JPS6228476A - 偏在吸水性布帛 - Google Patents
偏在吸水性布帛Info
- Publication number
- JPS6228476A JPS6228476A JP60163544A JP16354485A JPS6228476A JP S6228476 A JPS6228476 A JP S6228476A JP 60163544 A JP60163544 A JP 60163544A JP 16354485 A JP16354485 A JP 16354485A JP S6228476 A JPS6228476 A JP S6228476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber layer
- fabric
- polyethylene terephthalate
- terephthalate fiber
- sweat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
、4:発明は、主に衣料用に用いた際、発汗時に肌iJ
iの濡れ等の少ない偏在吸水性布帛に関するものである
。
iの濡れ等の少ない偏在吸水性布帛に関するものである
。
(ロ)従来の技術
従来から、肌着やスポーツウェア等において、発11一
時の濡れによる“べとつき”や“まつわりつき”等の不
快感を解消することを意図して、親水性tar維である
綿糸、レーヨン糸等を用いた布帛、若しくは綿繊維と合
成繊維との混紡糸を用いた布帛、又は綿糸と合成繊維糸
を用いた裏編組織の布帛等が用いられている。そして、
これらはいずれも親水性繊維で汗を吸収しようとするも
のである。
時の濡れによる“べとつき”や“まつわりつき”等の不
快感を解消することを意図して、親水性tar維である
綿糸、レーヨン糸等を用いた布帛、若しくは綿繊維と合
成繊維との混紡糸を用いた布帛、又は綿糸と合成繊維糸
を用いた裏編組織の布帛等が用いられている。そして、
これらはいずれも親水性繊維で汗を吸収しようとするも
のである。
しかしながら、親水性繊維を用いた布帛は汗を比較的よ
く吸収するが、吸収した汗を肌側から離す能力において
劣っている。そのため、従来の布帛を用いた肌着やスポ
ーツウェアでは、吸収した汗をそのまま肌側に保持して
おり、依然として肌の濡れによる“べとつき”や“まつ
わりつき”等の不快感を十分解消するには至っていない
、又、冷温時には肌a、“Iに保持したままの汗が冷え
て、風邪や筋肉障害等を起こすことがしばしばあった。
く吸収するが、吸収した汗を肌側から離す能力において
劣っている。そのため、従来の布帛を用いた肌着やスポ
ーツウェアでは、吸収した汗をそのまま肌側に保持して
おり、依然として肌の濡れによる“べとつき”や“まつ
わりつき”等の不快感を十分解消するには至っていない
、又、冷温時には肌a、“Iに保持したままの汗が冷え
て、風邪や筋肉障害等を起こすことがしばしばあった。
特に従来の布帛を用いたスポーツウェアの場合は、上記
“まつわりつき”や筋肉障害は運動の妨げになるという
問題を有している。
“まつわりつき”や筋肉障害は運動の妨げになるという
問題を有している。
(ハ)発明が解決しようとする問題点
本発明者等は、従来の布帛の上記した欠点が汗を肌側か
ら離す能力において劣っていることより生じる点に鑑み
、汗の吸収及び肌側からの離隔の両者ともに優れた布帛
を開発すぺ<鋭か研究を行った、その結果、ある特定の
生地にある特定の吸水加工剤を付与することにより、t
モの吸収長ヒ肌側からの池内の両者ともに((れた布帛
が得られることを見出し、本発明に至ったのである。
ら離す能力において劣っていることより生じる点に鑑み
、汗の吸収及び肌側からの離隔の両者ともに優れた布帛
