JPH052299A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH052299A JPH052299A JP3180311A JP18031191A JPH052299A JP H052299 A JPH052299 A JP H052299A JP 3180311 A JP3180311 A JP 3180311A JP 18031191 A JP18031191 A JP 18031191A JP H052299 A JPH052299 A JP H052299A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer material
- feeding
- roller
- temperature
- interval
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚手の温度低下量の大きな記録媒体を画像不
良を生じさせることなく、効率的に給送する。 【構成】 使用可能な記録媒体の中で定着手段の温度低
下が最大のものを連続して通過させた時の非通過間隔内
で定着温度が復帰するまでに要する時間と略一致する間
隔で記録媒体の給送間隔を設定した。
良を生じさせることなく、効率的に給送する。 【構成】 使用可能な記録媒体の中で定着手段の温度低
下が最大のものを連続して通過させた時の非通過間隔内
で定着温度が復帰するまでに要する時間と略一致する間
隔で記録媒体の給送間隔を設定した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、電子写真複
写機の如き転写プロセスを利用して画像情報を画像支持
体上に形成しハードコピーを得る複写機、ファクシミリ
あるいはプリンタ等の画像形成装置に関する。
写機の如き転写プロセスを利用して画像情報を画像支持
体上に形成しハードコピーを得る複写機、ファクシミリ
あるいはプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の装置としては、画像を
記録する記録媒体として転写紙等の転写材を用い、転写
材を一定間隔で装置内に給送し、転写材上に未定着のト
ナー画像を転写した後、熱により未定着トナー画像を転
写材上に定着して出力するものが一般に広く用いられて
いる。
記録する記録媒体として転写紙等の転写材を用い、転写
材を一定間隔で装置内に給送し、転写材上に未定着のト
ナー画像を転写した後、熱により未定着トナー画像を転
写材上に定着して出力するものが一般に広く用いられて
いる。
【0003】定着手段である定着器は、一対のローラに
より構成されている。未定着トナー画像を表面に転写さ
れた転写材は、定着器のローラ対のニップを通過する時
に、ローラの熱を受け、表面のトナー画像が熱により転
写材に定着される。
より構成されている。未定着トナー画像を表面に転写さ
れた転写材は、定着器のローラ対のニップを通過する時
に、ローラの熱を受け、表面のトナー画像が熱により転
写材に定着される。
【0004】ローラの温度が高すぎると、トナーがロー
ラ表面にオフセットしたりローラに転写材が巻き付く不
良が発生する。またローラ温度が低すぎてもトナーがロ
ーラ表面にオフセットしたり、定着が不完全となってし
まう。
ラ表面にオフセットしたりローラに転写材が巻き付く不
良が発生する。またローラ温度が低すぎてもトナーがロ
ーラ表面にオフセットしたり、定着が不完全となってし
まう。
【0005】そこで定着器のローラ表面温度はある一定
範囲に入るように温度制御されている。
範囲に入るように温度制御されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来よりこの
種の装置では、用いられる転写材の種類は比較的限られ
たものである。代表的な転写材である転写紙を例にとる
と、坪量64〜80g/m2 のものが標準的に用いら
れ、上限は、127g〜157g/m2 程度のものが一
般的である。
種の装置では、用いられる転写材の種類は比較的限られ
たものである。代表的な転写材である転写紙を例にとる
と、坪量64〜80g/m2 のものが標準的に用いら
れ、上限は、127g〜157g/m2 程度のものが一
般的である。
【0007】このように、使用する転写材に制限が生じ
る理由を図3を用いて説明する。
