JPS62290711A - 超軟質ポリウレタンエラストマ− - Google Patents

超軟質ポリウレタンエラストマ−

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JPS62290711A
JPS62290711A JP61133855A JP13385586A JPS62290711A JP S62290711 A JPS62290711 A JP S62290711A JP 61133855 A JP61133855 A JP 61133855A JP 13385586 A JP13385586 A JP 13385586A JP S62290711 A JPS62290711 A JP S62290711A
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JP
Japan
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polyol
elastomer
polyurethane elastomer
molecular sieve
ultra
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Pending
Application number
JP61133855A
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English (en)
Inventor
Masaaki Aoki
正昭 青木
Masayuki Kamiyama
雅行 神山
Seiji Asai
浅井 清次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明はポリウレタンエラストマーの品質改良に関し、
とくに超軟質ポリウレタンエラストマーの耐熱性改良に
関する。
(従来の技術) ポリウレタンエラストマーは機械強度、耐¥耗性等がゴ
ムに比べ優れており、且つ耐候性、耐化学薬品性が良好
で長期間の使用に耐え得るため、従来機械部品、化学装
置材料等の工業用途のほか、印刷ロール、ソリッドタイ
ヤ等にも多く使用されて来た。
とくに最近ポリウレタンエラストマーの柔軟性を利用し
、防振材、衝撃吸収材等として多方面に使用され始めた
。このような口約に使用するポリウレタンエラストマー
はとくに柔軟な物性を要求され、硬度を極端に下げる必
要がある。
このような超軟質ポリウレタンエラストマーの製法とし
て従来公知の方法は、高分子量のポリエーテルジオール
を使用し理論対応量の0.2〜0.8に相当する量のポ
リイソシアネートを反応させる方法である。このような
方法により製造した超軟質ポリウレタンは、イソシアネ
ート量不足のため高分子鎖が十分に形成されていない。
従って常温では一応自己の形状を保持し振動吸収性も有
するが、湿度の高い梅雨時或いは熱帯の多湿地において
使用する場合には振動による発熱でニラストマーの温度
が上昇すると荷重負担能力が低下し、潰れてしまう点が
欠点であった。
(発明が解決しようとする問題点) このような欠点を除去し耐熱性のよい超軟質ポリウレタ
ンを製造するためには、初期の硬化反応が終了した後の
後硬化−の段階において高分子鎖を十分に形成すると同
時に耐湿を持たせることである。この対策としてウレタ
ン化反応を促進するため通常使用されている錫触媒、ま
たは鉛触媒を増量すると、原液の貯蔵安定性が低下する
。その結果ポリイソシアネートとの反応性が低下し高分
子鎖の十分な形成が困難になる。また錫及び鉛触媒は生
成したウレタンエラストマーの熱分解を促進する傾向が
あるため、使用量を増加すると逆にエラストマーの耐熱
性を低下することも問題である。
(問題点を解決するための手段) これらの問題点を解決するため、原料混合時に十分な可
使時間を有し、一旦硬化させた後更に後硬化の段階にお
いて高分子鎖を十分に形成させるような触媒を探索した
。その結果特殊の有機金属化合物を触媒として硬化した
のち、更に後硬化を行えば耐熱性が向上することを知り
出願をした(特開昭60−67524 ) 、その後更
に本方法の改良について検討した結果モレキュラーシー
プが有効なことを発見し、本発明に到達した。
即ち本発明はポリオールとポリイソシアネートを反応さ
せポリウレタンエラストマーを製造するに際し、ニッケ
ル、マンガン、鉄、銅、亜鉛、セリウムの有機金属化合
物よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物及び
モレキュラーシーブの存在下に初期の硬化反応を終了さ
せた後更に後硬化してなる超軟質ポリウレタンエラスト
マーである。
本発明の目的とする超軟質ポリウレタンエラストマーの
物性は、ショアー硬度(00) −30−80,100
%モジュラス0.1−40に+r/c+J、引張強さ5
−400kg/d1伸び50−1500χの範囲内にあ
る。
本発明に使用する有機金属化合物は、アセチルアセトン
;脂肪族、脂環族及び芳香族のカルボン酸;及びフェノ
ール誘導体の金属化合物である。
これを具体的に示せば、例えばニッケルアセチルアセト
ネート、ニッケルオクトエート、ニッケルパルミテート
、ニッケルステアレート、ニッケルナフチネート、ニッ
ケルー2.2’−スルホニルビス(p−ドデシルフェル
レート)、ニッケルー2,2′−チオビス(p−オクチ
ルフェルレート)などのニッケル化合物:マンガンアセ
チルアセトネート、マンガン−2−エチルヘキソエート
、マンガンオクトエート、マンガンリル−ト、マンガン
ステアレート、マンガンナフチネート、マンガンベンゾ
