JPS6232150A - ヘキサキスアゾ染料及びその水性インキ組成物 - Google Patents

ヘキサキスアゾ染料及びその水性インキ組成物

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JPS6232150A
JPS6232150A JP60170390A JP17039085A JPS6232150A JP S6232150 A JPS6232150 A JP S6232150A JP 60170390 A JP60170390 A JP 60170390A JP 17039085 A JP17039085 A JP 17039085A JP S6232150 A JPS6232150 A JP S6232150A
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acid
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千秋 久
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松原 貞彦
Tamotsu Naito
内藤 保
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セルロース、天然または合成ポリアミド材料
、皮革等を染色するのに好適な新規へキサキスアゾ染料
、及び、筆記具用・ジェット印刷用・記録計用等として
好適であるところの、前記新規ヘキサキスアゾ染料を含
有する水性インキ組成物に関する。
[従来の技術] 従来、アゾ染料及び該アゾ染料を含有する水性インキ組
成物については、種々のものが開示されているが、これ
らは、極めて広汎な用途とそれに伴う多大の産業利用性
を有し、そしてその故に、より効果の大なるアゾ染料及
びその水性インキ組成物の開発は、斯界の懸案であった
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、如上の斯界の懸案に即応して、黒色性の極め
て良好な色調を有し、耐水性・耐光性・溶解安定性等に
おいて卓越して、従来にその比をみない広汎な産業利用
性を有するヘキサキスアゾ染料及びその水性インキ組成
物を提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段」 本発明に係る染料は、次の一般式 で表わされる、ヘキサキスアゾ染料である。
次に本発明に係る水性インキ組成物は、前記の一般式(
1)で表わされるヘキサキスアゾ染料を含有することを
特徴とするものであって、該ヘキサキスアゾ染料を、水
及び水溶性有機溶剤、並びに必要に応じて水溶性界面活
性剤、水溶性樹脂及び添加剤等と混合して調製され、代
表的用途としては、筆記具用、ジェット印刷用。
記録計用等が挙げられる。
[作用] 本発明に係るヘキサキスアゾ染料及びその水性インキ組
成物は、黒色系の良好な色調を有しており、耐水性、耐
光性、溶解安定性等きわめて良好な性質を有している。
[実施例] 本発明に用いられる一般式(1)で表わされるヘキサキ
スアゾ染料は、次の諸工程により得られる。
7Jrjl工程ニ一般式 で表わされる化合物を常法によりテトラゾ化し、次いで
、一般式 〔式中1mは、0.1または2を示す、〕で表わされる
化合物とカップリングを行ない、ジスアゾ染料を得る。
第2工程ニ一般式 で表わされる化合物、あるいは、一般式で表わされる化
合物をジアゾ化し、次いで、第1工程で得たジスアゾ染
料とカップリングして、テトラキスアゾ染料を得る。
第3工程:得られたテトラキスアゾ染料を再度テトラン
化し、得られたテトラキスアゾ染料を、一般式 で表わされる化合物、あるいは、一般式で表わされる化
合物の中独または混合物とカップリングすることにより
、目的とするヘキサキスアゾ染料が得られる。
上記工程に代えて、一般式(4)で表わされる化合物、
または、一般式(5)で表わされる化合物をジアゾ化し
1次いで、一般式(3)で表される化合物にカップリン
グすることにより七ノアソ染料を得、該七ノアゾ染料に
、一般式(2)で表される化合物をテトラゾ化し、カッ
プリングしてテトラキスアゾ染料を得る。得られたテト
ラキスアゾ染料を再度テトラゾ化し得られたテトラキス
