JPS6229633Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6229633Y2 JPS6229633Y2 JP8404083U JP8404083U JPS6229633Y2 JP S6229633 Y2 JPS6229633 Y2 JP S6229633Y2 JP 8404083 U JP8404083 U JP 8404083U JP 8404083 U JP8404083 U JP 8404083U JP S6229633 Y2 JPS6229633 Y2 JP S6229633Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle vane
- housing
- control device
- actuator
- variable nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Control Of Turbines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は可変ノズルベーン付ターボ過給機の改
良に関する。
良に関する。
一般にターボ過給機においては、エンジン低速
回転時に十分なタービン入口圧を得ることができ
ないため、過給が行われないという不具合があつ
た。そこで、タービンの外周に沿つて配設されハ
ウジングに回動可能に支持された可変ノズルベー
ンを具備し、両可変ノズルベーンによりエンジン
の運転状況に応じて排ガス通路を絞ることによつ
て、エンジン低速回転時でも十分なタービン入口
圧を得ることができるように構成された可変ノズ
ルベーン付ターボ過給機が知られている。
回転時に十分なタービン入口圧を得ることができ
ないため、過給が行われないという不具合があつ
た。そこで、タービンの外周に沿つて配設されハ
ウジングに回動可能に支持された可変ノズルベー
ンを具備し、両可変ノズルベーンによりエンジン
の運転状況に応じて排ガス通路を絞ることによつ
て、エンジン低速回転時でも十分なタービン入口
圧を得ることができるように構成された可変ノズ
ルベーン付ターボ過給機が知られている。
このノズルベーンは、その回動軸方向端面とハ
ウジング内壁面との間隙を余り小さく設定してし
まうと運転中にノズルベーン自体の熱膨張とハウ
ジングの熱膨張の差あるいはノズルベーンを回転
自在に支持するハウジングの部分部分の熱膨張の
差によつて、該ノズルベーン端面とハウジング内
壁面に接触したりあるいはノズルベーンの回動軸
が傾いて同ノズルベーンの肩部がハウジング内壁
面に接触したりすることにより、同ノズルベーン
の回動が円滑に行われなくなつてしまう不具合が
生じる。
ウジング内壁面との間隙を余り小さく設定してし
まうと運転中にノズルベーン自体の熱膨張とハウ
ジングの熱膨張の差あるいはノズルベーンを回転
自在に支持するハウジングの部分部分の熱膨張の
差によつて、該ノズルベーン端面とハウジング内
壁面に接触したりあるいはノズルベーンの回動軸
が傾いて同ノズルベーンの肩部がハウジング内壁
面に接触したりすることにより、同ノズルベーン
の回動が円滑に行われなくなつてしまう不具合が
生じる。
逆にノズルベーンの回動軸方向端面とハウジン
グ内壁面との間隙を余り大きく設定してしまう
と、ノズルベーンを回動して排ガス通路を絞つた
位置に変位させても、該間隙から排ガスが漏洩し
てしまうために、十分なタービン入口圧を得るこ
とができないという不具合が生じる。
グ内壁面との間隙を余り大きく設定してしまう
と、ノズルベーンを回動して排ガス通路を絞つた
位置に変位させても、該間隙から排ガスが漏洩し
てしまうために、十分なタービン入口圧を得るこ
とができないという不具合が生じる。
本考案は上記に鑑み創案されたもので、タービ
ンの外周に沿つて配設されハウジングに回動可能
に支持された可変ノズルベーン、同可変ノズルベ
ーンを回動させてせの角度に保持するアクチユエ
ータ、およびエンジンの運転状況を感知するセン
サの出力信号を入力して上記可変ノズルベーンを
適切な角度に変位するべく上記アクチユエータを
作動させる制御装置を具備したものにおいて、上
記ハウジングの内壁部における上記ノズルベーン