エートなどのマンガン化合物;鉄アセチルアセトネート
、鉄ベンゾエートなどの鉄化合物;銅アセチルアセトネ
ート、銅オクトエート、1同ラウレート、銅ステアレー
ト、銅ナフチネートなどの銅化合物;亜鉛アセチルアセ
トぶ一ト、亜鉛オクトエート、亜鉛−2−エチルヘキソ
エート、亜鉛ラウレート、亜鉛パルミテート、亜鉛リル
−ト、亜鉛ナフチネート、亜鉛ベンゾエート、亜鉛サリ
チレート、亜鉛−8−ヒドロキンキノソネートなどの亜
鉛化合物;セリウムアセチルアセトネートなどのセリウ
ム化合物である。
これらの有機金属化合物は単独または2種以上混合して
使用し、以下に記載する公知のウレタン化触媒と併用す
ることもできる。
本発明においてこれらの有機金属化合物の使用量はポリ
オールの総量100重量部に対し0.01〜5.0重量
部が適当であって、とくに0.1〜3.0重量部が好適
である。この範囲より少ないと後硬化の際硬化が認めら
れず、またこの範囲より多いと超軟質ポリウレタンエラ
ストマーの物性を低下させる。
本発明に使用するモレキュラーシーブは粉状及び粒状の
いずれも使用できるが、分散性の点からとくに粉状が好
ましい、その内面に存在する空孔の平均直径が3−10
人のものを使用する。その使用量はポリオールの総量1
00重量部に対し1−15重量部が適当である。
つぎにポリオールのうち本発明に適当なものは2乃至8
官能性のポリエーテルポリオールまたはポリエステルポ
リオールでその分子量は400乃至6,000が適当で
ある。これらのポリエーテルポリオールのうち本発明に
使用するものは例えば、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブチレ
ングリコール、グリセリン、ヘキサントリオール、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビト
ール、スクロース、ジプロピレングリコール、ジヒドロ
キシ・ジフェニルプロパン、ジヒドロキシ・ジフェニル
メタン、ジヒドロキシジフェニルエーテル、ジヒドロキ
シビフェニル、ハイドロキノン、レゾルンン、ナフタレ
ンジオール、アミノフェノール、アミノナフトール、フ
ェノールホルムアルデヒド縮合物、フロログルシン、メ
チルジェタノールアミン、エチルジイソプロパノールア
ミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、ビス(p−アミノシクロヘキシル
)メタン、トリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミ
ン、ナフタレンジアミンなどにエチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオ
キサイドなどを1種または2種以上付加せしめて得られ
るポリエーテルポリオールである。
またこれらのポリエーテルポリオールのOHMの一部ま
たは50%以上をNHz化して得たポリエーテルアミン
も使用できる。
ポリエステルポリオールとしては例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
、ジプロピレングリコール、トリメチレングリコール、
1.3−または1.4−ブチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、1.6−ヘキサメチレングリコール、
デカメチレングリコール、ビスフェノールA、ビスフェ
ノールFSp−キシリレングリコール、1.4−シクロ
ヘキサンジオール、1.4−シクロヘキサンジメタツー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサント
リオール、ペンタエリスリトールの1種または2種以上
と、マロン酸、マレイン酸、こはく酸、アジピン酸、グ
ルタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、しゅう酸、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸などの1種または2種以上とからのポリエステルポリ
オール、またはプロピオラクトン、ブチロラクトン、カ
プロラクトンなどの環状エステルを閉覆重合したポリオ
ール;さらに上記ポリオールと環状エステルとより製造
したポリエステルポリオール、及び上記ポリオール、2
塩基酸、環状エステル3種より製造したポリエステルポ
リオールが使用できる。
本発明で用いるポリオールとして、また1、2−ポリブ
タジェンポリオール、1.4−ポリブタジェンポリオー
ル、ポリクロロプレンポリオール、ブタジェノ−アクリ
ロニトリル共重合体ポリオール、ポリジメチルシロキサ
ンシカルビノールなども用いられる。
以上のほか、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、
及びひまし油のようなリシノール酸エステルも使用でき
る。
さらに前記のポリエーテルポリオールないしポリエステ
ルポリオールに、アクリロニトリル、スチレン、メチル
メタアクリレートの如きエチレン性不胞和化合物をグラ
フト重合させて得たポリマーポリオールも使用できる。
これらのポリオールは華独または2種以上混合して使用
する。
また架橋剤としてエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、グリセリン、ヘキサント
リオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール等の低分子多価アルコールをポリオールに添加する
ことも出来る。
本発明で用いるを機ポリイソシアネートは、例えば2.