アゾ染料を、一般式(8)で表される化合物、または、
−・般式(7)で表される化合物の単独または混合物と
カップリングを行ない、目的とするヘキサキスアゾ染料
を得ることも出来る。
更にまた、第1工程で得られたジスアゾ染料を再度テト
ラゾ化し、次いで、一般式(6)で表される化合物また
は、一般式(7)で表される化合物の単独または混合物
とカップリングを行ないテトラキスアゾ染料を得る。こ
れに一般式(4)で表される化合物、または一般式(5
)で表される化合物をジアゾ化し、カップリングを行な
うことによっても、目的とするヘキサキスアン染料を得
ることが出来る。
前記の、一般式(1)で表される目的物質を得る工程に
おいて、均質な出発原料化合物を使用するかわりに、混
合物、例えば式(4)で表される種々のアミンまたは種
々のアニリン誘導体を使用することも可能であり、その
場合には個々の染料と同様の性質を有する染料混合物が
得られる。また、目的に応じて、酸析・塩析により精製
される。該染料は、所望のアルカリでアルカリ塩とする
ことにより、溶解性のよい水溶性染料が得られる。この
場合におけるアルカリ源には、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム、アンモニア水等が用いら
れる。
一般式(2)で表される化吾物を例示すると、4.4’
−ジアミノスチルベン−2,2′−ジスルホン酸、4,
4″−ジアミノジフェニルエーテル、4.4°−ジアミ
ノジフェニルスルホン、3.・3°−ジメチルへンジジ
ン、3.3’−ジメトキシベンジジン、3゜3′−ジク
ロロベンジジン、2.2’−ベンジジンジスルホン酸、
4,4゛−ジアミノジフェニルメタン、4,4°−ジア
ミノジトリルメタン、4,4゛−ジアミノトリフェニル
メタン、4.4°−ジアミノ−3,3”−ジメトキシ−
2゛°−スルホトリフェニルメタン、4,4°−ジアミ
ノベンズアニリド等が挙げられる。
一般式(3)で表される化合物を例示す茗と、1−7ミ
ノー8−ナフトール−4−スルホン酸、2−アミノ−5
−ナフトール−7−スルホン酸、1−アミノ−8−ナフ
トール−3,6−ジスルホン酸、1−アミノ−8−ナフ
トール−4,6−ジスルホン酸等が挙げられる。
一般式(4)で表される化合物を例示すると、l−アミ
ノナフタレン、1−アミノ−4=ナフタレンスルホン酸
、1−アミノ−5−ナフタレンスルホン酸、l−アミ/
−6−ナフタレンスルホン酸、1−アミノ−7−ナフタ
レ・ンスルホン酸、l−アミノー8−ナフタレンスルホ
ン酸、2−アミノ−1−ナフタレンスルホン酸、5−ア
ミノ−1−ナフトール、l−アミノ−5−ナフトール−
7−スルホン酸、2−アミノ−8−ナフトール−6−ス
ルホン酸、1−アミノ−8−ナフトール−2゜4−ジス
ルホン酸、l−アミノ−8−ナフトール−3,6−ジス
ルホン酸、l−アミノ−8−ナフトール−4,6−ジス
ルホン酸等が挙げられる。
一般式(5)で表される化合物を例示すると、アニリン
、トルイジン、キシリジン、p−クロルアニリン、m−
7ミノフエノール、アニシジン、p−フェネチジン、p
−クレシジ° ン、アントラニル酸、5−スルホアント
ラニル酸、p−アミノ安息香酸、メタニル酸、スルファ
ニル酸、p−7ミノサリチル酸、p−ニトロアニリン等
が挙げられる。
一般式(6)で表される化合物を例示すると、l−ナフ
トール、2−ナフトール、l−ナフトール−4−スルホ
ン酸、1−ナフトール−5−スルホン酸、1−ナフトー
ル−8−スルホン酸、2−ナフトール−6−スルホン酸
、1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸。
2−ナフトール−3,6−ジスルホン酸、8−クロロ−
1−ナフトール−3,6−ジスルホン酸、2−ナフトー
ル−3−カルボン酸、l−アミノ−6−ナフタレンスル
ホン酸、2−アミノ−1−ナフタレンスルホン酸、5−
アミノ−1−ナフトール、l−アミノ−8−ナフトール
−4−スルホン酸、2−アミノ−5−ナフトール−7−
スルホン酸、2−アミノ−8−ナフトール−6−スルホ
ン酸、1−アミノ−8−ナフトール−2,4−ジスルホ
ン酸、1−アミノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホ
ン酸、l−アミノ−8−ナフトール−4,6−ジ−スル
