JP2621973B2 - 毛羽糸の製造方法 - Google Patents

毛羽糸の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明で糸スジが均一で、ピリングの良いマルチフィ
ラメント糸条からなる毛羽糸の製造方法に関する。
[従来技術] 従来、紡績糸が有する嵩高性をマルチフィラメント糸
条の毛羽糸によって達成しようとする試みが多数提案さ
れている。
その一つとして、マルチフィラメント糸条をブレード
で擦過しながら仮撚り加工又は撚糸する方法がある。し
かし、この方法は、上記ブレードに経時的な摩耗が発生
するため、毛羽糸の糸質が次第に変化し、糸長手方向に
太さむらを大きくするため、糸スジが一定しなく、また
強力も糸長手方向に一定せず、変動率が大きくなるとい
う欠点があった。
また、他の方法として、糸長手方向に沿って間欠的に
弱点を与えたマルチフィラメント糸条を仮撚り加工する
方法がある。しかし、この方法によって得られた毛羽糸
は毛羽に捲縮が付与されており、風合が画一的なものに
なってしまい、かつピリングを発生しやすくするという
欠点があった。
また、他の公知例として、特公昭43−14196号公報に
記載のように、フィルム状物質から糸条を製造する必要
がある。これは細幅にスリットしたフィルム状繊条体を
加熱緊張下で摩擦走行させ、フィブリル化させるもので
あるが、フィブリル化部分の絡みがほとんどなく、強力
が低く、強度の変動率も大きくなるという欠点があっ
た。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上述した従来の欠点を解消し、糸長
手方向の糸スジが均一であると共に、強力の変動率を小
さくし、かつ毛羽の集束性を良くしてピリングを起こり
にくくする毛羽糸の製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本発明の毛羽糸の製造方法は次の
構成を有する。
すなわち、先撚りを挿入したマルチフィラメント糸条
をガイドに巻き掛け、該ガイドに向かう往路側と戻る復
路側との両糸条を緊張下に互いに結ぶことなく交錯さ
せ、該糸条どうしの交錯によって往復両糸条に合計180
゜以上の捩じれと扱きを与えることにより、構成フィラ
メント単糸の一部を切断して毛羽糸化することを特徴と
する毛羽糸の製造方法である。
まず本発明により得られる毛羽糸の構成から説明する
ならば、マルチフィラメント糸条は特に限定されない
が、好ましくはポリエステル、ナイロンなどの熱可塑性
合成フィラメントが使用される。糸品種としては単繊維
フィラメントの本数が多く、例えば75デニールの単糸で
あれば24本以上が、又単繊維フィラメントのデニールは
細い方が、例えば75デニールの単糸であれば3デニール
以下が、さらに断面形状は丸型より八角形が、八角形よ
り五角形が、五角形より三角形が、一般的には異形化の
大きいものがそれぞれ毛羽数を多くするために適してい
る。その他、収縮差混織後、デニールミックス系、シッ
クアンドシン糸、等を用いて表面効果やふくらみを付与
することもできる。
毛羽糸の構成糸条は単糸あるいは品種の異なる複合糸
であってもよい。このように供給する糸条は生糸のほか
に仮撚糸、空気噴射糸等の嵩高加工糸のいずれであって
もよい。
このマルチフィラメント糸条は長手方向に沿ってフィ
ラメント単糸がランダムに切断され、それによって第1
図に示すように糸条表面に毛羽、たるみ、ループからな
る突出糸部を多数形成し、スパンライクの嵩高性を呈す
るようになっている。
ここで、毛羽とは、第4図Aに示すy1のように、マル
チフィラメント糸条Yの表面から糸端を有するように突
出したフィラメント単糸のことであり、たるみとは第4
図Bに示すy2のようにマルチフィラメント糸条Yの表面
から弛緩した状態に突出する無端のフィラメント単糸の
ことであり、またループとは第4図Cに示すy3のよう
に、上記たるみy2よりは大きく突出して捩回しているフ
ィラメント単糸のことである。
本発明においては、上記マルチフィラメント糸条に実
撚りが与えられていることが要件であるが、このマルチ
フィラメント糸条に与えられた実撚りは上記毛羽、たる
み、ループからなる突出糸部に絡んで糸条表面に拘束状
態にする作用を行っている。
このように実撚りが突出糸部を糸条に対して拘束する
ことによって、突出糸部が糸条から素抜けることを防止
し、毛羽糸を構造的に安定した状態にする。そのため、
糸スジが糸長手方向に均一化し、切断糸強度が2.5g/d以
上にもなる強力の向上と、かつ強力の変動率を小さくす
