JPS62275049A - 重量グラウトモルタルおよびこれを用いた充填施工法 - Google Patents

重量グラウトモルタルおよびこれを用いた充填施工法

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JPS62275049A JP1626287A JP1626287A JPS62275049A JP S62275049 A JPS62275049 A JP S62275049A JP 1626287 A JP1626287 A JP 1626287A JP 1626287 A JP1626287 A JP 1626287A JP S62275049 A JPS62275049 A JP S62275049A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポゾラン物質を含むポルトランドセメントと
、膨張性材料、減水剤および適量の発泡剤からなるグラ
ウト混和材料、並びに重量骨材と水を混合してなり1モ
ルタルの流動性が優れその材料分離が少なく且つフロー
の経時変化が少なくて2作業性、注入性の優れた。放射
線遮蔽壁、耐震壁5遮音壁1機械装置の基礎構造物など
の注入用として適する重量グラウトモルタルおよびこれ
を用いた充填施工法に関する。
〔従来の技術〕
グラウトモルタルは、 JIS R5201に規定され
る通常のポルトランドセメントと、膨張性材料、シリカ
賞微粉末および分散剤等により構成されるグラウト混和
材料並びに通常の細骨材を適量加え。
水と混合して作られ(例えば特開昭52−150434
号公報)るものであり、土木、建築分野や1機械掘え付
は作業等の、基礎構造物と上部構造物との間の空隙にこ
れを注入充填することにより、基礎構造物と上部構造物
を一体化させるのに一般に使用される材料である。
かようなグラウトモルタルのうち、比重が大きな重量骨
材(3,0以上の比重をもつ細骨材)を用いた重量グラ
ウトモルタルは、放射線遮蔽壁、耐震壁、遮音壁8機械
装置の基礎構造物などの注入用に適する材料である。
特開昭58−190859号公報は重量モルタルを得る
場合の重量細骨材として転炉風砕スラグが適することを
教示している。
重量グラウトモルタルの従来の一般的な充填施工は、充
填現場のモルタル注入口近くに混線プラントを設置し1
重量グラウトモルタルの混練物を作ったあと1 これを
直ちに充填することが通常であった。その理由は1重量
グラウトモルタルでは時間を置くと材料分離を起こし易
く且つフローが低下する傾向が強かったからである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記のように従来の重量グラウトモルタルは。
水と練り混ぜた直後からフローダウンを生じ1特に練り
混ぜ場所からモルタル注入口までの運搬時間を要する場
合には、モルタル注入口において混練直後の流動性を保
持できな(なって、充填作業を困難にするばかりでなく
、未充填部分が発生して充填を不完全ならしめることに
もなる。このために1モルタル注入口近くの打設現場に
プラントを設置して練り混ぜ直後に充填作業を行なうこ
とが必要であった。このため、現場プラントが別途必要
になると共にハフチャープラントによる大量生産規模で
の正値な管理ができ難<1作業面1品質面、設備面で数
々の問題が生じていた。
また、従来では無収縮性混和剤と減水剤を併用した重量
グラウトモルタルの使用が一般であったが、約3.7程
度の比重の重量骨材を使用しようとする場合には、セメ
ントペーストの比重(約2程度)と骨材との比重差が大
きくなるので、所要の流動性を満足させるような配合を
採用して注入した場合に、上部にブリージング水が生じ
下部に重量骨材が沈降する材料分離現象が生じて強度低
下が生じるという問題があった。
特に、大型基礎構造物の重量グラウトモルタルの注入工
事2例えば原子炉の放射線遮蔽壁構築工事等では、注入
モルタルの発熱を抑える目的でポゾランを含有するポル
トランドセメントが使用することが存利となるが、使用
に供されるポゾラン物質1例えばフライアッシュ、シリ
カ、高炉水砕スラグなどは1モルタルの流動性を一層高
めるのでその材料分離現象は一層顕著となり3作業性や
注入性を更に悪化させるという問題が付随する。
本発明は2以上のような重量グラウトモルタルのもつ問
題点の解決を目的とするものである。
