JPS6245007A - 塩素化ポリエチレン組成物 - Google Patents

塩素化ポリエチレン組成物

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JPS6245007A
JPS6245007A JP18382785A JP18382785A JPS6245007A JP S6245007 A JPS6245007 A JP S6245007A JP 18382785 A JP18382785 A JP 18382785A JP 18382785 A JP18382785 A JP 18382785A JP S6245007 A JPS6245007 A JP S6245007A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
LL上二MU3tJ 本発明は塩素化ポリエチレンを基体とするゴム磁石とし
てすぐれた塩素化ポリエチレン組成物に関する。さらに
くわしくは、(A)塩素化ポリエチレン、(B)磁性粉
末、(C)ハイドロタルク石群、(D)鉛の酸化物、酸
化マグネシウム、水酸化マグネシウムおよび水酸化アル
ミニウムならびに鉛の塩基性塩およびそのシリカゲルと
の共沈物からなる群からえらばれた少なくとも一種の無
機物質ならびに(E)反応性のα−エポキシ基を1分子
中に少なくとも2個を有するエポキシ樹脂からなる塩素
化ポリエチレン組成物に関するものであり、強磁性がす
ぐれた塩素化ポリエチレン組成物を提供することを目的
とするものである。 【工立且遺 現在、磁性を有するゴムの組成物はガスケット(柔軟性
と吸収性を利用して冷蔵庫など扉密閉用)、油栓、磁気
選別機、電子機器、計器用、標示掲示用、建材用、磁気
ペイント、教材、玩具などの磁石材として広く使用され
ている。この磁性ゴム組成物としては、一般に天然ゴム
、合成ゴムに磁性粉末(たとえば、バリウムフェライト
、ストロンチウムフェライト)を添加しているものが広
く知られている。しかしながら、強磁性のすぐれたゴム
磁石を得るためには、多量の磁性粉末を添加しなければ
ならない、これらのゴム組成物の機械的強度(たとえば
、引張強度、伸び率、柔軟性)および作業性(たとえば
、ロール混線性)は低下することによって実用的ではな
い、これらのことから、強磁性であり、かつ柔軟性を有
するゴム磁石を得るためには、可塑剤、滑剤などを多量
に添加することが試みられてきた。しかし、製品として
長時間使用する場合、表面に可塑剤や滑剤がブリードし
たり、表面かベタついたり、さらには高温において使用
する場合には可塑剤や滑剤の影響により、寸法精度が悪
くなったりするなどの理由により、実用に酎え得る機械
的強度を有し得ないという欠点がある。 さらに、近年磁性を有するゴム組成物は比較的高温(1
10℃以上)の雰囲気下で使用される分野(たとえば、
モーター用磁性体、表示、宣伝用シート)においても用
途が広くなり1種々検討されているが、良好な組成物が
得られていないなどの理由により、実用に酎え得る機械
的特性を有し、かつ耐高熱性にもすぐれた組成物が得ら
れないという欠点(問題)がある。 −が  しよ−2へ 以上のことから1本発明はこれらの問題(欠点)がなく
1強磁性がすぐれているのみならず、機械的強度も良好
であり、かつ耐高熱性もすぐれた塩素化ポリエチレン組
成物を提供することを目的とするものである。 。 占  ・  るた     よび 本発明にしたがえば、これらの問題点は、(A)塩素化
ポリエチレン 100重量部、(B)磁性粉末 700
