JPS62299533A - ストレツチ性紡績糸およびその製造方法 - Google Patents
ストレツチ性紡績糸およびその製造方法Info
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- JPS62299533A JPS62299533A JP14035386A JP14035386A JPS62299533A JP S62299533 A JPS62299533 A JP S62299533A JP 14035386 A JP14035386 A JP 14035386A JP 14035386 A JP14035386 A JP 14035386A JP S62299533 A JPS62299533 A JP S62299533A
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明はストレッチ性紡績糸およびその製造方法に関し
、さらに詳しくは、ストレッチ性が良好でかつカバリン
グ性に優れるとともに、従来の類領のものに比べて低コ
ストで製造することのできる新規な構造を有する紡績糸
とその製造法に関するものである。
、さらに詳しくは、ストレッチ性が良好でかつカバリン
グ性に優れるとともに、従来の類領のものに比べて低コ
ストで製造することのできる新規な構造を有する紡績糸
とその製造法に関するものである。
紡績糸そのものの特性を改良し、付加価値を向上するた
め、紡績糸を合成繊維フィラメント糸(長繊維糸)と合
撚又は引揃えて複合した形で使用することはよく知られ
ている。近年、紡績糸を使用した編織物でもストレッチ
性が求められ、このためストレッチ性を有する合成繊維
糸を芯糸にし、この芯糸に紡績糸が鞘糸として撚回被覆
したストレッチ性の被覆紡績糸が注目されている。この
種の被覆紡績糸の代表的な製造方法としては、中空スピ
ンドルを使用したカバリング装置を用いて、芯糸である
ストレッチ性長繊維糸の外周に紡績糸を撚回せしめる方
法、精紡機によりコアスパン方式により芯糸のストレッ
チ性長繊維糸を鞘糸の紡績糸の中心に配置する方法など
が知られている。
め、紡績糸を合成繊維フィラメント糸(長繊維糸)と合
撚又は引揃えて複合した形で使用することはよく知られ
ている。近年、紡績糸を使用した編織物でもストレッチ
性が求められ、このためストレッチ性を有する合成繊維
糸を芯糸にし、この芯糸に紡績糸が鞘糸として撚回被覆
したストレッチ性の被覆紡績糸が注目されている。この
種の被覆紡績糸の代表的な製造方法としては、中空スピ
ンドルを使用したカバリング装置を用いて、芯糸である
ストレッチ性長繊維糸の外周に紡績糸を撚回せしめる方
法、精紡機によりコアスパン方式により芯糸のストレッ
チ性長繊維糸を鞘糸の紡績糸の中心に配置する方法など
が知られている。
しかし、これらカバリング装置或は精紡機による方法は
、カバリング性とストレッチ性においては十分に優れて
いる被覆紡績糸が得られるが、概してカバリング加工速
度が遅く生産性およびコストの点で大きな難点がある。
、カバリング性とストレッチ性においては十分に優れて
いる被覆紡績糸が得られるが、概してカバリング加工速
度が遅く生産性およびコストの点で大きな難点がある。
このような生産性の欠点を解消するものとして、熱可塑
性合成繊維糸あるいはポリウレタン弾性糸と紡績糸を引
揃えて同時に仮撚加工する方法がある。しかし、この方
法により得られた被覆紡績糸は、芯糸が紡績糸によって
十分にカバーされず、カバリング性およびストレッチ性
が著しく劣るという難点がある。また、ストレッチ性長
繊維糸と紡績糸を流体ノズルに供給し特殊な状態下にて
流体交絡処理する方法もある。
性合成繊維糸あるいはポリウレタン弾性糸と紡績糸を引
揃えて同時に仮撚加工する方法がある。しかし、この方
法により得られた被覆紡績糸は、芯糸が紡績糸によって
十分にカバーされず、カバリング性およびストレッチ性
が著しく劣るという難点がある。また、ストレッチ性長
繊維糸と紡績糸を流体ノズルに供給し特殊な状態下にて
流体交絡処理する方法もある。
この方法では、高速化が可能という点では従来技術の中
で最も生産性が良好と言えるものの、この方法において
もカバリング性およびストレッチ性の点で満足できるも
のは得られていないのが現状である。即ち、交絡処理に
