JPS6174943A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

無段変速機の変速制御装置

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JPS6174943A
JPS6174943A JP19365384A JP19365384A JPS6174943A JP S6174943 A JPS6174943 A JP S6174943A JP 19365384 A JP19365384 A JP 19365384A JP 19365384 A JP19365384 A JP 19365384A JP S6174943 A JPS6174943 A JP S6174943A
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JP
Japan
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speed change
shift
trunnion
value
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Pending
Application number
JP19365384A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Miyaura
宮浦 靖彦
Takashi Machida
尚 町田
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Priority to FR8512805A priority patent/FR2571517B1/fr
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Publication of JPS6174943A publication Critical patent/JPS6174943A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/32Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
    • F16H15/36Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
    • F16H15/38Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、変速制御情報に基づき制御手段で無段変速
機構を制御する無段変速機の変速制御装置の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の無段変速機の変速制御装置としては、例えば特開
昭58−54262号公報に開示されているものがある
このものは、主制御弁を加速ペダルの踏込み位置及びマ
ンボルトからの負圧に応じて操作することにより、ロー
ラ支持体を移動させ、その移動位置をプリセスカムによ
り主制御弁に機械的にフィードバックしてパワーローラ
を所望位置に傾転させることによって所望の変速比を得
るように構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の無段変速機の変速制御装置に
あっては、加速ペダルの踏込み量及びマンボルトからの
負圧を主制御弁に機械的に伝達して変速比を制御する構
成となっているため、変速制御情報としての加速ペダル
の踏込み量又はマンボルトからの負圧が微小変動する場
合には、その微小変動に主制御弁が応動して変速動作に
ハンチングを生じ、円滑な変速動作を確保することがで
きないという問題点があった。
そこで、この発明は、変速制御情報に微小変動があると
きでもこれを吸収して無段変速機構の変速動作のハンチ
ングを防止して円滑な変速動作を行うことが可能な無段
変速機における変速制御装置を提供することを目的とし
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、この発明は、第1図の基
本構成図に示すように、スロットル開度指令信号等の変
速制御情報を検出する変速制御情報検出手段からの変速
制御情報に基づき制御手段で無段変速機構を制御して変
速動作を行う無段変速機において、前記変速制御情報検
出手段からの変速制御情報の変化量が所定設定値以上で
あるか否かを判定する変化量判定手段を有し、前記制御
手段は、前記変化量判定手段の判定結果が、変速制御情
報が所定設定値未満であるときには、当該変速制御情報
による変速動作を中止し、変速制御情報が所定設定値以
上であるときには、当該変速制御情報による変速動作を
行うように構成されていることを特徴とする。
〔作用〕
この発明は、変速制御情報検出手段からの変速制御情報
の変化量を制御手段内の変化量判定手段によって所定設
定値以上であるか否かを判定し、その判定結果が変速制
御情報の変化量が所定設定値以上であるときにのみ当該
変速制御情報に基づき無段変速機構を制御することによ
り、変速制御情報の微小変動によって無段変速機構が不
必要に変速動作されることを防止してハンチングを伴う
ことな(円滑な変速動作を行うようにしたものである。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図乃至第6図はこの発明をトロイダル形無段変速機