を開発すぺ<鋭か研究を行った、その結果、ある特定の
生地にある特定の吸水加工剤を付与することにより、t
モの吸収長ヒ肌側からの池内の両者ともに((れた布帛
が得られることを見出し、本発明に至ったのである。
(ニ)問題点を解決するための手段
即ち、本発明は、ポリエチレンテレフタレート繊維層と
ポリブチレンチレフクレート繊維糸条とテレフタル酸の
m縮合物が付着されてなることを特徴とする偏在吸水性
布帛に係るものである。
ポリブチレンチレフクレート繊維糸条とテレフタル酸の
m縮合物が付着されてなることを特徴とする偏在吸水性
布帛に係るものである。
積層生地は、ポリエチレンテレフタレート繊維屓とポリ
ブチレンチレフクレート繊維層とを具備している。
ブチレンチレフクレート繊維層とを具備している。
ポリエチレンテレフタレート繊維は、
O
の一般式で表される高分子重合体よりなるものである。
ポリエチレンテレフタレート繊維層は、ポリエチレンテ
レフタレート繊維をマルチフィラメント糸又は紡績糸等
の糸条とし、それを!!ifl&して経国や4編等の編
物又は織物としたもので形成されている。
レフタレート繊維をマルチフィラメント糸又は紡績糸等
の糸条とし、それを!!ifl&して経国や4編等の編
物又は織物としたもので形成されている。
ポリブチレンテレフタレート繊維は、
の一般式で表される高分子重合体よりなるものである。
ポリブチレンチレフクレート繊維層も、ポリエチレンテ
レフタレー1維屓と同様、ポリエチレンテレフタレート
ta維をマルチフィラメント糸又は紡績糸等の糸条とし
、それをWfflして経編や線用等の編物又は織物とし
たもので形成されている。
レフタレー1維屓と同様、ポリエチレンテレフタレート
ta維をマルチフィラメント糸又は紡績糸等の糸条とし
、それをWfflして経編や線用等の編物又は織物とし
たもので形成されている。
ポリエチレンテレツクレートffl維層とポリブチレン
テレフタレート繊維層との積層生地は、別個に形成した
各繊維層を重ねて、ステッチで又は接着剤等を用いて接
合することにより形成することができる。又、ポリエチ
レンテレフタレート繊維糸条とポリブチレンテレフタレ
ート繊維糸条の両者を用いて、常法の二重編や二重織等
で二重tA織物を形成し、積層生地としてもよい。
テレフタレート繊維層との積層生地は、別個に形成した
各繊維層を重ねて、ステッチで又は接着剤等を用いて接
合することにより形成することができる。又、ポリエチ
レンテレフタレート繊維糸条とポリブチレンテレフタレ
ート繊維糸条の両者を用いて、常法の二重編や二重織等
で二重tA織物を形成し、積層生地としてもよい。
laN生地は、ポリエチレンテレフタレート繊維層とポ
リブチレンテレフタレート繊維層とよりなる二層積層物
以外に、ポリエチレンテレフタレーl維眉とポリブチレ
ンテレフタレート繊維層との間に、綿糸編織物よりなる
綿繊維層、羊毛糸編織物よりなる羊毛繊維層、ポリエチ
レンテレフタレート−綿混紡糸Wffl物等よりなるポ
リエチレンテレフタレート/綿繊維層、綿−レーヨン混
紡糸編織物等よりなる綿/レーヨン繊維層等を挟着した
三層M屑物とすることもできる。即ち、所望に応じて三
層以上の多層積層物とすることもできるのである。積層
生地を多層積J:i物とするには、別個に形成したポリ
エチレンテレフタレート繊維層とポリブチレンチレフク
レート繊維層との間に綿繊維層等を挟んで、ステッチに
より又は接着剤等を用いて接合してもよいし、ポリエチ
レンテレフタレート繊維糸条及びポリブチレンチレフク
レート繊維糸条及び他の綿等の繊維糸条を同時に用い、
レイイン、ブレーティング、タック場等の手法を利用し
て多重Effl物を形成して行ってもよい。
リブチレンテレフタレート繊維層とよりなる二層積層物
以外に、ポリエチレンテレフタレーl維眉とポリブチレ
