JPH0530431U - 過給機のウエストゲートバルブ装置 - Google Patents

過給機のウエストゲートバルブ装置

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JPH0530431U
JPH0530431U JP7849091U JP7849091U JPH0530431U JP H0530431 U JPH0530431 U JP H0530431U JP 7849091 U JP7849091 U JP 7849091U JP 7849091 U JP7849091 U JP 7849091U JP H0530431 U JPH0530431 U JP H0530431U
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JP
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sleeve
supercharger
peripheral surface
shaft
drive shaft
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Application number
JP7849091U
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English (en)
Inventor
俊光 今井
Original Assignee
日産デイーゼル工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過給機本体内の排気ガスが過給機のウエスト
ゲートバルブ本体の駆動軸支持部から外部に洩れるのを
極力防止することを目的とする。 【構成】 スウィングバルブシャフト10の第2シャフ
ト10bの過給機本体11壁内側の部位に、該第2シャ
フト10b外周面から張り出してスリーブ13の突出端
部周りを所定の隙間を介して取り囲む鍔部15を設け
る。鍔部15の内周面には、スリーブ13の突出端部外
周面の環状溝14と対向する多数の環状溝16を形成
し、スリーブ側環状溝14とスウィングバルブシャフト
側環状溝16とによって形成される迷路からなるラビリ
ンスシール部を設けるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、過給機のウエストゲートバルブ装置に関し、特に、バルブ本体の駆 動軸の回転支持部からの排気ガス洩れを防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの過給機は、エンジンから排気通路を介して排出された排気のエネル ギにより過給機の排気通路1に介装したタービン2を回転駆動し、このタービン 2の回転駆動により、吸気通路3に設けられ前記タービン2と軸結されたコンプ レッサ4を回転駆動し、過給空気をエンジンに供給する(図3参照)。
【0003】 このような過給機において、従来より、過給圧が設定した圧力を越えるのを防 止するため、タービン2の入口排圧をタービン2の下流側にバイパスして、ター ビン出力を低下させ、過給圧をコントロールする排気バイパス装置が知られてい る(実開昭61−5333号公報及び実開昭61−5334号公報等参照)。 この排気バイパス装置としてのウエストバルブ装置は、図3に示すように、タ ービン入口部に排気バイパス穴5を開設し、この排気バイパス穴5に円盤状のバ ルブ本体6を密着させる形でシールさせておき、排気をバイパスさせる時には過 給圧コントロールアクチュエータ7のロッド8でウエストゲートバルブレバー9 を回動し、スウィングバルブシャフト10を回動させて、バルブ本体6を開とし 、排気バイパス穴5を開放する。尚、前記アクチュエータ7は、コンプレッサ4 下流の圧力を圧力室7aに導き、この圧力が所定圧力以上となるとバルブ本体6 を開とするように作動する。
【0004】 ところで、従来、上記バルブ本体6の駆動軸であるスウィングバルブシャフト 10は、過給機本体11壁を貫通する支持孔12に嵌入取付された筒状のスリー ブ13に貫通支持するようにしている(図4参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のスウィングバルブシャフト10の支持構造に あっては、次のような問題点がある。 即ち、スウィングバルブシャフト10は高温になるため、該シャフト10外周 面とスリーブ13内周面との間のクリアランスをあまり小さくすると、シャフト 10外周面とスリーブ13内周面とが焼き付く虞があるため、前記クリアランス の縮小化には限度がある。このため、過給機本体11内の排気ガスが図4のA部 からシャフト10外周面とスリーブ13内周面との間のクリアランスを通って外 部に洩れる虞がある。
【0006】 そこで、本考案は以上のような従来の問題点に鑑み、過給機のウエストゲート バルブ装置において、バルブ本体の駆動軸外周面と該駆動軸を支持するスリーブ 内周面との間のクリアランス部の手前側に独特のシール機構を設けることにより 、過給機本体内の排気ガスが駆動軸外周面とスリーブ内周面との間のクリアラン スを通って外部に洩れるのを極力防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案の過給機のウエストゲートバルブ装置は、過給機のタービン に至る排気通路から分岐し該タービンをバイパスして排気出口側に連通する排気 バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブ装置であって、バルブ本体の駆動 軸を過給機本体壁を貫通する支持孔に嵌入取付された筒状のスリーブに貫通支持 してなる過給機のウエストゲートバルブ装置において、前記スリーブの過給機本 体壁内側の端部を前記支持孔から突出させ、該突出端部外周面に多数の環状溝を 形成する一方、前記駆動軸の前記過給機本体壁内側に位置する部位に、該駆動軸 外周面から張り出して前記スリーブの突出端部周りを所定の隙間を介して取り囲 む有底筒状の鍔部を設け、該鍔部の内周面に前記スリーブの突出端部外周面の環 状溝と対向する多数の環状溝を形成し、スリーブ側環状溝と駆動軸側環状溝とに よって形成される迷路からなるラビリンスシール部を設けた構成とする。
【0008】
【作用】
かかる構成において、駆動軸外周面とスリーブ内周面との間のクリアランス部 の手前側にラビリンスシール部を設けることにより、過給機本体内の排気ガスが 駆動軸外周面とスリーブ内周面との間のクリアランスを通って外部に洩れる量を 低減することができる。