に適用した場合の第1の実施例を示す図である。
まず、構成について説明すると、第2図において、Tは
無段変速機としてのトロイダル形無段変速機、Cは制御
装置である。
トロイダル形無段変速機Tは、ハウジング1内に入力デ
ィスク2及び出力ディスク3が同軸的に対向して枢着さ
れている。入力ディスク2及び出力ディスク3は、互い
に同一形状を有し線対称に配置され、それらの対向面が
協働して軸方向断面でみて半円形となるようにトロイダ
ル面に形成されている。そして、入力ディスク2及び出
力ディスク3のトロイダル面で形成されるトロイダルキ
ャビティ内に一対のはパワーローラ4,5が傾転自在に
配設され、これらが両ディスク2.3に転接されている
。この場合パワーローラ4.5は、トラニオン6.7に
回転可能に枢着され且つ入力ディスク2及び出力ディス
ク3のトロイダル面の中心となるピボット軸0を中心と
して傾転自在に支承されている。
而して、入力ディスク2及び出力ディスク3とパワーロ
ーラ4,5との接触面には、摩擦抵抗の大きい粘性材が
塗布され、入力ディスク2に入力される回転力をパワー
ローラ4,5を介して出力ディスク3に伝達し、その伝
達比即ち変速比の変更がトラニオン6.7をピボット軸
O−O方向に微小距離移動させてパワーローラ4.5+
7)(す(転角θを変更することによって行われる。こ
の場合のトラニオン6.7の移動は、トラニオン6.7
の両端に夫々設けた油圧シリンダ9a〜9dと、これら
油圧シリンダ9a〜9dへの油圧供°給を制御するスプ
ール制御弁lOと、トラニオン6に一体に形成されたプ
リセスカム11とによって構成される移動機構12によ
って制御される。
スプール制御弁lOは、流体供給管10aが接続された
入側ボート、分配管10b及び10cが接続された出側
ボート及び流体排出管10dが接続された排出ボートと
を有する弁本体10eと、この弁本体10e内に上下方
向に摺動自在のスプール10fとを有し、弁本体10e
が無段変速機Tのハウジング1に外側面に植設された支
柱10gに復帰スプリング10hで上方に付勢されて支
柱と並行なネジ13を回転させることにより上下方向に
摺動可能に配設されている。
また、スプール10fは、プリセスカム11のカム面に
係合ローラ10iを介して係合され、トラ−オフ60回
動に応じて上下動される。そして、トラニオン6、プリ
セスカム11及びスプール10fで機械的フィードバッ
ク手段を構成している。
さらに、プリセスカム11の周囲には、パワーローラ4
.5の最大増速位置を検出する例えばマイクロスインチ
構成の最大増速位置検出器11U及びパワーローラ4,
5の最大減速位置を検出する同様の最大減速位置検出器
11Lが配設され、これらにプリセスカム11に設けた
接触子11Tが当接するように構成されている。
また、分配管tabは、流体圧シリンダ9a及び9dに
、分配管10cは流体圧シリンダ9b及び9cに夫々接
続されている。
そして、スプール制御弁10が、その弁本体10eをパ
ルスモータ12に回転力を直線方向駆動力に変換するネ
ジ等の伝達手段13を介して連結し、パルスモータ12
の回転に応じて弁本体10eを復帰スプリング10hに
抗して上下動させることにより制御される。
なお、14は出力ディスク30回転数を検出して車速に
対応した検出信号を出力する車速検出器、15はスロッ
トル開度検出器、16はパワフル・エコノミーモード選
択スイッチ、17はシフト位置検出器である。
制御装置Cは、変速比選定の基準となる変速制御情報と
しての各種検出信号が供給される入力増幅器18、サン
プリング周期選定手段19、変化量判定手段20及び制
御手段21とから構成されている。    ・ この制御装置Cの具体的構成は、第3図に示すように、
前記人力増幅器18と、前記サンプリング周期選定手段
19、変化量判定手段20及び変速制御手段21を構成
するマイクロコンピュータ22と、前記パルスモータ1
2を駆動するパルス分配回路23とから構成されている
入力増幅器18は、変速比選定の基準となる外部のスロ
・ノトル開度検出器15からのスロットル開度検出信号
U及び前記トロイダル形無段変速機Tの車速検出器14
の検出信号Vが変速制御情報として供給され、これらを
所定値に増幅して出力する。
マイクロコンピュータ22は、例えばインタフェース回
路24、演算処理装置25及び記憶装置26を少なくと
も有して構成され、インタフェース回路24に供給され
る各種入力信号に基づき所定の演算処理を実行して、変
速目標値Erを算出し、これに応じた駆動パルス数を算
出し、これを駆動制御信号C8をインタフェース回路2
2からパルス分配回路23に出力する。
インタフェース回路24は、A/D変換及びD/A変換
機能を有し、その入力側に外部からのシフト位置検出信
号S、パワフル・エコノミーモード選択信号M、前記入
力増幅器18の出力信号OA及び最大増速位置検出器1
1U及び最大減速位置検出器11Lの検出信号AL及び
BLが供給され、且つ出力側にパルスモータ12を駆動
するパルス分配回路23が接続されている。
演算処理装置25は、インタフェース回路24に供給さ
れる人力信号に基づき予め記憶装置26に記憶された所
定の処理プログラムに従って演算処理を実行し、最終的
にトロイダル形無段変速機Tのトラニオン6.7を駆動
するパルスモータ12の駆動制御信号CSを出力する。
