JPS6231840B2 - - Google Patents

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JPS6231840B2
JPS6231840B2 JP55109587A JP10958780A JPS6231840B2 JP S6231840 B2 JPS6231840 B2 JP S6231840B2 JP 55109587 A JP55109587 A JP 55109587A JP 10958780 A JP10958780 A JP 10958780A JP S6231840 B2 JPS6231840 B2 JP S6231840B2
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JP
Japan
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chuck
claws
claw
component
axis
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Expired
Application number
JP55109587A
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English (en)
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JPS5734400A (en
Inventor
Koichi Asai
Mamoru Tsuda
Kunio Ooe
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Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority to JP10958780A priority Critical patent/JPS5734400A/ja
Priority to US06/277,105 priority patent/US4438559A/en
Publication of JPS5734400A publication Critical patent/JPS5734400A/ja
Priority to US06/562,812 priority patent/US4503607A/en
Publication of JPS6231840B2 publication Critical patent/JPS6231840B2/ja
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、チツプ状の電子部品を把持するチヤ
ツクにチヤツクミスが生じたことを検知する装置
に関するものである。
従来技術 近年、チツプ状の電子部品を自動装置によつて
プリント基板等に取り付けることが広く行われる
ようになり、そのために一軸線に関して対称に開
閉可能な複数の爪によつて電子部品に把持するチ
ヤツクが多く使用されている。この種の自動装着
装置においては電子部品が間違いなくチヤツクに
把持されているか否かをチヤツクし、万一、把持
されていない場合には装置の作動を停止させるな
どして不良品の発生を未然に防止し得ることが望
ましい。
そのために特開昭55―99795号公報には、チヤ
ツクの互に対向して開閉する一対の爪にそれぞれ
電極を設け、電子部品を把持した状態でチヤツク
が閉じた場合にはこれらの電極が接触せず、把持
しない状態で閉じた場合には接触してチヤツクミ
ス検知信号を発生するようにすることが提案され
ている。
発明が解決しようとする問題点 このようにすればチヤツクミスを検知すること
ができるのであるが、チヤツクの爪部の構造が複
雑となり、大形化することを避け得ない。電子部
品のプリント基板等に対する装着密度を高めるた
めにはチヤツクの爪部を小形化することが必要な
のであつて、1〜数mm程度の小さな電子部品を把
持する爪にチヤツクミス検知用の電極およびその
リード線を付加することはこの小形化の観点から
望ましいことではないのである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記のように一軸線に関して対称に開
閉可能な複数の爪によつて電子部品を把持するチ
ヤツクをチヤツクミスの検知可能なものとすれば
その爪部が大形化してしまうという問題を解決す
