JPS6230144A - 塩素化ポリエチレン組成物 - Google Patents

塩素化ポリエチレン組成物

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JPS6230144A
JPS6230144A JP16854685A JP16854685A JPS6230144A JP S6230144 A JPS6230144 A JP S6230144A JP 16854685 A JP16854685 A JP 16854685A JP 16854685 A JP16854685 A JP 16854685A JP S6230144 A JPS6230144 A JP S6230144A
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JP
Japan
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chlorinated polyethylene
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rubber
composition
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JP16854685A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Watanabe
渡辺 直敏
Takeshi Masukawa
増川 毅志
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の万1 本発明は塩素化ポリエチレンを基体とするゴム磁石とし
てすぐれた塩素化ポリエチレン組成物に関する。さらに
くわしくは、(A)塩素化ポリエチレン、(B) li
磁性粉末(C)ハイドロタルク石群ならびに(D)マグ
ネシウムもしくはアルミニウムの酸化物または水酸化物
からなる塩素化ポリエチレン組成物に関するものであり
、強磁性がすぐれた塩素化ポリエチレン組成物を提供す
ることを目的とするものである。
良夏立丑遺 現在、磁性を有するゴムの組成物はガスケット(柔軟性
と吸収性を利用して冷蔵庫など扉密閉用)、油柱、磁気
選別機、電子機器、計器用、標示掲示用、建材用、磁気
ペイント、教材、玩具などの磁石材として広く使用され
ている。この磁性ゴム組成物としては、一般に天然ゴム
、合成ゴムに磁性粉末(たとえば、バリウムフェライト
、ストロンチウムフェライト)を添加しているものが広
く知られている。しかしながら、強磁性のすぐれたゴム
磁石を得るためには、多量の磁性粉末を添加しなければ
ならない、これらのゴム組成物の機械的強度(たとえば
、引張強度、伸び率、柔軟性)および作業性(たとえば
、ロール混線性)は低下することによって実用的ではな
い、これらのことから、強磁性であり、かつ柔軟性を有
するゴム磁石を得るためには、可塑剤、滑剤などを多量
に添加することが試みられてきた。しかし、製品として
長時間使用する場合、表面に可塑剤や滑剤がブリードし
たり、表面がベタついたり、さらには高温において使用
する場合には可塑剤や滑剤の影響により、寸法精度が悪
くなったりするなどの理由により、実用に耐え得る機械
的強度を有し得ないという欠点がある。
さらに、近年磁性を有するゴム組成物は比較的高温(1
10°C以上)の雰囲気下で使用される分野(たとえば
、モーター用磁性体、表示、宣伝用シート)においても
用途が広くなり1種々検討されているが、良好な組成物
が得られていないなどの理由により、実用に耐え得る機
械的特性を有し、かつ]酎耐熱性にもすぐれた組成物が
得られないという欠点(問題)がある。
・−が  しようと る、JT屯 以上のことから、本発明はこれらの問題(欠点)がなく
、強磁性がすぐれているのみならず、機械的強度も良好
であり、かつ耐高熱性もすぐれた塩素化ポリエチレン組
成物を提供することを目的とするものである。
15旦1占    るための− ゛よび。
本発明にしたがえば、これらの問題点は、(A)塩素化
ポリエチレン 100重量部、(B)磁性粉末 600
〜1500重量部、(C)ハイドロタルク石群 0.5
〜5.0重量部ならびに (D)マグネシウムもしくはアルミニウムの耐化物また
は水酸化物 0.5〜5.0重量部からなる塩素化ポリ
エチレン組成物 によって解決することができる。以下、本発明の詳細な
説明する。
(A)f、!!素化ポリエチ1/ン 本発明において使われる塩素化ポリエチレンはポリエチ
レンの粉末または粒子を水性懸濁液中で塩素化するか、
