JP3338719B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents
電子部品装着装置Info
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Description
等の装着対象材に装着する装置に関するものであり、特
に、装着能率の向上に関するものである。
品装着ユニットを有し、それら複数の部品装着ユニット
が複数のステーションに順次移動させられつつ電子部品
を装着対象材に装着する装置がある。この種の電子部品
装着装置は、一般に、(a)一軸線のまわりに回転可能
な回転体と、(b)その回転体に保持された複数の部品
装着ユニットと、(c)回転体を回転させ、複数の部品
装着ユニットを複数のステーションに順次移動させる回
転体回転装置と、(d)複数のステーションの一つであ
る作動ステーションに設けられ、その作動ステーション
に移動させられた部品装着ユニットに予め定められた動
作を行わせる部品装着ユニット作動装置とを含むように
構成される。例えば、複数のステーションのうちの二つ
に軸方向移動装置が設けられて、それぞれ作動ステーシ
ョンである部品供給ステーションおよび部品装着ステー
ションとされ、複数の部品装着ユニットの一つが部品供
給ステーションにおいて軸方向移動装置により軸方向に
移動させられて電子部品供給装置から電子部品を取り出
し、別の一つが部品装着ステーションにおいて軸方向移
動装置により軸方向に移動させられて電子部品を装着対
象材に装着するようにされるのである。また、複数のス
テーションの一つに部品装着ユニット回転装置が設けら
れ、そのステーションが作動ステーションとしての部品
回転ステーションとされることもある。部品供給ステー
ションにおいて電子部品供給装置から電子部品を取り出
して部品装着ステーションへ移動中の部品装着ヘッドが
部品回転ステーションに停止したとき、部品装着ユニッ
ト回転装置が部品装着ヘッドを回転させ、その部品装着
ヘッドに保持されている電子部品を回転させ、電子部品
の装着対象材への装着姿勢を変更あるいは修正するので
ある。
て部品装着ユニットは、回転体の回転によって各作動ス
テーションへ移動させられた後、停止した状態で軸方向
移動装置,部品装着ユニット回転装置等の部品装着ユニ
ット作動装置によって所定の動作を行わされるようにな
っており、電子部品装着装置のサイクルタイムは、部品
装着ユニットが隣接するステーション間の移動に要する
時間と、作動ステーションにおいて所定の動作を行うの
に要する時間との和で決まっていた。
が高く、従来は、回転体の回転角速度を高くし、部品装
着ユニットのステーション間における移動時間を短くし
て装着サイクルタイムを短縮し、装着能率を向上させて
いた。各作動ステーションでの停止時間は、部品装着ユ
ニット作動装置が部品装着ユニットに所定の動作を行わ
せるのに必要な長さ確保することが必要であり、停止時
間の短縮には限界があるため、移動時間を短くすること
により対処していたのである。
の回転角速度が高くなれば、回転体の回転開始時や回転
終了時における角加速度が大きくなり、電子部品に作用
する慣性力が大きくなり、電子部品に作用する慣性力が
大きくなって、部品装着ユニットによる電子部品の保持
位置がずれてしまうことがある。あるいは、電子部品装
着装置の振動,騒音が大きくなり、また、電子部品の装
着位置精度の確保が困難になる問題が生じる。請求項1
の発明は、部品装着ユニットの移動時間を過剰に短縮す
ることなく、かつ、部品装着ユニットの軸線まわりの回
転時間を確保しつつ装着サイクルタイムを短くすること
ができる電子部品装着装置を提供することを課題として
為されたものである。請求項2ないし5の発明は、請求
項1に係る発明の望ましい実施態様を提供することを課
題として為されたものである。
1に係る発明の要旨とするところは、(a)一軸線のま
わりに回転可能な回転体と、(b)前記一軸線を中心と
する一円周上の等角度間隔の複数位置において、前記一
軸線に平行な自身の軸線のまわりに回転可能に、前記回
転体に保持された複数の部品装着ユニットと、(c)前
記回転体を間欠回転させ、前記複数の部品装着ユニット
を複数のステーションに順次移動させて停止させる回転
体回転装置と、(d)それら複数ステーションの一つに
設けられ、そのステーションへ移動させられてくる前記
部品装着ユニットを回転させる部品装着ユニット回転装
置とを含み、前記部品装着ユニットが、前記複数のステ
ーションの一つである部品供給ステーションにおいて前
記部品装着ユニットに供給された電子部品を、部品装着
ユニットの回転により回転させた上で、部品装着ステー
ションにおいてプリント基板等の装着対象材に装着する
電子部品装着装置において、前記部品装着ユニットを、
前記部品装着ユニット回転装置により係合される被係合
部材を含む部分と、前記電子部品を保持して前記回転体
と共に回転させられる部分とに分け、それら2部分を、
それら2部分の前記回転体の周方向における相対移動を
許容しつつ前記被係合部材を含む部分の、その部分の軸
線まわりの回転を前記電子部品を保持する部分に伝達す
る装置により接続するとともに、前記被係合部材を含む
部分を前記回転体による前記電子部品を保持する部分の
回転より高速で前記一軸線のまわりに回転させることに
より、前記被係合部材を含む部分の前記部品装着ユニッ
ト回転装置の設けられたステーションにおける停止時間
を前記電子部品を保持する部分のそのステーションにお
ける停止時間より長くする相対回転装置を、前記回転体
回転装置とは別個に設けたことにある。
ニットは、部品装着ユニット回転装置によって自身の軸
線まわりに回転させられる。例えば、部品装着ユニット
による電子部品の保持姿勢に電子部品の軸線まわりの回
転位置誤差がある場合に電子部品が回転させられて回転
位置誤差が修正されるのである。部品装着ユニットの回
転時には、部品装着ユニット回転装置が部品装着ユニッ
トの被係合部材に係合させられ、被係合部材が回転させ
られることによって部品装着ユニットおよびそれに保持
された電子部品が回転させられ、回転後、部品装着ユニ
ット回転装置が被係合部材から離脱させられるのである
が、これら係合,回転および離脱の少なくとも一部が回
転体の回転中に部品装着ユニットの移動と並行して行わ
れる。
ユニット回転装置と被係合部材とが回転体の回転方向に
おいて相対移動しない不相対移動状態が必要であるが、
この状態が相対回転装置によって回転体の回転中に現出
させられることにより、係合,回転および離脱の少なく
とも一部を回転体の回転、すなわち部品装着ユニットの
ステーションへの移動と並行して行うことが可能となる
のである。被係合部材を回転体の回転角速度より大きい
回転角速度で回転させて回転体の回転によるよりも先に
ステーションへ移動させることにより、あるいは回転体
によるよりも後にステーションからの移動を開始させる
ことにより、部品装着ユニ ットの被係合部材側の部分
を、回転体により回転させられる部分より長くステーシ
ョンに停止させて、不相対移動状態を十分長い時間得る
ことができる。
品装着ユニットのステーション間の移動時間を、部品装
着ユニット回転装置による部品装着ユニットの回転のた
めの動作の少なくとも一部に利用することができるた
め、移動時間を過剰に短縮することなく、部品装着ユニ
ット回転時間を確保することができ、部品装着ユニット
による電子部品の保持位置ずれの発生、振動,騒音の増
大、あるいは部品装着位置精度の低下等の支障を生ずる
ことなく装着サイクルタイムを短縮し、装着能率を向上
させることができる。しかも、部品装着ユニット回転装
置は、ステーションに設けられるのであって、部品装着
ユニットの各々に一つずつ設けられて部品装着ユニット
と共に回転体によって回転させられるわけではないた
め、部品装着ユニットの数が多い場合にも部品装着ユニ
ット回転装置の数が少なくて済み、かつ、部品装着ユニ
ット回転装置を回転体の回転に伴って移動させる装置も
必要なく、装置コストの低減を図ることができる。
は、請求項1に記載の電子部品装着装置において、前記
被係合部材を含む部分と前記電子部品を保持する部分と
を接続する装置を、2つのユニバーサルジョイントと、
互いにスプライン嵌合したスプラインシャフトおよびス
リーブを含んで前記2つのユニバーサルジョイントをつ
なぐ伸縮軸とを含むものとしたことにある。
材を含む部分と電子部品を保持する部分とを接続する装
置を、2つのユニバーサルジョイントと、それらをつな
ぐ伸縮軸とを含むものとすれば、安価に目的を達成する
ことができる。また、部品装着ユニットの電子部品を保
持する部分が、電子部品の受取りや装着のために昇降さ
せられる場合には、その昇降を許容する装置としても伸
縮軸を利用することができる。
は、請求項1または2に記載の電子部品装着装置におい
て、前記相対回転装置を、前記被係合部材を含む部分を
前記電子部品を保持する部分より先に、前記部品装着ユ
ニット回転装置の設けられたステーションに到達させ、
そのステーションに電子部品を保持する部分より後まで
停止させるものとしたことにある。
を含む部分を前記電子部品を保持する部分より先に、部
品装着ユニット回転装置の設けられたステーションに到
達させ、そのステーションに電子部品を保持する部分よ
り後まで停止させるものとすれば、被係合部材の停止時
間を、特に長くすることができる。
は、請求項1ないし3のいずれかに係る発明において、
前記相対回転装置を、(イ)前記回転体からその回転体
の回転軸線に平行な方向に隔たった位置に設けられた別
の回転体と、(ロ)その別の回転体を間欠回転させる、
前記回転体回転装置とは別の回転体回転装置とを含み、
前記別の回転体の、前記複数の部品装着ユニットの各々
に対応する複数個所に、前記被係合部材を含む部分がそ
れぞれの軸線のまわりに回転可能に保持されたことにあ
る。この構成を採用すれば、相対回転装置を、特に単純
な構成で安価に実現することができる。
は、請求項4に係る発明において、複数のステーション
のうちの複数に、部品装着ユニット回転装置をそれぞれ
設け、それらステーションに移動させられてくる部品装
着ユニットがそれぞれ回転させることにある。この構成
