JPS62284087A - 塗膜密着性に優れた表面処理鋼板およびその製造方法 - Google Patents

塗膜密着性に優れた表面処理鋼板およびその製造方法

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JPS62284087A
JPS62284087A JP12883486A JP12883486A JPS62284087A JP S62284087 A JPS62284087 A JP S62284087A JP 12883486 A JP12883486 A JP 12883486A JP 12883486 A JP12883486 A JP 12883486A JP S62284087 A JPS62284087 A JP S62284087A
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plating layer
steel sheet
plating
adhesion
treated steel
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Shigeru Unno
茂 海野
Koji Yamato
康二 大和
Toshiro Ichida
市田 敏郎
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Kawasaki Steel Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C22/00Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
    • C23C22/78Pretreatment of the material to be coated

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〈産業上の利用分野〉 本発明は自動車外板用塗装鋼板として、特に塗膜密着性
に優れた表面処理鋼板およびその製造方法に関する。
〈従来技術〉 近年、自動車用表面処理鋼板はその用途が車体内面から
車体外面へ拡大されようとしている。しかし、自動車車
体の腐食環境はますます過酷になり、車体腐食が大きな
同列になっている。
車体内面では高速道路の凍結防止用岩塩類の散布により
腐食環境がより一層過酷になり、腐食か促進され、孔あ
き腐食への対策が必要である。
一方、車体外面、特にドアー下部やボンネット前部では
、走行時に凍結防止剤を散布した路面から跳ね上げられ
た小石、砂、岩塩などで塗装か打撃されて素地に達する
損傷(チッピング)を受け、この損傷部から水が浸入し
たり、塩分か作用して、腐食が極めて進行しやすい。
このように、車体外面ではかえって前述の石はねによる
塗膜の剥離や、さらには腐食による塗膜ふくれ(ブリス
ター)が生じやすい。
このため自動車車体外面用表面処理鋼板としての塗膜密
着性をシミュレートする試験としては1次、2次密着性
試験、Dupont衝撃試験、冷却曲げ試験などがある
現在、実用化されている高耐食性表面処理鋼板、例えば
7.n−Ni合金電気めっき鋼板およびZn −Fe合
金電気めっき鋼板では1次密着性および2次密着性は良
好であるか、Dupont衝撃または、冷却曲げ試験で
は塗膜剥離を生ずる。一方、電気Znめっき鋼板では2
次密着性が劣っており、上記試験をすべて満足する鋼板
は得られていない。
〈発明の目的〉 本発明は上述のような自動車外板用塗装鋼板の諸問題を
解消し、特に塗膜密着性ならびに塗装後耐食性に優れた
表面処理鋼板およびその製造方法を提供することを目的
としたものである。
〈発明の構成〉 本発明は鋼板表面上のZnめっき層中にCr : 0.
