JPS623292Y2 - - Google Patents

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JPS623292Y2
JPS623292Y2 JP15179883U JP15179883U JPS623292Y2 JP S623292 Y2 JPS623292 Y2 JP S623292Y2 JP 15179883 U JP15179883 U JP 15179883U JP 15179883 U JP15179883 U JP 15179883U JP S623292 Y2 JPS623292 Y2 JP S623292Y2
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frequency
compressor
conversion circuit
voltage
voltage conversion
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【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用空調装置のコンプレツサ
のすべり検出装置に関する。
従来、自動車用空調装置におけるコンプレツサ
のすべり検出方法のひとつとして、エンジンの回
転数とコンプレツサの回転数を検出、比較し、エ
ンジンとコンプレツサを連結する電磁クラツチを
含む駆動伝達系のすべりの有無を判定し、判定の
結果すべりが有る場合には電磁クラツチへの通電
を中止し、電磁クラツチを切り離す方法が知られ
ており、特開昭52−33517号により公知である。
しかしながら、前記制御方法を実施するに当りコ
ンプレツサの回転数を検出する方法として例えば
特開昭56−64183号に示されるような電磁ピツク
アツプを使用した場合、エンジン回転数の変化に
よる前記電磁ピツクアツプの出力レベル変化のた
め、安定且つ正確なすべり検出ができないという
欠点があつた。即ち、アイドリング時には、第1
図に示す様に電磁ピツクアツプの出力は、検出レ
ベルL1,L2を充分に越えるため、検出レベルを
越えたことによるコンプレツサ回転数の計数動作
が確実に行なわれるが、何らかの原因でエンジン
回転数が異常に低下した場合には、第2図に示す
様に電磁ピツクアツプの出力は、検出レベル
L1,L2以下となり、このためコンプレツサ回転
数の計数不可能となり、スリツプ検出が行なわれ
ないこととなる。又、エンジンが高速回転時に
は、第3図に示す様に電磁ピツクアツプのレベル
が大きくなるため、検出レベルL1,L2以下であ
る電磁ピツクアツプの出力信号A部、B部が検出
レベルL1,L2以上となりコンプレツサ回転数の
計数値が正規計数値の2倍になつてしまう。
そこでこの考案は、コンプレツサ回転数に比例
して出力される回転検出信号から正確に回転数を
検出して、より安定且つ確実なすべり検出装置を
提供することを課題としその要旨とするとこの
は、コンプレツサの回転数に応じた周期の回転検
出信号を受け、この回転検出信号の周波数に応じ
た電圧を発生する第1の周波数−電圧変換回路
と、自動車用エンジンの回転数に対応した周期の
回転検出信号を受け、この回転検出信号の周波数
に応じた電圧を発生する第2の周波数−電圧変換
回路と、 前記第1の周波数−電圧変換回路の出力と第2
の周波数−電圧変換回路の出力とを比較してすべ
りの発生を検出するすべり判定回路とを備えた自
動車用空調装置のコンプレツサのすべり検出装置
において、 前記第1の周波数−電圧変換回路のコンプレツ
サ回転検出信号の検出レベルを前記第2の周波数
−電圧変換回路の出力電圧に応じ制御することを
特徴とする自動車用空調装置のコンプレツサのす
べり検出装置にある。
従つて、コンプレツサ回転数に応じて取り出さ
れた回転検出信号の検出レベルを、エンジンの回
転数に応じて制御するため、前記回転検出信号の
信号振幅が変化しても、該回転検出信号の計数不
能又は誤計数を防ぎ、そのため上記課題を達成す
ることができるものである。
以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第4図においてこの考案の実施例が示され、1
