JPS6227780A - 記録装置における定着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真複写機等記録装置における定着方法
に関する。

〔従来の技術〕

電子写真複写機で原稿を複写するとき、複写紙上の転写
トナー像を定着することなく排出トレイに排出すること
が出来れば好都合である。

即ち、転写トナー像が定着されていない未定着コピーは
、ねりゴム等を用いて容易に像を抹消することが出来る
ため、このような像を部分的に抹消して必要な加筆記入
をした後、定着装置により最終的に定着すれば、図面等
の一部修正、或いは不要個所や感光体表面の傷等に起因
するコピー傷の抹消等を効率良（行うことが出来る。

このようなことから、従来未定着コピーを得ることが出
来る電子写真複写機が提案されており、例えば、定着部
にて複写紙のトナーをフルキュア定着させる機能とセミ
キュア定着させる機能を備えた加熱手段を設け、この加
熱手段をそれぞれの機能に対しあらかじめ定められた制
御パターンに従って温度制御するようにしたものがある
（特開昭５６−４２２５２号公報）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、この従来技術においては、セミキュアさ
せたものをどのようにして再び定着部に送り込むか等明
確にされていなかった。

本発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、通常
の電子写真複写機に容易に適用出来るようにした定着方
法を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明に係る定着方法は、紙
面に転写トナー像が形成された複写紙が定着装置を４通
ずる際、前記定着装置により前記複写紙に圧力のみ加え
て前記転写トナー像を半定着させた状態で該複写紙を排
紙部に排出し、次いで、前記複写紙を給紙部から挿入し
て、該複写紙に何ら画像形成並びに転写することなくこ
れを定着装置まで搬送し、前記複写紙が該定着装置を通
過する際、該定着装置により前記複写紙に熱及び圧力を
加えて完全定着するようにした点に特徴がある。

〔作用〕

紙面に転写トナー像が形成された複写紙が定着装置を一
回目に通過する際は、該定着装置から前記複写紙に圧力
のみを加える。これによって、前記トナー像はトナーが
紙面から落ちない程度に複写紙に半定着され、その状態
で排紙部に排出される。次いで、前記複写紙を給紙部か
ら挿入して該複写紙に何ら画像形成並びに転写すること
なくこれを定着装置まで搬送する。そして、前記複写紙
が該定着装置を通過する際、該定着装置により前記複写
紙に熱及び圧力を加えると、半定着の複写紙は完全定着
される。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明方法を実施するための電子写真複写機を
示し、１は本体である。この本体１内部には、光源、ミ
ラー、レンズ等より成る光学系装置２、感光体３、主帯
電装置４、現像装置５、転写装置６、分離装置７、クリ
ーニング装置８、定着装置９、排出ローラ１０等が所定
の位置に配置されている。

１１は給紙力セントで、このカセット１１から供給され
る複写紙はローラ１２．１３．１４を経て感光体３に至
る。１５は手差し用給紙部で、この給紙部１５から挿入
された複写紙はローラ１６．１７．１３．１４を経て感
光体３に至る。１日は排紙トレイである。

前記定着装置９は次のように構成される。即ち、加熱ロ
ーラ９１と加圧ローラ９２とが互いの周面を接するよう
にして設けられ、加熱ローラ９１は内部にヒータ９１ａ
を備えており、アルミニウム等の芯ロールの表面に樹脂
コーティングを施して形成される。他方、加圧ローラ９
２はその周面が加熱ローラ９１のそれよりも柔らかく、
例えば、芯ロールの表面にウレタンゴムが被覆されてい
る。

前記本体１の上面には、原稿ｖｉ置部１９及び操作部２
０が設けられている。この操作部２０は例えば、第２図
に示すように、テンキー２１、クリアキー２２、プリン
トキー２３、複写設定枚数や故障個所等を表示する表示
部２４等の他、半定着モード（画像形成並びに転写は行
うが完全定着は行わないモード）を設定する半定着モー
ド設定キー２５、完全定着モード（画像形成並びに転写
は行なわず半定着画像の定着を行うモード）を設定する
完全定着モード設定キー２６、半定着モードをリセット
して通常の複写モード（画像形成並びに転写を行った後
完全定着を行うモード）に復帰させるリセットキー２７
、半定着モードであることを表示する半定着モード表示
器２８、完全定着モードであることを表示する完全定着
モード表示器２９ａ、通常の複写モードであることを表
示する通常複写モード表示器２９ｂ等が設けられている
。