るために為されたものであり、第一発明の要旨
は、上記複数の爪を付勢手段により常時開く方向
に付勢するとともに、それら爪に前記軸線に関し
て対称に傾斜した傾斜面を形成し、かつ、前記軸
線に平行な方向に移動して前記傾斜面に作用し、
上記爪を付勢手段の付勢力に抗して閉じさせる爪
閉じ部材を設け、その爪閉じ部材の爪閉じ方向に
おける位置の部品把持状態と非把持状態とによる
違いを検知してそれら両状態に対応して変化する
電気信号を発する検知器を設けたことにある。
また、第二発明の要旨は、チヤツクを上記第一
発明と同様な構成のものとするとともに、そのチ
ヤツクの部品受取位置から部品引渡位置への移動
軌跡に近接した位置に、チヤツクが電子部品把持
状態で移動する場合には前記爪閉じ部材に接触し
て作用位置へ移動させられるが、非把持状態で移
動する場合には接触せず、非作用位置を維持する
接触子と、その接触子が作用位置にある状態と非
作用位置にある状態とで異なる電気信号を発する
スイツチとを設けたことにある。
作 用 すなわち、第一発明は前記特開昭55―99795号
公報に記載されたチヤツクを始めとして従来のチ
ヤツクにおいては爪が付勢手段によつて常時閉じ
る方向に付勢されるとともに、爪開き部材によつ
て開かれるようにされていたのとは逆に、常時開
く方向に付勢されている爪を爪閉じ部材によつて
閉じさせるようにしたものであり、このようにす
れば、爪の閉じる方向における回動限度の変化に
対応して爪閉じ部材の移動限度が変化することと
なり、爪が電子部品を把持しない状態で閉じた場
合には電子部品を把持した状態で閉じた場合より
爪閉じ部材が大きく爪閉じ方向へ移動することと
なる。そして、この事実が検知器により検知され
てチヤツクミスを知らせる電気信号が発せられ
る。
また、第二発明においてはチヤツクが電子部品
を把持しない状態で部品受取位置から部品引渡位
置へ移動する場合には、正常に部品を把持した状
態で移動する場合とは異なる軌跡を爪閉じ部材が
描くこととなるため、この爪閉じ部材が通常は接
触することのない接触子に接触して作用位置へ移
動させ、この接触子の作用位置への移動をスイツ
チが検知してチヤツクミスを知らせる電気信号を
発することとなる。
効 果 以上の説明から明らかなように、第一発明に従
えばチヤツクミス発生時には爪閉じ部材が通常よ
り爪閉じ方向へ大きく移動することを検知するこ
とによつてチヤツクミスを検知することができ、
爪自体にはチヤツクミス検知用の電極、リード線
等を設ける必要がないためチヤツクの爪部を小形
化することができ、プリント基板等に対する電子
部品の装着密度を向上させることができる。
また、第二発明に従えばチヤツクの部品受取位
置から部品引渡位置への移動を利用して接触子を
作動させることができ、チヤツクミスを検知する
ために接触子を作動させる専用のアクチユエータ
を必要とせず、安価に目的を達成することができ
る。また、チヤツクの移動中にチヤツクミスを検
知することができるため、チヤツクミス検知のた
めに特別に時間を必要とせず、電子部品装着のサ
イクルタイムを短縮することができる。さらに、
部品受取位置や部品引渡位置には部品供給装置や
プリント基板位置決め装置等が配設され、スペー
スに余裕がないことが多いのに対して、第二発明
においては接触子およびスイツチを部品受取位置
から部品引渡位置までの間の適宜の位置に配設す
ればよいため、上記部品供給装置やプリント基板
位置決め装置との干渉を避けることが容易とな
り、装置の設計が容易となる。また、接触子およ
びスイツチをチヤツクから切り離して設けるもの
であるためチヤツクの質量を小さくすることがで
きチヤツクを高速で移動させ、急激に停止させた
場合にも発生する振動が小さくて済み、この点か
らもサイクルタイムを向上させることが可能とな
る。
実施例 以下本発明の一実施例を示す図面に基いて詳細
に説明する。
第1図及び第2図において、本体フレーム2に
は円筒の外周面にカム溝4が形成された立体カム
6が固定され、この立体カム6には上端に円板部
8を備えた中空の回転軸10が軸受を介して回転
可能に取付けられている。円板部8には等角度間
隔に8個のローラ12が取付けられ、このローラ
が駆動軸14に固定された割出カム16のカム溝
に嵌入し得るようにされていて、駆動軸14が等
速で回転するとき、回転軸10が1/8回転ずつ間
欠的に回転させられる。
回転軸10の下端には回転盤18が固定されて
おり、この回転盤18には8個のブツシユ20が
