JPS62289440A - 車両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法 - Google Patents
車両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法Info
- Publication number
- JPS62289440A JPS62289440A JP13270386A JP13270386A JPS62289440A JP S62289440 A JPS62289440 A JP S62289440A JP 13270386 A JP13270386 A JP 13270386A JP 13270386 A JP13270386 A JP 13270386A JP S62289440 A JPS62289440 A JP S62289440A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle speed
- throttle opening
- speed
- operation amount
- shift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 46
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 11
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 claims abstract description 19
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 20
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 11
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 10
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 6
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
この発明は、トロイダル形無段変速機を車両用無段変速
機として使用し、その変速制御を行う際に、スロットル
開度、車速等の変速制御情報に基づきトロイダル形無段
変速機の変速動作量を最適状態に維持するようにした車
両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法に関する。
機として使用し、その変速制御を行う際に、スロットル
開度、車速等の変速制御情報に基づきトロイダル形無段
変速機の変速動作量を最適状態に維持するようにした車
両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法に関する。
従来の車両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法と
しては、変速制御を電子制御で行う場合には、■速検出
値及びスロットル開度検出値から変速比を求める走行線
図が、第5図に示すように、加速性及び燃費を重視し、
一定スロットル開度に対してエンジン回転数が一定とな
るように選定し、この走行線図を参照して車速検出値及
びスロットル開度検出値に基づき変速比を求め、この変
速比をトロイダル形無段変速機のパワーローラの傾転角
に変換し、この傾転角を変速動作量に変換して、スロッ
トル開度及び車速をパラメータとして変速動作量を求め
る変速動作量変換テーブルを作成するようにしている。
しては、変速制御を電子制御で行う場合には、■速検出
値及びスロットル開度検出値から変速比を求める走行線
図が、第5図に示すように、加速性及び燃費を重視し、
一定スロットル開度に対してエンジン回転数が一定とな
るように選定し、この走行線図を参照して車速検出値及
びスロットル開度検出値に基づき変速比を求め、この変
速比をトロイダル形無段変速機のパワーローラの傾転角
に変換し、この傾転角を変速動作量に変換して、スロッ
トル開度及び車速をパラメータとして変速動作量を求め
る変速動作量変換テーブルを作成するようにしている。
しかしながら、上記従来の車両用トロイダル形無段変速
機の変速制御方法にあっては、発進加速時のような重負
荷時には、トロイダル形無段変速機の構造上、若干減速
側に変速してしまうため、走行線図に対して、最大減速
位置から増速側に変速を開始する変速開始点付近では、
第5図で点線図示のように、エンジン回転数が高くなり
すぎて所謂吹上現象を生じてしまい、走行特性が低下す
るという問題点があった。
機の変速制御方法にあっては、発進加速時のような重負
荷時には、トロイダル形無段変速機の構造上、若干減速
側に変速してしまうため、走行線図に対して、最大減速
位置から増速側に変速を開始する変速開始点付近では、
第5図で点線図示のように、エンジン回転数が高くなり
すぎて所謂吹上現象を生じてしまい、走行特性が低下す
るという問題点があった。
また、アクセル戻し時においては、より低速まで最大増
速位置に保持されるように設定されているため、停車前
の原点復帰の際の復帰量(変速量)が太き(なり、復帰
時間が長く、原点復帰指令が出てからアクセルを踏み込
むまでの時間が極小のときには、もたつき感を与える問
題点もあった。
速位置に保持されるように設定されているため、停車前
の原点復帰の際の復帰量(変速量)が太き(なり、復帰
時間が長く、原点復帰指令が出てからアクセルを踏み込
むまでの時間が極小のときには、もたつき感を与える問
題点もあった。
さらに、ブレーキペダルを踏み込んで制動状態とした場
合には、低速まで最大増速位置にあるので、エンジンブ