記憶装置26は、前記演算処理装置25の演算処理に必
要な処理プログラムを記憶していると共に、演算処理装
置25の処理過程で必要とする3種定数を記憶しており
、また、演算処理装置25の処理過程での処理結果を逐
次記憶する。
次に、演算処理装置25の処理手順を第4図について説
明する。   − すなわち、ステップ■で予め設定されたサンプリング周
期を決定する標準設定値τを読み込み、これを記憶装置
26のサンプリング周期記憶領域に一時記憶する。
次いで、ステップ■に移行して、車速検出信号14から
の車速検出信号DV及びスロットル開度検出器15の検
出信号Uを夫々読み込み、これらを車速検出値■及びス
ロットル開度検出値Uとして記憶装置26の所定記憶領
域に記憶してからステップ■に移行して、車速検出値V
が比較的低速の車速設定値VS+を越えているか否かを
判定し、V>V、、であるときには、ステップ■に移行
する。
このステップ■では、車速検出値Vが前記車速設定値V
31より高い車速設定値V32以上であるか否かを判定
し、V≧VSZであるときには、ステップ■に移行する
このステップ■では、スロットル開度検出値Uが所定設
定値US1以上であるか否かを判定する。
この場合の判定は、車両が高車速状態における巡行走行
状態であるか否かを判定するものであり、U≧US+で
あるときには、巡行走行状態であるものと判定してステ
ップ■に移行する。
このステップ■では、前記標準設定値τを2倍した設定
値2τをサンプリング周期設定値τ3として記憶装置2
6のサンプリング周期設定値記憶領域に一時記憶してか
らステップ■に移行する。
このステップ■では、サンプリング周期設定値記憶領域
に記憶したサンプリング周期設定値τ。
に所定時間(1m5ec)を乗算してサンプリングを行
うタイマ割込周期Tmを算出し、これを記憶装置26の
タイマ割込周期記憶領域に記憶してからステップ■に移
行する。このステップ■では、制御を終了するか否かを
判定し、制御を継続するときには、ステップ■に戻り、
例えばイグニッションスイッチをオフ状態としたときに
は処理を終了する。
また、ステップ■の判定結果が、■≦VSIであるとき
には、ステップ■に移行して、スロットル開度検出値U
が前記所定設定値US1以上であるが否かを判定する。
この場合の判定は、車両が低車速状態における急加速状
態或いはキックダウン状態であるか否かを判定するもの
であり、U≧US+であるときには、ステップ[相]に
移行して前記標準設定値τを2倍した設定値%・τをサ
ンプリング周期設定値τ3として記憶装置24のサンプ
リング周期設定値記憶領域に一時記憶してからステップ
■に移行する。
また、ステップ■の判定結果がV<V、2であるとき、
及びステップ■の判定結果がU<US!であるときには
、夫々通常の加減速状態と判定してステップ0に移行し
て、前記標準設定値τをそのままサンプリング周期設定
値τ、として記憶装置26のサンプリング周期設定値記
憶領域に記憶してからステップ■に移行する。
その結果、第6図に示すように、車速■とスロットル開
度Uとに基づき急加速又はキックダウン時には領域A、
を、高速巡行時には領域ALを、通常加減速時には領域
AMを夫々選択して走行状態に応じてタイマ割込周期T
mを変化させる。
ここで、ステップ■〜ステップ■の処理がサンプリング
周期選定手段19に対応している。
そして、以上のサンプリング周期選定処理によって選定
されたタイマ割込周期毎に第5図の変速制御処理プログ
ラムが実行される。
すなわち、ステップ@で入力増幅器18からの各種検出
信号及びシフト位置検出信号S等を変速制御情報として
読み込み、これらを記憶装置26の変速制御情報記憶領
域に一時記憶する。この場合、変速制御情報記憶領域に
は、前回の処理における変速制御情報TC,,を記憶す
る前回変速制御情報記憶領域と、現在の変速制御情報T
C,を記憶する現在変速制御情報記憶領域との2つの記
憶領域を有し、現在の変速制御情報を読み込むと、これ
が現在変速制御情報記憶領域に記憶されると共に、いま
まで現在変速制御情報記憶領域に記憶されていた前回の
変速制御情報を前回変速制御情報記憶領域に転送記憶す
るように構成されている。
次いで、ステップ0に移行して、現在変速制御情報TC
n及び前回変速制御情報TCn、を続出し両者の差値の
絶対値l T C,T Cn−+  1でなる変化量Δ
TCが所定設定値α以上であるか否かを判定し、ΔTC
≧αであるときには、ステップ■に移行して、現在変速
制御情報に基づき所定の変速比に制御する変速動作量を
算出するために記憶装置26に予め記憶された所定の変
速制御情報−変速動作量変換記憶テーブルを選択する。
次いで、ステップ[相]に移行して、前記選択された記
憶テーブルを参照して変速目標値Erを算出する。
次いで、ステップ[相]に移行して、目標値Erと現在
のパワーローラ435の傾転角θとからパルスモーク1
2の動作量りを算出し、これを記憶装置26の動作量記
憶領域に更新記憶してからステップ0に移行する。
ステップOでは、パルスモータ12の現在位置Pを記憶
装置26から読み出し、これに前記動作量記憶領域に記
憶された動作量りを加算して目標位置P0を算出し、こ
れを現在位置記憶領域に更新記憶してからステップ[相
]に移行する。
このステップ[相]では、前記動作量記憶領域に記憶さ
れた動作量りに基づき記憶テーブルを参照してパルスモ
