JPS62290652A - シ−ト材搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、シート材搬送装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来のシート材搬送装置としては、例えば画像を形成さ
れている媒体（原稿）から画像情報を読取るファクシミ
リ装置等の画像読取装置に用いられるものがある。

従来、この種の装置では、原稿の搬送経路は略平面状に
形成されるものが一般的であった。このように搬送路を
規制する搬送装置では、原稿を直線的に搬送するので、
不用な摩擦抵抗が少なく、また、原稿にジャム等の搬送
異常が生じにくいなどの効果がある反面、原稿を読取部
に対して給紙するために積載する積載部と読取後に排出
された原稿を載置する載置部とが個別の投影面積を要す
るため、装置を小型化することが困難であった。

ところが、近年、ファクシミリ装置の普及と他のコンポ
ーネントの小型化等に伴い、画像形成装置の小型の要求
が益々高くなっている。そこで、シート材搬送装置にお
いて原稿の搬送路をＵ字形状に形成し、読取部に対して
原稿が転回するようにして、前述した給紙のための積載
部と排出のための載置部とを同一投影面上に配置するこ
とにより、小型化を図った画像読取装置が一般化しつつ
ある。

ここで、原稿を転回させて搬送するには、その曲げ半径
に一般的な限界値がある。通常使用される厚さ約１５０
μｍ以下の原稿では上記半径が２０ｍｍ程度ないと極端
に原稿の腰が強くなり摩擦抵抗が増して、搬送不可能と
なることがある。

一方、原稿を転回させて搬送を行なう従来の搬送部とし
ては以下の２通りのものがある。

（１）　　原稿を通過させるための間隙部を有し、上記
２０ｍｍ程度の曲率をもたせた部材で紙ガイドを構成す
るとともに、その曲率部分の複数箇所に原稿を搬送させ
るための搬送手段を設け、それら複数の搬送手段の協働
により原稿を搬送させる。

（２）直径４０ｍｍ（＝半径２０ｍｍｘ　２　）程度の
単一の駆動ローラを設けるとともに、その複数箇所に押
圧ころを設け、駆動ローラに原稿をまぎつけて転回を搬
送させる。

［発明が解決しようとする問題φ、コ しかしながら、上述の（１）の構成によると、各１般送
手段、たとえば、駆動ローラとそれに原稿を押圧するた
めの押圧ころとの１対から成る搬送手段を小型に構成す
ることができる反面、複数の駆動ローラを同期させて回
転させわけれはならないので、複Ｑｆｉな駆動伝達系を
設ける必要があり、従って装置全体が高価なものとなっ
ていた。

一方、上述（２）の構成では、駆動ローラの径か大であ
るのて駆動ローラ自体が高価となるのみならす、ローラ
の慣性が犬となるので駆動制御系の構成か複雑化し、ま
た出力の大きい高価な駆動源、例えは高トルクモータを
使用しなくてはならないのて、装置か高価となるという
問題壱、かあった。しかも、転回搬送に必要であるのは
駆動ローラの外周だけであるので、ローラの中心部分や
搬送経路からはみ出した空間は装置全体から見るとデッ
ドスペースとなり、これに起因して例えば原稿の搬送状
態を判断のするのに用いるセンナ等を配置するには他の
空間が必要となるので、装置を小型化するのが困難であ
った。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、かかる従来の問題点を解決し、大型化や複雑
な制御を伴うことなく、高効率かつ確実にシート材の転
回搬送を行うことがで診るシート材搬送装置を提供する
ことを目的とする。

そのため、本発明では、シート材を転回させる経路を形
成するカイト部材、および前記経路に外周か位置付けら
れ、前記シート材を前記カイト部材に沿って搬送させる
単一のローラ部材であって、前記転回の曲率半径より小
なる半径を有するローラ部材を具える。

［作用コ すなわち、本発明によ九ば、搬送に際しシート材はカイ
ト部材に沿って転回させるとともに、単−かつ小径のロ
ーラ部材によって搬送されるので、大なる駆動源や複雑
な制御系の構成が不用となる。

［実施例コ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例であり、ここでは画像を形成
したシート材（原稿）を図中左下側から左上側へ転回さ
せ、その転回点において画像情報を等倍率で読取るセン
サを有する形態の画像読取装置に適用した場合を示して
いる。

第１図において、１は原稿であり、矢印Ａ側に読取りに
係る画像情報が形成されている。２は原稿を矢印Ｂ方向
へ搬送するための駆動ローラであり、図示せぬ駆動源に
よって矢印Ｃ方向へ回転する。３ａおよび３ｂは原稿１
をローラ２まで導くために間隙をもって配置された一対
のガイドであり、適切な曲げ半径で原稿を転回させるた
めの所定の曲率を有している。４は原稿１を装置外へ導
くためのガイド、５は装置の上側カバー、６は装置の底
カバーである。

７は原稿１の押圧ガイドであり、後述する抑圧手段によ
りローラ２側に付勢され、原ＪＡ　Ｉをローラ２との間
で挟持することにより、原％ｉ　１に搬送力を与える。

８は後述する照明装置、等倍レンズ、およびセンサ等を
保持するための読取りユニットの構造体（以下ホルダと
いう）であり、アルミ引抜き材、アルミダイキャスト材
あるいは、樹脂等の材料で形成することができる。９は
本体に固設された回動軸であり、ホルダ８は本体に対し
回動ｌ１ｉｂ９により回動可能に軸支されている。ｌＯ
は読取りユニットをローラ２側へ付勢する抑圧手段とし
てのばね部材である。

１１は画像読取り位置、１２は受光素子上の受光位置で
ある。１３は画像読取り位置からの反射光を受光位置１
２へ導くための等倍レンズ、１４は受光位置１２に配設
され、光電受光部を有するセンサである。

