JPS62277226A - 穿孔放電加工用アタツチメント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、穿孔放電加工用アタッチメントに関する。

〔従来の技術〕

放電加工装置は、被加工体と電極との間に加工液噴射ノ
ズルから加工液を噴流供給すると共に間歇的な電圧パル
スを印加し、その際に生じる放電現象を利用して非接触
加工を行なうものである。

この種放電加工装置に於ては、上記電極に細長いパイプ
状の銅又は銅系合金電極を用い、上記パイプ状電極の内
部を通して加工液を供給しつ＼、孔径が０．１龍〜５ｆ
ｌ程度で、深さ又は長さが前記孔径の少なくとも５倍程
度以上の穿孔放電加工を被加工体に施すことがある。

然しなから、上記パイプ状電極による穿孔放電加工に於
ては、例えば５００關程度の細くて長いパイプ状電極を
用いるため、電極に対する通電を電極端部のチャック部
等から行なうと加工時に於ける放電回路の抵抗値が増大
するとか放電回路の浮遊リアクタンス値が変化すること
があり、このため放電電流波高値１ｐが低下したり、放
電パルス時間τｏｎと休止時間でｏｆｆの波形等関係が
変わったりする等々により加工状態が変化すると云う問
題点があった。

〔本発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、叙上の問題点を解決するためになされたもの
であって、その目的とするところは、長いパイプ状電極
を用いた穿孔放電加工に於て、加工時に放電回路抵抗値
やりアクタンス値が増大したり変化したりして放電電流
波高値ｉｐが低下させるとか、放電電圧及び電流波形を
所定限度以上変化させることな（安定した放電加工状態
で高精度に穿孔放電加工が行ない得る新規な穿孔放電加
工用アクソチメントを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

而して、上記の目的は、パイプ状電極の先端部が挿通さ
れる案内路と、上記パイプ状電極の内部を通して供給さ
れる加工液の吸引用管路とを具備した主体部と、上記案
内路に挿通されたパイプ状電極に当接し得るよう進退自
在に主体部に取付られた通電子と、上記通電子に、常時
パイプ状電極方向に押しつける方向に弾性力を作用させ
るスプリングとから成り、通常被加工体上面に直接載置
するか、充分近接配置された状態で使用される穿孔放電
加工用アクソチメントによって達成される。

〔作　　用〕

叙上の如く構成することにより、パイプ状電極による穿
孔放電加工時に、上記パイプ状電極を用いることによる
放電回路抵抗値の増大等放電回路条件の変更を防止し、
これにより放電電流波高値ｌρや放電パルス時間τｏｎ
と休止時間τｏｆｆの波形関係等々が変わることな（、
安定した穿孔放電加工を行なうことができる。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照しつ一本発明の詳細を具体的に説明す
る。

第１図は、本発明に係る穿孔放電加工用アクノチメント
の一実施例を示す説明図である。

第１図中、１は本発明にか＼る穿孔放電加工用アタッチ
メント、２はその主体部、２ａは上記主体部２に設けら
れ、パイプ状電極を挿通するための案内路、２ｂは上記
主体部２に設けられた加工液を吸引回収するための吸引
用管路、２ｃは上記主体部に設けられた通電子用孔、３
は通電子、４はスプリング、５は上記通電子用孔２ｃに
設けられた雌ねじに噛み合う雄ねじを有し、上記通電子
３を進退自在に支承する特殊ねし、６は吸引用管路に取
り付けられた加工液回収金、７はパイプ状電極、８は上
記パイプ状電極７を取り付けるためのチャック、９は被
加工体、１０は放電加工用電源、１１は上記主体部２を
保接して支持する保持柄であって、該保持柄１１は通常
チャック８を保持して加工送りを与えるスピンドル保持
加工ヘッＩ’ニＩＬｆされるが、場合によっては被加工
体９固定側と一体であっても良く、被加工体９上面に載
置して使用されることもある。

而して、主体部２には、チャック８に取り付けられたパ
イプ状電極７を挿通するための案内路２ａが設けられて
おり、又、パイプ状電極７の先端加工部７ａの周りに形
成された凹部からパイプ状電極７を介して加工間隙に噴
出供給された加工液を回収するための吸引用管路２ｂが
設けられており、更に通電子３を上記案内路２ａに挿通
されたパイプ状電極７に当接し得るよう進退自在に取り
付けるための通電子用孔２ｃが設けられている。