ンテレフタレート繊維層との間に、綿糸編織物よりなる
綿繊維層、羊毛糸編織物よりなる羊毛繊維層、ポリエチ
レンテレフタレート−綿混紡糸Wffl物等よりなるポ
リエチレンテレフタレート/綿繊維層、綿−レーヨン混
紡糸編織物等よりなる綿/レーヨン繊維層等を挟着した
三層M屑物とすることもできる。即ち、所望に応じて三
層以上の多層積層物とすることもできるのである。積層
生地を多層積J:i物とするには、別個に形成したポリ
エチレンテレフタレート繊維層とポリブチレンチレフク
レート繊維層との間に綿繊維層等を挟んで、ステッチに
より又は接着剤等を用いて接合してもよいし、ポリエチ
レンテレフタレート繊維糸条及びポリブチレンチレフク
レート繊維糸条及び他の綿等の繊維糸条を同時に用い、
レイイン、ブレーティング、タック場等の手法を利用し
て多重Effl物を形成して行ってもよい。
MH生地にはポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール又はポリブチレングリコール等のポリアルキ
レングリコールとテレフタル酸のm縮合物が付着してい
る。ポリアルキレングリコールとテレフタル酸の重縮合
物は、ポリエステル系繊維の吸水加工剤であり、本発明
においては分子9500〜4000.重縮合度2〜10
程度のものが好適に使用できる。ポリアルキレングリコ
ールとテレフタル酸の重縮合物の付着量は、積層生地に
対して0.05重9%以上が好ましい。0.05重量%
未満であると耐久性のある吸水性能を得ることが困難と
なる傾向が生じる。
グリコール又はポリブチレングリコール等のポリアルキ
レングリコールとテレフタル酸のm縮合物が付着してい
る。ポリアルキレングリコールとテレフタル酸の重縮合
物は、ポリエステル系繊維の吸水加工剤であり、本発明
においては分子9500〜4000.重縮合度2〜10
程度のものが好適に使用できる。ポリアルキレングリコ
ールとテレフタル酸の重縮合物の付着量は、積層生地に
対して0.05重9%以上が好ましい。0.05重量%
未満であると耐久性のある吸水性能を得ることが困難と
なる傾向が生じる。
fRE生地にポリアルキレングリコールとテレフタル酸
の重縮合物を付与するには、例えば、ポリアルキレング
リコールとテレフタル酸の重縮合物の水溶液に積層生地
を?2漬する方法を採用することができる。この場合の
条件は、水溶液の4度が0.05正量%以上、水溶液の
温度が60°C以上及び浸漬時間が10分以上であるこ
とが好ましい。濃度が0.05重量%未満、温度が60
°C未満又は浸漬時間が10分未満であると64久件の
ある吸水性能を付与するのが困nとなる傾向が生しる。
の重縮合物を付与するには、例えば、ポリアルキレング
リコールとテレフタル酸の重縮合物の水溶液に積層生地
を?2漬する方法を採用することができる。この場合の
条件は、水溶液の4度が0.05正量%以上、水溶液の
温度が60°C以上及び浸漬時間が10分以上であるこ
とが好ましい。濃度が0.05重量%未満、温度が60
°C未満又は浸漬時間が10分未満であると64久件の
ある吸水性能を付与するのが困nとなる傾向が生しる。
積層生地にポリアルキレングリコールとテレフタル酸の
m縮合物を付与する工程は、積層生地の17i練工程後
、染色工程と同時、染色工程後のいずれの工程で行って
もよい。又、付与工程で用いる装置としては、積層生地
の組織、構造等に応じて通常のウィンス染色機、液流染
色機、ビーム染色機あるいはジッガー染色機等を適宜選
定して用いることができる。
m縮合物を付与する工程は、積層生地の17i練工程後
、染色工程と同時、染色工程後のいずれの工程で行って
もよい。又、付与工程で用いる装置としては、積層生地
の組織、構造等に応じて通常のウィンス染色機、液流染