等角度間隔に配設されている。これらブツシユ2
0には夫々中空ロツド24が回転軸10の軸心に
平行な方向に摺動可能に挿通されている。各中空
ロツド24の上端にはブラケツト26を介してロ
ーラ28が取付けられており、これらのローラは
前記立体カム6のカム溝4に嵌入させられてい
る。カム溝4は回転盤18が半回転する間に中空
ロツド24を第1図において左側に示す一番高い
位置(後退位置)から右側に示す一番低い位置
(前進位置)まで軸心方向に移動させるように形
成されている。
上記中空ロツド24の各々の下端にはチヤツク
30が取付けられている。このチヤツク30を拡
大して第3図及び第4図に示す、中空ロツド24
の下端部にはチヤツク取付板32が固定され、こ
のチヤツク取付板32にはカツプ状部材34がボ
ルト36により固定され、このカツプ状部材34
にチヤツク本体38がボルト40により固定され
ている。チヤツク本体38の下端部には第6図に
示すように互に直交する2本のスロツト42,4
4が形成され、各スロツトに夫々第4図に示すよ
うに第1対の爪46及び第2対の爪48が配設さ
れ、ピン50によつて回動可能に支持されてい
る。爪46は第3図に明瞭に示されているように
下端にチツプ状電子部品(以後単にチツプと称す
る)Cを把持するために互に対向する内向き突起
52を備えるとともに、背面に傾斜面54を備え
ている。傾斜面54は下方程直径の増大する円錐
面の一部をなすように形成されている。第4図か
ら明らかなように爪48も同様な内向き突起56
及び傾斜面58を備えている。
チヤツク本体38の外側には内スリーブ60が
摺動可能に嵌合され、その外側には更に外スリー
ブ62が摺動可能に嵌合されている。これらリー
ブ60,62には夫々軸心に平行な長穴64,6
6が形成され、これら長穴を貫通してピン68が
チヤツク本体38に固定されることによつてスリ
ーブ60,62の回転が防止されるとともに、軸
心方向の移動量が一定限度以下に規制されてい
る。内スリーブ60は第7図及び第8図に示すよ
うに、下端部内側に爪48の前記傾斜面58に対
応するテーパ面70を有するとともに、コイルス
プリング72によつて下方(チヤツク30の先端
側)に付勢されており、爪48を閉じる方向に付
勢している。一方外スリーブ62は、内スリーブ
60の下端に形成された一対の切欠74から内ス
リーブ60の内側まで突入する一対の係合突起7
6を備え、かつこの係合突起76の先端には爪4
6の前記傾斜面54に対応する傾斜面78が形成
されている。外スリーブ62はコイルスプリング
80によつて下方に付勢されて、テーパ面78の
傾斜面54に対する作用により爪46を閉じる方
向に付勢しているが、上端部に形成されたフラン
ジ82に解放部材84が係合させられて上方に引
き上げられるときコイルスプリング80の付勢力
に抗して上昇させられ、一定量上昇させられた後
は係合突起76によつて内スリーブ60に係合し
て内スリーブ60をも共に上昇させる。すなわち
外スリーブ62は内スリーブ60の解放部材を兼
ねているのである。
爪46のピン50より上方の部分と上記内スリ
ーブ60との間には付勢手段としてのコイルスプ
リング86が配設され、爪46を開く方向に付勢
している。爪48も同様に図示しないコイルスプ
リングによつて開く方向に付勢されている。従つ
て外スリーブ62が上昇させられれば爪46が開
き、続いて内スリーブ60が上昇させられて爪4
8が開くこととなる。
前記中空ロツド24の中空部には昇降ロツド8
8が挿通されている。昇降ロツド88の下端部に
は円筒部材90が嵌合され、ピン92によつて回
定されている。この円筒部材90の中心を貫通す
る通孔94は下端側が小径孔部96とされた段付
孔であつて、小径孔部96には吸着具98が摺動
可能にかつコイルスプリング100によつて下方
に付勢されて嵌装されている。従つて昇降ロツド
88が下降させられる時吸着具98が爪46及び
48の間から突出させられることとなる。この吸
着具98は上端にやや大径の頭部102を、また
下方に四角柱部104を夫々有し、頭部102に
よつて一定限度以上円筒部材90から突出するこ
とが防止され、かつ角柱部104がチヤツク本体
38の下端部に形成されたスロツト44よりやや
巾の広いスロツト106に嵌合されることによつ
て回転が防止されている。角柱部104の下端に
は吸着すべきチツプCの外形よりも細い突起10
8が突設され、この突起108の端面110には
第5図に示すように2個の吸引口112が形成さ