〜1500重量部。 (C)パイドロタルク面群 0.5〜5.0重量部、(
D)鉛の酸化物、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ムおよび水酸化アルミニウムならびに鉛の塩基性塩およ
びそのシリカゲルとの共沈物からなる群からえらばれた
少なくとも一種の無機物質 0.1〜5.0重量部 ならびに (E)反応性のα−エポキシ基を1分子中に少なくとも
2個を有するエポキシ樹脂 0.5〜lO重量部 からなる塩素化ポリエチレン組成物 によって解決することができる。以下、本発明の詳細な
説明する。 (A)塩素化ポリエチレン 本発明において使われる塩素化ポリエチレンはポリエチ
レンの粉末または粒子を水性懸濁液中で塩素化するか、
あるいは有機溶媒中に溶解したポリエチレンを塩素化す
ることによって得られるものである(水性懸濁液中で塩
素化することによって得られるものが望ましい)、一般
には、その塩素含有量が20〜50重量%の非結晶性ま
たは結晶性の塩素化ポリエチレンで□あり、特に塩素含
有量が25〜45重量%の非結晶性の塩素化ポリエチレ
ンが好ましい。 前記ポリエチレンはエチレンを単独重合またはエチレン
と多くとも10重量%のα−オレフィン(一般には、炭
素数が多くとも12個)とを共重合することによって得
られるものである。その密度は一般には、 0.910
〜0.970 g/ cm″である。また、その分子量
は5万〜70万である。 本発明の組成物を製造するにあたり、塩素化ポリエチレ
ンのみを使用してもよいが、塩素化ポリエチレンと混和
性のある他種の高分子物質を配合してもよい、該高分子
物質としては、エチレン−プロピレン−ジエン三元系共
重合ゴム(EPDM)、天然コム、クロロプレン系ゴム
、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム状物、スチレン
−ブタジェン共重合ゴム状物(SBR) 、アクリロニ
トリル−ブタジェン共重合ゴム状物(NBR) 、ウレ
タン系ゴム状物およびブタジェン単独重合ゴム状物のご
ときゴム状物〔一般には、ムーニー粘度(ML1+、)
はlO〜150〕があげられる。また、他の高分子物質
としては、前記ポリエチレン、塩化ビニルを主成分とす
る塩化ビニル樹脂(重合度、400〜1800) 、 
 メチルメタクリレートを主″成分とするメチルメタク
リレート系樹脂およびアクリロニトリルースチレン共重
合樹脂のごとき樹脂状物があげられる。これらのゴム状
物および樹脂状物については、神原ら編集゛合成ゴムハ
ンドブック″(朝食書店、昭和42年発行)、柑橘ら編
集“プラスチックハンドブック゛(朝食書店、昭和44
年発行)などによってよく知られているものである。 これらの高分子物質を配合する場合、配合割合は塩素化
ポリエチレン100重量部に対して多くとも50重量部
である。 (B)磁性粉末 また、本発明において用いられる磁性粉末の代表例とし
ては、酸化鉄(Fe2o3)と炭酸バリウム(BaCO
3)からつくられるバリウムフェライト(BaOΦeF
e203) 、酸化鉄と炭酸ストロンチウムC3rCO
3)とからつくられるストロンチウムフェライ) (S
rO・EiFe203) 、水酸化鉄を原料としてつく
られる偏平状フェライトなどがあげられる。 これらの磁性粉末は六方晶形結晶構造を有しているもの
であり、等方性方向、異方性方向を有する特徴をもって
いるものである。本発明においてはこれらの特徴を有し
ているものが望ましく、また真密度は、一般には5.0
〜5.5 g/crnjテあり、とりわけ5.2〜5.