【0009】 又、鍔部が排圧によって押圧されることにより、鍔部の内側端面がスリーブの 端面に当接すると共に、鍔部の先端面が過給機粘体内面に当接するため、鍔部の 内側端面とスリーブの端面との間の隙間及び鍔部の先端面と過給機粘体内面との 間の隙間が閉塞され、更に、排気ガスの洩れ量を低減することができる。
【0010】
【実施例】
以下、添付された図面を参照して本考案を詳述する。 図1及び図2において、バルブ本体の駆動軸であるスウィングバルブシャフト 10は、バルブ本体6側に連結された第1シャフト10aと、過給機本体11壁 を貫通する支持孔12に嵌入取付された筒状のスリーブ13に貫通支持される第 2シャフト10bとからなり、第2シャフト10bの過給機本体11壁から内側 への突出端部に第1シャフト10aの端部を嵌合することにより略L字形状に一 体化される。
【0011】 ここで、前記スリーブ13の過給機本体11壁内側の端部は前記支持孔12か ら突出され、この突出端部外周面には多数の環状溝14が形成される。 一方、スウィングバルブシャフト10の第2シャフト10bの過給機本体11 壁内側の部位には、該第2シャフト10b外周面から張り出して前記スリーブ1 3の突出端部周りを所定の隙間を介して取り囲む有底筒状の鍔部15が設けられ ている。この鍔部15は、一端部が閉塞され、この閉塞端部の中心部に貫通孔1 5aを形成した円筒部材を貫通孔15aをもって第2シャフト10b外周に嵌合 することによって形成される。かかる鍔部15の内周面には、前記スリーブ13 の突出端部外周面の環状溝14と対向する多数の環状溝16が形成される。この 結果、スリーブ側環状溝14とスウィングバルブシャフト側環状溝16とによっ て形成される迷路からなるラビリンスシール部が設けられる。
【0012】 尚、過給機本体11壁内面のスリーブ13突出端部周りに環状凹部17を設け 、この環状凹部17の内側に前記鍔部15の先端部を挿入するのが好ましい。こ の場合、鍔部15の先端部の端面及び外周面と環状凹部17内面との間に所定の 隙間が形成されるようにする。 かかる構成によると、スウィングバルブシャフト10外周面とスリーブ13内 周面との間のクリアランス部の手前側にラビリンスシール部を設けることにより 、過給機本体11内の排気ガスがスウィングバルブシャフト10外周面とスリー ブ13内周面との間のクリアランスを通って外部に洩れる量を低減することがで きる。
【0013】 又、鍔部15が図2の矢印に示す如く排圧によって押圧されることにより、鍔 部15の内側端面がスリーブ13の端面に当接すると共に、鍔部15の先端面が 環状凹部17の内端面に当接するため、鍔部15の内側端面とスリーブ13の端 面との間の隙間及び鍔部15の先端面と環状凹部17の内端面との間の隙間が閉 塞され、更に、排気ガスの洩れ量を低減することができる。
【0014】 この結果、スウィングバルブシャフト10外周面とスリーブ13内周面との間 のクリアランスをあまり小さくする必要がなくなり、スウィングバルブシャフト 10外周面とスリーブ13内周面とが焼き付く虞も回避できることになる。 尚、以上のように、特定の実施例を参照して本考案を説明したが、本考案はこ れに限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考案に 添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正 が可能であるとの点に留意すべきである。
【0015】 例えば、上記実施例においては、過給機本体11壁内面のスリーブ13突出端 部周りに環状凹部17を設け、この環状凹部17の内側に前記鍔部15の先端部 を挿入する構成としたが、特に、かかる構成にする必要はない。 尚、このように構成することによって、排気ガスがラビリンスシール部に至る 間に、鍔部15の先端部の端面及び外周面と環状凹部17内面との間に所定の隙 間からなる小断面積の通路が形成されることで、排気ガスの洩れをより効果的に 防止することができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、過給機のウエストゲートバルブ装置のバルブ本 体の駆動軸を過給機本体壁を貫通する支持孔に嵌入取付された筒状のスリーブに 貫通支持してなるものにおいて、前記駆動軸外周面とスリーブ内周面との間のク リアランス部の手前側に独特のシール機構を設けるようにしたから、過給機本体 内の排気ガスが駆動軸外周面とスリーブ内周面との間のクリアランスを通って外 部に洩れるのを極力防止することができ、ひいてはシャフト外周面とスリーブ内 周面とが焼き付く虞も回避できることになる実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る過給機のウエストゲートバルブ
装置の一実施例を示す断面図
【図2】 同上実施例の一部拡大断面図
【図3】 過給機の構成を示す断面図
【図4】 従来のウエストゲートバルブ装置の一例を示
す断面図
【符号の説明】
6 バルブ本体 10 スウィングバルブシャフト 11 過給機本体 12 支持孔 13 スリーブ 14 環状溝 15 鍔部 16 環状溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】過給機のタービンに至る排気通路から分岐
    し該タービンをバイパスして排気出口側に連通する排気
    バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブ装置であ
    って、バルブ本体の駆動軸を過給機本体壁を貫通する支
    持孔に嵌入取付された筒状のスリーブに貫通支持してな
    る過給機のウエストゲートバルブ装置において、前記ス
    リーブの過給機本体壁内側の端部を前記支持孔から突出
    させ、該突出端部外周面に多数の環状溝を形成する一
    方、前記駆動軸の前記過給機本体壁内側に位置する部位
    に、該駆動軸外周面から張り出して前記スリーブの突出
    端部周りを所定の隙間を介して取り囲む有底筒状の鍔部
    を設け、該鍔部の内周面に前記スリーブの突出端部外周
    面の環状溝と対向する多数の環状溝を形成し、スリーブ
    側環状溝と駆動軸側環状溝とによって形成される迷路か
    らなるラビリンスシール部を設けたことを特徴とする過
    給機のウエストゲートバルブ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2251533A1 (en) * 2008-02-26 2010-11-17 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Exhaust bypass valve for turbocharger
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