在に係合され
ている。1b,1bは梁部1aの前面の上下に突
出形成したガイドレールであつて、走査ブロツク
4はこのガイドレール1b,1bにより姿勢を鉛
直に規制されつつ、案内される。梁部1aの内部
空洞には略々梁部1aの全長に亘つて無端のチエ
イン1cが張架されており、梁部1aの左端部に
配設されているモータ5によつてこのチエイン1
cが駆動されるようにしてある。そして走査ブロ
ツク4はこのチエイン1cに繋留されており、要
するにモータ5の正逆回転によつて走査ブロツク
4は梁部1aに沿い右、左に横行するようにして
ある。架台1の左側脚柱に取付けられているハン
ドル6はチエイン1cを手動駆動するためのもの
であり、モータ5に連結されたスプロケツト(図
示せず)と係脱自在に連繋してある。
走査ブロツク4にはエアシリンダ7がそのロツ
ド7aが鉛直下向きとなるようにして取付けられ
ており、ロツド下端部には超音波探触子11,1
2を保持するためのホルダ8が枢支されている。
ホルダ8は第2,3図に示すように略円筒状を
なしており、探触子11,12を保持する中子部
8aとこれを上方から外被する外筒部8bとから
なつている。外筒部8bの上蓋部中央は前記ロツ
ド7aの下端末に厚板3の移動方向(第3図矢
符)への若干の首振可能に枢支され、また中子部
8aは外筒部下端における厚板3移動方向前後側
に設けたピン8c,8cにより梁部1aの長手方
向(厚板3の移動方向と直交する方向)への若干
の首振可能に支持されている。このような支持構
造により中子部8aはエアシリンダ7のロツド7
aに対して一定範囲内で任意方向に首振運動を行
えるから、その底部を厚板3に接触させた場合に
おいて厚板表面に凹凸が存在してもこの表面に倣
うようにして確実な摺擦が行えることになる。
中子部8aには超音波探触子11,12が探触
面を底部に向けるようにして前後方向に並置さ
れ、超音波探触子11,12の対向部の左右には
プリウエツト用の給水管8d、カプリング用の給
水管8eが設けられており、給水管8dに供給さ
れた水は中子部8aの外部へ放出されて厚板3の
表面を予め濡らし、また給水管8eに供給された
水は探触子11,12の下端面配置部へ導かれ、
探触子11,12と厚板3との音響的結合を図る
ようにしてある。中子部8aの下端部を構成する
皿状のシユー8fの下面は摩擦強度向上の為にタ
ングステン溶射を施してある。探触子11,12
の下端面はこのシユー8fに開設した穴に位置し
ている。
外筒部8bの下端における最左部及び最右部に
は厚板3の幅方向端部を検出する為の非接触型の
センサ8g,8hが取付けられている。そしてこ
れらセンサ8g,8h、超音波探触子11,12
に対する電気的接続、及び給水管8d,8eに対
するホース繋ぎ込み等は外筒部8bの上蓋部を貫
通して行われるようにしてある。
エアシリンダ7は探触子11,12を上下させ
て厚板3に対する離隔、接近を行わしめるもので
あつて、厚板移動方向に関し、ホルダ8よりも上
流側にエアシリンダ7の駆動タイミング制御用の
非接触型のセンサ(図示せず)が設けられてい
る。
叙上の如く構成された走査系の動作を説明する
と、まず、厚板3の送給に先立ち、厚板3の幅寸
法を考慮してハンドル6を操作し、探触子11,
12が厚板3の左端部通過域上に位置するように
走査ブロツク4の位置を初期設定する。
このようにした上で厚板3の送給を開始し、そ
の先端がホルダ8の手前に到るとエアシリンダ7
の駆動タイミング制御用のセンサが厚板先端の到
来を検知してロツド7aを下向きに進出させる。
その後、厚板先端はロツド7a下に達するが、そ
れから僅かに遅れてホルダ8に保持された探触子
11,12がその直下にある厚板3の表面に接触
する。前記センサの厚板先端検知時点から、探触
子11,12の厚板3に対する接触時点までの時
間よりも若干長くその限時を設定されたタイマ
(図示せず)は前記センサの検知時点で計時動作
を開始し、その限時でモータ5の正転駆動を開始
させると共に給水管8d,8eへの給水を開始す
る。走査ブロツク4は右へ移動し、また探触子1
1,12と厚板3とは水の介在により音響的に結
合するので要するに探触子11,12を右方へ移
動させつつの走査が開始されることになる。
而してホルダ8が厚板右端部に至近するとセン
サ8hがこれを検知して図示しないモータ制御回
路にこれを報じ、モータ5を逆転駆動させる。そ
うすると今度は探触子11,12を左方へ移動さ
せつつの走査が行われることになり、逆に厚板左
端部へのホルダ8の接近は他方のセンサ8gによ
つて検知され、この検知と同時にモータ5を反転
して次には探触子11,12を右方へ移動させ
る。即ち探触子11,12は厚板の略全幅内で左
右に反復横行することになる。一方、厚板3は探
触子11,12の反復横行方向と直交する方向に