あるいは有機溶媒中に溶解したポリエチレンを塩素化す
ることによって得られるものである(水性懸濁液中で塩
素化することによって得られるものが望ましい)、一般
には、その塩素含有量が20〜50重量%の非結晶性ま
たは結晶性の塩素化ポリエチレンであり、特に塩素含有
量が25〜45重ψ%の非結晶性の塩素化ポリエチレン
が好ましい。
前記ポリエチレンはエチレンを単独重合またはエチレン
と多くとも10重醍%のα−オレフィン(一般には、炭
素数が多くとも12個)とを共重合することによって得
られるものである。その密度は一般には、 0.!31
0〜0.970 g / c m’である。また、その
分子量は5万〜70万である。
本発明の組成物を製造するにあたり、塩素化ポリエチレ
ンのみを使用してもよいが、塩素化ポリエチレンと混和
性のある他種の高分子物質を配合してもよい。該高分子
物質としては、エチレン−プロピレン−ジエン三元系共
重合ゴム(EPDM)、天然ゴム、クロロブレン系ゴム
、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム状物、スチレン
−ブタジェン共重合ゴム状物(SBR) 、アクリロニ
トリル−ブタジェン共を合ゴム状物(NBR) 、ウレ
タン系ゴム状物およびブタジェン単独重合ゴム状物のご
ときゴム状物〔一般には、ムーニー粘度(ML、や、)
は10〜150〕があげられる。また、他の高分子物質
としては、前記ポリエチレン、塩化ビニルを主成分とす
る塩化ビニル樹脂(重合度、400〜1800) 、 
 メチルメタクリレートを主成分とするメチルメタクリ
レート系樹脂およびアクリロニトリル−スチレン共重合
樹脂のごとき樹脂状物があげられる。これらのゴム状物
および樹脂状物については、井原ら編集゛合成ゴムハン
ドブック″(朝食書店、昭和42年発行)、柑橘ら編集
”プラスチックハンドブック“(朝食書店、昭和44年
発行)などによってよく知られているものである。
これらの高分子物質を配合する場合、配合割合は塩素化
ポリエチレン100重量部に対して多くとも50重量部
である。
(B) Fii性粉末 また、本発明において用いられる磁性粉末の代表例とし
ては、酸化鉄(Fe203)と炭酸バリウム(BaC0
3)からつくられるバリウムフェライト(BaO・eF
e2o3) 、酸化鉄と炭酸ストロンチウム(SrCO
3)とからつくられるストロンチウムフェライ) (S
rO・6Fe203)、水酸化鉄を原料とじてつくられ
る偏平状フェライトなどがあげられる。
これらの磁性粉末は六方晶形結晶構造を有しているもの
であり、等方性方向、異方性方向を有する特徴をもって
いるものである。本発明においてはこれらの特徴を有し
ているものが望ましく、また真密度は、一般には5.0
〜5.5 g / c m’であり、とりわけ5.2〜
5.3g/cm’が好ましい、さらに、磁性粉末の粒子
は抵抗力に依することにより、粒子径が0.5ミクロン
ないし3.0ミクロンのものが望ましく、特に0゜5ミ
クロンないし2.5ミクロンのものが好適である。
(C)ハイドロタルク石群 さらに、本発明において使用されるハイドロタルク石群
は、一般式がMgaMeb(OH)ccO・MH20(
ただし、MeはAI、OrまたはFeであり、aは 1
〜10であり、bは 1〜5であり、CはlO〜20で
あり、Xは 1〜8である)で示される。このハイドロ
タルク石群の平均粒径は一般には0.1〜150 ミク
ロンであり、とりわけ0.5〜100 ミクロンのもの
が好ましい。また、前記一般式のhがAIであるものが
望ましい。
(D)マグネシウムもしくはアルミニウムの酸化物また
は水酸化物 また5本発明において使われるマグネシウムもしくはア
ルミニウムの酸化物または水酸化物の平均粒径は一般に
は0.5〜150 ミクロンであり、0.5〜120 
 ミクロンのものが好ましく、特に 1.0〜120 
ミクロンのものが好適である。また、これらの酸化物お
よび水酸化物は単独で使用してもよく、二種以上を併用
してもよい。
以上の塩素化ポリエチレン、磁性粉末、ハイドロタルク
石群およびマグネシウムもしくはアルミニウムの酸化物
または水酸化物を均一に配合させることによって本発明
の塩素化ポリエチレン組成物を得ることができるけれど
も、さらに後記の多価アルコールまたはその誘導体を配
合させることによって外部可塑性(滑性)が向上された
組成物を得ることができる。また、加硫剤として硫黄も
しくは硫黄供与体または加硫剤と加硫促進剤とを配合さ
せてもよく、さらに有機過酸化物を配合させてもよい。
(E)多価アルコールまたはその誘導体さらに、本発明
において用いられる多価アルコールまたはその誘導体と