05〜2重量%、Al : 0.1〜5重量%を含み、
かつ塗装前りん酸塩処理により、前記めっき層外表面側
に多数の凸部を有する前記めっき層が a)各凸部の面積が0.1〜1Oo00#m2b)凸部
の占める面積百分率が20〜80%c)凸部の前記めっ
き層の厚さが0.0fi〜5−となるように生成される
ことを特徴とする塗膜密着性に優れた表面処理鋼板を提
供するものである。
本発明はまた、鋼板表面上のZnめっき層中にCr:0
.05〜2M量%、AI:0.01〜5重量%を含み、
かつ塗装前りん酸塩処理により、前記めっき層外表面側
に多数の凸部を有する前記めっき層がa)各凸部の面積
が0.1〜1000042b)凸部の占める面積百分率
が20〜80%c)凸部の前記めっき層の厚さが0.0
5〜5−となるように生成される塗膜密着性に優れた表
面処理鋼板を製造するに際し、 Cr3+を0.2〜8g/lおよびアルミナゾルをアル
ミナに換算して0.2〜20g/Jl含有する酸性Zn
めっき浴を使用することを特徴とする塗膜密着性に優れ
た表面処理鋼板の製造方法を提供するものである。
以下に本発明を図面を参照しつつさらに詳細に説明する
本発明者らはZnめっき層中にOr’十が吸着されアル
ミナゾルか分散し、共析している表面処理鋼板が塗装前
りん酸塩処理によって、著しく塗膜密着性を向上させる
Znめっき層表面の凹凸形状を形成させることができる
ことを見い出した。
本発明の表面処理鋼板はZnめっきをした後は第1図の
写真に示すように平滑な平面であるが、りん酸塩処理を
行なうことにより第2図の写真に示すようにlnめっき
表面に凹凸が形成される。またさらにりん酸塩処理後、
電着塗装を施した場合、第3図の写真に示すようにめ9
き表面の凸部が塗膜にくい込み、アンカー効果が生じ塗
膜密着性か向上する。
本発明の表面処理鋼板の皮膜構造とZnめっき層の凹凸
形状生成過程を第4a図、第5a図および第6a図に示
す断面模式図と第4b図、第5b図および第6b図に示
すEPMA (X線マイクロアナライザ)ラインアナリ
シスによるZnの特性X線強度のグラフを用いて説明す
る。
第4a図では本発明の表面処理鋼板が素地鋼板1上にZ
nめっき層2を有し、Znめっき層2中にCr’十が吸
着されたアルミナゾル5が分散し、共析している構造を
持つことを示す。この時EPMAラインアナリシスによ
るZnの特性X線強度のグラフは第4b図に示すように
ほとんど一直線となり、Znめっき層にほとんど凹凸が
ないことを示している。
りん酸塩処理を施すと、第5a図に示すように、Znめ
っき層2中に分散している分散粒子(アルミナゾル5)
のめっき表層に近い方から、分散粒子(アルミナゾル5
)がカソード、その周囲のZnがアノードとなり、りん
酸塩処理工程中にZnが不均一に溶解し、めっき表面に
凹凸が生成すると考えられる。第5b図のEPMAライ
ンアナリシスによるZnの特性X線強度のグラフにより
明らかなように、めっき表面に凹凸が生じていることか
わかる。
第6a図に示すように、りん酸塩処理後、めっき表面に
は、りん酸塩皮膜3が形成されるが、めっき表面の凹凸
のためりん酸塩皮膜表面にも凹凸か形成される。ここで
電着塗装を施すと、塗料がこの凹凸面にくい込んで塗膜
4が形成されるため、アンカー効果により塗膜密着性が
著しく向上すると考えられる。第6b図のEPMAライ
ンアナリシスによるZnの特性X線強度のグラフから、
塗装後もZnめっき層2の表面には凹凸が存在している
ことが明らかである。
本発明者らはZnめっき層中のCrおよびA1の共析量
がCr: 1L05〜2重量%、Al : O,1〜5
重量%である場合に、塗膜密着性を向上させる凸部が適
正に形成されることを見い出した。Znめっき層中のC
rの共析量が上記範囲をはずれると適正な凸部の生成が
不良となり、十分な塗膜密着性が得られず好ましくない
。また前述Znめっき層中のA1の共析量が上記範囲を
はずれると適正な凸部形成がなされず、塗膜密着性が得
られず好ましくない。
