JP2507383B2 - 超音波探傷用受信装置 - Google Patents

超音波探傷用受信装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は超音波探傷装置の受信超音波信号を増幅する
超音波探傷用受信装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の超音波探傷装置において、受信超音波信号の強
度は弱くて良好な受信強度をうるために、超音波受信回
路で受信信号を増幅する必要があつた。この超音波探傷
時の受信回路の最適な増幅率は送信超音波の強度と受信
接触子の特性と被検体の特性と欠陥の超音波反射特性な
どによつて異なる。従来の超音波探傷においては、この
ような受信超音波信号のレベルを最適にするために、検
査員が探傷に先き立ち増幅器の利得を調整していた。
また従来一般の映像信号などの連続波の受信信号の強
度に応じて受信機の利得を自動制御し、常に一定レベル
の信号出力をうるAGC回路については、たとえば「テレ
ビジヨン画像工学ハンドブツク」テレビジヨン学会編、
オーム社発行(昭和55年)第983頁から第984頁において
論じられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術では、超音波探傷において検査員が受信
超音波信号のレベルを最適にすべく探傷に先き立ち増幅
器の利得を調整していた。また一般の受信機のAGC回路
においては受信信号を増幅する利得を自動的に決定して
いるが、その受信信号はテレビの映像信号のような時間
的に連続した信号を対象としている。
これに対して受信超音波信号は信号の発生時刻および
強度が不定なパルス状の信号であつて、上記AGC回路の
対象とする連続的な信号ではない。このため従来のAGC
回路を受信超音波信号の増幅器に適用すれば、受信信号
が存在しない期間にはAGC回路は利得が低いと判断して
利得を増加させる結果、受信信号が入力されたときには
最適な利得で増幅されない恐れがあつて、適用できない
問題があつた。
本発明の目的はパルス状の受信超音波信号を最適レベ
ルに増幅する利得を自動的に決定することにより検査員
の利得調整作業を省くことのできる超音波探傷用受信装
置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、超音波を用いて被検体中の欠陥を検出す
る超音波探傷装置において、受信超音波信号を所定期間
のみ通過させる時間ゲート回路と、該時間ゲート回路の
出力信号を増幅する可変増幅器と、該可変増幅器の出力
信号の振幅が所定しきい値を越えた信号のピーク値を検
出するピーク値検出回路と、該ピーク値検出回路で検出
されたピーク値により利得を決定して上記可変増幅器に
して指令する利得決定回路とからなる超音波探傷用受信
装置により達成される。
〔作用〕
上記超音波探傷用受信装置では、受信超音波信号のう
ち時間ゲート回路を通して欠陥からの反射波の部分を出
力したのち可変増幅器により増幅して出力するととも
に、その出力信号の振幅が所定しきい値を越えたノイズ
を含まない信号のピーク値をピーク値検出回路により検
出し、そのピーク値を用いて利得決定回路により上記可
変増幅器の最適利得を決定して指令することにより、常
に良好なレベルの欠陥からの反射波の受信信号がえられ
る。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を第1図ないし第11図により説
明する。
第1図は本発明による超音波探傷用受信装置の一実施
例を示すブロツク図である。第1図において、1は超音
波を用いて被検体中の欠陥を検出する超音波探傷装置の
受信用探触子でえられた受信超音波信号Aをあらかじめ
決定された一定の利得で増幅する前段増幅器である。2
は受信超音波信号Aの欠陥の反射波信号を他の信号から
分離して出力すべく外部から設定された時間ゲート信号
が入力された特定の期間のみ前段増幅器1の出力信号を
