JPS62275777A - 感熱転写材 - Google Patents

感熱転写材

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JPS62275777A
JPS62275777A JP61269837A JP26983786A JPS62275777A JP S62275777 A JPS62275777 A JP S62275777A JP 61269837 A JP61269837 A JP 61269837A JP 26983786 A JP26983786 A JP 26983786A JP S62275777 A JPS62275777 A JP S62275777A
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JP
Japan
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resin
less
heat
protective layer
film
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JP61269837A
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English (en)
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Takashi Sumiya
隆 角谷
Kenji Yabe
矢部 健次
Takashi Mimura
尚 三村
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Toray Industries Inc
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    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明〕 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感熱転写材に関し、特に感熱転写リボンとし
ての利用に適する感熱転写材に関する。
〔従来の技術〕
従来、プラスチックフィルムからなる基材の一方の面に
加熱によシ溶融もしくは昇華する転写インキ層を有する
感熱転写材において、基材の他方の面としては、蒸着層
を設けたもの、熱硬化性樹脂の耐熱保護層を設けたもの
、フッ素系樹脂と水性高分子および/または反応性低分
子量体よりなる耐熱保護層を設けたもの、あるいは熱可
塑性の耐熱樹脂層を設けたもの、さらにはこれらの樹脂
層に無機粒子を添加したものなどが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、蒸着層を設けたものにあっては金属の蒸着がパ
ッチ処理のためコスト高を免れないし、スティッキング
の防止に有効々はど厚くすると、熱伝導性が大きく、熱
の拡散が進むため解像度が悪化するという欠点がある。
一方ト硬化性樹脂あるいは耐熱性樹脂をコートしたもの
は、スティッキングはしないものの高温になるにつれ程
度の差はあるが、すべり性が悪化するという欠点がある
。この欠点を改良する目的で無機系の滑剤を添加する試
みもなされているが、この場合には表面が粗れすぎるた
め、加熱ヘッドへの密着不良を発生したり、あるいは伝
熱効率が悪化するという欠点があった。
またフッ素系樹脂を使用した場合は塗膜の強靭性に欠け
るという欠点があった。
本発明の目的は、上記欠点のないもの、すなわち、ステ
ィッキングがなく、また伝熱効率、すべり性、塗膜強靭
性に優れた感熱転写リボンに好適である感熱転写材を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記本発明の目的は、プラスチックフィルムからなる基
材の一方の面に溶融もしくは昇華する転写インキ層を有
する感熱転写材において、基材の他方の面に膨潤性無機
層状ケイ酸塩(A)との重量比(A/B ) 1150
0以上、2以下の混合体から得られた耐熱保護層を設け
てなる感熱転写材によって達成される。