色機、ビーム染色機あるいはジッガー染色機等を適宜選
定して用いることができる。
(ホ)作用
ポリアルキレングリコールとテレフタル酸の圧縮合物を
ポリエチレンテレフタレート繊維及びポリブチレンテレ
フタレート繊維に付着させた場合、ポリブチレンテレフ
タレート繊維の方が吸水能力の点でポリエチレンテレフ
タレート繊維より優れていることを本発明者等は見出し
た0本発明の作用はこの原理を前提とするものである。
ポリエチレンテレフタレート繊維及びポリブチレンテレ
フタレート繊維に付着させた場合、ポリブチレンテレフ
タレート繊維の方が吸水能力の点でポリエチレンテレフ
タレート繊維より優れていることを本発明者等は見出し
た0本発明の作用はこの原理を前提とするものである。
本発明に係る偏在吸水性布帛は、片面にポリエチレンテ
レフタレート繊維層が存在し、他面にはポリブチレンチ
レフタレ−1維層が存在し、かつポリアルキレングリコ
ールとテレフタル酸の重縮合物が各層に付着しているの
で、ポリブチレンテレフタレート繊維屓を表側面とし、
ポリエチレンテレフタレート繊維層を裏側面即ち机側と
して肌着やスポーツウェア等の具体的用途に用いれば、
着用時の発汗に際し、机側のポリブチレンチレフタレー
)1維眉が汗を速やかに吸収する。そして表側面のポリ
ブチレンチレフタレ−1維屓は吸水能力の点でポリエチ
レンテレフタレート繊維層より優れているので、ポリエ
チレンテレフタレート繊維層が吸収した汗を速やかにポ
リブチレンテレフタレート繊維層中に吸い上げ、そして
表側面のポリブチレンチレフクレートm維屓中の汗は速
やかに外気へ蒸発散する。従って机側のポリエチレンテ
レフタレート繊維層は常に汗の保持量が少なく、乾燥し
た状態を保っている。
レフタレート繊維層が存在し、他面にはポリブチレンチ
レフタレ−1維層が存在し、かつポリアルキレングリコ
ールとテレフタル酸の重縮合物が各層に付着しているの
で、ポリブチレンテレフタレート繊維屓を表側面とし、
ポリエチレンテレフタレート繊維層を裏側面即ち机側と
して肌着やスポーツウェア等の具体的用途に用いれば、
着用時の発汗に際し、机側のポリブチレンチレフタレー
)1維眉が汗を速やかに吸収する。そして表側面のポリ
ブチレンチレフタレ−1維屓は吸水能力の点でポリエチ
レンテレフタレート繊維層より優れているので、ポリエ
チレンテレフタレート繊維層が吸収した汗を速やかにポ
リブチレンテレフタレート繊維層中に吸い上げ、そして
表側面のポリブチレンチレフクレートm維屓中の汗は速
やかに外気へ蒸発散する。従って机側のポリエチレンテ
レフタレート繊維層は常に汗の保持量が少なく、乾燥し
た状態を保っている。
(へ)実施例
8層層生地の表側面を形成する表糸として75d/36
fのポリブチレンチレフクレート仮撚加工糸を、裏側面
を形成する裏糸として75d/36fのポリエチレンテ
レフタレート仮撚加工糸をそれぞれ用いて、24ゲージ
の編機で二重組織のスムース目槻地を1.H成し、常法
により精練してポリブチレンチレフクレートFIN維層
とポリエチレンテレフタレート繊維1層よりなる積層生
地を得た。その後テトラエチレングリコールとテレフタ
ル酸の重縮合物(分子量1500.正縮合度5)の2.
0重器%水溶液中で80°Cl2O分間処理し、次いで
水洗し100℃で乾燥した後、160℃、60秒間の仕
上げセントを行った。
fのポリブチレンチレフクレート仮撚加工糸を、裏側面
を形成する裏糸として75d/36fのポリエチレンテ
レフタレート仮撚加工糸をそれぞれ用いて、24ゲージ
の編機で二重組織のスムース目槻地を1.H成し、常法
により精練してポリブチレンチレフクレートFIN維層
とポリエチレンテレフタレート繊維1層よりなる積層生
地を得た。その後テトラエチレングリコールとテレフタ
ル酸の重縮合物(分子量1500.正縮合度5)の2.
