JPS62284216A - 流量センサ用膜式抵抗の製造方法 - Google Patents

流量センサ用膜式抵抗の製造方法

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JPS62284216A
JPS62284216A JP61128881A JP12888186A JPS62284216A JP S62284216 A JPS62284216 A JP S62284216A JP 61128881 A JP61128881 A JP 61128881A JP 12888186 A JP12888186 A JP 12888186A JP S62284216 A JPS62284216 A JP S62284216A
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JP
Japan
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layer
pattern layer
flow rate
rate sensor
insulating film
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Pending
Application number
JP61128881A
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English (en)
Inventor
Minoru Oota
実 太田
Masatoshi Onoda
真稔 小野田
Kazuhiko Miura
和彦 三浦
Tadashi Hattori
正 服部
Masanori Fukutani
福谷 正徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は空気流量センサ、液体流量センサ等の流量セン
サに用いられる模式抵抗の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
たとえば、電子制御式内燃機関においては、基本燃料噴
射量、基本点火時期等の制御のために機関の吸入空気量
は重要゛な運転状態パラメータの1つである。従来、こ
のような吸入空気量を検出するための空気流量センサは
ベーン式のものが主流であったが、最近、小型で応答性
が良い等の利点を有する温度依存抵抗を用いた熱式もの
が実用化されている。このような温度依存抵抗を有する
空気流量センサとしては、空気流量を直接検出する傍熱
型(マスフロー型)と、空気容量を検出する直熱型(ボ
リュームフロー型)とがあるが、いずれの型においても
、発熱手段が設けられている。
上述の発熱手段としての材料は種々の単一金属。
合金が考えられるが、内燃機関の吸入空気量センサとし
て使用する場合、広い温度域の温度補償をするために温
度による抵抗変化率の直線性が要求される。また、バツ
クファイヤ等により瞬時に数百度の温度にさらされ、さ
らに、高温度、ガソリン、オイルガス等の雰囲気にさら
されるために、物性的に安定であることも要求される。
このような要求を満たす金属として白金が発熱材料とし
て常用されている。その1つとして、従来の白金を用い
た腹式抵抗においては、セラミック、シリコン等の基板
上に白金を蒸着、スパッタリング等により白金パターン
層を成膜しているが、白金は安定な金属であるために、
白金と下地の絶縁膜、および白金とその上に形成される
パッシベーション膜との接着強度が弱く、はがれ易いと
いう問題がある。
そのため本発明者らの一部は、白金と下地の絶縁膜、お
よび白金とその上のパッシベーション膜との間に、耐水
性および加工性に優れ、白金との接着強度が強く、しか
も白金の熱膨張率とほぼ一致する熱膨張率を有した二酸
化チタン(TiOz)層を挿入することにより白金(p
t)パターン層の接着強度を増加させた強固な構成の腹
式抵抗に関する発明を既に出願している(特願昭60−
27545号)、そして例えば前記下地の絶縁膜をシリ
コン単結晶基板を熱酸化した二酸化シリコン(Sing
)膜として、このSiO□膜と前記Ptパターン層との
間に下地となるTiO□層を形成する方法としては、ま
ずSiO□膜上に下地となる300℃のT i Oを層
と400℃のPtパターン層とを連続して成膜した後、
Ptパターン層の組織を安定化させるために800℃〜
1150 cの熱処理を行っていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらこの熱処理時において、TiO□層がこの
熱によりアナターゼ型からルチル型構造に変態するため
、この結晶変態に伴いPtパターン層にも大きな内部応
力が発生し、例えばこの腹式抵抗がバツクファイヤ等の
火災にさらされることがあるたびにPtパターン層の温
度依存抵抗特性が安定しなくなり、発熱材料としての白
金の信輔性が十分得られなかった。
このような問題点をなくすため、本発明では安定した性
能を発揮でき、高信顛性を損なわない腹式抵抗の製造方
法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本発明では、′4@縁膜上に形成されたTie
、層の結晶構造をルチル型に変態させた後にPtパター
ン層を形成する方法としている。
〔作用〕
この方法により、Ptパターン層を形成後に熱処理を加
えたとしても、T i Oを層は既に安定したルチル型
構造であるため結晶変態を生じない。
よってPtパターン層における内部応力の発生を抑制す
ることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の方法に係る流量センサ用膜式抵抗の一
実施例番示す平面図、第2図は第1図の1−1断面図で
ある。第1図に示すように、たとえばシリコン単結晶基
板1上に蒸着(もしくはスパッタリング)されおよびエ
ツチングによりパターニングされた白金(Pt)パター
ン層4を形成しである。そのうち、点線枠内Aで示す部
分が発熱手段として作用する。なお、P、、P!は電極
取出、口である。
以下、この腹式抵抗を製作工程順に従って説明する。ま