本発明の感熱転写材における基材プラスチックフィルム
としては適宜公知のプラスチックフィルムを用いうる。
代表的なものとして、ポリエステルフィルム、ポリカー
ボネートフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、
セロハンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフ
ィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルム、ポリエー
テルイミドフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、
芳香族ポリアミドフィルム、ポリスルホンフィルム、ポ
リオレフィンフィルムなどを挙げることができる。しか
し、価格、耐熱性の面からポリエステルフィルム、ポリ
カーボネートフィルム、ポリフェニレンスルフィドフィ
ルムを用いるのが特に好ましい。またプラスチックフィ
ルム厚みは、特に限定されないが、通常0.5μm以上
4011m以下である。
基材プラスチックフィルムの一方の面に設ける転写イン
キ層を構成する溶融もしくは昇華する転写インキも特に
限定されず、適宜公知のものを用いることができる。熱
溶融性インキとしては、(1)パラフィンワックス、マ
イクロクリスタリンワックス、カルナウバワックス々ど
の適当な融点をもったワックス、(2)顔料、(3)オ
イルなどの柔軟剤、金主成分とし、必要に応じ種々の添
加剤を加えたものをその代表例として挙げることができ
る。この際使用する顔料としてはアゾ顔料、フタロシア
ニン顔料、染付はレーキ、縮合多環顔料、ニトロン顔料
、アリザリンレーキ等の有機顔料をその代表として挙げ
ることができる。一方昇華性インキトシてh、(1)ヒ
ドロキシエチルセルロースのようなセルロース系水溶性
アクリル、ポリビニルアルコールあるいはポリアミド系
樹脂、(2)イエロー、マゼンタ、シアンの昇華性染料
を主体とし、必要に応じ種々の添加剤を加えたものをそ
の代表例として挙げることができる。昇華性染料として
は、分散染料、塩基性染料および油溶性染料をその代表
として挙げることができる。またその厚みは特に限定さ
れないが通常は0.1〜15μm、好ましくは1〜6μ
mである。
本発明の感熱転写材は、基材プラスチックフィルムの他
方の面に設ける保護層の一成分として膨潤性無機層状ケ
イ酸塩を用いることを本質とする。ここで膨潤性無機層
状ケイ酸塩とは、眉間に水を配位していわゆる「膨潤」
する性質を有する無機層状ケイ酸塩全いい、本発明の保
護層中ではこの膨潤性を利用して少くとも部分的に層間
分離して形成された微細片の形で無機ケイ酸塩が樹脂中
に存在することを本質とする。
本発明で用いられる膨潤性無機層状ケイ酸塩は構造的に
は5i04四面体のSt対0の比が理論上2:5のフィ
ロケイ酸塩で結晶単位格子が厚み方向に繰シ返された結
晶構造を有するものであり、その代表例を化学式で示す
と次のように表わすことができる。
W(L3〜LI Xts−s□(S ixs 〜ts 
Ot o ) Zts−z zここで W:層間イオンであり、1種以上のカチオン性イオン。
X:八面体位置のイオンであり、Mg2+又はMg2+
の1部eLi”、Fe2+、 Ni2+、Mn”、At
3+及びF@3+からなる群から選ばれる少なくとも1
aIのイオンで置換したイオン。
0:酸素。
z:F−又はOH−の中から選ばれた一種又は二種のイ
オン。
問、本発明では上記の四面体位置のSt’+がGe’+
に又はこれらの一部がAt3 +、Fe3+、B3+ 
等で置きかわったものでよく、本発明にいう膨潤性無機
層状ケイ酸塩はこれらも包含する。
これらの具体例としては、モンモリロナイト、バーミキ
ユライト等の天然物や前記一般式全方する溶融あるいは
水熱で合成されるテトラシリシックマイカ、テニオライ
ト、ヘラドライド等の合成物の如き粘土系、雲母系鉱物
がある。
これらのうちでも不純物が少ないこと、組成が均一であ
るため均一な結晶となることから、特に合成物が好まし
く、またその中でも結晶の平面性にすぐれると共に、結
晶サイズが太きいという点から、 Wx−ax 〜z+at Mgts−X−sz −z 