よって製造される被覆紡績糸は実質的に無緊張もしくは
ご(わずかな緊張状態下では良好な被覆性を示していて
も、一般的に高次加工工程で使用される程度の緊張が加
えられることにより糸条の長手方向にストレッチ性長繊
維糸と紡績糸の交絡集束している部分が破壊され完全に
分離してしまった非集束部分が生じやすいという問題が
あった。したがって、このような糸を用いて![i物と
した場合、カバリング性不充分によって、俗に云われて
いる目ムキやシゴキネフプの発生が頻繁に認められ、一
般には外観の悪い低品位の製品しか得られないのが実情
であった。
で最も生産性が良好と言えるものの、この方法において
もカバリング性およびストレッチ性の点で満足できるも
のは得られていないのが現状である。即ち、交絡処理に
よって製造される被覆紡績糸は実質的に無緊張もしくは
ご(わずかな緊張状態下では良好な被覆性を示していて
も、一般的に高次加工工程で使用される程度の緊張が加
えられることにより糸条の長手方向にストレッチ性長繊
維糸と紡績糸の交絡集束している部分が破壊され完全に
分離してしまった非集束部分が生じやすいという問題が
あった。したがって、このような糸を用いて![i物と
した場合、カバリング性不充分によって、俗に云われて
いる目ムキやシゴキネフプの発生が頻繁に認められ、一
般には外観の悪い低品位の製品しか得られないのが実情
であった。
本発明の目的は、上記したような点に鑑み、ストレッチ
性が良好でかつカバリング性に優れるとともに、従来の
類似のものに比べて加工速度が高く、低コストで製造す
ることのできる新規な構造を有するストレッチ性紡績糸
を得ること、およびその製造方法を提供せんとするもの
である。
性が良好でかつカバリング性に優れるとともに、従来の
類似のものに比べて加工速度が高く、低コストで製造す
ることのできる新規な構造を有するストレッチ性紡績糸
を得ること、およびその製造方法を提供せんとするもの
である。
上記した目的を達成する本発明は、以下の構成からなる
。
。
すなわち、本発明は、ストレッチ性を有する合成繊維糸
を芯糸として、その周囲に鞘糸として紡績糸が撚回被覆
してなる糸であって、前記紡績糸がS方向撚回とZ方向
撚回の交互撚状態を呈しているとともに、糸の長手方向
に撚回被覆した集束箇所か紡績糸のもつ毛羽と芯糸とな
るストレッチ糸が空気交絡処理による絡みによって生じ
た部分(以下、交絡集束箇所と称す)を間歇的に有して
いるストレッチ性紡績糸を特徴とするものである。
を芯糸として、その周囲に鞘糸として紡績糸が撚回被覆
してなる糸であって、前記紡績糸がS方向撚回とZ方向
撚回の交互撚状態を呈しているとともに、糸の長手方向
に撚回被覆した集束箇所か紡績糸のもつ毛羽と芯糸とな
るストレッチ糸が空気交絡処理による絡みによって生じ
た部分(以下、交絡集束箇所と称す)を間歇的に有して
いるストレッチ性紡績糸を特徴とするものである。
また、このストレッチ性紡績糸を製造するための本発明
の方法は、ストレッチ性を有する合成繊維糸と紡績糸と
を同時に撚回装置に供給して仮撚加熱を付与することに
より、前記ストレッチ性を有する合成繊維糸に前記紡績
糸を撚回被覆せしめるとともに、この撚回装置を通過後
の撚回被覆糸にデリベリ−ローラなどを介することなく
直ちに流体交絡処理を施すことを特徴とするものである
。
の方法は、ストレッチ性を有する合成繊維糸と紡績糸と
を同時に撚回装置に供給して仮撚加熱を付与することに
より、前記ストレッチ性を有する合成繊維糸に前記紡績
糸を撚回被覆せしめるとともに、この撚回装置を通過後
の撚回被覆糸にデリベリ−ローラなどを介することなく
直ちに流体交絡処理を施すことを特徴とするものである
。
本発明の好ましい実施態様例は、以下の説明に従って順
次明らかになる。
次明らかになる。
以下、図面等を用いてさらに詳しく本発明について説明
をする。
をする。
第1図は本発明のストレッチ性紡績糸をモデル的に示し
た側面概略図である。
た側面概略図である。
第1図において、1はストレッチ性を有する合成繊維糸
、2は紡績系である。紡績糸2はストレッチ性を有する
合成繊維糸1に対してS方向撚凹とZ方向撚回の交互撚
状態を呈して撚回している。3は該撚回の反転部分を示
す。本発明のストレッチ性紡績糸はかかる構成たおいて
、さらに糸の長手方向においてインターレース加工等に