る理由を図3を用いて説明する。
【0008】図3は定着器のローラ表面温度と時間の関
係を示す図であり、縦軸はローラ表面温度H、横軸は時
間tである。ローラ表面の定着可能温度範囲はHA で示
している。
係を示す図であり、縦軸はローラ表面温度H、横軸は時
間tである。ローラ表面の定着可能温度範囲はHA で示
している。
【0009】通常使用できる転写材(たとえば80g
紙)を定着器に連続して通過させる時の状態を図中実線
L1 で示す。
紙)を定着器に連続して通過させる時の状態を図中実線
L1 で示す。
【0010】1枚目の転写材が定着器を通過している間
はtl1で示すようにローラ表面の熱は転写材にうばわれ
温度が低下する。転写材がローラ対のニップをぬけてか
ら2枚目の転写材が入るまでの時間td1の間では、温度
が上昇し、td1より短い時間tR1でもとの温度に復帰す
る。
はtl1で示すようにローラ表面の熱は転写材にうばわれ
温度が低下する。転写材がローラ対のニップをぬけてか
ら2枚目の転写材が入るまでの時間td1の間では、温度
が上昇し、td1より短い時間tR1でもとの温度に復帰す
る。
【0011】その後2枚目の転写材が定着器を通過して
いる間はtl2で示すように再び温度が低下する。その
後、次の転写材が来るまでの間td2より短い時間tR2で
再び温度は元にもどる。
いる間はtl2で示すように再び温度が低下する。その
後、次の転写材が来るまでの間td2より短い時間tR2で
再び温度は元にもどる。
【0012】このように、通常使用できる転写材を用い
る場合は、連続で一定のインターバルTi で通紙しても
温度が定着可能範囲HA よりはみ出ることはない。
る場合は、連続で一定のインターバルTi で通紙しても
温度が定着可能範囲HA よりはみ出ることはない。
【0013】一方、通常使用できない転写材(たとえば
200g紙)を定着器に連続して通過させる時の状態は
図中破線L2 で示す如くになる。
200g紙)を定着器に連続して通過させる時の状態は
図中破線L2 で示す如くになる。
【0014】すなわち、1枚目の通過時tl1内で生じる
温度低下量△H2 は上記L1 での温度低下量△H1 より
大きく、このため時間td1内では元の温度に復帰できな
い。この状態で2枚目の転写材が来るとtl2で示す間に
温度がさらに低下する。
温度低下量△H2 は上記L1 での温度低下量△H1 より
大きく、このため時間td1内では元の温度に復帰できな
い。この状態で2枚目の転写材が来るとtl2で示す間に
温度がさらに低下する。
【0015】このように連続して通過させると、通過枚
数が増加するに従って温度低下量は大きくなり、定着可
能温度範囲HA からはずれてしまう。たとえば、図中斜
線で示す範囲は、定着不良や低温によるトナーのローラ
へのオフセット等、致命的な欠陥が発生する。
数が増加するに従って温度低下量は大きくなり、定着可
能温度範囲HA からはずれてしまう。たとえば、図中斜
線で示す範囲は、定着不良や低温によるトナーのローラ
へのオフセット等、致命的な欠陥が発生する。
【0016】このため、従来より図3中のL2 のように
連続して定着器を通過した時に、定着可能温度範囲から
はみ出す転写材は使用できなかった。
連続して定着器を通過した時に、定着可能温度範囲から
はみ出す転写材は使用できなかった。
【0017】而して、この種の装置が広く普及するにつ
れて、転写材の多様化が求められ、坪量200g/m2
以上の転写紙の使用が望まれるようになってきた。
れて、転写材の多様化が求められ、坪量200g/m2
以上の転写紙の使用が望まれるようになってきた。
【0018】このような転写材を定着可能にするために
(1) 定着器のヒータを大きな発熱量のものにして、温度
低下からの復帰時間を短くする。 (2) ローラ表面温度をモニターし、ある一定温度以下に
なったら転写材の給送を休止し、所定温度に復帰した後
再び給送を開始する。 という方法が考えられる。
低下からの復帰時間を短くする。 (2) ローラ表面温度をモニターし、ある一定温度以下に
なったら転写材の給送を休止し、所定温度に復帰した後
再び給送を開始する。 という方法が考えられる。
【0019】ところが、(1) の方法を用いると、ヒータ
ーが大きな電力を必要とするため装置全体の消費電力が
増加し、場合によっては一般に使用されているコンセン
トの使用可能電力を超えてしまうこともある。
