JPH055499Y2 - - Google Patents

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JPH055499Y2
JPH055499Y2 JP1713085U JP1713085U JPH055499Y2 JP H055499 Y2 JPH055499 Y2 JP H055499Y2 JP 1713085 U JP1713085 U JP 1713085U JP 1713085 U JP1713085 U JP 1713085U JP H055499 Y2 JPH055499 Y2 JP H055499Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はベルト異常スリツプ検出装置に関す
る。
(従来技術) ベルトを介した運動伝達機構において、被駆動
側の負荷が増大したときベルトはスリツプし、ベ
ルト焼損の原因となる。
たとえば、車輌用空気調和装置の一部を構成す
る冷却機のコンプレツサにおけるピストンまたは
スクリユー等の圧縮子は、車載内燃機関によりベ
ルト駆動される。この場合にコンプレツサの故障
等によりベルトがスリツプするとベルトが焼損し
たりする。
このため従来においてはたとえば特開昭49−
46054号公報に開示されている如く、駆動軸の回
転数と、被駆動軸の回転数とをそれぞれ検出し、
検出した駆動軸の回転数と被駆動軸の回転数とを
比較し、この比較値が一定値になると警報を発生
するように構成されていた。
しかし上記した従来のベルトスリツプ検出はス
リツプ率が一定値を超えたことを検出している。
また、スリツプ率に代つて被駆動軸の回転数が
駆動軸の回転数より一定値を超えて低下したこと
を検出する場合もある。
しかるに駆動軸が加速されているときはベルト
はスリツプするのは正常の状態であつて、かかる
場合において従来例ではスリツプ率が過大もしく
は被駆動軸の回転数が駆動軸の回転数より一定値
を超えて低下したとして、異常スリツプの検出が
なされる問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記にかんがみなされたもので、上記
の問題を解消して、駆動側が加速されている場合
に異常スリツプとして誤検出することのないベル
ト異常スリツプ検出装置を提供することを目的と
する。
(考案の構成) 本考案は、駆動軸の回転数に対応した出力を発
生する第1の回転数検出手段と、駆動軸の回転が
ベルトを介して伝達される被駆動軸の回転数に対
応した出力を発生する第2の回転数検出手段と、
第1の回転数検出手段の出力と第2の回転数検出
手段の出力との差または比が所定判定基準を超え
たことを検出する比較手段と、駆動軸の加速度に
対応した出力を発生する加速度検出手段とを備
え、加速度検出手段の出力に応じて前記所定判定
基準を変化させることを特徴とするものである。
したがつて駆動軸の回転数が一定であるときは
ベルト異常スリツプは前記所定判定基準により検
出される。すなわち駆動軸の回転数と被駆動軸の
回転数との差または比が一定の前記判定基準を超
えたかにより検出される。また、駆動軸が加速さ
れているときは前記判定基準は加速度に対応して
変化させられるため、前記差または比が変つても
変化させられた判定基準を超えることはなく、ベ
ルト異常スリツプとして検出されることはない。
(考案の実施例) 以下、本考案を実施例により説明する。
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図である。
1は車載内燃機関により駆動されるプーリであ
り、2はプーリ1にベルト3を介して連結される
プーリである。プーリ2はマグネツトクラツチ5
を駆動することによりコンプレツサの駆動軸6と
摩擦接触し、プーリ1の回転がコンプレツサの駆
動軸6に伝達される。
プーリ1の回転はたとえばロータリエンコーダ
等からなる回転検出センサ7によつて検出し、回
転検出センサ7の出力は波形整形回路8に供給し
て波形整形する。一方、コンプレツサの駆動軸6
の回転は、たとえばコンプレツサの駆動軸6に固
着した磁性体の通過を検出する近接センサ等から
なる回転検出センサ9で検出し、回転検出センサ
9の出力は波形整形回路10に供給して波形整形
する。
波形整形回路8の出力はコンデンサ111、抵
抗112,113およびダイオード114からなる
積分回路11に供給して積分する。コンデンサ1
1の一端および抵抗112の一端は電源Vの電圧
が印加してある。波形整形回路10の出力はコン
デンサ121、抵抗122,123およびダイオー
ド124からなる積分回路12に供給して積分す
る。コンデンサ121の一端および抵抗122の一