１５は照明装置であり、例えば第１図の紙面に直交する
方向に１列に数ｍｍピッチで配列されたＬＥＤチップと
することができる。なおこのＬＥＤチップは通常１辺が
１ｍｍ以下の微小形状である。１６はＬＥＤチップを片
面に固定したＬＥＤアレーの基板であり、アルミあるい
はガラスエポキシ等の材質から形成できる。Ｘ７はガラ
スやアクリル等で形成した棒状のレンズであり、ＬＥＤ
チップ１５の照射光を集光し、読取位置１１に光束を集
束して読取り位＠ｌｌでの光量を高めるために用いる。

１８はホルタ８にＬＥＤアレーの基板１６を弾性的に保
持させる接着材であり、例えば、耐熱性のある両面テー
プとすることができる。

１９は装置の外側へ張り出したサブトレーであり、原稿
の人口をカイトするものである。２０は原稿１が挿入さ
れたことを検出するためのアクチュエータであり、原稿
１の挿入に応じて支点Ｍを中心に回動可能である。２１
はアクチュエータ２０の回動を検出する検出手段として
のフォトインクラブタである。

木実ｂ′５例においては、原稿１が点１１．Ｔ、Ｊ、に
およびＬにおいて各カイトと接するようになし、それら
点を点Ｑを中心とした半径２０ｍｍ程度の円弧上に位置
づけることにより、それら点に搬送路を規制される原稿
１が滑らかに搬送されるようにする。

かかる構成において、原稿１はローラ２が矢印Ｃ方向へ
回動することにより矢印Ｂ方向へ；般送される。このと
き、原稿１のＡ面側には読取位置１１においてＬＥＤチ
ップ１５の発光か棒状レンズ１７で集光照射され、その
反射光かレンズ１３を介してセンサ１４の受光部に入射
され、センサ１４で光電変換されてＡ面側の画像情報か
読取られる。

また、図示のように原稿１は点＋１．Ｉ、Ｊ、におよび
Ｌにおいて各カイトとそれぞれ接しており、それら点に
おいてそれぞれのカイトに規制されつつ２０ｍｍ程度の
曲げ半径で転回１般送される。すなわちこの転回搬送は
、木実施例によりは小径のローラ２を用いても十分に可
能となる。本願人の実験によれば駆動ローラ２として直
径約１０ｍｍ程度のものを用いても良好な１２送状態な
得ることかできだ。

以上のように、本例によれ：±、単一の：臣上ｔローラ
の前後にガイド部材を配置することにより、駆動ローラ
として小径のものを用いても原稿の転回搬送時の曲げ半
径を犬とすることが可能となった。すなわち、一般に使
用される厚みの原稿を確実に転回搬送することが可能と
なった。また、本例によれば単一の駆動ローラで搬送を
行うことができるので、その駆動源および制御系を含む
駆動系の構成は簡単となり、従って装置を廉価に構成す
ることができる。さらに、ローラを小型にすることがで
きるので、装置内の空間を有効に利用すること、例えば
、第１図に示したように原稿のセンサー類をローラに近
づけて配置することが可能となり、全体として装置を小
型にすることができた。

なお、実施例では画像読取り手段として密着型センサを
用いた画像読取装置に本発明を適用した場合について説
明したが、読取り位置が同じであれば第１図中ローラ２
の右側へ反射ミラーを設け、縮小レンズを受光素子とで
構成した形態の光学系を有する画像読取り装置に適用し
た場合にｂ上述と同様の効果を得ることができる。

また、排出と給紙と爪−のローラで行なっているため、
第１図示の構成では原稿の終端を装置外へ排出しきれな
いおそれがある場合には、第１図において、ローラの位
置をより上方の排出口側へ配置すればよく、これによっ
てローラが終端まで原稿を搬送したとき、原稿の自重で
原稿後端が装置外へ排出されるようにすることができる
。

さらに、本発明は上述の如き画像読取装置のみならずシ
ート材を搬送する種々の装置、例えば記録装置にも適用
できる。また、搬送するシート材としても、毎葉紙のみ
ならず連続した形態のもの、例えばロール紙やファンフ
ォールド紙の形態であフてもよく、またその材質として
も紙のみならずフィルムの如きものであってもよいのは
勿論である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、装置の大型化や
複雑な駆動伝達系、制御系の配設を要さずに、高効率か
つ確実にシート材の転回搬送を行うことができるシート
材搬送装置を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図である。 １　・・・原ｆ高、 ２・・・駆動ローラ、 ３ａ、　　３ｂ、　　４・・・ガイ冒。 ７・・・抑圧ガイド、 ８・・・ホルダ、 ｌＯ・・・ばね部材、 １９・・・サブトレー、 Ｈ，Ｉ、Ｊ、に、Ｌ・・・原稿の接触点、Ｑ・・・転回
の中心。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）シート材を転回させる経路を形成するガイド部材、
   および 前記経路に外周が位置付けられ、前記シート材を前記ガ
   イド部材に沿って搬送させる単一のローラ部材であって
   、前記転回の曲率半径より小なる半径を有するローラ部
   材を具えたことを特徴とするシート材搬送装置。 ２）特許請求の範囲第１項記載のシート材搬送装置にお
   いて、前記ローラ部材を前記シート材の転回点付近に設
   け、前記ガイド部材を前記搬送の上流側および下流側に
   設けたことを特徴とするシート材搬送装置。 ３）特許請求の範囲第１項または第２項記載のシート材
   搬送装置において、前記ガイド部材を前記搬送に係るシ
   ート材の厚みに関連して定められた曲率をもって配置し
   たことを特徴とするシート材搬送装置。