JPS6228819A - シフト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は車両の動力伝達系統におけるシフト装置の改
良に関する。

［従来技術］ 車両の動力伝達系統における変速ギヤ等のシフトを行な
うためのシフト装置は、シフトレバ−に直結した縦シャ
フトのＸ軸方向とＹ軸方向との二次元の揺動、所謂横方
向と縦方向との各揺動変位でもって変速ギヤ等の変速切
替を行なう。

そしてリバース等に切替を行なう場合は、他の変速切替
と明確に区別するために、前記シフトレバ−の横方向と
縦方向との各揺動動作の一部に対して更に下方への押圧
動作を加えて行なうようにしたものが多い。

すなわち、シフトレバ−を下方に押圧変位させながら特
定方向に揺動させると、リバース側に切替とする揺動が
でき、もしもこの下方押圧変位が不充分な形態では、前
記特定方向への揺動ができず、リバース側に切替が行な
われない。

これはこの車両をリバース側に走行させる場合には、別
の動作を付加して始めて切替えられるようにし、不用意
にリバース側に切替えられることによるリバース走行の
危険が生じないようにするための措置である。

そしてこのように確実にシフトさせるための具体向な装
置の例を第３図及び第４図に示す。

この装置は、シフト１ツバ−１０１下方の縦シャフト１
０３の直径を一部拡大した部分１０５を備え、前記リバ
ース以外の各揺動動作に対しては、拡大部分１０５の位
置決め揺動が、ガイドされる溝１０７を持ったガイドプ
レート１０９が固定部材側に装着されている。

前記リバース切替揺動に対するガイドプレート１０９の
ガイド溝１０７部分だけは、縦シャフト１０３の直径に
ほぼ等しい狭い溝幅Ｂどしている。

従って、リバース切替においては、シフトレバ−１０１
を確実に下方に押圧変位させて縦シャフト１０３の拡大
部１０５をガイドプレート１０９の配設レベルから下方
にしなければ、狭い溝部分に縦シャフト１０３が入り込
まず、揺動ができないようになっている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながらこのような構成の装置においては、機能は
充分であるものの、縦シャフト１０３の拡大部１０５を
、ガイドするためにガイドプレート１０９は大型化しな
ければならず、このガイドプレート１０９を装着するシ
フト装置も、必然的に大きくなり、運転席の下方付近を
狭くすることになり不都合である。

［発明の目的］ そこでこの発明は簡単な構成の別部材を付加するだ（プ
で、極めて少ないスペースでもって、シフトレバ−の下
方押圧が確実でない限り前記リバース切替等の特定揺動
ができない機能を持ったシフト装置の提供を目的とする
。

［発明の構成］ 上記の目的を達成するためにこの発明は、固定側部材に
揺動自在に支承されたシフトレバ−とその下方に連結さ
れた縦シャフトに対して、シフトレバ−の縦方向揺動と
横方向揺動との動作の一部に下方押圧動作を加えてシフ
ト操作の一部を行なうシフト装置において、前記シフト
レバ−側部材と固定側部材とに、前記シフトレバ−の下
方押圧動作中以外では前記一部の揺動動作を不能とする
干渉当接を起こす配置関係に実設形態の相互当接部材を
装着したことを特徴とするシフト装置を、その要旨とす
るものである。

［発明の作用］ 以上のように構成されたこの発明のシフト装置は、シフ
トレバ−側部材と固定側部材とに実設形態の相互当接部
材をそれぞれ装着としたことにより、これら相互当接部
材を極めて小型軽量のものに形成できる。

すなわち、特定条件の操作をしなければ干渉当接してし
まう配置関係の相互当接部材を前記各部材側に実設形態
に形成装着とすると、たとえば一方をビン又は類似の突
起体とし、他方を帯状板をＬ字状に折曲げて相互当接部
材とすることができて前記小型軽量のものにできる。

［実施例］ 以下この発明のシフト装置の一実施例を第１図乃至第２
図の図面を参照しながら説明する。

車両の図外の変速ギヤのシフトを行なうシフト装置１が
図外の運転席の側方の床面に設けられている。

上記シフト装置１はシフトレバ−３の下方に連結された
縦シャフト５を持っており、縦シャフト５の中央付近に
短い角筒体７が縦シャフト５を上下に分断した形で装着
されている。

上記角筒体７の中に車幅方向に向いた横シャフ１−９が
縦シャフト５にほぼ直交して貫通した形に配設され、角
筒体７にビン１１で枢支されている。

また上記横シャフト９の両端は、車両床面に固定されて
いるシフト装置１のブラケツ１〜１３の左右側壁を貫通
して延設されていて、回動、揺動自在にブラケッ１−１
３の側壁に支持されている。

さらに横シャフト９の一端部１５の外周に数本の環状溝
１７が刻設されており、これらの環状溝１７に係合する
スプリング付チェックボール１９で構成される位置決め
機構２１がブラケット１３の側壁に装着されている。