は電源、2はイグニツシヨンキースイツチ、3は
エアコンスイツチ、4は電磁クラツチの電磁コイ
ル、5はコンプレツサ、6はコンプレツサ制御回
路で、前記スイツチ2,3が閉成されると電磁ク
ラツチ4が励磁されてコンプレツサ5は走行用エ
ンジンから駆動力が伝えられて回転され、冷房運
転が開始される。通常冷房運転は、コンプレツサ
制御回路6により行なわれる。7はコンプレツサ
回転数検出器で、例えば電磁ピツクアツプ8でコ
ンプレツサ5のピストン等の周期運動部に形成さ
れた被検出部に対向に設けられ、該電磁ピツクア
ツプ8によりコンプレツサの回転数に比例した周
波数を持つ電圧パルスを取り出し、ダイオード9
によつてプラス側の電圧パルスのみ第1の周波数
−電圧変換回路11の比較器12の非反転入力端
子に抵抗10を介して印加される。
第1の周波数−電圧変換回路11は、非反転入
力端子に印加されるコンプレツサの回転数に比例
した周波数を持つパルスを、反転入力端子に加え
られる検出レベルにより選択して回転パルスを得
る比較器12と、この比較器12の出力である回
転パルスを該周波数に比例した直流電圧を得る単
安定マルチバイブレータ13、抵抗14,15、
コンプレツサ16,17及び演算増巾器18から
成るF−V変換部を有している。従つて、a点電
圧はコンプレツサの回転数に比例した値となり、
該電圧は下記するすべり判定回路40の比較器4
1の反転入力端子に印加される。
21はイグニツシヨンコイル、22はコンタク
トポイントで、両者の接続点からエンジンの回転
数と比例した電圧パルスを取り出し、該電圧パル
スを第2の周波数−電圧変換回路23に入力して
いる。
第2の周波数−電圧変換回路23は、ダイオー
ド24、抵抗25,27,28,29、コンデン
サ26及びトランジスタ30から成る波形整形回
路と、単安定マルチバイブレータ31、抵抗3
2,34、コンデンサ33,35及び演算増幅器
36から成るF−Vコンバータを有している。従
つて、b点電圧Vbはエンジンの回転数に比例し
た値となり、該電圧は下記するすべり判定回路4
0の比較器41の非反転入力端子に印加されると
共に、前記した第1の周波数−電圧変換回路11
の比較器12の反転入力端子に抵抗37,38,
39を介して印加されている。従つて、比較器1
2の検出レベルは、エンジンの回転数により変動
を受け、その低回転では低く、高回転では高い値
となるものである。
すべり判定回路40は、比較器41と抵抗42
とコンデンサ43とより成る遅延回路とより成
り、この比較器41の反転入力端子に前記した第
1の周波数−電圧変換回路11の出力Vaが、非
反転入力端子に前記した第2の周波数−電圧変換
回路23の出力Vbがそれぞれ入力され、該比較
器41でVa>Vbの場合には“L”、Va<Vbの場
合には“H”の出力が出される。この出力は、遅
延回路を介して下記する前記判定結果を保持する
回路44の比較器46の非反転入力端子に抵抗4
5を介して印加される。
判定結果を保持する回路44は、抵抗47,4
8により分圧電圧Veが反転入力端子に入力さ
れ、前記判定回路40の出力Vdが抵抗45を介
して非反転入力端子へ入力される比較器46と、
該比較器46の出力により駆動されるトランジス
タ49,50及びコンプレツサ駆動回路を開閉す
るリレー51とより成り、比較器46にて遅延時
間を取ると共に、判定回路40の出力が“H”の
場合には、比較器46の出力が遅延時間を有して
“H”とされ、トランジスタ49がオン、トラン
ジスタ50がオフとされ、リレー51の励磁は解
かれ、コンプレツサ5の駆動は停止される。
始動初期時誤動作防止回路52は、コンプレツ
サ5が停止状態から作動状態に入つた初期時に発
生するスリツプにより誤作動を防ぐもので、前記
判定回路40の比較器41の非反転入力端子の電
圧を変えて制御するもので、抵抗53、ダイオー
ド54、抵抗55、コンデンサ56、抵抗57,
58、トランジスタ59、抵抗60及びダイオー
ド61とより成り、エアコンスイツチ3が始動の
ために閉じられると、コンデンサ56の容量によ
りトランジスタ59のベース電圧が上昇して該ト
ランジスタ59が導通するまでの時間が遅延さ
れ、その間トランジスタ59のコレクタ電圧Vc
は、前記第2の周波数−電圧変換回路23の出力