LiX (S 1xs−4o 01 o) Fts〜t
 。
又は Wx−α1−X+αxMgzs−)(−zz−1Liz
(Sixs−tooxo) (OH) Ls−、−t。
(ただしx = 0.8〜1.2)なるものが好ましい
うまた層間イオンとしては、1程以上のカチオン性イオ
ンであればよル基、R2−R4は水素又は炭素数1〜1
0のアルキル基)、Ll+、Na“のようなアルカリ金
属、M、++のようなアルカリ土金属、AI”+“など
を挙げることができる。その中でもR,−NH3”(R
tは炭素数1〜6のアルキル基)、Li+が全層間イオ
ンの40%以上好ましくは70チ以上占めている場合分
散性が特に良好であシ好適であるっ本発明において使用
される膨潤性無機層状ケイ酸塩のサイズは特に限定され
ないが、沈降法により測定された平均粒径が0.05 
/1m〜15 μm、好ましくは0.1μm〜8μm、
更に好ましくは0.15μm〜3μmの範囲にある場合
、均一な層を得ることができるため好ましい。また全粒
子の50チ、好ましくは80%、更に好ましくは90チ
の厚みが800A以下、好ましくは400A以下、更に
好ましくは100A以下である場合、コーティング層表
面が平滑でよシコンパクトな製品となるためよシ好まし
い。このような厚みの薄いものを得る方法については、
特願昭58−97557号明細書に記載されている。
本発明でいう樹脂(B)としては、保護層を形成するバ
インダー樹脂としての機能を示しうるものであれば熱可
塑性樹脂、熱硬化性樹脂等いづれの樹脂の使用も可能で
ある。層状ケイ酸塩と混合した後、塗布した状態ではモ
ノマあるいはオリゴマであり、熱、紫外線あるいは電子
線等により重合ないし硬化させて樹脂状になるものも勿
論包含される。
具体例を挙げればポリオレフィン、変性ポリオレフィン
、ポリエステル、ポリスチレン、アクリル樹脂、ユリア
樹脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂、アクリルアミド樹脂、
メラミン樹脂、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリアミド、芳香族ポリアミド、ポリエーテルスル
ホン、ポリスルホン、ポリエーテルイミド、シラン糸樹
脂、フッ素系樹脂、チタン系樹脂、ホロン系樹脂などで
ある。その中でも膨潤性無機層状ケイ酸塩の分散が容易
であり且つ微分散するという点から、塗布前の状態にお
いて水あるいはアルコールに溶解乃至微分散する樹脂、
モノマー、オリゴマーが特に好適である。ここでいう水
あるいはアルコールに溶解微分散する樹脂、モノマー、
オリゴマーは特に限定されないが、構造的には以下に示
すような親、水性の強い極性基を1種以上持ったものが
好ましい。
親水性極性基: 非イオン性ニーOH,−0−1−CN、−CONH。
これらの代表例としては、代表的化合物としては、シラ
ンカップリング剤、チタンカップリング剤、水溶性ポリ
エステル、水溶性ポリアミド、ポリビニルアルコール、
ポリエチレンオキサイド、メチルセルロース類、酢酸ビ
ニル共重合体、ポリビニルピロリドン、水溶性エポキシ
、アクリルアミド釆化合物、アクリル酸系化合物、メラ
ミン系化合物、塩化ビニリデン系樹脂、オレフィン樹脂
などを挙げることができる。
その中でも耐スティック性が良好であるという理由から
、シランカップリング剤、メラミン系樹脂、アクリル酸
系化合物もしくはアクリルアミド系化合物またはそれら
の共重合体(架橋体も含む)を用いるのが好適でちる。
本発明で用いうるシランカップリング剤は、特に限定は
されないが、代表的なものとしてアミン系シランカップ
リング剤、ビニル系あるいはメタクリロキシ系シランカ
ップリング剤、エポキシ系シランカップリング剤、メチ
ル系シランカップリング剤、クロロ系シランカップリン
グ剤、アニリノ系シランカップリング剤、メルカプト系
シランカップリング剤、あるいはそれらの混合物を挙げ
ることができる。主体となるシランカップリング剤は、
基材の種類に応じて適宜選択すればよいが、例えばポリ
エチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどのポリ
エステル系の基材に塗布する場合は、 なる構造のエポキシ系シランカップリング剤が、あるい
はCI (CH2)n−8i−(OR’)3−、。
R′m なる構造のクロル系シランカップリング剤が、塗布時の
増粘の点から、あるいは基材に対する接着性の点から特
に好適である。
ただし、m=oまたは1、n=1〜10の整数、Rら炭
素数1〜10のアルキル基、フェニル基、シクロヘキシ
ル基から選ばれた炭化水素艮乳R’←水素乃至炭素数1
〜10のアルキル基から選ばれた炭化水素残基金示す。
高温におけるスティッキングがよシ起こりにくいという
点をも考慮するとバー70ロアルキル官能シランを使用
するのがよシ好適である。用いうるパーフロロアルキル
官能シランの構造は特に限定されないが、代表的なもの
として次のようなものを挙けることができる。
CyFtsCONH(CHz)3St (OCzHs)
s(4F1ySOzNH(CHI)3 St (OC2
H8)ICtFxsCONHCH2CHINIGCHz
、It S’L、 (+ Q に−Hs )sCOCt
 Fls C7FISCONHCH2CH2N (CH2)3 S
 i (0CHs)s、I C0C,F、6 C@F17SO1NHCHICH2N (CH2)3 
St (0CH3)3S 02 Cs HI3 C7F+aCONT(CHzCHtNHCOCyFts
CFsCH2CH2Si (OCH3)3CFs (C
Fり3 CH2CH2St (0CH3)3CFs (
CF2)7 CH2CH2S i (OCH3)3Hs CFs (CFzhCHtCHzSi (0(j(3:
hCF3 (CF2)6 COO(CH2)3 St 
(0CH3)3CF3 (CF2)6CO8(CH2)
3St (OCHs)3CF3(CFz)フCH2C&
 5CH2CH2S i  (0CH3)3CFs (
CFz)*CHzCHtSCH2CH2Si (OCH
s)sこのようなパーフロロアルキル官能シランは単独
で使用してもよいが、他の化合物、特にシランカップリ
ング剤と併用すると塗膜強度が一層向上するため好まし
い。パーフロロアルキル官能シランと併用するのに好適
であるカップリング剤としては、末端をアミン基とする
シランカップリング剤や末端をエポキシ基とするシラン
カップリング剤あるいはその混合物を挙げることができ
る。
前記にて好ましい成分としてあげたアクリルアミド系化
合物あるいはアクリル酸系化合物の具体例としては、N
−・メチロールアクリルアミド、メチルメタアクリレー
トとメチルアクリレートとの共重合体などを挙げること
ができる。
その中でもアクリルアミド誘導体金主鎖中に有するアク
リルアミド系重合体とアクリル酸又はメタクリル酸のエ
ステルとの共重合体を主成分とするものが塗膜強靭性の
面から好適である。
これらの樹脂は熱架橋してもよいし、触媒を用いて架橋
してもよい。使用する触媒は特に限定されないが、塩化
アンモニウム、蓚酸、塩酸、スルホ/酸化合物、水酸化
リチウムなどを挙げることができる。また必要に応じて
メチロール化メラミン等のメラミン系樹脂(化合物)を
使用してもよい。
本発明においては、膨潤性無機層状ケイ酸塩図とシラン
カップリング剤(B)との重量比(A/B)は1150
0以上、2以下とする必要があり、特に1/40以上、
115以下とすることが好ましい。これは重量比が、2
より大きい場合、層状ケイ酸塩相互の結合力が不足とな
シ臂開し易くなるため、好ましくないのである。一方、
11500よυ小さくなる場合、摩擦係数が大きく、ま
た粘着を起こし易くなるため、プリンターリボンの送シ
性及びサーマルヘッドの汚れが悪化するため好ましくな
いのである。また1/40以上、115以下の場合、こ
れらの特性のノ(ランスがよシ良好であるため好ましい
本発明において塗布時にエマルジョン状態の樹脂(B)
’e使用する場合、分散樹脂の平均径は5μm以下、好
ましくは1μm以下、更に好ましくは0.6μm以下0
.01μm以上であることが分散がよシ均一となる点で
好ましい。
本発明における保護層の厚みは特に限定されないが、解
像度の上から、通常は6μm以下、好ましくは1μm以
下、更に好ましくは0.5μm以下、0.03μm以上
である。
また耐熱保護層中には、基材に対する濡れ特性を改良す