るようになるのである。また、この安定構造によって糸
ムラによる「イラツキ」やピリングの発生を防止するよ
うになるのである。
この実撚り挿入数が多くなると、毛羽糸の強力はさら
にアップすることができ、特に先撚挿入数を多くすると
毛羽足を一層短くすることができ、突出糸部の素抜けの
防止やピリング防止の効果をより向上し、また糸長手方
向の糸スジの均一化や強力変動率の低減化を図ることが
できる。
また、本発明においては、上記突出糸部に占める毛羽
の量が多いものほど好ましい。この毛羽の量としては、
突出糸部を形成する毛羽、たるみ、ループの総数の少な
くとも50%を占めるようにすることが必要である。この
毛羽量が突出糸部の総数の50%より少なくては、たるみ
やループによって占められるので、外観上の糸スジが悪
くなり、スパンライクな風合もソフトさがなくなるため
好ましくない。
なお、本発明において突出糸部の総数に対する毛羽の
割合とは、次のようにして測定算出されたものを意味す
る。
すなわち、試長を1インチ採取し、それを10倍以上に
拡大した投影側面写真において、1インチ当りの毛羽、
たるみ、ループ数をそれぞれ実測し、それらの総合計数
Nに対する毛羽の数n1の比(n1/N)から算出するもので
ある。但し、試料の採取は10回とし、それらの平均値を
算出したものである。
本発明により得られる毛羽糸は、前述したようにマル
チフィラメント糸条に先撚りが挿入されているが、好ま
しくはさらに追撚が施されている。この追撚方向は先撚
りと同方向あるいは逆方向であってもよい。同方向への
追撚は毛羽糸強力の向上やピリングの防止に、逆方向へ
の追撚は毛羽糸の嵩高性向上をはかることができる。
なお、この場合、追撚撚り数は容易に解撚することが
できるが、先撚り数は毛羽やたるみ、ループが絡むので
容易に解撚されない性質をもっている。
次に本発明の毛羽糸を製造する方法について説明する
ならば、前述したようにマルチフィラメント糸条に予め
先撚りを施し、その先撚りを与えた糸条をガイドに巻き
掛け、ガイドに向かう往路側の糸条と戻る往路側の糸条
とを緊張下に互いに結ぶことなく交錯させ、それら両糸
条に捩じれと扱きとを与えることにより、マルチフィラ
メント糸条の表面に毛羽、たるみ、ループからなる突出
糸部を形成せしめることで製造することができる。
この製造方法において、マルチフィラメント糸条の交
錯処理に先立って、予め与える先撚りは非常に重要であ
る。このような先撚りを行うことによって、次の交錯処
理時の扱きによってネップの発生や毛羽足の長くなるの
を防止し、また糸強力のバラツキの平均化と強力低下の
阻止、毛羽質の悪化を抑制することができるようにな
る。また、このような抑制効果は交錯処理後に、再び追
撚処理を行うことによって一層向上させることができ
る。
ここで挿入する先撚り数は、例えば75デニールのポリ
エステル糸であれば、200T/m以上が好ましいが、800T/m
以上になれば撚り止めセットを施して用いることが好ま
しい。
追撚数は、ピリングや用途によって異なるが、スパン
ライク風合狙いでは、例えば300〜800T/m、強撚では100
0〜2500T/mが好ましい。なお、マルチフィラメント糸の
デニールが細くなれば挿入撚り数は多く、太くなれば少
なくなるよう適宜変更する必要がある。
本発明では交錯処理をマルチフィラメント糸条を走行
させながら糸一糸同士で行わせるようにし、相互の糸を
経時的に絶えず変化するようにする。そのため、従来の
ブレードを使用するもののように経時的な摩耗による糸
質変化をもたらすことはない。
この糸一糸同士の交錯処理は緊張下に行う必要があ
る。この緊張下における交錯処理によってマルチフィラ
メント糸条に捩じれと扱きとを与えることにより、フィ
ラメント単糸の一部に毛羽、たるみ、ループなどを形成
することができる。この緊張を与えるときの張力として
は、復路側において少なくとも0.5g/d以上、往路側にお
いて0.2g/d以上であることが好ましい。
また、本発明において交錯処理によって付与する捩じ
れは、好ましくは少なくとも180゜以上にし、さらに好
ましくは360゜以上である。
このように交錯処理において180゜以上の捩じれを与
えることによって、糸条外周の半周以上を相手方の糸条
と摩擦接触させることができ、それによってフィラメン
ト単糸の切断を糸長手方向および単糸間でランダム化さ
せることができる。したがって、この切断のランダム化
によって糸スジを一層均一化することができるようにな
るのである。
捩じり方については先撚り撚り方向と交錯の捩じり方
向を同一方向にすることが好ましい。これは撚方向と捩