よる交絡集束箇所4を間歇的に有していることに大きな
特徴があり、かかる交互撚状に撚回され、かつ強度な交
絡集束箇所を間歇的に有していることにより、たとえ該
ストレッチ性紡績糸が高次加工工程などにおいて緊張を
受けたとしても紡績糸によるカバリング性は破壊され難
く、良好に保たれる。
、2は紡績系である。紡績糸2はストレッチ性を有する
合成繊維糸1に対してS方向撚凹とZ方向撚回の交互撚
状態を呈して撚回している。3は該撚回の反転部分を示
す。本発明のストレッチ性紡績糸はかかる構成たおいて
、さらに糸の長手方向においてインターレース加工等に
よる交絡集束箇所4を間歇的に有していることに大きな
特徴があり、かかる交互撚状に撚回され、かつ強度な交
絡集束箇所を間歇的に有していることにより、たとえ該
ストレッチ性紡績糸が高次加工工程などにおいて緊張を
受けたとしても紡績糸によるカバリング性は破壊され難
く、良好に保たれる。
かかる撚回被覆と交絡集束箇所の存在は、上述の通り本
発明のストレッチ性紡績糸の被覆性を決定するために重
要な要素である0本発明のストレッチ性紡績糸では、芯
糸である前記ストレッチ性を有する合成繊維糸1の表示
デニール×2mg/dに相当する荷重をかけた状態にお
いて、80個/lI+以上の交絡集束箇所を有している
ことが好ましく、これにより強度な緊張および弛緩作用
を繰返してもこの交絡集束箇所が破壊されないようにす
ることができる。
発明のストレッチ性紡績糸の被覆性を決定するために重
要な要素である0本発明のストレッチ性紡績糸では、芯
糸である前記ストレッチ性を有する合成繊維糸1の表示
デニール×2mg/dに相当する荷重をかけた状態にお
いて、80個/lI+以上の交絡集束箇所を有している
ことが好ましく、これにより強度な緊張および弛緩作用
を繰返してもこの交絡集束箇所が破壊されないようにす
ることができる。
更に本発明にあっては、紡績糸で被覆されたストレッチ
性紡績糸に伸縮性、つまりストレッチ性が具備されるこ
とが必要であり、その程度は10〜30%であることが
好ましい。
性紡績糸に伸縮性、つまりストレッチ性が具備されるこ
とが必要であり、その程度は10〜30%であることが
好ましい。
本発明に使用されるストレッチ性を有する合成繊維糸と
しては、合成ゴム等の弾性体から構成されたもの、ポリ
エステル系ポリウレタン、或いはポリエーテル系ポリウ
レタン等から構成されたもの、或いはポリエステル系、
ポリアミド系、ポリブチレン系等の合成繊維フィラメン
ト糸に適宜の捲縮加工を施して伸縮性を付与したもの等
が使用可能である。また、これらの素材、繊度、断面形
状、フィラメント数等は特に限定されるものではない。
しては、合成ゴム等の弾性体から構成されたもの、ポリ
エステル系ポリウレタン、或いはポリエーテル系ポリウ
レタン等から構成されたもの、或いはポリエステル系、
ポリアミド系、ポリブチレン系等の合成繊維フィラメン
ト糸に適宜の捲縮加工を施して伸縮性を付与したもの等
が使用可能である。また、これらの素材、繊度、断面形
状、フィラメント数等は特に限定されるものではない。
一方、本発明に使用される紡績糸は、天然繊維、合成繊
維、或いはそれ等の混合されたものからなる紡績糸であ
り、通常ストレッチ性は有しないものである0代表的な
繊維としては、ポリアミド系、ポリエステル系あるいは
メリアクリル系等の合成繊維で毛羽の長い紡績糸が好ま
しい。
維、或いはそれ等の混合されたものからなる紡績糸であ
り、通常ストレッチ性は有しないものである0代表的な
繊維としては、ポリアミド系、ポリエステル系あるいは
メリアクリル系等の合成繊維で毛羽の長い紡績糸が好ま
しい。
次に本発明におけるストレッチ性紡績糸の製造方法につ
いて説明する。
いて説明する。
第2図は本発明のストレッチ性紡績糸の製造方法の一例
を示した工程概略図であり、紡績糸が巻かれているサプ
ライパッケージ5から解舒された紡績糸2は、ガイド7
、供給ローラ11を介して、撚回被覆ゾーンAに供給さ
れる。
を示した工程概略図であり、紡績糸が巻かれているサプ
ライパッケージ5から解舒された紡績糸2は、ガイド7
、供給ローラ11を介して、撚回被覆ゾーンAに供給さ
れる。
デリベリ−ローラ11からAゾーンに供給される紡績糸
2は、デリベリ−ローラ15に対しオーバーフィード状
態で供給され、それと同時に該Aゾーンにはストレッチ