しては、一般にゴム業界および樹脂業界の分野において
帯電防止剤、流滴剤、離型剤、加硫促進助剤などとして
広く使用されているものである。この多価アルコールま
たはその誘導体の炭素数は通常少なくとも5個である。
また、融点は一般には40℃以上である。この多価アル
コールの代表例としてはペンタエリスルトールおよびジ
ペンタエリスルトールがあげられる。さらに、グリセリ
ンまたはペンタエリスルトールと炭素数が11〜20個
のカルボン酸とが結合しているが、少なくとも一個のヒ
ドロキシル基(−OH)を有する誘導体も用いることが
できる。
この誘導体の代表例としては、ステアリン酸モノグリセ
リド、リノール9オレイン酸モノグリセリド、ヒドロキ
システアリン酸トリグリセリドおよびラウリン酸ソルビ
タンエステルがあげられる。
これらの多価アルコールまた1士その話4体は、ラバー
ダイシスト社線゛便覧 ゴム・プラスチック配合薬品″
 (ラバーダイジェスト社、昭和49年発行)第315
頁ないし第318頁に記載されている。
(F)加硫剤 さらに、本発明において使われる加硫剤は硫黄供与体お
よび硫黄に大別される。これらのうち、硫黄供与体は比
較的高温(一般には500〜200”C)において硫黄
を放出させ得る化合物を指す。
この硫黄供与体の代表例は「便覧、ゴム・プラスチック
配合薬品」 (ラバーダイジェスト社線、昭和49年発
行)の第19頁ないし第57頁に記載されているものの
うち、ジスルフィド以上のポリスルフィド結合を有する
ものである。これらの硫黄供与体のうち、100〜20
0℃の温度範囲にて硫黄を放出するもの(たとえば、ジ
ペンタメチレンチウラム・テトラスルフィド)が特に好
適である。さらに、同刊行物、第3頁ないし第5頁に記
載された硫黄化合物も硫黄供与体として好んで用いるこ
ともできる。該硫黄化合物の代表的なものとしては、−
塩化硫黄、二塩化硫黄、モルホリン・ジスルフィドおよ
びアル−キル参フェノール争ジスルフィドがあげられる
。その他の硫黄供与体の代表例は特開昭59−1947
85号公報明細書に記載されている。硫黄の代表例は同
刊行物、第1頁ないし第3頁に記載されている。その代
表例としては、粉末硫黄、硫黄華、沈降硫黄、コロイド
・硫黄および表面処理硫黄があげられる。
(G)加硫促進剤 また、本発明において用いられる加硫促進剤は一般にゴ
ム業界において加硫促進剤として使用されているもので
ある。該加硫促進剤は前記塩素化ポリエチレンと硫黄お
よび/または硫黄供与体との反応を促進(反応時間の短
縮、反応温度の低下、硫黄系物質の使用量の減少)させ
るものである、この加硫促進剤の代表例は前記刊行物の
第19頁ないし第57頁に記載されている0本発明にお
いて使用される加硫促進剤の代表例はチアゾール系、イ
ミダシリン系、ジチオカルバメート系、チオ尿素系、チ
ウラム系、スルフェンアミド系、サンテート系、グアニ
ジン系およびアルデヒド・アミン系に分類される。また
、前記刊行物第64頁ないし第67頁に記載されている
アミン類ならびに該刊行物第64頁および第170頁な
いし第173頁に記載されているりん系化合物のごとき
求核試薬も加硫促進剤として使うことができる。
さらに、トリアジン環を有し、かつ少なくとも2個のメ
ルカプト基を有する化合物も好んで使用することができ
る。この化合物の代表例は特公昭53−10099号公
報明細書に記載されている。
(H)有機過酸化物 また、本発明において使われる有機過酸化物は特別の限
定はないが、とりわけ分解温度(半減期が1分間である
温度)が120℃以上のものが望ましく、特に 140
 ’0以上のものが好適である。好適な有機過酸化物の
代表例としては、1,1−ビス−第三級−ブチルパーオ
キシ−3,3,5−)リメチルシクロヘキサンのごとき
ケトンパーオキシド。
2.5−ジメチルヘキサン−2;5−シバイドロバ−オ
キシドのごときハイドロパーオキシド、2.5−ジメチ
ル−2,5−ジー第三級−ブチルパーオキシヘキサンの
ごときパーオキシエステル。
ベンゾイルパーオキシドのごときジアシルパーオキシド
およびジクミルパーオキシドのごときジアルキルパーオ
キシドがあげられる。
さらに、通常のゴム分野において架橋助剤として使用さ
れているトリアリルイソシアヌレートおよびトリアリル
イソシアヌレートのごとき多官能性物質を配合してもよ
い。
(J)組成割合(配合割合) 100重量部の塩素化ポリエチレンに対する他の組成成
分の配合割合(組成割合)は下記の通りである。
磁性粉末では、800〜1500重量部であり、 70
0〜1400重量部が望ましく、とりわけ800〜14
00重量部が好適である。
また、ハイドロタルク石群については、 0.5〜5.