れている。吸引口112は吸着具98を縦通する
通路114によつて前記円筒部材90の通孔94
は連通させられている。そして通孔94は、円筒
部材90に半径方向に形成された連通穴116、
円筒部材90とチヤツク本体38及びカツプ状部
材34との間に形成された環状の隙間118、並
びにカツプ状部材34に半径方向に形成されたポ
ート120を経て口金122に連通させられてい
る。
チヤツク30の外スリーブ62を上昇させるた
めの前記解放部材84は第1図から明らかなよう
に、異なる高さ位置において互に反対方向へ延び
出した2本のアームを有する部材であつて、前記
回転軸10の中空部に摺動可能に挿通された昇降
ロツド124の下端に固定されている。昇降ロツ
ド124の上端は連結棒126及びピン128,
130によつてレバー132の1本のアームに連
結されている。レバー132は第2図に最も明瞭
に示されているように本体フレーム2に固定され
た軸134によつて回動可能に支持されており、
このレバー132のもう一方のアームの先端には
図示しないローラが取付けられている。レバー1
32は図示しないスプリングによつて第1図にお
いて反時計方向に回動するように付勢されてお
り、この付勢力によつて上記ローラは前記駆動軸
14に固定された板カム136に常時接触させら
れている。従つて板カム136が駆動軸14によ
つて回転させられるにつれてレバー132が軸1
34のまわりに回動して解放部材84を昇降さ
せ、チヤツク30にチツプCの把持・解放動作を
行なわせる。
一方チヤツク30の吸着具98を昇降させるた
めの前記昇降ロツド88は第1図から明らかなよ
うに、スプリング138によつて常時上方へ付勢
されており、かつ上端に係合部材140が固定さ
れている。この係合部材140は、チヤツク30
が第1図の左側に示すように最も高い位置にある
時には本体フレーム2に固定の軸142によつて
回動可能に支持されているレバー144の一方の
アームの係合切欠146と係合する。またチヤツ
ク30が第1図の右側に示されているように最も
低い位置にある時には、上記係合部材140は本
体フレーム2に固定の軸148によつて回動可能
に支持されているレバー150の一方のアームの
係合切欠152と係合する。そして上記レバー1
44及び150の他方のアームは夫々連結棒15
4及び156によつて、レバー158及び160
の一方のアームに連結されている。レバー158
は本体フレーム2に固定の軸162によつて回動
可能に支持されており、他方のアームにはブラケ
ツト164を介してローラ166が取付けられて
いる。レバー158はスプリング168によつて
第1図において時計方向に回動するように付勢さ
れており、この付勢力によつてローラ166が駆
動軸14に固定の板カム170に接触させられて
いる。又レバー160も軸134によつて回動可
能に支持され、スプリング172によつて反時計
方向へ付勢され、ブラケツト174を介して取付
けられたローラ176が駆動軸14に固定の板カ
ム178に常時接触するようにされている。
また前記吸着具98の吸引口112に連通させ
られている前記口金122は、第11図に二点鎖
線で位置のみを示すホース180によつて、回転
盤18に固定の継手部材182に接続されてい
る。回転盤18には各継手部材182に連通する
通孔184が8個設けられているが、回転盤18
のこれらの通孔184が形成されている部分に円
環部材186が密着させられている。円環部材1
86はスプリング188によつて回転盤18に押
し付けられるとともに、本体フレーム2に固定さ
れたボルト190によつて回転盤18と共に回転
することを阻止されている。円環部材186には
3個の口金取付穴192,194及び196が設
けられている。これらの口金取付穴に取付けられ
る口金は互に独立にバキユーム装置に接続されて
おり、口金取付穴194には装置運転中定常的に
負圧が供給されるのに対して、口金取付穴192
及び196には夫々所定の時期に負圧が供給され
るようになつており、口金取付穴196にはその
上所定の時期に正圧も加えられるようになつてい
る。口金取付穴194は円環部材186に形成さ
れた溝198によつて、第11図中Aで示す部品
受取位置とBで示す部品引渡位置との間を移動す
る複数のチヤツク30に対応する通孔184と連
通させられている。
上記部品受取位置Aから部品引渡位置Bまで移
動するチヤツク30はすべてチツプCを把持して
いるはずであるが、何らかの理由でチツプCを把
