JPS62292254A - 溶融金属容器の内張り構造 - Google Patents
溶融金属容器の内張り構造Info
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- JPS62292254A JPS62292254A JP13607886A JP13607886A JPS62292254A JP S62292254 A JPS62292254 A JP S62292254A JP 13607886 A JP13607886 A JP 13607886A JP 13607886 A JP13607886 A JP 13607886A JP S62292254 A JPS62292254 A JP S62292254A
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Landscapes
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
[産業上の利用分野]
本発明は、製銑・製鋼炉用溶融金属容器の内張り構造に
関する。
関する。
高炉出銑樋、混銑車、取鍋、真空脱ガス炉などの製銑・
製鋼炉用溶融金属容器は、一般に、鉄皮内側に裏張りの
耐火物を設けた後二内張りの耐火物を設けている。内張
りは、損傷すると取り換え、または継ぎ足しされる。こ
れに対し裏張りは、内張りの異常損傷などに備えて設け
られたもので、特に問題のないかぎり、取り換えられる
ことなく長期間使用される。
製鋼炉用溶融金属容器は、一般に、鉄皮内側に裏張りの
耐火物を設けた後二内張りの耐火物を設けている。内張
りは、損傷すると取り換え、または継ぎ足しされる。こ
れに対し裏張りは、内張りの異常損傷などに備えて設け
られたもので、特に問題のないかぎり、取り換えられる
ことなく長期間使用される。
一方、施工法の面では、内張りは従来のれんが積みから
不定形耐火物施工へ移行しつつある。不定形耐火物施工
は、作業性、作業環境、コストなどの点でレンガ積みに
比べて有利である。
不定形耐火物施工へ移行しつつある。不定形耐火物施工
は、作業性、作業環境、コストなどの点でレンガ積みに
比べて有利である。
しかし、不定形耐火物による内張りは投錨効果によって
裏張りと堅固に接着するため、内張りを解体する際、そ
の接着力で裏張りまで脱落させることがあり、内張り補
修の作業負荷、コストアップなどを招いている。
裏張りと堅固に接着するため、内張りを解体する際、そ
の接着力で裏張りまで脱落させることがあり、内張り補
修の作業負荷、コストアップなどを招いている。
本発明者らは、上記問題を解決するために種々検討した
ところ、内張りと裏張りとの間にぜい編層を存在させる
と、解体時に内張りは僅かな衝撃で剥離し、裏張りの損
傷もないことを知り、本発明を完成したものである。
ところ、内張りと裏張りとの間にぜい編層を存在させる
と、解体時に内張りは僅かな衝撃で剥離し、裏張りの損
傷もないことを知り、本発明を完成したものである。
本発明は、内張りおよび裏張りが中性または酸性の耐火
材を主材とした内張り構造において、前記内張りが粒径
5μm以下の耐火粒子を3〜15wt%含有した不定形
耐火物とし、かつ、前記の内張りと裏張りとの間に剥離
材を介在させたことを特徴とする溶融金属容器の内張り
構造である。
材を主材とした内張り構造において、前記内張りが粒径
5μm以下の耐火粒子を3〜15wt%含有した不定形
耐火物とし、かつ、前記の内張りと裏張りとの間に剥離
材を介在させたことを特徴とする溶融金属容器の内張り
構造である。
以下1本発明を詳述する。
内張りおよび裏張りの材質は、アルミナ質、ムライト質
、ジルコン質、ろう石質、粘土質などの中性又は酸性の
耐火材を主体とし、必要によりこれに炭化珪素、炭素、
窒化珪素等の非酸化物系耐火物を添加してもよい。裏張
りはレンガ積み、不定形耐火物のいずれでもよい。
、ジルコン質、ろう石質、粘土質などの中性又は酸性の
耐火材を主体とし、必要によりこれに炭化珪素、炭素、
窒化珪素等の非酸化物系耐火物を添加してもよい。裏張
りはレンガ積み、不定形耐火物のいずれでもよい。
一方、内張りは粒径5μm以下の耐火粒子を3〜15w
t%含有した不定形耐火物とする。5μmが3wt%未
満では内張り強度が不十分であり、解体の際、内張りは
一度に剥離せず、背面部が残留しやすい、5μm以下が
15wt%以上では耐スポーリング性に劣る。
t%含有した不定形耐火物とする。5μmが3wt%未
満では内張り強度が不十分であり、解体の際、内張りは
一度に剥離せず、背面部が残留しやすい、5μm以下が
15wt%以上では耐スポーリング性に劣る。
剥離材の具体例は耐火モルタル、耐火塗料、耐火性シー
トなどである。吹付け、コテ塗り、張付は等の任意の手
段により、内張りと裏張りとの間に介在させる。
トなどである。吹付け、コテ塗り、張付は等の任意の手
段により、内張りと裏張りとの間に介在させる。
また、剥離材は疎水性の油、グリス、パラフィン、塗料
等裏張り表面を平滑化するビニール、紙等のシートでも
よい。耐熱性に劣るものは空隙形成の原因となるから、
耐火モルタルが最も好ましい。
等裏張り表面を平滑化するビニール、紙等のシートでも
よい。耐熱性に劣るものは空隙形成の原因となるから、