るため、必要に応じて種々の界面活性剤を添加してもよ
い。
添加量は特に限定されないが通常は膨潤性無機層状ケイ
酸塩の重量の115以下、好ましくは1/10以下、更
に好ましくは17100以下である。また本発明の特性
を損わない範囲であれば、也々の有機物を全体に対し2
0重量%以下で加えてもよい。
また、炭素原子数10〜50の高級脂肪族モノカルボン
酸、そのエステル又はその金属塩、あるいはシリコーン
オイルや変性シリコーンオイルの添加は、よりすぐれた
耐スティック性を示すため更に好ましい。
次に本発明の感熱転写材の代表的な製造方法について説
明するが、勿論これに限定されるものではない。まず基
材とするプラスチックフィルムを用意する0このフィル
ムは、必要に応じ、空気中その他種々の雰囲気中でコロ
ナ放電処理を施しておいてもよい。またウレタン樹脂、
エポキシ樹脂など公知のアンカー処理剤を用いてアンカ
ー処理を施しておいてもよいが通常は特に必要ではない
。該フィルム上に無機層状ケイ酸塩(4)と樹脂(B)
(又はその前駆体)を主体とする組成物を、グラビアコ
ート、リバースコート、スプレーコート等公知の方法を
用いてコーティングした後60℃〜250℃で1 se
c〜15分程度乾燥させる。この場合溶媒は特に限定さ
れないが通常は水、アルコールあるいは水とアルコール
の混合系が使用される。続いて熱溶融性インキを同様の
方法で反対面にコートした後、所定の温度で乾燥する。
これらのコートは順不同で行えばよく、勿論同時に行な
ってもよい。又コーティング層を別途製膜しておき、あ
とからラミネートしても良いが、マイカを主体とする層
は、やや強度が不足である点から、直接基材フィルム上
にコーティングする方が好ましい。
転写インキ層は、バーコード、リバースコート、グラビ
アコート等の公知の方法で、耐熱保護層塗布の前後を問
わずコートすることとする。
また基材フィルムが2軸延伸されている場合、その製造
工程で塗布することも可能である。すなわちその−例を
具体的に述べれば、一方向に延伸後のポリエステルフィ
ルムの少なくとも片面に耐熱保護層を塗布し、乾燥した
後あるいは乾燥しつつ直角方向に延伸を行い熱処理を行
うかあるいは直角方向に延伸を行った後、前記一方向に
再延伸し熱処理を行い、耐熱保護層の設けられた基材フ
ィルムを得る方法がある。
〔発明の効果〕
本発明は膨潤性無機層状ケイ酸塩を使用したことによシ
、スティッキング、転写性(伝熱効率)、すべり性にす
ぐれた感熱転写材を得ることが可能となったのである。
特に薄く塗布した場合、層状物としての特長が明確にあ
られれるのでおる。
本発明の感熱転写材は、ファクシミ’)、バーコードプ
リンター、グラフィックプリンター、自動発巻機等に好
適に用いられる。
〔特性の測定方法、評価基準〕
なお、本発明における特性の測定方法および評価基準は
、次の通りである。
(1)光面粗さRa(μff+):触針式表面粗さ計に
よる測定値を示す(カットオフ0.08m+、測定値4
+m+での値0但し、JIS−B−0601による)。
(2)静摩擦係数μs:測定温度を40℃、180℃と
変更してASTM−D−1894B−63に従い、スリ
ップテスターを用いて測定した。
(3)スティック現象;記録紙として、クレーコート紙
を用い、以下のサーマルヘッド記録条件で記録した際、
スティック現象を起こす場合を、スティック現象rXJ
、それ以外をrOJとした。
主および副走査の線密度:4ドツト/鵡記録電力   
     :0.9w/ドツトヘッド加熱時間    
:5m5 (4)転写性;記録紙として、クレーコート紙を用い、
以下のサーマルヘッド記録条件で記録した際、転写状態
のよいものをrOJ、かすれ、転写不足等で印字状態の
悪いものを「×」とした。
主および副走査の線密度:4ドツト/ll11記録電力
       :0.7w/ドツト(実施例1〜6、比
較例1〜5) 1          :0.6w/ドツト(実施例7
〜14、比較例6〜13) ヘッド加熱時間    :5m5 (5)接着カニスティック防止層を、市販のセロファン
粘着テープにチバン■製)に二990°剥離し、剥離後
セロハンテープに付着した耐熱保護層付着面積が40%
