JPS6228194Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はコンピユータ用テーブルの脇棚に関す
るものであつて、脇棚の横幅を使用する機種によ
つて任意に変更できるように、脇棚の側板に対向
して可動板を設け、この可動板を長穴の任意位置
へ螺着可能とした点に特徴を有している。

〈従来の技術及び問題点〉 コンピユータ用機器は製造メーカー、機種等に
よつて大きさが異なる。従つて、これを収容する
テーブルの脇棚もその横幅が任意に変えられると
好都合である。従来のように脇棚の横幅が一定の
場合には、幅が広すぎると見苦しいし、逆に狭い
場合には機器を収容することができない。

〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案においては、脇棚の横幅が簡単に
調節できるものとし、しかも強固な構造のものと
したのである。その構造は天板１の下面に装着さ
れた両側板２，２′のうち一方の側板２′と前面板
３及び前記側板２′に対向する可動板４とによつ
て天板下部に脇棚を形成し、前記可動板４は前記
天板１と前面板３又は足置桟５に設けた長穴調節
部Ａ，Ｂ，Ｃの表面長穴６と長穴調節部Ａ，Ｂ，
Ｃ内部に平行に設けられた間隙内を摺動可能なね
じ受８へ可動板４の縁部１２に設けられたねじ挿
通穴１０からねじ９を挿通して螺着したことを特
徴とするものである。

〈実施例及び作用〉 以下図面によつて本考案の構成を作用と共に詳
細に説明する。

第１図は本考案に係るコンピユータ用テーブル
の斜視図であり、第２図は足置桟の拡大平面図で
あり、第３図は前面板の長穴部の拡大正面図であ
り、第４図は天板の長穴部の拡大底面図である。
第５図は第３図中Ｄ−Ｄ部拡大断面図であり、第
６図は同Ｅ−Ｅ部拡大断面図である。第７図は第
４図中Ｆ−Ｆ部拡大断面図である。第８図は可動
板の組付け状態を示す斜視図である。

ここに示したコンピユータ用テーブルは天板
（テーブルトツプ）１の下面に両側へ側板２，
２′と前面板３が配設され、側板２′に対向して可
動板４が設けられている。これら側板と可動板間
の下面には足置桟５が取付けられている。可動板
４とこれに対向している第１図中右方の側板２′
及び前面板３の一部が脇棚１１を形成している
が、可動板４の取付け方に本考案の特徴がある。

可動板４を任意な位置に調節固定できるよう
に、足置桟５と前面板３及び天板１の底面にそれ
ぞれ長穴調節部Ａ，Ｂ，Ｃを設けている。第２図
には足置桟５に設けられた長穴調節部Ａがみら
れ、第３図には前面板３に設けられた長穴調節部
Ｂ、第４図には天板１に設けられた長穴調節部Ｃ
がそれぞれみられる。これらの長穴調節部Ａ，
Ｂ，Ｃはこの例では長穴６と丸穴７が交互に複数
個設けられているが、このように設けると可動板
の位置決めが容易である。しかし、長穴のみ複数
個設けてもよい。長穴調節部Ａ，Ｂ，Ｃは上記の
ように表面に長穴が表われているが、その内部は
第５図〜第７図に示したように、ねじ受８が長穴
に対して平行に摺動可能な間隙を有したものとな
つている。ねじ受８は第５図にみられるように２
個で一対に移動可能な構造にしておくと、必要な
位置への調節が容易となる。そして、第７図に示
したようにねじ受８に対してねじ９で螺着するの
である。このように足置桟５、前面板３、天板１
のそれぞれに設けられた長穴調節部Ａ，Ｂ，Ｃへ
ねじ受８が移動可能に備えられているが、可動板
４は、第７図及び第８図に示したように、その縁
部１２に設けられた複数のねじ挿通穴１０にねじ
９を通して前記ねじ受８で螺着するのである。

このことを更に脇棚内に収容する機種に合わせ
て可動板４を最適な位置に固定する場合を例にし
て詳細に説明する。まず最初に可動板４を両側板
２，２′間の最適な位置へ左右いずれかへ移動さ
せ、同時に可動板４の縁部１２に設けられたねじ
挿通穴１０と長穴調節部Ａ，Ｂ，Ｃの長穴６を合
わせ、この時、その内部のねじ受８がその位置に
ない場合には摺動させて、前記ねじ挿通穴１０の
位置へ移動させる。このように長穴６を挟んで可
動板４のねじ挿通穴１０と、足置桟５、前面板
３、天板１のそれぞれに設けられた長穴調節部
Ａ，Ｂ，Ｃのねじ受８が同位置になつた時、ねじ
９を螺入して固着するのである。ねじ受を長穴調
節部内へ多数個用意しておかなくても、また、長
穴調節部のどのような位置でも固定できる作用が
ある。可動板４の取付位置を微調整する場合で
も、ねじ９を緩めるだけで左右に可動板４を移動
させればねじ受８が追従して移動するので、最適
な位置でねじ９を締付けさえすれば、調整作業を
終えることができる。

〈考案の効果〉 以上詳述したような構造であるから、本考案の
コンピユータ用テーブルの脇棚は、収容する機種
横幅に合わせて脇棚の幅を簡単に調節することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るコンピユータ用テーブル
の斜視図であり、第２図は足置桟の拡大平面図で
あり、第３図は前面板の長穴部の拡大正面図であ
り、第４図は天板の長穴部の拡大底面図である。
第５図は第３図中Ｄ−Ｄ部拡大断面図であり、第
６図は同Ｅ−Ｅ部拡大断面図である。第７図は第
４図中Ｆ−Ｆ部拡大断面図である。第８図は可動
板の組付け状態を示す斜視図である。 １……天板、２，２′……側板、３……前面
板、４……可動板、５……足置桟、６……長穴、
７……丸穴、８……ねじ受、９……ねじ、１０…
…ねじ挿通穴、１１……脇棚、１２……可動板の
縁部、Ａ，Ｂ，Ｃ……長穴調節部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天板１の下面に装着された両側板２，２′のう
   ち一方の側板２′と前面板３及び前記側板２′に対
   向する可動板４とによつて天板下部に脇棚を形成
   し、前記可動板４は前記天板１と前面板３又は足
   置桟５に設けた長穴調節部Ａ，Ｂ，Ｃの表面長穴
   ６と長穴調節部Ａ，Ｂ，Ｃ内部に平行に設けられ
   た間隙内を摺動可能なねじ受８へ可動板４の縁部
   １２に設けられたねじ挿通穴１０からねじ９を挿
   通して螺着してなることを特徴とするコンピユー
   タ用テーブルの脇棚。