レーキが全(作用しないという問題点もあった。
合には、低速まで最大増速位置にあるので、エンジンブ
レーキが全(作用しないという問題点もあった。
またさらに、加速時において、エンジン回転数が一定の
ため、エンジン音の割に車速の増加が少ないため、違和
感があるという問題点もあった。
ため、エンジン音の割に車速の増加が少ないため、違和
感があるという問題点もあった。
この発明は、上記従来例の問題点に鑑みなされたもので
あり、変速開始点での吹上現象を抑制し、且つ原点復帰
時の復帰時間を短縮すると共に、アクセル戻し時のエン
ジンブレーキを与え、さらに違和感のない良好な走行怒
覚を得ることができる車両用トロイダル形無段変速機の
変速制御方法を提供することを目的としている。
あり、変速開始点での吹上現象を抑制し、且つ原点復帰
時の復帰時間を短縮すると共に、アクセル戻し時のエン
ジンブレーキを与え、さらに違和感のない良好な走行怒
覚を得ることができる車両用トロイダル形無段変速機の
変速制御方法を提供することを目的としている。
上記問題点を解決するために、この発明は、スロットル
開度・車速等の変速制御情報を検出する変速制御情報検
出手段からの変速制御情報に基づき変速動作量を算出し
、該変速動作量に基づきトロイダル形無段変速機のパワ
ーローラを傾転動作させて変速動作を行うようにした車
両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法において、
スロットル開度をパラメータとしてエンジン回転数と車
速との関係から変速比を求める走行線図を、各スロット
ル開度における設定走行特性線の低車速域の変速開始点
を早めると共に、その傾きを大きくするように設定し、
且つ設定走行特性線を車速の増加に伴ってエンジン回転
数が増加する関係に傾斜させ、該走行線図からスロット
ル開度、車速をパラメータとする変速比を求め、該変速
比を前記パワーローラの傾転角に変換し、さらに該傾転
角を変速動作量に変換して、スロットル開度及び車速を
パラメータとして前記変速動作量を選定する変速動作量
変換テーブルを形成し、該変速動作量変換テーブルを参
照してスロットル開度及び車速から変速動作量を算出し
、該変速動作量に基づき前記トロイダル形無段変速機の
変速制御を行うことを特徴とする。
開度・車速等の変速制御情報を検出する変速制御情報検
出手段からの変速制御情報に基づき変速動作量を算出し
、該変速動作量に基づきトロイダル形無段変速機のパワ
ーローラを傾転動作させて変速動作を行うようにした車
両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法において、
スロットル開度をパラメータとしてエンジン回転数と車
速との関係から変速比を求める走行線図を、各スロット
ル開度における設定走行特性線の低車速域の変速開始点
を早めると共に、その傾きを大きくするように設定し、
且つ設定走行特性線を車速の増加に伴ってエンジン回転
数が増加する関係に傾斜させ、該走行線図からスロット
ル開度、車速をパラメータとする変速比を求め、該変速
比を前記パワーローラの傾転角に変換し、さらに該傾転
角を変速動作量に変換して、スロットル開度及び車速を
パラメータとして前記変速動作量を選定する変速動作量
変換テーブルを形成し、該変速動作量変換テーブルを参
照してスロットル開度及び車速から変速動作量を算出し
、該変速動作量に基づき前記トロイダル形無段変速機の
変速制御を行うことを特徴とする。
[作用]
この発明は、スロットル開度をパラメータとしてエンジ
ン回転数と車速との関係から変速比を求める走行線図を
、各スロットル開度における設定走行特性線の低車速域
の変速開始点を早めると共に、その傾きを大きくするよ
うに設定し、この走行線図に基づきスロットル開度及び
車速をパラメータとして動作量を選定する変速動作量変
換テーブルを形成し、この変速動作猾変換テーブルを参
照してスロットル開度及び車速から変速動作量を選定す
ることにより、トロイダル形無段変速機の変速開始時の
エンジン回転数の上昇を抑制して良好な発進加速状態を
得ることができる。また、設定走行特性線を車速の増加
に伴ってエンジン回転数が増加する関係に設定すること
により、加速特性を向上させ、且つアクセル戻し時のエ
ンジンブレーキ(きを与えると共に、原点復帰時間を短
縮する。
ン回転数と車速との関係から変速比を求める走行線図を
、各スロットル開度における設定走行特性線の低車速域
の変速開始点を早めると共に、その傾きを大きくするよ
うに設定し、この走行線図に基づきスロットル開度及び
車速をパラメータとして動作量を選定する変速動作量変
換テーブルを形成し、この変速動作猾変換テーブルを参
照してスロットル開度及び車速から変速動作量を選定す
ることにより、トロイダル形無段変速機の変速開始時の
エンジン回転数の上昇を抑制して良好な発進加速状態を
得ることができる。また、設定走行特性線を車速の増加
に伴ってエンジン回転数が増加する関係に設定すること
により、加速特性を向上させ、且つアクセル戻し時のエ
ンジンブレーキ(きを与えると共に、原点復帰時間を短
縮する。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第4図はこの発明の一実施例を示す図である
。
。
第1図において、Tはトロイダル形無段変速機、Cは制
御装置である。
御装置である。
トロイダル形無段変速機Tは、エンジン1の回転駆動力
がクラッチ2を介して伝達される入力ディスク3と、こ
の入力ディスク3と対向してトロイダル空間を形成し、
且つ適当な伝達機構(図示せず)を介して駆動輪4に連
結された出力ディスク5と、入力ディスク3及び出力デ
ィスク5間に転接する回転自在の一対のパワーローラ6
.7と、これらパワーローラ6.7を揺動自在に支持し
、且つ軸方向に移動可能なトラニオン8,9と、これら