4− トリレンジイソシアネート(2,4−TDl)、
2.6−)リレンジイソシアネート(2,6−T DI
)、及びその混合物(TDI) 、ジフェニルメタン−
4,4’−ジイソシアネート(4,4’ −MDI) 
、ジフェニルメタン−2,4′−ジイソシアネート(2
,4’−門DI)、及びその混合物(MDI) 、ナフ
タレン−1,5−ジイソシアネート(NDI) 、3.
3’−ジメチル−4,4′−ビフェニレンジイソシアネ
ート(TODI)、キシリレンジイソシアネート(XD
I) 、シソクロヘキシルメタン・ジイソシアネート(
−水素化MDI)、イソホロンジイソシアネート(IP
DI)、ヘキサメチレンジイソンアネート(HDI)、
水素化キシリレンジイソシア不−ト()IxI)I)、
粗製TDI 、ポリメチレン・ポリフェニルイソシアネ
ート(粗製I′1DI)、及びこれらのイソシアネート
類のイソシアヌレート化変性品、カルボジイミド化変性
品、ビユレット化変性品などである。
有機ポリイソシアネートの使用量はその中に含有するN
 G O基の量がポリオール及び多価アルコール中に含
有する0H5O&glに対し0.4乃至1゜4当量比さ
らに好ましくは0.5乃至1.2当量比となるようにす
る。この範囲以上になるとポリウレタンエラストマーは
柔軟性を失ない、またこの範囲以下ではポリウレタンエ
ラストマーの物性が低下する。
これらのイソシアネートINは革独または2種以上混合
して使用する。使用するに際してはそのまま使用する場
合と、一旦プレボリマー化した後、使用する場合とがあ
る。プレポリマー化する場合にはNGO基の一部を予め
前記のポリオール類と反応させてプレポリマーとし、成
形に使用する。
プレポリマー法はポリウレタン高分子鎖を規則正しく形
成するため、超軟質ポリウレタンエラストマーの物性に
好影響を与える場合が多い。
本発明を実施するに際し公知のウレタン化触媒をを機金
属化合物と併用することができる。これらの触媒のうち
第3級アミンとしては、例えば、トリエチルアミン、ト
リプロピルアミン、トリイソプロパツールアミン、トリ
ブチルアミン、トリオクチルアミン、ヘキサデシルジメ
チルアミン、N−メチルモルフォリン、N−エチルモル
フォリン、N−オクタデシルモルフォリン、モノエタノ
ールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、N−メチルジェタノールアミン、N、 N−ジメチ
ルエタノールアミン、ジエチレントリアミン、N、N、
N’ 、N’−テトラメチルエチレンジアミン・N、N
、N’、N’−テトラメチルプロピレンジアミン、N。
N、N’、N’−テトラメチルブタンジアミン、N、N
、N’。
No−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N、N
、N’。
No−テトラメチルへキサメチレンジアミン、ビス(2
−(N、N−ジメチルアミノ)エチルフェーテル、N、
N−ジメチルベンジルアミン、N、N−ジメチルベンジ
ルアミン、N、N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N
、 N、 N’ 、 N”、N”−ペンタメチルジエチ
レントリアミン、トリエチレンジアミン、トリエチレン
ジアミンのギ酸塩及び他の塩、第−及び第二アミンのア
ミン基オキシアルキレン付加物、N、N−ジアルキルピ
ペラジン類のようなアザ環化合物、種々のN、 N’ 
N2−トリアルキルアミノアルキルヘキサヒドロトリア
ジン類、特公昭52−43517のβ−アミノカルボニ
ル触媒、特公昭53−14279のβ−アミンニトリル
触媒等である。