を採用すれば、請求項4に係る発明における「別の回転
体」および「別の回転体回転装置」を複数の部品装着ユ
ニット回転装置および部品装着ユニットに兼用すること
ができ、本発明の効果を特に有効に享受することができ
る。
である電子部品装着装置を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1において10はフレームであり、フレーム10
には円筒状部材12が垂直に固定されている。円筒状部
材12はその上部においてフレーム10に固定され、下
部はフレーム10から下方へ延び出させられており、円
筒状部材12内には円筒状の回転軸14が軸受16,1
8を介して垂直軸線まわりに回転可能に支持されてい
る。回転軸14の円筒状部材12から突出した上端部に
はローラギヤ20が固定されている。カム22がインデ
ックス用サーボモータ24(図3参照)によって一方向
に定速で回転させられるとき、ローラギヤ20のローラ
25がカム22に順次係合し、回転軸14が垂直軸線ま
わりに18度ずつ間欠回転させられる。また、回転軸1
4の下側開口は蓋体26により閉塞され、回転軸14内
の空間は図示しない負圧源に接続された負圧供給通路2
8とされている。
から突出させられており、その突出端部には、回転体と
してのインデックステーブル32が固定されている。イ
ンデックステーブル32は、図3に示すように、内径が
円筒状部材12の外径より大きい円筒部34と、円筒部
34の一端部に設けられた有孔円板部36と、円筒部3
4の他端部に設けられたリング部38とを有し、有孔円
板部36において回転軸14に同心に固定されている。
略的に示すように、回転軸14の回転軸線を中心とする
一円周上に20組の部品装着ユニット40が等角度間隔
に取り付けられており、これら20組の部品装着ユニッ
ト40が停止させられるステーションが20個設けられ
ている。20個のステーションのうち、8個が部品装着
ユニット40が動作を行わされる作動ステーション、す
なわち部品供給ステーション,部品姿勢90度変更ステ
ーション,部品姿勢修正ステーション,部品装着ステー
ション,部品装着ユニット姿勢修正ステーション,部品
装着ユニット姿勢90度変更ステーション,部品排出ス
テーションおよび部品吸着ノズル選択ステーションとさ
れている。また、3個が検出ステーション、すなわち部
品立ち姿勢検出ステーション,部品保持姿勢検出ステー
ションおよび部品吸着ノズル検出ステーションとされて
おり、残りの9個は動作も検出も行われない遊休ステー
ションとされている。20組の部品装着ユニット40
は、インデックステーブル32の回転により20個のス
テーションへ順次移動させられる。インデックステーブ
ル32を回転させる回転軸14,ローラギヤ20,カム
22およびインデックス用サーボモータ24等が回転体
回転装置を構成しているのである。
定されている。円筒カム44は円筒状部材12に嵌合さ
れ、その下部はインデックステーブル32と円筒状部材
12との間に嵌入させられている。円筒カム44は段付
状を成し、その下端部の大径部46はインデックステー
ブル32の円筒部34内に位置させられている。大径部
46には、図3に示すように外周面に開口するカム溝4
8が形成され、各部品装着ユニット40の昇降板50に
取り付けられた一対ずつのローラ52が係合させられて
いる。
6とリング部38とにはそれぞれ、ガイドブロック56
が上下方向に固定され、昇降板50が昇降可能に嵌合さ
れている。ローラ52は昇降板50の長手方向の中間部
に、インデックステーブル32の回転軸線と直交する水
平軸線のまわりに回転可能に取り付けられ、円筒部34
に形成された上下方向に延びる長穴58を通ってカム溝
48に係合させられている。
せられたものであり、インデックステーブル32が回転
させられ、部品装着ユニット40が移動させられると
き、ローラ52がカム溝48内を移動することにより部
品装着ユニット40は昇降させられる。カム溝48は、
部品装着ユニット40が部品供給ステーションにおいて
上昇端に位置し、部品装着ステーションにおいて下降端
に位置するとともに、それら部品供給ステーションおよ
び部品装着ステーションの前後では水平に移動するよう
に形成されている。
支持部材64が固定されている。支持部材64はコの字
形を成し、コの字の底壁66において昇降板50に上下
方向に固定され、2個の側壁68,70は昇降板50か
ら水平に延び出させられて昇降ロッド72を軸方向に移
動不能かつ自身の軸線のまわりに回転可能に支持してい
る。昇降ロッド72の側壁68から突出した上端部には
ユニバーサルジョイント78によりスプラインシャフト
80が連結されている。
の異なる3個のコイルスプリングが同心に配置されたス
プリングユニット82と、スプリングユニット82の両
端部をそれぞれ固定された端板84とを有し、一方の端
板84が昇降ロッド72に固定され、他方の端板84が
スプラインシャフト80に固定されている。
ブ86がスプライン嵌合され、両者によって伸縮軸88
が構成されている。スリーブ86の底壁にはユニバーサ
ルジョイント78と同様のユニバーサルジョイント90
によりスプール92が連結されるとともに、外歯リング
ギヤ96に軸方向に移動可能かつ回転可能に嵌合されて
いる。外歯リングギヤ96は、前記円筒カム44の上部
に軸受94を介してインデックステーブル32の回転軸
線のまわりに回転可能に取り付けられている。
出した上端部には、被係合部材98が固定されている。
被係合部材98は段付状を成し、大径部100の上面に
開口する凹部102側からボルト104によりスプール
92に固定されるとともに、大径部100と外歯リング
ギヤ96との間に配設されたスプリング106によって
上方へ付勢されている。この付勢は、スプール92に設
けられた外向きのフランジ部108が外歯リングギヤ9
6の下面に当接することにより規制される。フランジ部
108の上面にはゴム板109が固着されており、ゴム
板109が外歯リングギヤ96に密着した状態では、ゴ
ム板109の摩擦抵抗によって部品装着ユニット40の
外歯リングギヤ96およびインデックステーブル32に
対する相対回転が防止される。また、大径部100の直
径方向に隔たった2個所にはそれぞれ、上面に開口する
台形断面の係合切欠110が形成されている。
モータ114(図1参照)の出力軸116に固定の駆動
ギヤ118に噛み合わされており、相対移動用サーボモ
ータ114により、インデックステーブル32の回転軸
線のまわりにインデックステーブル32とは異なる回転
角速度で回転させられる。なお、外歯リングギヤ96の
上面には、図4に二点鎖線で示すように20個のドグ1
20が取り付けられている(図には1個のみ示されてい
る)。これらドグ120は部品装着ステーションに設け
られた光電スイッチ122(図13参照)によって順次
検出され、それに応じて外歯リングギヤ96が停止させ
られる。
ように支持部材64の側壁70から下方へ突出させら
れ、その突出端部に固定の取付部材128に部品装着ヘ
ッド130が取り付けられている。取付部材128は断
面形状がコの字形を成し、一対の側壁132,134
が、前記被係合部材98に形成された係合切欠110が
延びる方向と直角な方向に並ぶように昇降ロッド72に
固定されている。これら側壁132,134が並ぶ方向
がインデックステーブル32の回転軸線と直交する位置
が部品装着ユニット40の回転方向における原位置であ
る。以下、この位置を部品装着ユニット回転原位置と称
する。
テーブル32側の側壁132には、図6に示すように軸
136が取り付けられ、側壁134側に向かって延びて
いる。この軸136と側壁134とによってノズル保持
体138が回転可能に支持されている。ノズル保持体1
38は、ブロック状の保持部140と、保持部140の
軸線方向の一方の端面から同心に突設された軸部142
とを有し、軸部142において側壁134に回転可能に
嵌合されている。ノズル保持体138にはまた、保持部
140側の端面に開口し、軸部142に至る有底の軸孔
144が形成され、前記軸136が相対回転可能に嵌合
されている。ノズル保持体138は、部品装着ユニット
40が回転原位置にあるときにはインデックステーブル
32の回転軸線と直交する水平軸線のまわりに回転可能
に支持されていることとなる。
7に示すように、半径方向に等角度間隔で放射状に突出
した6個の突起148を備えている。各突起148に
は、図6および図7に示すように、先端面150にそれ
ぞれ開口し、中心線がノズル保持体138の回転軸線と
直交する有底のノズル嵌合穴152が1個ずつ形成され
ている。また、各ノズル嵌合穴152はそれぞれ同心の
通路154(図6参照)によって軸孔144に連通させ
られている。
2にそれぞれ連通するピン係合溝156が形成されてい
る。各ピン係合溝156は、図7および図8に示すよう
に、各突起148の先端面150および側面158に開
口するとともにノズル嵌合穴152に連通し、概してJ
の字形を成している。図7に示すように、先端面150
からノズル嵌合穴152の中心線に平行に延びてノズル
嵌合穴152の深さのほぼ半分に達する進入溝部160
と、進入溝部160の端部から進入溝部160と直交す
る向きに延び出させられた横溝部162と、横溝部16
2の端からノズル嵌合穴152の中心線に平行に先端面
150側へ延び出させられて先端面150の手前で終わ
っている係合溝部164とから成っているのである。進
入溝部160および係合溝部164は、図8に示すよう
に、深さ方向がノズル嵌合穴152の2つの半径の方向
とそれぞれ一致する状態で形成されている。
着ノズル170が嵌合されている。部品吸着ノズル17
0は、図6に示すように円形断面のノズル本体172と
吸着管174とを有する。ノズル本体172には、その
一方の端面に開口する有底穴176と、他方の端面に開
口し、有底穴176に連通する吸着管嵌合穴178とが
同心に形成され、吸着管嵌合穴178に吸着管174に
嵌合されている。また、ノズル本体172の吸着管17
4が嵌合される側の端部には大径の発光板180が設け
られている。この発光板180は部品保持姿勢検出ステ
ーションに設けられた撮像装置の紫外線照射装置からの
紫外線を吸収して可視光線を発射するものである。