トラニオン8.9を軸方向に移動させる油圧シリンダ1
03〜10dと、トラニオン8に連結されたプリセスカ
ム11と、このプリセスカム11のカム面にスプール1
2fが係合された4方向スプール弁12とから構成され
ている。ここで、スプール弁12は、第2図に示すよう
に、ポンプ13に接続された流体供給管12aが接続さ
れた入側ポート、一端が前記油圧シリンダ10.3,1
0dに接続された分配管12b及び一端が前記油圧シリ
ンダ10c、10dに接続された分配管12Cが接続さ
れた出側ポート、及び流体排出管12dが接続された排
出ポートを有する弁本体12eと、この弁本体12e内
に上下方向に摺動自在のスプール12fとを有し、弁本
体120がトロイダル形無段変速機Tのハウジング14
の上端面に植設された支柱12gに復帰スプリング12
hで上方に付勢されている。そして、弁本体12eが、
ネジ等の伝達手段を介してパルスモータ15に連結され
、その回転に応して上下動する。また、スプール12f
は、プリセスカム11の力11面に係合ローラ12iを
介して係合され、トラニオン8の回動に応じて上下動さ
れる。
がクラッチ2を介して伝達される入力ディスク3と、こ
の入力ディスク3と対向してトロイダル空間を形成し、
且つ適当な伝達機構(図示せず)を介して駆動輪4に連
結された出力ディスク5と、入力ディスク3及び出力デ
ィスク5間に転接する回転自在の一対のパワーローラ6
.7と、これらパワーローラ6.7を揺動自在に支持し
、且つ軸方向に移動可能なトラニオン8,9と、これら
トラニオン8.9を軸方向に移動させる油圧シリンダ1
03〜10dと、トラニオン8に連結されたプリセスカ
ム11と、このプリセスカム11のカム面にスプール1
2fが係合された4方向スプール弁12とから構成され
ている。ここで、スプール弁12は、第2図に示すよう
に、ポンプ13に接続された流体供給管12aが接続さ
れた入側ポート、一端が前記油圧シリンダ10.3,1
0dに接続された分配管12b及び一端が前記油圧シリ
ンダ10c、10dに接続された分配管12Cが接続さ
れた出側ポート、及び流体排出管12dが接続された排
出ポートを有する弁本体12eと、この弁本体12e内
に上下方向に摺動自在のスプール12fとを有し、弁本
体120がトロイダル形無段変速機Tのハウジング14
の上端面に植設された支柱12gに復帰スプリング12
hで上方に付勢されている。そして、弁本体12eが、
ネジ等の伝達手段を介してパルスモータ15に連結され
、その回転に応して上下動する。また、スプール12f
は、プリセスカム11の力11面に係合ローラ12iを
介して係合され、トラニオン8の回動に応じて上下動さ
れる。
また、駆動輪4には、車速を検出する例えばパルスジェ
ネレータで構成される車速検出2W16が取付けられ、
さらに、アクセルペダル17に関連してその踏み込みに
応じたスロットル開度を検出する例えばポテンシヨメー
タで構成されるスロットル開度検出器18が取付けられ
ている。その他、ブレーキペダル19の踏み込みによる
制動状態を検出するブレーキスイッチ20、シフト機構
SMのシフト位置を検出するシフト位置検出器21、エ
ンジン1の回転数を検出するエンジン回転数検出器22
及びプリセスカム11に近接配置されてパワーローラ8
の最大減速位置(制御原点)及び最大増速位置を検出す
る限界位置検出器23D。
ネレータで構成される車速検出2W16が取付けられ、
さらに、アクセルペダル17に関連してその踏み込みに
応じたスロットル開度を検出する例えばポテンシヨメー
タで構成されるスロットル開度検出器18が取付けられ
ている。その他、ブレーキペダル19の踏み込みによる
制動状態を検出するブレーキスイッチ20、シフト機構
SMのシフト位置を検出するシフト位置検出器21、エ
ンジン1の回転数を検出するエンジン回転数検出器22
及びプリセスカム11に近接配置されてパワーローラ8
の最大減速位置(制御原点)及び最大増速位置を検出す
る限界位置検出器23D。
23Aがそれぞれ取付けられている。
制御装置Cは、第3図に示すように、入力側に、スロッ
トル開度検出器18からのアナログ信月のスロットル開
度検出信号Uを増幅する入力増幅器24、その増幅出力
をディジタル信号に変換するA /、D変(1器25、
車速検出器16からの車速検出信号■及びエンジン回転
数検出器22からのエンジン回転数検出信号Neが入力
されるパルス入力インタフェース26、及びシフト位置
検出器21のシフト位置検出信号S、ブレーキスイッチ
20の制動状態検出信号B及び限界位置検出器23A、
23Dからの限界位置検出信号AL、DLが入力される
ディジタル入力インクフェース27を有し、これらから
のデータが論理演算回路28に変速制御情報として入力
される。この論理演算回路28では、シフト位置検出信
号Uがドライブレンジ″D”又はリバースレンジ“R”
を選択しているものであるときには、前記クラッチ2を
接続状態に、他のレンジが選択されているものであると
きには、クラッチ2を切断状態にそれぞれ制御すると共
に、シフト位置検出信号Uがドライブレンジ″D”又は
リバースレンジ″R”を選択しているものであるときに
、そのときの車速検出値■。
トル開度検出器18からのアナログ信月のスロットル開
度検出信号Uを増幅する入力増幅器24、その増幅出力
をディジタル信号に変換するA /、D変(1器25、
車速検出器16からの車速検出信号■及びエンジン回転
数検出器22からのエンジン回転数検出信号Neが入力
されるパルス入力インタフェース26、及びシフト位置
検出器21のシフト位置検出信号S、ブレーキスイッチ
20の制動状態検出信号B及び限界位置検出器23A、
23Dからの限界位置検出信号AL、DLが入力される
ディジタル入力インクフェース27を有し、これらから