通過させるスイツチ素子からなる時間ゲート回路であ
る。3は時間ゲート回路2の出力信号Bを外部からの指
令により変えることのできる利得で増幅する可変増幅器
である。4は可変増幅器3の超音波探傷用信号処理装置
への出力信号Cを入力して時間ゲート信号が入力された
期間に最初にあらかじめ外部から設定されたしきい値を
越えた出力信号Cのピーク値を検出するピーク値検出回
路である。5はピーク値検出回路4で検出されたピーク
値により可変増幅器3に指令する利得を決定する利得決
定回路である。なお以下各図面を通じて同一符号または
記号は同一または相当部分を示すものとする。
第2図は第1図の各点の信号波形を例示するタイミン
グチヤートである。つぎに第1図の全体構成の動作を第
2図により説明する。まず第2図の受信超音波信号Aの
信号波形に示すように超音波探傷における発信超音波
(送信超音波)は単発の超音波である。これに対し受信
用探触子でえられる被検体中の欠陥からの反射波および
底面からの反射波(多重エコー)は数周期の信号波形を
示す。本発明はこの反射波特性を利用する。受信超音波
信号Aは前段増幅器1により一定の利得で増幅されたの
ち時間ゲート回路2に入力される。時間ゲート回路2を
開く時間ゲート信号は装置の使用者により外部からその
信号開始時間および信号期間が設定される。第2図の時
間ゲート信号の信号波形では信号レベル“H"の期間が時
間ゲート信号の入力された期間を示す。この時間ゲート
信号は受信超音波信号Aの欠陥の反射波とその他の発信
超音波および底面の反射波を分離するために使用される
もので、時間ゲート回路2により時間ゲート信号が入力
されている特定の期間のみ受信超音波信号Aを通過させ
て可変増幅器3に欠陥の反射波のみを含む出力信号Bを
入力する。つぎの可変増幅器3とピーク値検出回路4と
利得決定回路5は可変増幅器3の出力信号Cの振幅によ
り可変増幅器3の利得を決定するフイードバツクループ
を形成している。まず可変増幅器3の現在の利得で増幅
された出力信号Cは超音波探傷用信号処理装置へ出力さ
れるとともにピーク値検出回路4に入力される。すると
ピーク値検出回路4は時間ゲート信号が入力された期間
のみ動作し、可変増幅器3の出力信号Cの振幅と外部か
ら装置の使用者により設定されたしきい値とを比較す
る。そしてしきい値より大きな振幅の出力信号Cが入力
した時点でそのピーク値の検出動作に入り、第2図の出
力信号Cの信号波形に示すようにその最初のピーク値P
のみを検出して、続いてピーク値Pよりも大きな信号波
形が入力しても検出することなく、最初のピーク値Pを
検出時点で利得決定回路5へ転送する。ここで利得決定
回路5は可変増幅器3に出力している現在の利得(指
令)と上記ピーク値Pとにより可変増幅器3で増幅され
る出力信号Cが最大となるべく新たな利得を計算して可
変増幅器3に出力する。たとえば現在の利得をG1、ピー
ク値をP、可変増幅器3の最大出力値をPmaxとして、新
たな利得Gを次式により算出して出力する。
G=G1×(Pmax/P) …(1) こうして第2図の利得決定回路5の出力すなわち可変
増幅器3の利得の信号波形に示すように可変増幅器3の
利得が現在の利得G1から新たな利得Gに変化し、これに
より第2図の出力信号Cの信号波形に示すように出力信
号Cの最初のピーク値Pが検出された時点から以降に続
いて入力される信号波形は新たな利得Gで最適レベル
(最大レベル)に増幅されて出力する。本実施例によれ
ば、1回の超音波送信により、受信超音波信号Aから欠
陥による反射波を分離したのち、その最初にしきい値を
超えた信号波形のピーク値Pを検出することにより、増
幅器の最適な利得を決定して続く信号波形を最適レベル
に増幅することができ、この出力を超音波探傷用信号処
理装置に送出する。
つぎに第3図は第1図の可変増幅器3の一実施例を示
す回路図である。第3図において、OP1,OP2は演算増幅
器、Rf1,Rf2,R11〜Rn1,R12〜Rm2は抵抗、S11〜Sn1
S12〜Sm2はスイツチである。この構成で、利得決定回路