じり方向とを同じにすることによって毛羽の発生数を増
加させ、しかも毛羽足を短くすることができる。逆方向
では毛羽数が少なく、糸スジがよくないのである。
具体的な製造方法を図面に従って説明する。
第3図は本発明の製造方法を実施する工程の一例を示
すものである。まずマルチフィラメント糸条にダウンツ
イスター又はアップツイスター、ダブルツイスター等の
撚糸機で先撚りを挿入する。単糸又は複数糸を用いたも
のであるが、意匠撚糸の撚挿入であっても良い。
先撚り挿入原糸1を、供給ローラ2より供給しデリベ
リーローラ4との間に設置された交錯処理用のガイドロ
ーラ3において交錯処理を施し、ノズル5で流体処理後
デリベリーローラ6を介し巻取チーズ7に巻上げる。
巻上げたチーズに追撚を施すためには、先撚りの挿入
と同様の撚糸機を用いて行なうがダウンツイスターと工
程を直結してもよい。
又毛羽糸と他のフィラメント糸あるいはスパン糸など
との混織も行なうことができる。
このような毛羽糸の製造工程において、交錯処理をさ
らに詳細に説明するならば、先撚りを与えられたマルチ
フィラメント糸条Y′は、次いで供給ローラ2,4の間を
緊張下に走行するとき、その途中で第2図に示すように
ガイドローラ8に巻き掛けられる。この巻き掛けにおい
て、ガイドローラ8に向かう往路側の糸条Yaと復路側の
糸条Ybとが互いに結ぶことなく交錯させられ、その交錯
点Pにおいて双方の糸条Ya、Ybに強い捩じりと扱きとが
与えられるように糸−糸擦過を施す。
上記交錯処理により、往路側の糸条Yaは復路側の糸条
Ybと交錯することにより約90゜の捩じりが与えられ、ま
た復路側の糸条Ybにも往路側の糸条Yaと交錯することに
より約90゜の捩じりが与えられる。したがって、マルチ
フィラメント糸条Y′が交錯点Pを往復して通過するこ
とにより、合計して約180゜の捩じりが与えられること
になる。
マルチフィラメント糸条Y′はこのように上記交錯点
Pで捩じられながら表面を扱かれることによりフィラメ
ント単糸の一部が切断され、毛羽になったり、たるんだ
り、あるいはループになったりする。このような交錯処
理において、上記交錯点Pでの捩じりと扱き作用を安定
化させるには、第2図に示すように交錯点Pの内側にピ
ン22またはローラを配置するようにするとよい。さらに
好ましくは、交錯点Pの供給側に案内用のローラ21また
はピンを配置すると共に、糸出側にも案内用のローラ23
またはピンを配置し、後者を矢印の方向の移動させるこ
とによって入手角θを変更調整することもできる。
上述のように交錯処理によって毛羽、たるみ、ループ
からなる突出糸部がフィラメント糸条に与えられる。
使用するフィラメント糸条としては、前述した種類以
外に生糸の切断強度が高い糸種が好ましい。例えば、ポ
リエステルフィラメント糸であれば、6.0g/d以上の高強
力糸が適している。
この用途としては例えば3糸条引揃えて上撚りを加
え、3子撚りとしてミシン糸に向けることができる。
なお切断強力の低い糸種では、糸加工性の低下と糸強
力低下による後工程通過性不良が起こり、好ましくない
のである。
次に交錯処理することによって発生した毛羽、たる
み、ループは後工程のガイドやバーで扱きや屈曲を与え
ると毛羽が堆積し、糸切れやガイドつまり等の工程通過
性を低下させたり、糸ムラを作ることになるので、交錯
処理後に空気等の流体で処理し、浮游しやすい毛羽、ル
ープ、たるみをあらかじめ除去することによって上記の
問題点を解決することができる。
流体処理は吸引もしくは噴射のいずれであってもよい
が、アスピレーター等の吸引の方が浮游繊維を取り除く
ことに関して好ましい方法であるが、コストや設備の点
から実用上は圧空ノズルの噴射によって、毛羽等を吹き
飛ばす方法が適している。
[本発明の効果] 上述したように、本発明により得られるマルチフィラ
メント糸条からなる毛羽糸によれば、糸長手方向の糸ス
ジが均一である。擦過体を用いていないので経時的な毛
羽の発生変化が起こらない。よってネップ、糸の太さム
ラはほとんど起こらなくて極めてスムースなフィラメン
ト糸に近い糸スジが得られる。
集束手段として実撚りを用いているので、交絡処理の
ような「イラツキ」や「カスリ」等のムラは発生しない
のである。
糸スジがフィラメント糸のようにスムースであるた
め、強力変動率が小さい。これは擦過体を用いると擦過
部のわずかな変化が強力に影響を与えるが、本発明では
擦過体を用いないので変化がなく、このような効果が得
られるのである。
本発明により得られる毛羽糸は実撚を施してあるので
ピリングの発生を押えることができる。
特に追撚を施すことによりその効果は著しく改善する