のデータが論理演算回路28に変速制御情報として入力
される。この論理演算回路28では、シフト位置検出信
号Uがドライブレンジ″D”又はリバースレンジ“R”
を選択しているものであるときには、前記クラッチ2を
接続状態に、他のレンジが選択されているものであると
きには、クラッチ2を切断状態にそれぞれ制御すると共
に、シフト位置検出信号Uがドライブレンジ″D”又は
リバースレンジ″R”を選択しているものであるときに
、そのときの車速検出値■。
スロットル開度検出値Uに基づき予め記憶された変速制
御情報−変速動作量変換テーブルを選択すると共に、選
択された変換テーブル参照して変速動作量を算出する。
御情報−変速動作量変換テーブルを選択すると共に、選
択された変換テーブル参照して変速動作量を算出する。
この場合、変速制御情報−変速動作量変換テーブルは、
予め第4図に示す如く作成された走行線図から変速比R
を算出し、その変速比Rをトロイダル形無段変速8!T
のパワーローラ6.7の傾転角θに変換し、これをパル
スモータ15の変速動作量に変換することにより作成さ
れる。
予め第4図に示す如く作成された走行線図から変速比R
を算出し、その変速比Rをトロイダル形無段変速8!T
のパワーローラ6.7の傾転角θに変換し、これをパル
スモータ15の変速動作量に変換することにより作成さ
れる。
ここで、走行線図は、第4図に示すように、スロットル
開度Uを例えば5段階に分割し、各スロットル開度を一
定としたときの設定走行特性線10〜β4を最大減速位
置を表す直線!D及び最大増速位置を表す直線EA間に
車速■の増加に伴ってエンジン回転数Neが増加する関
係で右上がりに傾斜させ、且つその最大減速位置を表す
直線1゜近傍の低車速域の傾斜を急峻にして、最大減速
位置からの変速開始点stが低車速側となるように変更
されている。なお、スロットル開度Uが零即ち全閉状態
における設定走行特性線I0については、他の設定走行
特性線!、〜r、よりも全体の傾斜が急な直線に選定さ
れている。
開度Uを例えば5段階に分割し、各スロットル開度を一
定としたときの設定走行特性線10〜β4を最大減速位
置を表す直線!D及び最大増速位置を表す直線EA間に
車速■の増加に伴ってエンジン回転数Neが増加する関
係で右上がりに傾斜させ、且つその最大減速位置を表す
直線1゜近傍の低車速域の傾斜を急峻にして、最大減速
位置からの変速開始点stが低車速側となるように変更
されている。なお、スロットル開度Uが零即ち全閉状態
における設定走行特性線I0については、他の設定走行
特性線!、〜r、よりも全体の傾斜が急な直線に選定さ
れている。
したがって、第4図の走行線図に従って設定走行特性線
!。〜14の各点を分割して車速検出値Vとエンジン回
転数Neとを求め、これらの比を算出して変速比Rを選
定することができ、ごの変速比Rを傾転角θに変換し、
さらに傾転角θをパルスモータ15の変速動作量りに変
換することにより、スロットル開度及び車速をパラメー
タとした変速動作量マトリックスでなる変速制御情報−
変速動作量変換テーブルを作成することができる。
!。〜14の各点を分割して車速検出値Vとエンジン回
転数Neとを求め、これらの比を算出して変速比Rを選
定することができ、ごの変速比Rを傾転角θに変換し、
さらに傾転角θをパルスモータ15の変速動作量りに変
換することにより、スロットル開度及び車速をパラメー
タとした変速動作量マトリックスでなる変速制御情報−
変速動作量変換テーブルを作成することができる。
そして、この変速制御情報−変速動作量変換テーブルを
参照して算出した変速動作iLは、パルス数演算部29
に供給され、このパルス数演算部29で、現在位置との
差値を算出してパルスモータ15の回転角を決定するパ
ルス数を演算し、そのパルス出力をパルスモータ15の
各固定子S%mに分配するパルス分配回路30に供給し
、これによりパルスモータ15をオープンループ制御″
fHシてトラニオン8.9を移動させてパワーローラ6
゜7を所定の変速比を得る傾転角θに制御する。
参照して算出した変速動作iLは、パルス数演算部29
に供給され、このパルス数演算部29で、現在位置との
差値を算出してパルスモータ15の回転角を決定するパ
ルス数を演算し、そのパルス出力をパルスモータ15の
各固定子S%mに分配するパルス分配回路30に供給し
、これによりパルスモータ15をオープンループ制御″
fHシてトラニオン8.9を移動させてパワーローラ6
゜7を所定の変速比を得る傾転角θに制御する。
次に、上記実施例の作用を説明する。今、車両が停車状
態にあり、シフト機構SMでニュートラルレンジ“N
”が選択されているものとすると、この状態では、エン
ジンlがアイドリング状態にあり、且つクラッチ2が切
断状態に制御されており、トロイダル形無段変速機Tの
入力ディスク3にエンジン回転力が伝達されておらず、
車速検出値■及びスロットル開度検出値Uが雰であるの
で、トロイダル形無段変速機Tが最大減速位置を維持す
るように制御されている。
態にあり、シフト機構SMでニュートラルレンジ“N
”が選択されているものとすると、この状態では、エン
ジンlがアイドリング状態にあり、且つクラッチ2が切
断状態に制御されており、トロイダル形無段変速機Tの
入力ディスク3にエンジン回転力が伝達されておらず、
車速検出値■及びスロットル開度検出値Uが雰であるの
で、トロイダル形無段変速機Tが最大減速位置を維持す
るように制御されている。
この状態から、シフト機構SMでドライブレンジ“D”
にシフトすると共に、ブレーキペダル19を解放し、且
つアクセルペダル17を中程度に踏み込んで、車両を緩
発進状態とすると、これに応じて論理演算回路28でク
ラッチ2が接続状態に制御されて、エンジン回転力がト
ロイダル形=を段変速機Tの入力ディスク3に伝達され
ると共に、そのときの車速検出値■及びスロットル開度