ホン酸等が挙げられる。
一般式(7)で表される化合物を例示すると、フェノー
ル、クロルフェノール、クレゾール、レソルシノール、
フェノール−4−スルホン酸、m−7ミノフエノール、
4−t−ブチルフェノール、カテコール、フロログリシ
ン、4−ヒドロキシアニソール、2−t−ブチル−4−
ヒドロキシアニソール、サリチル酸、5−スルホサリチ
ル酸等が挙げられる。
一般式(1)の染料と混合される前記水溶性有機溶剤と
しては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、チオジグリコール等のグリコー
ル系溶剤。
セロソルブ系溶剤、アルコール系溶剤、カルピトール系
溶剤、アルカノールアミン等が挙げられる。また、必要
に応じて一般式(1)の染料と混合される前記水溶性界
面活性剤としては、N−フルキルピロリドン、ビニルピ
ロリドン誘導体、アニオン系界面活性剤、非イオン系界
面活性剤1両性界面活性剤等が挙げられる。更に、一般
式(1)の染料と混合される水溶性樹脂としては、天然
又は合成の水溶性樹脂が使用出来る。添加剤としては、
pH調整剤、防腐剤、防錆剤または金属刃鎮剤等を用い
ることもできる。
以下に1本発明に係る一般式(1)で表されるヘキサキ
スアゾ染料を、遊りIl酸の形で具体的に例示し、而し
て、各具体的染料化合物の合成例を列挙する。なお、各
実施例中においo                 
    +−J                 −
ノ^                  のへ   
                の        
       −さ                
−^                   ^   
                   ^ω    
           ト             
     φ一一 一             −一 実施例1(化合物例1の合成) 1.4.4’−ジアミノスチルベン−2,2゜−ジスル
ホン酸のテトラゾ化 4.4°−ジアミノスチルベン−2−2゛−ジスルホン
酸74g(0,2モル)を水2000ccに分散し、炭
酸ソーダ27.5gを加え、完溶した後、温度70〜8
0℃で1゜時間かきまぜを行なった。これに35%a!
酸100gを徐々に滴下した。スラリー状となった。さ
らに、30分かきまぜ後、氷500gを加え、温度を5
℃以下にした後、亜硝酸ソーダ28gを水100ccに
溶かした溶液を30分間で滴下した。この間、pH1l
5〜1.8に調整した。更に、5℃以下で2時間かきま
ぜ黄色スラリーを得た。
2、 第1カツプリング(醒性カップリング)1−アミ
ノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホン酸(モノナト
リウムjtり136.4g(0,4モル)を水500c
cに分散し、5 −〇%苛性ソーダ溶液40gを加え、
1時間かきまぜ完溶させた。この溶液を上記のスラリー
に30分間で滴下した。この間、pHを3.0〜3.5
に調整した。更に、10℃以下で15時間かきまぜた0
次いで、50%苛性ソータ溶液160gを加え、1時間
かきまぜた。
3、第2カツプリング(アルカリ性カップリング〕 アニリン37.2g(0,4モル)を水500ccと3
5%塩酸longに混ぜ、氷200gを加え、亜硝酸ソ
ータ28gを水100ccに溶かした溶液を滴下しジア
ゾ化する。1時間かきまぜ後、スルファミン酸で過剰の
亜硝酸を分解し、ろ過して、得られたろ液を上記の第1
カツプリング溶液に30分で滴下する。炭酸ソーダ水溶
液でpH8,5〜9.0にm!!!L、10℃以下−t
’15時間かきまぜた。
4、第3ジアゾ化・カップリング 第2カツプリング溶液に、亜硝酸ソーダ28gを水10
0ccに溶かした溶液を加え30分かきまぜた後、氷1
kgを加え5℃以下にした後、35%塩酸130.gを
30分で滴下しテトラゾ化した。pH1,5〜1.8に
調整し、更に2時間かきまぜた。 レゾルシン44g(
0,4モル)を水500ccに分散し、50%苛性ソー
ダ溶液60[を加え完溶した後、上記テトラゾ化した溶
液に30分で滴下した。pH8,5〜9.0に調整し、
10℃以下で15時間かきまぜ反応を完結した。
5、酸析・塩析等 反応溶液を80〜85℃に加温し、塩酸および食塩を加
