JP2008012327A - 収納装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】左右両側板1,2の上部に天板3が接合されてなる枠体と、その枠体の背面側に設けられた取付板4,5と、前記枠体内に設けられ、枠体内空間を左右に分割する二以上の仕切板11,12と、その仕切板11,12と側板1,2の間、及び隣接する仕切板11,12間に設けられた二以上の棚板21〜23,31,32,41〜44とからなり、地板のない収納装置で、仕切板11,12は、天板3と取付板4,5に着脱可能な結合部材50によって固定されるとともに、床面100に固定部材を使用しての固定はされていないもので、仕切板11,12の取付位置を、枠体内の左右方向に変更可能にした。
【選択図】図1
Description
これは従来からの納戸あるいは大型の箪笥の融合・発展型ともいえるもので、衣類のみならず鞄、扇風機、ストーブ、スキー、釣竿、寝具、その他雑多な各種家庭用品の保管に使用される場合が多い。従って、収納される物品は様々なサイズである。
(1)仕切板の位置変更に制約がある。
近年では多くのウォークインクローゼット用の棚に関しては、棚板の上下方向の位置変更が可能であるが(特許文献1,2)、横方向の位置変更に関しては、特許文献10のように仕切板の移動、特許文献9,11のような側板移動が提案されているものの、強度の問題からあまり一般的とは言えず、通常は棚の上下方向の位置変更に留まっているのが現状である。
(2)側板や仕切板の下部に突出部がある。
従来品の多くは強度を確保する点から、側板や仕切板の下部を床に固定するL金具が必要(特許文献1,2)で、可動式側板固定用レールが必要(特許文献11)なタイプもある。側板や仕切板の下部に突出部があると、一般家庭でよく使用されるキャスター付きコンテナ型収納ボックスの出し入れに支障がある。そして、金具が邪魔になって側板の幅一杯までは使用できないので側板付近に無駄な空間ができてしまう。また、これらの金具の使用は床面に傷を付けることになる。
(3)強度が低い。
側板が移動できる特許文献9では側板に大きな切れ込みがあり、強度が低い。また、特許文献10のように、棚板の幅が大の場合は棚に置いた物の重量で棚が撓んでしまう。この、棚の撓みには特許文献9のような中間での支持が効果的だが、この方法では棚板高さの変更の制限がある。
前記仕切板は、前記天板の下面と取付板の前面にそれぞれ着脱可能な結合部材によって固定されるとともに、床面に固定部材を使用しての固定はされていないもので、前記仕切板の取付位置を、前記枠体内の左右方向の所定位置に変更可能にしたことを特徴とする。
前記仕切板は、前記天板の下面と取付板の前面にそれぞれ着脱可能な結合部材によって固定されるとともに、床面に固定部材を使用しての固定はされていないもので、前記仕切板の取付位置を、前記枠体内の左右方向の所定位置に変更可能にし、しかも、前記仕切板は、少なくとも一枚の、着脱可能な結合部材によって固定される固定用の棚板によって、前記隣接する仕切板又は前記側板に必ず固定されるようにしたことを特徴とする。
前記仕切板は、前記天板の下面と取付板の前面にそれぞれ着脱可能な結合部材によって固定されるとともに、床面に固定部材を使用しての固定はされていないもので、前記仕切板の取付位置を、前記枠体内の左右方向の所定位置に変更可能にし、しかも、前記仕切板は、少なくとも一本の、着脱可能な結合部材によって固定される固定用のパイプによって、前記隣接する仕切板又は前記側板に必ず固定されるようにしたことを特徴とする。
また、前記取付板を、前記枠体の背面側の下部に設けられた水平に延びる板材で構成することもできる。さらに、前記取付板を、水平に延びる上下2本の板材でしかも壁面に固定可能に構成することもできる。
よって、仕切板の下面からは突出部がないのでキャスター付きコンテナ型収納ボックスの出し入れに支障が無く、スムースに出し入れ可能である。すなわち仕切板と側板の幅一杯までキャスター付きコンテナ型収納ボックスを入れる事が可能である。
特に仕切板が枠内に2以上設けられる場合には、仕切板はそれぞれ固定用の棚板によって隣接する仕切板又は側板に、着脱可能な結合部材によって固定されるので、仕切板の安定性は一層強くなる。
また、仕切板の取付位置は、枠体内の左右方向の所定位置に変更可能であるので、引出しや棚板の位置を様々にすることができる。
本発明の実施形態に係る収納装置は、図1及び図2に示すように、同じ大きさの左右両側板1,2の上面に天板3が接合されて構成された下側に開口した略コ字状の枠体と、その枠体の背面側(図2では紙面の裏面側)に設けられた上下の取付板4,5と、枠体内に設けられ、枠体内空間を縦に分割する仕切板11,12と、その仕切板11,12と側板1,2の間に設けられた複数の棚板21〜23,31,32,41〜44とからなる。図2で示す場合、棚板21〜23は、仕切板11と左側の側板1との間に、棚板31,32は隣接する仕切板11,12間に、そして、棚板41〜44は、仕切板12と右側の側板2との間にそれぞれ設けられている。