ーが大きな電力を必要とするため装置全体の消費電力が
増加し、場合によっては一般に使用されているコンセン
トの使用可能電力を超えてしまうこともある。
【0020】このため装置のランニングコストが上昇し
たり、設置に際して電気工事を必要とする等の不都合が
生じる。また(2) の方法を用いると、給送間隔を制御す
るための制御回路を必要とするため装置が複雑化し高価
なものとなる。さらに給送間隔が一定とならず通紙間隔
がばらばらとなるため、装置使用者にいらざる不安を与
えやすいという欠点も有する。
たり、設置に際して電気工事を必要とする等の不都合が
生じる。また(2) の方法を用いると、給送間隔を制御す
るための制御回路を必要とするため装置が複雑化し高価
なものとなる。さらに給送間隔が一定とならず通紙間隔
がばらばらとなるため、装置使用者にいらざる不安を与
えやすいという欠点も有する。
【0021】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、温
度低下量の大きい転写材を効果的に定着して給送し得る
ようにすることにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、温
度低下量の大きい転写材を効果的に定着して給送し得る
ようにすることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は転写材等の画像を表面に記録するための記録
媒体を一定の間隔で給送する給送手段と、給送された記
録媒体上に形成された未定着画像を熱により定着する定
着手段とを有する画像形成装置において、使用可能な記
録媒体の中で定着手段の温度低下が最大のものを連続で
通過させた時の非通過間隔内で定着手段の温度が復帰す
るのに要する時間と略一致する間隔で記録媒体の給送間
隔を設定したことを特徴としたものである。
に本発明は転写材等の画像を表面に記録するための記録
媒体を一定の間隔で給送する給送手段と、給送された記
録媒体上に形成された未定着画像を熱により定着する定
着手段とを有する画像形成装置において、使用可能な記
録媒体の中で定着手段の温度低下が最大のものを連続で
通過させた時の非通過間隔内で定着手段の温度が復帰す
るのに要する時間と略一致する間隔で記録媒体の給送間
隔を設定したことを特徴としたものである。
【0023】また、特に複数の記録媒体給送手段を有す
るものにおいて、定着手段の温度低下が最大の記録媒体
を給送可能な給送手段の給送間隔を上記の如くに設定し
たことを特徴としている。
るものにおいて、定着手段の温度低下が最大の記録媒体
を給送可能な給送手段の給送間隔を上記の如くに設定し
たことを特徴としている。
【0024】
【作用】而して、温度低下が最大の記録媒体を連続定着
した場合、定着手段から熱が奪われて温度が低下するも
のの、給送タイミングを定着手段の温度が復帰してから
給送するようにしたので、定着不良は生じない。
した場合、定着手段から熱が奪われて温度が低下するも
のの、給送タイミングを定着手段の温度が復帰してから
給送するようにしたので、定着不良は生じない。
【0025】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基いて本発明を説
明する。
明する。
【0026】図1は本発明の実施例を示すグラフおよび
タイミングチャートであり、図2は本発明を適用するの
に好適な画像形成装置の側視断面図である。
タイミングチャートであり、図2は本発明を適用するの
に好適な画像形成装置の側視断面図である。
【0027】まず図2において、例えば、マゼンタ・シ
アン・イエロー・ブラックに対応する画像担持体101
M・101C・101Y・101BKと、現像器102
M・102C・102Y・102BKと、クリーナ10
4M・104C・104Y・104BK等とが各々の色
毎に組みあわせられた画像形成プロセスユニット群1M
・1C・1Y・1BKを備えている。
アン・イエロー・ブラックに対応する画像担持体101
M・101C・101Y・101BKと、現像器102
M・102C・102Y・102BKと、クリーナ10
4M・104C・104Y・104BK等とが各々の色
毎に組みあわせられた画像形成プロセスユニット群1M
・1C・1Y・1BKを備えている。
【0028】これらの画像形成プロセスユニット群1M
・1C・1Y・1BKに対しては、画像書き込み装置と