え酸・塩析した。沈殿をろ老後、食塩を含む稀塩酸で洗
浄し、化合物例1のウェットケーキ480gを得た。
ウェットケーキを水1000ccに分散し “、50%
苛性ソーダ溶液を加え完溶し、pH1θ〜10.5に調
整した後、ろ過し、乾燥して青味黒色の化合物例1のナ
トリウム塩140gをIJた。
実施例2(化合物例2の合成) 1、 アニリン37.2g(0,4モル)を水500c
cと35%塩faloogに混ぜ、氷200gを加え、
亜硝酸ソータ28gを木100ccに溶かした溶液を滴
下しジアゾ化する。1時間かきまぜ後、スルファミン酸
で過剰の亜硝酸を分解し、ろ過する。
1−アミノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホン酸(
モノナトリウム塩)136.4g(0,4モル)を水5
00ccに分散し。
50%苛性ソーダ溶液40gを加え、1時間かきまぜ完
溶させた。この溶液を上記ジアゾ化液に30分間で滴下
した。PHを3.0〜3.5に調整し、10℃以下で1
5時間かきまぜた0次いで、50%苛性ソーダ溶液80
gを加え、1時間かきまぜた。
2.4.4’−ジアミノスチルベン−2,2′−ジスル
ホン酸74g(0,2モル)を実施例1と同様にテトラ
ゾ化して、黄色スラリーを得た。これを上記溶液に30
分で滴下し、pHを8.5〜9.0に調整して、10℃
以下で15時間かきまぜた。
3、上記の反応溶液に、亜硝酸ソーダ2゛8gを水10
0ccに溶かした溶液を加え30分かきまぜた後、氷1
kgを加え5℃以下にした後、35%塩#130gを3
0分で滴下しテトラゾ化した。pH1,5〜1.8に調
整し、更に2時間かきまぜた。
レゾルシン44g(0,4モル)を水500ccに分散
し、50%苛性ソーダ溶液60gを加え完溶した後、上
記テトラゾ化した溶液に30分で滴下した。pH8,5
〜9.0に調整し、10℃以下で15fl)間かきまぜ
反゛ 応を完結した。
4、以後実施例1と同様に後処理して、化合物 −例2
のウェットケーキ520gを得た。ウェットケーキを水
1000ccに分散し、50%水酸化リチウム溶液を加
え完溶し、pH約10に調整した後、ろ過し、乾燥して
黒色の化合物例2のリチウム141135gを得た。
実施例3(化合物例90合成) 1.3.3’−ジメチルベンジジンのテトラン化 3.3°−ジメチルベンジジンの42.4g(0,2モ
ル)を水500ccに分散し、35%塩酸130gを加
え、温度70〜80℃で1時間かきまぜを行ない完溶し
た後、水500gを加え、温度を5℃以下にした後、亜
(1’l酸ソ一ダ28gを水forceに溶かした溶液
を30分間で滴下した。この間、pHを1.5〜1.8
に調整した。更に、5℃以下で2時間かきまぜ黄色溶液
を得た。
2、 第1カツプリング(酸性カップリング)l−アミ
ノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホン酸(モノナト
リウム塩)138.4g(0,4モル)を水500cc
に分散し。
50%苛性ソーダ溶液40gを加え、1時間かきまぜ完
溶させた。この溶液を上記の溶液に30分間で滴下した
。この間、pHを3゜0〜3.5に調整した。更に、1
0℃以下で15時間かきまぜた0次いで、50%苛性ソ
ーダ溶液160gを加え、1時間かきまぜた。
3、 第2カンプリング(アルカリ性カップリング) スルファニル酸69.2g(0,4モル)を水300c
cに分散し、炭酸ソーダ21゜2gを加え、70〜80
℃で30分かきまぜ完溶し、20℃まで冷却する0次い
で、亜硝酸ソーダ28gを水100ccに溶解した溶液
を加え30分かきまぜる。氷200gを加え、5℃以下
にした後、35%塩酸120gを滴Fしジアゾ化する。
上記の溶液に30分で滴下した。炭酸ソーダ水溶液でp
H8、5〜9.0にm!!!L、10℃以下で15時間
かきまぜた。
4、次いで実施例1と同様に、再度テトラゾ化した。こ
れに、m−アミノフェノール44g(0,4モル)を水
500ccに分散し、5O%&Y性ソーダ溶液60gを
加え溶解した溶液を30分で滴下した。 pi(a、5
〜9.0に調整し、10℃以下で15時間かきまぜ反応
を完結した。
5、以後実施例1と同様に後処理して、化合物例3のウ
ニy)ケーキを得た。ウェットケーキを水400ccに