ータ12の動作パルス数を算出し、これを記憶装置の所
定記憶領域に一時記憶してからステップ[相]に移行し
て、記憶装置26の所定記憶領域に形成した動作パルス
カウンタに動作パルス数をロードする。
ついで、ステップ[相]に移行して、パルス分配回路2
3内の分配カウンタをリセットしてからステップ[相]
に移行して、動作パルスをパルス分配回路23に出力す
る。
次いで、ステップ0に移行して、トラニオン6゜7の動
作方向を判定し、これが増速方向であるときにはステッ
プ@に移行移行する。
このステップ0では、最大増速位置検出器11Uからの
検出信号ALを読み込み、これが論理値“1”であるか
否かを判定することにより、パワーローラ4,5が増速
側の限界位置に達したか否かを判定し、限界位置に達す
る以前であるときには、ステップ■に移行する。
このステップ■では、前記動作パルス数カウンタ26a
を“1”だけカウントダウンしてからステップ■に移行
して、動作パルス数カウンタ26aのカウント値が零で
あるか否かを判定する。この場合の判定は、トラニオン
6.7が前記ステップOで算出した目標位置P0に達し
たか否かを判定するものであり、目標位置P0に達した
ときには、割込処理を終了してメインプログラムに復帰
する。
また、ステップ0の判定結果がΔTC<αであるときに
は、そのまま割込処理を終了し、ステップ[相]の判定
結果がトラニオン6.7を減速方向に動作させるもので
あるときには、ステップ[相]に移行して、最大減速位
置検出器11Lの検出信号BLを読み込み、これが論理
値″1”であるか否かによって、パワーローラ4.5が
減速側の限界位置に達したか否かを判定し、限界位置に
達する以前であるときには、前記ステップ■に移行し、
限″界位置に達したときには、ステップ@に移行してパ
ルスモータ12を非常停止させてから割込処理を終了す
る。
さらに、ステップ@の判定結果が限界位置に達したとき
には、前記ステップOに移行する。
ここで、ステップ@及び0の処理が変化量判定手段20
に対応し、ステップ0〜ステツプ0の処理が制御手段2
1に対応している。
次に作用について説明する。今、車両が停止状態にアリ
、イグニションスイッチがオフ状態にあるものとすると
、この状態では制御装置Cの演算処理装置25で第4図
及び第5図の処理が実行されず、トロイダル形無段変速
機Tは変速動作を行わず、通常はパワーローラ4.5が
最大減速位置に移動されている。
この停車状態で、イグニションスイッチをオン状態に切
り換えると、演算処理装置25で、まず、第4図の処理
を実行し、変速制御情報としての各検出信号に基づき変
速制御を行うサンプリング周期を決定する。
すなわ゛ち、ステップ■でサンプリング周期を決定する
予め設定された標準設定値τを読み込み、これを記憶装
置26の所定記憶領域に記憶する。
次いで、ステップ■に移行して車速検出信号V及びスロ
ットル開度検出信号Uを読み込み、これらを夫々車速検
出値及びスロットル開度検出値として記憶装置26の所
定記憶領域に記憶する。
次いで、ステップ■に移行して、V>V、、であるか否
かを判定し、この停止状態では、■≦VSIであるので
、ステップ■に移行する。
このステップ■では、スロットル開度検出値Uが所定設
定値USZ以上であるか否かを判定する。
このとき、車両が停止状態であるので、アクセルペダル
は踏み込まれておらず、U<US2であるので、ステッ
プ0に移行して標準設定値τをそのままサンプリング周
期設定値記憶領域に記憶する。
そして、ステップ■に移行してサンプリング周期設定記
憶領域に記憶された標準設定値τに所定時間を乗算し、
変速制御情報に基づき変速制御を行うタイマ割込周期T
l!1を算出し、次いでステップ■に移行して制御をm
続する場合には、ステップ■に戻り、制御を継続する間
上記処理を繰り返し実行する。
その後、前記サンプリング周期選定処理で選定されたタ
イマ割込周期が到来する毎に、第5図のタイマ割込処理
が実行される。
したがって、まず、ステップ@で、各検出信号U、■、
S等を読み込み、これらを記憶装置26の所定記憶領域
に一時記憶する。
次いで、ステップ0に移行して、検出信号U。
■の変化量が所定設定値α以上であるか否かを判定する
。このとき、車両が停車状態であるので、車速変化及び
スロットル開度変化がなく、前回の処理における各検出
信号の値と今回の処理における各検出信号の値との差値
の絶対値が所定設定値α未満となる。したがって、ハン
チングを防止するために、そのままタイマ割込処理を終
了する。
そして、このハンチング防止処理が、車速検出信号V又
はスロットル開度検出信号Uに変化を生じるまでサンプ
リング周期選定処理で選定されたタイマ割込周期が到来
するごとに繰り返される。
そして、車両の停車状態から、例えばドライブレンジを
選択すると共に、アクセルペダルを踏み込み、且つクラ
ッチを半クラツチ状態として、車両を発進させると、そ
のときの車速検出信号V及びスロットル開度検出信号U
とに基づき第4図のサンプリング周期選定処理が実行さ
れて車両の走行状態に対応した検出信号の読込周期が選
定される。すなわち、急発進状態ではサンプリング周期
が標準設定値τの2倍の設定値A・τに設定されるので
、第5図のタイマ割込の処理周期が標準状態の半分とな
り、応答性を向上させるために、頻繁な処理を実行する
したがって、この選定された読込周期ごとに第5図のタ
イマ割込処理が実行されると、まずステップ@で、シフ