0重器%水溶液中で80°Cl2O分間処理し、次いで
水洗し100℃で乾燥した後、160℃、60秒間の仕
上げセントを行った。
このようにして本発明の実施例に係る偏在吸水性布帛(
布帛A)を得た。
布帛A)を得た。
比較例1として、積層生地の表側面を形成する表糸及び
裏側面を形成する裏糸の両者共に75d/36fのポリ
エチレンテレフタレート仮燃加工糸を用いたワ外は実施
例と同一の方法で布帛Bを得た。
裏側面を形成する裏糸の両者共に75d/36fのポリ
エチレンテレフタレート仮燃加工糸を用いたワ外は実施
例と同一の方法で布帛Bを得た。
又、比較例2として、積層生地の表側面を形成する表糸
及び裏側面を形成する裏糸の両者共に75d/36fの
、(ミリブチレンテレフタレート仮撚加工糸を用いた以
外は実施例と同一の方法で布帛Cを得た。
及び裏側面を形成する裏糸の両者共に75d/36fの
、(ミリブチレンテレフタレート仮撚加工糸を用いた以
外は実施例と同一の方法で布帛Cを得た。
得られた布帛A、B、Cの吸水性能及びシャツに仕立て
着用し発汗を伴う過激な運動を行った際の着用感を比較
した。その結果を第1表に示す。
着用し発汗を伴う過激な運動を行った際の着用感を比較
した。その結果を第1表に示す。
第1表
注1)吸水性能:試料布を10 c++IX I Q
Cmの大きさに切断し、裏側面を上になるようにし、か
つ水1iili滴下位置を浮いた状態にして、ピペ、ト
ヲ用いて、水0.1m1(水の濡れ状態を見やすくする
ため着色してもよい、)を0 、5 cyaの高さから
滴下する0滴下後60秒後の表面、裏面の濡れ面積(−
)を求める。
Cmの大きさに切断し、裏側面を上になるようにし、か
つ水1iili滴下位置を浮いた状態にして、ピペ、ト
ヲ用いて、水0.1m1(水の濡れ状態を見やすくする
ため着色してもよい、)を0 、5 cyaの高さから
滴下する0滴下後60秒後の表面、裏面の濡れ面積(−
)を求める。
2)着用感:官能検査により判定
i)机側の汗による濡れ二〇・・・殆ど無し。
△・・・やや濡れる。×・・・非常に濡れるIi)まつ
わりつき二〇・・・殆ど無し、△・・・ややまつわりつ
く、×・・・まつわりつ( 第1表のごとく、本発明の実施例に係る布帛Aは表側面
の吸水性能が良好で、裏側面の吸水性能が低く、従って
裏側面の繊維に付着した汗は速やかに表側へ移行させら
れ、そのため机側は汗による濡れにともなう“べとつき
”や“まつわりつき゛が殆ど無(、着心地が非常に良好
であった。これに対し、比較例1及び2に係る布帛B及
び布帛Cは、表αり面と裏側面の吸水性能が同じで、共
に高い値を示し、そのため裏側に付着した汗は繊維内部
に吸収されて1表側への移行が少なく、肌にべとついた
り、まつわりついて着心地は不良であった。
わりつき二〇・・・殆ど無し、△・・・ややまつわりつ
く、×・・・まつわりつ( 第1表のごとく、本発明の実施例に係る布帛Aは表側面
の吸水性能が良好で、裏側面の吸水性能が低く、従って
裏側面の繊維に付着した汗は速やかに表側へ移行させら
れ、そのため机側は汗による濡れにともなう“べとつき
”や“まつわりつき゛が殆ど無(、着心地が非常に良好
であった。これに対し、比較例1及び2に係る布帛B及
び布帛Cは、表αり面と裏側面の吸水性能が同じで、共
に高い値を示し、そのため裏側に付着した汗は繊維内部
に吸収されて1表側への移行が少なく、肌にべとついた
り、まつわりついて着心地は不良であった。
(1・)発明の効果
/を発明に係る偏在吸水性布帛は、ポリブチレンテレフ
タレート繊維層を表側面とし、ポリエチレンテレフタレ
ートt−ik維屓を裏側面として、肌着やスポーツウェ
ア等に用いれば、夏期の高温多湿時や運動時等多量の発
汗の際、そのtモをポリエチレンテレフタレート繊維層
が速やかに吸水すると共にポリブチレンテレフタレート
繊維層がポリエチレンテレフタレート繊維層に存在する
汗を吸収し、そしてその汗は外部へ蒸発散するので、机
側のポリエチレンテレフタレート繊維層は汗の保持量が
少なく乾燥した状態になっている。従って汗の濡れによ
る“べとつき゛や°まつわりつき°を解消することがで
き、発汗時にも快適な着用感を維持することができると
いう効果を奏する。又、冷温時に発汗したようなときで
も、肌αりのポリエチレンテレフタレート繊維層は比較
的汗の保持量が少ないため、汗が冷えて筋肉障害を起こ
したり風邪をひいたりすることが少なくなるという効果
も奏する。更にスポーツウェアに通用した場合には、“
まつわりつき”や筋肉障害を起こすことが少ないので、
種々の運動を快適に行うことができる。
タレート繊維層を表側面とし、ポリエチレンテレフタレ
ートt−ik維屓を裏側面として、肌着やスポーツウェ
ア等に用いれば、夏期の高温多湿時や運動時等多量の発
汗の際、そのtモをポリエチレンテレフタレート繊維層
が速やかに吸水すると共にポリブチレンテレフタレート
繊維層がポリエチレンテレフタレート繊維層に存在する
汗を吸収し、そしてその汗は外部へ蒸発散するので、机
側のポリエチレンテレフタレート繊維層は汗の保持量が