また、取付板4,5は、壁面に対して固定されるようになっている。
この結合部材50に関しては特に限定されるわけではないが、着脱可能な市販の収納部材組立て用金具を用いた。ピン状のオス金具と回転すると引き寄せの働くメス金具とからなり、ピン状のオス金具は、片方がネジ状もう片方が窪みのある形状となっていて、ドライバー等でダボ穴にねじ込む事が出来る。また、メス金具はオス金具の窪み部分を引き寄せるようになっている(例えば、オス金具をラフィックスボルトとし、メス金具をラフィックス本体とする場合等)。基本的には外部から見て傷を付ける事無く、取付けと撤去が可能なものであればよい。
また、仕切板11,12は、床面100に対しては特に固定部材を使用して固定しないようにしてある。
これに対して、棚板21,31,41(図1〜図3では正面の部分を黒塗して示した)は固定用の棚板であり、棚板21,31,41の左側の前側と後側、そして右側の前側と後側には、仕切板11,12に設けられたと同様な結合部材50が設けられ、結合部材50を介して、棚板21は仕切板11と側板1との間に、棚板31は隣接する仕切板11,12間に、そして、棚板41は、仕切板12と側板2との間に強固に取付られている。
(2)次に、設置された左右両側板1,2間の距離と同一にカットされた上側取付板4及び下側取付板5を両側板1,2間に正面から挿入して奥壁に固定ビスを使用して固定する。なお、上下取付板4,5に設けられるダボ穴4a,5aは、予め工場にて一定間隔に穿孔される。このダボ穴4a,5aは仕切板11,12の設置間隔に合わせて決定される。また、棚板の幅と連動するので、概ね100〜300mmの適当な設置間隔とするのが好ましい。
(3)次に、側板1,2の上面に天板3を載せて専用ビスを使用して結合する。
(5)次に、仕切板11,12をそれぞれ側板1,2と天板3で囲まれた枠体内に挿入し、天板3,上下取付板4,5から突出したオス金具まで仕切板11,12をスライドさせ、オス金具を、仕切板11,12に設けられた結合金具50を構成する、メス金具(例えば、ラフィックス本体)に結合し、メス金具をドライバーで締め付けることにより仕切板11,12を天板3,及び上下取付板4,5に強固に固定する。
(6)次に、上述した結合金具50を構成する、オス金具(例えば、ラフィックスボルト)を固定用の棚板21,31,41の取付位置に合わせて、左側の側板1,左側の仕切板11,右側の仕切板12,右側の側板2にドライバーを使用して締め付け固定する。このとき、オス金具は、側板1,2,仕切板11,12に形成されたダボ穴に取付ける。
(7)次に、固定用の棚板21,31,41をそれぞれ側板1と仕切板11間,仕切板11,12間,仕切板12と側板2間にそれぞれに挿入し、側板1,2,仕切板11,12から突出したオス金具に載せるようにして、オス金具を、固定用の棚板21,31,41に設けられた結合金具50を構成する、メス金具(例えば、ラフィックス本体)に結合し、メス金具をドライバーで締め付けることにより固定用の棚板21,31,41を側板1と仕切板11間,仕切板11,12間,仕切板12と側板2間に強固に固定する。
なお、固定用の棚板21,31,41の固定位置は、仕切板11,12の高さの半分以下であることが安定的に仕切板11,12を固定する点において好ましい。
また、側板1,2,上下取付板4,5,仕切板11,12に設けられたダボ穴は、気になるようであれば、取り外し可能なピン状の穴塞ぎを使用して隠蔽しても良い。
そして、もし、施工完成後、仕切板11,12の位置を変更したい場合、例えば、図2に示した状態から図3に示した状態に変更したい場合は、これまで示した手順を逆に辿り、固定用の棚板も含めた棚板21〜23,31,32,41〜44を撤去し、仕板板11,12の固定を順次解除してから、新たな位置に仕切板11,12を移設し、再び一旦撤去した棚板21〜23,31,32,41〜44を取付ければ良い。仕切板11,12の位置変更に関しては上下取付板4,5に設けられたダボ穴4a,5aの位置内ならば自由に変更が可能である。なお、仕切板11,12の位置を変更する場合等に仕切板11,12の下面が床面100に当接し、床面100を傷付ける場合が考えられるので、この防止策として、仕切板11,12の下面に傷防止用のフェルトやゴム等の緩衝材を装着するようにしてもよい。
また、本実施形態では、側板1と仕切板11の間に固定用の棚板21、仕切板11,12間に固定用の棚板31、仕切板12と側板2の間に固定用の棚板41を設けるようにしたが、安定性の見地から一枚の仕切板が固定用の棚板によって隣接する仕切板又は側面のいずれか一方に必ず固定されるようなものであればよい。よって、例えば、左側の仕切板11であれば、固定用の棚板21で左側の側板1と固定されるか、あるいは、固定用の棚板31で隣接する仕切板12に固定されるようになっていればよい。また、右側の仕切板12であれば、固定用の棚板41で右側の側板2と固定されるか、あるいは、固定用の棚板31で隣接する仕切板11に固定されるようになっていればよい。つまり、仕切板の数を(2N−1)枚、あるいは2N枚(ただし、N=1,2,3,・・・)とした場合、固定用の棚板の数は少なくともN枚必要になることを意味する。