3g/cm″が好ましい。さらに、磁性粉末の粒子は抵
抗力に依することにより、粒子径が0.5ミクロンない
し3.0ミクロンのものが望ましく、特に0,5ミクロ
ンないし2.5ミクロンのものが好適である。 (C)ハイドロタルク面群 さらに、本発明において使用されるハイドロタルク面群
は、一般式がMgaMeb(OH)cco3@M H2
O(ただし、 MeはA1. CrまたはFeであり、
aは 1−10であり、bは1〜5であり、Cは10〜
20であり、阿は 1〜8である)で示される。このハ
イドロタルク面群の平均粒径は一般には0.1〜150
 ミクロンであり、とりわけ0.5〜100ミクロンの
ものが好ましい、ま°た、前記一般式のMeがAIであ
るものが望ましい。
〔0〕無機物質 また1本発明において使われる無機物質は鉛の酸化物、
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムおよび水酸化ア
ルミニウムならびに鉛の塩基性塩およびそのシリカゲル
との共沈物からえらばれる。鉛の酸化物の代表例として
は、−酸化鉛(PbC1) 、鉛丹(四酸化三鉛、Pb
3Q4)などがあげられる、また、鉛の塩基性塩として
は塩基性ケイ酸鉛および三塩基性硫酸鉛があげられる。 さらに鉛の塩基性塩とシリカゲルとの共沈物中に占める
シリカゲルの割合は通常10〜60重量%(望ましくは
、10〜50重量%、好適には20〜50重量%)であ
る、これらの無機物質の平均粒径は一般には0.5〜3
00 ミクロンであり、0.5〜200 ミクロンのも
のが好ましく、特に1.0〜150 ミクロンのものが
好適である。これらの無機物質は単独で使用してもよく
、二種以上を併用してもよい、これらの無機物質はラバ
ーダイジェスト社編、゛便覧、ゴム・プラスチック配合
薬品°゛(ラバーダイシスト社、昭和49年発行)の第
5頁ないし第380頁に記載されている。 (E)エポキシ樹脂 さらに、本発明において用いられるエポキシ樹脂は反応
性のα−エポキシ基を1分子中に2個以上を有するもの
であり、硬化剤によって硬化物を与えるものである。こ
れらの樹脂は現在接着剤やコーティング材料、注型品、
成形品として広く利用されているものであり、分子量は
通常300〜eooo (好ましくは、 300〜50
00)である。 このエポキシ樹脂の代表例としてはエピクロルヒドリン
とフェノール性の−OH,カルボン酸の−C00)Iお
よびアミンの−NH2のごとき活性水素を有する活性水
素化合物との反応によって得られるものが好んで使われ
る。最も一般的なエポキシ樹脂であるエピコート、エポ
ンアラルダイトなどはビスフェノールA (4,4’−
ジオキシジフェニルプロパン)とエピクロルヒドリンと
を2反応させて得られるものであるが、この反応によっ
て得られるエポキシ樹脂が最も好適である。また、一般
に製造されているものも使用することができる。その代
表例としては二価フェノールのグリシジルエーテル、ビ
スフェノールのグリシジ/l、−エーテル(たとえば、
ジフェノール酸を主体としたもの、ビスフェノールAと
p−キシレンジクロリド縮合物を主体としたもの)、ポ
リフェノールのグリシジルエーテル、脂肪族その他のジ
アルコールやトリアルコールのグリシジルエーテルおよ
びアミンまたはアミドのグリシジルエーテルがあげられ
る。これらのエポキシ樹脂は柑橘俊介、小田良平、井本
゛稔編集、“プラスチックハンドブック(朝食書店、昭
和59年発行)、第272頁ないし第277頁に製造方
法1種類などが詳細に記載されている。 以上の塩素化ポリエチレン、磁性粉末、ハイドロタルク
石狩、無機物質ならびにエポキシ樹脂を均一に配合させ
ることによって本発明の塩素化ポリエチレン組成物を得
ることができるけれども、さらに後記の加硫剤として硫
黄もしくは硫黄供与体または加硫剤と加硫促進剤とを配
合させてもよく、さらに有機過酸化物を配合させてもよ
い。 (F)加硫剤 さらに、本発明において使われる加硫剤は硫黄供与体お
よび硫黄に大別される。これらのうち、硫黄供与体は比
較的高温(一般には50〜200’C)において硫黄を
放出させ得る化合物を指す。 この硫黄供与体の代表例は「便覧、ゴム・プラスチック
配合薬品」 (ラバーダイジェスト社編、昭和49年発