C問題点を解決する手段〕 本発明は、ポゾラン物質含有ポルトランドセメント10
0重量部に対し、グラウト混和材料7〜13重量部、比
重が3.0以上の重量骨材180〜300重量部を配合
し、そして水を加えてなる重量グラウトモルタル組成物
であって、該グラウト混和材料が7〜13重量%の減水
剤および93〜87重量%の膨張性材料と、この減水剤
と膨張性材料の合計に対して0.01〜0.05重量%
の外割り量で添加された発泡剤とからなることを特徴と
する重量グラウトモルタルを提供する。
そして、この重量グラウトモルタルを用いた充填施工法
として、該ポゾラン物質含有ポルトランドセメント、グ
ラウト混和材料および重量骨材を例えばバッチャ−プラ
ントにおいてから練りしたうえ、注水を2回以上に分け
て練り混ぜ、しかも該注水の間隔を少な(とも1分以上
あけて(以下回分式という)混練物を作り、この混練物
を例えばトラックミキサ−車で充填現場に搬送して充填
施工に供することを特徴とする重量グラウトモルタルの
充填施工法を提供するものである。
以下に本発明の内容を詳細に説明する。
本発明に使用するポルトランドセメントは、JISR5
210rポルトランドセメント」に規定されるもの1例
えば、普通・早強・超早強・中庸熱・等のポルトランド
セメントを使用できるが、9通ポルトランドセメントが
好ましい。
ポルトランドセメントに含有されるポゾラン物質として
は、高炉水砕スラグ、フライアフシェ。
シリカ、火山灰、珪酸白土および珪藻土類などが挙げら
れるが、高炉水砕スラグ、フライアッシェまたはシリカ
が好ましい、このポゾラン物質の粒度については、 J
IS R5211〜5213に規定されている混合セメ
ント用として使用されているものが好ましい、ポゾラン
物質の含[1は、ポルトランドセメント90〜40重量
部に対しポゾラン物質10〜60重量部の範囲で含有さ
せたもの、すなわち、ポゾラン物質含有ポルトランドセ
メント100重量部中に10〜60重量部の範囲で含有
するのが好ましく1フライアツシユおよびシリカでは1
0〜25iiflt部。
高炉水砕スラグでは20〜60重量部の範囲で含有する
のが望ましい。
本発明に従うグラウト混和材料(以下、単に混和材料と
呼ぶことにする)は、減水剤、膨張性材料および発泡剤
からなる。
混和材料中で使用する減水剤は、変性リグニンスルホン
酸塩を主成分とするもの(以下、LSと呼ぶ)と、ポリ
アルキルアリルスルホン酸塩のホルマリン縮合物を主成
分とするもの(同NSと呼ぶ)またはメラミンスルホン
酸塩のホルマリン縮合物を主成分とするもの(同MSと
呼ぶ)を併用したものが好ましい。LSの市販品として
は5例えば山陽国策パルプ社、商品名「バニレノクス」
などが挙げられ、NSの市販品としては1例えば花王社
、商品名「マイティ」、第−工業製薬社。
商品名「セルフロー」などが挙げられ、MSの市販品と
しては1例えば昭和電工社、PJ品名「メルメント」な
どが挙げられる。LSとNSまたはMSの併用割合は、
LSが1重量部に対し、NSまたはMSを1.2〜2.
0重量部とするのがよい。いずれにしても混和材料中の
減水剤の量は7〜13重量%の範囲で使用する。7重量
%より少ないとモルタルの流動性が悪くなり、13重量
%を越えると流動性は良くなるが1モルタル中の空気連
行量が多(なり、材料分離が生じる。
混和材料中で使用する膨張性材料としては、カルシウム
サルホアルミネート系膨張材(以下、C5A系膨張材と
呼ぶ)または石灰系膨張材が使用可能であるが1モルタ
ルの無収縮性や流動性の経時変化を考慮するとC3A系
膨張材が好ましく。
とくに、遊離石灰を15〜40m!i%含有した粉末度
5000〜9000cm”/gに調整したC3A系膨張
材が好ましい、この遊離石灰を含有したC3A系膨張材
は、一般式3Ca0 ・3A l 20ff ・Ca5
O,で表されるアライン(Hauyne) + 石膏(
Canon)および遊離石灰(F−CaO)からなる膨
張成分を含有し、これらが水の存在下で、 3CaO・
A It zJ ・3CaSO4・32HzOの一般式
で表されるエトリンガントの針状結晶を多量に生成して
、またはそれと共にCa (OH) zをも生成して、
膨張力が発現するものである。
混和材料中の膨張性材料の量は93〜87重量%である
。93重量%を越えるとモルタルの流動性が悪くなり、
87重量%未満ではモルタル中の空気連行量が増すので
望ましくない。
本発明で使用する発泡剤としては、アルミ粉。