5で決定した利得(指令)に対応してスイツチS11〜Sn1
およびスイツチS12〜Sm2を開閉することにより可変増幅
器3の利得を変えることができる。たとえば利得(指
令)によりスイツチS11,S12が閉でその他のスイツチが
全て開となつた場合の演算増幅器OP1,OP2の全体の利得
Gは次式により与えられる。
G=(R11/Rf1)×(R12/Rf2) …(2) 第4図は第1図のピーク値検出回路4の一実施例を示
す回路図である。第4図において、4aはA/Dコンバー
タ、4b〜4dはラツチ回路(サンプルホールド回路)、4e
は発振器、4fはデイジタルコンパレータ、4gはアナログ
コンパレータ、4h,4iはアンド回路、4j,4kはインバー
タ、4lはDフリツプフロツプである。第5図は第4図の
各点の信号波形を例示するタイミングチヤートである。
つぎに第4図の構成の動作を第5図により説明する。ま
ず可変増幅器3の第5図に示す時間ゲート信号の入力期
間の出力信号CはA/Dコンバータ4aにより、発振器4eか
ら出力される第5図に示すクロツクと同期してデイジタ
ル化され、このデイジタルデータが順次にラツチ回路4b
によりラツチされ、ラツチ回路4bのQ端子から次のラツ
チ回路4cおよびデイジタルコンパレータ4fへ出力され
る。また出力信号Cのピーク値は外部から設定されたし
きい値より大きい値のときのみ有効とするため、アナロ
グコンパレータ4gにより出力信号Cとしきい値とを比較
し、出力信号Cがしきい値より大きい場合にのみピーク
検出動作を行うようにする。そこで第5図のようにアナ
ログコンパレータ4gの出力がHレベルのときのみアンド
回路4hおよびDフリツプフロツプ41を介して、ラツチ回
路4bの出力とラツチ回路4cの出力の信号レベルの大小を
比較するデイジタルコンパレータ4fを動作させる。ここ
で第5図の時点t1でデイジタルコンパレータ4fが動作開
始し、その入力A,Bの値を比較してA>Bの場合には
(A>B)端子がHレベルとなるため、アンド回路4iを
介して発振器4eのクロツクが第5図のようにラツチ回路
4cのCK端子に入力される。するとラツチ回路4cは第5図
のようにクロツクが入力されるごとにD端子から入力さ
れるデータをラツチしてQ端子へ出力する。このように
してラツチ回路4cのD端子へ入力されるデータは上記に
より出力信号Cを発振器4eのクロツクごとにデイジタル
化して更新されるので、デイジタルコンパレータ4fが動
作している間はラツチ回路4cのQ端子にはその時点での
信号レベルの値が出力される。ついで第5図の時点t2
なると、デイジタルコンパレータ4fの入力A,Bの値がA
≦Bとなるので(A>B)端子がLレベルとなる。この
Lレベルの信号を用いてインバータ4jを介し第5図のよ
うに最終段のラツチ回路4dの値を更新し、このQ端子の
出力を出力信号Cのピーク値として利得決定回路5へ出
力する。ここでDフリツプフロツプ4lは第5図のような
しきい値より大きいレベルの出力信号Cが入力されたと
きに、上記による信号波形の最初のピーク値のみを検出
する機能を有する。すなわちデイジタルコンパレータ4f
の(A>B)端子のLレベルの信号をインバータ4kで反
転させてDフリツプフロツプ4lのCLR(クリア)端子に
入力し、Dフリツプフロツプ4lのQ端子の出力をLレベ
ルにすることにより、デイジタルコンパレータ4fの動作
を停止させている。なおデイジタルコンパレータ4fの
(A>B)端子の信号Dは利得決定回路5へ出力され
る。本実施例によれば、出力信号Cのしきい値以上の最
初のピーク値を検出することができ、しきい値以下の雑
音で誤動作することが防止できる。
第6図は第1図の利得決定回路5の一実施例を示す回
路図である。第6図において、この利得決定回路5は現
在の利得G1と新しく入力されるピーク値により最適な利
得Gを決定する回路で、5aはDフリツプフロツプ、5b,5
cはNAND回路、5d,5eは単安定バイブレータ、5fはOR回
路、5gはラツチ回路、5hは利得の値を格納するROMであ