本発明では各種の有機及び無機の充填材及び顔料を使用
することができる。
これらのうち無機物としては例えば、炭酸カルシウム、
タルク、クレー、マイカ、グラファイト、水酸化アルミ
ニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネ7ウム、硫酸
刀ルシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化チタン
、酸化鉄、無水珪酸、ガラスフレーク、カーボンブラッ
ク、珪石、岩綿などがある。これらの形状は、粉状、鱗
片状、繊維状を呈し、そのまま使用することもできるが
、予めその表面にチタン処理、シリコン処理などを行え
ば超軟質ポリウレタンの物性を向上することができる。
また有機物としては瀝青物、松脂、樹脂粉、木粉、動植
物繊維、人造繊維などがある。
以上のほか微小な中空球例えば、シリカバルーン、ガラ
スバルーン、フェノール樹脂バルーン、塩化ヒニリデン
樹脂バルーン、シラスバルーン、パーライトなども使用
することができる。
本発明においては可塑剤を使用することができる。これ
らの可望剤は例えばジブチルフタレート、ジオクチルフ
タレート、トリクレジルホスヘート、トリス(2−クロ
ロエチル)ホスヘート、トリス(クロロプロピル)ホス
ヘート、トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスヘー
ト、トリス(2,3−ジブロモプロピル)ホスヘート、
ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート、などであ
る。
また本発明においては製品の耐久性を増加するため、安
定剤として熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤及び紫
外線安定剤の1種または2種以上を使用することができ
る。
熱安定剤としてはテトラメチル・チウラムジスルフィド
、ジメチル・ジチオカルバミン酸銅などを使用する。
酸化防止剤としては位置障害形フェノール類を使用し、
例えば商品名イルガノックス1010、イルガノックス
1076(チバガイギー社製)および商品名ヨシノック
スB)IT 、ヨシノックスBB、ヨシノックスGSY
−930(吉冨製薬社製)などがこれに相当する。
紫外線吸収剤としては、例えば商品名チヌビンP1チヌ
ビン327、チヌビン328(チバガイギー社製)など
のベンゾトリアゾール類、または商品名トミソープ80
0(吉冨製薬社製)などのベンゾフェノン類を使用し得
る。
また紫外線安定剤としては、例えば商品名サノールLS
770 、サノールLS744 、チヌビン144(チ
バガイギー社製)などの位1障害形アミン類、または商
品名チヌビン120、イルガスタブ2002 (チバガ
イギー社製)などが好ましい。
以上の各種添加剤のほか、シリコンまたはチタンカップ
リング則を添加して充填剤のウレタンに対する親和性を
増すことにより物性を改良することもできる。消泡剤、
表面改質剤などを添加することもできる。
本発明を適用するにはポリオール、触媒、可望剤、充填
剤、などをロールで混合しA液とする。
このA?fflをポリイソシアネートと混合し、常温乃
至70°Cの金型に注入し、80乃至90°Cで10乃
至30分加熱し、硬化したエラストマーを型から取り出
す。
次にこのエラストマーを90’Cで24時間または15
0℃で30分加熱し、後硬化を行う。
(作用及び効果) 得られた超軟質ポリウレタンエラストマーの物性のうち
硬度はソヨア硬度計の(00)スケールにより測定し、
その他の機械的強度はJIS K−6301により測定
した。
