JPS62277924A - 木製浴槽 - Google Patents

木製浴槽

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JPS62277924A
JPS62277924A JP61120707A JP12070786A JPS62277924A JP S62277924 A JPS62277924 A JP S62277924A JP 61120707 A JP61120707 A JP 61120707A JP 12070786 A JP12070786 A JP 12070786A JP S62277924 A JPS62277924 A JP S62277924A
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JP
Japan
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wooden
peripheral wall
impregnated
wood
synthetic resin
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JP61120707A
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清美 田川
一郎 伊原
俊雄 中西
浩二 大久保
那須 賢紀
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔技術分野〕 この発明は改良された木製浴柄に関するものである。
〔背景技術〕
浴槽には、一般に木製、樹脂製(FRPなど)、金属製
(ホーロー、ステンレス)などの種々の材質のものがあ
る。このうち、木製浴槽は、木のもつ香気1弾性、肌触
り、保温性等のすぐれた性質から、古来よりわが国にお
いて広く使用されていた。しかし、木製浴槽には、変色
しやすい、汚れやすい、反りや狂いが生じやすい、干割
れする、かびや腐朽が発生するなどの木材特有の欠点が
あり、耐久性に問題があった。とくに、近代におけるわ
が国の生活様式の変化は家屋内での浴槽設置1’J境に
も変化をもたらし、浴室内の浦風等が十分でなくなった
ために、木製浴槽の耐久性がより劣るようになった。さ
らに、良質の木材資源の確採が困難な現代では木製浴槽
はほとんど用いられなくなっているのが実情であった。
しかしながら、木製浴槽の代替として使用される樹脂製
や金属製の浴槽では、木のもつ独特の香気1弾性、肌触
り、保温性と比較して満足できるものは少なく、依然と
して木製浴槽に対する需要は根強いものがある。
〔発明の目的〕
この発明は、木質材料の有する変色、汚れ、反り、狂い
、干割れ、腐朽、かび発生などの欠点を排除した木製浴
槽を提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
この発明の木製浴槽は、周壁部、底面部および周壁部上
縁のかまち部がいずれも合成(封油を含浸した木質材料
で構成されたことを特徴とするものである。
このように、この発明によれば、木製浴槽の構成部材と
して、合成樹脂を含浸した木質材料を使用したので、む
く材等の木質材料の欠点である変色9反り、狂い、腐朽
等が生じるのを防止することができ、耐久性にすぐれた
ものになる。
また、この発明の他の木製浴槽は、周壁部、底面部およ
び周壁部上縁のかまち部のうち、少なくとも前記周壁部
が基材の表面に合成樹脂含浸っき板を接着して構成され
たことを特徴とするものである。
このように、この発明によれば、木製浴槽の少なくとも
周壁部を基材とその表面に接着したつき板とから構成し
たので、木製浴槽を安価に製造できる。
実施例 この発明の一実施例を第1図および第2図に基づいて説
明する。すなわち、この木製浴槽は、周壁部l、底面部
2および周壁部1の上縁のかまち部3からなり、これら
の構成部材がいずれも合成樹脂を含浸した木質材料で構
成されたものである。
前記かまち部3は、桧、されら、まき等の耐久性にすぐ
れたむく材または集成材(平行目、木口目など)に合成
樹脂を含浸させたものか、あるいは合板や低級むく材集
成品(好ましくは針葉樹の集成品)等の基材の表面に前
述のごとき)封脂のつき板を貼着したもの(この場合は
あらかじめつき板にのみ樹脂を含浸させるようにしても
よい)を使用する。
また、周壁部1は、第2図に示すように、基材4の両面
に複数枚のつき板5を貼着したものである。つき板5と
しては、前述のかまち部と同様に桧、されら、まき等の