して、例えば、レーザ光学系LM・LC・LY・LBK
がそれぞれ設けられている。
・1C・1Y・1BKに対しては、画像書き込み装置と
して、例えば、レーザ光学系LM・LC・LY・LBK
がそれぞれ設けられている。
【0029】記録媒体である転写材Sは上下カセットC
1,C2に収納されまた手差しトレイT上に積載されて
いる。
1,C2に収納されまた手差しトレイT上に積載されて
いる。
【0030】この装置の動作を上カセットC1内の転写
材Sを例にとり説明する。転写材Sは、カセットC1か
らピックアップローラ21により1枚ずつ送り出され、
上搬送ローラ61を経てレジストローラ3でタイミング
をあわされた後、ベルト搬送部4に載置されて矢印A方
向に搬送されつつ、公知の画像転写プロセスで、前記1
列に並設された画像形成プロセスユニット群1M・1C
・1Y・1BKによって、順次画像が転写され、多色画
像が形成される。
材Sを例にとり説明する。転写材Sは、カセットC1か
らピックアップローラ21により1枚ずつ送り出され、
上搬送ローラ61を経てレジストローラ3でタイミング
をあわされた後、ベルト搬送部4に載置されて矢印A方
向に搬送されつつ、公知の画像転写プロセスで、前記1
列に並設された画像形成プロセスユニット群1M・1C
・1Y・1BKによって、順次画像が転写され、多色画
像が形成される。
【0031】この多色画像が重ね転写された転写材S
は、ベルト搬送部4から定着器5の定着ローラ対51の
ニップに送り込まれ該定着器によって、前記画像が熱に
より固着されて、完成された画像出力として機外に排出
される。
は、ベルト搬送部4から定着器5の定着ローラ対51の
ニップに送り込まれ該定着器によって、前記画像が熱に
より固着されて、完成された画像出力として機外に排出
される。
【0032】下段カセットC2からの転写材Sの給送
は、ピックアップローラ22により転写材Sが1枚づつ
送り出され、下搬送ローラ62、上搬送ローラ61を経
てレジストローラ3に至る。その後は上段カセットC1
の場合と同様である。
は、ピックアップローラ22により転写材Sが1枚づつ
送り出され、下搬送ローラ62、上搬送ローラ61を経
てレジストローラ3に至る。その後は上段カセットC1
の場合と同様である。
【0033】さらに手差しトレイTからの転写材の給送
は、手差し給紙ローラ23により転写材Sが1枚づつ送
り出され、手差し搬送ローラ63を経てレジストローラ
3に至り以下上記と同様である。
は、手差し給紙ローラ23により転写材Sが1枚づつ送
り出され、手差し搬送ローラ63を経てレジストローラ
3に至り以下上記と同様である。
【0034】このように本実施例に用いる装置は、転写
材Sの給送手段は上下ピックアップローラ21,22お
よび手差し給紙ローラ23の3箇所に設けられている。
材Sの給送手段は上下ピックアップローラ21,22お
よび手差し給紙ローラ23の3箇所に設けられている。
【0035】これらの給送手段のうち、上下カセットC
1,C2から転写材Sが給送された場合には、レジスト
ローラ3の直前に通紙路の急カーブCCがあるため、厚
い転写材や腰の強い転写材は搬送し難い。
1,C2から転写材Sが給送された場合には、レジスト
ローラ3の直前に通紙路の急カーブCCがあるため、厚
い転写材や腰の強い転写材は搬送し難い。
【0036】それに比べ、手差しトレイTから転写材を
給送する場合には、通紙路が直線に近いため、特に厚い
転写材や腰の強い転写材の搬送に好適である。
給送する場合には、通紙路が直線に近いため、特に厚い
転写材や腰の強い転写材の搬送に好適である。
【0037】そこで上下カセットC1,C2から給送さ
れる転写材は通常標準的に使用される転写材(たとえば
坪量64〜80g/m2 )を用い、手差しトレイTから
給送される転写材としては、厚い転写材や腰の強い転写
材127g〜200g/m2:以下厚紙とも言う。)を
用いる。厚紙は、上下カセットC1,C2からは給送さ
れず手差しトレイTからのみ給送される。
れる転写材は通常標準的に使用される転写材(たとえば
坪量64〜80g/m2 )を用い、手差しトレイTから
給送される転写材としては、厚い転写材や腰の強い転写
材127g〜200g/m2:以下厚紙とも言う。)を
用いる。厚紙は、上下カセットC1,C2からは給送さ
れず手差しトレイTからのみ給送される。
【0038】以上の構成を有する装置において用いた本