ト位置検出信号Sと、パワフル・エコノミーモード選択
信号Pと、アクセルペダルの踏み込みによるスロットル
開度の検出信号Uと、無段変速機Tの出力ディスク3の
回転数検出信号Vとを読み込み、これらを変速制御情報
TCとして記憶装置26の所定記憶領域に一時記憶する
次いで、ステップ0に移行して、変速制御情報TCのの
変化量ΔTCが所定設定値α以上であるか否かを判定す
る。このとき、車両が停車状態から急発進状態へと移行
したので、変化量ΔTCが所定設定値α以上となるので
、ステップ◎からステップ■に移行して変速制御処理を
開始する。
すなわち、ステップ■で記憶装置26に記憶された変速
制御情報TCに基づき所定の変速制御情報−変速動作量
変換記憶テーブルを選択する。
次いで、選択した記憶テーブルを参照してトラニオン6
.7を移動移動させてパワーローラ4゜5の傾転角θを
制御する変速目標値Erを算出する(ステップ[相])
次いで、ステップ[相]に移行して、目標値Erと現在
位置記憶領域に記憶された現在値との差値に基づき所定
のパルスモータ動作量りを算出し、これを記憶装置26
の動作量記憶領域に更新記憶し、次いでステップOで現
在位置Pと動作量に基づき現在位置P0を算出し、これ
を記憶装置26.の現在値記憶領域に記憶する。
次いで、ステップ[相]で、前記動作量りに基づきパル
スモータ12に出力するパルス数を算出し、次いでこれ
を記憶装置26に形成したカウンタ26aにプリセント
する(ステップ@l)と共に、パルス分配回路23内の
カウンタをリセットしてから(ステップ@l)ステップ
■に移行してパルスモータ12を動作させるようにパル
ス駆動信号C8をパルス分配回路23に出力する。
次いで、ステップ0でパワーローラ4.5の傾転方向即
ち無段変速機Tが増速側であるか減速側であるかを判定
し、急発進時であるので、増速側限界位置に達したか否
かを判定し、増速側限界作動位置以前であるときには、
ステップ0に移行してカウンタ26aを“1”だけカウ
ントダウンしてからステップ■に移行し、パルスモータ
12の動作が終了か否かをカウンタ26aのカウント内
容が零であるか否かを判定することにより判定し、この
ときカウンタ26aがセントされたばかりであるので、
前記ステップ[相]に戻り、上記の動作を繰り返す。そ
して、カウンタ26aのカウント値が零となると、ステ
ップ■でパルスモータ12の動作が終了したものと判定
して、タイマ割込処理を終了する。
このように、パルスモータ12が駆動パルス信号C3に
よって所定量回動されると、その回動に応じてスプール
制御弁10が復帰スプリング10hに抗して下降され、
その移動に応じて流体供給管10aと分配管10bとが
連通され、これにより油圧シリンダ9b及び9Cに作動
油が供給されてトラニオン6.7が所定量それぞれ上下
に移動する。このトラニオン6.7の上下の移動により
、パワーローラ4,5が増速側に傾転を開始する。
このパワーローラ4,5の傾転に伴いトラニオン6.7
も回動するので、プリセスカム11が回動して制御弁ロ
ーラ10iが下降し、これに応じてスプール10fが下
降する。そして、パワーローラ4,5が所定傾転角θ位
置に回動すると、スプール10fによって分配管10b
及び10cと流体供給管10aとが遮断状態となり、ト
ラニオン6.7の移動が停止される。しかしながら、ト
ラニオン6.7の移動位置は、中立位置よりずれた位置
となるので、パワーローラ4,5は、さらに増速方向に
傾転することになり、この状態となると、スプール10
fがさらに下降するので、流体供給管10aと分配管1
0cとが連通して油圧シリンダ9a及び9dに作動流体
が供給されることになり、トラニオン6.7がそれぞれ
前と逆方向に上下する。そして、トラニオン6.7が所
定中立位置に復帰すると、パワーローラ4,5の傾転が
停止され、このときのスプール10fの位置が流体供給
管10aと分配管10bとを連通ずる位置にあるので、
トラニオン6.7は中立位置を越えて減速側に移動し、
これに応じてパワーローラ4.5が減速側に傾転し、プ
リセスカム11を介してスプール10fが下降し、結局
トラニオン6、プリセスカム11及びスプール10fで
機械的フィードバック手段が形成されているので、パワ
ーローラ4,5の傾転角θが弁本体10eで選択された
動作位置に応じて制御される。
そして、この急発進状態から車速か増加して車両が通常
走行状態となると、このときの変速制御。
情報としての車速検出値■及びスロットル開度検出値U
が第6図の領域A、となるので、第4図のサンプリング
周期選定処理において標準設定値τに応じたサンプリン
グ周期Tmが選定され、第5図のタイマ割込周期が長く
なって、前回の急発進時に比較して応答性を低下させて
ハンチングを防止する。
また、通常走行状態からアクセルペダルを踏み込んで高
速走行状態とすると、スロットル開度検出値Uが増加し
てU≧UN+となるので、サンプリング周期を決定する
設定値が標準設定値τの2倍となるので、第5図のタイ
マ割込処理周期が長くなり、応答性をより低下させてハ
ンチングを防止する。
以上のように、この実施例によると、無段変速機Tの変
速制御を行う際に、ステップ0の変化量判定処理で変速
制御情報の変化量ΔTCが所定設定値α以上であるか否
かを判定し、ΔTC<αのときには、無段変速機Tの変
速制御を行わず、ΔTC≧αのときのみ変速制御情報に
基づいて無段変速機Tを変速制御するようにしているの
