JPS63110343A - 住宅および住宅設備用構造材 - Google Patents

住宅および住宅設備用構造材

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JPS63110343A
JPS63110343A JP25616486A JP25616486A JPS63110343A JP S63110343 A JPS63110343 A JP S63110343A JP 25616486 A JP25616486 A JP 25616486A JP 25616486 A JP25616486 A JP 25616486A JP S63110343 A JPS63110343 A JP S63110343A
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JP
Japan
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wood
materials
impregnated
hydrophilic polymer
polymer
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JP25616486A
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English (en)
Inventor
清美 田川
一郎 伊原
那須 賢紀
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、木質材料を使用した床材、天井材等の建材
や廻り縁、見切縁などの造作材、さらに浴槽、ドアなど
の住宅設備等に適用する住宅および住宅設備用構造材に
関し、より詳しくは木材−プラスチック複合体を得るた
めのW P C(WoodPlastic Combi
nationまたは−ood Plast’ic(:o
mpos t teの略)加工を利用した住宅および住
宅設備用構造材に関するものである。
〔背景技術〕
従来より、木材等の木質材料に重合性の千ツマ−または
初期重合物等を含浸させ、木質材料中で重合硬化させて
得られる木材−プラスチック複合化材は、通常の木質材
料に比べて耐摩耗性、耐水性、耐候性、強度、寸法安定
性等が優れているため、単独または他の材料と組み合わ
せて住宅および住宅設備用構造材として広く利用されて
いる。
重合性樹脂を硬化させる方法としては、放射線重合法、
触媒重合法等があるが、通常は重合性樹脂と重合開始剤
をあらかじめ減圧または加圧等の操作方法によって木質
材料中に含浸し、加熱重合させる触媒重合方法が主流で
ある。しかしながら、いずれの方法でも、木質材料中で
重合硬化させるために、重合性樹脂の硬化に伴う収縮が
起こり、木質材料中に注入された樹脂と木材Mi織との
間に隙間が生じ、水分がこの隙間に浸入し、その部分が
白く見える現象(白化)が生じ、耐水性がわるくなると
いう問題があった。
また、加熱重合には、均一な一定時間の加熱操作が必要
で、材料の厚さ、重合開始剤の量などの一定条件を保持
しなければ、完全硬化には到らない。このとき、未反応
の重合性樹脂が残存した場合は、得られた木材−プラス
チック複合体に未反応物の臭気が残ったり、未反応物が
浸出したりするなどの問題を生じさせる。
さらに、これら木材−プラスチック複合体は、通常12
0%以上の含浸率〔(重合性樹脂重量/木材重りX10
0)になり、非常に硬度が高く、プラスチック感の強い
ものとなり、木質材料本来の木質感(木肌、暖か味、柔
らか味、風合)が消失してしまう、また、重合性樹脂の
充填効果により、吸水性は改良される反面、木質材料の
特質である吸湿性は完全になくなる。さらに、切削加工
性も悪化するなどの問題があった。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、木質材料が本来をする木質感(木味
、@合等)や吸放湿性を具備し、かつ耐水性、耐摩耗性
、耐候性、耐腐食性、強度、寸法安定性等が改善された
住宅および住宅設備用構造材を提供することである。
〔発明の開示〕
この発明の住宅および住宅設備用構造材は、溶剤可溶型
の親木性ポリマーを含浸させて硬度(バーコール硬度)
を40以下にした木質材料を用いたことを特徴とするも
のである。
すなわち、この発明によれば、親水性ポリマーは木材組
織中で細胞膜を構成する主成分であるセルロースの有す
る水酸基と親和性を有するため。