本発明のりん酸塩処理後に表面処理鋼板のZnめっき層
外表面に形成される凸部とは、素地鋼板表向に金属Zn
が島状に付着しているものを意味しており、次のものを
広く包含する。
(1)金属Znが島状に独立または相互に一部連絡して
いる状態で、素地鋼板表面に金属Znの凸部が分布して
いる場合 (2)薄いZnめっき層上に凸部が局部的に存在するよ
うに前記めっき層が分布している場合本発明において、
金属Znの凸部の形成は塗装工程において、アンカー効
果により7.nめっき表面処理鋼板の塗膜密着性を著し
く向上させ°るものである。従来からアンカー効果によ
り塗膜密着性の向上効果は知られていた。例えば色材協
会誌57(1984) 、 P255〜258[塗膜の
付着に及ぼす軟鋼板の表面あらさの影響]によれば、軟
鋼板の表面あらさと塗膜の付着の関係を検討し、 1〜
4#a11の表面あらさで塗膜密着力が極大になると報
告している。
本発明者らは、金属Znの凸部の形状がI)各凸部の面
積が0.142〜1000042■)凸部の占る面積百
分率が20〜80%■)凸部の金属Znの厚さが0.0
5〜5#aIlである場合に塗膜密着性が最も良好にな
ることを見い出した。
各凸部の面積が0.142未満ではアンカー効果による
十分な塗膜密着性が得られず、100001a2を超え
ると塗装の仕上がりが悪くなるため好ましくない。また
、同時に凸部の面積が20%未満または80%を超える
と十分なアンカー効果が得られず、塗膜密着性か不良に
なるため好ましくない。
また、凸部のめっき層厚さが0.057m未満では十分
な塗膜密着性が得られず、 5戸を超えると凹凸による
アンカー効果が飽和し、塗装の仕上がり性に悪影響を与
えるので好ましくない。
本発明において用いられる鋼板の種類、寸法は限定され
ず、常法に従って、脱脂、酸洗および水洗などの前処理
が行われ、これらの前処理に続いて、所定のめっき処理
が行われる。
以下に、本発明の表面処理鋼板の製造方法について述べ
る。
本発明者らは、電気Znめっき鋼板の製造に際して、通
常の酸性電気Znめっき浴中にCr3+を0.2〜8g
/lおよびアルミナゾルをアルミナ換算で0.2〜20
g/l添加して、電解めっきを行えば、Znめっき層中
にこれらの添加物の共析量を前述した範囲とすることが
できることを見い出した。
本発明において、前記めっき浴中に添加されるCr3+
は塩化クロム、硝酸クロム、硫酸クロム等を代表的に挙
げることができる。またアルミナゾルはアルミニウム酸
化物が分散した水溶液の系であり、粒糸5〜30nmの
擬ベーマイト状のものが適当である。無定形アルミナゾ
ル(粒径100〜200nm)では、めっき層中にAI
が共析しにくく、増粘がはげしいので好ましくない。
Or3+はめっき層中にクロムの酸化物及び水酸化物と
して共析するが、この擬ベーマイト状のアルミナゾルを
添加することにより、一般に均一かつ多量に共析しにく
いCrをAI酸化物と共に均一かつ多量に析出させるこ
とかできる。
これは、三価のクロムが負に帯電したアルミナゾルに吸
着され、両者か同時に共析するためと考えられる。
めっき浴中に添加するCrA+は、金属クロムとして0
.2〜5g7rt、か好ましい。この理由は、0.2g
/1未満ではめっき層中へのCr共析量が低く、りん酸
塩処理時には均一に溶解され、アンカー効果が得られる
凹凸が形成されず、Bg/11を越えると、めっき密着
性が低下すると共に、めっき表面に緑色酸化物が付着し
、外観か悪化するので好ましくない。
またアルミナゾルの添加量は0.2〜20g/fi(1
,03換算)が好ましい。その理由は、0.2g/42
未満では、めっき層中へのCr、 AIの共析量が不十
分でりん酸塩処理後には、均一に溶解されるため十分な
アンカー効果が得られる凹凸が形成されず、20g/f
iを越えると、めっき液の粘度が増加し、めっきが困難
となるからである。
以下に本発明におけるめっき浴とめっき条件について述
べる。
本発明におけるめっき浴のpHは1以上、より好ましく
は2〜3.5が適当である。p(11未満では陰極析出