分散し、50%苛性ソーダ溶液でPHION10.5に
調整し、ろ過し、ろ液を1,000gに調整した。黒色
の化合物例3の15%濃厚水溶液を得た。
実施例4〜20 実施例1〜3の製法に準じて1次の如き合表     
  1 実施例21 針葉樹材漂白パルプ(NBKP)をビータ−により所望
の解離まで叩解する。実施例1の水溶液を所定の濃度に
なるように添加してパルプを染色し、15分彼処イズ剤
をパルプに対して約1%加え、次いでWL#バンドを2
%前後加えて定着する。
この紙料から製造した紙は、赤味黒色に染められる。染
料は、よいビルドアップ力を有し、染色物はよい堅牢度
を有する。
実施例22 綿布を次の条件で染色し、黒色の染色布を得た。
化合物例(3)ノ染料(Na塩)  4.0! o、v
、f無水硫酸ナトリウム    lG、0$ o、w、
f浴比           l:40 温度・時間        100℃、60分染料は、
よいビルドアップ力を有し、染色物はよい堅牢度を有す
る。
実施例23 クロムなめし皮を50℃の水で前処理し、化合物例(8
)の染料(Na塩)を皮に対して1%含む2倍量の温水
と共にドラムに入れ、50〜60℃で40分回転した後
、10%蟻酸水溶液を加えてさらに20分回転して染料
を定着させドラム染色を行なった。水洗後、乾燥して赤
味黒色の皮を得た。染料は、よいビルドアップ力を有し
、染色物はよい堅牢度を有する。
実施例24 実施例1の染料          5部エチレングリ
コール       10部ジエチレングリコール  
    10部チオジグリコール         5
部ブチルセロソルブ       0.5部アニオン系
界面活性剤(商品名;ハイテノール08)      
      0.2部防腐剤            
0.5部蒸留水           68.5部上記
配合物を60〜70℃にて混合−溶解させた後、工業用
ろ紙でろ過して黒色水性インキ組成物を得た。
得られたインキ組成物をサインベン容器にセットし、筆
記テストを行なったところ、ペン先部分でのインキのか
すれがなく、常時円滑にインキが流出し、筆跡は色調鮮
明で、 、Uつ優れた耐水性及び耐光性を有していた。
実施例25 実施例2の染料5部を、実施例24に用いた染料の代り
に使用して、両会の点においては実施例24の場合と同
様にして、黒色水性インキ組成物を得た。
得られたインキ組成物は、実施例24の組成物と同様、
優れた性能を有していた。
実施例26 化合物例(8)の染料(Na塩)    6部エチレン
グリコール       10部ジエチレングリコール
      10部プロピレングリコール      
 5部アニオン系界面活性剤(商品名;ハイテノール0
8)            0.2部防腐剤    
        0.5部蒸留水          
 68.3部上記配合物を実施例24の場合と同様に処
理して、黒色水性インキを得た。
得られたインキ組成物は、実施例24の組成物と同様、
優れた性能を有していた。
実施例27 化合物例(19)のXll (K塩)6部を、実施例2
6に用いた染料の代りに使用して、両会の点においては
実施例26の場合と同様にして、黒色水性インキを得た
得られたインキ組成物は、実施例24の組成物と同様、
潰れた性能を有していた。
実施例28 化合物例(lO)の染料 (Li塩〕     5部ジ
エチレングリコール      11部トリエタノール
アミン        2部防腐剤         
   0.2部蒸留水           81.8
部上記配合物を30〜40°Cにて混合・溶解させた後
、工業用ろ紙でろ過し、次いでボアーサイズ0.8pL
のメンブランフィルタ−にてろ過精製し−(黒色ジェッ
ト印刷用インキ組成物を得た。
得られたインキ組成物は、溶液として安定性に慢れ、イ
ンキによる目詰まりを起さず、シェツト印刷方式による
印刷物は鮮明な色調を示し、耐水性は良好であった。
実施例29 化合物例(17)の染料(NH4塩)     5部ト
リエチレングリコール     11部N〜メチルー2
−ピロリドン    2部防腐剤          
  0.2部屋留水           81.8部
上記配合物を30〜40℃にて混合・溶解させた後、工
業用ろ紙でろ過し、次いでポアーサイズo、agのメン