方向に固定され、一端部がノズル本体172の外周面か
ら突出させられている。この部品吸着ノズル170をノ
ズル保持体138に保持させる場合には、有底穴176
内にスプリング184を入れ、有底穴176の開口側か
らノズル本体172をノズル嵌合穴152に挿入すると
ともに、ピン182をピン係合溝156の進入溝部16
0に進入させる。そして、スプリング184を圧縮しつ
つピン182が進入溝部160の端に至るまでノズル本
体172を挿入した後、ノズル本体172を回転させ、
ピン182を横溝部162内を通って係合溝部164へ
移動させる。この状態でノズル本体172に加えていた
力を解除すれば、ノズル本体172はスプリング184
によりノズル嵌合穴152から離脱する向きに付勢され
るが、ピン182が係合溝部164の端に係合すること
により、部品吸着ノズル170はノズル保持体138に
抜出し不能かつ回転不能に保持される。
は、吸着する電子部品186(図10参照)の寸法に応
じた大きさとされ、図11に示すように、ノズル保持体
138に保持される6個の部品吸着ノズル170はそれ
ぞれ大きさの異なる電子部品186を吸着するものであ
って、吸着管174の直径が6段階に異ならされてお
り、発光板180の大きさは2段階に異ならされてい
る。
図6に示すように6個の位置決め穴190(図には2個
のみ示されている)が等角度間隔に形成されており、側
壁134に水平に取り付けられた位置決めピン192が
嵌合することにより、ノズル保持体138の取付部材1
28に対する回転が阻止される。また、ノズル保持体1
38と側壁132との間にはばね受け194および軸受
196を介してスプリング198が配設されており、こ
のスプリング198によってノズル保持体138が位置
決め穴190に位置決めピン192が嵌合する向きに付
勢されている。
ン192は、ノズル保持体138を、6個の部品吸着ノ
ズル170のうちの1個を作動位置、すなわち軸線が垂
直方向に位置し、かつ、吸着管174が下向きとなる位
置に位置決めするように設けられている。作動位置に位
置する部品吸着ノズル170の軸線は部品装着ユニット
40の軸線と一致する。
は、図6および図11に示すように台形断面の係合溝2
06が3本形成されている。これら係合溝206は軸部
142の中心において等角度間隔で交差している。ノズ
ル保持体138は、図3に示す回転駆動部材208が回
転駆動部材係脱装置210により係合溝206に係合さ
せられた状態で回転駆動部材回転装置212によって回
転させられることにより回転させられ、6個の部品吸着
ノズル170のうちの1個が作動位置へ移動させられ
る。回転駆動部材208,回転駆動部材係脱装置210
および回転駆動部材回転装置212がノズル選択装置を
構成しているのである。
係脱装置210および回転駆動部材回転装置212は、
部品吸着ノズル選択ステーションに設けられている。係
合部材208は、スプラインシャフト216と、スプラ
インシャフト216の一端部に設けられた係合部218
とを有する。係合部218はスプラインシャフト216
より大径の円板の端面に中心を通る台形断面の係合突部
220が設けられたものである。スプラインシャフト2
16は、前記フレーム10の下面に固定された支持部材
222の下端部に、インデックステーブル32の回転軸
線と直交する水平軸線のまわりに回転可能かつ軸方向に
移動可能に支持されている。
部材224を保持するケーシング226が回転可能に取
り付けられ、スプラインシャフト216はスプライン部
材224にスプライン嵌合されて係合部218がインデ
ックステーブル32側に突出させられている。このケー
シング226の支持部材222からインデックステーブ
ル32側へ突出させられた端部にはタイミングプーリ2
28が設けられ、ベルト230,タイミングプーリ23
2によってノズル選択用モータ234の回転が伝達され
るようになっており、ケーシング226の回転により回
転駆動部材208が回転させられる。これらタイミング
プーリ228,232,ノズル選択用モータ234等が
回転駆動部材回転装置212を構成しているのである。
すように、第一,第二のレバー236,238,連結ロ
ッド240および昇降ロッド242等を備えている。回
転駆動部材208のスプラインシャフト216の後端部
はケーシング226から突出させられるとともに、スリ
ーブ248が相対回転可能かつ軸方向に移動不能に取り
付けられており、スリーブ248の外周面の直径方向に
隔たった2個所に突設された突起250が第一レバー2
36に係合させられている。第一レバー236はベルク
ランクレバーであり、軸252によって支持部材222
に回動可能に取り付けられており、一方のアーム部25
4の先端はヨーク状とされ、一対の側板256にそれぞ
れ形成された切欠258に突起250が係合させられて
いるのである。
おいてフレーム10の下面に固定のブラケット260に
軸262により回動可能に取り付けられている。連結ロ
ッド240の一端部は第二レバー238の長手方向の中
間部に回動可能に連結され、他端部は第一レバー236
のアーム部264に回動可能に連結されて上下方向に配
設されている。また、昇降ロッド242の下端部は第二
レバー238の自由端部に回動可能に連結されている。
サーボモータ24を駆動源として昇降させられる。イン
デックス用サーボモータ24の回転は、図示しないカ
ム,カムフォロワおよびカムフォロワを支持する運動伝
達機構により昇降運動に変換されて昇降ロッド242に
伝達される。また、インデックス用サーボモータ24は
常時回転しているため、部品吸着ノズル170の選択時
のみに昇降ロッド242に運動が伝達されるようになっ
ている。これらカム,カムフォロワおよび運動伝達機構
は、例えば、特開平4−345097号公報に記載の電
子部品装着装置におけると同様に構成することができ、
説明は省略する。
バー238が回動させられるとともに連結ロッド240
が昇降させられ、第一レバー236が回動させられるこ
とにより、回転駆動部材208は、係合突部220がノ
ズル保持体138の係合溝206に係合する係合位置
と、係合溝206から離脱した非係合位置とに移動させ
られる。
は、図6に示すようにリング266が固定されている。
このリング266には、図9に示すように、3個ずつの
反射面270,272,274が6組、等角度間隔に設
けられている。これら反射面270,272,274は
それぞれ白あるいは黒とされているのであるが、その組
合わせは各組毎に変えられている。これら6組の反射面
270,272,274はそれぞれ、ノズル保持体13
8の回転方向に関して6個の部品吸着ノズル170に対
応する位置に設けられている。
は、図3に示すように部品吸着ノズル検出装置278が
設けられている。部品吸着ノズル検出装置278は、発
光ファイバおよび受光ファイバをそれぞれ有する3個の
光ファイバセンサ280(図には1個のみ示されてい
る)を備えている。これら光ファイバセンサ280はほ
ぼ水平方向に1列に並べられており、部品吸着ノズル検
出ステーションに移動させられた部品吸着ユニット40
の反射面270,272,274にそれぞれ光を照射
し、反射光の強弱の組合わせにより、作動位置に位置決
めされた部品吸着ノズル170の種類が検出される。
部品186を吸着するものであり、負圧は次の経路で供
給される。前記ノズル保持体138を回転可能に支持す
る軸136には、図6に示すように、端面に開口し、部
品吸着ノズル170に対応する位置まで延びる軸方向通
路290が形成されるとともに、軸方向通路290から
延び出させられ、作動位置に位置決めされた部品吸着ノ
ズル170の通路154に連通する半径方向通路292
が形成されている。
の軸部142に形成された複数の半径方向通路294,
側壁134に形成された円環状通路296および支持部
材128内に形成された通路298によって前記昇降ロ
ッド72内に形成された通路300に連通させられてい
る。なお、円環状通路296は中心線方向に長く、後述
するように、ノズル選択のためにノズル保持体138が
軸線方向に移動させられても半径方向通路294との連
通が保たれるようにされている。また、通路300は、
支持部材64の側壁70まで至り、側壁70に形成され
た円環状通路302および円環状通路302に接続され
たホース304(図4参照)により、前記回転軸14内
に形成された負圧供給通路28に接続されている。
ており、部品吸着ノズル170への負圧の供給,遮断は
切換装置310によって機械的に行われる。上記昇降ロ
ッド72内に形成された通路300の途中であって、昇
降ロッド72の支持部材64と部品装着ヘッド130と
の間の部分には栓312が嵌合され、負圧の流れが遮断
されるとともに、昇降ロッド72の栓312の上下両側
にはそれぞれ直径方向に貫通し、昇降ロッド72の外周
面に開口する貫通孔314,316が形成されている。
16に対応する部分には切換スリーブ318が摺動可能
に嵌合されている。切換スリーブ318には、その上端
部と中間部とにそれぞれ、半径方向外向きに延び出すフ
ランジ部322,324が設けられ、切換スリーブ31
8のフランジ部322と324との間の部分には、内周
面に開口し、貫通孔314,316との両方にまたがる
長さの円環状通路326が形成されている。また、円環
状通路326とフランジ部324との間には、切換スリ
ーブ318を半径方向に貫通する複数の空気通路328
が形成されるとともに、これら空気通路328は切換ス
リーブ318の内周面に開口する円環状通路330によ
って互に連通させられている。
ゴムリング332が配設され、ゴムリング332の摩擦
抵抗によって昇降ロッド72に対する自由な移動が防止
されている。この切換スリーブ318は図6に示すよう
に上昇端に位置するとき、貫通孔316を貫通孔314
との連通から遮断する一方、空気通路328に連通させ
るため、吸着管174が通路298,半径方向通路29
4,軸方向通路290および半径方向通路292を経て
大気に解放される。
ように支持部材128に当接する下降端に位置すると
き、貫通孔316を空気通路328から遮断する一方、
貫通孔314に連通させるため、吸着管174に負圧が
供給される。
端位置であって吸着管174を大気に解放する大気解放