行)の第18頁ないし第57頁に記載されているものの
うち、ジスルフィド以上のポリスルフィド結合を有する
ものである。これらの硫黄供与体のうち、 100〜2
00℃の温度範囲にて硫黄を放出するもの(たとえば、
ジペンタメチレンチウラム・テトラスルフィド)が特に
好適である。さらに、同刊行物、第3頁ないし第5頁に
記載された硫黄化合物も硫黄供与体として好んで用いる
こともできる。該硫黄化合物の代表的なものとしては、
−塩化硫黄、二塩化硫黄、モルホリン拳ジスルフィドお
よびアルキル・フェノール※ジスルフィドがあげられる
。その他の硫黄供与体の代表例は特開昭51−1134
765号公報明細書に記載されている。硫黄の代表例は
同刊行物、第1頁ないし第3頁に記載されている。その
代表例としては、粉末硫黄、硫黄華、沈降硫黄、コロイ
ド・硫黄および表面処理硫黄があげられる。 (G)加硫促進剤 また1本発明において用いられる加硫促進剤は一般にゴ
ム業界において加硫促進剤として使用されているもので
ある。該加硫促進剤は前記塩素化ポリエチレンと硫黄お
よび/または硫黄供与体との反応を促進(反応時間の短
縮、反応温度の低下、硫黄系物質の使用量の減少)させ
るものである。この加硫促進剤の代表例は前記刊行物の
第19頁ないし第57頁に記載されている0本発明にお
いて使用される加硫促進剤の代表例はチアゾール系、イ
ミダシリン系、ジチオカルバメート系、チオ尿素系、チ
ウラム系、スルフェンアミド系、ザンテート系、グアニ
ジン系およびアルデヒド・アミン系に分類される。また
、前記刊行物第64頁ないし第67頁に記載されている
アミン類ならびに該刊行物第64頁および第170頁な
いし第173頁に記載されているりん系化合物のごとき
求核試薬も加硫促進剤として使うことができる。 さらに、トリアジン環を有し、かつ少なくとも2個のメ
ルカプト基を有する化合物も好んで使用することができ
る。この化合物の代表例は特公昭53−10099号公
報明細書に記載されている。 (H)有機過酸化物 また、本発明において使われる有機過酸化物は特別の限
定はないが、とりわけ分解温度(半減期が1分間である
温度)が120℃以上のものが望ましく、特に 140
°C以上のものが好適である。好適な有機過酸化物の代
表例としては、1.1−ビス−第三級−ブチルパーオキ
シ−3,3,5−)リメチルシクロヘキサンのごときケ
トンパーオキシド、2.5−ジメチルヘキサン−2;5
−シバイドロバ−オキシドのごときハイドロパーオキシ
ド、2.5−ジメチル−2,5−ジー第三級−ブチルパ
ーオキシヘキサンのごときパーオキシエステル。 ベンゾイルパーオキシドのごときジアシルパーオキシド
およびジクミルパーオキシドのごときジアルキルパーオ
キシドがあげられる。 さらに、通常のゴム分野において架橋助剤として使用さ
れているトリアリルイソシアヌレートおよびトリアリル
イソシアヌレートのごとき多官能性物質を配合してもよ
い。 (J)組成割合(配合割合) 100重量部の塩素化ポリエチレンに対する他の組成成
分の配合割合(組成割合)は下記の通りである。 磁性粉末では、700〜1500重量部であり、 70
0〜1400重量部が望ましく、とりわけ800〜14
00重量部が好適である。 また、ハイドロタルク面群については、 0.5〜5.
0重量部であり、 0.5〜4.0重量部が好ましく、
特に 1.0〜4.0重量部が好適である。 さらに、無機物質は、それらの合計量として0.5〜5
.0重量部であり、1.0〜5.0重量部が望ましく、
とりわけ1.0〜4.5重量部が好適である。 また、エポキシ樹脂では、0.5〜10重量部であり、
 1.0〜10重量部が好ましく、特に1.0〜7重量
部が好適である。 さらに、加硫剤を配合する場合、通常5.0重量部以下
であり、とりわけ0.2〜5.Oii部が好適である。 その上、加硫促進剤を配合する場合、一般には5.0重
量部以下であり、特に0.2〜5.0重量部が好適であ
る。 さらに有機過酸化物を配合する場合1通常多くとも10
重量部であり、とりわけ0.2〜10重量部が好適であ
る。 塩素化ポリエチレンに対して磁性粉末の組成割合が下限
未満では、磁力および表面硬度が硬い組成物が得られな
い、一方、かりに上限を越えて配合すると、磁力および
