JPS623194A - 油冷式圧縮機の油容器ガス抜き装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油冷式圧縮機に付設され、その油ラインに配
設されている油濾過器などの油容器内からガスを抜くた
めの油容器ガス抜き装置に関するものである。

〔従来技術〕

一般に油冷式圧縮機においては、第３図に示すように、
ガス入口管２２から供給されたガスが圧縮機２１にて圧
縮されてガス吐出管２３から油回収器２４を経てガス出
口管２５に出て行くガスライン２６と、油回収器２４で
回収された油を油冷却器２７、油濾過器２８を通して油
ポンプ２９にて圧縮機２１に注入する油ライン３０とが
設けられている。ところが、このような構成の油冷式圧
縮機を用いて、特に油に溶は込み易いガスを圧縮した場
合、圧縮機２１が運転されている間は油濾過器２８内も
高圧であるため問題となることはないが、運転を停止す
ると、油濾過器２８内の圧力が下がるため油に溶は込ん
でいたガスが析出して油濾過器２８内にガスが溜まる。

この状態で圧縮機２１を再起動した場合、析出したガス
が油ライン３０に溜まっているため、油ポンプ２９によ
って油を吸引して圧縮機２１に注油できない場合が生ず
るという問題がある。

〔発明の目的〕

本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
ものであって、圧縮機の停止時に油濾過器などの油ライ
ンに配設されている油容器内に溜まったガスをガスライ
ンに抜き出すことができる油冷式圧縮機の油容器ガス抜
き装置の提供を目的とするものである。

〔発明の構成〕

本発明に係る油冷式圧縮機の油容器ガス抜き装置は、油
冷式圧縮機の油回収器から冷却器、油容器、油ポンプを
経て圧縮機に至る油ラインにおける油回収器と油容器の
間に逆止弁を介装し、この逆止弁をバイパスするバイパ
ス管路を設けるとともにこのバイパス管路に補助油ポン
プを配設し、かつ油容器にガスラインに連通ずるガス抜
き管を接続し、圧縮機停止時に補助油ポンプを運転して
油容器内を含む逆止弁と油ポンプ管に油を送り込むこと
により、油容器内のガスをガス抜き管を通してガスライ
ンに抜き出すようにしたことを特徴とするものである。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図に基づいて説明する。圧
縮機１の吸入口にガス入口管２が接続されるとともに吐
出口に吐出管３が接続されており、この吐出管３は油回
収器４を介してガス出口管５に連通され、ガス入口管２
からガス出口管５に至るガスライン６が形成されている
。油回収器４で回収した油は、油冷却器７で冷却し、油
容器の一例である油濾過器８にてダストを除去して油ポ
ンプ９により圧縮機１に注油するように構成され、この
油ライン１０にて油を循環させるように構成されている
。油ライン１０の油回収器４と油冷却器７の間には逆止
弁１１が介装されるとともにこの逆止弁１１をバイパス
するバイパス管路１２が油回収器４の底部から延出され
、このバイパス　　　　　　　□管路１２に補助油ポン
プ１３が配設されている。

なお、このバイパス管路１２は油ライン１０の油ポンプ
９より手前位置であれば、どの位置に接続してもよい。

油濾過器８の上部からはガス抜き管１４が延出され、吐
出管３に接続されている。このガス抜き管１４の接続個
所も、逆止弁１１と油ポンプ９の間板外ならガスライン
６に連通ずる任意の個所に接続することができる。

上記の構成において、圧縮機１及び油ポンプ９を停止し
て油冷式圧縮機の運転を停止すると、油濾過器８内の圧
力が低下するため、池内に溶は込んでいたガスが析出し
、油濾過器８の上部にガスが溜まる。油ポンプ９が停止
しているときはその清適抵抗が大きいので、逆止弁１１
と油ポンプ９の間はガス抜き管１４を除いて密閉状態に
なっていると見なすことができ、補助油ポンプ１３を運
転して油を逆止弁１１と油ポンプ９の間に送り込むこと
により、油濾過器８上部のガスをガス抜き管１４を通し
てガスライン６に追い出すことができる。従って、油冷
式圧縮機を再起動する際に、油ポンプ９がガスを吸引し
て正常に作動しないというような不都合は生じない。

なお、上記実施例では油容器として油濾過器８を例示し
たが、油濾過器に限らず、例えば第２図に示すように油
濾過器の容器内に冷却コイル１７を配設してなる油濾過
器と油冷却器兼用の油容器１８を用いたものにも適用で
きる。また、前記補助油ポンプ１３は、油を補給するた
めに設けられている補給油ポンプを兼用してもよい。

また、ガス中にダストを多く含んでいるときには油ポン
プ９に悪影響を与えないようにその手前に配設される油
濾過器８に目の細かいフィルタが　　　　　　、用いら
れるが、その際にはフィルタの目が細かいため泡状にな
ったガスが通らず、油濾過器にガス圧縮機１の軸受部や
ロータ間で焼付けを生じる等　　　　　　　□が溜まっ
て油ポンプ９で油を送り出せなくなり、の問題を発生す
ることがある。この場合、油濾過器８上部をガスライン
６のガス吐出管３に接続する前記ガス抜き管１４の代わ
りに、第１図に仮想線で示すように、油濾過器８の上部
をガス入口管２や圧縮機１のガス閉じ込み部等の圧縮機
１の低圧部に接続するガス抜き管１５を設ければ、運転
　　　　　　１、中に油フィルタに溜まったガスを圧縮
機１の低圧　　　　　　　側に吸引し排出させることが
でき、これにより油　　　　　　　］ポンプ９による油
の送り出しを円滑に行うことができる。このガス抜き管
１５の途中にはオリフィス１６を設けてガス抜き時に随
伴される油の量をできるだけ少なくし、圧縮機１に対す
る注油量のバランスが崩れないようにするとよい。又は
パルプを設けて定期的に開閉してもよい。このように、
圧縮機ｌの低圧部に連通ずるガス抜き管１５を設ければ
、運転中に油濾過器に溜まったガスを逃がすガス抜き管
としても兼用させることができる〔発明の効果〕 本発明に係る油冷式圧縮機の油容器ガス抜き装置によれ
ば、以上のように油ラインにおける油回収器と油容器の
間に逆止弁を介装し、この逆止弁をバイパスするバイパ
ス管路を設けるとともにこのバイパス管路に補助油ポン
プを配設し、かつ油容器にガスラインに連通ずるガス抜
き管を接続しているので、圧縮能停止時に補助油ポンプ
を運転して油容器内を含む逆止弁と油ポンプ管に油を送
り込むことにより、圧力低下によって析出した油容器内
のガスをガス抜き管を通してガスラインに抜き出すこと
ができる。これによって、油冷式圧縮機を再起動したと
きに油ポンプが正常に作動し、圧縮機へ確実に注油する
ことができる等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図は他の油容
器の例を示す部分構成図、第３図は従来例の構成図であ
る。 １は圧縮機、４は油回収器、６はガスライン、８は油濾
過器、９は油ポンプ、１０は油ライン、１１は逆止弁、
１２はバイパス管路、１３は補助油ポンプ、１４・１５
はガス抜き管である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、油冷式圧縮機の油回収器から冷却器、油容器、油ポ
   ンプを経て圧縮機に至る油ラインにおける油回収器と油
   容器の間に逆止弁を介装し、この逆止弁をバイパスする
   バイパス管路を設けるとともにこのバイパス管路に補助
   油ポンプを配設し、かつ油容器にガスラインに連通する
   ガス抜き管を接続したことを特徴とする油冷式圧縮機の
   油容器ガス抜き装置。