JPH06154116A - 木製複合浴槽等の製造方法 - Google Patents

木製複合浴槽等の製造方法

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JPH06154116A
JPH06154116A JP41A JP18564392A JPH06154116A JP H06154116 A JPH06154116 A JP H06154116A JP 41 A JP41 A JP 41A JP 18564392 A JP18564392 A JP 18564392A JP H06154116 A JPH06154116 A JP H06154116A
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JP
Japan
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bathtub
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wooden
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wood
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Kazuko Okabe
和子 岡部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の浴槽は、木製及び強化プラスチックやス
テンレス等の無機質材料で作られているが、それぞれに
多くの欠点があり、真の快適な居住環境を満たしていな
かった。本発明は両者の欠点をなくし、長所を更にのば
すことを目的とし低コストで美しく 近代感覚をそな
え、しかも機能や耐久性等に優れた、まさに庶民の夢を
実現した木製複合浴槽である。 【構成】従来の木製浴槽と異なり、釘はまったく使用せ
ず、芯材に無機質材を用いて補強し、木のもつ長所は別
途に開発した二つの新技術を活用することによって更に
増え、衛生的で機能的な浴槽ができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】木材の熱伝導率を1としてステン
レスは450であり、浴槽等のように保温性が重視され
る場合は木材は適材といえる。しかし、木材をそのまま
浴槽として使用すると、吸水して熱伝導率は高くなり放
熱しやすくなったり、腐朽しやすいばかりでなく、水圧
に対する強度をもたせるため厚板を使用しなければなら
ない欠点もある。
【0001】本発明により、使用する木材は間伐材等の
小幅板を集成し、水圧に耐えるために、芯材に強化プラ
スチック等を充填、又は張り合わせて一本化することに
より、低コストで大量生産を可能にした。利用分野とし
ては浴槽のほかに高層住宅の貯水タンク、保冷庫等があ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の温水を入れる木製浴槽は強度的に
タガをはめた桶又は厚板を用いた角風呂桶のため形状が
限定され、若い人にはデザイン的にも敬遠されるきらい
があった。
【0003】第5図は従来の角風呂桶を示したものであ
り、厚い側板(2−1、2−2)を釘打ちし、更に底板
(2−3)を釘打ちして作るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】無機質材料による浴槽
は水圧等に対しては十分な強度は得やすいが、木材のも
つ保温性や木目等の美しさはない。しかし厚板を用いた
これまでの木製浴槽は水分が含浸されと断熱性や耐久性
が悪くなり、年々資源が枯渇して高価になる傾向にあ
る。
【0005】本発明では無機質材料の強度や防水効果を
活用し、他方木材の持つ多くの長所をそのまま生かすた
めに、別途に開発した二つの新技術を応用しながら、両
者を一体化させたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明を図面にもとづい
て説明すると、第1図は木製複合浴槽の断面図であり、
小幅板を集成積層して内側材(1−5、1−6)を作
り、一方同方法により外側材(1−2、1−3)を作
る。この両側材の中間に、あらかじめ強化プラスチック
等(1−4)を成形した芯材を張り合わせるか、注入す
ることによって一体化させる。
【0007】第2図は断面を拡大したものであり、芯材
(1一4)をはさんでいる部材(1−3、1−5)は別
途に開発した弾力性のあるパッキン材を用いた板であ
り、熱膨脹にも十分対応できるものとした。
【0008】浴槽の笠木(1−1)は側壁材にダボ接着
することにより、外観を美しくすると同時に、水圧によ
り横開きするのを防ぐ補強材の働きをする。
【0009】(1−8)は高齢者でも浴槽の出入りが容