表面強度のすぐれた組成物が得られるが、加工性および
混練性が非常に悪く、均一な組成物が得られないことも
ある。また、ハイドロタルク面群の組成割合が下限未満
では、安定性の良好な組成物が得られない、一方。 上限を越え〜て配合したとしても、さらに安定性が向上
することもなく、むしろそれが成形物の表面にブリード
することもあるために好ましくない。 さらに、無機物質の組成割合がそれらの合計量として下
限未満では、熱に対する安定性の良好な組成物が得られ
ない。一方、上限を越えて配合すると、熱に対する安定
性は若干向上するけれども。 成形物の表面にブリードを生じたり、分散性がよくない
、また、エポキシ樹脂の組成割合が下限未満では、加工
性、熱安定性および光安定性の良好な組成物が得られな
い、一方、上限を越えて配合させたとしても、熱安定性
および光安定性は若干向上するけれども、加工性(作業
性)において混練が難しくなる。さらに、加硫剤を上限
を越えて配合すると、加硫がタイトにいき過ぎるために
加硫をコントロールすることが難しい。また、加硫促進
剤を上限を越えて配合するならば、添加しただけの効果
を向上することができないばかりでなく、得られる成形
物の表面にブリードが発生することもある。さらに、有
機過酸化物を上限を越えて配合すると、架橋がタイトに
いき過ぎるために架橋をコントロールすることが難しい
。 (K)混合方法、成形方法など 以上の物質を均一に配合することによって本発明の組成
物を得ることができるけれども、さらにゴム業界および
樹脂および樹脂業界において一般に使われている充填剤
、可塑剤、酸素、オゾン、熟および光(紫外線)に対す
る安定剤、滑剤ならびに粘着付与剤のごとき添加剤を組
成物の使用目的に応じて添加してもよい。 本発明の組成物を製造するさい、その配合(混合)方法
は、当該技術分野において一般に用いられているオープ
ンロール、ドライブレンダ−、バンバリーミキサ−およ
びニーグーのごとき混合機を用いて混合すればよい、こ
れらの混合方法のうち、一層均一な組成物を得るために
はこれらの混合方法を二種以上適用してもよい(たとえ
ば、あらかじめドラ・イブレンダ−で混合した後、その
混合物をオープンロールを用いて混合する方法)。 本発明の組成物を製造するにあたり、全配合成分を同時
に混合してもよいが、配合成分のうちいくつかをあらか
じめ混合した後、得られた混合物に他の配合成分を混合
してもよい(たとえば、塩素化ポリエチレンとハイドロ
タルク面群ならびに無機物質とをあらかじめ混合した後
、得られる混合物と磁性粉末およびエポキシ樹脂とを混
合する方法)。 本発明の組成物は一般のゴム業界において通常使用され
ている押出成形機、射出成形機、圧縮成形機およびカレ
ンダー成形機のごとき成形機を用いて所望の形状物に成
形して使用される。 本発明の組成物は前記したごとく、すぐれた磁性を有す
る組成物である。さらに、一般に用いられている磁性ゴ
ム成形物にみられるもろさ、硬さおよび機械的特性につ
いても著しく改善されており、これらの点からも本発明
の組成物は実用価値の極めて大きい組成物である。 −び 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
。 なお、実施例および比較例において、硬度はJIS硬度
計(ショア A)を使用し、試験片JISK−[(30
1に準じたJISNo2ダンベルを3枚重ね合わせ、硬
度計で測定した。また、曲げ試験は、厚さが3mn+、
幅が8mm、長さが50mmのシートをノギスにはさみ
、  emllまで折り曲げて破断する様子を下記の基
準に従って肉眼で観察した表面の亀裂のランクを3段階
にて示す。 ランク  表面の亀裂の程度 0   亀裂が全く入らない Δ   亀裂がわずかに入る ×   亀裂が大きく入り、割れる また、引張強度はJIS  K−8301に従って測定
した。さらに、耐熱性試験はギヤーオーブン試験機を使
って温度が160℃の雰囲気下において30分間および
80分間それぞれ老化させ、劣化状態を肉眼で観察した
。また、汚染試験は温度が100℃の雰   ゛囲気下
においてラッカー゛塗装された鉄板上に各試料を乗せ、
それぞれ24時間および72時間老化させた後、塗装面