で、変速制御情報の僅かな変動によるハンチングを防止
して円滑な変速動作を行うことができる。
しかしながら、変化量を判定する所定設定値αの値を大
きくすると、−回の変速動作における変速量が大きくな
り、変速ショックを伴うことになるのであまり好ましく
なく、これを避けるためには所定設定値αの値に一定の
限度がある。このため、上側のように、変速制御情報を
読込むサンプリング周期を変速制御情報の値に応じて適
宜変更するサンプリング周期選定処理を併行して行うこ
とにより、制御の応答特性を変更して変化量判定用所定
設定値αの値を変速シヨ・7りを伴わない値に小さく選
定したときのハンチングを確実に防止することができ、
より円滑な変速制御を行うことができる。
次に、この発明の第2の実施例を第7図以下について説
明する。
この第2の実施例は、スプール制御弁1oにかえて電磁
方向切換弁を使用してトラニオン6.7の移動制御を行
って、変速比を変更するようにしたものである。
すなわち、トロイダル形無段変速機T事態の構成は前記
第1の実施例と同様の構成を有し、その油圧シリンダ9
a〜9bが電磁方向切換弁50a及び50bを介してポ
ンプ及;びタンクに接続されている。
一方、電磁方向切換弁50a及び50bを切換制御する
制御装置Cが第7図に示すように、変速比選定の基準と
なる各種検出信号が供給される入力増幅器51と、変化
量判定手段52と、サンプリング周期選定手段53と、
制御手段54とを存する。
入力増幅器51は、変速比選定の基準となる外部からの
ステップ開度検出信号Uパワフル・エコノミーモード選
択信号M及び前記トロイダル形無段変速機Tの車速検出
器14の検出信号Vが供給され、これらを所定値に増幅
して出力する。
そして、制御装置Cの具体的構成は、第8図に示すよう
に、入力増幅器51と、マイクロコンピュータ56と、
比例制御回路57と、出力回路58とから構成されてい
る。
マイクロコンピュータ56は、インタフェース回路59
、演算処理装置6o及び記憶装置61を少なくとも有し
、インタフェース回路59に供給される入力信号に基づ
き所定の演算処理を実行して、目標傾転角θrを算出し
てこれを前記比例制御回路57に供給すると共に、比例
制御回路57からの制御信号Δyに基づきパワーローラ
4.5の傾転角θを制御するために前記トラニオン6゜
7を移動制御する駆動制御信号CSを出力回路58に出
力する。
インタフェース回路59は、A/D変換及びD/A変換
機能を有し、その入力側に外部からのシフト位置信号S
、前記入力増幅器51の出力信号OA及び前記比例制御
回路57比例制御信号Δyが供給され、且つ出力側に比
例制御回路57の目標値入力側及び出力回路58が接続
されている。
演算処理装置60は、インタフェース回路59に供給さ
れる入力信号に基づき予め記憶装置61に記憶された所
定の処理プログラムに従って演算処理を実行し、最終的
にトロイダル形無段変速機Tのトラニオン6.7を駆動
する駆動制御信号C3を選定する。
記憶装置61は、前記演算処理装置6oの演算処理に必
要てな処理プログラムを記憶していると共に、演算処理
装置60の処理過程で必要とする各種定数を記憶してお
り、また、演算処理装置60の処理過程での処理結果を
逐次記憶する。
次に、演算処理装置60の処理手順を第9図について説
明する。
すなわち、演算処理装置60は、図示しないが、前記第
4図と同様のサンプリング周期選定処理を実行して変速
制御情報を読込む周期を選定し、これに応じて第9図(
a)に示す変速制御処理プログラムを実行し、これに対
して所定時間毎に第9図(b)に示すタイマ割込処理を
実行する。
変速制御処理プログラムは、第9図(alに示すように
、まず、ステップ■aで変速制御情報としての入力増幅
器51からの出力信号OA及びシフト位置検出信号Sを
読み込み、次いでステップ■aに移行して、変速制御情
報TCの変化量ΔTCが所定設定値α以上であるか否か
を判定する。このとき、ΔTC<αであるときには、そ
のまま変速制御処理を終了し、ΔTC≧αであるときに
は、ステップ■aに移行する。
このステップ■aでは、前記検出信号に基づき予め記憶
装置61に記憶した目標傾転角算出用記憶テーブルを選
択し、次いでステップ■aで選択された記憶テーブルを
参照して目標傾転角θrを算出し、これを記憶装置61
の目標値記憶領域に記1.印する。
次いで、ステップ■aに移行して、目標値記憶領域に記
憶された目標値を比例制御回路57に出力して割込処理
を終了する。
また、タイマ割込処理は、第9[F(b)に示す如く、
ステップ@laで、前記比例制御回路57から出力され
るトラニオン移動制御量Δyを読み込み、次いでステッ
プ■aに移行して、トラニオン移動制御量Δyに基づき
予め記憶装置61に記憶したパルス幅変換テーブルを参
照して、その値に基づき前記方向切換弁50a及び50
bを制御する駆動制御信号CSのパルス幅を算出し、こ
れを記憶装置61の所定記憶領域に記憶してからステッ
プOaに移行する。
このステップ@aでは、前記ステップOaで記憶したパ
ルス幅の駆動制御信号CSを前記電磁方向切換弁50a
及び50bに出力してからタイマ割込処理を終了してメ
インプログラムに復帰する。
ここで、ステップ■aの処理が変化量判定手段52に対
応し、比例制御手段57及びステップ■a、ステップ@
la〜ステップ@aの処理が制御手段54に対応してい
る。