端はアースしてある。
積分回路11からの出力と積分回路12からの
出力とは抵抗131と抵抗132とからなる加算器
13に供給して加算し、加算器13からの出力は
比較器18に被比較電圧として供給してある。
一方、波形整形回路8からの出力はコンデンサ
141、抵抗142,143およびダイオード144
からなる積分回路14に供給して積分する。コン
デンサ141の一端および抵抗142の一端はアー
スしてある。積分回路14からの出力はコンデン
サ151、抵抗152およびダイオード153から
なる微分回路15に供給して微分する。微分回路
15からの出力は反転増幅器16に供給して反転
増幅する。反転増幅器16の出力は抵抗171
172とからなり電源Vの電圧を分圧する分圧回
路17の出力に加え、基準電圧として比較器18
に供給してある。比較器18の出力は駆動回路1
9に供給し、駆動回路19の出力によつてマグネ
ツトクラツチ5を駆動するとともに表示灯20を
駆動する。
以上の如く構成された本考案の一実施例におい
て、回転検出センサ7からは車載内燃機関の出力
軸回転数に対応した周波数のパルスが出力され、
回転検出センサ7からの出力パルスは波形整形回
路8にて波形整形される。波形整形回路8の出力
は積分回路11,14にてそれぞれ積分されてア
ナログ電圧に変換される。ここで積分回路11に
おいては波形整形回路8の出力パルスの低電位期
間中はコンデンサ111が電源Vにより充電され、
出力パルスの高電位期間中はコンデンサ111
電荷が放電されることになり、積分回路11の出
力は第2図において実線aに示した如く車載内燃
機関の出力軸回転数の増大にともなつて減少す
る。一方、積分回路14においては波形整形回路
8の出力パルスの高電圧期間中はコンデンサ14
は波形整形回路8の出力電圧により充電され、
低電圧期間中はコンデンサ141が放電されるこ
とになり、積分回路14の出力は第2図において
たとえば実線b1に示したのと同様に車載内燃機関
の出力軸回転数の増大にともなつて増大する。
一方、回転検出センサ9からはコンプレツサの
駆動軸回転数に対応した周波数のパルスが出力さ
れ、回転検出センサ9からの出力パルスは波形整
形回路10にて波形整形される。波形整形回路1
0の出力は積分回路12にて積分されアナログ電
圧に変換される。ここで積分回路12においては
波形整形回路10の出力パルスの高電位期間中は
コンデンサ121は波形整形回路10の出力電圧
により充電され、低電位期間中はコンデンサ12
は放電されることになり、積分回路12の出力
は第2図においてたとえば実線b1に示した如くコ
ンプレツサの駆動軸回転数の増大にともなつて増
大する。
積分回路11の出力と積分回路12の出力とは
加算回路13にて係数加算される。抵抗131
132との抵抗値を等しく設定することにより1
対1の加算が行なわれる。加算回路13において
は実質的に減算が行なわれているのと等価であ
る。これは積分回路11の出力電圧が回転数の増
大にしたがつて減少するように構成してあるため
である。
一方、積分回路14の出力は微分回路15によ
り微分され、ダイオード153の存在により正側
の微分出力が反転増幅器16によつて反転増幅さ
れる。また、電源Vの電圧は分圧回路17により
分圧され、分圧回路17の分圧点には反転増幅器
16の出力が重畳されたうえ、前記分圧点の電圧
は基準電圧として比較器18に供給されている。
この結果、微分回路15が出力を発生していない
ときには比較器18の基準電圧は分圧回路17の
分圧電圧であつて、変動することはなく、第2図
において一点鎖線dにて示す如くである。
いま、ベルト3のスリツプが無い場合において
積分回路12の出力電圧が第2図の直線b1の如く
に設定してあるものとすれば、加算回路13の出
力は第2図の破線e1に示す如くであり、基準電圧
を超えて低下することはなく、比較器18は高電
圧出力のままであつて、マグネツトクラツチ5は
励磁されてプーリ2と駆動軸6とは摩擦接触し、
表示灯20は消灯させられて正常状態であること
が示される。
ベルト3がスリツプして、積分回路12の出力
電圧が第2図の実線b2の如くになつたときは、加
算回路13の出力は第2図の破線c2に示す如くで
あり、この場合はα点において比較器18の基準
電圧より低下し、比較器18の出力により、マグ
ネツトクラツチ5は解放させられ、表示灯20は
点灯させられてベルト異常スリツプであることが
示される。なおこの場合には第2図において積分
回路12の出力電圧がα1より増大した場合にベル
ト異常スリツプであると検出される。
またさらにスリツプが増大し、積分回路12の
出力電圧が第2図の実線b3の如くになつたとき