位置と、下降端位置であって吸着管174に負圧を供給
する負圧供給位置との間の昇降は、支持部材64の側壁
70に取り付けられた押下げピン334,部品供給ステ
ーションに水平軸線のまわりに回動可能に設けられた押
下げレバー336および部品装着ステーションに設けら
れたバー338(図10参照)によって行われる。
ケット339に軸方向に移動可能に嵌合されるととも
に、スプリング340によって下方へ突出する向きに付
勢されている。また、押下げレバー336は、部品供給
ステーションへ移動させられた部品装着ユニット40の
大気解放位置にある切換スリーブ318の下側のフラン
ジ部324より小距離上側の位置に設けられている。
装着ステーションへ移動させられた部品装着ユニット4
0の負圧供給位置にある切換スリーブ318のフランジ
部322,324との間に嵌入する位置に固定して設け
られている。これら切換スリーブ318,押下げピン3
34,押下げレバー336およびバー338が切換装置
310を構成しているのであり、その切換動作について
は後に説明する。
90度変更ステーション,部品装着ユニット姿勢修正ス
テーションおよび部品装着ユニット姿勢90度変更ステ
ーションにはそれぞれ、部品装着ユニット回転装置とし
ての部品姿勢修正装置,部品姿勢90度変更装置,部品
装着ユニット姿勢修正装置348(図12参照)および
部品装着ユニット姿勢90度変更装置350が設けられ
ている。部品姿勢修正装置と部品装着ユニット姿勢修正
装置348,部品姿勢90度変更装置と部品装着ユニッ
ト姿勢90度変更装置350はそれぞれ同じ構成であ
り、部品装着ユニット姿勢修正装置348および部品装
着ユニット姿勢90度変更装置350を代表的に説明す
る。
0は、図12に示すように前記フレーム10に設けられ
ている。フレーム10にはスプライン部材352を保持
するケーシング354が垂直軸線まわりに回転可能かつ
軸方向に移動不能に取り付けられるとともに、スプライ
ンシャフト356がスプライン嵌合されている。スプラ
インシャフト356のケーシング354から突出した下
端部には係合部材358がオルダム継手360を介して
取り付けられている。
ルを介して保持され、水平面内の一方向に移動可能な第
一可動部材と、その第一可動部材にボールを介して保持
され、水平面内において第一可動部材の移動方向と直交
する方向に移動可能な第二可動部材とを有し、それら第
一,第二の可動部材の移動により、被継手部材との間に
軸線の水平面内におけるずれがあっても係合が可能な継
手部材である。このオルダム継手360は特開平4−3
48888号公報に記載のオルダム継手と同じであり、
詳細な説明は省略する。本実施例のオルダム継手360
の第二可動部材には、直径方向に隔たった2個所に台形
断面の係合突部362が下向きに突設されている(図に
は1個のみ示されている)。第二可動部材と係合部材3
58とが一体に構成されているのである。
54から突出した上端部には中空ロッド366が相対回
転可能かつ軸方向に相対移動不能に連結されている。こ
の中空ロッド366も、前記回転駆動部材係脱装置21
0の昇降ロッド242と同様に、カム,カムフォロワお
よび運動伝達機構によるインデックス用サーボモータ2
4の回転の昇降運動への変換,伝達により、オルダム継
手360を昇降させる場合のみに昇降させられる。この
オルダム継手360の昇降により係合突部362が被係
合部材98の係合切欠110に係合,離脱させられ、図
示しないインデックス用サーボモータ24,カム,カム
フォロワおよび運動伝達機構が係脱装置を構成している
のである。
タイミングプーリ372が設けられ、図示しないタイミ
ングベルトによって別のタイミングプーリに連結されて
いる。このタイミングプーリの回転軸には、インデック
ス用サーボモータ24の回転がカム,カムフォロワおよ
び運動伝達機構によって正逆両方向の90度の回転に変
換されて、オルダム継手360を回転させる場合にのみ
伝達されるようになっている。このインデックス用サー
ボモータ24の回転を正逆両方向の90度の回転に変換
する機構は、前記特開平4−345097号公報に記載
の装置と同じであり、図示および説明は省略する。オル
ダム継手360が部品装着ユニット40に係合した状態
でケーシング354が回転させられることにより、部品
装着ユニット40が自身の軸線のまわりに回転させられ
るとともに、作動位置に移動させられた部品吸着ノズル
170が自身の軸線のまわりに正方向あるいは逆方向に
90度回転させられる。インデックス用サーボモータ2
4,タイミングプーリ372,カム,カムフォロワおよ
び運動伝達機構等が係合部材回転装置を構成しているの
である。
オルダム継手360が専用の部品装着ユニット姿勢修正
用サーボモータ380(図13参照)により任意の角度
回転させられることを除いて部品吸着ノズル姿勢90度
変更装置350と同様に構成されており、対応する部分
には同一の符号を付して説明を省略する。なお、部品装
着ユニット姿勢修正用サーボモータ380からの回転を
伝達するために、スプライン部材352を保持するケー
シング354に設けられたタイミングプーリ382は、
部品装着ユニットの僅かな回転角度の修正も精度良く行
うために径の大きいものとされている。部品姿勢修正装
置においても、オルダム継手が専用の部品姿勢修正用サ
ーボモータ384(図13参照)により任意の角度回転
させられることは同じである。
更装置,部品装着ユニット姿勢修正装置348および部
品装着ユニット姿勢90度変更装置350にはそれぞ
れ、図12に示すように、オルダム継手360と部品装
着ユニット40の被係合部材98とが係合したか否かを
検出する係合検出センサ390が設けられている(図1
2には部品装着ユニット姿勢修正装置348の係合検出
センサ390が代表的に示されている)。
ンサであり、部品装着ユニット40の被係合部材98に
当接させられた係合部材392に光を照射し、反射の有
無によって係合を検出する。フレーム10の下面に固定
のブラケット394の下端部には、ピン396が上向き
に突設されるとともに係合部材392が昇降可能に嵌合
されている。係合部材392の上端部には外向きのフラ
ンジ部398が形成されており、係合部材392がスプ
リング400によって上方へ付勢されることにより、フ
ランジ部398が被係合部材98のフランジ部108に
僅かな隙間を隔てて対向させられている。
リングギヤ96の下面に当接した状態では、係合部材3
92のフランジ部398は係合検出センサ390から外
れた位置にあり、オルダム継手360が被係合部材98
に嵌合して部品装着ユニット40を小距離押し下げれば
係合検出センサ390に対向する位置へ移動し、光を反
射する。
8には、図12に示すように、部品装着ユニット姿勢修
正用サーボモータ380の原位置を検出するサーボモー
タ原位置センサ406が設けられている。サーボモータ
原位置センサ406は、前記係合検出センサ390と共
にブラケット394に取り付けられている。サーボモー
タ原位置センサ406も光ファイバ式のセンサであり、
部品装着ユニット姿勢修正装置348において部品装着
ユニット姿勢修正用サーボモータ380の回転を伝達す
るタイミングプーリ382には反射部材408が設けら
れ、照射した光の反射の有無によって原位置を検出する
ようにされている。
装置350には、部品装着ユニット回転原位置を検出す
る部品装着ユニット回転原位置センサ412が設けられ
ている。この部品装着ユニット回転原位置センサ412
は、前記係合検出センサ390と共にブラケット394
に取り付けられている。
ファイバ式のセンサであり、部品装着ユニット40の前
記被係合部材98の大径部100の外周面には反射面4
14が設けられ、照射した光の反射の有無によって部品
装着ユニット回転原位置を検出するようにされている。
ット394に係合検出センサ390,サーボモータ原位
置センサ406および部品装着ユニット回転原位置セン
サ412の全部が取り付けられた状態が示されている
が、実際には各ステーションにおいてブラケット394
には、部品姿勢修正装置,部品姿勢90度変更装置,部
品装着ユニット姿勢修正装置348,部品装着ユニット
姿勢90度変更装置350の各々について必要なセンサ
のみが設けられている。
4の部品供給ステーションと部品装着ステーションとに
対応する部分にはそれぞれ、図4に示すように部品装着
ユニット40を昇降させる軸方向移動装置としての部品
装着ユニット昇降装置420(図には部品供給ステーシ
ョンに設けられた部品装着ユニット昇降装置420のみ
が示されている)が設けられている。これら部品装着ユ
ニット昇降装置420は同じ構成であり、部品供給ステ
ーションに設けられた部品装着ユニット昇降装置420
を代表的に説明する。
応する部分には、その外周面に開口し、上下方向に延び
る案内溝424が形成されている。この案内溝424の
上下方向の中間部の底面には案内板426が固定され、
昇降部材428に固定された2個のガイドブロック43
0が摺動可能に嵌合されている。昇降部材428はちょ
うど案内溝424に嵌合される幅を有し、昇降部材42
8の下端部には、円筒カム44の外周面側に開口すると
ともに、円筒カム44のカム溝48と同じ幅(高さ方向
の寸法)の係合溝432が水平に形成されている。
うに案内溝424から上方へ突出させられるとともに、
昇降ロッド436の下端部にレバー438を介して連結
されている。レバー438は昇降ロッド436の下端部
に垂直軸線まわりに回転可能かつ軸方向に移動不能に取
り付けられており、昇降部材428を昇降ロッド436
に連結する場合には、レバー438が回動させられて昇
降ロッド436と昇降部材428との位置が合わされ
る。なお、昇降ロッド436の上端部は雄ねじとされて
おり、昇降ロッド436を回転させることによって長さ
が変わり、昇降部材428の上下方向の位置を調節する
ことができる。
2と同様にカム,カムフォロワおよび運動伝達機構によ
るインデックス用サーボモータ24の回転の昇降運動へ
の変換,伝達により、部品装着ユニット40を昇降させ
る場合にのみ昇降させられる。
制御装置としての制御装置450によって制御される。
制御装置450は、CPU452,ROM454,RA