に汚れが発生するか否かを肉眼で観察した。 実施例 1〜23、比較例 1〜34 ブテン−1を3.0重i%含有するエチレン−ブテン−
1共重合体(密度 0.950g/cc、平均分子量 
的20万)を水性懸濁液中で塩素化し、非晶性の塩素化
ポリエチレン〔塩素含有量 31.5重量%、ムーニー
粘度(MLl。、) 120、以下rCPE Jと云う
〕を製造した。 以上のようにして製造したCPEにポリイソブチレン〔
ムーニー粘度(MLI。4)30、以下rPBRJと云
う〕、ムーニー粘度(ML1+4)が45であるイソプ
レン−イソブチレン共重合ゴム(以下rlIRJと云う
)およびメチルメタクリレート系樹脂として、メルトフ
ローインデックス(JIS  K−7210にしたがい
、条件が4で測定)がBog/10分であるエチレン−
メチルメタクリレート共重合体(エチレン含有量 20
重量%、以下、rEMMAJと云う)を用いた。さらに
、磁性粉末として、平均粒径が1.80ミクロンである
バリウムフェライト(利根産業社製、真密度 5.33
g/cm″、等方性、以下rC−I Jと云う)、平均
粒径が1.82ミクロンであるバリウムフェライト(日
本弁柄社製、真密度5.33g / c m″、セミ異
方性、以下rC−2Jと云う)および平均粒径が1.3
3ミクロンであるストロンチウムフェライト(戸田工業
社製、真密度5.22g/cm”、異方性、以下rC−
3Jと云う)を使った。また、ハイドロタルク石狩とし
て、平均粒径が1ミクロンであるハイドロタルサイト(
協和化学社製、商品名−DH?−4A、比表面積 10
rn’ 7g、以下rDHTJと云う)を使用した。さ
らに。 無機物質として、平均粒径が約150ミクロンである酸
化マグネシウム(協和化学工業社製、以下r D−IJ
と云う)、平均粒径が約1ミクロンである水酸化マグネ
シウム(協和化学工業社製、以下r D−24と云う)
および平均粒径が約10ミクロンである水酸化アルミニ
ウム(昭和軽金属社製、以下r D−3J と云う)、
平均粒径が約100 ミクロンである一酸化鉛(品用加
工社製、密度  9.3g / c m”、以下r D
−4Jと云う)および塩基性ケイ酸鉛とシリカゲルとの
共沈物〔耕正社製、8o/20(重量比)、以下r D
−5Jと云う)を用いた。 さらに、エポキシ樹脂として、平均分子量が約550で
あるビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの縮合物
(以下r E−IJと云う)および平均分子量が約83
0である同じタイプの縮合物(以下r E−2」 と云
う)前記の各配合成分(それぞれの配合量を第1表に示
す)、ステアリン酸カルシウム(滑剤として)をそれぞ
れ0.5重量部(ただし、実施例16〜23ならびに比
較例21〜24.27.28および31〜34では、あ
らかじめ表面温度が120〜130℃に設定されたオー
プンロールを使ってCPEとENIIIAとを溶融混練
し、混合物を製造)を表面温度が80℃に設定されたオ
ーブンロールを使用してそれぞれ20分間均一状になる
ように充分混練してシート状に成形した。得られた各シ
ートを100℃に設定された熱プレス機を使って200
Kg/ c m″(ゲージ圧)の加圧下で厚さが21お
よび3mmのシートを製造した。なお、厚さが2■のシ
ートについて、硬度試験、引張強度試験ならびに耐熱性
試験の劣化試験および汚染性試験を行なった。さらに、
厚さが311m1のシートを用いて曲げ試験を行なった
。得られたそれぞれの結果を第2表に示す。 なお、耐熱性試験の劣化状態は肉眼で観察し。 ランクを下記の三段階にて示す。 O: 塩化水素の・発生が全くない Δ : 塩化水素が若干発生 × : 塩化水素が可成り発生 また、汚染性試験も同様にランクを下記の三段階にて示
す。 0 : 汚染が全くない Δ : 若干汚染 × : 可成り汚染 (以下余白) 実施例 24.25 実施例1において使った各組成成分(配合量は実施例1
と同じ)にさらに有機過酸化物としてl。 l−ビス−第三級−ブチル−パーオキシ−3,3,5−
トリメチルヘキサン(1分半減期 148℃)を0.5
重量部および架橋助剤としてトリアリルインシアヌレー
トを配合しく実施例 24)、また加硫助剤として、エ
