JPS62298026A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPS62298026A
JPS62298026A JP14215586A JP14215586A JPS62298026A JP S62298026 A JPS62298026 A JP S62298026A JP 14215586 A JP14215586 A JP 14215586A JP 14215586 A JP14215586 A JP 14215586A JP S62298026 A JPS62298026 A JP S62298026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferromagnetic material
substrate
gas
distance
ferromagnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP14215586A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Niimi
秀明 新見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
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Publication of JPS62298026A publication Critical patent/JPS62298026A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Thin Magnetic Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は強磁性金属薄膜層を磁気記録層とする磁気記
録媒体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
強磁性金属薄膜層を磁気記録層とする磁気記録媒体は、
通常、ポリエステルフィルムなどの基体を真空槽内に取
りつけた円筒状キャンの周側面に沿って移動させ、この
基体に強磁性材を真空蒸着するなどしてつくられており
、耐食性、耐久性および電磁変換特性を良好にするため
、強磁性材の蒸気流を斜めに入射して蒸着するとともに
、近傍から強磁性材の蒸気流に向かって酸素ガスを導入
することが行われている。(特開昭58−41439号
、特開昭58−83327号、特開昭58−83228
号、特開昭58−37843号)〔発明が解決しようと
する問題点〕 ところが、強磁性材の蒸気流を斜め入射蒸着するととも
に、近傍から強磁性材の蒸気流に向かって酸素ガスを導
入する方法では、導入した酸素ガスの一部が強磁性材の
蒸気流と衝突して散乱し、強磁性材と反応することなく
真空槽内へ拡散して真空槽内の真空度が低下するため、
強磁性材を加熱蒸発するのに使用する電子銃の放電が生
じやすくなり、強磁性金属薄膜層の連続形成に支障をき
たして、強磁性材が蒸着されない部分が発生するという
難点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明はかかる欠点を改善するため種々検討を行った
結果なされたもので、真空雰囲気内で、移動する基体に
強磁性材蒸発源で加熱蒸発した強磁性材の蒸気流を差し
向けると同時に、基体の被蒸着面と強磁性材蒸発源とを
結ぶ空間内から、強磁性材の蒸気流と平行に基体に酸化
性ガスを吹きつけることによって、導入した酸化性ガス
と強磁性材の蒸気流との衝突散乱を効果的に抑制し、酸
化性ガスを強磁性材と良好に反応させて、蒸着中の酸化
性ガス導入による真空度の低下を抑制したものである。
その結果、強磁性材を加熱蒸発するのに使用する電子銃
の放電が著しく減少し、強磁性金属薄膜層の連続形成に
支障をきたして強磁性材が蒸着されない部分が発生した
りすることもなく、良好に強磁性金属薄膜層が連続形成
される。
以下、図面を参照しながらこの発明について説明する。
第1図はこの発明で使用する真空蒸着装置の断面図を示
したものであり、1は真空槽でこの真空槽1の内部は排
気系2により所定の真空度に保持される。3は真空槽1
の中央部に配設された円筒状キャンであり、ポリエステ
ルフィルム等の基体4は原反ロール5よりこの円筒状キ
ャン3の周側面に沿って移動し、巻き取りロール6に巻
き取られる。この間円筒状キャン3の周側面に沿って移
動する基体4に対向して真空槽1の下部に配設された強
磁性材蒸発源7で強磁性材8が加熱蒸発され、この蒸気
流Aが円筒状キャン3の下方に配設された防着板9の作