の回動軸方向端面に対向する部分に設けられ、該
端面に対して当接位置および非当接位置に変位可
能な当接部材と、同当接部材と上記当接位置に向
けて付勢することができる。駆動装置とを備え、
上記駆動装置は、上記制御装置が上記アクチユエ
ータに上記ノズルベーンを回動させる信号を出さ
ないときにのみ同当接部材を上記当接位置に向け
て付勢するように構成されたことを特徴とする可
変ノズルベーン付ターボ過給機を要旨とする。
ンの外周に沿つて配設されハウジングに回動可能
に支持された可変ノズルベーン、同可変ノズルベ
ーンを回動させてせの角度に保持するアクチユエ
ータ、およびエンジンの運転状況を感知するセン
サの出力信号を入力して上記可変ノズルベーンを
適切な角度に変位するべく上記アクチユエータを
作動させる制御装置を具備したものにおいて、上
記ハウジングの内壁部における上記ノズルベーン
の回動軸方向端面に対向する部分に設けられ、該
端面に対して当接位置および非当接位置に変位可
能な当接部材と、同当接部材と上記当接位置に向
けて付勢することができる。駆動装置とを備え、
上記駆動装置は、上記制御装置が上記アクチユエ
ータに上記ノズルベーンを回動させる信号を出さ
ないときにのみ同当接部材を上記当接位置に向け
て付勢するように構成されたことを特徴とする可
変ノズルベーン付ターボ過給機を要旨とする。
以下、本考案の一実施例を添付図面に従つて詳
細に説明する。
細に説明する。
図中、符号２はターボ過給機を総括的に示し、
４はハウジング、６は同ハウジング４に支持され
たタービン、８はハウジング４内に形成されたタ
ービン６への排ガス流入路、１０はハウジング４
に回動自在に支持されタービン６の外周に沿つて
複数個配設されたノズルベーンである。ノズルベ
ーン１０は、第２図に示す如く、実線位置におい
ては通路面積１、２点鎖線位置においては通路
面積２を得ることができるものである。１２は
ノズルベーン１０を回動させてその角度に保持す
るアクチユエータ、１４はエンジンの回転数また
はアクセル開度等の運転状況を感知するセンサ、
１６は同センサ１４の出力信号を入力して可変ノ
ズルベーン１０を適切な角度に変位するべくアク
チユエータ１２を作動させる制御装置である。１
８はハウジング４の内壁部におけるノズルベーン
１０の回動軸方向端面１０ａに対向する部分に設
けられ該端面１０ａに対して当接位置および非当
接位置に変位可能な当接部材である。なお、同当
接部材１８が上記非当接位置にあるときの同当接
部材１８とノズルベーン１０の端面１０ａとの間
隙Ｓは、ノズルベーン１０の熱膨張とハウジング
４の熱膨張の差によつて同ノズルベーン１０の回
動軸方向の寸法がハウジング４よりも相対的に大
きくなつた場合でも、同当接部材１８とノズルベ
ーン１０の端面１０ａとが接触しない程度に保た
れている。２０は同当接部材１８にねじ２２によ
つて固定されたプレート、２４はハウジング４に
ねじ２６によつて固定されたカバー、２８は一端
をプレート２０に他端をカバー２４に夫々密封固
着された可撓性のあるベローズであつて、これら
プレート２０、カバー２４およびベローズ２８に
よつて室３０が形成される。そして、室３０が加
圧されたときは当接部材１８がノズルベーン１０
の端面１０ａに対する当接位置に向けて付勢され
る。３２はカバー２４に取付けられ室３０に連通
したジヨイントである。３４はエア供給源３６と
ベローズ２８内の室３０とを連通する通路、３８
は同通路３４に介装され、エア供給源３６と室３
０とを連通する第１位置と、エア供給源３６を閉
塞すると共に室３０を大気開放する第２位置とを
とることのできる電磁式の３方切換弁であ。この
３方切換弁３８は、制御装置１６の出力信号によ
つて作動され、制御装置１６がアクチユエータ１
２にノズルベーン１０を変位させる信号を出さな
いときには上記第１位置を保持し、同制御装置１
６がアクチユエータ１２にノズルベーン１０を変
位させる信号を出したときには上記第２位置を保
持するもので、この３方切換弁３８、エア供給源
３６および室３０によつて駆動装置４０が構成さ
れている。
４はハウジング、６は同ハウジング４に支持され
たタービン、８はハウジング４内に形成されたタ
ービン６への排ガス流入路、１０はハウジング４