0重址部であり、 0.5〜4.0重量部が好ましく、
特に 1.0〜4.0重量部が好適である。
さらに、マグネシウムもしくはアルミニウムの酸化物ま
たは水酸化物では、それらの合計量として0.5〜5.
0重量部であり、 1.0〜5.0重量部が望ましく、
とりわけ1.0〜4.5重量部が好適である。
また、多価アルコールまたはその誘導体を配合する場合
、一般には5.0重量部以下であり、特に0.5〜5.
0重量部が好適である。
さらに、加硫剤を配合する場合、通常5.0重量部以下
であり、とりわけ0.2〜5.0重量部が好適である。
その上、加硫促進剤を配合する場合、一般には5.0重
量部以下であり、特に0.2〜5.0重量部が好適であ
る。
さらに有機過酸化物を配合する場合、通常多くとも10
重量部であり、とりわけ0.2〜lO重量部が好適であ
る。
塩素化ポリエチレンに対して磁性粉末の組成割合が下限
未満では、磁力および表面硬度が硬い組成物が得られな
い。一方、かりに上限を越えて配合すると、磁力および
表面強度のすぐれた組成物が得られるが、加工性および
混線性が非常に悪く、均一な組成物が得られないことも
ある。また、ハイドロタルク石群の組成割合が下限未満
では、安定性の良好な組成物が得られない、一方、上限
を越えて配合したとしても、さらに安定性が向上するこ
ともなく、むしろそれが成形物の表面にブリードするこ
ともあるために好ましくない。
さらに、マグネシウムもしくはアルミニウムの酸化物ま
たは水酸化物の組成割合がそれらの合計量として下限未
満では、熱に対する安定性の良好な組成物が得られない
。一方上限を越えて配合すると、熱に対する安定性は若
干向上するけれども、成形物の表面にブリードを生じた
り、分散性がよくない、また、多価アルコールまたはそ
の誘導体を上限を越えて配合すれば、加工時においてス
リップを生じる。さらに、加硫剤を上限を越えて配合す
ると、加硫がタイトにいき過ぎるために加硫をコントロ
ールすることが難しい。また、加硫促進剤を上限を越え
て配合するならば、添加しただけの効果を向上すること
ができないばかりでなく、得られる成形物の表面にブリ
ードが発生することもある。さたに、有機過酸化物を上
限を越えて配合すると、架橋がタイトにいき過ぎるため
に架橋をコントロールすることが難しい。
(K) R合方法、成形方法など 以上の物質を均一に配合することによって本発明の組成
物を得ることができるけれども、さらにゴム業界および
樹脂および樹脂業界において一般に使われている充填剤
、可塑剤、酸素、オゾン、熱および光(紫外線)に対す
る安定剤、滑剤ならびに粘着付与剤のごとき添加剤を組
成物の使用目的に応じて添加してもよい。
本発明の組成物を製造するさい、その配合(混合)方法
は、当該技術分野において一般に用いられているオーブ
ンロール、ドライブレンダ−、バンバリーミキサ−およ
びニーグーのごとき混合機を用いて混合すればよい、こ
れらの混合方法のうち、一層均一な組成物を得るために
はこれらの混合方法を二種以上適用してもよい(たとえ
ば、あらかじめドライブレンダ−で混合した後、その混
合物をオーブンロールを用いて混合する方法)。
本発明の組成物を製造するにあたり、全配合成分を同時
に混合してもよいが、配合成分のうちいくつかをあらか
じめ混合した後、得られた混合物に他の配合成分を混合
してもよい(たとえば、塩素化ポリエチレンとハイドロ
タルク石群ならばいにマグネシウムもしくはアルミニウ
ムの酸化物または水酸化物とをあらかじめ混合した後、
得られる混合物と磁性粉末とを混合する方法)。
本発明の組成物は一般のゴム業界において通常使用され
ている押出成形機、射出成形機、圧縮成形機およびカレ
ンダー成形機のごとき成形機を用いて所望の形状物に成
形して使用される。
本発明の組成物は前記したごとく、すぐれた磁性を有す
る組成物である。さらに、一般に用いられている磁性ゴ
ム成形物にみられるもろさ、硬さおよび機械的特性につ
いても著しく改善されており、°これらの点からも本発
明の組成物は実用価値の極めて大きい組成物である。
゛よび 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、硬度はJIS硬度
計(ショア A)を使用し、試験片JISK−Ei30
1に準じたJISNo2ダンベルを3枚重ね合わせ、硬
度計で測定した。また、曲げ試験は、厚さが3mm、幅
が8mm、長さが50mmのシートをノギスにはさみ、
 6■まで折り曲げて破断する様子を下記の基準に従っ
て肉眼で観察した表面の亀裂のランクを3段階にて示す