持しないで移動して来ることが有り得る。これを
監視するために第1図において200で示されて
いる検知器が設けられている。検知器200は第
12図乃至第14図に示すように本体フレーム2
に固定された組付板202に組付けられている
が、第1図及び第12図では理解を容易にするた
めにこの組付板202は取除かれて位置のみが二
点鎖線で示されている。組付板202は本体フレ
ーム2に固定されたブラケツト204に長穴20
6とボルト208とによつて高さ調節可能に取付
けられている。組付板202にはピン210によ
つて接触子としての検知レバー212が回動可能
に取付けられている。検知レバー212は互に反
対方向に延び出した2本のアーム214及び21
6を備えており、アーム214の先端には半円形
の突起218が上向きに形成され、アーム216
の先端には薄肉部220が形成されている。突起
218は第14から明らかなようにチヤツク30
が検知位置Dに位動して来たとき外スリーブ62
のフランジ82の下側となる位置に設けられてい
る。一方薄肉部220は取付板202にブラケツ
ト222を介して固定されているフオトマイクロ
センサ(光電スイツチ)224のスロツトに嵌入
して投光素子から受光素子に向う光を遮断し得る
位置に設けられている。検知レバー212はアー
ム214に立設されたピン226と組付板202
に立設されたピン228との間に張られたコイル
スプリング230によつて突起218が上昇する
方向に付勢されているが、アーム216が組付板
202に立設されたストツパピン232に接触す
ることによつて第12図に示す非作用位置に保た
れている。この状態では薄肉部220はフオトマ
イクロセンサ224の光を遮断せず、突起218
が外スリーブ62のフランジ82によつて第12
図に示した位置より押し下げられた時光を遮断す
るようになつている。
この点を更に詳しく説明する。本実施例ではチ
ヤツク30によつて最大3.2mm(長さ)×2.5mm
(巾)から最小2.0mm×1.25mmまでの大きさのチツ
プCを把持することを予定しているが、短いチツ
プCを把持する場合程外スリーブ62の下降量が
大きくなる。そして長さが最小の2.0mmである場
合の外スリーブ62の下降量が5.9mmであるのに
対して、チツプCを把持しないで爪46が突起1
08を挾んだ場合は7.0mm下降するように各部の
寸法が定められている。チヤツク30は部品受取
位置Aから部品引渡位置Bまで移動する時立体カ
ム6の作用によつて徐々に下降させられるため、
検知位置Dを通過する時の外スリーブ62のフラ
ンジ82はほぼ第12図に二点鎖線で示す位置ま
で下降する。この時チヤツク30に最小長さのチ
ツプCでも把持されていれば、フランジ82は検
知レバー212の突起218に接触することなく
検知位置Dを通過するが、チツプCが把持されて
いない場合はフランジ82が更に、1.1mm低い位
置を通過するため突起218に接触し、検知レバ
ー212をスプリング230の付勢力に抗して回
動させる。その結果薄肉部220が上昇してフオ
トマイクロセンサ224の光を遮断するため、フ
オトマイクロセンサ224がチヤツクミス検知信
号を発することとなる。
本実施例においては、このチヤツクミス検知信
号に基いて吸着具駆動装置の一構成要素であるレ
バー160の回動を阻止するために、阻止装置2
34が設けられている。阻止装置234の配設位
置は第1図に示され、その詳細は第15図に示さ
れている。阻止装置234は本体フレーム2に固
定された円柱部材236を備え、円柱部材236
の先端部に形成された平面部238にストツパ部
材240が段付ねじ242によつて回動可能に取
付けられている。ストツパ部材240はスプリン
グ244によつて、平面部238に立設されたス
トツパピン246に接触した位置に保たれてい
る。ストツパ部材240にはまた、スプリング2
44の付勢力に抗してストツパ部材240を回動
させるための作動器としてのソレノイド248が
リンク250によつて連結されており、前記チヤ
ツクミス検知信号に基いてソレノイド248が励
磁されることによつてストツパ部材240が第1
5図に二点鎖線で示す位置まで回動し、レバー1
60に係合してその回動を阻止するようになつて
いる。レバー160は板カム178から駆動力を
受けるアームと、これを連結棒156を介してレ
バー150に伝達するアームの外に、ストツパ部
材240と係合するためのアームを備えているの
である。 次に作動を説明する。