これらのエラストマーは極めて柔軟でショアー硬度(0
0) −30−80,100χモジ具ラス0.1−40
 kg/−1引張強さ5−400 kg/ant、伸び
50−1500%であ本発明によるエラストマーは80
℃、相対温度90%で数日乃至2週間加熱した後も寸法
変化を起こさず、硬度変化も殆どない。従って高温多湿
の下で長期間にわたり優れた振動吸収性能を発揮するこ
とができる。
これに対し通常のウレタン触媒を使用して得たエラスト
マーは80℃、相対温度90%で長期間放置すると熔融
乃至甚だしい変形を起こす。
(実施例) 以下に実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する
実施例1 グリセリンをベースとした分子13,000の3官能ポ
リ工−テルポリオール600g (0,2モル)、グリ
セリンをベースとした分子量700のポリエーテルトリ
オール200g(0,29モル)、ジオクチルフタレー
目00g、炭酸カルシウム100g、空孔直径3人のモ
レキュラーシーブ30g、ニノケルアセチルアセトヱー
ト5gをロールで混練した後、さらに戚王下に加熱撹拌
して得た混合物をA、 −1液とした。
このA−1ン夜をMDIのプレポリマー(NCO基含有
128χ)]、110g!:混合し60℃に加熱した金
型に注入した。これを80℃で10分加熱した後、硬化
したエラストマーを金型から取り出し、さらに100°
Cで12時間加熱し後硬化を行った。
本実施例においてNGO基とOH基との当量比は0.5
であった。
得られた超軟質;;ミリウレクンエラストマーはショア
ー硬度(00) −45,100χモジュラス2.5K
g/c+d、引張強さ18Kg/c++I、伸び400
χであった。
この超軟質ボリウレクンエラストマーブロックは80’
C,相対湿度90%に2遇間放置した後も寸法変化がな
く、放置後のび度は(00) −46であった。
実施例2 エチレングリコールをベースとした分子量2,000の
2官能ポリ工−テルポリオール540g(0,27モル
)、グリセリンをベースとした分子! 3,000の3
′茗能ポリ工−テルポリオール60gC0,02モル)
、グリセリンをベースとした分子51700のポリエー
テルトリオール20g(0,03モル)、ジヒドロキシ
ジフェニルプロパンをベースとした分子f400のポリ
エーテルジオール180g(0,45モル)、ジオクチ
ルフタレート100g、炭酸カルシウム100g、マン
ガンナフチネート4g、空孔直径5人のモレキュラーシ
ーブ50gを実施例1と同様に処理しA−2液とした。
このA −2液と実施例1に使用したMDIのプレポリ
マー160gとを実施例1と同様に処理しエラストマー
を得た。このエラストマーを120℃で1時間加熱し後
硬化を行った0本実施例においてNCO基とOH5の当
量比は0.7であった。
得られた超軟質ポリウレタンエラストマーは硬度(00
)−40,100χモジュラス2.3Kg/cd、引張
強さ18Kg/cI11、伸び530χであった。
この超軟質ポリウレタンエラストマーブロックは相対湿
度90%、80°Cに2遇間放置した後も寸法変化がな
く、放置後の硬度は(00) −40であった。
実施例3 グリセリンをベースとした分子量3,000の3官能性
ポリ工−テルポリオール60g(0,02モル)、エチ
レングリコールをベースとした分子量2.000の2官
能ポリエーテルポリオール540G(0,27モル)、
グリセリンをベースとした分子ii 700のポリエー
テルトリオール230g(0,33モル)、ジオクチル
フタレート100g、炭酸カルシウム100g、ニッケ
ルナフチネート2.5g、鉄アセチルアセトネート1.