耐火モルタルが最も好ましい。
耐火モルタルを使用する場合、その材質は特に限定しな
いが、内張りおよび裏張りとの接触によっても低融物の
生成のない、例えばアルミナ質、高アルミナ質、アルミ
ナ−シリカ質などが好ましい。粒度構成は、例えばJI
S−R2501に定められる範囲のものであって、具体
例では1000μmの標準篩を全通し、74μmの標準
篩を25wt%以上通過するものとする。これを裏張り
表面にコテ塗りまたは吹付け、硬化後、内張りの不定形
耐火物を施工する。耐火モルタルは厚さ5mm以下の薄
層が好ましい。5 m mを超えてると効果はそれ以下
のものと大差がないから、材料費の面から経済的でない
。
いが、内張りおよび裏張りとの接触によっても低融物の
生成のない、例えばアルミナ質、高アルミナ質、アルミ
ナ−シリカ質などが好ましい。粒度構成は、例えばJI
S−R2501に定められる範囲のものであって、具体
例では1000μmの標準篩を全通し、74μmの標準
篩を25wt%以上通過するものとする。これを裏張り
表面にコテ塗りまたは吹付け、硬化後、内張りの不定形
耐火物を施工する。耐火モルタルは厚さ5mm以下の薄
層が好ましい。5 m mを超えてると効果はそれ以下
のものと大差がないから、材料費の面から経済的でない
。
耐火モルタル以外の剥離材を使用する場合も、裏張り表
面に対して適当な厚さに吹付け、コテ塗りまたは張付け
た後、内張りを施工する。
面に対して適当な厚さに吹付け、コテ塗りまたは張付け
た後、内張りを施工する。
従来の内張り構造において、裏張りに対する内張り不定
形耐火物の接着機構は、裏張り耐火物表面の凹凸に不定
形耐火物組織のマトリックス部が流入し、接着面積が拡
大される(投錨効果)ことにある。これに対し、本発明
によると剥離材によって形成されるぜい編層により、解
体時に内張りは容易に剥離する。
形耐火物の接着機構は、裏張り耐火物表面の凹凸に不定
形耐火物組織のマトリックス部が流入し、接着面積が拡
大される(投錨効果)ことにある。これに対し、本発明
によると剥離材によって形成されるぜい編層により、解
体時に内張りは容易に剥離する。
また1粒度調整で内張り不定形耐火物は適度な強度を有
し、解体の際に小分割されず、広範囲にわたって一度に
剥離させることが可能となる。
し、解体の際に小分割されず、広範囲にわたって一度に
剥離させることが可能となる。
【実施例1〕
60tタンプツシユの内張り構造で実施した。
裏張りのロウ石質レンガの表面に、剥離材として水分3
0wt%添加したアルミナ−シリカ質モルタルを厚さ3
m mにコテ塗りし、硬化後、その上に、粒径5μm
以下の粒子を5wt%含有するアルミナーシリカ質不定
形耐火物を内張りとして厚さ200 m mに施工した
。
0wt%添加したアルミナ−シリカ質モルタルを厚さ3
m mにコテ塗りし、硬化後、その上に、粒径5μm
以下の粒子を5wt%含有するアルミナーシリカ質不定
形耐火物を内張りとして厚さ200 m mに施工した
。
剥離材を使用しない従来は解体時、内張りとの接着で裏
張りは1〜3t/回、脱落していた。これに対し1本実
施例では裏張りの損傷は皆無で、しかも広範囲にわたっ
て一度に剥離できた。
張りは1〜3t/回、脱落していた。これに対し1本実
施例では裏張りの損傷は皆無で、しかも広範囲にわたっ
て一度に剥離できた。
〔実施例2〕
A” a Oa 60 w t%のアルミナ−シリカ
質不定形耐火物よりなる裏張りに対し、5μm以下の粒
子を10wt%含有するA Q、O,S i C−C質
不定形耐火物の内張りを設けた高炉出銑樋の内張りにお
いて、内張りと裏張りとの間に厚さ5mm1 AQzo
a 80wt%の高アルミナ質モルタルを介在した。
質不定形耐火物よりなる裏張りに対し、5μm以下の粒
子を10wt%含有するA Q、O,S i C−C質
不定形耐火物の内張りを設けた高炉出銑樋の内張りにお
いて、内張りと裏張りとの間に厚さ5mm1 AQzo
a 80wt%の高アルミナ質モルタルを介在した。
剥離材を介在させない従来構造では内張り解体時に裏張
りも大巾に脱落し、裏張りは約半年毎に取換えていた。
りも大巾に脱落し、裏張りは約半年毎に取換えていた。
これに対し、本実施例では裏張りの損傷を生じることな
く内張りを解体でき、裏張りの寿命は1年以上となった
。
く内張りを解体でき、裏張りの寿命は1年以上となった
。
また、内張りは大きな塊の状態で一度に広範囲にわたっ
て剥離し、解体作業を迅速に行うことができた。
て剥離し、解体作業を迅速に行うことができた。
A QsO360w t%のアルミナ−シリカ質不定形
耐火物よりなる裏張りに対し、5μm以下の粒子を2w
t%含有するAfl、O,−8iC−C質不定形耐火物
の内張りを設けた高炉出銑用機の内張りにおいて、内張
りと裏張りとの間に厚さ5mm、Al□0. 80wt
%の高アルミナ質モルタルを介在した。
耐火物よりなる裏張りに対し、5μm以下の粒子を2w
t%含有するAfl、O,−8iC−C質不定形耐火物
の内張りを設けた高炉出銑用機の内張りにおいて、内張
りと裏張りとの間に厚さ5mm、Al□0. 80wt
%の高アルミナ質モルタルを介在した。
解体の際、裏張りの損傷は全くみられなかったが、内張
りの不定形耐火物の強度が不十分なために解体にともな