未満の場合を、基材との接着力「○」と、また40%以
上の場合を「×」とした。
(6)消費エネルギー:厚さ約60μmのクレーコート
紙および測定法(3)で使用した加熱ヘッドを用い、完
全な転写が行なわれるのに必要なエネルギー量で示すこ
ととし、0.7mJ以下を「◎」、0.7mJより太き
(1,OmJ以下を「○」、1.0mJより大きい場合
を「×」とした。
〔実施例〕
次に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明するっ実
施例1〜4、比較例1〜2.5 厚さ5μmのポリエチレンテレフタレート2軸延伸フイ
ルムよりなる、基材フィルムの一方の面に、カルナバワ
ックス100重量部、マイクロクリスタリンワックス3
0重量部、酢酸ビニル−エチレン共重合体15重量部、
カーボンブラック20重量部からなる熱溶融性インクを
5μm塗布する。反対の面に次の組成の耐熱保腹層を乾
燥後の厚みにして0.2μm塗布する。ただし乾燥は1
50℃熱風中で2分行った。
耐熱保護層組成 構造     組成比 ただしすべて5wtチゾルで塗布した。
ここで使用した膨潤性無機層状化合物は平均粒径が1μ
mであυ、粒子厚みも50%以上は300A以下のもの
であった。このようにして得られた実施例1〜4、比較
例1〜2、および耐熱保護層を設けていないフィルム(
比較例5)について、その物性を調べ、その結果を表1
に示した。表中にみる如〈実施例の場合、すべてすぐれ
た特性全示したが、層状化合物が多すぎる場合(比較例
2)は、基材との接着力が不足であるため、また少なす
ぎる場合(比較例1)は、スティック現象を起こすため
不適当であった。一方耐熱保護層を設けない場合(比較
例5)はスティック現象を起こすため不適当であった。
また、重量比(A/B)が1/100(実施例2)ある
いは1/3(実施例3)の場合、消費エネルギーが特に
少なくてすむため、より好ましかった。
比較例3.4 無機層状ケイ酸塩として、沈降法による平均粒径1.O
pmの白雲母を用いて(他の製造条件はすべて実施例1
と同じ)、同様評価して表1に示した。表中にみる如く
ゾルの分散性が悪く、塗布後の表面粗さが大きく、密着
性が悪いため大量の消費エネルギーが必要となり不適当
である。
実施例5.6 実施例1と同じ、基材フィルム、熱溶融性インク、耐熱
保護層組成であるが、平均粒径が5μmであり、粒子厚
みが、50%以上は200X以下のものを用い、同様評
価し表に示した(実施例5)。実施例5と同様の粒径分
布であるがs Na1/3 Mg22/3Li 1/3
 (S i4 olo ) F2 ナル構造t モつ層
状ケイ酸塩を使用し、同様評価し表に示した(実施例6
)。共に品質的には合格レベルにあるが、やや表面粗さ
が増加しておシ、それに伴い僅かではあるが、消費エネ
ルギーが増加した。
その中でも結晶の平面性が良好なため、実施例5の場合
の方が表面粗さは良好である。
実施例7〜10、比較例6〜8.10 厚さ5.7μmのポリエチレンテレフタレート2軸延伸
フイルムよりなる基材フィルムの一方の面にカルナバワ
ックス100i量部、マイクロクリスタリンワックス3
0重量部、酢酸ビニル−エチレン共重合体15重量部、
カーボンブラック20重量部からなる熱溶融性インクを
5μm塗布する。続いて反対の面に次の組成の耐熱保護
層を乾燥後の厚みにして0.03μ?F+塗布する。た
だし乾燥は160’C熱風中で2分行った。
耐熱保護層組成 構造      組成比 但し、アクリルアミド100重量部に対して硬化触媒と
して?JH4C1を5重量部添加することとする。
ここで使用した膨潤性無機層状り°イ酸塩は、平均粒径
が1μmであり、粒子厚みも、50%以上は300X以
下のものであった。このようにして得られた実施例7〜
10、比較例6〜8、および耐熱保護層を全く設けてい
ないフィルム(比較例10)について、その物性を調べ
、その結果を表2に示した。表中にみる如く、実施例の
場合、すべてすぐれた特性を示したが、層状化合物が多
すぎる場合(比較例8)は、基材との接着力が不足であ
るため、″また少なすぎる場合(比較例6.7)は高温
での静摩擦係数が大きすぎるため不適当であった。
一方、耐熱保護層を設けない場合(比較例10)はステ