発明の実施例である転写材給送タイミングを図1を用い
て説明する。
発明の実施例である転写材給送タイミングを図1を用い
て説明する。
【0039】図1上段は、前出図3と同様に定着器5の
ローラ51表面温度と時間の関係を示す図であり縦軸は
ローラ表面温度H、横軸は時間tである。前出図3と同
符号は同一の意味を示す。
ローラ51表面温度と時間の関係を示す図であり縦軸は
ローラ表面温度H、横軸は時間tである。前出図3と同
符号は同一の意味を示す。
【0040】図1下段は、手差しトレイT、上カセット
C1からの給送の動作を説明するタイミングチャートで
ある。
C1からの給送の動作を説明するタイミングチャートで
ある。
【0041】前記したように手差しトレイTからは、比
較的厚い転写材を送ることができるのに対し、カセット
C1,C2からは標準的な転写材を送る。
較的厚い転写材を送ることができるのに対し、カセット
C1,C2からは標準的な転写材を送る。
【0042】まず図1上段のグラフについて説明する。
【0043】グラフL1は前記図3とまったく同じ図で
あり、グラフL2′は前記図3のL2に示すものと同様
な転写材を用いて、本発明の実施例に用いた時の温度変
化を示すものである。
あり、グラフL2′は前記図3のL2に示すものと同様
な転写材を用いて、本発明の実施例に用いた時の温度変
化を示すものである。
【0044】L2′における給送インターバルti21 ,
ti22 ,ti23 …はL1における給送インターバルti1
1 ,ti12 ,ti13 …より長くなっている。このためL
2′における転写材が定着器5を通過した時の温度低下
△H2 は、次の転写材が定着器に入るまでの時間td21
以内(tR21 )に復帰することができる。2枚目以後も
同様なタイミングで給送しても、転写材が定着器に入る
までに温度は元に復帰しているため、L2′において
は、定着可能温度範囲をはみ出すことはない。この条件
を満足するためには、定着器の温度低下量△H2 が最大
の転写材において、 給送間隔ti (=tl +td ) 定着突入時から温度復帰時までの時間tl +tR とすると ti ≧tl +tR …(A) を満足すればよい。
ti22 ,ti23 …はL1における給送インターバルti1
1 ,ti12 ,ti13 …より長くなっている。このためL
2′における転写材が定着器5を通過した時の温度低下
△H2 は、次の転写材が定着器に入るまでの時間td21
以内(tR21 )に復帰することができる。2枚目以後も
同様なタイミングで給送しても、転写材が定着器に入る
までに温度は元に復帰しているため、L2′において
は、定着可能温度範囲をはみ出すことはない。この条件
を満足するためには、定着器の温度低下量△H2 が最大
の転写材において、 給送間隔ti (=tl +td ) 定着突入時から温度復帰時までの時間tl +tR とすると ti ≧tl +tR …(A) を満足すればよい。
【0045】この関係を満足してかつ、単位時間あたり
の定着器通過枚数を多くするためには、 ti ≒tl +tR …(B) であればよい。
の定着器通過枚数を多くするためには、 ti ≒tl +tR …(B) であればよい。
【0046】図1下段のタイミングチャートL3,L
4,L5は、手差しトレイTから上の関係を満足して給
送する時の手差し給送ローラ23、手差し搬送ローラ6
3、レジストローラ3の駆動タイミングを示す。
4,L5は、手差しトレイTから上の関係を満足して給
送する時の手差し給送ローラ23、手差し搬送ローラ6
3、レジストローラ3の駆動タイミングを示す。
【0047】手差し給紙ローラ23は上記した給送タイ
ミングti21 と同じタイミングで転写材を手差し搬送ロ
ーラ63まで送り出す。L3〜L8のタイミングチャー
トは、上段のグラフとは同時刻ではないが、説明のため
に同じタイミングで記載する。
ミングti21 と同じタイミングで転写材を手差し搬送ロ
ーラ63まで送り出す。L3〜L8のタイミングチャー
トは、上段のグラフとは同時刻ではないが、説明のため
に同じタイミングで記載する。
【0048】手差し搬送ローラ63はレジストローラ3
まで転写材を搬送する。その後、レジストローラ3は装
置の画像形成タイミングに合わせて転写材を搬送する。
まで転写材を搬送する。その後、レジストローラ3は装
置の画像形成タイミングに合わせて転写材を搬送する。
