JPH0351459Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0351459Y2
JPH0351459Y2 JP14342684U JP14342684U JPH0351459Y2 JP H0351459 Y2 JPH0351459 Y2 JP H0351459Y2 JP 14342684 U JP14342684 U JP 14342684U JP 14342684 U JP14342684 U JP 14342684U JP H0351459 Y2 JPH0351459 Y2 JP H0351459Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flooring material
veneer
fiberboard
flooring
plywood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14342684U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6158338U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14342684U priority Critical patent/JPH0351459Y2/ja
Publication of JPS6158338U publication Critical patent/JPS6158338U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0351459Y2 publication Critical patent/JPH0351459Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、合板とフアイバーボードからなる
床材に関し、該床材の一側に削成される本ざねを
補強することを目的としたものである。
〔従来の技術とその問題点〕
一般に、フローリング等と呼ばれる長尺の木質
床材は、外観上長尺材を使用していると認識され
ることがその商品価値を高める上で重要な要素と
されており、又施工時には、その根太間隔を許容
値まで広く取ろうとするため、板材自体に十分な
曲げ強度が要求される上、通常の合板製床材で
は、長手方向に木目を揃えた所謂平行合板が広く
使用されているから、この種の床材の接合に多用
される側縁の本ざね部分は、該側縁に平行する木
目に沿つて欠損し易いという性質を有し、これが
製品歩留りの低下だけでなく、施工時における本
ざね欠損によるコストアツプの要因ともなつてた
ものである。
これらの欠点を補うため、通常のクロス合板を
床材として使用することも試みられたが、該合板
では所定の曲げ強度を得るために、その板厚を上
記平行合板の場合よりも20〜40%増としなければ
ならないという経済的問題点があつた。
更に上記各合板製の床材は、通常その上面に化
粧加工を施すが、その最上層の単板と化粧突板の
繊維方向が同一である場合、永年に亘つて繰り返
えされ吸湿・脱湿によつて上記単板に裏割れが生
じ、これ次第に上記突板の表面に表れて無数のひ
び割れとなることが知られているところから、一
般の突板による化粧加工では、該突板裏面に和紙
等の補強紙を裏打ちしなければならず、これ亦コ
ストアツプの原因ともなつていた。
他方、長尺製品が得やすいという観点からフア
イバーボード(特にハードボード)を使用した長
尺床材をも見受けられたが、これらは曲げ強度や
剛性に問題があつた。そこで上記フアイバーボー
ドの強度を向上させる目的で、該ボードを中間層
としてその表層に厚突単板を張つたものも見られ
たが、該床材は比較的脆いボードの中芯層部を削
出して本ざね部を突成するため、十分な強度が得
られないという問題点が見られたのである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した諸問題を解決するため本考案は、乾式
法により木質繊維に予め接着剤を塗布して急速に
熱圧・成板したフアイバーボードでは、ボードの
比重に関わりなく、その表裏層に近い部分の接着
剤が滲出・硬化して縅密で曲げ強度に優れた硬質
層(「岩盤層」ともいう)が形成されると言う事
実に着目し、3〜5層の合板からなる基板の上面
に上記フアイバーボードを重合・貼着して床材と
し、その一層面に本ざね部を削成するに当たり、
本ざねとなる上記基板最上層の単板の上面が上記
フアイバーボードの下側硬質層で被蔽されるよう
に構成したものである。
〔作用〕
上記構成の床材は、本ざね部上面に重合・貼着
されるフアイバーボードの下側硬質層が該本ざね
部の上面を蔽い、その欠損に対する強度を大幅に
増大させるという作用を奏するものである。
〔実施例〕
以下、本案の構成を図面に示す実施例に基づい
て更に詳述すると、1は例えば5枚構成の平行合
板からなる合板製基板、2は乾式法によつて熱
圧・成板された中比重フアイバーボードであつ
て、その熱圧・成型時に板の表裏に滲出硬化する
接着剤によつて形成された硬質層2a,2bを備
えており、上記基板1に重合・接着されて床材を
構成するものである。又3は上記床材の一側面に
削出された本ざね部で、本ざねとなる上記基板の
最上層の単板1aの上面が上記フアイバーボード
の下側硬質層2aで被蔽されるようにしたもので
ある。更に4は上記基板1の本ざね部3と対応し
て他側面に凹設された本ざね部3嵌合用の凹溝、
5は上記フアイバーボード2の表面に張設される
化粧板を示す。
更に又、上記熱圧締前の木質繊維に予め接着剤
を余剰に含浸させておけば、熱圧硬化後の硬質層
は増大され、本ざね部3が更に強化されることは
勿論であり、また上記本ざね部3となる基板1は
平行合板に限らず、各単板1a,1bの木目を互
いに直交、若しくは斜交させる。つまり適宜交叉
させておくことにより、床材全体の曲げ強度を多