移動していくから、結局探触子11,12による
厚板3評価の為の走査は第4図に示す如くジグザ
グ状に行われていくことになる。第4図は厚板移
動速度及び走査ブロツク移動速度共等速(60m/
分)とした場合における走査軌跡を示しているの
で、この軌跡の厚板又は走査ブロツクの移動方向
に対する角度は45゜になつている。なお、前記セ
ンサ8g,8hによるモータ5反転制御のための
厚板の幅方向裕度として片側夫々50±30mm程度を
見込んでいる。またモータ減速期、増速期の存在
のために上記速度例では、厚板3はセンサ8g
(又は8h)作動時からモータ5停止時まで90mm
移動し、またモータ5の反転開始時から定速に達
する迄に同程度の距離を移動するため、走査軌跡
は端部においては曲線的になる。このように探触
子11,12が移動していく間において厚板3の
表面に凹凸があり、また搬送系の不備のために厚
板3が上下動したとしても、エアシリンダ7がこ
れを吸収し、しかも前述したホルダ8の首振可能
構造のためにホルダ8の中子部8aは厚板表面に
追随するから、ホルダ8下部のシユー8fは過大
な力を受けることがなく、また探触子11,12
の下面が厚板3の表面に対し略一定の条件で臨む
ことになり、要するに探触子の保護と走査条件の
安定化が図られている。そして厚板3が探触子1
1,12の移動域を通過し去るとエアシリンダ駆
動タイミング制御用のセンサがこれを検知して、
ロツド7aを退入させ、ホルダ8を上昇退避させ
る。
次に第5図に基き本発明装置の信号処理系につ
き説明する。前記ホルダ8に保持されている第1
の探触子11は中央偏析の検出評価を目的として
設けられたものであつて、これが発する超音波の
周波数は8〜12MHzと比較的高くなるようにその
振動子(トランスデユーサ)110及び発信回路
11tを構成している。一方、第2の探触子12
は層割れその他通常の超音波探触の対象となる欠
陥の検出評価を目的として設けられたものであつ
て、これが発する超音波の周波数は2〜8MHzと
探触子11のそれよりも低くしてあり、発信用、
受信用夫々の振動子120t,120rを有して
いる。
発信回路11tから間欠的に発せられる高周波
信号により振動子110は超音波を発するが、こ
の超音波は厚板3の裏面、中央偏析又は欠陥にて
反射され反射波は振動子110に捉えられて電気
信号に変換され、自動利得調整器13へ入力さ
れ、その出力は検波等の信号処理を行う受信回路
11rへ入力される。
一方、振動子120tも発信回路12tにより
励振され超音波を発する。この超音波は比較的低
周波であるので厚板3の裏面又は欠陥にて反射さ
れ、反射波は受信用の振動子120rに捉えられ
て電気信号に変換され、自動利得調整器14経由
で受信回路12rへ入力される。15はモニタ用
のCRTであつて受信回路11r又は12rで処
理された信号を選択的に表示し得るようにしてあ
る。
16はゲート回路であつて、受信回路11r,
12rの出力信号から所要の信号成分を選択的に
通過せしめピークホールド回路17へ送出する。
このゲート回路16は受信回路11r用に16
a,16bの2個、受信回路12r用に16cの
1個が設けられており、ゲート回路16a,16
bは択一的に使用される。
ピークホールド回路17は受信回路11rから
の信号用と12rからの信号用の2チヤンネルの
構造を有し、逐次入力されるパレス状の信号夫々
のピーク値を保持し、同じく2チヤンネル構造の
コンパレータ18へ出力する。コンパレータ18
は予め設定された所定値を比較基準値とし、これ
をピークホールド回路17から入力された値とを
比較し、両者が一致するように自動利得調整器1
3,14を制御する。具体的にはCRT15上に
おける表示レベルがフルスケールの50%となる値
を比較基準値として設定してあり、従つて自動利
得調整器13,14は夫々への入力信号がCRT
15上にそのフルスケールの50%のレベルで表示
されるように制御せしめられることになる。そし
てコンパレータ18は斯かる制御を行うと共に入
力信号と比較基準値とが一致した際の制御信号情
報をデータ処理装置19へ出力する。この制御信
号情報は自動利得調整器13,14の増幅度又は
減衰度(振動子110,120rと自動利得調整
器13,14との間にプリアンプと介在させてい
る場合)をあらわすデータとなつている。
以下データ処理方法を第5図の回路動作と共に
説明する。このデータ処理はデータ処理装置19
に入力されたデータを磁気テープ等の外部記録媒
体に収録し、その後データを再生してバツチ処理
することとしても、また1枚の厚板毎に又は1枚
の厚板の所定領域毎にリアルタイムで処理するこ
ととしてもよい。ここでは後者の方法に基いて説
明する。
前述した如き走査系の動作に従い探触子11,
