JPS6231540B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、悪意呼探索サービスを受けることが
できる加入者からの要求に応じ、悪意呼発信番号
を音声で通知するための悪意呼発信番号通知方式
に関するものである。

従来の悪意呼探索サービスにおいては、そのサ
ービスを受けることができる加入者が着信通話中
にフツキング、特定ダイヤルを行うことにより、
発信者がオンフツクしても通話接続トレーンを保
持したままにして当該発信電話機の逆探知をし、
または当該悪意呼発信番号を検出して入出力機器
に表示、タイプアウトさせるようにしていた。

いずれの場合においても、当該悪意呼発信番号
を加入者自身が知るためには、交換局の保守者の
手を煩わせなければならず、その加入者にとつて
も上記保守者との連絡、打合等の煩雑さは免れな
かつた。

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、加入者が保守者を煩わせることなく自動的
に悪意呼発信番号の通知を受けることができる悪
意呼発信番号通知方式を提供することにある。

本発明の特徴は、悪意呼探索サービスを受ける
ことができる電話機からの悪意探索要求信号の受
信時に、その時刻と当該悪意呼発信番号とを検出
し、これらを悪意呼情報として記憶装置に記憶し
ておき、当該通話の終了後、上記電話機からの通
知要求用の特定ダイヤル信号の送出に応じ、中央
処理装置の制御により、所定の音声合成または音
声編集の機能を有する音声装置に対して上記電話
機を通話路網経由で接続するとともに、上記悪意
呼情報を上記音声装置へ転送し、これに基づいて
当該悪意呼発信番号および時刻の音声信号の発
生・送出をせしめるようにした悪意呼発信番号通
知方式にある。

なお、悪意呼情報に当該悪意呼探索要求信号の
発生時刻を含ませるようにしたのは、上記悪意呼
発信番号とともに、上記発生時刻の音声信号を発
生・送出せしめ、当該加入者に対して悪意呼発生
時刻の確認をも可能とせしめようとするものであ
る。

以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。

第１図は、本発明に係る悪意呼発信番号通知方
式の一実施例の中継方式図、第２図は、そのフロ
ーチヤートである。

ここで、１は、悪意呼探索サービスを受けるこ
とができる加入者Ｘの電話機、２は、悪意呼発信
に係る加入者Ｙの電話機、３は、通話路網、４
は、中央処理装置、５は、記憶装置、６は、共通
装置、７は、音声装置である。

まず、加入者Ｙが電話機２から発呼し、加入者
Ｘの電話機１の電話番号のダイヤルを行うと、中
央処理装置４は、公知のごとく、そのダイヤル受
信数字を分析して通話路網３の通話路Ａを設定
し、電話機１，２間の接続を行つて加入者Ｙから
加入者Ｘへの着信通話を可能とする（第２図ａの
ブロツク１０）とともに、上記ダイヤル受信数字
の分析で被呼加入者Ｘが悪意呼探索サービスを受
けることができるものであることを識別し、発信
の電話機２の電話番号（発信番号）を記憶装置５
のバツフアＭに蓄積する（同前ブロツク１１）。

なお、電話機２が他局に属するものであるとき
は、その局に発信番号要求のバツクワード信号を
送出することにより、当該発信番号を得ることが
できる。

加入者Ｘが当該通話内容に応じて悪意呼探索要
求信号（例えば、フツキング信号、特定ダイヤル
信号）の送出を行うと、中央処理装置４は、当該
通話中、上記要求信号の監視を行つているので、
その有無をチエツクし（同前ブロツク１２）、そ
の信号がなければ、そのまま通話終了に従つて終
話処理を行い、その信号があれば、上記バツフア
Ｍに蓄積された発信番号に当該信号受信時刻（例
えば、フツキング時刻）を付加して記憶装置５の
バツフアＮに蓄積し（同前ブロツク１３）、以
後、通話終了に従つて終話処理を行う。このバツ
フアＮの蓄積内容は、以後に悪意呼発信番号通知
その他に利用される悪意呼情報となる。