少犠性にしても上述した硬質層2aの補強に加え
て本ざね部をより強固になし得るものである。
〔考案の効果〕
以上述べたように本案床材によれば、床材一側
に削成された本ざね部が、強靭は硬質層2aによ
つて補強されるものであるから、床材の製造時及
び組立施工時における本ざね部3の破損が大幅に
減少できて製品の歩留が極めて良好となる上、上
記フアイバーボード2の上面にも硬質層2bが形
成されるため、表面の化粧仕上げが容易かつ美麗
に行えるのである。この他、本案床材において、
その基板1を平行合板で構成したものは、上述し
たフアイバーボードの硬質層2aの補強効果と相
俟つて床材全体の曲げ強度を著しく高くすると同
時にその商品価値をも高め得る等、従来のこの種
床材には期待出来なかつた多くの優れた効果が齎
らされるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案床材の断面図、又第2図は床材端
面の一部を切欠して示す部分拡大図である。 尚、図中1……基板、1a,1b……単板、2
……中比重フアイバーボード、2a,2b……硬
質層、3……本ざね部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合板製基板1上に乾式法で得た中比重フアイ
    バーボード2を重合・貼着してなる床材であつ
    て、床材の一側に削成される本ざね部3を上記
    基板により形成する一方、該本ざね部の最上層
    の単板1aの上面を上記フアイバーボード2の
    下側硬質層2aで被蔽するようにしたことを特
    徴とする床材。 2 本ざね部の単板1aの木目が、その下方の単
    板1bの木目と互いに交叉する実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の床材。
JP14342684U 1984-09-20 1984-09-20 Expired JPH0351459Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14342684U JPH0351459Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14342684U JPH0351459Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6158338U JPS6158338U (ja) 1986-04-19
JPH0351459Y2 true JPH0351459Y2 (ja) 1991-11-05

Family

ID=30701722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14342684U Expired JPH0351459Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0351459Y2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524483Y2 (ja) * 1987-10-05 1993-06-22
JPH0629355Y2 (ja) * 1987-10-05 1994-08-10 株式会社ノダ 床暖房パネル
JPH0638677Y2 (ja) * 1990-02-05 1994-10-12 ホクシン株式会社 中比重ファイバーボードによる木ネジ保持基材
JP2531566Y2 (ja) * 1990-11-07 1997-04-02 株式会社ノダ リフオーム用床貼材
JP2595439B2 (ja) * 1993-02-12 1997-04-02 株式会社ノダ 化粧板
JP2593779B2 (ja) * 1993-02-15 1997-03-26 株式会社ノダ 床 材
JP6300007B2 (ja) * 2014-01-08 2018-03-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 床材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6158338U (ja) 1986-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2733641B2 (ja) 建築用板
JPH0351459Y2 (ja)
CN101240652A (zh) 耐磨复合地板
EP0462586B1 (en) Woody board
WO2020216093A1 (zh) 一种芯材呈鱼骨形的实木复合地板基材
CN102581909A (zh) 稳定型实木木塑复合地板生产方法
JP3836239B2 (ja) 化粧板の製造方法
CN113619244A (zh) 一种新型负离子净醛耐磨生态板
JP2592077Y2 (ja) 複合化粧床材
JPH11240001A (ja) 木質複合板
JP2646187B2 (ja) 建築用材
JP2000006108A (ja) 耐凹み傷性耐干割れ性に優れた木質フローリング材およびその製造方法
JPH11129211A (ja) 複合塗装型枠合板およびその製造方法
JPH0343305Y2 (ja)
JP2860062B2 (ja) 床材の製造方法
JPS61262101A (ja) 化粧板の製造方法
JPH0985715A (ja) 床材の製造方法
JP3933782B2 (ja) 木質系基板
JP2605530Y2 (ja) 複合化粧床材
JPH0120090Y2 (ja)
JP2584043Y2 (ja) 上り框材
JP3145072B2 (ja) 建築用板
KR200251239Y1 (ko) 소경재를 이용한 적층 플로링 및 적층 집성판재
JPH01247106A (ja) 建築用部材
JPS5853391Y2 (ja) 薄物化粧床材