は、加算回路13の出力は第2図の破線c3に示す
如くであり、この場合はβ点において比較器18
の基準電圧より低下し、積分回路12の出力電圧
がβ1より増大したときにベルト異常スリツプであ
ると検出される。
つぎにプーリ1が加速されている場合について
説明する。この場合においては回転検出センサ7
の出力パルス周波数は増加し、この結果、積分回
路11の出力電圧および加算回路13の出力電圧
は低下する。同時に積分回路14の出力電圧は増
加させられ、微分回路15は微分出力を発生す
る。微分回路15の出力は反転増幅器16にて位
相反転される。この反転出力は分圧回路17の出
力電圧に加えられることになり、比較器18の基
準電圧は低下させられる。したがつてプーリ1が
加算されている場合においては比較器18の被比
較電圧すなわち加算回路13の出力電圧は低下さ
せられるが、同時に比較器18の基準電圧も加速
度にしたがつて低下させられた状態になり、比較
器18の出力は高電位状態のままに維持される。
したがつてマグネツトクラツチ5は励磁され、表
示灯20は消灯状態のままであつて、ベルト異常
スリツプ状態であると検出されることはない。ま
た上記の加速が終了し、プーリ1の回転数が一定
値になつたときは微分回路15は出力を発生せ
ず、比較器18の基準電圧は分圧回路17によつ
て電源Vの電圧を分圧した値dに戻されることに
なる。
なお、以上説明した本考案の一実施例において
は回転数の差を検出してベルト異常スリツプを検
出する場合を例示したが回転数の比を検出し、検
出した比が所定値を超えたことを検出してベルト
異常スリツプを検出する場合にも適用できる。
(考案の効果) 以上説明した如く本考案によれば、駆動軸が加
速された場合においてベルトスリツプが増加して
も、ベルト異常スリツプと判別される基準値が駆
動軸の加速度に応じて変化させられるため、ベル
ト異常スリツプと検出することはなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図。第2
図は本考案の一実施例の作用説明に供する特性
図。 1および2……プーリ、3……ベルト、7およ
び9……回転検出センサ、8および10……波形
整形回路、11,12および14……積分回路、
13……加算回路、15……微分回路、16……
反転増幅器、17……分圧回路、18……比較
器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸の回転数に対応した出力を発生する第1
    の回転数検出手段と、駆動軸の回転がベルトを介
    して伝達される被駆動軸の回転数に対応した出力
    を発生する第2の回転数検出手段と、第1の回転
    数検出手段の出力と第2の回転数検出手段の出力
    との差または比が所定判定基準を超えたことを検
    出する比較手段と、駆動軸の加速度に対応した出
    力を発生する加速度検出手段とを備え、加速度検
    出手段の出力に応じて前記所定判定基準を変化さ
    せるようにしてなることを特徴とするベルト異常
    スリツプ検出装置。
JP1713085U 1985-02-12 1985-02-12 Expired - Lifetime JPH055499Y2 (ja)

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JP1713085U JPH055499Y2 (ja) 1985-02-12 1985-02-12

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JP1713085U JPH055499Y2 (ja) 1985-02-12 1985-02-12

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JPS61135266U JPS61135266U (ja) 1986-08-23
JPH055499Y2 true JPH055499Y2 (ja) 1993-02-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005321357A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Honda Motor Co Ltd ベルトのスリップ検知装置
US9155283B2 (en) 2007-04-11 2015-10-13 Innovive, Inc. Animal husbandry drawer caging
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