JPS622923Y2 - - Google Patents

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JPS622923Y2
JPS622923Y2 JP1978046832U JP4683278U JPS622923Y2 JP S622923 Y2 JPS622923 Y2 JP S622923Y2 JP 1978046832 U JP1978046832 U JP 1978046832U JP 4683278 U JP4683278 U JP 4683278U JP S622923 Y2 JPS622923 Y2 JP S622923Y2
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JP
Japan
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case
caulking
motor case
motor
lid
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JP1978046832U
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JPS54148808U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、モーターの電気ノイズが外部に漏れ
ることを軽減するためのモーターケースのシール
ド構造に関するものである。
例えば、直流モーターでは、整流子とブラシの
接片間、速度調整用機械式ガバナの接片間により
電気ノイズを放射し、これがラジオ受信機等のア
ンテナから侵入して放送の受信を妨害するから、
モーターからこのような電気ノイズが放射されな
いように何らかの方策を施す必要があつた。その
ため、従来のモーターでは、消弧素子を各接片間
に接続したり、モーターケースにシールド板を巻
いたり、シールドケースでモーター全体を囲んだ
り、さらに、例えば長波帯の受信機に対するノイ
ズ防止のためには二重にシールドケースを被せる
必要もあつて電気ノイズ対策に要する部品点数が
増え、モーターの形状が大きくなり、生産効率も
悪く、生産コストが高くなる欠点があつた。
ここで、本考案の実施例の説明に入る前に、従
来のモーターの構造を簡単に説明しておく。
第1図および第2図において、一端部が開放し
た円筒状モーターケース1の上記開放端部の内面
には、皿状の蓋体2が嵌め込まれ、二つの有頭ね
じ3,3が螺合することにより蓋体2がケース1
に固定されている。蓋体2はブラシ保持ケースを
兼ねていて、蓋体2から絶縁して立てられた二つ
の支柱4,4によりそれぞれブラシ5,5が片持
ち式に保持されている。その他の構成は一般のモ
ーターと同じであつて、ケース1と蓋体2の底部
中心部にはそれぞれ軸受部6,7が形成され、こ
れら軸受部間において回転軸8が支持され、回転
軸8上には回転子9および整流子10が一体に固
定されると共に、ケース1内には、回転子9を包
囲するように固定子磁石11が固定されている。
なお、符号12は速度調整用ガバナである。
第3図乃至第6図はケースと蓋体の結合構造の
別の例を示すもので、この場合、ブラシ保持板を
兼ねる蓋体22は円板状をなし、ケース1の開放
端部の内面に嵌め込まれている。ただし、蓋体2
2は二つの突部22a,22aを有していて、こ
れら突部がケース1の開放端部の切欠に嵌まるこ
とにより位置決めされるようになつている。こう
してケース1に蓋体22が嵌合された状態におい
て適宜の複数個所(第3図では3個所)に、第5
図に示されるようにケース表面に対して約30度の
角度でかしめが施され、かしめ部23が形成され
る。これにより蓋体22がケース1に一体に結合
されるのであるが、かしめの角度を上記のように
30度にした理由は、かしめ部の機械的強度を高く
保持しつつ、必要にして充分な蓋体22のケース
1に対する結合度を得るためである。その他の構
成は第1図および第2図の例と同じであるから、
相互に共通の部材には共通の符号を付して説明へ
省略する。
以上述べたような従来のケースと蓋体との結合
構造によれば、ケースと蓋体でなされるシールド
効果が充分でないから、初めに述べたような電気
ノイズが放射防止手段を別に施す必要がある。
本考案の目的は、簡単な方策を施すことによつ
て有効に電気ノイズの放射を防止しうるようにし
たモーターケースのシールド構造を提供すること
にある。
本考案の特徴は、モーターケースの開放周縁部
に平板蓋体を結合した状態において、上記ケース
開放周縁部に同ケース表面に対し約60度の角度で
複数個所にかしめ部を形成したことにある。
以下、前述の第3図、第4図および第7図乃至
第9図によつて本考案を説明する。本考案は第3
図、第4図、第7図および第8図に示されるよう
に、ブラシ保持板を兼ねる円板状蓋体22をケー
ス1の開放端周縁内部に嵌め込んだ状態におい
て、前記かしめ部23とは別に適宜の複数個所
(第3図では3個所)に、第7図に示されるよう
にケース1の表面に対して約60度の角度で、か
つ、第8図に示されるように平面形状が楔形で、
楔の尖端が蓋体22上に至るようにかしめを施
し、かしめ部33を形成して蓋体22を固着した
ものである。ただし、かしめ部はかしめの角度が
略60度であればよく、平面形状は必ずしも楔形に
する必要はない。そして、かしめ部33のかしめ
角度を60度とした場合、かしめ部の材料の歪が大
きく、このかしめ部33だけではケース1に対す
る蓋体22の固定強度が不足するから、第3図の