12は厚板3の表面上を摺擦し、これらによるジ
グザグ状の走査が行われることになるが、まず探
触子11による中心偏析の検出評価について述べ
る。センサ8g,8hとタイマによる自動制御又
は手動操作により探触子11が中央偏析の存在し
ないと想定される厚板の左右端部に位置する間に
はゲート回路16aを選択し、それ以外の間、す
なわち中央偏析が存することある部分に探触子1
1が存する間はゲート回路16bを選択する。第
6図イは厚板左右端部等、中央偏析が存在しない
良好部における超音波伝播経路の模式図であり、
超音波は厚板3の裏面31にて反射され振動子1
10に捉えられるから受信回路11rの出力信号
はCRT15上の表示波形で示すと第7図イに実
線で示す如くになる。図中最初の矩形波状パルス
Tは発信波であり、以後のパルスは裏面31より
の反射波信号BGである。ゲート回路16aは第
7図イに破線で示すように最初に裏面31から反
射される超音波に相当する信号BG1が現れる領域
を通過せしめるべく作用し、これをピークホール
ド回路17へ入力する。ピークホールド回路17
はそのピーク値を保持し、これをコンパレータ1
8へ入力するからこのコンパレータ18と自動利
得調整器13の作用により信号BG1のピーク値が
比較基準値に一致せしめられることにより、デー
タ処理装置19はその時のコンパレータ18の制
御信号情報を取り込み、自動利得調整器13の増
幅度又は減衰度に関するdB値として読込む。こ
の読込値をBGとし、同様の手順で適当なサンプ
リングタイミングにてm個のBGを読込む。そし
てBGの平均値BGを下記(1)式にて求める。
G=1/mΣBG …(1) 一方、探触子11が厚板3の左右端部以外に在
り、そこに中央偏析が存在した場合にはその超音
波伝播経路は第6図ロに示す如く中央偏析32及
び裏面31から反射される状態になる。そうする
と受信回路11rの出力信号はCRT15上の表
示波形で示すと第7図ロに実線で示す如くにな
る。T,BGは第7図イ同様であり、Fは中央偏
析32からの反射波信号である。然るところゲー
ト回路16bは第7図ロに破線で示すようにT,
Gの通過を阻止せしめるべく作用し、信号Fが
存在する場合はこれのみをピークホールド回路1
7へ入力する。ピークホールド回路17はそのピ
ーク値を保持し、これをコンパレータ18へ入力
するから、コンパレータ18と自動利得調整器1
3の作用により信号Fのうち例えば最初の信号
F1のピーク値が比較基準値に一致せしめられる
ことになり、データ処理装置19はその時のコン
パレータ18の制御信号情報を読込み、これを自
動利得調整器13のdB値として認識することに
なる。この読込値をFmax.とし、同様の手順で適
当なサンプリングタイミングにてn個のFmax.を
読込む。そしてFmax.の平均値.を下記(2)式
にて求める。
.=1/nΣFmax. …(2) そして(1),(2)式からGと.の差Pを下記
(3)式により求める。
P=G−. …(3) そしてこのPを中央偏析評価の指数として用い
る。BG,FmaxのdB値を自動利得調整器13の
減衰度をあらわすものとすると、マクログレード
判定とPの対応は次のようになる。
マクログレード判定 P<−65dB A(中央偏析 な し) −65dB≦P<−55dB B(中央偏析 10%以下) −55dB≦P<−45dB C(中央偏析 50%以下) −45dB≦P<−35dB D(中央偏析 90%以下) −35dB≦P E(中央偏析 連 続) なお、探触子11は次に説明する探触子12に
よつて捉えるべき欠陥からの反射波も捉えること
になるが、この反射波は中央偏析からの反射波に
比して両者識別し得る程度に高レベルであるの
で、データ処理装置19にてこの高レベルの信号
に対応するデータをPを求めるための処理外象外
とすれば欠陥存在による中央偏析評価の誤りを回
避できる。また探触子11と並設されている探触
子12が欠陥の存在を検出した場合にこれと同時
的に又は前後して得られる探触子11からの信号
に基くデータを無効化することとしてもよい。
次に探触子12が捉える反射波について説明す
る。この探触子12は前述した如く2〜8MHzの
比較的低周波の超音波を発し、この超音波は中央
偏析で反射されない。
さて、第6図ハ厚板3に欠陥33が存在した場
合における超音波の伝播経路を模式的に示してい
る。この場合には、欠陥33が厚い場合、即ち二
枚割れである場合には欠陥33にて入射超音波の
殆んどが反射され、欠陥33が薄い場合、即ち断
面すじ割れである場合には欠陥33及び厚板裏面
31にて反射されることになる。第7図ハの実線
は後者の場合における受信回路12rの出力信号
をCRT15における表示能様で示してある。図
中FLは欠陥33からの反射波に対応する信号を