M456およびそれらを接続するバス458を有するコ
ンピュータを主体とするものである。バス458にサー
ボインタフェース464が接続され、インデックス用サ
ーボモータ24,相対移動用サーボモータ114,ノズ
ル選択用サーボモータ234,部品装着ユニット姿勢修
正用サーボモータ380,部品姿勢修正用サーボモータ
384等が接続されている。バス458にはまた、デジ
タル入力インタフェース466が接続され、光電スイッ
チ122,部品吸着ノズル検出装置278,係合検出セ
ンサ390,サーボモータ原位置センサ406,部品装
着ユニット回転原位置センサ412が接続されている。
れた電子部品装着装置において20個の部品装着ユニッ
ト40は、インデックステーブル32の間欠回転により
順次ステーションへ移動させられ、部品供給ステーショ
ンにおいて吸着した電子部品186を部品装着ステーシ
ョンにおいてプリント基板に装着する。20個の部品装
着ユニット40は3個の検出ステーションにおいて各種
の検出を行われ、また、8個の作動ステーションにおい
て並行して異なる動作を行わされる。ここではそのうち
の1個の部品装着ユニット40の作動を説明する。
ブル32の回転によってステーションからステーション
へ移動させられるとき、被係合部材98はインデックス
テーブル32とは別に回転させられて部品装着ヘッド1
30より先に各ステーションへ到達させられる。この被
係合部材98と部品装着ヘッド130との相対移動を図
14のタイムチャートに基づいて説明する。このタイム
チャートにおいて角度は、インデックステーブル32を
回転させるカムの回転角度であり、カムが1回転する間
に部品装着ユニット40がステーションからステーショ
ンへ移動させられるとともに、各ステーションにおいて
一定時間停止させられる。
回転を開始させられ、インデックステーブル32を回転
させるカムが60度回転したとき外歯リングギヤ96が
回転を開始させられる。インデックステーブル32の回
転開始当初には部品装着ヘッド130は移動し、被係合
部材98は移動しないのであるが、この相対移動はユニ
バーサルジョイント78,90と伸縮軸88とによって
許容される。また、部品装着ユニット40は円筒カム4
4によって回転させられつつ昇降させられるが、これに
伴う被係合部材98と部品装着ヘッド130との昇降方
向の相対移動も伸縮軸88によって許容される。
させられるまでの間、すなわち30ms回転させられる。
外歯リングギヤ96の回転角速度はインデックステーブ
ル32の回転角速度の2倍であり、インデックステーブ
ル32が部品装着ヘッド130を60msでステーション
からステーションへ移動させるのに対し、被係合部材9
8を30msで移動させる。そのため、被係合部材98は
移動の途中で先に移動を開始した部品装着ヘッド130
を追い越し、まだインデックステーブル32が回転し、
部品装着ヘッド130を移動させている間に移動先のス
テーションへ到達することとなる。この被係合部材98
と部品装着ヘッド130との相対移動もユニバーサルジ
ョイント78,90と伸縮軸88とによって許容され
る。
更,部品姿勢修正,部品装着ユニット姿勢修正および部
品装着ユニット姿勢90度変更の各ステーションにおい
ては、インデックステーブル32の回転中に、部品装着
ユニット40の被係合部材98と部品姿勢90度変更装
置等の係合部材358とがインデックステーブル32の
回転方向において相対移動しない不相対移動状態が現出
させられる。
0が、係合部材358が係合させられる被係合部材98
側の部分と、インデックステーブル32によって回転さ
せられる部分とに分けられ、それら2部分のインデック
ステーブル32の回転方向の相対移動がユニバーサルジ
ョイント78,90および伸縮軸88によって許容され
ており、これらユニバーサルジョイント78,90およ
び伸縮軸88と外歯リングギヤ96,相対移動用サーボ
モータ114,駆動ギヤ118等とにより構成され、被
係合部材98をインデックステーブル32の回転軸線の
まわりにインデックステーブル32とは別個に回転させ
る相対回転装置によって不相対移動状態現出装置が構成
されているのである。
ニット40の動作について順次説明する。なお、上記不
相対移動状態が現出させられる4つの作動ステーション
における部品装着ユニット40の動作は、部品装着ユニ
ット40がそれら作動ステーションに移動させられる毎
に説明する。
テーションにおいて電子部品186を吸着する。部品供
給ステーションにおいて部品装着ユニット昇降装置42
0の昇降部材428は、非作動時には図4に示す上昇端
位置にあり、係合溝432は円筒カム44のカム溝48
の水平部と同じ高さにあってカム溝48と共に連続した
カム溝を形成している。
給ステーションへ移動させられるとき、ローラ52は円
筒カム44のカム溝48から係合溝432内に入る。イ
ンデックステーブル32がインデックス回転し終わる前
にローラ52がカム溝48から係合溝432内に移動し
た状態となり、昇降部材428は、ローラ52が係合溝
432内へ移動した後、インデックステーブル32が停
止する前に下降を開始させられる。ローラ52はインデ
ックステーブル32によって係合溝432内を移動させ
られつつ下降させられるのであり、昇降板50および支
持部材64の下降により部品装着ユニット40(正確に
は部品装着ユニット30の部品装着ヘッド130を含む
要部)が下降させられる。
降装置420により昇降させられ、カム溝48の一部を
構成する昇降部材428、その昇降部材428に係合
し、インデックステーブル32により移動させられつつ
昇降させられるローラ52,昇降板50および支持部材
64が運動伝達装置を構成しているのである。
げピン334が押下げレバー336に係合し、図4に二
点鎖線で示すように回動させる。押下げレバー336の
レバー比は、押下げレバー336の先端部の下降距離が
部品装着ユニット40の下降による切換スリーブ318
の下降距離より大きくなるように決定されており、部品
装着ユニット40の下降途中で押下げレバー336が切
換スリーブ318の下側のフランジ部324に係合して
切換スリーブ318を負圧供給位置へ下降させる。それ
により作動位置に位置決めされた部品吸着ノズル170
の吸着管174に負圧が供給され、電子部品186を吸
着する。
開始前の吸着管174と電子部品186との間の距離よ
り長くされ、吸着管174が確実に電子部品186を吸
着し得るようにされており、余分な下降距離は部品吸着
ノズル170がスプリング184を圧縮してノズル保持
体138に対して相対移動することにより吸収される。
また、押下げレバー336は、切換スリーブ318を負
圧供給位置へ下降させた後も押下げピン334の下降に
伴って回動させられるが、このときレバー比が大きいこ
とによる余分な下降距離は、押下げピン334がスプリ
ング340の付勢力に抗して移動することにより吸収さ
れる。
が上昇させられ、部品装着ユニット40が上昇させられ
る。なお、部品装着ユニット40の上昇に伴って押下げ
レバー336は図示しないスプリングにより付勢され、
図4に実線で示す位置へ復帰させられるが、切換スリー
ブ318はゴムリング332の摩擦抵抗により負圧供給
位置に保たれ、部品吸着ノズル170は電子部品186
を吸着し続ける。
28が上昇端へ移動し、係合溝432がカム溝48と一
致する状態になる前に回転を開始させられ、部品装着ユ
ニット40の上昇と移動とが並行して行われる。昇降部
材428を昇降させるカムの形状が、昇降の一部と部品
装着ユニット40の移動とが平行して行われるように決
定されているのである。このように部品装着ユニット4
0の昇降の一部と移動とが並行して行われれば、その
分、昇降のための時間を長く取ることができ、インデッ
クステーブル32の回転速度を過剰に速くして部品装着
ユニット40の昇降時間を長くしなくても、昇降に必要
な時間を確保することができる。
要な距離昇降させるためには、例えば、昇降速度を速く
すればよい。しかし、その場合には吸着管174の電子
部品186への当接時の衝撃が大きく、電子部品186
や吸着管174が損傷する恐れがあるのに対し、昇降の
ための時間を長くすることができれば昇降速度を遅くす
ることができ、吸着管174が電子部品86に当接する
際の衝撃を小さくして電子部品186や吸着管174の
損傷を確実に回避することができる。
ト40は部品立ち姿勢検出ステーションへ移動させられ
る。部品立ち姿勢検出ステーションには部品立ち姿勢検
出装置が設けられ、部品吸着ノズル170により電子部
品186が立った姿勢で吸着されているか否かが検出さ
れる。電子部品186が立った姿勢で吸着されていれ
ば、その電子部品186はプリント基板に装着できず、
以後、部品排出ステーションに至るまでの間、作動ステ
ーションおよび検出ステーションに停止しても、作動お
よび検出が行われないようにデータが作成される。
る4つの作動ステーション,部品装着ユニット40の移
動と昇降の一部とが並行して行われる部品供給ステーシ
ョンおよび後述する部品装着ステーション以外の作動ス
テーション、すなわち部品排出ステーションおよび部品
吸着ノズル選択ステーションと、3個の検出ステーショ
ン、すなわち部品立ち姿勢検出ステーション,部品保持
姿勢検出ステーションおよび部品吸着ノズル検出ステー
ションとにおいてはそれぞれ、部品装着ユニット40は
部品装着ヘッド130がステーションへ到達し、停止し
ている間に作動させられ、検出が行われる。
90度変更ステーションへ移動させられる。部品吸着ノ
ズル170により吸着された電子部品186の軸線まわ
りの姿勢は、装着時の姿勢と90度異なることがある。
90度異なるか否かは、装着プログラムから得られる電
子部品186の種類および装着位置等によりわかり、保
持姿勢と装着姿勢とが90度異なる場合には部品姿勢9
0度変更ステーションにおいて変更される。
は、前記不相対移動状態を利用して部品装着ユニット4
0が移動と並行して軸線まわりに回転させられる。図1
4のタイムチャートに示すように、外歯リングギヤ96
の回転によって被係合部材98が部品姿勢90度変更ス
テーションへ到達する前に、部品姿勢90度変更装置3
50の係合部材358が下降を開始させられる。係合部
材358は被係合部材98の移動と並行して下降させら