駆動軸14が等速で回転するとき、回転盤18
は1/8回転ずつ間欠的に回転させられるが、回転
盤18が回転している間はレバー144,15
0,158及び160はすべて第1図に示す位置
で静止させられている。回転盤18は8個のチヤ
ツク30のうち1個が部品受取位置Aに、別の1
個が部品引渡位置Bに、更に別の1個が検知位置
Dに夫々達したとき停止させられる。この時部品
受取位置Aと部品引渡位置Bとにあるチヤツク3
0の昇降ロツド88の上端に固定されている係合
部材140が夫々レバー144と150との係合
切欠146と152とに係合する。
更に駆動軸14が回転すると板カム136に係
合しているレバー132が回動し、昇降ロツド1
24及び解放部材84が上昇させられる。解放部
材84が上昇させられゝば、先ず外スリーブ62
が、続いて内スリーブ60が順次上昇させられ
る。その結果爪46がコイルスプリング86の付
勢力によつて開かれ、やや遅れて爪48が同様に
開かれる。
続いて板カム170及び178に夫々係合して
いるレバー158及び160が回動して昇降ロツ
ド88が下降させられ、円筒部材90及び吸着具
98が下降させられて、吸着具98が開いている
爪46及び48の間から突出させられる。部品受
取位置Aにあるチヤツク30の吸着具はこの下降
によつて、図示しない部品供給装置に保持されて
いるチツプCに当接する。吸着具98がチツプC
に当接した後も昇降ロツド88及び円筒部材90
はコイルスプリング100を圧縮しつつ下降し、
吸着具98はコイルスプリング100の付勢力に
等しい力でチツプCに押し付けられることとな
る。チヤツク30が部品受取位置Aに位置決めさ
れた後は、図示しないバルブの切換えによつて口
金取付穴192に取付けられた図示しない口金に
負圧が加えられているため、吸着具98がチツプ
Cに押圧されゝば、チツプCは負圧によつて吸着
具98に吸着された状態となる。一方部品引渡位
置Bに停止させられたチヤツク30においては以
上の作動と平行してチツプCが図示しないプリン
ト基板上の接着剤が塗布されている部位に押し付
けられる。
続く駆動軸14の回転に伴つて昇降ロツド88
が上昇させられる。その結果部品受取位置Aにあ
るチヤツク30においては吸着具98がチツプC
を吸着して上昇するが、部品引渡位置Bにあるチ
ヤツク30においては吸着具98がチツプCをプ
リント基板上に残して上昇する。吸着具98が下
降してチツプCをプリント基板に押し付けた直後
に口金取付穴196に接続されているバルブが切
換えられて、負圧の供給が断たれ、代りに正圧が
供給されているからである。なお正圧が供給され
るのは吸着具98に作用している負圧をすみやか
に解消するためであつて、サイクルタイムが長く
てよい場合は口金取付穴196が大気に解放され
るのみでも良い。
駆動軸14が更に回転すれば解放部材84が下
降させられ、外スリーブ62及び内スリーブ60
も共に下降させられる。やがて内スリーブ60の
テーパ面70が爪48の傾斜面58に接触する。
この状態から更に内スリーブ60が下降させら
れゝば、爪48はテーパ面70の傾斜面58に対
する作用で図示しないコイルスプリングの付勢力
に抗して閉じられ、部品受取位置Aにあるチヤツ
ク30ではチツプCの両端面に接触してこれを挾
む。この場合内スリーブ60はチヤツク本体38
に高精度で嵌合されているため、爪48は常に吸
着具98の中心線に対して対称な状態を保ちつつ
閉じられる。従つて吸着具98によるチツプCの
吸着位置がチツプの長さ方向に僅かにずれていた
場合でも、爪48によつてこの位置のずれが修正
された上で挾まれることとなる。なお挾む力はコ
イルスプリング72の付勢力によつて一義的に定
まるため、過大な挾み力によつてチツプCが破損
される恐れはない。爪48によつてチツプCが挾
まれた後は内スリーブ60は下降を停止するが、
外スリーブ62は更に下降を続け、やがてそのテ
ーパ面78が爪46の傾斜面54に接触し、爪4
6を閉じさせる。その結果チツプCの巾方向の位
置のずれが修正された上で、チツプCが第3図に
示すように爪46によつて挾まれる。すなわち、
チツプCはその中心線が吸着具98の中心線に正
確に合致した状態で、吸着具98及び爪46,4
8により保持されるのである。
この状態から更に駆動軸14が回転してもレバ
ー144,150,158及び160はもう回動
せず第1図の位置に静止した状態を続け、代りに
回転盤18が回転を開始する。回転盤18が回転