用で基体4に斜め入射蒸着される。このとき同時に円筒
状キャン3と強磁性材蒸発源7との間に配設されたガス
導入口10から、酸化性ガスが強磁性材の蒸気流Aと平
行に基体4に吹きつけられる。
ここで、ガス導入口10は、第2図に示すように、基体
4の被蒸着面41と強磁性材蒸発源7とを結ぶ空間内の
蒸気流A内に設置され、ガス導入口10と基体4のガス
吹きつけ位置41aとの距離lを、強磁性材蒸発源7と
基体4のガス吹きつけ位置41aとの距離りの1/20
〜1/2の範囲内となるようにしである。しかして、ガ
ス導入口10から円筒状キャン3の周側面に沿って移動
する基体4の被蒸着面41に向かって、酸化性ガスが吹
きつけられる際1、酸化性ガス流の周囲がほとんど強磁
性材の蒸気流となるため、酸化性ガス流がある程度法が
りをもって基体4の被蒸着面41に向かっても、大部分
を強磁性材と反応させることができる。またガス導入口
10を充分に小さくするとともに、基体4のガス吹きつ
け位置41aとの距離lを、強磁性材蒸発源7と基体4
のガス吹きつけ位置41aとの距離りの1/20〜1/
2の範囲内となるようにしているため、ガス導入口10
の影へ強磁性材の蒸気流Aが充分にまわりこみ、また、
強磁性材の蒸着による導入口10の急激な肥大を防止で
きる。従って強磁性材の連続的な成長が良好に行われて
強磁性材が蒸着されない部分が発生したりすることもな
く、良好に連続した強磁性金運薄膜層が形成される。こ
れに対し、ガス導入口10と基体4のガス吹きつけ位置
41aとの距離lを、強磁性材蒸発源7と基体4のガス
吹きつけ位置41aとの距離りの1/20より小さくす
ると、導入口10が強磁性材の蒸気流Aを遮蔽し、強磁
性材が連続的に成長した強磁性金運薄膜層が得られない
。またガス導入口10と基体4のガス吹きつけ位置41
aとの距離lを、強磁性材蒸発源7と基体4のガス吹き
つけ位置41aとの距離りの1/2より大きくすると、
ガス導入口10が強磁性材の蒸着により急激に肥大して
、蒸気流Aを遮蔽し、強磁性材が連続的に成長した強磁
性金属薄膜層が得られない。
酸化性ガスとしては、酸素ガスが良好なものとして使用
され、この他酸素ガスに他のガスを混合したものも好適
に使用される。
基体としては、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミド
等一般に使用されている高分子成形物からなるプラスチ
ックフィルムおよび銅などの非磁性金属からなる金属フ
ィルムが使用され、また、強磁性金属薄膜層を形成する
強磁性材料としては、CO% N i % F eなど
の強磁性金属単体の他、これらの強磁性金属単体を少な
くとも1種含む合金あるいは酸化物、およびCo−P、
Co−N1−Pの如き強磁性金属との化合物など、一般
に真空爆着に使用される強磁性材料がいずれも使用され
る。
また、磁気記録媒体としては、ポリエステルフィルム、
ポリイミドフィルムなどのプラスチックフィルムを基体
とする磁気テープ、プラスチックフィルム、アルミニウ
ム板およびガラス板等からなる円盤やドラムを基体とす
る磁気ディスクや磁気ドラムなど、磁気ヘッドと摺接す
る構造の種々・の形態を包含する。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1 第1図および第2図に示す真空蒸着装置を使用し、厚さ
12μmのポリエステルフィルム4を、原反ロール5よ
り円筒状キャン3の周側面に沿って移動させ、巻き取り
ロール6に巻き取るようにセットするとともに、強磁性
材蒸発源7内にコバルト−ニッケル合金(重量比80:
20)8をセットした。また、ガス導入口10とポリエ
ステルフィルム4のガス吹きつけ位置41aとの距離2
が、強磁性材蒸発源7とポリエステルフィルム4のガス
吹きつけ位置41aとの距離りの1/3となる位置にガ
ス導入口10をセントし、排気系2で真空槽1内を約5
X10−6トールにまで真空排気した。次いで、ガス導
入口10から酸素ガスを200 ml/minの流量で
導入し、コバルト−ニッケル合金8を加熱蒸発させて、
ポリエステルフィルム4の走行速度10 m/min 
、最低入射角50度で斜め入射薄着を行い、ポリエステ
ルフィルム4上にコバルト−ニッケル合金からなる厚さ
1500人の強磁性金属薄膜層を長さ2000mにわた
って形成した。
実施例2 実施例1において、ガス導入口10のセント位置を、ガ
ス導入口10とポリエステルフィルム4のガス吹きつけ
位置41aとの距離lが、強磁性材蒸発源7とポリエス
テルフィルム4のガス吹きつけ位置41aとの距離りの
1/10となる位置に変更した以外は実施例1と同様に