る。このDフリツプフロツプ5aないしOR回路5fの構成に
より、時間ゲート信号とピーク値検出回路4でピーク値
を検出したさいに発生する信号Dとによりラツチ回路5g
へ入力するラツチ信号を生成する。第7図は第6図のピ
ーク値が入力された場合の各点の動作波形を例示するタ
イミングチヤートである。まず第6図の構成の動作を第
7図により説明する。いまラツチ回路5gのQ端子から第
7図の現在の利得(指令)G1が可変増幅器3に出力され
るとともに、ROM5hのアドレス端子A5〜A13に入力され
る。ついで第7図の時間ゲート信号の入力している期間
にピーク値検出回路4で検出されたピーク値がROMのア
ドレス端子A1〜A4に入力されると、これとともにピーク
値検出回路4で発生した第7図の信号DがDフリツプフ
ロツプ5aに入力され、これによりDフリツプフロツプ5a
の端子がHレベルになる。このDフリツプフロツプ5a
の端子はROM5hのアドレス端子A0に接続されており、
この時点でアドレス端子A0〜A13のアドレスに対応したR
OM5h内のデータがラツチ回路5gに出力される。このとき
OR回路5fからラツチ回路5gへラツチ信号が出力され、上
記データをラツチ回路5gにラツチして出力する。こうし
て現在の利得G1と新たに入力されたピーク値により次の
利得Gを決定して可変増幅器3に出力できる。なおROM5
hに格納するデータはアドレスA13〜A5が現在の利得G1
アドレスA4〜A1が新たなピーク値であることから、対応
する利得Gをあらかじめ計算しておく。つぎに第8図は
第6図のピーク値が入力されない場合の各点の動作波形
を例示するタイミングチヤートである。ついで第6図の
構成の動作を第8図により説明する。まず上記アドレス
A0は時間ゲート信号ごとにピーク値が検出されたかどう
かを判別するものであつて、上記第7図のピーク値が存
在する場合にはHレベルになるが第8図のピーク値が存
在しない場合にはLレベルとなる。これは超音波探傷時
に時間ゲート信号が入力されている期間に常に受信信号
がえられるとは限らないからで、その原因は欠陥が存在
しないかあるいは前回の利得が大き過ぎる場合による。
このため第8図のようにピーク値が入力されない場合に
は時間ゲート信号の終了時に利得を増加させるようにす
る。すなわちピーク値が検出されずに信号Dが入力され
ないときにはDフリツプフロツプ5aの端子はLレベル
となる。そこでROM5hに格納するデータはアドレスA0
Lレベルのアドレスにはピーク値によるアドレスA1〜A4
に関係なくアドレスA5〜A13に対して一定値にしてお
き、時間ゲート信号の終了時のラツチ信号により利得を
出力するようにしている。なおピーク値が検出されない
状態が続くと利得が増加し続けることになるが、利得を
ある一定値以上には上げないように制限して利得の不必
要な増加を防ぐ。
つぎに第9図は第1図のピーク値検出回路4の他の実
施例を示す受信超音波信号Aの出力信号Cとしきい値レ
ベルの関係図である。第9図において、上記実施例では
受信超音波信号Aを可変増幅器3で増幅した出力信号C
の数周期の信号波形の最初にしきい値P1を越えた信号C
のピーク値を検出することによりその後の信号Cを最適
な利得で増幅できるようにしているが、本実施例では出
力信号Cのレベルに応じてしきい値レベルをしきい値
P1,P2,P3のように変えることにより、それぞれ異なる
ピーク値を異なる測定時点t1,t2,t3で検出してその後
の信号Cを最適な利得で増幅することができる。また第
10図は本発明による超音波探傷用受信装置の他の実施例
を示すブロツク図である。第10図において、6は遅延回
路、7は可変増幅器である。本実施例では欠陥からの受
信超音波信号Bの信号波形の全てを一定利得で増幅する
場合の構成にして、時間ゲート回路2を通過した受信超
音波信号Bを遅延回路6で遅延したのち、その遅延した
受信超音波信号を可変増幅器7により利得決定回路5で
上記の方法で決定した最適の利得で増幅する。第11図は
第10図の各点の信号波形を例示するタイミングチヤート