検出値しに基づき変速制御情報−変速動作量変換テーブ
ルを参照して変速動作量りが選定される。
にシフトすると共に、ブレーキペダル19を解放し、且
つアクセルペダル17を中程度に踏み込んで、車両を緩
発進状態とすると、これに応じて論理演算回路28でク
ラッチ2が接続状態に制御されて、エンジン回転力がト
ロイダル形=を段変速機Tの入力ディスク3に伝達され
ると共に、そのときの車速検出値■及びスロットル開度
検出値しに基づき変速制御情報−変速動作量変換テーブ
ルを参照して変速動作量りが選定される。
この場合の変速動作量りは、変速制御情報−変速動作量
変換テーブルが、第4図に示す走行線図に基づいて作成
されているため、スロットル開度検出値Uが50%であ
るときに、所定車速(Vl)に達するまでの間は、最大
減速位置(即ち変速比Rが例えば2.0)を維持すべく
零に選定されている。このとき、トロイダル形無段変速
aTのトラニオン8,9が中立位置(上下方向の中間部
)に位置するはずであるが、発進時の負荷が大きいため
、入力ディスク3の回転力をパワーローラ6゜7を介し
て出力ディスク4に伝達するので、その反力がトラニオ
ン8,9に掛り、実際には、トラニオン8及び9がそれ
ぞれ中立位置より上方及び下方にそれぞれ変位してパワ
ーローラ6.7を最大減速位置を越えて第2図に示すス
トッパー40に当接するまで回転し、このため、スブー
ルブ?11のスプールllfが上昇してポンプ13から
の圧力流体を分配管11aを介して油圧シリンダ9a、
9dに供給し、トラニオン8,9を中立位置に復帰させ
て、最大減速位置を)、IE持する。
変換テーブルが、第4図に示す走行線図に基づいて作成
されているため、スロットル開度検出値Uが50%であ
るときに、所定車速(Vl)に達するまでの間は、最大
減速位置(即ち変速比Rが例えば2.0)を維持すべく
零に選定されている。このとき、トロイダル形無段変速
aTのトラニオン8,9が中立位置(上下方向の中間部
)に位置するはずであるが、発進時の負荷が大きいため
、入力ディスク3の回転力をパワーローラ6゜7を介し
て出力ディスク4に伝達するので、その反力がトラニオ
ン8,9に掛り、実際には、トラニオン8及び9がそれ
ぞれ中立位置より上方及び下方にそれぞれ変位してパワ
ーローラ6.7を最大減速位置を越えて第2図に示すス
トッパー40に当接するまで回転し、このため、スブー
ルブ?11のスプールllfが上昇してポンプ13から
の圧力流体を分配管11aを介して油圧シリンダ9a、
9dに供給し、トラニオン8,9を中立位置に復帰させ
て、最大減速位置を)、IE持する。
そして、車速検出値■が所定車速■1を越えると、増速
側への変速を開始するように、論理演算回路28で小さ
な値の変速動作量りが選定され、これに応じてパルスモ
ータ15が増速側に回転駆動され、弁本体lieが下降
することになるが、この場合に、油圧シリンダ9a、9
dに供給される圧力流体量は少なく、油圧シリンダ9a
、9d内の圧力は差程上昇せず、しかも駆動輪4からの
反力も多少低下するが依然として大きい値となっている
ので、パルスモータ15の増速側への回転によってもパ
ワーローラ6.7が最大減速位置から増速側への変速を
開始しない。
側への変速を開始するように、論理演算回路28で小さ
な値の変速動作量りが選定され、これに応じてパルスモ
ータ15が増速側に回転駆動され、弁本体lieが下降
することになるが、この場合に、油圧シリンダ9a、9
dに供給される圧力流体量は少なく、油圧シリンダ9a
、9d内の圧力は差程上昇せず、しかも駆動輪4からの
反力も多少低下するが依然として大きい値となっている
ので、パルスモータ15の増速側への回転によってもパ
ワーローラ6.7が最大減速位置から増速側への変速を
開始しない。
そして、車速検出値Vの増加に伴いパルスモータ15が
増速側にさらに回転して、油圧シリンダ9a、9d内の
圧力が駆動輪4からの反力に抗する圧力まで上昇する状
B(車速検出値■が車速■2に達した状態)となると、
第4図で点線図示の如く、トロイダル形無段変速機Tの
パワーローラ6゜7が最大減速位置から増速側に傾転を
開始し、変速を開始することになる。したがって、実際
の走行特性が、エンジン回転数Neの過渡的な吹上現象
を伴うことなく良好な変速動作を行うことができる。
増速側にさらに回転して、油圧シリンダ9a、9d内の
圧力が駆動輪4からの反力に抗する圧力まで上昇する状
B(車速検出値■が車速■2に達した状態)となると、
第4図で点線図示の如く、トロイダル形無段変速機Tの
パワーローラ6゜7が最大減速位置から増速側に傾転を
開始し、変速を開始することになる。したがって、実際
の走行特性が、エンジン回転数Neの過渡的な吹上現象
を伴うことなく良好な変速動作を行うことができる。
この場合のトロイダル形無段変速機Tの変速動作は、パ
ルスモータ15が駆動パルスによって所定量回動される
と、その回動に応じてスプール弁12の弁本体12eが
復帰スプリング12hに抗して下降され、その移動に応
じて流体供給管12aと分配管12bとが連通され、こ
れによって油圧シリンダlOb及び10cに作動流体が
供給されてトラニオン8及び9が所定量それぞれ上方及
び下方に移動する。このトラニオン8,9の移動により
、パワーローラ6.7が増速側に傾転を開始する。この
パワーローラ6.7の傾転に伴い、トラニオン8,9も
回動するので、プリセスカム11が回動して係合ローラ
12iが下降し、これに応じてスプール12fが下降す
る。そして、パワーローラ6.7が所定傾転角θ位置に
回動すると、スプール12fによって分配管12b及び
12Cと流体供給管12aとが遮断状態となり、トラニ
オン8,9の移動が停止される。しかしながら、トラニ
オン8.9の移動位置は、中立位置よりずれた位置とな
るので、パワーローラ6.7は、さらに増速方向に傾転