ブランフィルタ−にてろ過精製して黒色ジェット印刷用
インキ組成物を調製した。
得られたインキ組成物は、溶液として安定性に優れ、イ
ンキによる目詰まりを起さず、ジェット印刷方式による
印刷物は鮮明な色調を示し、耐水性は良好であった。
実施例30 実施例(3)の染料濃厚溶液    66部メチルセロ
ソルブ        20部スコアロール 900(
花王石縮社製、活性剤)              
 10部蒸留水              4部上記
配合物を70〜80℃にて混合・溶解させた後、工業用
ろ紙でろ過して黒色OHP用インキを得た。
[発明の効果] 本発明に係る新規なヘキサ午スアソ染料は、反応組成の
選択により、直接染料型のものから酸性染料型のものに
至るまで幅広く染着性が得られ、而も、黒色系の極めて
良好な色調を有し、耐水性・耐光性・溶解安定性等きわ
めて良好な性質を有して、セルロース、天然又は合成ポ
リアミド材料及び皮酸の染色に極めて顕著な効果を有し
、また、本発明に係る水性インキ組成物も、その組成分
たる前記のヘキサキスアソ染料の特性よりして、特に筆
記具用、ジェット印刷用、記録計用τとして極めて顕著
な効果を有し何れにしても、本発明に係る染料及び水性
インキ組成物は、産業利用性が多大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 Xは、−CH=CH−、−CHNH−、 −CRH−(Rは、Hまたはスルホン酸基を有してもよ
    いフェニル基)、−SO_2−または−O−、 Yは、H、CH_3、OCH_3、ClまたはSO_3
    M、 A_1及びA_2は、 (OH)_n ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ (Z_1は、H、Cl、CH_3、OH、OCH_3、
    OC_2H_5またはSO_3M、Z_2は、H、CH
    _3、NO_2またはCOOM)、 B_1及びB_2は、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ (Z_3は、H、OH、NH_2、ClまたはCOOM
    、Z_4は、H、Cl、CH_3、OH、OCH_3、
    NH_2、COOMまたはSO_3M、Z_5は、H、
    C_1〜C_4アルキル基またはOH)、 Mは、H、Na、K、LiまたはNH_4、fは、0ま
    たは1、 mは、0、1または2、 nは、0、1または2 を示す。〕 で表わされる、ヘキサキスアゾ染料。 2、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、 Xは、−CH=CH−、−CONH−、 −CRH−(Rは、Hまたはスルホン酸基を有してもよ
    いフェニル基)、−SO_2−または−O−、 Yは、H、CH_3、OCH_3、ClまたはSO_3
    M、 A_1及びA_2は、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ (Z_1は、H、Cl、CH_3、OH、 OCH_3、OC_2H_5またはSO_3M、Z_2
    は、H、CH_3、NO_2またはCOOM)、 B_1及びB_2は、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ (Z_3は、H、OH、NH_2、ClまたはCOOM
    、Z_4は、H、Cl、CH_3、OH、OCH_3、
    NH_2、COOMまたはSO_3M、Z_5は、H、
    C_1〜C_4アルキル基またはOH)、 Mは、H、Na、K、LiまたはNH_4、fは、0ま
    たは1、 mは、0、1または2、 nは、0、1または2 を示す。 で表わされる、ヘキサキスアゾ染料を含有することを特
    徴とする、水性インキ組成物。 水性インキ組成物が筆記具用である、特許請求の範囲第
    2項記載の水性インキ組成物。 4、水性インキ組成物がジェット印刷用である、特許請
    求の範囲第2項記載の水性インキ組成物。 5、水性インキ組成物が記録計用である、特許請求の範
    囲第2項記載の水性インキ組成物。
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