性を有する合成繊維糸1、例えばポリウレタンなどから
なる弾性繊維糸又は仮撚捲縮加工糸が供給ローラ12を
介して、実質的に一定に伸長された状態下で供給されて
、前記紡績糸2とともに撚回装置13に供給される。
2は、デリベリ−ローラ15に対しオーバーフィード状
態で供給され、それと同時に該Aゾーンにはストレッチ
性を有する合成繊維糸1、例えばポリウレタンなどから
なる弾性繊維糸又は仮撚捲縮加工糸が供給ローラ12を
介して、実質的に一定に伸長された状態下で供給されて
、前記紡績糸2とともに撚回装置13に供給される。
かかる撚回装置13としては、通常の仮撚を付与しうる
ちのであれば何でもより、普通のスピンドルピンクイブ
またはフリクションタイプの仮撚付与装置か、あるいは
旋回流体流を噴射する流体噴射旋回ノズルなどがあり、
その仮撚付与方法は特別に限定されることなく使用しう
る。
ちのであれば何でもより、普通のスピンドルピンクイブ
またはフリクションタイプの仮撚付与装置か、あるいは
旋回流体流を噴射する流体噴射旋回ノズルなどがあり、
その仮撚付与方法は特別に限定されることなく使用しう
る。
しかし、使用するストレッチ性を有する合成繊維糸およ
び紡績糸の種類により使い分けるのが好ましい、したが
って、例えばストレッチ性を有する合成繊維糸の繊度が
大きい場合には、例えば400以上のときはスピンドル
タイプの仮撚付与装置が適し、繊度が小さい場合、例え
ば300以下のときには、流体噴射旋回ノズルを用いる
のが適当である。
び紡績糸の種類により使い分けるのが好ましい、したが
って、例えばストレッチ性を有する合成繊維糸の繊度が
大きい場合には、例えば400以上のときはスピンドル
タイプの仮撚付与装置が適し、繊度が小さい場合、例え
ば300以下のときには、流体噴射旋回ノズルを用いる
のが適当である。
このようにして紡績糸とともに一定に伸長されたストレ
ッチ性を有する合成繊維糸lを撚回装置13に供給し、
仮撚を付与することによって、ストレッチ性を有する合
成繊維糸1を芯糸として、その周囲に紡績糸2が撚回し
てなる被覆構造の糸となるのである。このときAゾーン
では撚セント用の加熱ヒーターは使用しない。撚回装置
13を出た撚回被覆糸はデリベリ−ローラあるいはガイ
ド類などを介さず直ちに流体交絡処環ノズル14に導入
される。この工程が本発明の最も重要な部分をなす、こ
こで撚回装置13によって付与された仮撚は、一般的に
は撚回装置13を出た直後に解撚点があって一挙に解撚
されるものである。しかし芯糸となるものがストレッチ
性を存する合成繊維糸であること、および撚回している
紡績糸が大幅なオーバフィード供給になっていることか
ら解撚点が一点には定まらない上に、その直後にインタ
ーレース処理を施すため、空気圧による振動によって解
撚点が不均一となり解撚が阻止される。したがって糸の
長手方向に対して交互撚状撚回を有する交絡集束部分と
非交絡部分とが細かなピンチで生じるのである。交絡集
束箇所の存在頻度は前述の通り一定の荷重下で80個/
m以上とするのが好ましく、かかる条件を満足するよう
に撚回およびインターレース加工条件を設定するのが望
ましい。
ッチ性を有する合成繊維糸lを撚回装置13に供給し、
仮撚を付与することによって、ストレッチ性を有する合
成繊維糸1を芯糸として、その周囲に紡績糸2が撚回し
てなる被覆構造の糸となるのである。このときAゾーン
では撚セント用の加熱ヒーターは使用しない。撚回装置
13を出た撚回被覆糸はデリベリ−ローラあるいはガイ
ド類などを介さず直ちに流体交絡処環ノズル14に導入
される。この工程が本発明の最も重要な部分をなす、こ
こで撚回装置13によって付与された仮撚は、一般的に
は撚回装置13を出た直後に解撚点があって一挙に解撚
されるものである。しかし芯糸となるものがストレッチ
性を存する合成繊維糸であること、および撚回している
紡績糸が大幅なオーバフィード供給になっていることか
ら解撚点が一点には定まらない上に、その直後にインタ
ーレース処理を施すため、空気圧による振動によって解
撚点が不均一となり解撚が阻止される。したがって糸の
長手方向に対して交互撚状撚回を有する交絡集束部分と
非交絡部分とが細かなピンチで生じるのである。交絡集
束箇所の存在頻度は前述の通り一定の荷重下で80個/