に回動自在に支持されタービン６の外周に沿つて
複数個配設されたノズルベーンである。ノズルベ
ーン１０は、第２図に示す如く、実線位置におい
ては通路面積１、２点鎖線位置においては通路
面積２を得ることができるものである。１２は
ノズルベーン１０を回動させてその角度に保持す
るアクチユエータ、１４はエンジンの回転数また
はアクセル開度等の運転状況を感知するセンサ、
１６は同センサ１４の出力信号を入力して可変ノ
ズルベーン１０を適切な角度に変位するべくアク
チユエータ１２を作動させる制御装置である。１
８はハウジング４の内壁部におけるノズルベーン
１０の回動軸方向端面１０ａに対向する部分に設
けられ該端面１０ａに対して当接位置および非当
接位置に変位可能な当接部材である。なお、同当
接部材１８が上記非当接位置にあるときの同当接
部材１８とノズルベーン１０の端面１０ａとの間
隙Ｓは、ノズルベーン１０の熱膨張とハウジング
４の熱膨張の差によつて同ノズルベーン１０の回
動軸方向の寸法がハウジング４よりも相対的に大
きくなつた場合でも、同当接部材１８とノズルベ
ーン１０の端面１０ａとが接触しない程度に保た
れている。２０は同当接部材１８にねじ２２によ
つて固定されたプレート、２４はハウジング４に
ねじ２６によつて固定されたカバー、２８は一端
をプレート２０に他端をカバー２４に夫々密封固
着された可撓性のあるベローズであつて、これら
プレート２０、カバー２４およびベローズ２８に
よつて室３０が形成される。そして、室３０が加
圧されたときは当接部材１８がノズルベーン１０
の端面１０ａに対する当接位置に向けて付勢され
る。３２はカバー２４に取付けられ室３０に連通
したジヨイントである。３４はエア供給源３６と
ベローズ２８内の室３０とを連通する通路、３８
は同通路３４に介装され、エア供給源３６と室３
０とを連通する第１位置と、エア供給源３６を閉
塞すると共に室３０を大気開放する第２位置とを
とることのできる電磁式の３方切換弁であ。この
３方切換弁３８は、制御装置１６の出力信号によ
つて作動され、制御装置１６がアクチユエータ１
２にノズルベーン１０を変位させる信号を出さな
いときには上記第１位置を保持し、同制御装置１
６がアクチユエータ１２にノズルベーン１０を変
位させる信号を出したときには上記第２位置を保
持するもので、この３方切換弁３８、エア供給源
３６および室３０によつて駆動装置４０が構成さ
れている。
上記構成によれば、ノズルベーン１０と熱膨張
とハウジング４の熱膨張の差によつて同ノズルベ
ーン１０を軸方向寸法がハウジング４よりも相対
的に大きくなつた場合でも、またはノズルベーン
１０を支持するハウジング４の部分部分の熱膨張
の差によつて同ノズルベーン１０の回動軸線が傾
いた場合でも、制御装置１６がアクチユエータ１
２にノズルベーン１０を回動させる信号と出力し
たときは３方切換弁３８が上記第２位置を保持す
るので、室３０が大気開放されノズルベーン１０
への圧接による同ノズルベーン１０の作動妨害を
解消することができる。また、制御装置１６がア
クチユエータ１２にノズルベーン１０を回動させ
る信号を出力しないときは３方切換弁３８が上記
第１位置を保持し、室３０にエアが供給されて当
接部材１８がノズルベーン１０の端面１０ａに圧
接するので、同ノズルベーン１０の端面１０ａと
当接部材１８との間隙からの排ガスの漏洩を防止
することができる。
とハウジング４の熱膨張の差によつて同ノズルベ
ーン１０を軸方向寸法がハウジング４よりも相対
的に大きくなつた場合でも、またはノズルベーン
１０を支持するハウジング４の部分部分の熱膨張
の差によつて同ノズルベーン１０の回動軸線が傾
いた場合でも、制御装置１６がアクチユエータ１
２にノズルベーン１０を回動させる信号と出力し
たときは３方切換弁３８が上記第２位置を保持す
るので、室３０が大気開放されノズルベーン１０
への圧接による同ノズルベーン１０の作動妨害を
解消することができる。また、制御装置１６がア
クチユエータ１２にノズルベーン１０を回動させ
る信号を出力しないときは３方切換弁３８が上記
第１位置を保持し、室３０にエアが供給されて当
接部材１８がノズルベーン１０の端面１０ａに圧
接するので、同ノズルベーン１０の端面１０ａと
