JPS6232421Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、口紅等の棒状化粧料容器等を嵌着
し、装身具として身に付けれるようにしたペンダ
ントに関するものである。

〔従来の技術〕

従来より、口紅等の棒状化粧料繰り出し容器等
にチエーンを取り付け、装身具として身に付けら
れるようにしたものが見られる。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかし、棒状化粧料容器をペンダントとした場
合、容器自体にチエーンを取り付けているため、
通常の繰り出し容器としては使用しずらかつた。
又、複数の棒状化粧料が必要な場合には、何本も
のペンダントを所持しなければならなかつた。加
えて、棒状化粧料を消費し終えてしまうと不用な
ものとなつてしまつた。

〔問題点を解決するための手段〕

外筒１に嵌着される中筒２は、下面に挿入孔３
を有し、内壁にスプリング片４が突出し、上部に
鍔部５が設けられ天面に出没孔８が穿設されてい
る。この中筒２に上下摺動自在に内装される中蓋
６は、前記出没孔８より出没する突出部７が突出
し、天面にチエーン取り付け具９を止着してい
る。

上記構成が本考案のペンダント１０である。

このペンダント１０の挿入孔３には、棒状化粧
料容器１１の回転操作筒１４が挿入され、中蓋６
により下方へ押圧可能な状態でスプリング片４で
抱持されている。また、下面に開孔したスリツト
１６を有したコツプ状体１７を挿入・抱持させ、
このコツプ状体１７内に鈴１３を吊設する。

〔作用〕

本考案ペンダント１０に棒状化粧料容器１１の
回転操作筒１４を挿嵌すれば、棒状化粧料容器１
１を備えた装身具となる。使用時には、棒状化粧
料容器１１のキヤツプ１５を抜脱し、ペンダント
１０の外筒１を回転操作する。

棒状化粧料容器１１を抜脱する場合には、チエ
ーン取り付け具９が止着している中蓋６の突出部
７を下方に押圧すれば、中蓋６が下方に摺動し、
棒状化粧料容器１１が押し下げられ、棒状化粧料
容器１１を安易に抜脱する事ができる。

また、本考案ペンダント１０に鈴１３を吊設し
たコツプ状体１７を装着した場合には、鈴１３の
音がスリツト１６を通つて外部に達するものであ
る。このコツプ状体１７を抜脱する場合も、棒状
化粧料容器１１の場合と同様に中蓋６の突出部７
を下方に押圧すれば良い。また、ペンダント１０
単体でも装身具として利用できるものである。

〔実施例〕

外筒１に挿嵌止着される中筒２は、下面が挿入
孔３となつており、内壁に弾性を有した複数のス
プリング片４が突出している。また、中筒２上部
には、外筒１上端が当接する鍔部５を設けてい
る。この鍔部５上面中央には、中筒２に上下摺動
自在に内装された中蓋６の上面に突出した突出部
７が出没する出没孔８が穿設されている。この中
蓋６の突出部７天面には、チエーン取り付け具９
が止着されている。以上がペンダント１０であ
る。

次に、このペンダント１０に装着される棒状化
粧料容器１１及び鈴１３等について説明する。

棒状化粧料容器１１の回転操作筒１４は、ペン
ダント１０の中筒２の内径よりも僅かに小さい外
径となつており、この回転操作筒１４を中筒２に
挿入した時複数のスプリング片４により抱持され
る様になつている。尚、このスプリング片４の抱
持力は、棒状化粧料容器１１のキヤツプ１５の嵌
合力よりも大となるよう構成さている。

また鈴１３は、ペンダント１０中筒２内径より
も小径で、且つスプリング片４により抱持される
外径を有し、下面に開口したスリツト１６を持つ
コツプ状体１７に吊設する。

〔考案の効果〕

本考案は以上の様に、ペンダント１０単体で使
用する事も可能であり、また服装の色に合わせた
色調の棒状化粧料を収容した棒状化粧料容器１１
を選択し、挿嵌して携帯する事ができる。

加えて、鈴１３を内装したコツプ状体１７を挿
嵌して多目的な装身具として活用できるものであ
る。

また、このコツプ状体１７には、香水を含ませ
た脱脂綿を内装して、香りのペンダントとする事
もできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案ペンダントの正面断面図。第
２図は、棒状化粧料容器を本考案ペンダントに挿
嵌した状態の正面断面図。第３図は、コツプ状体
の斜視図。第４図は、鈴を吊設したコツプ状体を
抜脱する状態の正面断面図。 １……外筒、２……中筒、３……挿入孔、４…
…スプリング片、５……鍔部、６……中蓋、７…
…突出部、８……出没孔、９……チエーン取り付
け具、１０……ペンダント、１１……棒状化粧料
容器、１３……鈴、１４……回転操作筒、１５…
…キヤツプ、１６……スリツト、１７……コツプ
状体。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下面が挿入孔３となり、内壁にスプリング片
   ４が突出し、上部に鍔部５が設けられ、天面に
   出没孔８が穿設された中筒２と、 該中筒２に上下摺動自在に内装され、前記出
   没孔８より出没する突出部７が突出し、天面に
   チエーン取り付け具９を止着した中蓋６と、 前記中筒２を嵌着する外筒１と、 より構成される事を特徴とするペンダント。 (2) 棒状化粧料容器１１の回転操作筒１４が、前
   記中筒２の挿入孔３より挿入され、スプリング
   片４により抱持され中蓋６によつて下方に押圧
   される事を特徴とする実用新案登録請求の範囲
   第１項記載のペンダント。 (3) 下面に開口したスリツト１６を設けたコツプ
   状体１７が前記中筒２の挿入孔３より挿入さ
   れ、スプリング片４により抱持され、中蓋６に
   よつて下方に押圧され、該コツプ状体１７内に
   鈴１３が吊設されている事を特徴とする実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のペンダント。