である。つぎに第10図の構成の動作を第11図により説明
する。いま受信超音波信号Aが時間ゲート回路2を通過
した欠陥の受信超音波信号Bは可変増幅器3により増幅
され、可変増幅器3の出力信号Cはピーク値検出回路4
で最初にしきい値を越えたピーク値を検出され、このピ
ーク値により利得決定回路5で決定した利得で次の周期
からの信号波形が増幅されるが、本実施例により受信超
音波信号Bが遅延回路6で遅延された信号は可変増幅器
7により上記利得決定回路5で決定した利得で先頭の周
期の波形から増幅され、受信超音波信号Bの信号波形の
全てを一定利得で増幅した出力信号Eを出力する。なお
遅延回路6の遅延時間の設定は発信超音波の周波数およ
び受信超音波の周期数からあらかじめ行なう。
このようにして上記実施例によれば、従来の通過の超
音波探傷において受信超音波の増幅器の利得を一度設定
したのち変更しないで探傷していたのに対して、超音波
送信ごとに受信超音波の最適利得を算出できるので探傷
開始時にある期間だけ最適利得を決定する動作を行い、
その後は一定利得で増幅することにすれば探傷時に検査
条件が変化するたびに検査員を行なう利得調整が不要と
なる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来の超音波探傷時に検査員が受信
超音波のレベルを最適にするために必要であつた増幅器
の利得の調整作業を不要にして、最適利得を自動的に決
定することができるので探傷作業時間の短縮および利得
設定不良による欠陥の見落し防止が図られ、作業性と精
度が向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による超音波探傷用受信装置の一実施例
を示すブロツク図、第2図は第1図のタイミングチヤー
ト、第3図は第1図の可変増幅器の回路図、第4図は第
1図のピーク値検出回路の回路図、第5図は第4図のタ
イミングチヤート、第6図は第1図の利得決定回路の回
路図、第7図は第6図のピーク値が入力された場合のタ
イミングチヤート、第8図は第6図のピーク値が入力さ
れない場合のタイミングチヤート、第9図は第1図のピ
ーク値検出回路の受信超音信号としきい値レベルの関係
図、第10図は本発明による超音波探傷用受信装置の他の
実施例を示すブロツク図、第11図は第10図のタイミング
チヤートである。 1…前段増幅器、2…時間ゲート回路、3…可変増幅
器、4…ピーク値検出回路、5…利得決定回路、6…遅
延回路、7…可変増幅器。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波を用いて被検体中の欠陥を検出する
    超音波探傷装置において、受信超音波信号のうち欠陥か
    らの反射波を含む部分を通過させるべく該受信超音波信
    号を所定期間のみ通過させる時間ゲート回路と、該時間
    ゲート回路の出力信号を外部指令により可変の利得で増
    幅して出力する可変増幅器と、該可変増幅器の出力信号
    の振幅が所定しきい値を超えた信号のピーク値を検出す
    るピーク値検出回路と、該ピーク値検出回路で検出され
    たピーク値により利得を決定して上記可変増幅器に外部
    指令する利得決定回路とを設けてなる超音波探傷用受信
    装置。
  2. 【請求項2】上記ピーク値検出回路は、振幅が所定しき
    い値を超えた信号の最初のピーク値のみを検出するもの
    である特許請求の範囲第1項記載の超音波探傷用受信装
    置。
  3. 【請求項3】上記利得決定回路は、上記ピーク値が検出
    される以前の利得と上記所定期間中に検出されたピーク
    値とから新たな利得を決定すると共に、上記所定期間中
    にピーク値が検出されなかった場合にはそれ以前の利得
    のみから新たな利得を決定するものである特許請求の範
    囲第1項記載の超音波探傷用受信装置。
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