う衝撃で小分割し、完全に除去するには相当の時間を要
した。
りの不定形耐火物の強度が不十分なために解体にともな
う衝撃で小分割し、完全に除去するには相当の時間を要
した。
本発明の内張り構造は以上のように剥離材を介在させた
ことで、内張りの不定形耐火物の接着を阻止し、解体の
際、裏張りの損傷を防止できる。
ことで、内張りの不定形耐火物の接着を阻止し、解体の
際、裏張りの損傷を防止できる。
また、内張りは裏張りから容易に剥離するため、解体作
業が迅速である。
業が迅速である。
Claims (1)
- 内張りおよび裏張りが中性または酸性の耐火材を主材と
した内張り構造において、前記内張りが粒径5μm以下
の耐火粒子を3〜15wt%含有した不定形耐火物とし
、かつ、前記の内張りと裏張りとの間に剥離材を介在さ
せたことを特徴とする溶融金属容器の内張り構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13607886A JPS62292254A (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 溶融金属容器の内張り構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13607886A JPS62292254A (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 溶融金属容器の内張り構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62292254A true JPS62292254A (ja) | 1987-12-18 |
Family
ID=15166721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13607886A Pending JPS62292254A (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 溶融金属容器の内張り構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62292254A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01165160U (ja) * | 1988-05-13 | 1989-11-17 | ||
JPH0342999U (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-23 | ||
JPH0513656U (ja) * | 1991-07-31 | 1993-02-23 | 川崎炉材株式会社 | 溶鋼取鍋の内張り構造 |
JP2016078105A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属容器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721781A (en) * | 1980-07-15 | 1982-02-04 | Asahi Glass Co Ltd | Construction of hearth or wall of furnace |
JPS5927272A (ja) * | 1982-08-07 | 1984-02-13 | Motoji Zama | 電磁石で微小磁界を作り実験を行う方法 |
JPS61119371A (ja) * | 1984-11-01 | 1986-06-06 | フオセコ・インターナシヨナル・リミテツド | 溶融金属用容器 |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP13607886A patent/JPS62292254A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721781A (en) * | 1980-07-15 | 1982-02-04 | Asahi Glass Co Ltd | Construction of hearth or wall of furnace |
JPS5927272A (ja) * | 1982-08-07 | 1984-02-13 | Motoji Zama | 電磁石で微小磁界を作り実験を行う方法 |
JPS61119371A (ja) * | 1984-11-01 | 1986-06-06 | フオセコ・インターナシヨナル・リミテツド | 溶融金属用容器 |
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JPH0513656U (ja) * | 1991-07-31 | 1993-02-23 | 川崎炉材株式会社 | 溶鋼取鍋の内張り構造 |
JP2016078105A (ja) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属容器 |
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