構造材として使用する木質材料内に親水性ポリマーを含
浸させると、細胞膜に密着した膜をつくり、その結果細
胞内への水分の浸入が阻止され、構造材に高い寸法安定
性、耐汚染性、耐候性等を付与することができる。しか
も、親水性ポリマーは湿気を透過させる性質を有し、か
つ木材組織内の導管や仮導管は壁面が前記ポリマーによ
ってコーティングされているだけで内部の空間はそのま
ま維持されているので、通常の木材とほぼ同等の吸放湿
性を有し、かつ水分の浸入による白化現象も生じにくく
なる。また、木質材料が本来有する木質感が消失してし
まった従来の木材−プラスチック複合体の硬度が50〜
90であるのに対して、硬度を40以下にしたので、木
質材料が本来有する木質感はt員なわれることがない。
さらに、木質材料には親水性ポリマーが含浸されている
ため、構造材に反り、ねじれ、割れ等が発生せず、耐汚
染性や耐水性も向上する。加えて、従来のように重合性
樹脂を含浸硬化させるものではないので、構造材を施工
後、未反応物が浸出したり、未反応物により悪臭が発生
したりすることもない。
実施例 この発明の第1の実施例を第1図および第2図に基づい
て説明する。すなわち、この実施例は構造材として廻り
縁に適用しものであって、第1図に示すように、溶剤可
溶型の親水性ポリマーを含浸させて硬度(バーコール硬
度)を40以下にした木質材料1を用いたものである。
前記木質材料1としては、従来より建築材料として広く
用いられている松、杉、楓、ひばなどの針葉樹、なら、
ぶな、たち、しおじなどの広葉樹のむく材が使用可能で
ある。
これらの木質材料1に含浸する親水性ポリマーとしては
、たとえばポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸
エステル、ポリアクリル酸アミド、ポリメタクリル酸ア
ミド、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリア
クリル酸、ポリウレタン、ポリエチレンイミン、セルロ
ース誘導体などであって、とくに分子構造中に、C=O
<カルボニル基) 、−OH(水酸基) 、−CO−N
H−(アミド基) 、−COOH(カルボキシル基)、
−N−(アミノ基、イミノ基、ニトリロ基)、 −0−
(エーテル基)などの親水性基(極性基)を有したちの
があげられ、これらの1種または2種以上の混合物、あ
るいはこれらの共重合体や4色の親木基を有さない化ツ
マ−、オリゴマー、ブレボリマ−、ポリマーとの共重合
体等の形態で使用可能である。また、平均分子量は含浸
性のうえから5万以下であるのが好ましい、そして、そ
れぞれの親水性ポリマーと相溶性のよい溶剤を選定し単
独あるいは混合溶剤として親水性ポリマーを溶解して使
用する。
)8剤としては、たとえばメタノール、n−フ゛チルア
ルコールなどのアルコール類、酢酸エチル、酢酸n−ブ
チル、乳酸エチルなどのエステル類、ジオキサンなどの
エーテル類、トルエン、キシレンなどの炭化水素類、ア
セトン、メチルエチルケトンなどのケトン類などがあげ
られる。希釈濃度は含浸性、作業性などから50%以下
が好ましい。
親木性ポリマーの溶液を木質材料1内に含浸する含浸方
法としては、常圧下でポリマー溶液内に木質材料1を浸
漬する常圧浸漬法のほか、減圧下で木質材料1をポリマ
ー溶液に浸漬し、ついで常圧または加圧下で浸漬する減
圧常圧法または減圧加圧法などがいずれも採用可能であ
り、目的とする含浸度合または木質材料1の種類などに
より適宜選択する。常圧含浸の場合、ポリマー溶液内に
木質材料1を数時間以上浸漬する必要がある。また、減
圧下での浸漬は木質材料を減圧釜に入れて減圧(たとえ
ば10トール以下で1時間以上排気)を行ったのち、釜
内にポリマー溶液を注入して行う。
樹脂液の注入後、釜内を常圧にもどし、そのまま数時間
以上浸漬を続行するか、あるいは加圧して浸漬を行う、
また、含浸操作にあたっては、木質材料1をあらかじめ
よく乾燥(平衡含水率以下)させておくことが好ましい
親水性ポリマーの含浸量は、これによって木質材料1の
硬度が決定されるために重要であり、目的とする最適の
硬度が得られるように含浸量を定める必要がある。この
場合、親水性ポリマーを含浸した木質材料1に木味や木
の風合いを残すためには、硬度をバーコール硬度で40
以下に保持することが必要である。従って、親水性ポリ
マー自体の性質あるいは木質材料1の種類にもよるが、
含浸率としては約5〜50%の範囲が適当であり、この
範囲であれば、バーコール硬度を40以下に保持できる