β水性の良い板目または柾目のものが使用され、これに
基材4への貼着前または貼着後に合成樹脂の含浸処理が
なされる。
使用するつき板5はデザインや材料コストの面から適宜
選定することができる。つき坂5の厚さは0.5〜3f
l程度が適当である。前記基材4としては、複数の単板
を繊維方向を交互に直交させて積層接着した数プライ程
度の耐水合板が使用可能であり、この合板は製造時に防
腐防黴剤を含浸処理してお(のが好ましい、さらに、基
材4の表面には水の浸入を防ぐためのシールI’ii6
が設けられる。
シールI”ii6は、例えばアルミニウム、銅、ステン
レスなどの全圧薄板または金属箔を合板上に接着して形
成するか、あるいはホットメルト型の接着フィルムの溶
着、合成樹脂シートの接着、塗料の塗布などによって形
成される。また、基材4とっき坂5とを接着する接着剤
がシール屓6を兼用していてもよい、いずれの場合も、
シール屓6は耐水性5耐熱性にすぐれたものを使用する
のが好ましい。
また、耐水合板に代えて、むく材、耐水性パーティクル
ボード、耐水性ハードボード、集成板などを基材4とし
て使用してもよく、この場合の使用樹種は針葉樹である
のが好ましい、また、これらの木質系基材のほかに、金
属板やプラスチック板なども使用可能であり、さらに有
機系の発泡体や無機系の発泡体(例えば発泡コンクリー
ト)で耐水性にすぐれかつ適度の強度を存するものであ
れば、基材として使用可能である。これらの表面にも必
要に応じて隣席防黴剤処理を施す。この処理には表面塗
布、l是清などの手段が採用される。
なお、合板、パーティクルボード、ハードボードなどの
場合は、それらの成形前または成形時に隣席防黴剤処理
を施すようにしてもよい。
基材4とつき板5との接着にはホットメルト型の接着フ
ィルムや通常の木材用接着剤などが使用可能であるが、
とりわけ耐水性5耐熱性にすぐれたエボキンIM脂、レ
ゾルシノール、ウレタン樹脂などの反応型接着剤を用い
るのが好ましい、使用する接着剤はつきFi5に含浸処
理した)封油の種類やシール層6を形成する樹脂の種類
によって適切なものを選定する必要がある。
浴槽の底面部2は、前述のかまち部3と同様な樹種のむ
く材または集成材に合成樹脂を含浸処理するか、あるい
は合板、低級のむく材集成品等の基材の表面に、前記周
壁部1と同様に防腐防黴剤処理を行ない、さらに防水用
シール層で被覆したのち、表面に合成樹脂含浸つき板を
貼着するなどの方法があり、このうちからデザインやコ
ストなどを考慮して適宜選定し、所定寸法に加工する。
これらの各部材に含浸される合成樹脂としては、例えば
ポリエステル系、アクリル系、ウレタン系などの通常用
いられる樹脂があげられ、とくに耐水性、耐熱性、rx
4候性にすぐれたものが好ましい。
合成樹脂の含浸量は用いる樹脂によって異なるが、被含
浸材である木質材料100重量部に対して5〜50重量
部程度であるのが好ましく、また含浸処理した木質材料
の表面硬度は40以下(パーコール硬度)であるのが好
ましい。含浸量および硬度がこれより大なるときは、木
質材料の有する柔らかい末法や風合いが消失し、本来の
木肌感がなくなってしまう。また、含浸量および硬度が
これより小なるときは、耐腐朽性、耐水性等に劣り、反
り等の狂いも発生しやすくなる。さらに、樹脂処理した
木質材料の含水率は70%以下であるのが適当である。
合成樹脂の含浸方法は、従来より広く採用されている常
圧浸漬法、減圧注入法、加圧注入法あるいはこれらを併
用した方法で行なう、含浸後、合成手H脂を加熱乾燥等
により完全硬化させる。
次に、木製浴槽の組み立て手順を第3図〜第7図に基づ
いて説明する。かまち部3の組立ては、第3図に示すよ
うに、合成樹脂の含浸処理した4つのかまち加工片33
〜3dの各傾斜した両端面にほぞ穴7を設け、雇いざね
8を隣接する加工片の各はぞ穴7.7にまたがって成金
して四角形に枠組みする。また、このような雇いざね接
合に代えてだぼ接合や本ざね接合等を使用してもよい。
これらめ接合にあたっては、エボキソ樹脂接着剤などの
耐水性にすぐれた接着剤による接合と併用するのが好ま
しい。
周壁部1は、第4図に示すように、シール層6が形成さ
れた基材4の両面に合成樹脂含浸つき板5の複数枚を並
設して順次貼り合わせ、壁材9を形成し、ついで第5図
に示すように、壁材9の両側部にフィンガ10を設け、
壁材9.9同士をフィンガジヨイントにより直角に接合
する。このようにして、四角枠状の周壁部lが得られる
。なお、周壁部1の上端面には全周にわたってかまち部
3を接合するためのだぼ穴11が形成されている。