角筒体７の下方に延設された縦シャフト５の下端にもス
プリング付チェックボール２３が装置されている。

縦シャフト５は、シフトレバ−３の縦方向揺動で横シｔ
・フト９を中心とした回動をづ−るが、その時の縦シャ
フ１〜５の′Ｆ端のチェックボール２３の揺動を縦シＡ
・フト５が垂直面上の円弧線上だけに限定され、横ずれ
しないように弧状溝２５によって当接ガイドされる。こ
のガイド動作によってジノＩヘレバー３の横方向揺動は
常に縦シＡ７フｌ−５のチェックボール２３を回動中心
にした揺動となり、横シャフト９の軸方向移動に変換さ
れる。

弧状溝２５の中央と両端部の３個所に拡大凹所２７が設
けられていて、シフトレバ−３の縦方向揺動に対する位
置決めを行なうようになっており、この拡大凹所は弧状
溝２５を持ったガイド部材２９がブラケット１３の下方
に装着されている。

また横シャフ１へ９の一端１５には、レバー３１が装着
されていて、このレバー３１によって接点開閉されて電
気的駆動によりシフト動作を行なうためのスイッチ３３
が図のようにブラケット１３の側方に装着されている。

角筒体７の上側の縦シャフト５は角筒体７に対して軸方
向移動可能なようにスプリング３５を介して装着されて
、４５す、その上方部がシフＩ−レバー側部材としてこ
こに相互当接部材の一方のビン３７が側方に突設した形
に取付けられている。

一方ブラケツ１−１３の側壁の一＝一部は、図のように
上方に延設されており、その内側面３９を固定側部材と
して、ここに相ｎ当接部材の他方であるＬ字状金具４１
が突設した形で取付けられている。

そしてこれらビン３７と金具４１とは、シフトレバ−３
をこの場合第１図において最も左側に横方向揺動させた
状態で、縦方向手前側に揺動させるとリバースギヤにシ
フトされる構成となっていて、その時には、シフトレバ
−３を下方に押圧しない限り当接干渉してしまう配置関
係に装着されている。

つまり、シフトレバ−３を下に押圧して隣下させるとビ
ン３７は第１図に鎖線Ｂで示すように金具４１の下方を
すり抜けて縦方向手前側への揺動ができてリバースギヤ
へのシフトができる。

以上のように構成されたこの発明のシフト装置１は、前
記リバースシフト以外のシフト操作についてシフトレバ
−３の縦方向、横方向の各揺動操作で可能である。

しかし、リバースシフトに対しては、前記のようにシフ
トレバ−３の下方押圧で縦シャフト５を確実に降下さけ
ない限り揺動に対してビン３７と金具４１とが当接干渉
してしまい揺動ができない。

この場合の当接部材はビン３７と金具４１であり非常に
簡単な組合せの構成であり、かつ部材自体極めて小型で
軽量にできる。又、他部材への影響としてはこの場合金
具４１の装着用にブラケツ］へ１３の一部を上方に延設
するだけであり、このためのｆｉｆｆｉ増は僅かである
。

なお、上記実施例では金具４１をブラケット１３に突設
した形で取付けたもので説明したが、金具４１は、ブラ
ケット１３を切起して一体形成してもよい。

［発明の効果］ 以上の説明で明らかなようにこの発明のシフト装置によ
れば、ごく簡単な構成の相互当接部材をシフトレバ−側
部材と固定側部材に突設装着するだけで、特定シフト動
作に対する揺動は、シフ１−レバーの下方押圧を確実に
しない限り不可能とする機能を持ち車両の安全運転に有
効である。更にこの相互当接部材は非常に小型ｕｎであ
り、装着のために必要なスペースは極めて少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明の実施例からなるシフト装
置を示し、第１図は一部を切欠した正面視説明図、第２
図は一部を切欠した側面ｐＡ説四図、第３図は従来のシ
フト装置の要部を示す側面視説明図、第４図は同上要部
の斜視説明図である。 １・・・シフト装置、３・・・シフトレバ−１５・・・
縦シャフト、（シフトレバ−側部材）３７・・・ビン、
（相互当接部材） ４１・・・金具、（同上　　） ３９・・・ブラケッ１−延設部内側面、（固定側部材）
特許出願人　　冨　士　機　工　株式会社第１図 第２ｆ！ｉｉ！

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定側部材に揺動自在に支承されたシフトレバーとその
   下方に連結された縦シャフトに対して、シフトレバーの
   縦方向揺動と横方向揺動との動作の一部に下方押圧動作
   を加えてシフト操作の一部を行なうシフト装置において
   、前記シフトレバー側部材と固定側部材とに、前記シフ
   トレバーの下方押圧動作中以外では前記一部の揺動動作
   を不能とする干渉当接を起こす配置関係に、実設形態の
   相互当接部材を装着したことを特徴とするシフト装置。