することになり、この状態となるとスプール12fがさ
らに下降するので、流体供給管12aと分配管12cと
が連通して油圧シリンダ10a、10dに作動流体が供
給されることになり、トラニオン8,9がそれぞれ前と
逆に上下する。そして、トラニオン8,9が所定中立位
置に復帰すると、パワーローラ6.7の傾転が停止され
、結局トラニオン8、プリセスカム11及びスプール1
2fで機械的フィードパンク手段が形成されているので
、パワーローラ6.7の傾転角θが弁本体toeで選択
された動作位置に応じて制′4ルされる。
ルスモータ15が駆動パルスによって所定量回動される
と、その回動に応じてスプール弁12の弁本体12eが
復帰スプリング12hに抗して下降され、その移動に応
じて流体供給管12aと分配管12bとが連通され、こ
れによって油圧シリンダlOb及び10cに作動流体が
供給されてトラニオン8及び9が所定量それぞれ上方及
び下方に移動する。このトラニオン8,9の移動により
、パワーローラ6.7が増速側に傾転を開始する。この
パワーローラ6.7の傾転に伴い、トラニオン8,9も
回動するので、プリセスカム11が回動して係合ローラ
12iが下降し、これに応じてスプール12fが下降す
る。そして、パワーローラ6.7が所定傾転角θ位置に
回動すると、スプール12fによって分配管12b及び
12Cと流体供給管12aとが遮断状態となり、トラニ
オン8,9の移動が停止される。しかしながら、トラニ
オン8.9の移動位置は、中立位置よりずれた位置とな
るので、パワーローラ6.7は、さらに増速方向に傾転
することになり、この状態となるとスプール12fがさ
らに下降するので、流体供給管12aと分配管12cと
が連通して油圧シリンダ10a、10dに作動流体が供
給されることになり、トラニオン8,9がそれぞれ前と
逆に上下する。そして、トラニオン8,9が所定中立位
置に復帰すると、パワーローラ6.7の傾転が停止され
、結局トラニオン8、プリセスカム11及びスプール1
2fで機械的フィードパンク手段が形成されているので
、パワーローラ6.7の傾転角θが弁本体toeで選択
された動作位置に応じて制′4ルされる。
その後、車速の増加に伴う変速比R従ってパルスモータ
15の増速側への回転パルス数が減少して車速検出値■
が設定車速■3となると、以後車速の増加に応じたパル
スモータ15の回転パルス数が一定値となり、エンジン
回転数Neが僅かに増加しながら、最大増速位置まで比
較的短時間で達し、ハイギヤードな変速動作を行うこと
ができる。このように、車速の増加に伴ってエンジン回
転数Neを増加させるので、エンジン音と車速の増加と
を調和させて良好な走行感覚を得ることができる。
15の増速側への回転パルス数が減少して車速検出値■
が設定車速■3となると、以後車速の増加に応じたパル
スモータ15の回転パルス数が一定値となり、エンジン
回転数Neが僅かに増加しながら、最大増速位置まで比
較的短時間で達し、ハイギヤードな変速動作を行うこと
ができる。このように、車速の増加に伴ってエンジン回
転数Neを増加させるので、エンジン音と車速の増加と
を調和させて良好な走行感覚を得ることができる。
また、停車状態からアクセルペダル17を一杯に踏み込
んで、急発進する場合にも同様に、パルスモータ15の
増速側への回転開始時点が繰り上げられるので、実際の
低車速域での走行特性が第4図で点線図示の如(エンジ
ン回転数が急増する吹上現象を生じることなく、良好な
変速動作を行い、且つ最大増速位置に達するまでの時間
が長いローギャードな変速制御を行う。
んで、急発進する場合にも同様に、パルスモータ15の
増速側への回転開始時点が繰り上げられるので、実際の
低車速域での走行特性が第4図で点線図示の如(エンジ
ン回転数が急増する吹上現象を生じることなく、良好な
変速動作を行い、且つ最大増速位置に達するまでの時間
が長いローギャードな変速制御を行う。
さらに、トロイダル形無段変速iTのパワーローラ6.
7が最大増速位置にある状態で、アクセルペダル17の
踏み込みを解除すると共に、ブレーキペダル19を踏み
込んで、制動状態とすると、車速検出値■が設定車速■
4に達するまでは、最大増速位置を保持するが、設定車
速■1未満となると、減速側へのパワーローラ6.7が
減速側への傾転を開始し、この時点からエンジンブレー
キが僅かに作用することになり、ブレーキペダル19の
踏み込みによる制動力とあいまって良好な制動感覚を得
ることができる。しかも、アクセルペダル17の踏み込
みを解除した状態で、設定車速74未満となると、パワ
ーローラ6.7の減速側への傾転を開始し、従来の制御
方法に比較して減速側への傾転開始時点が早められてい
るので、原点復帰指令が出た時の原点復帰時間を短くす
ることができると共に、渋滞中のように極低速での走\
テ時に、原点復帰指令が出てから短時間で、再度アクセ
ルペダルを踏み込んで加速する際にの応答性を向上させ
ることができる。
7が最大増速位置にある状態で、アクセルペダル17の
踏み込みを解除すると共に、ブレーキペダル19を踏み
込んで、制動状態とすると、車速検出値■が設定車速■
4に達するまでは、最大増速位置を保持するが、設定車
速■1未満となると、減速側へのパワーローラ6.7が
減速側への傾転を開始し、この時点からエンジンブレー
キが僅かに作用することになり、ブレーキペダル19の
踏み込みによる制動力とあいまって良好な制動感覚を得
ることができる。しかも、アクセルペダル17の踏み込
みを解除した状態で、設定車速74未満となると、パワ
ーローラ6.7の減速側への傾転を開始し、従来の制御
方法に比較して減速側への傾転開始時点が早められてい
るので、原点復帰指令が出た時の原点復帰時間を短くす
ることができると共に、渋滞中のように極低速での走\
テ時に、原点復帰指令が出てから短時間で、再度アクセ