すなわち、図8(a)に示すような、L金具701を仕切板11,12の下面に固定した場合には、床面100に損傷を与えるとともに、キャスター付きのコンテナ型の収納ボックスの出し入れに邪魔になり、また、図8(b)に示すような、金属性の突起が下部に形成された金具702を仕切板11,12の下面に固定した場合には、床面100に損傷を与えることになるから使用することができない。また、仕切板11,12の下面に床面100との固定用に接着剤を使用した場合には、床面100が汚れるので使用を避けた方がよい。
さらには、固定用の棚板21,31,41を伸縮自在で固定時(伸縮調整後)にはその伸縮を不可とするロック機構を有する棚板や、同じく伸縮自在で固定時(伸縮調整後)にはその伸縮を不可とするロック機構を有するパイプで構成することもできる。これによれば、棚板やパイプの幅を気にせずとも自在に設置することができ、伸縮しない固定用の棚板、パイプを使用した場合と同様に、仕切板11,12の下部を床面100に固定しなくても十分な強度を付与することができる。
また、取付板4,5と壁面あるいは間仕切りを形成する面材とを共有あるいは一体化することができる。
2 側板(右側板)
3 天板
3a ダボ穴
4 上側取付板
4a ダボ穴
5 下側取付板
5a ダボ穴
11 仕切板
11a ダボ穴
11b 切り欠き
12 仕切板
12a ダボ穴
12b 切り欠き
21,31,41 固定用の棚板
22,23,32,42〜44 棚板
50 結合部材
100 床面
111,112,113 仕切板
600 アジャスター金具
701 L金具
702 金具
T ダボ
Claims (6)
- 左右両側板の上部に天板が接合されてなる枠体と、
その枠体の背面側に設けられた取付板と、
前記枠体内に設けられ、枠体内空間を左右に分割する仕切板と、
その仕切板と前記側板の間に設けられた一又は二以上の棚板と、からなり、しかも地板のない収納装置であって、
前記仕切板は、前記天板の下面と取付板の前面にそれぞれ着脱可能な結合部材によって固定されるとともに、床面に固定部材を使用しての固定はされていないもので、前記仕切板の取付位置を、前記枠体内の左右方向の所定位置に変更可能にしたことを特徴とする収納装置。 - 左右両側板の上部に天板が接合されてなる枠体と、
その枠体の背面側に設けられた取付板と、
前記枠体内に設けられ、枠体内空間を左右に分割する一又は二以上の仕切板と、
その仕切板と前記側板の間、又は/及び、隣接する仕切板間に設けられた一又は二以上の棚板と、からなり、しかも地板のない収納装置であって、
前記仕切板は、前記天板の下面と取付板の前面にそれぞれ着脱可能な結合部材によって固定されるとともに、床面に固定部材を使用しての固定はされていないもので、前記仕切板の取付位置を、前記枠体内の左右方向の所定位置に変更可能にし、しかも、前記仕切板は、少なくとも一枚の、着脱可能な結合部材によって固定される固定用の棚板によって、前記隣接する仕切板又は前記側板に必ず固定されるようにしたことを特徴とする収納装置。 - 左右両側板の上部に天板が接合されてなる枠体と、
その枠体の背面側に設けられた取付板と、
前記枠体内に設けられ、枠体内空間を左右に分割する一又は二以上の仕切板と、
その仕切板と前記側板の間、又は/及び、隣接する仕切板間に設けられた一又は二以上の棚板と、からなり、しかも地板のない収納装置であって、
前記仕切板は、前記天板の下面と取付板の前面にそれぞれ着脱可能な結合部材によって固定されるとともに、床面に固定部材を使用しての固定はされていないもので、前記仕切板の取付位置を、前記枠体内の左右方向の所定位置に変更可能にし、しかも、前記仕切板は、少なくとも一本の、着脱可能な結合部材によって固定される固定用のパイプによって、前記隣接する仕切板又は前記側板に必ず固定されるようにしたことを特徴とする収納装置。 - 前記仕切板の下面にフェルトやゴム等の緩衝材を装着するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の収納装置。
- 前記取付板は、前記枠体の背面側の下部に設けられた水平に延びる板材であることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の収納装置。
- 前記取付板は、水平に延びる上下2本の板材であり、壁面に固定可能であることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の収納装置。
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- 2007-08-29 JP JP2007223229A patent/JP2008012327A/ja active Pending
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