含浸操作を終えた後、木質材料1を乾燥させて溶媒を揮
発または蒸発させ親水性合成樹脂ポリマーを固化させる
。揮発または蒸発方法としては、風乾法のほか、温風や
熱風の雰囲気で行う強制乾燥法、減圧下で行う減圧乾燥
法またはこれらを組み合せたものなどがあるが、親水性
合成樹脂ポリマーが溶媒と共に溶出しないように徐々に
揮発または蒸発させることが好ましい。
このようにして得られた木材−プラスチック複合である
木質材料1は、親水性合成樹脂ポリマーの有する極性基
(親水性基)により、木材組織との間に高い親和性(具
体的にはセルロースの−OH凸との結合)が得られ、硬
化に伴う収縮によるポリマーと木材Mi織との間の隙間
の発生は全く見られない。したがって、従来の白化現象
は生じない。
また木材中に注入された親木性ポリマーは木材組織内の
導管あるいは仮導管の壁面部をコーティングし、各種の
壁孔(ビット)を塞いでいるために、寸法変化に寄与す
る木材細胞壁への水分の浸入は防止され、寸法安定性が
非常に高い値を示す、−方、親水性ポリマー溶液に直接
触れた改質木材の表層部はその内部よりも高い含浸率と
なるため、それらの部分からの水の浸入は防止されるた
め、吸水率は低い値を示す。すなわち、重合性樹脂を注
入、硬化してなる木材−プラスチック複合材に比べ、寸
法安定性で約2倍、吸水性で1.5〜2.0倍の効果が
ある。この場合、木質材料1を水に浸漬したときの木質
材料1の吸水率は70%以下であるのが好ましい、さら
に、これらの親水性合成樹脂ポリマーは、水蒸気を透過
させる性質を有し、かつ木材U織内の導管、仮導管は空
間が維持されているので、従来の木質材料と同様の吸放
湿性を有している。このことは、木材の特質である防結
露性の効果がある。
さらに、ポリマーは5〜50%の含浸率で含浸されるた
め、改質木質材料の切削加工性は良好で、従来の木質材
料と同様の加工性がある。また、従来の重合性樹脂で問
題となる残存上ツマ−の悪臭や浸出のおそれはポリマー
タイプのために全くない。
なお、この実施例では廻り縁2の素材である木質材料1
に親水性ポリマーを含浸処理したのち、切削加工したが
、切削加工して得られた廻り縁2に親水性ポリマーを含
浸処理しても、同様な効果を得ることができる。
また、第2図に示すように切削加工後の廻りd2の表層
部分にのみ親水性ポリマーの含浸を行い、樹脂含浸層3
を形成するようにしてもよい。この場合の樹脂含浸N3
の硬度(バーコール硬度)は30以下で、吸水率は60
%以下であるのが適当である。
さらに、この実施例は、同じむく材を用いる見切縁、幅
木、出隅および入隅用枠材、かまち、窓枠、障子様、窓
サツシ等の造作材や柱材その他の住宅用構造材にも同様
して適用可能である。
この発明の第2の実施例を第3図および第4図に基づい
て説明する。すなわち、この実施例は床材、壁材、天井
材等の住宅用建材に適用したものであって、第3図に示
すように、芯材4の表裏面および側面に取付ける面材5
,6およびむく材7゜8として親木性ポリマーを含浸処
理した木質材料を用いたものである。
前記面材5.6およびむく材7.8はそれぞれ親水性ポ
リマーを含浸し乾燥してポリマーを固化させたのち、芯
材4に接着等により固定される。
ついで、両側部のむく材7,8にそれぞれ雄実部9およ
び雌実部10を形成する。この雄実部9および雌実部l
Oは隣接する構造材同士を連結するために使用される。
芯材4としては、合板や集成材のほかファイバボード、
パーティクルボードなどの木質系1.ポリ塩化ビニルの
発泡体やプラスチック板などのプラスチック系、無機発
泡体、ケイ酸カルシウム板、炭酸カルシウム板などの無
機質系、アルミニウム板、w4板等の金属系、さらにこ
れらの複合体などが使用可能である。また、前記面材5
.6は木質単板または合板である。
このように、芯材4の周囲を親水性ポリマーを含浸させ
た面材5.6およびむく材7.8で被覆したので、むく
材単独の場合に比して安価に製造できるという利点があ
る。さらに、面材5,6は比較的厚さが薄いので、含浸
処理が容易である。
その他は第1の実施例と同様である。
また、第4図に示すように、芯材4と面材5゜6との間
に水の浸入を阻止する耐水性のシール層15を設けるよ
うにしてもよい、シール層15としては、たとえばアル
ミニウム、銅等の金属箔、ホントメルトタイプの接着フ
ィルムや通常の樹脂シート、あるいは塗料の塗膜などで
構成することができる。このシール層15はあらかじめ
芯材4の外面に形成しておく。かかるシール層15を用
いることにより、住宅用建材の耐水性を一層向上させる
ことができる。