当接部材１８との間隙からの排ガスの漏洩を防止
することができる。
以上より明らかなように、本考案によれば上記
従来装置の不具合を解消することができ、エンジ
ンの性能を大巾に向上できるという効果を奏す
る。なお、上記実施例において駆動装置４０はエ
ア圧式であるが、機械式または油圧式とすること
も可能である。
従来装置の不具合を解消することができ、エンジ
ンの性能を大巾に向上できるという効果を奏す
る。なお、上記実施例において駆動装置４０はエ
ア圧式であるが、機械式または油圧式とすること
も可能である。
第１図は本考案の一実施例を示す断面図、第２
図は第１図のノズルベーン１０を右方から見た位
置説明図、第３図は第１図実施例の制御系を示す
説明図である。 ２……ターボ過給機、４……ハウジング、６…
…タービン、１０……ノズルベーン、１２……ア
クチユエータ、１４……センサ、１６……制御装
置、１８……当接部材、２８……ベローズ、３０
……室、３８……３方切換弁、４０……駆動装
置。
図は第１図のノズルベーン１０を右方から見た位
置説明図、第３図は第１図実施例の制御系を示す
説明図である。 ２……ターボ過給機、４……ハウジング、６…
…タービン、１０……ノズルベーン、１２……ア
クチユエータ、１４……センサ、１６……制御装
置、１８……当接部材、２８……ベローズ、３０
……室、３８……３方切換弁、４０……駆動装
置。
Claims (1)
- タービンの外周に沿つて配設されハウジングに
回動可能に支持された可変ノズルベーン、同可変
ノズルベーンを回動させてその角度に保持するア
クチユエータ、およびエンジンの運転状況を感知
するセンサの出力信号を入力して上記可変ノズル
ベーンを適切な角度に変位するべく上記アクチユ
エータを作動させる制御装置を具備したものにお
いて、上記ハウジングの内壁部における上記ノズ
ルベーンの回動軸方向端面に対向する部分に設け
られ、該端面に対して当接位置および非当接位置
に変位可能な当接部材と、同当接部材を上記当接
位置に向けて付勢することができる駆動装置とを
備え、上記駆動装置は、上記制御装置が上記アク
チユエータに上記ノズルベーンを回動させる信号
を出さないときにのみ同当接部材を上記当接位置
に向けて付勢するように構成されたことを特徴と
する可変ノズルベーン付ターボ過給機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8404083U JPS59188930U (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 可変ノズルベ−ン付タ−ボ過給機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8404083U JPS59188930U (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 可変ノズルベ−ン付タ−ボ過給機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59188930U JPS59188930U (ja) | 1984-12-14 |
| JPS6229633Y2 true JPS6229633Y2 (ja) | 1987-07-30 |
Family
ID=30213993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8404083U Granted JPS59188930U (ja) | 1983-06-02 | 1983-06-02 | 可変ノズルベ−ン付タ−ボ過給機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59188930U (ja) |
-
1983
- 1983-06-02 JP JP8404083U patent/JPS59188930U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59188930U (ja) | 1984-12-14 |
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