効率の低下が起こるばかりでなく、めっきの密着性が劣
化する場合があるので好ましくない。
また本発明におけるめっき条件は電流密度は40A/d
m2以上、より好ましくは60A/dm2が適当である
。電流密度40A/dm2未満では、めっき密着性が悪
くなるので好ましくない。
めっき浴は硫酸浴、塩化物浴、ビロリン酸浴、スルファ
ミン酸浴、フッ化物浴、ホウフッ化物浴あるいはこれら
の混合物浴を用いることができ1す る。
さらに、めっき助剤として、塩化アンモニウム、塩化カ
リウムなどの電導助剤、ホウ酸、りん酸塩などのpi−
1緩衝剤、クエン酸、酒石酸、[1DTAなどの錯化剤
、アクリルアミド、デキストリンなどの光沢剤およびタ
ングステン酸などの助剤を加えることができ、その種類
、濃度など特に制限されることはない。
本発明の方法においては浴中にさらに、Fe。
Go%N+およびMnの金属イオン、 TlO2、5i
02、ZrO2およびNb2O5酸化物粒子を添加して
めっきを行なうことができ、塗膜密着性の向上ばかりで
なく、耐食性向上効果も図ることができる。
〈実施例〉 次に本発明を実施例および比較例について具体的に説明
する。
冷延鋼板(spcc)をアルカリ電解脱脂し、5%塩酸
酸洗した後、水洗し、以下の条件でめっきを行なった。
液温は50℃で行なった。目付量は20g/m”とした
また、アルミナゾルはアルミナゾル#52oを用いた。
以下に、実施例および比較例のめっき浴の諸条件を記す
以下の例では塩化物浴を主体に示すが、本発明は塩化物
浴に限定されない。
〈実施例1〜6〉 〔浴組成)  Zn(:It2 210g、l、KCl
  360 g/l。
CrCl13 −61〜120  Crとして0〜10
g/fi、アルミナゾル Afi20a換算で2g/l
、pH3,0±0.5 (めっき条件) 電流密度 75A/d12   浴温50±2℃流速 
 80m/win 〈実施例7〜11〉 〔浴組成)  ZnCIL2 210g/42、K(:
fi  360 g/1.。
Cr(4B  −6H20Crとして0および4g/f
i1アルミナゾル AIL203換算テ0〜30g/j
LpH3,0±0.5 〔めっき条件〕 電流密度 75A/dm2   浴温50±2℃流速 
 60m/min 上記実施例で得られためっき鋼板について以下に示す試
験を行った。その結果を表1に示した。
尚、めっき層中のCrについては原子吸光法、AIにつ
いてはEI’MAを用いて定量を行なった。
(1)めっき密着性評価方法 Dupont衝撃試験(撃心径1/4インチ、重さIK
g、高さ50cm)を行った後のめっき層の剥離状態で
評価した。
めっき密着性判定基準 ◎:剥離なし O:ごくわずかに剥離 △:わずかに剥離 ×:剥離 (2)塗膜密着性評価方法 得られためっき鋼板について、りん酸塩処理(日本パー
力ライジング社製、ボンデライト#3030)を付着M
2〜3 g/rn”行なった後、カチオン電着塗装(日
本ペイント製U−30)を膜厚20〜221jm施し、
さらに中塗り、上塗りを行ない、全膜厚90〜100戸
とした。
これらの塗装板について、以下の4種の試験を行ない、
塗膜の剥離状態で評価した。
■1次密着性試験: 3コ一ト後2mm角の基盤目状に
傷を入れ、塗膜の剥離の程度を観察する方法(pDup
ont衝撃試験: 3コート後、塗膜面に対してDup
ont衝撃試験を行ない、テープ剥離をして、塗膜の剥
離程度を観察する方法(撃心径1/2インチ、50cn
+、 500g) ■2次密着性試験: 3コート後、純水(50℃)に1
0日間浸漬後、 2mm角の基盤目状に傷を入れテープ
剥離程度を観察する方法 ■冷却曲げ試験= 3コート後、−20℃に2時間冷却
後曲げ試験(50mmφに曲げる)を行ない、塗膜の剥
離程度を観察する方法 塗膜密着性の判定規準 ◎:全く剥離せず O:塗膜に割れが入るか剥離なし △ニ一部剥離 ×:完全剥離 (3)まためっき表面の凹凸は、次に方法で観察した。
■ りん酸塩処理後のめっき鋼板をポリエステル系樹脂
