JPS6230107B2 - - Google Patents

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JPS6230107B2
JPS6230107B2 JP57090845A JP9084582A JPS6230107B2 JP S6230107 B2 JPS6230107 B2 JP S6230107B2 JP 57090845 A JP57090845 A JP 57090845A JP 9084582 A JP9084582 A JP 9084582A JP S6230107 B2 JPS6230107 B2 JP S6230107B2
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JP
Japan
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resin composition
temperature
sheet
release sheet
conductive
Prior art date
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Expired
Application number
JP57090845A
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English (en)
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JPS58208050A (ja
Inventor
Kozo Kanamori
Kazuo Shimomura
Masao Matsuoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は導電性シート成形材料の製造方法に関
する。
第1の離型シートを連続して走行させつつ、こ
の離型シート表面との間に所定の空隙を有するよ
うにした塗布装置によりこの離型シート上に導電
性繊維を分散させた液状熱硬化性樹脂組成物を塗
布した後、含浸性絶縁性シートと第2の離型シー
トを更に積層し、含浸ロールで押圧して上記樹脂
組成物を含浸性絶縁性シートに含浸させて導電性
シート成形材料を製造する方法は既に知られてい
る。このような方法において、得られるシート成
形材料に面全体にわたつて均一な導電性を与える
ためには、導電性繊維を第1の離型シートの走行
方向に一様に配向させつつ、樹脂組成物をこの離
型シートの長さ及び幅方向に均一の厚みに塗布す
ることが要求される。一方において、樹脂組成物
は樹脂液を硬化剤、導電性繊維ほか、増粘剤、充
填剤等と共に高速撹拌して調製され、この撹拌時
に通常10〜20℃程度温度が上昇し、しかも、用い
る原材料の当初の温度や周囲温度によつても、調
製された樹脂組成物が離型シートに供給される際
の温度が異なつてくる。この結果、現実には、塗
布装置の離型シート表面に対する空隙を所定の大
きさに保つても、樹脂組成物の塗布厚みは離型シ
ートの長さ及び幅方向に変動し、この結果、面全
体にわたつて均一な導電性を有する導電性シート
成形材料を得ることが困難であつた。
本発明者は上記の問題を解決すべく、鋭意研究
した結果、樹脂組成物を離型シートに塗布する際
の両者の温度が塗布厚みの均一性に重要な影響を
及ぼし、両者を実質的に同じ温度に保つことによ
つて、樹脂組成物を離型シートに面全体にわたつ
て均一に塗布することができ、従つて、面全体に
わたつて均一な導電性を有する導電性シート成形
材料を得ることができることを見出して、本発明
に至つたものである。
本発明の導電性シートの製造方法は、連続して
走行する第1の離型シート上に導電性繊維を含有
する熱硬化性樹脂組成物を塗布し、この上に含浸
性絶縁性シートと第2の離型シートとを積層し、
含浸性絶縁性シートに上記樹脂組成物を含浸させ
て導電性シートを製造する方法において、上記第
1の離型シートを樹脂組成物と実質的に同じ温度
に保つことを特徴とするものである。
本発明において導電性繊維を分散した熱硬化性
樹脂組成物を構成するための熱硬化性樹脂として
は、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フ
エノール樹脂等が好ましく用いられるが、これら
に限定されるものではない。このような樹脂に分
散させる導電性繊維は、体積固有抵抗が10-2Ω・
cm以下であるのが好ましく、例えば、炭素繊維、
スチール繊維、ステンレス繊維、アルミニウム繊
維、アルミニウムコーテイングガラス繊維等が用
いられる。これら導電性繊維は、径が大きすぎる
と、分散密度が粗くなつて、所定の低い電気抵抗
値を有せしめるには大量の繊維を必要とすること
となり、好ましくないので、本発明においては、