【0049】このタイミングにて手差しトレイTから定
着温度低下量の大きい(△H2 )転写材を給送した時に
は、上記したようにグラフL2′のように定着温度が変
化する。一方、手差しトレイTから比較的定着温度低下
量が小さい(△H1 )転写材を給送した場合には、グラ
フL9の如く定着温度が変化する。
着温度低下量の大きい(△H2 )転写材を給送した時に
は、上記したようにグラフL2′のように定着温度が変
化する。一方、手差しトレイTから比較的定着温度低下
量が小さい(△H1 )転写材を給送した場合には、グラ
フL9の如く定着温度が変化する。
【0050】いずれの場合にも、定着可能温度範囲HA
をはみ出すことはない。このように、本発明の実施例で
あるタイミングL3,L4,L5を用いることにより、
転写材を選ばず、良好に定着することが可能である。
をはみ出すことはない。このように、本発明の実施例で
あるタイミングL3,L4,L5を用いることにより、
転写材を選ばず、良好に定着することが可能である。
【0051】一方、カセットC1,C2からは、温度低
下量の大きい(△H2)転写材が給送されることはな
い。
下量の大きい(△H2)転写材が給送されることはな
い。
【0052】そこで、グラフL2′,L3の給送タイミ
ングで転写材を給送するよりも、グラフL1の給送タイ
ミングで給送した方が単位時間当りの給送枚数が増え、
好適である。
ングで転写材を給送するよりも、グラフL1の給送タイ
ミングで給送した方が単位時間当りの給送枚数が増え、
好適である。
【0053】そこで、カセットC1,C2からの給送
は、タイミングti11で給送するのが望ましい。
は、タイミングti11で給送するのが望ましい。
【0054】図1L6〜L8は、上カセットC1から給
送タイミングti で転写材を給送する時のタイミングチ
ャートである。
送タイミングti で転写材を給送する時のタイミングチ
ャートである。
【0055】ピックアップローラ21は、給送インター
バルti11 で転写材を上カセットC1から上搬送ローラ
61まで給送する。
バルti11 で転写材を上カセットC1から上搬送ローラ
61まで給送する。
【0056】上搬送ローラ63はレジストローラ3まで
転写材を搬送し、あとは上記手差しトレイTと同様に搬
送される。
転写材を搬送し、あとは上記手差しトレイTと同様に搬
送される。
【0057】転写材の給送されるインターバルはti11
であるが、カセットC1からは、温度低下量の小さい
(△H1 )転写材のみが給送されるので、グラフL1で
示すように、定着可能温度範囲HA をはみ出ることはな
い。
であるが、カセットC1からは、温度低下量の小さい
(△H1 )転写材のみが給送されるので、グラフL1で
示すように、定着可能温度範囲HA をはみ出ることはな
い。
【0058】また、この時の給送インターバルti11
は、手差しトレイTの給送インターバルti21 より小さ
いため、カセットC1から転写材が給送される場合に
は、単位時間当りの給送枚数が増え、好適である。この
ように本発明を用いる場合には複数の転写材給送手段を
有する装置においては、定着温度低下量の大きな転写材
を給送する給送手段のみ、給送インターバルを(A),
(B)式に示す如くにすればよい。
は、手差しトレイTの給送インターバルti21 より小さ
いため、カセットC1から転写材が給送される場合に
は、単位時間当りの給送枚数が増え、好適である。この
ように本発明を用いる場合には複数の転写材給送手段を
有する装置においては、定着温度低下量の大きな転写材
を給送する給送手段のみ、給送インターバルを(A),
(B)式に示す如くにすればよい。
【0059】尚、前記実施例においては、本発明を適用
する画像形成装置として、4つの画像形成プロセスユニ
ット群1M,1C,1Y,1BKを有するフルカラープ
リンタを用いたが、本発明は、他の画像記録装置にも適
用することが可能である。
する画像形成装置として、4つの画像形成プロセスユニ
ット群1M,1C,1Y,1BKを有するフルカラープ
リンタを用いたが、本発明は、他の画像記録装置にも適
用することが可能である。
【0060】たとえば、通常の白黒複写機やレーザービ
ームプリンタ等、転写材給送手段と定着器を備えた画像
形成装置にはすべて適用可能である。
ームプリンタ等、転写材給送手段と定着器を備えた画像