して強磁性金属薄膜層をつくった。
比較例1 実施例1において、ガス導入口10のセント位置を、ガ
ス導入口10とポリエステルフィルム4のガス吹きつけ
位置41aとの距離lが、強磁性材蒸発源7とポリエス
テルフィルム4のガス吹きつけ位置41aとの距MLの
1/30となる位置に変更した以外は実施例1と同様に
して強磁性金属薄膜層をつくった。
比較例2 実施例1において、ガス導入口10のセント位置を、ガ
ス導入口10とポリエステルフィルム4のガス吹きつけ
位置41aとの距離lが、強磁性材蒸発源7とポリエス
テルフィルム4のガス吹きつけ位置41aとの距MLの
2/3となる位置に変更した以外は実施例1と同様にし
て強磁性金属薄膜層をつくった。
比較例3 第1図に示す真空蒸着装置に代えて、第3図に示すよう
に、酸素ガス導入口10を防着板9と円筒状キャン3と
の間に配置した真空蒸着装置を使用し、酸素ガス導入口
10から強磁性材の蒸気流Aの入射角が最低となる部分
に酸素ガスを吹きつけた以外は、実施例1と同様にして
強磁性金属薄膜層を形成した。
各実施例および比較例において、強磁性材蒸着中の電子
銃の放電回数と真空槽内の真空度を測定し、また得られ
た強磁性金属薄膜層の200m部分と1800m部分に
おける強磁性金属薄膜層中の柱状粒子の連続性を調べた
。柱状粒子の連続性は、超薄切片法により強磁性金属薄
膜層を厚さ方向に薄くスライスした後、透過型電子顕微
鏡で観察し、判断した。
下記第1表はその結果である。
第1表 〔発明の効果〕 上記第1表から明らかなように、この発明の製造方法(
実施例1および2)によるものは、比較例3の製造方法
に比し、真空度が高くて、放電回数が少なく、このこと
からこの発明の製造方法によれば、蒸着中の酸素導入に
よる真空度悪化を低減できて、電子銃の放電回数を著し
く減少できることがわかる。またこの発明で得られた磁
気テープ(実施例1および2)は、比較例1および2で
得られた磁気テープに比し、強磁性金属薄膜層の連続性
がよく、このことからこの発明の製造方法によれば、強
磁性材柱状粒子の連続成長を損なうことなく、良好に連
続された強磁性金属薄膜層が形成されることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製造方法を実施するために使用する
真空蒸着装置の概略断面図、第2図は同要部拡大断面図
、第3図は従来の製造方法を実施するために使用する真
空蒸着装置の概略断面図である。 1・・・真空槽、3・・・円筒状キャン、4・・・基体
、7・・・強磁性材蒸発源、8・・・強磁性材、9・・
・防着板、10・・・ガス導入口、A・・・莫気流、L
・・・強磁性材蒸発源とガス吹きつけ位置との距離、l
・・・酸化性ガス導入口位置とガス吹きつけ位置との距
離第1図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、真空雰囲気内で、移動する基体に強磁性材蒸発源で
    加熱蒸発した強磁性材の蒸気流を差し向けると同時に、
    基体の被蒸着面と強磁性材蒸発源とを結ぶ空間内から、
    強磁性材の蒸気流と平行に基体に酸化性ガスを吹きつけ
    、酸化性ガスの導入口位置と基体のガス吹きつけ位置と
    の距離を、強磁性材蒸発源と基体のガス吹きつけ位置と
    の距離の1/20〜1/2の範囲内にすることを特徴と
    する磁気記録媒体の製造方法
JP14215586A 1986-06-17 1986-06-17 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPS62298026A (ja)

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ID=15308639

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009235545A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Toray Ind Inc 金属酸化物薄膜形成装置ならびに金属酸化物薄膜付きシートの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009235545A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Toray Ind Inc 金属酸化物薄膜形成装置ならびに金属酸化物薄膜付きシートの製造方法

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