を開始すると通孔184が口金取付穴192から
外れて瞬間的に負圧の供給が断たれるが、一瞬後
には溝198に連通して口金取付穴194から負
圧が供給されるため、チツプCは吸着具98から
離脱する恐れはない。
回転盤18は1/8回転した後停止させられ、以
後以上詳記した作動が繰返されて、チツプCが1
個ずつ部品受取位置Aから部品引渡位置Bに搬送
され、プリント基板の所定の部品に接着される。
以上はチヤツクミスのない正常な作動の説明で
あるが、万一何らかの理由でチヤツク30がチツ
プCを把持することなく検知位置Dに移動して来
た場合は、前述の理由で検知レバー212が回動
させられ、フオトマイクロセンサ224からチヤ
ツクミス検知信号が発せられる。この検知信号に
基いてソレノイド248が励磁され、ストツパ部
材240がレバー160に係合する位置へ移動さ
せられ、以後のレバー160の回動を阻止する。
従つて駆動軸14の回転に伴つて板カム178が
レバー160の第1図における反時計方向への回
動を許容する状態となつてもレバー160は回動
せず、吸着具98はプリント基板に向つて下降さ
せられないこととなる。
なお第1図においては図示を容易にするために
検知器200が部品受取位置Aと部品引渡位置B
との丁度中央に示されているが、実際には部品引
渡位置Bの近くに設けられても良い。この場合に
はチヤツクミス検知信号に基いて吸着具98の下
降が阻止されるのは、チツプCを把持することな
く検知位置Dを通過して部品引渡位置Bに停止さ
せられたチヤツク30自体であることとなり、吸
着具98がチツプCを保持することなくプリント
基板に押し付けられ、プリント基板に塗布されて
いる接着剤が吸着具98に付着することが防止さ
れるのである。装置全体の作動はこの部品引渡位
置にある吸着具98が下降しないことに基いてこ
の吸着具98を除くすべての部分が1サイクルの
作動を終了した時点で停止させられる。
以上本発明の一実施例を詳述したが、本発明は
この実施例のみに限定されるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形を加えて
実施し得ることは勿論である。
例えばチヤツクがチツプCを把持していないこ
とを検知するためには必ずしも外スリーブ62の
一部に接触する検知レバーのような接触子を設け
る必要はなく、近接スイツチ等を用いて非接触で
外スリーブ62の位置が正常時と違うことを検知
しても良く、また近接スイツチに代えて空気の吸
込口又は吹出口を設け、この口が外スリーブ62
の一部で閉塞された時の圧力変化で外スリーブ6
2が正常時とは違う位置にあることを検知しても
同様に目的を達し得る。また内スリーブ60自体
またはこれと一体的に移動する部材の位置からチ
ヤツクミスを検知することも可能である。
更に爪46,48等を閉じさせるための爪閉じ
部材はこれらの先端部に外側から接触するスリー
ブに限定されるものではなく、例えば爪46のピ
ン50より上の部分に内側から接触してこれを閉
じさせる形式の爪閉じ部材の採用も可能である。
またチヤツクを部品受取位置から部品引渡位置
まで移動させる移動装置は回転運動によるものの
他直線運動によるものの採用も可能である。
更にチヤツクミス検知信号に基いて作動を阻止
されるのは吸着具駆動装置のみに限定されるもの
ではなく、またストツパ部材を移動させるための
作動器はソレノイドに代えてエヤシリンダ等を使
用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置を示す正面断面
図であり、第2図は同じく平面断面図である。第
3図は第1図に示した装置のチヤツクを拡大して
示す正面断面図であり、第4図は第3図における
―断面図、第5図は第3図における視図で
ある。第6図、第7図及び第9図は夫々第3図に
示したチヤツクのチヤツク本体、内スリーブ及び
外スリーブを示す正面断面図であり、第8図及び
第10図は夫々内スリーブ及び外スリーブの底面
図である。第11図は第1図におけるXI―XI断面
概略図である。第12図は第1図に示した検知器
の拡大正面図、第13図は同じく側面図、第14
図は同じく平面図(一部断面)である。第15図
は第1図に示した阻止装置の視図である。 {6…立体カム、10…回転軸、12…ロー
ラ、14…駆動軸、16…割出カム、18…回転
盤、24…中空ロツド、28…ローラ、}移動装
置、30…チヤツク、46,48…爪、54,5
8…傾斜面、60…内スリーブ(爪閉じ部材)、
