JPS6231209Y2 - - Google Patents

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JPS6231209Y2
JPS6231209Y2 JP9454481U JP9454481U JPS6231209Y2 JP S6231209 Y2 JPS6231209 Y2 JP S6231209Y2 JP 9454481 U JP9454481 U JP 9454481U JP 9454481 U JP9454481 U JP 9454481U JP S6231209 Y2 JPS6231209 Y2 JP S6231209Y2
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JP
Japan
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eccentric sleeve
quill
sleeve
mounting hole
end surface
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JP9454481U
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JPS58805U (ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、切刃チツプを備えたクイールに対し
て、微調整機構が働くようにした微調整可能な中
ぐり工具に係り、特にその微調整機構を改善する
ことにより、正確な刃先位置の調整が行なえるよ
うにしたものである。
従来、刃先位置の微調整機構を備えた中ぐり工
具としては、例えば特公昭54−2433号公報、特開
昭51−25892号公報等にみられるものがある。
前者は、クイールに対して、偏心リング、半径
方向の案内手段等を関連配置したものであり、切
刃チツプ部分に微調整機構を付加したものより、
クイールの剛性を損なうことがなく、しかも目盛
が読み取りやすい等の長所を有している。しかし
ながら、微調整機構の点では、さらに精度よく操
作できること、機構を単純化すること等次段階に
おける改善が要求されている。
また、後者は、軸方向にスリツトを形成した偏
テーパースリーブが締付けナツトによつて弾性変
形が付与されるものである。したがつて、締付け
ナツトによるクランプ時には、偏心スリーブが締
付けナツトと一緒になつていわゆる連れ回りする
ことが多く、このため設定寸法が変つてしまうお
それがあり、微調整が難しい欠点を有している。
また、締付けナツトの締付けによつて端面同士が
密着しても、保持体には曲げモーメントが働き、
いわゆる首を振つて径方向の寸法が一定しない欠
点を有している。したがつて、偏心スリーブの連
れ回りがなく、しかも径調整が正確に行なえるよ
うにした微調整機構の開発が要望されている。
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、工
具ホルダーの取付け穴内には、切刃チツプを備え
た中ぐり用のクイールが、偏心スリーブを介して
嵌挿され、しかも偏心スリーブの回転に伴つて半
径方向の案内手段に導びかれることにより、前記
切刃チツプの刃先位置が半径方向で微調整される
ように改善された微調整可能な中ぐり工具を提供
するものである。
以下、本考案微調整可能な中ぐり工具の一実施
例について図を参照しながら説明する。
第1図および第2図において、1は、円筒状を
なす工具ホルダーであり、その取付け穴2内に
は、偏心スリーブ3を介して中ぐり用のクイール
4が嵌挿されている。
このクイール4は、その先端部分には、切刃チ
ツプ5が例えばクランプ手段6により固定され、
その後端部分には、フランジ7を形成して、取付
け穴2内に嵌挿された際に、工具ホルダー1から
のピン8およびガイド溝9による案内手段によつ
て半径方向の移動が可能になつている。この案内
手段のピン8は、工具ホルダー1の外周方向から
打止まれてもよいものである。
また、前記クイール4の半径方向の移動は、内
外周に円周溝10,11を形成した偏心スリーブ
3の取付け穴2に対する偏心回転により与えられ
るが、この偏心回転は、前記クイール4に対して
回転可能に嵌合された調整スリーブ12により付
与される。
したがつて、前記偏心スリーブ3は、前記取付
け穴2内では、その奥側の端面3aがクイール4
のフランジ7の環状面7aに対向し、またその外
側の端面3bが取付け穴2の開口端から沈み込む
ように位置して、前記調整スリーブ12と係合す
るようになつている。そして、偏心スリーブ3と
調整スリーブ12との係合関係は、例えば、第3
図および第4図で明示されているように、調整ス
リーブ12の奥側の端面12aに1対の凸部13
を設け、これを偏心スリーブ3の外側の端面3b
に設けられた係合凹部14にはめ込むようにした
ものである。なお、調整スリーブ12の回転は、
前記取付け穴2の開口端から凸出する端部に構成
されて回動掛止部12bによつて行なわれる。
さらに、調整スリーブ12の外周には、調整目
盛17を刻設した当板15が位置し、この当板1
5は、工具ホルダー1の端面に取付けられ、その
受入れ穴18が調整スリーブ12と回転可能に嵌
合するとともに、その環状押圧端面15aが前記
偏心スリーブ3の外側端面3bに端面圧を付与す
るものである。
すなわち、当板15は、工具ホルダー1の取付
け穴2内に挿入される取付け軸19および取付け
穴2側の環状端面1aに取付けられるフランジ部
分20からなり、図示の場合3本のボルトで工具
ホルダー1に取付けられ、偏心スリーブ3の外側
端面3bに対しては、環状押圧面15aが密着状
態になつている。しかし、前記ボルトを緩めた状
態では、偏心スリーブ3は、当板15および工具
ホルダー1間に隙間ができるような伸縮可能な長
手寸法に設定されている。これは、偏心スリーブ
3の内周面および/または外周面に円周溝10,
11を形成したことにより、偏心スリーブ3が弾
性体を構成していることから可能なものである。
また、同状態では、クイール4および工具ホル
ダー1の径方向にも隙間ができるように伸縮可能
な内外径寸法になつている。
したがつて、前記ボルトで当板15を工具ホル
ダー1に取付ければ、前記偏心スリーブ3の外側
端面3bが当板15の奥側の環状押圧面15aに
よつて押圧されて長手方向に縮み、径方向に膨ら
むように弾性変形する。
このようにして構成された本考案の微調整可能
な中ぐり工具は、調整スリーブ12を回転すれ