この発明の第3の実施例を第5図および第611mに基
づいて説明する。すなわち、この実施例は親水性ポリマ
ーを含浸させた木質材料をドアに適用したものであって
、ドア11の上枠、下伜、縦枠等の枠材12に前記木質
材料を使用している。
この枠材12を枠組みしたのち、枠内にガラス板等の面
材13やルーバ14等を取付けて、ドア11を形成する
。枠材12同士の接合には、たとえばだぼ接合、やとい
接合、ジヨイント接合などの接合方式のほか、接着剤に
よる接合方式などがある。
枠材12は、親水性ポリマーを含浸処理したむく材や合
板等を使用するか、あるいは第6図に示すように芯材1
6の外面を耐水性のシール層17を介して単板等の面材
18で被覆し接着したものを使用する。芯材16および
シール層17は第4図に示したものと同様な構成部材が
使用可能である。
このように構成したため、木質感がありかつ汚れ、腐朽
、変色、狂いに対して強く、耐久性にすぐれたドアを得
ることができる。その他は第1の実施例と同様である。
この発明の第4の実施例を第7図ないし第13図に基づ
いて説明する。すなわち、この実施例は第7図に示すよ
うに、浴槽に適用したものでありて、浴槽を構成する周
壁部19、底面部20およびかまち部21が親水性ポリ
マーを含浸処理した木質材料からなるものである。
かまち部21としては、むく材や集成材に親水性ポリマ
ーを含浸処理したものを使用するか、あるいは親木性ポ
リマーを含浸処理した木質材料であるつき板等の面材を
芯材の表面に貼着したものを使用する。
また、周壁部19は、第8図に示すように、芯材22の
両面にシール層23を介して複数枚の面材24を並設し
て貼着したものである0面材24の厚さは0.5〜3H
程度が適当である。
芯材22としては、複数の単板を繊維方向に交互に直交
させて積層接着した数ブライ程度の耐水合板が使用可能
であり、この合板は製造時に防腐防黴剤を含浸処理して
おくのが好ましい、また、他の木質系材料や、プラスチ
ック材、発泡体等の有機系または無機系の素材も芯材2
2として使用可能である。
シール層23は耐水性、耐熱性にすぐれkものが好まし
く、種々の金属箔または金属薄板を芯材22上に接着す
るか、ホットメルトタイプの接着フィルムの溶着、合成
樹脂シートの接着、塗料の塗布などによって形成される
。また、芯材22と面材24とを接着する接着剤層によ
ってシール層23を形成するようにしてもよい。
芯材22と面材24との接着には、耐水性、耐熱性にす
ぐれたエポキシ樹脂、レゾルシノール、ウレタン樹脂な
どの反応型接着剤を用いるのがとくに好ましい、ただし
、使用する接着剤には面材24に含浸したポリマーやシ
ール層23を形成する樹脂の種類に応じて適切なものを
選定する必要がある。
浴槽の底面部20は、前述のかまち部21と同様な樹種
のむく材または集成材に親水性ポリマーを含浸処理する
か、あるいは合板、低級のむく枯葉成品等の芯材の表面
に前記周壁部19と同様に防腐防黴剤処理を行い、さら
にシール層を形成したのち、表面に親木性ポリマーを含
浸処理した木質材料である面材を接着するなどの方法が
ある。
つぎに浴槽の組み立て方法を第9図〜第13図に基づい
て説明する。かまち部21の組み立ては、第9図に示す
ように4つのかまち片213〜21dのそれぞれ斜面状
に形成された両端面にほぞ穴25を設け、雇いざね26
を隣接するかまち片の各はぞ穴25.2’5にまたがっ
て嵌合して四角形に枠組みする。また、このような雇い
ざね接合に代えて、だぼ接合や本ざね接合等を使用して
もよい。
また、これらの接合にあたっては、エポキシ樹脂接着剤
などの耐水性にすぐれた接着剤による接合と併用するの
が好ましい。
周壁部19は、第10図に示すように、シール層23が
形成された芯材22の両面に親水性ポリマーを含浸処理
した複数枚の面材24を並設して貼り合わせ、壁材27
を形成し、ついで第11図に示すように壁材27の両側
部にフィンガ28を設け、壁材27.27同士をフィン
ガジヨイントにより直角に接合する。かくして、四角枠
状の周壁部19が得られる。周壁部19の上端面にはそ
の全周にわたってかまち部21を接合するためのだぼ穴
29が形成されている。
底面部20は、第12図に示すように、両面にシール1
23’を形成した芯材22′の上面に親水性ポリマーを
含浸処理した木質材料である面材24′ (つき仮等)
を並べて貼り付ける。底面部20の周面には、底面部2
0を周壁部19の下端内面に接合するためのだぼ穴30
が形成されている。
かくして、第13図に示すように、四角枠状の周壁部1