チルチオ尿素5重量部およびペンタメチレンチオカバー
メートのナトリウム塩3重量部ならびに加硫剤として硫
黄を0.5重量部を配合した(実施例 25)ほかは、
実施例1と同様に溶融混練し、シート状に成形した。得
られたシートを実施例1と同じ条件でプレスし、シート
を製造した。このようにして得られたシートの硬度試験
、引張強度1曲げ試験ならびに耐熱性試験の劣化試験お
よび汚染性試験を行なった。硬度は実施例24.25と
もに97度であり、引張強度は実施例24は128Kg
/ c m’、実施例25は 132Kg/ c m’
であった。また、曲げ試験および耐熱性試験はいずれも
実施例1と同様に良好であった。 なお、比較例32.33.34において、溶融混練のさ
いに均一な混合物が得られなかった。 以上の実施例および比較例の結果から1本発明によって
得られる塩素化ポリエチレン組成物はポリインブチレン
ゴム状物、イソプレン−イソブチレン共重合ゴム状物ま
た塩素化ポリエチレンゴム単独に磁性粉末を配合して得
られるそれぞれの組成物に比べ、硬度試験でも硬く、ま
た曲げ試験についても亀裂の発生がない。すなわち、表
面硬度が硬いにもかかわらず、柔軟性がすぐれ、かつ耐
熱性が良好であることが明白である。さらに、本発明に
よって得られる組成物は、引張強度が良好であるばかり
でなく、柔軟性および硬度とあわせて、バランスのとれ
た組成物であることにより、ガスケット部品などに有望
であることが明らかである。 免豆立羞1 本発明によって得られる塩素化ポリエチレン組成物は1
強磁性が良好であるばかりでなく、下記の如き効果(特
徴)を発揮する組成物である。 (1)  磁性粉末の配合量が多い(高充填である)に
もかかわらず、成形性(流動性)がすぐれている。 (2)  可塑剤、滑剤などを添加しても、これらのブ
リードなどが生じない。 (3)  磁性粉末の配合量が多いにもかかわらず、作
業性(たとえば、混線性)がすぐれている。 (4)  従来のゴム磁石にくらべ、磁石性が良好であ
る。 本発明によって得られる塩素化ポリエチレン組成物は、
上記のごときすぐれている効果を有しているばかりでな
く1強磁性が良好であることにより、ゴム磁石に成形さ
れ、下記のごとき方面に使用することができる。 (1)冷蔵庫用ガスケット (2)標示掲示用の磁石材 (3)教材用の磁石材 (4)電子機器の磁石材 (5)磁気選別機用の磁石材 (8)磁気ペイント

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)塩素化ポリエチレン100重量部、 (B)磁性粉末700〜1500重量部、 (C)ハイドロタルク石群0.5〜5.0重量部、 (D)鉛の酸化物、酸化マグネシウム、水酸化マグネシ
    ウムおよび水酸化アルミニウムならびに鉛の塩基性塩お
    よびそのシリカゲルとの共沈物からなる群からえらばれ
    た少なくとも一種の無機物質0.1〜5.0重量部 ならびに (E)反応性のα−エポキシ基を1分子中に少なくとも
    2個を有するエポキシ樹脂0.5〜10重量部 からなる塩素化ポリエチレン組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4997493A (en) * 1987-11-27 1991-03-05 Nippon Steel Corporation Process for production of double-oriented electrical steel sheet having high flux density
JPH03218606A (ja) * 1990-01-24 1991-09-26 Bridgestone Corp 合成樹脂磁石用組成物
CN101908397A (zh) * 2010-07-30 2010-12-08 北京工业大学 稀土氢化物表面涂层处理剂、形成涂层的方法及其应用
JP2016072406A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 日亜化学工業株式会社 ボンド磁石

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