なお、発信番号のバツフアＭへの蓄積（同前ブ
ロツク１１）は、悪意呼探索要求信号の受信後に
行うようにしてもよい。

また、バツフアＮの蓄積容量は、サービスの所
望規模または記憶装置５の余裕容量に応じ、過去
最新の１つの呼についてのみでもよく、また、過
去の所定時間（例えば、24時間）内の２以上の呼
についてのものであつてもよい。いずれにして
も、バツフアＮの蓄積内容は、その容量の限界に
なり次第、上記要求の発生の都度、順次、最新内
容のものに書き替えられる。

次に、加入者Ｘは、加入者Ｙとの通話を終了し
た後、加入者Ｙの加入者番号を知ることを希望
し、その電話機１をオフフツクしてあらかじめ定
められた番号をダイヤル（いわゆる特番発呼）を
すると（第２図ｂのブロツク２０）、中央処理装
置４は、これを検出して電話機１、音声装置７間
の通話路網３の通話路Ｂを設定する（同前ブロツ
ク２１）。

続いて、記憶装置５の当該電話機１に係るバツ
フアＮに蓄積情報があるか否かをチエツクする
（同前ブロツク２２）。

上記バツフアＮに蓄積情報があれば、その内容
（悪意呼情報）を共通バス６経由で音声装置７へ
転送し、当該悪意呼発信番号通知をせしめる（同
前ブロツク２３）。

すなわち、音声装置７は、公知のごとき音声合
成または音声編集により、電話機１に対し、ま
ず、あらかじめ準備された定形的な事前通知アナ
ウンス音声信号（例えば、「ただ今の通話の発信
番号、時刻は次のとおりです。」という内容のも
の）を送出し、続いて、情報悪意呼情報に基づい
て発信番号、時刻の合成（編集）音声信号（例え
ば、「ニ・サン・シ・ノ・ゴ・ロク・シチ・ハチ
（234−5678）、イチ・ニ・サン・キユウ（12時39
分）」という内容のもの）を送出する。発信番号
が複数の場合には、発生順に送出する。

上記バツフアＮに蓄積情報がない場合は、その
旨の指示が行われ（同前ブロツク２４）、音声装
置７は、あらかじめ準備された定形的なアナウン
ス音声信号（例えば、「該当する発信番号はあり
ません。」という内容のもの）を送出する。

上述のごとく、音声装置７は、可変音声として
最低限、「レイ」（０）から「キユウ」(9)までの10
種類の数字音声を発生することができればよいの
で、極めて簡単、安価なもので実用となりうる。

以上、詳細に説明したように、本発明によれ
ば、加入者の操作のみで局との連絡等を全く必要
とせずに悪意呼発信番号の通知をすることができ
るので、加入者に対するサービス性向上および保
守者に対する手数軽減化に顕著な効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る悪意呼発信番号通知方
式の一実施例の中継方式図、第２図は、そのフロ
ーチヤートである。 １，２……電話機、３……通話路網、４……中
央処理装置、５……記憶装置、６……共通バス、
７……音声装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 悪意呼探索サービスを受けることができる電
   話機からの悪意呼探索要求信号の受信時に、その
   時刻と当該悪意呼発信番号とを検出し、これらを
   悪意呼情報として記憶装置に記憶しておき、当該
   通話の終了後、上記電話機からの通知要求用の特
   定ダイヤル信号の送出に応じ、中央処理装置の制
   御により、所定の音声合成または音声編集の機能
   を有する音声装置に対して上記電話機を通話路網
   経由で接続するとともに、上記悪意呼情報を上記
   音声装置へ転送し、これに基づいて当該悪意呼発
   信番号および時刻の音声信号の発生・送出をせし
   めるようにすることを特徴とする悪意呼発信番号
   通知方式。