少なく乾燥した状態になっている。従って汗の濡れによ
る“べとつき゛や°まつわりつき°を解消することがで
き、発汗時にも快適な着用感を維持することができると
いう効果を奏する。又、冷温時に発汗したようなときで
も、肌αりのポリエチレンテレフタレート繊維層は比較
的汗の保持量が少ないため、汗が冷えて筋肉障害を起こ
したり風邪をひいたりすることが少なくなるという効果
も奏する。更にスポーツウェアに通用した場合には、“
まつわりつき”や筋肉障害を起こすことが少ないので、
種々の運動を快適に行うことができる。
又、本発明に係る偏在吸水性布帛の製造方法は、例えば
ポリエチレンテレフタレート繊維層維糸条とポリブチレ
ンチレフクレートm維糸条を用いて二重用等によって$
A層生地を作成した後、ポリアルキレングリコールとテ
レフタル酸の重縮合物の水溶液中に浸漬して処理するだ
けという方法であるため、非常に簡単で且つ安価に偏在
吸水性布帛を得られるという利点もある。
ポリエチレンテレフタレート繊維層維糸条とポリブチレ
ンチレフクレートm維糸条を用いて二重用等によって$
A層生地を作成した後、ポリアルキレングリコールとテ
レフタル酸の重縮合物の水溶液中に浸漬して処理するだ
けという方法であるため、非常に簡単で且つ安価に偏在
吸水性布帛を得られるという利点もある。
尚、以上本発明に係る偏在吸水性布帛が主に衣料として
用いられた場合について説明したが、本発明に係る偏在
吸水性布帛は水分等の吸収及び水分等の表側面への移行
を速やかに行うことが要求されるその他の種々の用途に
広汎に使用できるものである。
用いられた場合について説明したが、本発明に係る偏在
吸水性布帛は水分等の吸収及び水分等の表側面への移行
を速やかに行うことが要求されるその他の種々の用途に
広汎に使用できるものである。
Claims (1)
- ポリエチレンテレフタレート繊維層とポリブチレンテレ
フタレート繊維層とを具備する積層生地に、ポリアルキ
レングリコールとテレフタル酸の重縮合物が付着されて
なることを特徴とする偏在吸水性布帛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60163544A JPS6228476A (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | 偏在吸水性布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60163544A JPS6228476A (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | 偏在吸水性布帛 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6228476A true JPS6228476A (ja) | 1987-02-06 |
Family
ID=15775905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60163544A Pending JPS6228476A (ja) | 1985-07-24 | 1985-07-24 | 偏在吸水性布帛 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6228476A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6052892A (ja) * | 1983-09-01 | 1985-03-26 | セイコーエプソン株式会社 | 液晶表示装置 |
JPH01239469A (ja) * | 1987-11-16 | 1989-09-25 | Analytek Ltd | データ取得装置 |
JPH03266578A (ja) * | 1990-03-15 | 1991-11-27 | Sharp Corp | 映像信号処理回路 |
-
1985
- 1985-07-24 JP JP60163544A patent/JPS6228476A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6052892A (ja) * | 1983-09-01 | 1985-03-26 | セイコーエプソン株式会社 | 液晶表示装置 |
JPH0522917B2 (ja) * | 1983-09-01 | 1993-03-31 | Seiko Epson Corp | |
JPH01239469A (ja) * | 1987-11-16 | 1989-09-25 | Analytek Ltd | データ取得装置 |
JPH03266578A (ja) * | 1990-03-15 | 1991-11-27 | Sharp Corp | 映像信号処理回路 |
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