易で、安全なための手摺である。
【0010】更に外形が完成した浴槽は別途に開発した
新技術により、フッソ樹脂加工を施し、水分の侵入を防
ぐようにしたものである。
【0011】
【作用】寒冷地における浴槽の場合は熱湯と凍結という
温度差が大きいため、強化プラスチックだけの浴槽では
老化が早くもろくなったり、又ステンレスやほうろうび
きの浴槽においては素肌で接触した時のつめたさや熱さ
で不快感がある。
【0012】ところが、これらの無機質材料を芯材にし
て、両側から断熱性の高い木製板で張り合わせることに
より、それらの欠点を一挙に解決することができた。
【0013】又、浴槽の内側と外側の温度差が大きいこ
とと、芯材と両測材の熱膨脹率が異なるため、膨脹応力
により そりが生じやすいため、別途に開発した板(1
−3、1−5)を使用することにより、熱膨脹による
そりは皆無に近くなった。
【0014】
【実施例】
浴槽、貯水タンク、保冷庫、酒造用タンク等
【発明の効果】従来の木製浴槽は、天然大径木から作っ
た厚板を使用しているため、コスト高になり、一般大衆
向けではなくなっていた。本発明によって、小幅板を活
用できるため、コストは大幅に軽減でき、しかも大量生
産をすることが可能となった。そのうえフッソ樹脂加工
を施すことにより掃除は殆どしなくても汚れが生じた
り、ぬるぬるすることはなく、保温性は大幅に向上した
ので省エネルギー対策にも貢献できるようになった。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】 浴槽の断面図
【図2】 浴槽の断面拡大図
【図3】 浴槽の平面図
【図4】 浴槽の完成斜視図
【図5】 従来の木製浴槽の斜視図
【符号の説明】
1−1……笠木 1−2……表面に現れる外側板
1−3……表面に現れない外側板 1−4……芯材
1−5……表面に現れない内側板 1−6……表面
に現れる内側板 1−7……弾力性のあるパッキン材
1−8……手摺 2−1、2−2……従来の木製
浴槽の側板 2−3……同底板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最近の浴槽はステンレス、ほうろうびき、
    強化プラスチック等の無機質材料を用いるものが多い
    が、木製浴槽に比べて保温性、肌ざわり、汚れによる掃
    除等で難点がある。又、これまでの木製浴槽にはヒノ
    キ、サワラ、ヒバ等の天然木の厚板を用いた角形や桶形
    の浴槽が一般的に作られており、保温性や木の持つ肌ざ
    わり、潤い等の点では無機質材料よりは優れているが、
    吸水性が大きいため、浴槽の乾きが悪く、ぬるぬるした
    り、耐久性が悪く、更にコストが高くなる欠点がある。
    これらの欠点をなくするために、第4図のような木製浴
    槽等を作る場合において、第1図、第2図に示すような
    芯材(1−4)と内側材(1−5、1−6)及び外側材
    (1−2、1−3)とを一体化させた木製複合浴槽であ
    る。芯材 1−4)には強化プラスチック等のような耐
    久性、耐熱性及び水圧に十分耐え得る強度を有する材料
    を用い、内側材及び外側材のうち、表面に現れる材料
    (1−2、1−6)は小幅板を集成したものであり、表
    面に現れない材料(1−3、1−5)は別途に開発した
    板材を直角に積層するものである。本浴槽の表面には別
    途に開発を行った技術によりフッソ樹脂加工を施し、水
    分の侵入を皆無にしたものであり、浴槽の形状、デザイ
    ン、大きさ等は特定したものではない。
JP4185643A 1992-06-03 1992-06-03 浴 槽 Expired - Lifetime JP2673123B2 (ja)

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JPH0889431A (ja) * 1994-09-22 1996-04-09 Tooma:Kk 浴 槽
KR100251623B1 (ko) * 1997-12-02 2000-04-15 윤성용 목제복합욕조제조방법
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WO2007111459A1 (en) * 2006-03-27 2007-10-04 Hun-Jin Choi Timber bathtub with frp layer

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JPS63270018A (ja) * 1987-04-28 1988-11-08 キツチンハウス株式会社 浴槽

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