9の上端面にだぼ接合によりかまち部21を接合し、さ
らに周壁部19の下端内面に底面部20をだぼ接合によ
って接合する。
なお、かまち部21、周壁部19および底面部20のそ
れぞれの接合にあたっては、前述のごときだぼ接合に代
えて雇いざね接合、接着剤による接合、ナツトの埋込み
によるボルト・ナツトの接合などを採用してもよく、高
い接合強度を得るうえで、これらの接合方式を2種以上
併用するのが好ましい。
このように、この実施例の浴槽は、その表面露出面がす
べて親水性ポリマーで含浸処理されているので、水との
接触による変色やよごれ、腐朽等が改善され、また水分
の吸収による各部の寸法変化が著しく低減される結果、
反りや狂いの発生が抑制され、干割れなどによる水漏れ
のおそれもない。しかも、親水性ポリマーを含浸した木
質材料の硬度が40以下であるので、木質材料が本来有
する木質感を保持し、保温性にもすぐれている。
その他は第1の実施例と同様である。
(発明の効果〕 この発明によれば、親水性ポリマーは木材組繊中で細胞
膜を構成する主成分であるセルロースの有する水酸基と
親和性を有するため、構造材として使用する木質材料内
に親水性ポリマーを含浸させると、細胞膜に密着した膜
をつくり、その結果細胞内への水分の浸入が阻止され、
構造材に高い寸法安定性、耐汚染性、耐候性等を付与す
ることができる。しかも、親水性ポリマーは温気を透過
させる性質を存し、かつ木材組織内の導管や仮導管は壁
面が前記ポリマーによってコーティングされているだけ
で内部の空間はそのまま維持されているので、通常の木
材とほぼ同等の吸放湿性を有し、かつ水分の浸入による
白化現象も生じにくくなる。また、木質材料が本来存す
る木質感が消失してしまった従来の木材−プラスチック
複合体の硬度が50〜90であるのに対して、硬度を4
0以下にしたので、木質材料が本来有する木質感は1員
なわれることがない。
さらに、木質材料には親水性ポリマーが含浸されている
ため、構造材に反り、ねじれ、割れ等が発生せず、耐汚
染性や耐水性も向上する。加えて、従来のように重合性
樹脂を含浸硬化させるものではないので、構造材を施工
後、未反応物が浸出したり、未反応物により悪臭が発生
したりすることもないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の説明図、第2図はそ
の変形例を示す説明図、第3図はこの発明の第2の実施
例の説明図、第4図はその変形例を示す破断斜視図、第
5図はこの発明の第30実施例の斜視図、第6図はその
一部破断斜視図、第7図はこの発明の第4の実施例の斜
視図、第8図は周壁部の破断斜視図、第9図はかまち部
の組み立て方法を示す説明図、第10図は周壁部の壁面
の組み立て方法を示す説明図、第11図は周壁部の組み
立て方法を示す説明図、第12図は底面部の組み立て方
法を示す説明図、第13図は組み立てられた浴槽の斜視
図である。 1・・・木質材料、2・・・廻り縁、5.18.24゜
24′・・・面材、11・・・ドア、12・・・枠材、
19・・・周壁部、20・・・底面部、2I・・・かま
ち部第3図 第4図 第5図     第6図 第7図 第8図 第9図 第10 囚 第11図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶剤可溶型の親水性ポリマーを含浸させて硬度(
    バーコール硬度)を40以下にした木質材料を用いたこ
    とを特徴とする住宅および住宅設備用構造材。
  2. (2)前記親水性ポリマーが木質材料100重量部に対
    して5〜50重量部の割合で含浸された特許請求の範囲
    第(1)項記載の住宅および住宅設備用構造材。
  3. (3)吸水率が70%以下である特許請求の範囲第(1
    )項記載の住宅および住宅設備用構造材。
JP25616486A 1986-10-27 1986-10-27 住宅および住宅設備用構造材 Pending JPS63110343A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616689U (ja) * 1992-08-12 1994-03-04 株式会社ノダ 接合構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616689U (ja) * 1992-08-12 1994-03-04 株式会社ノダ 接合構造

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