その直径は通常、50μ以下であるのが好ましい。
また、導電性繊維は、長い程繊維が相互に接触し
やすく、導電性シートの電気抵抗値が小さくなる
利点を有するが、反面、長すぎるときは樹脂に分
散させる際に繊維が絡み合つたり、切れたりする
ので、通常、0.3〜100mmであり、好ましくは1〜
50mmである。このような導電性繊維の配合量は所
要の電気抵抗値にもよるが、通常、樹脂100重量
部について0.1〜30重量部である。
熱硬化性樹脂組成物は導電性繊維のほか、硬化
剤や必要に応じて増粘剤、充填剤、重合禁止剤、
着色剤等を含有していてもよい。硬化剤としては
上記熱硬化性樹脂について通常知られているもの
が適宜に用いられ、例えば、t−ブチルパーベン
ゾエート、t−ブチルパーオキサイド、クメンヒ
ドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、
過酸化ベンゾイル、1・1−ジ−t−ブチルパー
オキシ−3・3・5−トリメチルシクロヘキサン
等が、樹脂100重量部について0.5〜20重量部用い
られる。また、増粘剤とは、樹脂組成物を経時的
に増粘させる性質を有するものをいい、例えば、
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化亜
鉛、酸化カルシウム等の従来よる知られているも
のが適宜に用いられ、その配合量は通常、樹脂
100重量部について0.3〜5重量部である。充填剤
としては、例えば、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、アルミ
ナ、クレー、タルク、マイカ等が用いられ、その
配合量は樹脂100重量部について50〜200重量部で
ある。
このような樹脂組成物を塗布するための第1の
離型シートには、樹脂組成物と離型性を有する適
宜のものが用いられるが、例えば、ポリエチレン
フイルム、ポリプロピレンフイルムや、ポリエス
テルフイルム、クラフト紙等をポリエチレンやシ
リコン樹脂で表面処理したものが適宜に用いられ
る。第2の離型シートも同じものが用いられる。
また、上記樹脂組成物を含浸させるための絶縁性
含浸性シートとしては、樹脂組成物との親和性の
点から繊維からなるシートが好ましく、例えば、
ポリプロピレン、ポリビニルアルコール、ポリエ
ステル、ポリアミド、羊毛、木綿等の有機繊維や
ガラス繊維、石綿等の無機繊維からなる繊維シー
トが用いられるが、特にガラス繊維からなるチヨ
ツプドストランドマツト、コンテイニユアススト
ランドマツト、ガラスクロス等が好適である。
本発明においては、連続して走行する第1の離
型シートに塗布装置により樹脂組成物に塗布する
際に、この離型シートの温度を樹脂組成物と実質
的に等しく保つ。前記したように樹脂組成物が離
型シートに供給される際の温度は、その調製時及
びその後の周囲温度等によつて影響を受けるの
で、好ましくは、塗布装置により離型シートに供
給される樹脂組成物の温度を検出し、適宜の制御
器により塗布装置及び第1の離型シートの温度を
上記樹脂組成物の温度と実質的に同一になるよう
に制御する。塗布装置の温度を樹脂組成物の温度
と実質的に同一になるように制御するには、例え
ば、上記制御器に接続されたヒーターを塗布装置
に内蔵させたり、あるいは上記制御器により樹脂
組成物と同一温度になるように温調された温風を
塗布装置に吹き付けたりすることにより行なうこ
とができる。また、第1の離型シートを樹脂組成
物と同じ温度に制御するには、上記制御器により
樹脂組成物と同一温度になるように温調された温
風を温調室に循環させ、塗布装置の前で離型シー
トにこの温調室を通過させればよい。
尚、樹脂組成物と実質的に同一の温度とは、塗
布装置により離型シートに塗布される樹脂組成物
が離型シートの長さ及び幅方向について、塗布状
態が実質的に同一であるような温度範囲を意味
し、通常、樹脂組成物の温度から±0.5〜1.0℃の
範囲にあればよい。
図面は本発明の好ましい実施例に示し、連続し
て走行する離型シート1上に導電性繊維を含有す
る熱硬化性樹脂組成物2がL字型塗布装置等の適
宜の塗布装置3により塗布される。塗布装置に供
給される樹脂組成物の温度は温度検出器4により
検出され、適宜の制御器5に入力される。上記塗
布装置は制御器に接続されたヒーターを内蔵し、
樹脂組成物と実質的に同一の温度に制御される。
また、樹脂組成物が塗布される第1の離型シート
1は、ロールから引き出されて、前記制御器によ
り温度が制御される温調室6内に導かれ、樹脂組
成物と実質的に同一温度とされて、塗布装置に供
給され、このようにして離型シートに樹脂組成物
が塗布される。
上記離型シートには次いで絶縁性含浸性繊維シ
ート7と第2の離型シート8が連続して積層さ
れ、含浸ロール9により上記樹脂組成物が絶縁性
含浸性繊維シートに含浸させ、導電性シート成形