れ、係合突部362が被係合部材98の係合切欠110
に係合する位置へ到達するときには被係合部材98は部
品姿勢90度変更ステーションへ到達しており、時間の
無駄なく両者が係合させられる。
転する間に係合部材358を正方向あるいは逆方向に9
0度回転させるとともに、回転後、係合部材358を逆
回転させて係合突部362が係合切欠110に係合する
原位置に戻るように形成されている。また、部品装着ユ
ニット40は、後述するように、部品装着ユニット姿勢
修正ステーションおよび部品装着ユニット姿勢90度変
更ステーションにおいて回転させられて部品装着ユニッ
ト回転原位置に復帰させられており、係合突部362は
係合切欠110に係合することができる。
62が係合切欠110に確実に係合するように長めにさ
れており、係合後、被係合部材98はスプリング106
を圧縮して更に小距離下降させられる。それにより前記
係合検出センサ390が係合部材392を検出し、係合
部材358と被係合部材98との係合が検出される。こ
の係合が検出されなければアラームが発せられる等、適
宜の処理が行われる。
8に係合するのに必要な距離より小距離余分に下降させ
られるため、下降端へ移動する前(カムが210度回転
したとき)に係合部材358を回転させて被係合部材9
8を回転させることが可能である。被係合部材98は部
品装着ヘッド130がインデックステーブル32の回転
により移動させられている間に回転を開始させられるの
であるが、この回転はユニバーサルジョイント78,9
0および伸縮軸88を介して部品装着ヘッド130に伝
達され、部品装着ユニット40全体が回転させられる。
やがて部品装着ヘッド130は部品姿勢90度変更ステ
ーションへ到達して被係合部材98と共に回転させら
れ、部品装着ユニット40は正方向あるいは逆方向に9
0度回転させられて電子部品186の保持姿勢が変更さ
れる。
32の回転末期(カムが210度から240度回転する
とき)にインデックステーブル32の回転と並行して回
転させられるのと同様に、インデックステーブル32の
回転初期(カムが0度から30度回転するとき)にも、
インデックステーブル32の回転と並行して回転させら
れる。係合部材358は、インデックステーブル32の
回転開始後、カムの回転角度が20度のときに被係合部
材98からの離脱動作を開始させられるが、実際にはカ
ムが30度回転するまでは被係合部材98と係合してお
り、被係合部材98を回転させることができる。本実施
例においては、不相対移動状態において、係合部材35
8と被係合部材98との係合,離脱および部品装着ユニ
ット40の回転が行われるのである。
とにより、係合部材358と被係合部材98との係合,
離脱および部品装着ユニット40の回転のための時間
を、図14のタイムチャートに二点鎖線で示すように6
0ms(カムが150度から180度まで回転する間と、
60度から90度まで回転させられる間との係合部材3
58の昇降とインデックステーブル32の回転とは従来
から並行して行われていた)取ることができる。従来は
インデックステーブル32が停止する30msの間にそれ
ら係合,離脱および回転を行わなければならなかったの
に対し、動作時間を2倍にすることができるのであり、
インデックステーブル32の回転角速度を過剰に速くし
て回転に要する時間を無理に短縮することなく十分な動
作時間を得ることができる。
後も係合部材358を係合させておくと係合部材358
の逆回転に伴って部品装着ユニット40が逆回転してし
まうため、回転後、逆回転前に係合部材358を被係合
部材98から離脱させることが必要である。図14のタ
イムチャートに示す係合部材358の上昇(離脱)タイ
ミングは係合部材358が逆回転前に被係合部材98か
ら離脱する時期に設定されている。
検出ステーションへ移動させられ、部品吸着ノズル17
0による電子部品186の保持姿勢が撮像装置によって
撮像される。撮像データは誤差のない正規の保持姿勢を
表す像データと比較され、電子部品186の中心の水平
面内における保持位置誤差ΔXE ,ΔYE および中心ま
わりの回転位置誤差Δθが算出される。撮像は、部品装
着ユニット40が部品保持姿勢検出ステーションに停止
している間に行われるが、誤差の演算はインデックステ
ーブル32の回転開始後に行われる。
正ステーションへ移動させられ、上記回転位置誤差Δθ
が修正される。この場合にも外歯リングギヤ96の回転
によって部品装着ヘッド130より先に部品姿勢修正ス
テーションへ移動させられた被係合部材98に係合部材
358が係合させられ、部品装着ユニット40は移動と
並行して回転させられ、回転位置誤差Δθが修正され
る。この修正は、係合部材358を部品姿勢修正用サー
ボモータ384によって回転させることにより行われ
る。
と同様に、インデックステーブル32の回転角速度を過
剰に速くすることなく、部品装着ユニット40の回転の
ための動作時間が従来の2倍得られる。
ステーションへ移動させられて電子部品186をプリン
ト基板に装着する。プリント基板は、基準マークの読取
りによって水平面内における位置決め誤差ΔXP ,ΔY
P が算出されており、この位置決め誤差ΔXP ,ΔYP
と電子部品186の保持位置誤差ΔXE ,ΔYE および
回転位置誤差Δθの修正によって生じた中心位置の誤差
が、プリント基板の水平面内のX軸方向およびY軸方向
における移動距離の修正により修正され、電子部品18
6はプリント基板の適正な位置に適正な姿勢で装着され
る。
様に、部品装着ユニット40はインデックステーブル3
2の回転が停止する前に部品装着ユニット昇降装置42
0により下降を開始させられる。下降の途中で切換スリ
ーブ318のフランジ部322が図10に二点鎖線で示
すバー338に当接し、その下降が阻止されて昇降ロッ
ド72に対して上昇し、大気解放位置に切り換えられ、
吸着管174が大気に解放されて電子部品186を解放
する。
をプリント基板に確実に装着するために、電子部品18
6がプリント基板に接触した後、更に小距離下降させら
れるようになっているが、バー338は、電子部品18
6がプリント基板に接触した後にフランジ部322に係
合し、部品装着ユニット40が余分に下降する間に切換
スリーブ318を負圧供給位置へ相対移動させる位置に
設けられている。バー338により下降を阻止されて昇
降ロッド72に対して上昇させられた切換スリーブ31
8は、ゴムリング322の摩擦抵抗によって大気解放位
置に保たれる。
貫通穴が設けられており、部品装着ユニット40が下降
するとき、押下げピン344はこの貫通穴を通って下降
し、バー338と干渉することはない。
の供給の切換えは、昇降ロッド72の下端部に設けられ
た切換スリーブ318によって部品吸着ノズル170の
近くで行われる。そのため吸着管174内の負圧は迅速
に解消され、電子部品186を迅速に解放することがで
き、装着後、部品装着ユニット40が上昇するときに電
子部品186が部品吸着ノズル170に付いていくこと
がなく、プリント基板に確実に装着される。また、吸着
管174への負圧と大気との供給の切換えは、切換えス
リーブ318,押下げピン334,押下げレバー33
6,バー338および部品装着ユニット40の下降によ
り機械的に行われるため、切換えのために部品装着ユニ
ット40毎に電磁切換弁を設け、切換えが吸着管174
による電子部品186の吸着,解放時に行われるように
制御する場合に比較して切換えを容易にかつ安価に行う
ことができ、また、電気回路の故障による誤動作の発生
がなく、信頼性の高い切換えが実現される。
ユニット姿勢修正ステーションへ移動させられ、電子部
品186の回転位置誤差Δθの修正時とは逆向きに角度
Δθ回転させられて修正前の回転位置に戻される。この
場合にも、部品装着ユニット40は移動と並行して部品
装着ユニット姿勢修正装置348により回転させられ
る。
品装着ユニット姿勢修正用サーボモータ384は、係合
部材358の係合突部362と部品装着ユニット40の
被係合部材98の係合切欠110との位相を一致させる
ために、予め角度Δθだけ回転させられている。部品装
着ユニット姿勢修正装置248にはサーボモータ原位置
センサ406が設けられており、予め角度Δθだけ回転
させておくことができるのである。
ニット姿勢90度変更ステーションへ移動させられ、部
品姿勢90度変更ステーションにおいて回転させられた
分、逆向きに回転させられて部品装着ユニット回転原位
置へ復帰させられる。部品装着ユニット姿勢90度変更
装置350の係合部材358は、非係合時には原位置に
あるが、この原位置は前記部品姿勢90度変更装置の係
合部材358とは位相を90度異にされている。
装着ユニット姿勢90度変更ステーションとは180度
隔たった位置に設けられているため、部品姿勢90度変
更ステーションにおいて姿勢を90度変更された後の部
品装着ユニット40の回転位相と、部品装着ユニット姿
勢90度変更ステーションへ移動して来て姿勢が変更さ
れる前の部品装着ユニット40の回転位相とは同じであ
り、係合部材358の原位置を90度異にしておけば、
部品装着ユニット40の被係合部材98の位相と一致
し、係合することができるのであり、係合部材358の
回転により部品装着ユニット40は回転原位置に戻され
る。この回転も部品装着ユニット40の移動と並行して
行われる。部品装着ユニット40が回転原位置に戻った
か否かは部品装着ユニット回転原位置センサ412によ
り検出され、原位置に戻らなければアラームが発せられ
る等、適宜の処理が行われる。
ーションへ移動させられ、前記部品立ち姿勢検出ステー
ションにおける検出の結果、電子部品186が立った状
態で保持されており、あるいは前記部品保持姿勢検出ス
テーションにおける検出の結果、保持姿勢が修正不可能
なほどずれている等、プリント基板に装着不可能な電子
部品186が排出される。
ズル検出ステーションへ移動させられる。部品装着ユニ
ット40はその姿勢の修正および変更によって回転原位
置に戻されており、部品吸着ノズル検出ステーションへ
移動させられたとき、作動位置に位置決めされた部品吸
着ノズル170に対応して設けられた反射面270〜2
74が部品吸着ノズル検出装置278の3本のファイバ
センサ280に対向し、作動位置に位置決めされた部品