m以上とするのが好ましく、かかる条件を満足するよう
に撚回およびインターレース加工条件を設定するのが望
ましい。
かかる本発明の方法を実施するに際し、インターレース
加工を施す流体交絡処理ノズル14は撚回装置13とデ
リベリ−ローラ15の間に配置され、かつできるだけ撚
回装置13に近い位置、すなわち解撚作用を阻止出来る
位置に設けるのが望ましい、このような位置としては、
撚回装置13の下流直後から20cm以内に設けるのが
最も効果的である。
加工を施す流体交絡処理ノズル14は撚回装置13とデ
リベリ−ローラ15の間に配置され、かつできるだけ撚
回装置13に近い位置、すなわち解撚作用を阻止出来る
位置に設けるのが望ましい、このような位置としては、
撚回装置13の下流直後から20cm以内に設けるのが
最も効果的である。
流体交絡処理ノズル14を出た糸は、デリベリ−ローラ
15、ガイド16を通って巻取ローラ17によりバフケ
ージ18に巻取られる。
15、ガイド16を通って巻取ローラ17によりバフケ
ージ18に巻取られる。
上述した工程において、デリベリ−ローラ11と15の
間の紡績糸2のフィード率はデリベリ−ローラ15の速
度に対して+3〜+20%の範囲内とするのが好ましい
、さらにまた、デリベリ−ローラ12より送り出される
ストレッチ性を有する合成繊維糸1は該繊維の特性に応
じた適当な伸長率を設定して撚回装置13に供給される
ようにすることが望ましい。
間の紡績糸2のフィード率はデリベリ−ローラ15の速
度に対して+3〜+20%の範囲内とするのが好ましい
、さらにまた、デリベリ−ローラ12より送り出される
ストレッチ性を有する合成繊維糸1は該繊維の特性に応
じた適当な伸長率を設定して撚回装置13に供給される
ようにすることが望ましい。
本発明のストレッチ性紡績糸においては、芯糸となるス
トレッチ性合成繊維糸の表示デニールに対して2mg/
dの荷重下で80個/m以上の交絡集束箇所を有し、そ
の集束部は交互撚状撚回状態を呈し、かつ10〜30%
のストレッチ性を有し、編織物などの布帛製造工程で受
ける強い緊張あるいは弛緩作用にも交絡集束箇所が破損
されることがない、このストレッチ性紡績糸は編織物に
加工した際には実際上良好な伸縮特性を有し、またイラ
ツキや俗に言う目ムキ等のない高品位の布帛にすること
ができる。
トレッチ性合成繊維糸の表示デニールに対して2mg/
dの荷重下で80個/m以上の交絡集束箇所を有し、そ
の集束部は交互撚状撚回状態を呈し、かつ10〜30%
のストレッチ性を有し、編織物などの布帛製造工程で受
ける強い緊張あるいは弛緩作用にも交絡集束箇所が破損
されることがない、このストレッチ性紡績糸は編織物に
加工した際には実際上良好な伸縮特性を有し、またイラ
ツキや俗に言う目ムキ等のない高品位の布帛にすること
ができる。
なお、本発明でいうストレッチ性とは、ストレッチ性紡
績糸に対して2mg/dの初荷重を与えたときの長さを
2゜とじ、0.1g/dの定荷重を与えたときの長さを
l、として次式によって求めたものを言う。
績糸に対して2mg/dの初荷重を与えたときの長さを
2゜とじ、0.1g/dの定荷重を与えたときの長さを
l、として次式によって求めたものを言う。
ストレッチ性を有する合成繊維糸、とじて400%以上
の伸度をもつ400ポリウレタン弾性糸、ポリブチレン
チレフタレ−) (PBT)仮撚加工糸(750)及び
ポリアミド仮撚加工糸(700)の3種をそれぞれ用い
、また紡績糸としてポリエステル/綿混50番手の紡績
糸を用いて、第2図に示すプロセスによりカバリング加
工を実施した。
の伸度をもつ400ポリウレタン弾性糸、ポリブチレン
チレフタレ−) (PBT)仮撚加工糸(750)及び
ポリアミド仮撚加工糸(700)の3種をそれぞれ用い
、また紡績糸としてポリエステル/綿混50番手の紡績
糸を用いて、第2図に示すプロセスによりカバリング加
工を実施した。
主要な加工条件および得られたストレッチ性紡績糸の糸
特性を第1表に示した。
特性を第1表に示した。
(以下余白)
〔発明の効果〕
以上述べた通りの本発明のストレッチ性紡績糸およびそ
の製造方法によれば、ストレッチ性が良好でかつカバリ
ング性に優れるとともに、従来の類似のものに比べて高
加工速度で低コストで製造することができる新規な構造
を有するストレッチ性紡績糸とその製造方法が提供され