表わしている。そしてゲート回路16cは第7図
ハに破線で示すように発信波信号T及び裏面31
からの反射波信号BGの通過を阻止せしめるべく
作用し、信号FLが存在する場合はこれをピーク
ホールド回路17へ入力する。ピークホールド回
路17はそのピーク値を保持し、これをコンパレ
ータ18へ入力するから、コンパレータ18と自
動利得調整器14の作用により信号FLのピーク
値が比較基準値に一致せしめられることになり、
データ処理装置19は信号FLの存在自体及び自
動利得調整器14のdB値より、欠陥33の存在
及びその厚さ程度を認識することになる。そして
予め与えられている探触子12の移動速度と信号
FLの検出回数からその平面的な大きさにも認識
することになる。なお、検出、評価結果は図示し
ないプリンタ又はプロツタによつて視認情報とし
て記録される。
第8図は本発明装置による中央偏析の検出評価
結果を従来のクロツプ部のマクログレード判定結
果と対比して図示したものであり、横軸にはマク
ログレード判定結果A〜Eを、また縦軸には(3)式
のP値を表わしており、両者には略々直線的な関
係があり、本発明装置による中央偏析の評価の妥
当性、換言すれば本発明装置の実用性が明らかと
なつた。
以上詳述した如く、本発明装置にあつては高周
波の超音波を発する第1の超音波探触子と、低周
波の超音波を発する第2の超音波探触子とを備
え、これらのデータに基づき鋼材の中央偏析及び
鋼材に存する欠陥の評価のための演算を行うデー
タ処理装置とを具備するから、鋼材の中央偏析の
検出評価及び欠陥の検出評価を同時的に、しかも
相互に誤認することなく、被検鋼材の全域にわた
つて自動的に行うことが出来るなど本発明が鋼材
の品質管理技術の向上に寄与する処多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであつて、第
1図は本発明装置の走査系を示す立面図、第2図
はホルダの拡大立面図、第3図は第2図の―
線による平面断面図、第4図は探触子の走査軌跡
を示す厚板の平面図、第5図は本発明装置の信号
処理系を示すブロツク図、第6図イ,ロ,ハは超
音波伝播経路を示す模式図、第7図イ,ロ,ハは
第6図イ,ロ,ハ夫々に対応する信号波形図、第
8図は本発明装置による評価結果をマクログレー
ドと対比図示するグラフである。 1…架台、4…走査ブロツク、5…モータ、7
…エアシリンダ、8…ホルダ、11,12…探触
子、13,14…自動利得調整器、15…
CRT、16…ゲート回路、17…ピークホール
ド回路、18…コンパレータ、19…データ処理
装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鋼材に超音波を入射してその評価を行う装置
    において、被検鋼材に高周波の超音波を入射する
    ための第1の超音波探触子及び低周波の超音波を
    入射するための第2の超音波探触子と、これらの
    超音波探触子を保持するホルダと、両超音波探触
    子を被検鋼材に対して接離せしめる移動機構と、
    両超音波探触子を被検鋼材表面に沿つて移動させ
    る走査機構と、各超音波探触子夫々の受信系に介
    在させた自動利得調整器と、自動利得調整器の出
    力信号処理系に設けられ、所要信号を選択するゲ
    ート回路と、該ゲート回路によつて選択された信
    号のピーク値を保持するピークホールド回路と、
    前記ピーク値を所定値と比較し、両者が一致する
    ように自動利得調整器を制御すると共に、各自動
    利得調整器の制御に与る信号に関するデータを出
    力するコンパレータと、このデータを第1、第2
    の超音波探触子夫々に関連づけて読込み、読込デ
    ータに基き鋼材の中央偏析及び鋼材に存する欠陥
    の評価のための演算を行うデータ処理装置とを具
    備することを特徴とする鋼材の自動評価装置。 2 前記第1の超音波探触子は第2の超音波探触
    子よりも高周波の超音波を発せしめるべく構成し
    た特許請求の範囲第1項記載の鋼材の自動評価装
    置。
JP11780479A 1979-09-12 1979-09-12 Automatic evaluation device for steel material Granted JPS5640756A (en)

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JPH0599908A (ja) * 1991-10-09 1993-04-23 Hitachi Constr Mach Co Ltd 超音波探傷器のゲイン制御装置
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