材料10として巻取られる。
尚、本発明においては、含浸ロールはロール周
面に沿つて複数の平行な環状の突出部を有するの
が好ましく、これにより離型シート間の積層体を
押圧すれば、導電性繊維を離型シートの走行方向
に一様に配向させつつ、樹脂組成物を絶縁性含浸
性シートに含浸させることができる。特に、環状
部間の間隔が少なくとも15mm以上であり、また、
環状部の幅が環状部間の間隔の1/4以下であるも
のが導電性繊維の配向性にすぐれる。
本発明の方法によれば、以上のように、樹脂組
成物を離型シートに塗布するに当り、塗布装置と
離型シートを樹脂組成物と実質的に同一の温度に
制御するので、離型シートの長さ及び幅のいずれ
き方向についても樹脂組成物を一定の厚みに塗布
することができ、従つて、面全体にわたつて均一
な導電性を有する導電性シート成形材料を製造す
ることができる。
以下に本発明の実施例を挙げる。尚、以下にお
いて部は重量部を示す。
実施例 不飽和ポリエステル樹脂100部、充填剤炭酸カ
ルシウム90部、重合開始剤t−ブチルパーベンゾ
エート1部、重合禁止剤0.02部、増粘剤酸化マグ
ネシウムペースト2部及び長さ6mmの炭素繊維1
部からなる熱硬化性樹脂組成物を調製して、図面
に示したように、雰囲気温度5℃において、厚み
30μ、幅1000mmのポリエチレンからなる第1の離
型シートを樹脂組成物と実質的に同一温度を有す
るように制御された温調室から引き出し、3m/
分の速度で走行させながら、この上に、ヒーター
を内蔵するL字型コーターを用いて厚み1mm、幅
80cmに塗布し、この上にガラス繊維チヨツプドス
トランドマツトとポリエチレンからなる第2の離
型シートを積層した。
上記において、樹脂組成物の塗布開始時には、
樹脂組成物の温度32℃、離型シート温度31.5℃、
塗布装置温度32℃であつたが、樹脂組成物60Kgを
約18分を要して塗布する間に樹脂組成物温度が29
℃に低下し、同時に制御器により温調室及び塗布
装置ヒーターの温度を追従させ、塗布の間に離型
シート温度を29℃に、また、塗布装置温度を28.5
℃に低下させた。
以上のようにして得られた導電性シート成形材
料から5mごとに幅方向に各3個を切り取り、合
計で30個の試料を得た。各試料について両端に幅
1cmの銅板を電極として取り付け、電気抵抗値を
測定したところ、平均値は11.2Ωであり、そのば
らつきはCV値で1.1%であつた。尚、CV値は次
式で定義される。
比較のために、離型シート及び塗布装置の温度
制御を行なわずに、上記と同様に導電性シート成
形材料を得、同様にして電気抵抗値及びばらつき
を求めたところ、それぞれ12.9Ω及び8.7%であ
つた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の方法の実施例を示す装置構成図
である。 1……離型シート、2……熱硬化性樹脂組成
物、3……塗布装置、4……温度検出器、5……
制御器、6……第1の離型シート、7……絶縁性
含浸性シート、8……第2の離型シート、9……
含浸ロール、10……導電性シート成形材料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 連続して走行する第1の離型シート上に導電
    性繊維を含有する熱硬化性樹脂組成物を塗布し、
    この上に含浸性絶縁性シートと第2の離型シート
    とを積層し、含浸性絶縁性シートに上記樹脂組成
    物を含浸させて導電性シートを製造する方法にお
    いて、上記第1の離型シートを樹脂組成物と実質
    的に同じ温度に保つことを特徴とする導電性シー
    ト成形材料の製造方法。
JP57090845A 1982-05-27 1982-05-27 導電性シ−ト成形材料の製造方法 Granted JPS58208050A (ja)

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JP57090845A JPS58208050A (ja) 1982-05-27 1982-05-27 導電性シ−ト成形材料の製造方法

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JPS58208050A JPS58208050A (ja) 1983-12-03
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH055447Y2 (ja) * 1987-10-21 1993-02-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH055447Y2 (ja) * 1987-10-21 1993-02-12

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