例のように従来より行われている角度約30度のか
しめ部23と併用することが好ましい。
第9図は本考案の特徴部分である角度約60度の
かしめ部33の個数とノイズレベルとの関係を示
すものである。ただし、第9図の例は、第3図の
ように従来より行われているかしめ部23を3個
所に設けた上でノイズレベルの変化を測定したも
のである。これによれば角度約60度のかしめ部3
3を3個所以上設けることにより放射ノイズレベ
ルを格段に低下させることができることが明らか
である。
このような効果は実験的に確認したものであつ
て理論的な理由はまだ明らかでないが、モーター
ケース1と蓋体22間の結合関係が強固になつて
両者間の導電度が良くなると共に、モーターケー
ス1と蓋体22とが全周にわたつてほぼ密着結合
状態となり、これにより両者間で閉ループがで
き、また、放射ノイズが外部へ出る隙間がなくな
ることによるものと思われる。また、かしめ角度
を約60度としたかしめ部33の尖端部が蓋体22
上に至らせると、かしめ部33においてモーター
ケース1と蓋体22の両者が塑性変形によつて両
者間の密着度が高くなり、電気的に導電度が良好
となつて互いに電位が等しくなることから、モー
ター内部の電気ノイズをモーターケース1と蓋体
22との電気的閉ループによつて消費させ、電気
ノイズが外部にまで放射できないように減衰させ
ることができるものである。因に、従来より行わ
れていた角度30度のかしめ部を増やしても、ノイ
ズの放射防止効果はほとんど向上しないことが実
験的に確認された。
なお、本考案に用いられているかしめ部33
を、モーター全体を遮幣するシールドケースとそ
の開放端に被せる側板との間にも施すことによ
り、さらにノイズ防止効果を向上させることがで
きる。
このように、本考案によれば、きわめて簡単な
方策を施すことによつてノイズの放射を有効に防
止することができ、従来のようにシールド板を使
う必要がないし、消弧素子も少なくすることがで
きるから、形状も小型化できるし、生産効率も向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のモーターの一例を示す平面図、
第2図は同上縦断面図、第3図は従来のモーター
の別の例に本考案を実施したものの例を示す平面
図、第4図は同上縦断面図、第5図は同上実施例
における従来のかしめ部を示す縦断面図、第6図
は同上平面図、第7図は第3図および第4図の実
施例における本考案に係るかしめ部を示す縦断面
図、第8図は同上平面図、第9図は本考案に係る
かしめ部の個数とノイズレベルとの関係を示すグ
ラフである。 1……モーターケース、2,22……蓋体、2
3,33……かしめ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モーターケースと、このモーターケースの開放
    端周縁内部に嵌合された平板蓋体とを有してな
    り、上記平板蓋体は、上記モーターケースの開放
    周縁部に形成された複数のかしめ部によつてモー
    ターケースにかしめ固着され、上記かしめ部は、
    モーターケースの表面に対する角度が約60度であ
    り、かつ、かしめ部の尖端部が上記蓋体上に至つ
    ていることを特徴とするモーターケースのシール
    ド構造。
JP1978046832U 1978-04-10 1978-04-10 Expired JPS622923Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978046832U JPS622923Y2 (ja) 1978-04-10 1978-04-10

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JP1978046832U JPS622923Y2 (ja) 1978-04-10 1978-04-10

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Publication Number Publication Date
JPS54148808U JPS54148808U (ja) 1979-10-16
JPS622923Y2 true JPS622923Y2 (ja) 1987-01-23

Family

ID=28927677

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JP1978046832U Expired JPS622923Y2 (ja) 1978-04-10 1978-04-10

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6013989B2 (ja) * 2013-07-25 2016-10-25 アスモ株式会社 回転電機及びその組立方法
JP2016174105A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 アスモ株式会社 電動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827307U (ja) * 1971-08-05 1973-04-02

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JPS54148808U (ja) 1979-10-16

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