そして、前記操作部２０の半定着モード設定キー２５を
オンするとヒータ９１ａはオフとなり、発熱を停止する
。従って、この場合、転写トナー像が形成された複写紙
が定着装置９の両ローラ９１，９２間を通過しても、圧
力しか受けないので、前記転写トナー像は半定着しかさ
れない、一方、完全定着モード設定キー２６、リセット
キー２７をオンするとヒータ９１ａはオンとなり、加熱
ローラ９１の周面が所定温度（約１８０℃）以上となる
。従って、この場合、転写トナー像が形成された複写紙
が定着装置９の両ローラ９１　、９２間を通過すると、
所定の熱と圧力を受けて、前記転写トナー像は完全定着
される。

尚、３０は複写紙搬送路である。

次に、上述のように構成された電子写真複写機における
作動について説明するゆ 先ず、通常の複写を行う　（完全定着させる）ときは、
原稿載置台１９の所定位置に原稿をセ・ノドし、プリン
トキー２３をオンすると、給紙カセット１１内の複写紙
Ｐがローラ１２によって搬送方向下流側に送り出され、
感光体３を通過する際所定の転写を受けて、該複写紙Ｐ
の紙面には転写トナー像が形成される。該複写紙Ｐは搬
送路３０を経て定着装置９の両ローラ９１，９２間を通
過するとき、所定の熱及び圧力を受けることにより、前
記転写トナー像は完全定着され、排出ローラ１０を経て
排紙トレイ１８上に排出される。

次に、半定着コピーを得たいときは、半定着モード設定
キー２５をオンする。これによりヒータ９１ａはオフと
なって、発熱を停止するため、加熱ローラ９１の周面は
完全定着に必要な温度より低くなる。

そして、前記半定着モード設定キー２５がオンして暫（
すると、半定着モード表示器２８が点灯する。

この状態で、原稿載置台１９の所定位置に原稿をセット
し、プリントキー２３をオンすると、給紙カセット１１
内の複写紙Ｐがローラ１２によって搬送方向下流側に送
り出され、感光体３を通過する際所定の転写を受けて、
該複写紙Ｐの紙面には転写トナー像が形成される。該複
写紙Ｐは搬送路３０を経て定着装置９の両ローラ９１．
９２間を通過するが、加熱ローラ９１の周面温度が低く
、前記複写紙Ｐは圧力のみ受け、トナーが紙面から落ち
ない程度に半定着される。この複写紙Ｐは排出ローラｌ
Ｏを経て排紙トレイ１Ｂ上に排出される。

−次に、所定の修正等を施した半定着状態の複写紙を完
全定着するには、先ず、完全定着モード設定キー２６を
オンする。これによってヒータ９１ａがオンして加熱ロ
ーラ９１の周面は所定温度以上になる。このとき、完全
定着モード表示器２９ａが点灯して完全定着モードであ
ることを示す。

そして、手差し用給紙部１５から前記複写紙を挿入する
と、該複写紙はローラ１６．１？、　１３．１４を経て
感光体３に至る。このとき、新たな露光、現像、転写等
は行われず、複写紙は搬送路３０を経て定着装置９に至
る。そして、該定着装置９の両ローラ９１．９２間を通
過する際、所定の熱及び圧力を受けて、前記複写紙上の
半定着の転写トナー像は完全定着され、該複写紙は排紙
トレイ１８上に排出される。

第３図は本発明方法を実施するための他の電子写真複写
機を示し、第１図に示すものと同一の符号は同−物又は
相当物であり、異なる部分のみ説明すると、４０は加熱
ローラ４１と加圧ローラ４２とから成る通常の定着装置
、５０は加圧ローラ５１．５２からなる定着装置である
。４３．５３は排出ローラ、４４゜５４は排紙トレイで
ある。

６０、７０は搬送路、８０は複写紙の搬送経路を切換え
る経路切換装置である。この経路切換装置８０はＪ常、
仮想線で示す位置にあり、感光体３を経た複写紙は搬送
路６０を経て定着装置４０に至り、所専の定着を受けて
排紙トレイ４４上に排出される。そして、半定着モード
設定キー２５をオンすると、前記経路切換装置８０は実
線で示す位置に切り換わり、感光体３を経た複写紙は搬
送路７０を経て定着装置５０に至る。前記複写紙は定着
装置５０の両ローラ５１゜５２間を通過するとき、圧力
しかうけないので、トナーが紙面から落ちない程度に半
定着される。この複写紙は排出ローラ５３を経て排紙ト
レイ５４上に排出される。