比例制御回路57は、前記無段変速機Tのトラニオン位
置検出器64の検出信号y及び傾転角検出器63の検出
信号θ、とマイクロコンピュータ56からの目標傾転角
θとが供給され、これらに基づきトラニオン6.7を所
定量移動させるトラニオン移動制御量Δyを出力する。
ここで、比例制御回路57は、第10図の制御ブロック
図に示すように、目標傾転角θと傾転角検出器63の検
出信号θ、との減算値が供給されこれに基づきトラニオ
ン移動量yoを算出する傾転角制御回路57aと、その
トラニオン移動量yOと位置検出器64の検出信号yと
の減算値が供給されこれに基づきトラニオン移動制御量
Δyを算出するトラニオン移動制御回路57bとから構
成されている。
次に、作用について説明する。今、車両が停車状態にあ
り、ニュートラルレンジを表すシフト位置検出信号Sが
出力されているものとすると、こ+7)状Liテは、エ
ンジンがアイドリング状態にあり、且つ無段変速機Tの
入力ディスク2にエンジン回転力が伝達されていないの
で、制御装置Cの演算処理装置60では、第9図(al
及び(b)の処理は車速が零なので、目標値が零として
処理されている。
この状態から、例えばドライブレンジを選択すると共に
、アクセルペダルを踏み込み、且つクラッチを半クラツ
チ状態として、車両を発進させると、まず、第4図のサ
ンプリング周期選定処理が実行されて走行状態に応じた
タイマ割込周期Tmが選定される。そして、この選定さ
れたタイマ割込周期Tm毎に第9図(δ)の処理が実行
開始され、まずステップ■aで、ドライブレンジを表す
シフト位置検出信号Sとアクセルペダルの踏み込みによ
るスロットル開度のヰ灸出信号Uと、無段変速機Tの出
力ディスク30回転数検出信号■とを読み込み、これら
を記憶装置61の所定記憶領域に一時記憶する。
次いで、これら記憶データに基づきステ・ノブ■aで変
速制御情報TCの変化量ΔTCが所定設定値α以上であ
るか否かを判定し、発進状態であるので、ΔTC≧αと
なり、ステップ■aからステップ■aに移行し、変速制
御情報TCに基づき変速制御情報−目標傾転角変換記憶
テーブルを選択し、次いでステップ■aで選択した記憶
テーブルを参照して目標傾転角θrを算出する。
次いで、ステップ■aで、比例制御回路57に目標傾転
角θrを出力して割込処理を終了する。
このように、比例制御回路57に目標傾転角θrが出力
されると、この比例制御回路57で、まず、無段変速機
Tの傾転角検出器63からの検出信号θ、と目標傾転角
θrとを比較してその差を算出し、その差信号をトラニ
オン移動量制御回路57bに供給してトラニオン移動制
御量Δyを算出し、これをマイクロコンピュータ56に
出力する。
マイクロコンピュータ52では、所定時間毎に第9図(
blに示すタイマ割込処理を実行し、ステンプ[相]a
でトラニオン移動制御量Δyを読み込み、次いで、ステ
ップ■aでトラニオン移動量記憶テーブルを参照してト
ラニオン6.7を移動制御する電磁切換弁50a及び5
0bを駆動する駆動側′4B信号CSのパルス幅を決定
し、これを記憶装置61の所定記憶領域に記憶する。
次いで、ステップ@aに移行して、前記ステップOaで
決定したパルス幅のパルス幅変調信号でなる駆動制御信
号CSを電磁切換弁50a及び50bに出力してから割
込処理を終了してメインプログラムに復帰する。
このように、トラニオン6.7が移動されると、その移
動方向に応じてパワーローラ4,5がトラニオン6.7
の移動方向に応じて傾転し、その傾転角θ、が変更され
、これにより変速比Rが所定値に制御される。
すなわち、マイクロコンピュータ56から目標傾転角θ
rが比例制御回路57に出力されると、この比例制御回
路57で目標傾転角θrと現在の傾転角検出信号θPと
の差を求め、これを傾転角制御回路57aに供給してト
ラニオン移動制御量yoを算出するついで、算出したト
ラニオン移動制御量y0とトラニオン動作位置検出信号
yとの差を求め、その差信号をトラニオン移動制御回路
57bに供給してトラニオン6.7を動作させる移動動
作制御量Δyを算出してマイクロコンピュータ56に供
給する。このように、マイクロコンピュータ56に移動
動作制御量Δyが人力されると、所定の演算処理を実行
してその値に応じたパルス幅の駆動信号CSが出力され
る。この駆動信号C8によりトラニオン6.7が移動開
始されてパワーローラ4.5が傾転を開始し、傾転角θ
Pが変更され、これに応じて変速比Rが変化する。
このときのトラニオン6.7の移動位置が位置検出器6
4で検出され、トラニオン移動位置検出信号yのネガテ
ィブフィードバックにより、トラニオン移動量が所定量
となると、トラニオン移動動作制御量Δyが零となり、
マイクロコンピュータ56からのパルス幅駆動信号C3
の供給が停止され、トラニオンの移動が停止される。
このように、トラニオンの移動が停止してもパワーロー
ラ4,5は傾転を継続し、傾転角検出信号θ、が傾転角
検出器63で検出され、これがマイクロコンピュータ5
6からの目標傾転角θにネガティブフィードバックされ
ているため、トラニオン移動制御量yo及びトラニオン
移動動作制御量Δ・yの双方が先のそれらと比較してベ
クトル的に反対方向となる。したがって、このトラニオ
ン移動動作制御量Δyがマイクロコンピュータ56に供
給されるため1、マイクロコンピュータ56からは、ト
ラニオン6.7を復帰させる方向のパルス幅駆動信号C