ず、第3−1図に示したように、シリコン単結晶基板1
の裏面を1150℃のドライ酸素(o2)あるいはウェ
ット酸素(0□)雰囲気中で2時間熱酸化して第1の絶
縁膜(下地の絶縁膜)としての二酸化シリコン(Sin
g)層2を厚さ0.5〜1.0μmに形、成する。
次に第3−2図のように、その上に厚さ100〜50Q
QAの下地となるTilt層3を蒸着、もしくはスパッ
タリンク、イオンブレーティング等により形成する。こ
こで形成されたTilt層3は基板1の表面温度が60
0“C以下で成膜されたもので、この時点においては通
常アナターゼ型(鋭堆石型)結晶構造を有している。こ
のTtO。
層にその結晶構造がルチル型に転位する温度である80
0〜900℃以上の加熱処理を10分〜60分間、0□
雰囲気中で行い、T i Ox層3をアナターゼ型結晶
構造から、安定構造であるルチル型結晶構造に完全に変
態させる。又このときTiO□層3に存在した不飽和チ
タンにも本加熱処理により十分な酸素が供給され、完全
なTiO□となる。
次に第3−3図のように、ルチル化したTiO□層3上
に導体層としてのpt層を厚さ数百へ〜数μmで蒸着も
しくはスパッタリングにより形成した後、通常のホトリ
ソグラフ工程を経て、ドライエツチングあるいはケミカ
ルエツチングにより、ptパターン層4を形成する。そ
の後このptパターン層4の組織を安定させ、すぐれた
温度依存抵抗特性を発揮させるために800℃〜115
0℃で熱処理を行う。
そして第3−4図のようにptパターン層4の配線部分
の抵抗を低減させるためにこの部分には金(A u)パ
ターン層5を形成して2層としている。
次に第3−5図のようにAuパターン115により2層
化された部分を含むPtパターン層4上に、最終工程で
形成するパッシベーション膜との接着強度を向上させる
ためのT i Oを層6を蒸着、もしくはスパッタリン
グ、イオンブレーティング等により形成する。
さらに次の最終工程では、第2の絶縁膜(パッシベーシ
ョン膜)としての透明なS i O2層7を蒸着、もし
くはスパッタリング、イオンブレーティング、CVD等
により形成して第1図および第2図に示した模式抵抗と
なる。なお、この第2の絶縁膜は5iOt層7でなく、
シリコンナイトライド(SiiN4)層であってもよい
なお、基板1の材料としてはセラミックを用いることも
できる。
このように第1の絶縁膜としてのSiO□層2とptパ
ターン層4との間には、ptパターン層4との接着強度
が大きいTiO□層3が設けられ、また、ptパターン
層4と第2の絶縁膜としてのSin、層7との間にも、
Ptパターン層4との接着強度が大きいTie、層6が
設けられている。
なお、配線部のAuパターンN5もまた、ptパターン
層4と同様に、5in2もしくはSi、N4との接着強
度が小さいので、Auパターン層5上にAuパターン層
5との接着強度が大きいT iOを層を設けることは効
果がある。
特に、下地となるTiO□層3をアナターゼ型結晶構造
から、安定なルチル型結晶構造に変態させであるためp
tパターン層4を形成した後、ptパターン層4を安定
させるための熱処理を行なうときTiO□層3とptパ
ターン層4の相互に発生する内部応力を低減させること
ができる。又、各種の使用環境条件下においても、T 
t Oz層3とPtパターン層4との間の相互作用が小
さくなり、例えばバンクファイヤ等が生じても温度依存
抵抗特性に変化を生じない安定した発熱手段をなすpt
パターン層4とすることができる。
〔発明の効果〕
以上のよう゛に本発明の方法としたことにより、製造時
において発生するptパターン層の内部応力は抑制され
、安定した温度依存抵抗特性を有した流量センサ用膜式
抵抗が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に係る流量センサ用膜式抵抗の平面
図であり、第2図はそのI−1線に沿う部分断面を示し
た拡大図、第3−1〜第3−5図は第1図および第2図
図示の模式抵抗を製造する手順を示した断面図である。 1・・・基板、2・・・第1の絶縁膜(Sint層)。 3・・・二酸化チタン(T i O2)層、4・・・白
金(Pt)パターン層、7・・・第2の絶縁膜(S i
 02層)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被測定流体の流れる流路内に設けられる流量センサ用膜
    式抵抗の製造方法であって、 基板上に第1の絶縁膜を形成し、 この第1の絶縁膜上に二酸化チタン層を形成し、この二
    酸化チタン層の結晶構造をルチル型に変態させ、 この上に白金パターン層を形成し、 この白金パターン層上に第2の絶縁膜を形成することを
    特徴とする流量センサ用膜式抵抗の製造方法の製造方法
JP61128881A 1986-06-02 1986-06-02 流量センサ用膜式抵抗の製造方法 Pending JPS62284216A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017516081A (ja) * 2014-03-26 2017-06-15 ヘレウス センサー テクノロジー ゲーエムベーハー セラミック担体、セラミック担体を有するセンサ素子、加熱素子およびセンサモジュール、ならびにセラミック担体の製造方法
KR20200077047A (ko) * 2018-12-20 2020-06-30 세종공업 주식회사 백금 검지체 센서의 고온 환경 안정화 공정 방법

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US10529470B2 (en) 2014-03-26 2020-01-07 Heraeus Nexensos Gmbh Ceramic carrier and sensor element, heating element and sensor module, each with a ceramic carrier and method for manufacturing a ceramic carrier
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