次に、上述のように構成された電子写真複写機における
作動について説明する。

先ず、通常の複写を行う（完全定着させる）ときは（こ
の場合、経路切換装置８０は仮！９線で表す位置にある
）、原稿！！載置台９の所定位置に原稿をセントし、プ
リントキー２３をオンすると、給紙カセット１１内の複
写紙Ｐがローラ１２によって搬送方向下流側に送り出さ
れ、感光体３を通過する際所定の転写を受けて、該複写
紙Ｐの紙面には転写トナー像が形成される。該複写紙Ｐ
は搬送路６０を経て定着装置４０の両ローラ４１，４２
間を通過するとき、所定の熱及び圧力を受けることによ
り、前記転写トナー像は完全定着され、排出ローラ４３
を経て排祇トレイ４４上に排出される。

次に、半定着コピーを得たいときは、半定着モード設定
キー２５をオンする。これにより、経路切換装置８０は
実線で示す位置に切り換わる。そして、前記半定着モー
ド設定キー２５のオンと同時に半定着モード表示器２８
が点灯する。この状態で、原稿載置台１９の所定位置に
原稿をセットし、プリントキー２３をオンすると、給紙
カセット１１内の複写紙Ｐがローラ１２によって搬送方
向下流側に送り出され、感光体３を通過する際所定の転
写を受けて、該複写紙Ｐの紙面には転写トナー像が形成
される。

該複写紙Ｐは搬送路７０を経て定着装置５０の両ローラ
５１，５２間を通過するが、圧力のみ受け、トナーが紙
面から落ちない程度に半定着される。この複写紙Ｐは排
出ローラ５３を経て排紙トレイ５４上に排出される。

次に、所定の修正等を施した半定着状態の複写紙を完全
定着するには、先ず、完全定着モード設定キー２６をオ
ンする。これによって、経路切換装置８０は仮ｇ線で示
す位置に切り換わる。このとき、完全定着モード表示器
２９ａが点灯して完全定着モードであることを示す。

そして、手差し用給紙部１５から前記複写紙を挿入する
と、該複写紙はローラ１６．１７．１３．１４を経て感
光体３に至る。このとき、新たな露光、現像、転写等は
行われず、複写紙は搬送路６０を経て定着装置４０に至
る。そして、該定着装置４０の両ローラ４１．４２間を
通過する際、所定の熱及び圧力を受けて、前記複写紙上
の半定着の転写トナー像は完全定着され、該複写紙は排
紙トレイ４４上に排出される。

〔発明の効果〕

一以上詳述したように、本発明方法は紙面に転写トナー
像が形成された複写紙が定着装置を通過する際、前記定
着装置により前記複写紙に圧力のみ加えて前記転写トナ
ー像を半定着させた状態で該複写紙を徘祇部に排出し、
次いで、前記複写紙を給紙部から挿入して、該複写紙に
何ら画像形成並びに転写することなくこれを定着装置ま
で搬送し、前記複写紙が該定着装置を通過する際、該定
着装置により前記複写紙に熱及び圧力を加えて完全定着
するようにしているので、通常の電子写真複写機に容易
に適用することが可能になった・

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施するための電子写真複写機を
示す断面図、第２図は操作部の一例を示す平面図、第３
図は本発明方法を実施するための他の電子写真複写機を
示す断面図である。 ９、４０．５０・・定着装置、１５・・・給紙部、Ｐ・
・・複写紙。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙面に転写トナー像が形成された複写紙が定着装置を通
   過する際、前記定着装置により前記複写紙に圧力のみ加
   えて前記転写トナー像を半定着させた状態で該複写紙を
   排紙部に排出し、次いで、前記複写紙を給紙部から挿入
   して、該複写紙に何ら画像形成並びに転写することなく
   これを定着装置まで搬送し、前記複写紙が該定着装置を
   通過する際、該定着装置により前記複写紙に熱及び圧力
   を加えて完全定着するようにしたことを特徴とする記録
   装置における定着方法。