Vbよりも大きく、そのために、判定回路40の
比較回路41の出力は“L”となり、始動初期時
に発生するスリツプによる誤動作を防止すること
ができるし、また遅延時間経過後には、トランジ
スタ59は導通して電圧Vcは低下して判定回路
40の比較器41の非反転入力端子に影響を与え
なくなる。
上述の構成において、エンジンが始動される
と、これに比例した回転数が第2の周波数−電圧
変換回路23から電圧Vbとして得られる。そし
て、エアコンスイツチ3が閉じられると、コンプ
レツサの回転数が第1の周波数−電圧変換回路1
1から電圧Vaとして得られる。この第1の周波
数−電圧変換回路11の比較器12の反転入力端
子には、第2の周波数−電圧変換回路23の出力
電圧Vbが加えられており、このため、コンプレ
ツサの回転数の検出レベルをエンジンの回転数に
比例して増減させることができるものである。
即ち、低い回転数(アイドリング)時には検出
レベルが低く、高い回転数時には検出レベルが高
くなり、第1図乃至第3図において説明すれば、
第1のアイドリング時にあつては、点線に示すレ
ベルに、第2図の異常な低回転時には2点鎖線に
示すレベルL1′,L2′に低下し、第3図の高回転時
には二点鎖線に示すレベルL1″,L2″にそれぞれ
変化されるものである。従つて、異常な低回転時
にもまた高速回転時にも正確な回転数の検出が可
能となるものであり、この結果、すべり判定回路
40でのすべり判定が正確となるものである。
以上述べた様に、この考案によれば電磁ピツク
アツプ等で検出された、コンプレツサ回転数に比
例した信号の検出レベルをエンジン回転数に応じ
て制御するため、前記ピツクアツプ等による信号
の振幅変化による該信号の検出不能又は誤検出を
防止でき、確実なすべり検出を行なうことができ
る。又、その構成が簡単なため、従来のすべり検
出回路に比較してコストアツプをせずに実現でき
るという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はすべり検出における検出レ
ベルとコンプレツサ入力信号との関係を示す波形
図、第4図はこの考案の一実施例を示す回路図で
ある。 11……第1の周波数−電圧変換回路、23…
…第2の周波数−電圧変換回路、40……すべり
判定回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンプレツサの回転数に応じた周期の回転検出
    信号を受け、この回転検出信号の周波数に応じた
    電圧を発生する第1の周波数−電圧変換回路と、
    自動車用エンジンの回転数に対応した周期の回転
    検出信号を受け、この回転検出信号の周波数に応
    じた電圧を発生する第2の周波数−電圧変換回路
    と、 前記第1の周波数−電圧変換回路の出力と第2
    の周波数−電圧変換回路の出力とを比較してすべ
    りの発生を検出するすべり判定回路とを備えた自
    動車用空調装置のコンプレツサのすべり検出装置
    において、 前記第1の周波数−電圧変換回路のコンプレツ
    サ回転検出信号の検出レベルを前記第2の周波数
    −電圧変換回路の出力電圧に応じ制御することを
    特徴とする自動車用空調装置のコンプレツサのす
    べり検出装置。
JP15179883U 1983-09-30 1983-09-30 自動車用空調装置のコンプレツサのすべり検出装置 Granted JPS6058516U (ja)

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JP15179883U JPS6058516U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 自動車用空調装置のコンプレツサのすべり検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS6058516U JPS6058516U (ja) 1985-04-23
JPS623292Y2 true JPS623292Y2 (ja) 1987-01-26

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