ランク  表面の亀裂の程度 O亀裂が全く入らない Δ   亀裂がわずかに入る ×   亀裂が大きく入り、割れる また、引張強度はJIS  K−1(301に従って測
定した。さらに、耐熱性試験はギヤーオーブン試験機を
使って温度が160°Cの雰囲気下において30分間お
よび60分間それぞれ老化させ、劣化状態を肉眼で観察
した。また、汚染試験は温度が100℃の雰囲気下にお
いてラッカー塗装された鉄板上に各試料を乗せ、それぞ
れ1時間および3時間老化させた後、塗装面に汚れが発
生するか否かを肉眼で観察した。
実施例 1〜22、比較例 1〜23.28ブテン−1
を3.0重量%含有するエチレン−ブテン−1共重合体
(密度 0.950g/cc、平均分子量 約20万)
を水性懸濁液中で塩素化し、非品性の塩素化ポリエチレ
ン〔塩素含有量 31.5重量%、ムーニー粘度(ML
、+4) +20、以下rCPE Jと云う〕を製造し
た。
以上のようにして製造したCPHにポリイソブチレン〔
ムーニー粘度(ML、。4)30、以下rPBRJと云
う〕、ムーニー粘度(ML1+、)が45であるイソプ
レン−イソブチレン共重合ゴム(以下rIIRJと云う
)およびメチルメタクリレート系樹脂として、メルトフ
ローインデックス(JIS  K−7210にしたがい
1条件が4で測定)が80 g 710分であるエチレ
ン−メチルメタクリレート共重合体(エチレン含有量2
0重量%、以下、rEM14AJと云う)を用いた。さ
らに、磁性粉末として、平均粒径が1.80ミクロンで
あるバリウムフェライト(利根産業社製、真密度 5.
33g/cm’、等方性、以下rC−I J と云う)
、平均粒径が1.82ミクロンである/ヘリウムフェラ
イト(日本弁柄社製、真密度5.33g/crn’、セ
ミ異方性、以下r’c−2」と云う)および平均粒径が
1.33ミクロンであるストロンチウムフェライト(戸
田工業社製、真密度5.22 g / c m’、異方
性、以下rC−3Jと云う)を使った。また、ハイドロ
タルク石群として、平均粒径が 1ミクロンであるハイ
ドロタルサイト (協和化学社製、商品名 DHT−4
A、比表面積 10m’/g、以下rDHTJと云う)
を使用した。さらに、マグネシウムもしくはアルミニウ
ムの酸化物または水酸化物として、平均粒径が約150
 ミクロンである酸化マグネシウム(協和化学工業社製
、以下r D−IJと云う)、平均粒径が約1ミクロン
である水酸化マグネシウム(協和化学工業社製、以下r
 D−2Jと云う)および平均粒径が約10ミクロンで
ある水酸化アルミニウム(昭和軽金属社製、以下r D
−3J と云う)を使った。また、多価アルコールまた
はその誘導体として、ジペンタエリスルトール(以下r
DPEAJと云う)を使った。前記の各配合成分(それ
ぞれの配合量を第1表に示す)、エポキシオクチルステ
アレート(可塑剤として)をそれぞれ5.Oii部およ
びステアリン酸カルシウム(滑剤として)をそれぞれ0
.5i量部(ただし、実施例12および13ならびに比
較例13および14では、あらかじめ表面温度が 12
0〜130℃に設定されたオーブンロールを使ってCP
EとEMMAとを溶融混練し、混合物を製造)を表面温
度が6060に設定されたオープンロールを使用してそ
れぞれ20分間均一状になるように充分IJnしてシー
ト状に成形した。得られた各シートを 100℃に設定
された熱プレス機を使って200Kg/ c m”(ゲ
ージ圧)の加圧下で厚さが2mmおよび3mmのシート
を製造した。なお、厚さが2mfllのシートについて
、硬度試験、引張強度試験ならびに耐熱性試験の劣化試
験および汚染性試験を行なった。さらに、厚さが3mm
のシートを用いて曲げ試験を行なった。得られたそれぞ
れの結果を第2表に示す。
なお、#熱性試験の劣、化状態は肉眼で観察したランク
を下記の三段階にて示す。
O脱塩化水素の発生が全くない Δ   脱塩化水素が若干発生 X   脱塩化水素が可成り発生 また、汚染性試験も同様にランクを下記の三段階にて示
す。
O汚染が全くない Δ   若干汚染 X   可成りに汚染 実施例 23〜32、比較例 24〜27前記と同様に
第1表に種類および配合量が示される配合成分、エポキ
シオクチルステアレートおよびステアリン酸カルシウム
(配合量はそれぞれ前記と同じ)ならびに1.1−ビス
−第三級−ブチル−パーオキシ−3,3,5−)リメチ
ルヘキサン(有機過酸化物)を1.0@量部およびトリ
アリルイソシアヌレート(架橋助剤として)を0.5重
量部(実施例23.25.27.29および31ならび
に比較例24)または硫^r(加硫剤として)を 0.