ば、偏心スリーブ3が取付け穴2に対して偏心回
転し、これに伴つてクイール4を半径方向に移動
させるものである。この場合、クイール4のフラ
ンジ7と偏心スリーブ3の端面間には、偏心スリ
ーブ3の回転を円滑にするため、図示のようにニ
ードルベアリング16やボールベアリング(図示
せず)などを介在させることができる。
しかしながら、この偏心スリーブ3は、前記当
板15により端面圧が付与されることにより、前
述したように、その長手方向で縮み、その内外径
方向でわずかに膨らむような弾性変形をするが、
その変形状態のまゝで偏心回転できることが必要
である。これは、偏心スリーブ3のスプリング効
果により、前記取付け穴2の内周面およびクイー
ル4の外周面間の間隙が回転可能な範囲内で最小
におさえられ、クイール4に対する正確な調整量
を確保できるからである。また、間隙の減少に伴
いビビリ防止が図られるとともに、前述した特公
昭54−2433号公報にみられるものにくらべ、テー
パー嵌合、ホルダーに対するバネ手段等の構成が
なく、機構的に単純化されているものである。
なお、偏心スリーブ3は、特にクイール4の外
径および長さの変化によつて、その必要な強度が
異なることから、例えば、第5図のa〜cにみら
れるような変形例が許容されるものである。
本考案は、以上説明したように、偏心スリーブ
の偏心回転に伴い、クイールを半径方向に移動さ
せ、またこの偏心スリーブには、目盛を有する当
板からの端面圧により、取付け穴およびクイール
に対する間隙を回転可能な範囲内で最小におさえ
るようにしたものであるから、ビビリが防止され
ること、クイールの剛性が高いことの利点に加
え、その微調整機構が単純化されるとともに、正
確な調整量を確保できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案微調整可能な中ぐり工具の一
実施例を示す断面図、第2図は、その側面図、第
3図は、偏心スリーブを示す図で、aはその半欠
断面図、bはその側面図、第4図は、調整リング
を示す図で、aは正面図、bはその側面図、第5
図a,b,cは、偏心スリーブの変形例をそれぞ
れ示す断面図、第6図は、当板を示す図で、aは
断面図、bはその側面図である。 1……工具ホルダー、2……取付け穴、3……
偏心スリーブ、4……クイール、10……調整ス
リーブ、15……当板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端に切刃チツプ5、他端にフランジ7を備え
    た中ぐり用のクイール4が、工具ホルダー1の取
    付け穴2内でフランジ7を奥側に、しかも偏心ス
    リーブ3、調整スリーブ12および当板15を介
    して嵌挿されるとともに、この取付け穴2内に組
    込まれた前記偏心スリーブ3が調整スリーブ12
    によつて偏心回転させられたときに、前記フラン
    ジ7に備えられた半径方向の案内手段8,9によ
    つてクイール4に備えられた前記切刃チツプ5の
    刃先位置が工具ホルダー1に対して微調整される
    ようにした微調整可能な中ぐり工具において、 前記偏心スリーブ3は、その内周面および/ま
    たは外周面に円周溝10,11が形成されること
    により弾性体となり、前記取付け穴2内では、そ
    の奥側の端面3aがクイール4のフランジ7の環
    状面7aに対向し、またその外側の端面3bが取
    付け穴2の開口端から沈み込むように位置してお
    り、 前記調整スリーブ12は、その内周部分および
    外周部分がクイール4および当板15に対し、そ
    れぞれ回転可能に嵌合され、前記取付け穴2の開
    口端から凸出する端部には、回動掛止部12bが
    構成されるとともに、奥側の端面12aが前記偏
    心スリーブ3の外側の端面3bに係合して偏心ス
    リーブ3に回転を伝達できるようになつており、 前記当板15は、工具ホルダー1の取付け穴2
    内に挿入される取付け軸19および取付け穴2側
    の環状端面1aに取付けられるフランジ部分20
    から構成され、この取付け軸19には、その軸方
    向に調整スリーブ12と回転可能に嵌合する受入
    れ穴18を穿設し、またフランジ部分20には、
    その環状外面に調整スリーブ12に対する調整目
    盛17を設けるとともに、工具ホルダー1に取付
    けられたときには、前記偏心スリーブ3と取付け
    穴2間および偏心スリーブ3とクイール4間に存
    在する間隙を偏心スリーブ3の回転可能な範囲内
    で最小にするため、前記取付け軸19の環状押圧
    面15aが、取付け穴2内にある偏心スリーブ3
    の外側端面3bを圧接して、偏心スリーブ3に弾
    性変形を付与していることを特徴とする微調整可
    能な中ぐり工具。
JP9454481U 1981-06-25 1981-06-25 微調整可能な中ぐり工具 Granted JPS58805U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9454481U JPS58805U (ja) 1981-06-25 1981-06-25 微調整可能な中ぐり工具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9454481U JPS58805U (ja) 1981-06-25 1981-06-25 微調整可能な中ぐり工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58805U JPS58805U (ja) 1983-01-06
JPS6231209Y2 true JPS6231209Y2 (ja) 1987-08-11

Family

ID=29889466

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9454481U Granted JPS58805U (ja) 1981-06-25 1981-06-25 微調整可能な中ぐり工具

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JP (1) JPS58805U (ja)

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JPS58805U (ja) 1983-01-06

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