ことができる。なお先撚りにおいてもその効果は認めら
れるが、毛羽長さを調整する方に効果が大きい。
さらに実撚りを有することから「ドレープ性」が良
く、[張り]・「腰」などの風合も改善される。
[実施例] 以下に実施例を説明するが、この実施例中の強力変動
率とは、次のようにして測定されたものを意味する。
すなわち、強力を施行数n=5で測定して平均値Xを
求め、このn=5の中の範囲において、R=最大−最小
を求める。また、 n(5)=[R/X]×100(%) を算出する。そして、このn(5)を10回求め、これら
10回の値の平均値を以て、強力変動率(%)とした。
実施例1〜3 第3図に示すような製造工程に従って、75デニール、
36フィラメントの異収縮、三角断面のポリエステルマル
チフィラメント糸条を、2糸条引揃えてS方向に300T/m
の先撚りを施し、次いで走行速度300m/min、往路側40
g、復路側125gの高張力下にガイドローラに巻き掛け、
その往路側の糸条と復路側の糸条とを互いに結ぶことな
く交錯させることにより、約360゜の捩じりと扱きとを
与え、後1.5kg/cm2の圧空処理を行ない次いでS方向に5
00T/mの追撚を施して毛羽糸を製造した。
得られた毛羽糸は多数の毛羽、たるみ、ループなどの
突出糸部を表面に有しており、かつそのうちの毛羽が占
める割合は65%であった。また、この毛羽糸は毛羽足が
短く、糸長手方向に糸むらが少なく糸スジが均一になっ
ていた。また、強力の変動率は5.8%であり、非常に小
さいものであった。糸の強伸度および沸水収縮率特性は
下記の表の通りであった。
なお得られた毛羽糸を下記条件で製織し染色加工し
た。
タテ糸 ポリエステルフィラメント糸 75デニール72フィラメントの三角断面糸 ヨコ糸 毛羽糸 密 度 120×90(本/インチ) 得られた製品の風合はシルキースパンライクに優れ外
観の糸ムラの目立たなく、ピリングは3級レベル以上で
あった。
実施例1について、毛羽割合は約65%あり強度変動率
も小さい。
実施例2について、追撚を加えると強度変動率はさら
に小さく毛羽割合は増加する。これはタルミやループが
追撚によって集束したと考えられる。
実施例3について、先撚り数を多くすると、毛羽割合
は極めて多くなり、毛羽感が強くなる。
実施例4 第3図に示すような製造工程に従って、70デニール、
48フィラメントのポリエステルマルチフィラメント糸条
にS方向900T/mの先撚りを施し、走行速度300m/min、往
路側24g、復路側70gの高張力下にガイドローラに結ぶこ
となく巻き掛け、交錯処理後、15g下で1.5kg/cm2の圧空
にて浮游しやすい羽羽等を吹き飛ばし、チーズに巻き取
り毛羽糸を製造した。得られた毛羽糸の特性は次の通り
である。
毛羽が占める割合 75% 強力の変動率 3.0% 毛羽数 5コ/インチ
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による毛羽糸の一例を示す外観図、第2
図は本発明の製造方法における交錯処理部の一例を示す
斜視図、第3図は本発明の毛羽糸の製造方法の一実施例
を示す工程図、第4図A,B,Cは同毛羽糸の表面を形成す
る毛羽、たるみ、ループを模式的に示す説明図である。 1:原糸 2:供給ローラ 3:交錯処理ローラ 4:デリベリーローラ 5:ノズル 6:デリベリーローラ 7:チーズ 8:ガイドローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−61430(JP,A) 特開 昭61−296132(JP,A) 特公 昭51−31300(JP,B2) 特公 昭47−30735(JP,B1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先撚りを挿入したマルチフィラメント糸条
    をガイドに巻き掛け、該ガイドに向かう往路側と戻る復
    路側との両糸条を緊張下に互いに結ぶことなく交錯さ
    せ、該糸条どうしの交錯によって往復両糸条に合計180
    ゜以上の捩じれと扱きを与えることにより、構成フィラ
    メント単糸の一部を切断して毛羽糸化することを特徴と
    する毛羽糸の製造方法。
  2. 【請求項2】交錯処理後、追撚を施すことを特徴とする
    請求項1記載の毛羽糸の製造方法。
  3. 【請求項3】交錯処理後、流体処理することを特徴とす
    る請求項1または2記載の毛羽糸の製造方法。
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