吸着ノズル170の種類が検出される。
ている部品吸着ノズル170の種類が次に電子部品18
6の装着に使用される部品吸着ノズル170と異なる場
合には、次に部品吸着ノズル選択ステーションにおいて
部品吸着ノズル170の選択が行われる。部品装着ユニ
ット40は回転原位置にあるため、ノズル保持体138
は、その回転軸線がインデックステーブル32の回転軸
線と直交する水平方向に位置し、また、係合溝206が
ちょうど回転駆動部材208の係合突部220と対向す
る。
進させられ、係合突部220が係合溝206に係合させ
られる。係合溝206は等角度間隔に交差して3本設け
られており、係合突部220は、前回、いずれの部品吸
着ノズル170を作動位置に位置決めしたか否かに関係
なく、いずれかの係合溝206に係合することができ
る。
持体138を付勢するスプリング198の付勢力に抗し
て、位置決めピン192が位置決め穴190から離脱す
るまで前進させられた後、回転させられる。この回転角
度は、現在作動位置に位置決めされている部品吸着ノズ
ル170の種類と、次に装着に使用される部品吸着ノズ
ル170の種類とから求められ、回転駆動部材208が
所定角度回転させられて次に使用される部品吸着ノズル
170が作動位置に移動させられる。移動後、回転駆動
部材208が後退させられ、ノズル保持体138は位置
決めピン192の位置決め穴190への嵌合により位置
決めされる。
ノズル170の選択時には水平軸線のまわりに回転させ
られるため、ノズル保持体がインデックステーブルの回
転軸線と平行な垂直軸線のまわりに回転させられる場合
より多くの部品装着ユニット40をインデックステーブ
ル32に支持させることができる。
せる場合には、図15に概略的に示すように、部品吸着
ノズル467をノズル保持体に保持させるとき、隣接す
る部品吸着ノズル467の発光板469が水平面内にお
いて互に干渉しないように保持させることが必要であ
る。なお、実際上は隣接する発光板469間に隙間を設
けることが必要であるが、ここでは簡単化のためにこの
隙間を無視する。
わりに回転させる場合には、発光板469と同じ直径の
発光板180を発光板469の中心を通る円(発光板配
置円と称する)上に配置すれば隙間aが生ずる。したが
って、発光板180の発光板配置円はこの隙間aがなく
なるまで小さくすることができることになり、ノズル保
持体を水平軸線のまわりに回転させる場合の方が発光板
配置円を小さくすることができる。
わりに回転させる場合、部品装着ヘッド130の旋回半
径は吸着管の長さによって決まり、吸着管を短くするこ
とによっても部品装着ヘッドを小さくすることができ
る。ノズル保持体を垂直軸線のまわりに回転させる場合
には、吸着管を短くしても部品装着ヘッドの旋回半径
(図15に二点鎖線で示す円の円形)の大きさに関係な
いが、水平軸線のまわりに回転させる場合には吸着管1
74を発光板180の半径より短くして部品装着ヘッド
130の旋回半径を小さくすることができるのである。
発光板180の直径は装着すべき電子部品のうち最大の
ものの大きさによって必然的に決まるのに対して、吸着
管174の長さは電子部品供給装置等関連装置の工夫に
よって相当短くすることができ、一般に、吸着管174
の長さを発光板180の半径より小さくすることは容易
である。
ーブルに支持させるときにも、1個のノズル保持体に保
持させる吸着ノズルが多い場合には、部品吸着ノズルを
ノズル保持体に保持させる場合と同様の理由により、ノ
ズル保持体を水平軸線まわりに回転させる場合には隣接
する部品装着ヘッド間に隙間bが生じ、この隙間の分だ
け、部品装着ヘッドの配設ピッチを小さくすることがで
きる場合がある。ノズル保持体を垂直軸線のまわりに回
転させる場合にも、水平軸線のまわりに回転させる場合
にも、隣接するノズル保持体が同時に回転させられるこ
とはないため、図15に示すように隣接する部品装着ヘ
ッドの旋回軌跡が互に重なり合うように配設することが
できるのであるが、旋回半径が同じである部品装着ヘッ
ドをこのように支持させた場合に、水平軸線のまわりに
回転させる場合には隙間bが生じ、この分だけ部品装着
ヘッドの配設ピッチを小さくすることができるのであ
る。ただし、1個のノズル保持体に保持させる部品吸着
ノズルの数が例えば3個というように少ない場合や、1
個のインデックステーブルに保持させる部品装着ヘッド
の数が特に多く、インデックステーブルの径が大きい場
合には、隙間bが負になってノズル保持体を水平軸線ま
わりに回転させる方が不利になる。
軸線のまわりに回転させられる場合と垂直軸線のまわり
に回転させられる場合とでは、一般に、インデックステ
ーブル32の径を同じとすれば、水平軸線のまわりに回
転させられる場合の方がノズル保持体138を小さく
し、多くのノズル保持体130を支持させることがで
き、部品装着ユニット40が停止するステーションの数
を増やすことができ、部品装着ユニット40に多種類の
動作を行わせることができる。また、ノズル保持体が水
平軸線のまわりに回転させられる場合と垂直軸線のまわ
りに回転させられる場合とで部品装着ヘッドの旋回半径
を同じとすれば、水平軸線のまわりに回転させられる場
合の方がノズル保持体に保持させ得る部品吸着ノズルの
数を多くすることができ、多種類の電子部品186を装
着することができる。さらに、同じ数の部品装着ヘッド
をインデックステーブルに保持させるとすれば、ノズル
保持体が水平軸線のまわりに回転させられる場合の方が
インデックステーブルの径を小さくすることができ、回
転速度を高くして装着能率を向上させることができる。
線に平行な方向に移動させられることにより、位置決め
穴190と位置決めピン192とが係合,離脱させられ
るようになっており、回転駆動部材208がノズル保持
体138にその回転軸線上において係合させられ、ノズ
ル保持体138を移動させて位置決め穴190と位置決
めピン192とを係合,離脱させるとともにノズル保持
体138を回転させるようになっており、回転駆動部材
208を係合,離脱と回転とに共用することができる。
ズル選択によって作動位置に位置決めされることにより
部品装着ユニット40と同心とされ、部品装着ユニット
40の昇降,回転により昇降,回転させられるため、部
品装着ヘッド130を安価に構成することができる。前
記特開平4−345097号公報に記載の電子部品装着
装置におけるように、複数の部品吸着ノズルを垂直軸線
まわりに回転するノズル保持体に保持させる場合には、
複数の部品吸着ノズルを個々に昇降,回転させることが
必要であり、部品吸着ノズルに昇降部材および回転部材
を係合させる係合部を設けることが必要となって構造が
複雑となり、また、ノズル保持体も部品吸着ノズルを昇
降,回転が可能に支持する構造とすることが必要であ
り、コストが高くなる。それに対し、本実施例において
は、ノズル保持体138が水平軸線まわりに回転させら
れ、6個の部品吸着ノズル170が垂直面内において移
動させられるため、図11に示すように、作動位置に位
置決めされた部品吸着ノズル170が他の部品吸着ノズ
ル170より下方へ突出する。そのため、作動位置に位
置決めされた部品吸着ノズル170に電子部品186の
吸着,装着を行わせるべく、部品装着ヘッド130全体
を下降させ、他の部品吸着ノズル170が共に下降して
も、それら他の部品吸着ノズル170が電子部品供給装
置やプリント基板等に当たることはなく、作動位置に位
置決めされた部品吸着ノズル170が電子部品の吸着,
装着を行うことを妨げない。ノズル保持体を垂直軸線ま
わりに回転させる場合には、ノズル保持体の昇降により
部品吸着ノズルを昇降させれば、電子部品の吸着,装着
を行う部吸着ノズル以外の部品吸着ノズルも同じ高さへ
下降し、電子部品供給装置やプリント基板に当たって作
動を妨げるのであるが、そのようなことがない。したが
って、電子部品186の吸着,装着を行う部品吸着ノズ
ル170を昇降させるために部品装着ヘッド130全体
を昇降させることができ、部品装着ユニット40を係合
部材358が係合し、部品装着ユニット昇降装置40に
よって昇降させられる構成とすればよく、複数の部品吸
着ノズル170毎に係合部材を設ける必要がなく、ま
た、ノズル保持体138も複数の部品吸着ノズル170
を個々に昇降,回転が可能に支持するものとする必要が
なく、構造が簡単となって安価に構成することができる
のである。
品装着ユニット40がインデックステーブル32の回転
により移動させられつつ、部品装着ユニット昇降装置4
20によって昇降させられるようになっているため、作
動位置に位置決めされた部品吸着ノズル170の昇降の
ために部品装着ヘッド130全体を昇降させることがで
きることにより、移動と昇降との並行動作を簡単な構成
で実現することができる。ノズル保持体を垂直軸線まわ
りに回転させる場合のように、ノズル保持体に保持され
た複数の部品吸着ノズルの各々を昇降させる場合には、
複数の部品吸着ノズルの各々について移動と昇降とが並
行して行われるようにしなければならず、部品吸着ノズ
ルおよび運動伝達装置の構成が複雑となる。それに対
し、本電子部品装着装置においては部品装着ヘッド13
0の昇降により部品吸着ノズル170が昇降させられる
ため、運動伝達装置は部品装着ヘッド130(部品装着
ユニット40)のみについて移動を許容しつつ昇降を伝
達するものとすればよく、簡単に構成することができる
のである。
クステーブル32の回転軸線と交差する軸線のまわりに
回転させることにより、部品装着ヘッド130やインデ
ックステーブル32の小形化,部品吸着ノズル数の増大
等の効果を得ることができる上、簡単な構成で部品吸着
ノズル170を移動と並行して昇降させ得る効果が得ら
れるが、この効果は、インデックステーブル32,ノズ
ル保持体138の小形化およびインデックステーブル3
2に保持させるノズル保持体138の数およびノズル保
持体138に保持させる部品吸着ノズル170の数の増
大を図らなくても、ノズル保持体138を水平軸線のま
わりに回転させれば得ることができる。
130とは、伸縮軸88により接続されているため、係
合部材358が被係合部材98に係合させられるときの
衝撃が伸縮軸88の伸縮により吸収され、部品装着ヘッ