形成装置にはすべて適用可能である。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明を用いることに
より、定着手段の温度低下量の大きな記録媒体を、画像
不良なく効率的に給送することが可能となった。
より、定着手段の温度低下量の大きな記録媒体を、画像
不良なく効率的に給送することが可能となった。
【0062】このため従来例で述べた消費電力の増加や
装置の複雑化などの欠点をすべて除去することができ
た。
装置の複雑化などの欠点をすべて除去することができ
た。
【0063】また、厚紙などを多く給送する給送手段の
み、給送間隔を広げ、標準的な転写材を給送するカセッ
トからの給送間隔はそのままなので、装置の性能を低下
させることなく厚紙を給送することが可能となった。
み、給送間隔を広げ、標準的な転写材を給送するカセッ
トからの給送間隔はそのままなので、装置の性能を低下
させることなく厚紙を給送することが可能となった。
【図1】(A),(B)は本発明の実施例を示す定着温度
のグラフおよびタイミングチャートである。
のグラフおよびタイミングチャートである。
【図2】本発明の実施例を適用する画像形成装置の側視
断面図である。
断面図である。
【図3】従来例を示す定着温度のグラフである。
【符号の説明】
S 転写材(記録媒体)
5 定着器(定着手段)
21,22 ピックアップローラ(給送手段)
23 手差し給紙ローラ(給送手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 画像を表面に記録するための記録媒体を
一定の間隔で給送する給送手段と、記録媒体上に形成さ
れた未定着画像を熱により定着する定着手段とを有する
画像形成装置において、使用可能な記録媒体の中で定着
手段の温度低下が最大のものを連続で通過させた時の非
通過間隔内で定着手段の温度が復帰するまでに要する時
間と略一致する間隔で記録媒体の給送間隔を設定したこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 複数の記録媒体給送手段を有し、請求項
1記載の給送手段における給送間隔の設定は、複数の給
送手段のうち定着手段の温度低下が最大の記録媒体を給
送可能な給送手段について行なう請求項1記載の画像形
成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3180311A JPH052299A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3180311A JPH052299A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052299A true JPH052299A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=16080999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3180311A Pending JPH052299A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052299A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5552874A (en) * | 1993-04-28 | 1996-09-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Image fixing apparatus |
JP2007017539A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3180311A patent/JPH052299A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5552874A (en) * | 1993-04-28 | 1996-09-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Image fixing apparatus |
JP2007017539A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001114 |