62…外スリーブ(爪閉じ部材)、86…コイル
スプリング(付勢手段)、98…吸着具、{88…
昇降ロツド、90…円筒部材、100…コイルス
プリング、140…係合部材、144,150,
158,160…レバー、154,156…連結
棒、170,178…板カム、}吸着具駆動装
置、200…検知器、202…組付板、212…
検知レバー、224…フオトマイクロセンサ(ス
イツチ)、234…阻止装置、236…円柱部
材、240…ストツパ部材、248…ソレノイ
ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一軸線に関して対称に開閉可能な複数の爪に
    よつて電子部品を把持するチヤツクのチヤツクミ
    スを検知する装置であつて、 前記複数の爪を付勢手段により常時開く方向に
    付勢するとともに、それら爪に前記軸線に関して
    対称に傾斜した傾斜面を形成し、かつ、前記軸線
    に平行な方向に移動して前記傾斜面に作用し、前
    記爪を前記付勢手段の付勢力に抗して閉じさせる
    爪閉じ部材を設け、その爪閉じ部材の爪閉じ方向
    における位置の部品把持状態と非把持状態とによ
    る違いを検知してそれら両状態に対応して変化す
    る電気信号を発する検知器を設けたことを特徴と
    する電子部品のチヤツクミス検知装置。 2 一軸線に関して対称に開閉可能な複数の爪に
    より電子部品を把持して部品受取位置から部品引
    渡位置まで移動するチヤツクのチヤツクミスを検
    知する装置であつて、 前記複数の爪を付勢手段により常時開く方向に
    付勢するとともに、それら爪に前記軸線に関して
    対称に傾斜した傾斜面を形成し、かつ、前記軸線
    に平行な方向に移動して前記傾斜面に作用し、前
    記爪を前記付勢手段の付勢力に抗して閉じさせる
    爪閉じ部材を設け、さらに、前記チヤツクの前記
    部品受取位置から部品引渡位置への移動軌跡に近
    接した位置に、チヤツクが電子部品把持状態で移
    動する場合には前記爪閉じ部材に接触して作用位
    置へ移動させられるが、非把持状態で移動する場
    合には接触せず、非作用位置を維持する接触子
    と、その接触子が作用位置にある状態と非作用位
    置にある状態とで異なる電気信号を発するスイツ
    チとを設けたことを特徴とする電子部品のチヤツ
    クミス検知装置。
JP10958780A 1980-06-27 1980-08-09 Device for conveying electronic part Granted JPS5734400A (en)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10958780A JPS5734400A (en) 1980-08-09 1980-08-09 Device for conveying electronic part
US06/277,105 US4438559A (en) 1980-06-27 1981-06-25 Apparatus for automatically mounting non-lead electronic components on printed-circuit
US06/562,812 US4503607A (en) 1980-06-27 1983-12-19 Method for automatically mounting non-lead electronic components on printed-circuit boards

Applications Claiming Priority (1)

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JP10958780A JPS5734400A (en) 1980-08-09 1980-08-09 Device for conveying electronic part

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5734400A JPS5734400A (en) 1982-02-24
JPS6231840B2 true JPS6231840B2 (ja) 1987-07-10

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