ィック現象を起こすため不適当であった。
またN量比(A/B)が1/15 (実施例9)、1/
8(実施例10)の場合、高温でのすベク性にすぐれる
ためより好適であった。
実施例11.12、比較例9.11.12樹月削B)と
して CH3 C=0 CH2GHz (CF2)SCF! (実施例11、比較例9)を、あるいは実施例10と同
−粂件で1!!l脂(B)のみをアクリルアミド60重
量部に対しC8F+7 (CH2St (OH)3 4
0重量部を添加した組成物に変更して(実施例12)、
あるいは層状ケイ酸塩の代わりに炭酸カルシウム(平均
粒径0.6μ)を用いて(比較例IL12)同様評価し
た。
表2にみる如く、炭酸カルシウムでは転写性が不十分で
あり好ましくなく、又樹脂(B)を変更した場合も本発
明範囲にある場合のみすぐれた特性を示した。表中では
明らかでないが、硬化型でありかつパーフロロアルキル
基をもつ樹脂を用いた場合(実施例12)耐スティック
性が特に良好であシ好ましかった。
実施例 13 実質的に無配向、非結晶のポリエチレンテレフタレート
原料を約20℃に維持された回転ドラム上に溶融押出し
、90℃でタテ方向に3.4倍延伸した後、メタリング
パーコーターを用いて実施例4と同一組成の耐熱&成層
を塗布する。その後、乾燥・予熱延伸温度115℃で横
方向に3.4倍延伸した後200℃でリラックス率を5
%として熱処理を行った。この際の耐熱保護層厚みは0
.03μmであった。これについて同様評価したところ
、実施例10とほぼ同一のすぐれた特性2示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラスチックフィルムからなる基材の一方の面に溶融も
    しくは昇華する転写インキ層を有する感熱転写材におい
    て、基材の他方の面に膨潤性無機層状ケイ酸塩(A)と
    樹脂(B)との重量比(A/B)1/500以上、2以
    下の混合体から得られた耐熱保護層を設けてなる感熱転
    写材。
JP61269837A 1986-02-04 1986-11-14 感熱転写材 Pending JPS62275777A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-21183 1986-02-04
JP2118386 1986-02-04

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62275777A true JPS62275777A (ja) 1987-11-30

Family

ID=12047825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61269837A Pending JPS62275777A (ja) 1986-02-04 1986-11-14 感熱転写材

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JP (1) JPS62275777A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5378676A (en) * 1992-12-07 1995-01-03 Agfa-Gevaert, N.V. Heat-resistant layer of dye-donor element
JP2008030233A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 感熱記録材料および塗料
JP2008030225A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 感熱記録材料および塗料

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JP2008030233A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 感熱記録材料および塗料
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