ルペダルを踏み込んで加速する際にの応答性を向上させ
ることができる。
なお、上記実施例においては、トロイダル形無段変速機
Tのパワーローラ6.7の傾転をスプール弁及びパルス
モータを利用して行う場合について説明したが、パルス
モータに代えて直流モータを適用することもでき、この
場合は、直流モータの回転位置をパルスジェネレータ等
の位置検出器で検出し、これと位置指令値とを比較して
回転位置を動作量に応じて制御するようにすればよく、
さらにスプール弁及び油圧シリンダに代えてネジを適用
し、これをパルスモータ又は直流モータで回転駆動して
トラニオン8,9を移動させるようにしてもよい。
Tのパワーローラ6.7の傾転をスプール弁及びパルス
モータを利用して行う場合について説明したが、パルス
モータに代えて直流モータを適用することもでき、この
場合は、直流モータの回転位置をパルスジェネレータ等
の位置検出器で検出し、これと位置指令値とを比較して
回転位置を動作量に応じて制御するようにすればよく、
さらにスプール弁及び油圧シリンダに代えてネジを適用
し、これをパルスモータ又は直流モータで回転駆動して
トラニオン8,9を移動させるようにしてもよい。
さらに、スプール弁及びパルスモータに代えて、トロイ
ダル形無段変速機Tの油圧シリンダlOa〜10dに対
する作動流体を制御する方向切換弁を設けると共に、ト
ラニオン8,9の回動位置を検出する傾転角検出器を設
け、この傾転角検出器の検出信号を制御装置Cで目標傾
転角γと比較し、その比較結果に応じて方向切換弁をク
ローズトループ制御するようにしてもよい。
ダル形無段変速機Tの油圧シリンダlOa〜10dに対
する作動流体を制御する方向切換弁を設けると共に、ト
ラニオン8,9の回動位置を検出する傾転角検出器を設
け、この傾転角検出器の検出信号を制御装置Cで目標傾
転角γと比較し、その比較結果に応じて方向切換弁をク
ローズトループ制御するようにしてもよい。
以上のように、この発明によれば、スロットル開度・車
速等の変速制御情報を検出する変速制御情報検出手段か
らの変速制御情報に基づき変速動作量を算出し、該変速
動作量に基づきトロイダル形無段変速機のパワーローラ
を傾転動作させて変速動作を行うようにした車両用トロ
イダル形無段変速機の変速制御11方法において、スロ
ー/ )ル小開をパラメータとしてエンジン回転数と車
速との関係から変速比を求める走行線図を、各スロット
ル開度における設定走行特性線の低車速域の変速開始点
を早めると共に、その傾きを大きくするように設定し、
且つ設定走行特性線を車速の増加に伴ってエンジン回転
数が増加する関係に傾斜させ、該走行線図からスロ7)
ル小開、車速をパラメータとする変速比を求め、該変速
比を前記パワーローラの傾転角に変換し、さらに該傾転
角を変速動作量に変換して、スロットル開度及び車速を
パラメータとして前記変速動作量を選定する変速動作量
変換テーブルを形成し、該変速動作量変換テーブルを参
照してスロットル開度及び車速から変速動作量を算出し
、該変速動作量に基づき前記トロイダル形無段変速機の
変速制御を行うようにしたので、低車速域でのエンジン
回転数の吹上現象を抑制することができ、良好な走行特
性を確保することができると共に、一定スロットル開度
での加速時にエンジン回転数を車速の増加に伴って増加
させることができ、加速状態における違和感を生しるこ
となく良好な走行感覚を得ることができ、さらに、低車
速域での原点復帰時間を短縮することができると共に、
エンジンブレーキ感を与えることができ、制動時又はア
クセルペダル戻し時の走行状態を良好に維持することが
できる等の効果が得られる。
速等の変速制御情報を検出する変速制御情報検出手段か
らの変速制御情報に基づき変速動作量を算出し、該変速
動作量に基づきトロイダル形無段変速機のパワーローラ
を傾転動作させて変速動作を行うようにした車両用トロ
イダル形無段変速機の変速制御11方法において、スロ
ー/ )ル小開をパラメータとしてエンジン回転数と車
速との関係から変速比を求める走行線図を、各スロット
ル開度における設定走行特性線の低車速域の変速開始点
を早めると共に、その傾きを大きくするように設定し、
且つ設定走行特性線を車速の増加に伴ってエンジン回転
数が増加する関係に傾斜させ、該走行線図からスロ7)
ル小開、車速をパラメータとする変速比を求め、該変速
比を前記パワーローラの傾転角に変換し、さらに該傾転
角を変速動作量に変換して、スロットル開度及び車速を
パラメータとして前記変速動作量を選定する変速動作量
変換テーブルを形成し、該変速動作量変換テーブルを参
照してスロットル開度及び車速から変速動作量を算出し
、該変速動作量に基づき前記トロイダル形無段変速機の
変速制御を行うようにしたので、低車速域でのエンジン
回転数の吹上現象を抑制することができ、良好な走行特
性を確保することができると共に、一定スロットル開度
での加速時にエンジン回転数を車速の増加に伴って増加
させることができ、加速状態における違和感を生しるこ
となく良好な走行感覚を得ることができ、さらに、低車
速域での原点復帰時間を短縮することができると共に、
エンジンブレーキ感を与えることができ、制動時又はア
クセルペダル戻し時の走行状態を良好に維持することが
できる等の効果が得られる。
第1図はこの発明の一実施例を示す概略構成図、第2図
はこの発明に適用し得るスプール弁の一例を示す拡大断
面図、第3図はこの発明に適用し得る制御装置の一例を
示すブロック図、第4図は変速位置及びスロットル開度
をパラメータとして車速とエンジン回転数との関係を示
す走行線図、第5図は従来例における第4図と同様の走
行線図である。 図中、Tはトロイダル形無段変速機、Cは制御装置、1
はエンジン、2はクラッチ、3は入力ディスク、4は駆
動輪、5は出力ディスク、6,7はパワーローラ、8.