Sが出力回路58に供給されることになり、トラニオン
6.7.は中立点への復帰動作を開始する。
そして、トラニオン移動位置検出信号yのネガティブフ
ィードバックにより、トラニオン復帰量が所定量となる
と、トラニオン移動動作側iB量Δyが零となり、マイ
クロコンピュータ56からのパルス幅駆動信号C3の供
給が停止され、トラニオン復帰動作゛は停止する。この
とき、トラニオンは中立位置にあるので、トラニオン4
.5の傾転は停止し、変速動作が完了する。以上のよう
な一連の動作により、これに応じて変速比Rが制御され
る。
以上、のように、この第2の実施例においても、制御情
報の変化量が所定設定値α以上であるときのみ変速制御
を行うと共に、その変速制御処理の周期を変速制御情報
に基づき設定するようにしているので、前記第1の実施
例と同様の円滑な変速動作を行うことができる。
なお、上記実施例においては、トラニオン6゜7を油圧
シリンダ9a〜9dを使用して軸方向に移動させる場合
について説明したが、これに限定されるものではな(、
例えば特開昭58−160664号公報に記載されてい
るパルスモータによって回転駆動されるネジを使用して
直接トラニオンを移動させる形式にもこの発明を適用し
得ること勿論である。
また、上記実施例においては、無段変速機としてトロイ
ダル形無段変速機にこの発明を適用した場合について説
明したが、これに限定されるものではな(、プーリ幅を
変更可能な一対のプーリ間にベルトを巻き掛け、ベルト
とプーリとの接触位置を変更することにより、変速比を
無段階に変更可能な無段変速機等にもこの発明を適用し
得ること勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、変速動作の指
令信号としての変速制御情報の変化量を変化量判定手段
で所定設定値以上であるか否かを判定し、変速制御情報
の変化量が所定設定値以上であるときのみ変速制御情報
に基づき無段変速機の変速制御を行うようにしているの
で、変速制御情報の微小変動による変速制御動作のハン
チングを有効に防止して円滑な変速動作を行い、特に、
車両用変速機として使用した場合に乗心地を向上させる
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の概要を示す基本構成図、第2図はこ
の発明の第1の実施例を示す概略構成図、第3図はこの
発明に適用し得る制御装置の一例を示すブロック図、第
4図及び第5図は夫々制御装置の処理手順を示す流れ図
、第6図はこの発明の詳細な説明に供するグラフ、第7
図はこの発明の第2の実施例を示す概略構成図、第8図
はその制御装置の一例を示すブロック図、第9図(a+
及び(t)1は夫々制御装置の処理手順を示す流れ図、
第10図は制御装置の具体例を示すブロック線図である
。 ■・・・・・・ハウジング、2・・・・・・人力ディス
ク、3・・・・・・出力ディスク、4.5・・・・・・
パワーローラ、6゜7・・・・・・トラニオン、T・・
・・・・トロイダル形無段変速機、C・・・・・・制御
装置、10・・・・・・スプール制御弁、11・・・・
・・プリセスカム、12・・・・・・パルスモータ、1
4・・・・・・車速検出器、15・・・・・・スロット
ル開度検出!、16・・・・・・パワフル・エコノミー
モード選択スイッチ、17・・・・・・シフト位置検出
器、18・・・・・・入力増幅器、19・・・・・・サ
ンプリング周期選定手段、20・・・・・・変化量判定
手段、21・・・・・・制御手段、22・・・・・・マ
イクロコンピュータ、23・・・・・・パルス分配回路
、24・・・・・・インタフェース回路、25・・・・
・・演算処理装置、26・・・・・・記憶装置、50a
、50b・・・・・・電磁方向切換弁、51・・・・・
・人力増幅回路、52・・・・・・変化量判定手段、5
3・・・・・・サンプリング周期選定手段、54・・・
・・・制御手段、56・・・・・・マイクロコンピュー
タ、57・・・・・・比例制御回路、58・・・・・・
出力回路、59・・・・・・インタフェース回路、60
・・・・・・演算処理装置、61・・・・・・記憶装置
、63・・・・・・傾転角検出器、64・・・・・・ト
ラニオン位置検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スロットル開度指令信号等の変速制御情報を検出する変
    速制御情報検出手段からの変速制御情報に基づき制御手
    段で無段変速機構を制御して変速動作を行う無段変速機
    において、前記変速制御情報検出手段からの変速制御情
    報の変化量が所定設定値以上であるか否かを判定する変
    化量判定手段を有し、前記制御手段は、前記変化量判定
    手段の判定結果が、変速制御情報が所定設定値未満であ
    るときには、当該変速制御情報による変速動作を中止し
    、変速制御情報が所定設定値以上であるときには、当該
    変速制御情報による変速動作を行うように構成されてい
    ることを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
JP19365384A 1984-08-28 1984-09-14 無段変速機の変速制御装置 Pending JPS6174943A (ja)

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