る。また、本発明のストレッチ性紡績糸はゴルフパンツ
、ユニホーム、スキーズボン等の優れた素材として使用
することができる。
の製造方法によれば、ストレッチ性が良好でかつカバリ
ング性に優れるとともに、従来の類似のものに比べて高
加工速度で低コストで製造することができる新規な構造
を有するストレッチ性紡績糸とその製造方法が提供され
る。また、本発明のストレッチ性紡績糸はゴルフパンツ
、ユニホーム、スキーズボン等の優れた素材として使用
することができる。
第1図は、本発明のストレッチ性紡績糸をモデル的に示
した側面概略図である。第2図は本発明のストレッチ性
紡績糸の製造方法の一例を示した工程概略図である。 ■・・・ストレッチ性を有する合成繊維糸、2・・・紡
績糸、3・・・撚回の反転部分、4・・・交絡集束箇所
、11.15・・・デリベリ−ローラ、13・・・撚回
装置、14・・・流体交絡処理ノズル。 第1図
した側面概略図である。第2図は本発明のストレッチ性
紡績糸の製造方法の一例を示した工程概略図である。 ■・・・ストレッチ性を有する合成繊維糸、2・・・紡
績糸、3・・・撚回の反転部分、4・・・交絡集束箇所
、11.15・・・デリベリ−ローラ、13・・・撚回
装置、14・・・流体交絡処理ノズル。 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ストレッチ性を有する合成繊維糸を芯糸とし、その
周囲に鞘糸として紡績糸が撚回被覆してなる糸であって
、前記紡績糸がS方向撚回とZ方向撚回の交互ヨリ状態
を呈しているとともに、糸の長手方向に紡績糸の毛羽と
該芯糸との交絡集束箇所を間歇的に有していることを特
徴とするストレッチ性紡績糸。 2、芯糸の表示デニール×2mg/dの荷重下において
、80個/m以上の交絡集束箇所を有し、かつ10〜3
0%のストレッチ性を有する特許請求の範囲第1項記載
のストレッチ性紡績糸。 3、ストレッチ性を有する合成繊維糸と紡績糸とを同時
に撚回装置に供給して仮撚加熱を付与することにより前
記ストレッチ性を有する合成繊維糸に前記紡績糸を撚回
被覆せしめるとともに、この撚回装置を通過後の撚回被
覆糸にデリベリーローラなどを介することなく直ちに流
体交絡処理を施すことを特徴とするストレッチ性紡績糸
の製造方法。 4、紡績糸を3〜20%のオーバーフィード率で撚回装
置に供給する特許請求の範囲第3項記載のストレッチ性
紡績糸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14035386A JPS62299533A (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | ストレツチ性紡績糸およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14035386A JPS62299533A (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | ストレツチ性紡績糸およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62299533A true JPS62299533A (ja) | 1987-12-26 |
JPH0347337B2 JPH0347337B2 (ja) | 1991-07-19 |
Family
ID=15266853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14035386A Granted JPS62299533A (ja) | 1986-06-18 | 1986-06-18 | ストレツチ性紡績糸およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62299533A (ja) |
-
1986
- 1986-06-18 JP JP14035386A patent/JPS62299533A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0347337B2 (ja) | 1991-07-19 |
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