9はトラニオン、loa〜10べは油圧シリンダ、11
はプリセス力lい 12はスプール弁、15はパルスモ
ータ、16は車速検出器、17はアクセルペダル、18
はスロットル開度検出器、19はブレーキペダル、20
はブレーキスイッチ、SMはシフト機構、21はシフト
位置検出器、28は論理演算部である。
はこの発明に適用し得るスプール弁の一例を示す拡大断
面図、第3図はこの発明に適用し得る制御装置の一例を
示すブロック図、第4図は変速位置及びスロットル開度
をパラメータとして車速とエンジン回転数との関係を示
す走行線図、第5図は従来例における第4図と同様の走
行線図である。 図中、Tはトロイダル形無段変速機、Cは制御装置、1
はエンジン、2はクラッチ、3は入力ディスク、4は駆
動輪、5は出力ディスク、6,7はパワーローラ、8.
9はトラニオン、loa〜10べは油圧シリンダ、11
はプリセス力lい 12はスプール弁、15はパルスモ
ータ、16は車速検出器、17はアクセルペダル、18
はスロットル開度検出器、19はブレーキペダル、20
はブレーキスイッチ、SMはシフト機構、21はシフト
位置検出器、28は論理演算部である。
Claims (1)
- スロットル開度・車速等の変速制御情報を検出する変速
制御情報検出手段からの変速制御情報に基づき変速動作
量を算出し、該変速動作量に基づきトロイダル形無段変
速機のパワーローラを傾転動作させて変速動作を行うよ
うにした車両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法
において、スロットル開度をパラメータとしてエンジン
回転数と車速との関係から変速比を求める走行線図を、
各スロットル開度における設定走行特性線の低車速域の
変速開始点を早めると共に、その傾きを大きくするよう
に設定し、且つ設定走行特性線を車速の増加に伴ってエ
ンジン回転数が増加する関係に傾斜させ、該走行線図か
らスロットル開度、車速をパラメータとする変速比を求
め、該変速比を前記パワーローラの傾転角に変換し、さ
らに該傾転角を変速動作量に変換して、スロットル開度
及び車速をパラメータとして前記変速動作量を選定する
変速動作量変換テーブルを形成し、該変速動作量変換テ
ーブルを参照してスロットル開度及び車速から変速動作
量を算出し、該変速動作量に基づき前記トロイダル形無
段変速機の変速制御を行うことを特徴とする車両用トロ
イダル形無段変速機の変速制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13270386A JPS62289440A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 車両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13270386A JPS62289440A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 車両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62289440A true JPS62289440A (ja) | 1987-12-16 |
Family
ID=15087581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13270386A Pending JPS62289440A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 車両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62289440A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5683326A (en) * | 1995-02-28 | 1997-11-04 | Isuzu Motors Limited | Toroidal continuous variable transmission |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6182065A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-25 | Nippon Seiko Kk | トロイダル形無段変速機の変速制御装置 |
JPS6189132A (ja) * | 1984-10-08 | 1986-05-07 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用動力装置 |
-
1986
- 1986-06-10 JP JP13270386A patent/JPS62289440A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6182065A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-25 | Nippon Seiko Kk | トロイダル形無段変速機の変速制御装置 |
JPS6189132A (ja) * | 1984-10-08 | 1986-05-07 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用動力装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5683326A (en) * | 1995-02-28 | 1997-11-04 | Isuzu Motors Limited | Toroidal continuous variable transmission |
EP1059473A2 (en) | 1995-02-28 | 2000-12-13 | Isuzu Motors Limited | Toroidal continuous variable transmission |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0569741B2 (ja) | ||
JP2567222B2 (ja) | 装輪式建設機械のエンジン制御方法および装置 | |
CN104024537B (zh) | 具有发动机转速控制的液压驱动系统 | |
JPS62289440A (ja) | 車両用トロイダル形無段変速機の変速制御方法 | |
JPH08303544A (ja) | トロイダル型無段変速機 | |
JPS62113956A (ja) | 無段変速機の制御装置 | |
JPH086613B2 (ja) | 装輪式建設機械のエンジン制御方法 | |
JPH09132136A (ja) | 鉄道車両用駆動装置 | |
JPH10184875A (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JPH10306874A (ja) | 油圧式車両 | |
JP3561907B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP2001099309A (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JPH0771556A (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JPS59208255A (ja) | 車両用無段変速機の制御方法 | |
JPS6174943A (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP3536430B2 (ja) | 無段変速機の制御装置 | |
JP3322207B2 (ja) | 定速走行装置付き車両のエンジンブレーキ制御装置 | |
JPS62194941A (ja) | 車両用無段変速機の変速制御装置 | |
JPH01116371A (ja) | 雪上車の車両走行速度切換装置 | |
JPS6182065A (ja) | トロイダル形無段変速機の変速制御装置 | |
JPH0322333B2 (ja) | ||
JPH0624896B2 (ja) | 油圧駆動車の車速制御装置 | |
KR940003531B1 (ko) | 스피드와 토오크 측정 제어식 자동제어장치 | |
JPH0679887B2 (ja) | 車両用トロイダル形無段変速機の変速制御装置 | |
JPH01160427A (ja) | 移動農機等の車速制御装置 |