5重量部、ペンタメチレン・ジチオカルへミン酸のナト
リウム塩(加硫促進助材として)を2.0重量部および
ジエチルチオ尿素(加硫促進剤として)を4.0重量部
(実施例24.26.28.30および32ならびに比
較例25.26および27)を前記と同様に混練しなが
らシートを製造した。得られたシートについて、前記と
同様に各種の試験を行なった。それらの結果を第2表に
示す。
(以下余白) なお、比較例28において、溶融混線のさいに均一な混
合物が得られなかった。
以上の実施例および比較例の結果から、本発明によって
得られる塩素化ポリエチレン組成物はポリイソブチレン
ゴム状物、イソプレン−イソブチレン共重合ゴム状物ま
た塩素化ポリエチレンゴム単独に磁性粉末を配合して得
られるそれぞれの組成物に比べ、硬度試験でも硬く、ま
た曲げ試験についても亀裂の発生がない、すなわち、表
面硬度が硬いにもかかわらず、柔軟性がすぐれ、かつ耐
熱性が良好であることが明白である。さらに1本発明に
よって得られる組成物は、引張強度が良好であるばかり
でなく、柔軟性および硬度とあわせて、バランスのとれ
た組成物であることにより、ガスケット部品などに有望
であることが明らかである。
魚に立型 本発明によって得られる塩素化ポリエチレン組成物は、
強磁性が良好であるばかりでなく、下記cm 1tn 
臀ムを爪 どルした) 九Aj宙+1幼法善鴫づ弧ス(
1)  磁性粉末の配合量が多い(高充填である)にも
かかわらず、成形性(流動性)がすぐれている。
(2)  可塑剤、滑剤などを添加しても、これらのブ
リードなどが生じない。
(3)  磁性粉末の配合量が多いにもかかわらず、作
業性(たとえば、混練性)がすぐれている。
(4)  従来のゴム磁石にくらべ、磁石性が良好であ
る。
本発明によって得られる塩素化ポリエチレン組成物は、
上記のごときすぐれている効果を有しているばかりでな
く、強磁性が良好であることにより、ゴム磁石に成形さ
れ、下記のごとき方面に使用することができる。
(1)冷蔵庫用ガスケット (2)標示掲示用の磁石材 (3)教材用の磁石材 (4) ?li子機器の磁石材 (5) Bi気選別機用の磁石材 (6)磁気ペイント

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)塩素化ポリエチレン100重量部、 (B)磁性粉末600〜1500重量部、 (C)ハイドロタルク石群0.5〜5.0重量部ならび
    に (D)マグネシウムもしくはアルミニウムの酸化物また
    は水酸化物0.5〜5.0重量部 からなる塩素化ポリエチレン組成物。
JP16854685A 1985-08-01 1985-08-01 塩素化ポリエチレン組成物 Pending JPS6230144A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112908602A (zh) * 2021-01-27 2021-06-04 江门江益磁材有限公司 一种高硬度、高韧性的橡胶磁体及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112908602A (zh) * 2021-01-27 2021-06-04 江门江益磁材有限公司 一种高硬度、高韧性的橡胶磁体及其制备方法
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