ド130に伝達されず、部品吸着ノズル170による電
子部品186の保持精度に影響を与えない。
38は、インデックステーブル32の回転軸線と直交す
る水平軸線まわりに回転させられるようになっていた
が、図16に示すように、インデックステーブル570
に昇降可能に支持された昇降部材572にノズル保持体
574をインデックステーブル570の回転軸線L1 を
中心とする円錐面の母線である軸線L2 のまわりに回転
可能に取り付けてもよい。この場合、部品吸着ノズル5
76は、作動位置において垂直な姿勢になるべく、ノズ
ル保持体574の回転軸線を中心とする円錐面の母線の
方向に放射状に延びる姿勢で設けられている。
クステーブル570の回転軸線L1と鋭角で交差する軸
線L2 のまわりに回転可能に設けても、垂直軸線のまわ
りに回転可能に設ける場合に比較して同一の径のインデ
ックステーブルに多数の部品装着ヘッドを保持させるこ
とができる。
度変更装置において電子部品186の保持姿勢は正方向
あるいは逆方向に90度変更されるようになっていた
が、例えば、係合部材358を回転させるカムを複数種
類設け、変更角度に応じてカムフォロワを係合させるカ
ムを選択し、部品姿勢を90度以外の角度変更するよう
にしてもよい。また、専用のサーボモータを駆動源とし
て係合部材358を回転させ、部品姿勢を任意の角度変
更するようにしてもよい。不相対移動状態の現出によっ
て部品装着ユニットの回転動作時間が長くできることに
より、電子部品の保持姿勢を180度等大きな角度変更
することも容易である。
ット40はインデックステーブル32によって移動させ
られつつ円筒カム44により昇降させられ、部品供給ス
テーションにおいて上昇端に位置し、部品装着ステーシ
ョンにおいて下降端に位置するようにされていたが、円
筒カム44による昇降を省略し、部品供給ステーション
および部品吸着ステーションに設けられた部品装着ユニ
ット昇降装置420により部品装着ユニット40を必要
な距離昇降させてもよい。
38は、ノズル選択時には、インデックステーブル32
の回転軸線と直交する水平軸線のまわりに回転させられ
るようになっていたが、一平面内においてインデックス
テーブル32の回転軸線と交わらず、立体交差する回転
軸線のまわりに回転させるようにしてもよい。例えば、
インデックステーブル32の回転軸線と直交する平面内
において、インデックステーブル32の接線方向に延び
る軸線のまわりに回転させるようにしてもよい。このよ
うにすれば、ノズル保持体を回転体の回転軸線を含む垂
直面内において回転させることができ、隣接するノズル
保持体に保持された吸着管174の先端がインデックス
テーブル32の周方向において干渉することがなく、ノ
ズル保持体のインデックステーブル32の外周縁に更に
近接して配設することができ、部品装着ユニットの数を
増やすことができるとともに、ノズル保持体を大きくし
て保持する部品吸着ノズルの数を多くしてもインデック
ステーブル32を大径にせずに済み、多種類の電子部品
を能率良く装着することができる。この場合、部品吸着
ノズルを選択するためにノズル保持体を回転させる場合
には、ノズル保持体を回転装置が隣接するノズル保持体
と干渉しない位置、例えば他のノズル保持体より下方の
位置へ移動させて回転させたり、回転装置をノズル保持
体の回転軸線と直角な方向からノズル保持体に作用して
ノズル保持体を回転させるものとしたりすればよく、ま
た、電子部品の装着姿勢の変更や回転位置誤差Δθの修
正は、例えばプリント基板等装着対象材を回転させて行
えばよい。
138の位置決めは、ノズル保持体138の回転軸線と
平行な方向から行われるようになっていたが、例えば、
垂直な方向等、他の方向から行ってもよい。
め部材のノズル保持体に設けられた被位置決め部に対す
る係合,離脱と、ノズル保持体の回転とは、共通の回転
駆動部材208をノズル保持体に係合させて行うのに限
らず、それぞれ専用の部材により行ってもよい。
ド130は6個の部品吸着ノズル170を保持するもの
とされていたが、6個に限らず、可能なだけ何本保持さ
せてもよい。
部材128に部品吸着ノズル170を1個のみ取り付け
てもよい。
持体138への着脱は作業者が行ってもよいし、自動交
換装置により自動的に行ってもよい。また、ノズル保持
体を支持部材に着脱可能に取り付け、部品吸着ノズルを
ノズル保持体ごと交換するようにしてもよく、あるいは
支持部材を昇降ロッドに対して着脱可能に取り付け、支
持部材ごと交換するようにしてもよい。
170への負圧と大気との供給の切換えは機械的に行わ
れるようになっていたが、負圧供給経路の途中に電磁弁
装置を設けて切り換えるようにしてもよい。
のコイルスプリングにより構成されるものに限らず、例
えば、図1〜図15に示す実施例における部品装着ユニ
ットの被係合部材側の部分とインデックステーブルによ
り回転させられる側の部分のように、相対移動させるべ
き2部分のインデックステーブルの接線方向の相対移動
を許容するものであれば採用が可能である。
速ジョイントを用いてもよい。等速ジョイントによれ
ば、相対移動させるべき2部分間の作動角が大きくて
も、係合部材回転装置が与える回転と等速で部品装着ヘ
ッドを回転させることができる。
の軸線まわりに回転させられる電子部品装着装置にも適
用することができる。
テーションのうちの8個が作動ステーションとされてい
たが、複数のステーションの1つあるいは全部が作動ス
テーションである電子部品装着装置にも本発明を適用す
ることができる。
別の実施例に付加したり、あるいは置換して本発明を実
施することが可能である。その他、特許請求の範囲を逸
脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,
改良を施した態様で本発明を実施することができる。
る電子部品装着装置を示す正面図(一部断面)である。
止するステーションを概略的に示す図である。
びノズル選択装置を示す正面図(一部断面)である。
る。
ニット昇降装置の一部を示す正面図(一部断面)であ
る。
部品吸着ノズルへの負圧の供給を切換えを行う切換装置
を示す正面断面図である。
図である。
面図である。
に切り換えられた状態を示す正面断面図である。
装着ユニットの部品装着ヘッドを示す正面図である。
勢修正装置および部品装着ユニット姿勢90度変更装置
を示す正面断面図である。
示すブロック図である。
態の現出および不相対移動状態における部品装着ユニッ
トの作動を説明するタイムチャートである。
を水平軸線まわりに回転させる場合の利点を説明する図
である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 一軸線のまわりに回転可能な回転体と、 前記一軸線を中心とする一円周上の等角度間隔の複数位
置において、前記一軸線に平行な自身の軸線のまわりに
回転可能に、前記回転体に保持された複数の部品装着ユ
ニットと、 前記回転体を間欠回転させ、前記複数の部品装着ユニッ
トを複数のステーションに順次移動させて停止させる回
転体回転装置と、 それら複数ステーションの一つに設けられ、そのステー
ションへ移動させられてくる前記部品装着ユニットを回
転させる部品装着ユニット回転装置とを含み、前記部品
装着ユニットが、前記複数のステーションの一つである
部品供給ステーションにおいて前記部品装着ユニットに
供給された電子部品を、部品装着ユニットの回転により
回転させた上で、部品装着ステーションにおいてプリン
ト基板等の装着対象材に装着する電子部品装着装置にお
いて、 前記部品装着ユニットを、前記部品装着ユニット回転装
置により係合される被係合部材を含む部分と、前記電子
部品を保持して前記回転体と共に回転させられる部分と
に分け、それら2部分を、それら2部分の前記回転体の
周方向における相対移動を許容しつつ前記被係合部材を
含む部分の、その部分の軸線まわりの回転を前記電子部
品を保持する部分に伝達する装置により接続するととも
に、前記被係合部材を含む部分を前記回転体による前記
電子部品を保持する部分の回転より高速で前記一軸線の
まわりに回転させることにより、前記被係合部材を含む
部分の前記部品装着ユニット回転装置の設けられたステ
ーションにおける停止時間を前記電子部品を保持する部
分のそのステーションにおける停止時間より長くする相
対回転装置を、前記回転体回転装置とは別個に設けたこ
とを特徴とする電子部品装着装置。 - 【請求項2】 前記被係合部材を含む部分と前記電子部
品を保持する部分とを接続する装置が、2つのユニバー
サルジョイントと、互いにスプライン嵌合したスプライ
ンシャフトおよびスリーブを含んで前記2つのユニバー
サルジョイントをつなぐ伸縮軸とを含む請求項1に記載
の電子部品装着装置。 - 【請求項3】 前記相対回転装置が、前記被係合部材を
含む部分を前記電子部品を保持する部分より先に、前記
部品装着ユニット回転装置の設けられたステーションに
到達させ、そのステーションに電子部品を保持する部分
より後まで停止させるものである請求項1または2に記
載の電子部品装着装置。 - 【請求項4】 前記相対回転装置が、 前記回転体からその回転体の回転軸線に平行な方向に隔
たった位置に設けられた別の回転体と、 その別の回転体を間欠回転させる、前記回転体回転装置
とは別の回転体回転装置とを含み、前記別の回転体の、
前記複数の部品装着ユニットの各々に対応する複数個所
に、前記被係合部材を含む部分がそれぞれの軸線のまわ
りに回転可能に保持された請求項1ないし3のいずれか
に記載の電子部品装着装置。 - 【請求項5】 前記複数のステーションのうちの複数
に、前記部品装着ユニット回転装置がそれぞれ設けら
れ、それらステーションに移動させられてくる前記部品
装着ユニットがそれぞれ回転させられる請求項1ないし
4のいずれかに記載の電子部品装着装置。
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1993
- 1993-06-01 JP JP15609493A patent/JP3338719B2/ja not_active Expired - Lifetime
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