7g。
空孔直径3人のモレキュラーシーブ5−0g、を実施例
1と同様に処理しA−3液とした。
このA−3液と実施例1に使用したジフェニルメタン−
4,4゛−ジイソシアネートプレポリマ−165gとを
実施例1と同様に処理しエラストマーを得た。
このエラストマーをさらに120℃で1時間加熱し後硬
化を行った。
本実施例において、NGO基とOH基の当量比は0.7
であった。
後硬化を終了した超軟質ポリウレタンエラストマーはシ
ョアー硬度(00) −56,10ozモジユラス3゜
1Kg/ci、引張り強さ19Kg/cnl  、伸び
45(Hrあっこの超軟質ポリウレタンエラストマーブ
ロックは80℃、相対温度90%に2週間放置した後も
寸法変化がなく、放置後の硬度は(00)−58であっ
た。
実施例4 ペンタエリスリトールをベースとした分子量500のポ
リエーテルテトロール400 g(0,8モル)、エチ
レングリコールをベースとした分子13000のポリエ
ーテルジオール3300 g (11モル)、ジプロピ
レングリコール295 g(2,2モル)、ジオクチル
フタレート2000 g、炭酸カルシウム4000 g
 、ニッケルナフチネート30g、空孔直径3人のモレ
キュラーシーブ500g、を実施例1と同様に処理して
A−4液とする。
このA−4液をN CO基28%を含むカルボジイミド
変性したMDI  1300gと混合し以下実施例1と
同様に処理する 本実施例においてNGO基とOH基との当量比は0.9
であった。
得られた超軟質ポリウレタンエラストマーはシツアー硬
度(00) −68,100%モジュラス4.4 kg
/cj、引張り強さ13.5kg/cd、伸び410%
であった。
このエラストマーのブロックは80℃、相対湿度90%
に2週間放置した後も寸法変化がなく、放置後の硬度は
(00) −65であった。
実施例5 グリセリンをベースとする分子量400のポリエーテル
トリオール400 g(1,0モル)、エチレングリコ
ールをベースとする分子量2000のポリエーテルジオ
ール4400 g (2,2モル)、ジプロピレングリ
コール200 g(1,5モル)、ジオクチルフタレー
ト1500 g、炭酸カルシウム3500 g 、ニッ
ケルナフテネー)40g、空孔直径5人のモレキュラー
シーブ200gを実施例1と同様に処理してA −5?
aを得た。A−5液をNco5zs%を含むカルボジイ
ミド変性したMDI  1100gと混合し、実施例1
と同様に処理した。
本実施例においてNGO基とOH基との当量比は0.6
であった。
得られた弾性体は硬度(00)−38,100%モジュ
ラス1.0 kg/aII、引張り強さ5.8kg/c
d、伸び460%、引裂き強さくB)1.9kg/am
であった。
この弾性体のブロックは80℃、相対湿度90%に2週
間放置した後も寸法変化を起こさず硬度は(00)−5
3であった。
参考例1 実施例1においてニッケルアセチルアセトネートの代わ
りにジブチル錫シラウリレート4gを使用し、以下実施
例1と同様に処理し、硬化したエラストマーを金型から
取り出した。
このエラストマーは後硬化のため100℃で加熱する際
ン容融した。
参考例2 実施例2においてマンガンナフチネートの代わりに鉛−
2−エチルヘキソエート4gを使用し、以下実施例2と
同様に処理し、硬化したエラストマーを金型から取り出
した。
このエラストマーを100℃で12時間後硬化し、ショ
アー硬度(00)−40の超軟質ポリウレタンエラスト
マーを得た。この超軟質ポリウレタンエラストマーブロ
ックは80℃、相対湿度90%で2週間加熱すると、甚
だしい変形を生した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリオールとポリイソシアネートを反応させポリウレタ
    ンエラストマーを製造するに際し、ニッケル、マンガン
    、鉄、銅、亜鉛、セリウムの有機金属化合物よりなる群
    から選ばれた少なくとも1種の化合物及びモレキュラー
    シーブの存在下に初期の硬化反応を終了させた後、更に
    後硬化してなる超軟質ポリウレタンエラストマー。
JP61133855A 1986-06-11 1986-06-11 超軟質ポリウレタンエラストマ− Pending JPS62290711A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51107399A (ja) * 1975-03-14 1976-09-22 Furuuitsudomasutaa Inc
JPS6067524A (ja) * 1983-09-22 1985-04-17 Mitui Toatsu Chem Inc 超軟質ポリウレタンエラストマ−の耐熱性改良方法
JPS60147426A (ja) * 1984-01-13 1985-08-03 Mitui Toatsu Chem Inc 硬化性組成物

Patent Citations (3)

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