底面部2は、第6図に示すように、両面にシール層6′
を形成した基材4′の上面に合成樹脂を含浸処理したつ
き板5′の複数枚を並べて貼り付ける。底面部2の周面
には、底面部2を周壁部1の下端内面に接合するための
だぼ穴12が形成されている。
そして、第7図に示すように、四角枠状の周壁部1の上
iにだぼ接合によりかまち部3を接合し、さらに周壁部
1の下端内面に底面部2をだぼ接合によって接合する。
なお、かまち部3、周壁部1および底面部2のそれぞれ
の接合にあたっては、前述のごときだぼ接合に代えて雇
いざね接合、接着剤による接合、ナンドの埋込によるボ
ルト・す、トの接合などを採用してもよく、高い接合強
度を得るうえで、これらの各接合方式を2種以上併用す
るのが好ましい。
この劣うに、この実施例では、浴槽の表面露出部はすべ
て(封油処理されているため、水との接触による変色や
汚れやすさが改善され、また水分の吸収による各部の寸
法変化が著しく低減される結果1反りや狂いの発生が抑
えられ、従来の木製浴槽に比べ、干割れなどによる水も
れのおそれがない。
また、適切な防腐防黴処理により、従来の木製浴槽に比
べて耐腐朽性が著しく高くなる。
さらに、樹脂の含151量を5〜50重量部の範囲にす
ることにより、従来の樹脂処理品の様なブラスチック感
は全くなく、木質材料本来の木肌感を保持し、保温性も
biなわれることがない。
〔発明の効果〕
この発明によれば、木製浴槽の構成部材として、合成樹
脂を含浸した木質材料を使用したので、むく材等の木質
材料の欠点である変色1反り、狂い、腐朽等が生しるの
を防止することができ、耐久性にすぐれたものになると
いう効果がある。
さらに、少な(とも周壁部を基材とその表面に接着した
合成樹脂含浸つき板とから構成すると、木製浴槽をより
安価に製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の斜視図、第2図は木製浴
槽を構成する周壁部の一部破断斜視図、第3図はかまち
部の組み立て加工を示す説明図、第4図および第5図は
周壁部の組み立て加工を示す説明図、第6図は底面部の
組み立て加工を示す説明図、第7図は組み立てた木製浴
槽の斜視図である。 1・・・周壁部、2・・・底面部、3・・・がまち部、
4・・・基材、5・・・つき板 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 マ 第6図 第7図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)周壁部、底面部および周壁部上縁のかまち部がい
    ずれも合成樹脂を含浸した木質材料で構成されたことを
    特徴とする木製浴槽。
  2. (2)前記合成樹脂が木質材料100重量部に対して5
    〜50重量部の割合で含浸された特許請求の範囲第(1
    )項記載の木製浴槽。
  3. (3)周壁部、底面部および周壁部上縁のかまち部のう
    ち、少なくとも前記周壁部が基材の表面に合成樹脂含浸
    つき板を接着して構成されたことを特徴とする木製浴槽
  4. (4)前記基材が表面を防水用シール層で被覆したもの
    である特許請求の範囲第(3)項記載の木製浴槽。
JP61120707A 1986-05-26 1986-05-26 木製浴槽 Expired - Lifetime JPH07108268B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63270017A (ja) * 1987-04-27 1988-11-08 キツチンハウス株式会社 浴槽
JPH0374888U (ja) * 1989-11-27 1991-07-26
JPH063187U (ja) * 1991-01-14 1994-01-18 田島産業株式会社 木製浴槽
JPH06154116A (ja) * 1992-06-03 1994-06-03 Kazuko Okabe 木製複合浴槽等の製造方法
JPH0728494U (ja) * 1993-11-11 1995-05-30 田島産業株式会社 プラスチツク等の浴槽躯体使用の木製浴槽

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59171522A (ja) * 1983-03-17 1984-09-28 アミノ鉄工株式会社 浴槽等の木質収容体

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