に埋込み、断面を光学顕微鏡、電子顕微鏡にて観察し、
測定した。
■ 塗膜剥離剤(関西ペイント製ネオリバー)にて塗膜
剥離し、その後重クロム酸アンモン溶液にて、りん酸塩
皮膜を溶解した後、めっき表面を走査型電子顕微鏡で観
察し、凸部の面積を測定した。
表1かられかるように、比較例にはめっき密着性の1試
験および塗膜密着性の4試験の合計5試験のすべて満足
するものはない。
本発明例はいずれも良好の試験結果が得られており、め
っき密着性および塗膜密着性に優れていることがわかる
〈発明の効果〉 このように、本発明の鋼板はZnめっき層中にCrおよ
びAIを適量含ましめ、塗装前りん酸塩処理により、め
っき層外表面側に適度の大きさをもつ多数の凸部を形成
させることができ、そのため塗膜密着性に優れており、
自動車外板用表面処理鋼板として優れている。
このような鋼板は酸性Znめっき浴中にCr3+および
アルミナゾルを適量含む方法により容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は金属組織を示す図面代用
写真である。 第1図はZnめっき層が形成された表面処理鋼板の断面
の写真である。 第2図はZnめっき層にりん酸塩処理を施し、りん酸塩
皮膜が形成された表面処理鋼板の断面の写真である。 第3図はりん酸塩処理後、電着塗装を施し、塗膜が形成
された表面処理鋼板の断面の写真である。 第4a図および4b図はそれぞれZnめっき層が形成さ
れた表面処理鋼板の断面模式図とZnめっき層のEPM
AラインアナリシスによるZnの特性X線強度のグラフ
である。 第5a図および5b図はそれぞれZnめっき層にりん酸
塩処理をした後の表面処理鋼板の断面模式図とZnめっ
き層のEPMAラインアナリシスによるZn特性X線強
度のグラフである。 第6a図および6b図はそれぞれりん酸塩処理後、電着
塗装を施し、塗膜が形成された表面処理鋼板の断面模式
図とZnめっき層のEPMAラインアナリシスによるZ
nの特性曲線強度のグラフである。 符号の説明 1・・・素地鋼板、   2−Znめっき層、3・・・
りん酸塩皮膜、4・・・塗膜、5・・・アルミナゾル、 6・・・りん酸塩処理によるめっきの溶解部分FIG、
4a FIG、4b FIG、5a FIG、6a FIG、5b FIG、6b ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼板表面上のZnめっき層中にCr:0.05〜
    2重量%、Al:0.01〜5重量%を含み、かつ塗装
    前りん酸塩処理により、前記めっき層外表面側に多数の
    凸部を有する前記めっき層が a)各凸部の面積が0.1〜10000μm^2b)凸
    部の占める面積百分率が20〜80%c)凸部の前記め
    っき層の厚さが0.05〜5μmとなるように生成され
    ることを特徴とする塗膜密着性に優れた表面処理鋼板。
  2. (2)鋼板表面上のZnめっき層中にCr:0.05〜
    2重量%、Al:0.01〜5重量%を含み、かつ塗装
    前りん酸塩処理により、前記めっき層外表面側に多数の
    凸部を有する前記めっき層が a)各凸部の面積が0.1〜10000μm^2b)凸
    部の占める面積百分率が20〜80%c)凸部の前記め
    っき層の厚さが0.05〜5μmとなるように生成され
    る塗膜密着性に優れた表面処理鋼板を製造するに際し、 Cr^3^+を0.2〜8g/lおよびアルミナゾルを
    アルミナに換算して0.2〜20g/l含有する酸性Z
    nめっき浴を使用することを特徴とする塗膜密着性に優
    れた表面処理鋼板の製造方法。
JP12883486A 1986-06-03 1986-06-03 塗膜密着性に優れた表面処理鋼板およびその製造方法 Pending JPS62284087A (ja)

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