通電子３は、金、銀、銅、通電刷子材、接点材等の通電
性良好な好ましくは耐摩耗性をも有する材料が用いられ
ており、パイプ状電極７に当接する側の先端部が案、内
路２ａから挿入されるパイプ状電極７を容易に通過させ
ることができように球状に丸みを付けた形状であり、そ
の外周が通電子用孔２Ｃで進退自在に摺動し得るように
設けられると共に他の一方の段付軸部が特殊ねじ５の中
心孔に摺動自在に設けられており、段付部３ａと特殊ね
じ５との間にはスプリング４が設けられており、これに
より通電子３は常時パイプ状電極７方向に押し付けられ
る。

放電加工用電源１０は、通電子３及び被加工体９に導通
するように配線されており、通電子３を介してパイプ状
電極７と被加工体９間に加工用放電電圧パルスを印加す
るように構成されている。

尚、穿孔放電加工用アクソチメント１は、前述の如く穿
孔放電加工を被加工体９に施す位置に置くか、又は図示
しないカラム等から体長した保持柄１１により被加工体
９上面の所定位置に直接接触した状態又は充分近接した
位置に固定させるようにしである。

而して、放電加工時には、本発明にか＼る穿孔放電加工
用アタッチメント１があらかじめ定められた被加工体９
の加工位置にセットされ、チャック８に取り付けられた
パイプ状電極７が案内路２ａに挿通されて被加工体９に
接近せしめられる。

然る後、パイプ状電極７と被加工体９間の加工部分に電
極７を介して加工液が噴出供給され吸引用管路２ｂを通
して加工液が回収されると共に、放電加工用電源１０か
ら通電子３を介して両者間に加工用放電電圧パルスが印
加されて被加工体９に穿孔放電加工が行なわれる。

従って、本発明にか＼る穿孔放電加工用アタッチメント
１によれば、簡単かつ確実にパイプ電極７の垂直位置出
しを行なうことができ、かつ放電加工時に放電回路の抵
抗値の増大等放電回路条件の変化を防止して安定な穿孔
放電加工を行なうことができるものである。

尚、放電回路条件の変化としては、被加工体９の板厚が
１００鶴とか厚い場合には、加工中の電極７の消耗によ
る長さ変化でも、従来の通電方式では変化が生じていた
訳であるが、上述本発別によれば、そのような変化によ
って加工孔の寸法や加工送り速さ等が変化したりするこ
となく予定した通りの加工が確実に行なえるものである
。

〔発明の効果〕

本発明は叙上の如く構成されるから、本発明によるとき
は、長いパイプ状電極による穿孔放電加工時に、上記パ
イプ状電極を用いることによる放電回路の抵抗値の増大
等放電回路の回路条件の変化を防止し、これにより放電
電流波高値１ｐや放電パルス時間τｏｎと休止時間τｏ
ｆｆの波形関係等々が変わることなく、安定した放電加
工状態で高精度に穿孔放電加工を行ない得る新規な穿孔
放電加工用アタッチメントを提供し得るものである。

尚、本発明の構成は叙上の実施例に限定されるものでは
なく、例えば、通電子３の形状及びスプリング４との作
用関係に於ける取り付は方法、又は他の各要素の構成も
本発明の目的の範囲内で自由に設計変更できるものであ
り、穿孔径も任意に選択でき本発明はそれらの総てを包
摂するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る穿孔放電加工用アタッチメント
の一実施例を示す説明図である。 １−−−−−−−−−−・−−−−−−−−ｍ−・−・
−穿孔放電加工用アタッチメント

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 パイプ状電極が挿通される案内路と、上記パイプ状電極
   の内部を通して供給される加工液の吸引用管路とを具備
   した主体部と、 上記案内路に挿通されたパイプ状電極に当接し得るよう
   進退自在に主体部に取付られた通電子と、上記通電子に
   、常時パイプ状電極方向に押しつける方向に弾性力を作
   用させるスプリングとから成る穿孔放電加工用アタッチ
   メント。