鉄粉等が挙げられるが1モルタル硬化前に発泡効果のあ
るアルミ粉末が最適である。発泡剤の量は減水剤と膨張
性材料の合計に対して0.01〜0.05重量%とする
のがよい。0.05重量%を越えると発泡が過大となっ
てモルタル上部表面がもろくなり。
0.01重量%未満では発泡が少なく充填時にモルタル
上部に隙間が生じるので好ましくない。
また1以上の減水剤、膨張性材料および発泡剤に加えて
、混和材料中に粉末状の消泡剤1例えばサンノプコ社の
商品名rSNデエフォーマーjなどを添加すると1本発
明の重量グラウトモルタルの流動性を向上させ9重量グ
ラウトモルタルの主目的であるモルタル比重を向上させ
ることができる。この消泡剤の添加量は混和材料に対す
る外側で0.4〜1.2重量%が好ましい。
以上の構成になる本発明に従う混和材料の配合量は、ポ
ゾラン物質含有セメン)100重量部に対し7〜13重
量部である。7重量部より少ないとモルタルの流動性が
低下し、その経時変化も大きくなって本発明の目的が達
成できない。一方、13重量部を越える配合ではモルタ
ル中の空気連行量が多くなって材料分離が生じ易くなる
ので好ましくない。
次に1本発明に使用する重量骨材は比重が3.0以上の
細骨材であり、一般には鉄粒、磁鉄鉱、砂鉄、赤鉄鉱、
褐鉄鉱、リン鉄、パライト(重晶石)。
転炉風砕スラグおよび鋼繊維等が使用可能であるが、流
動性1作業性などの点から骨材の粒径が球形に近いもの
がよく1粒径は31以下、特に平均1〜2■のものが好
ましい。例えば1日本鋼管社の商品名rNKグリソト」
がある。
重量骨材の配合量はポゾラン物質含有セメント100重
量部に対し、180〜300重量部である。300重量
部を越えるとモルタルの材料分離が激しくなり、180
重量部未満ではモルタル中のセメン)1が相対的に多く
なり2発熱が大きくなるので好ましくない。
以上の構成になる本発明の重量グラウトモルタルは、後
記実施例に示すように、流動性に優れ。
そのフロー値の経時変化が少なく且つ材料分離も起きな
い。したがって、複雑な構造を有する放射線遮蔽壁、耐
震壁、遮音壁2機械基礎など1重量モルタルを充填する
ことが必要な用途で作業性よく充填施工ができると共に
、得られる硬化体においても重量モルタルであるが故で
の均質性中強度の低下がなく、優れた品質のものが得ら
れる。
特に本発明の重量グラウトモルタルは、その練り混ぜの
さいに、ポゾラン物質含有ポルトランドセメント、グラ
ウト混和材料および重量骨材をバフチャープラントにお
いてから練りしたうえ、注水を少なくとも1分以上の間
隔を開けて回分式に行って混練物を作った場合には、そ
して、より好ましくは、その回分式に注水するさいに初
期の注水量よりも後記の注水量の方が多くなるように注
水した場合には、その後の練り置き時間を長くとっても
フローダウンが少なくまたブリージングや材料分離も生
しないので、この混練物を例えばトランクミキサー車で
充填現場に搬送して充填施工することも可能となる。
第1図は本発明の重量グラウトモルタルを適用して原子
炉の放射線遮蔽壁を充填施工した例を示したものである
。第1図において、1は原子炉圧力容器、2は本発明の
重量グラウトモルタルを使用して形成した放射線遮蔽壁
である。原子炉圧力容器1と放射線遮蔽壁2は下部構造
体3によって支持される。4はダイヤフラムフロア、5
は原子炉本体基礎ボルトを示す。放射線遮蔽壁2は、原
子炉圧力容器lの外側を取り巻く鋼製の二重円筒壁(内
壁6と外壁7とからなる)の壁間内に重量グラウトモル
タルを充填施工することによって形成される。
第2図は第1図の放射線遮蔽壁2の一部平面を拡大して
示したものであり、第3図は第2図の■−■線矢視断面
部分に重量グラウトモルタルを注入している状態を示し
ている。図示のように、内壁6と外壁7からなる二重円
筒内を上下方向の仕切り板8によって充填区域を多数に
縦割り分割すると共に各縦割すされた各々の充填区域内
にも横方向の多数の仕切り板9によって横割りされる小
区域が形成される。図のハツチで示した部分が重量グラ
ウトモルタルを充填しようとする一つの縦割り区域を示
しており、施工はグラウトホース10をトッププレート
のグラウトホール11から一つの縦割り区域ごとに挿入
することによって行われる。
第2図の12はエアーホール、13はスカラップを示し
ており、第3図の15は充填面検知器で、ある。グラウ
トホース10は最下部までおろし充填が進むにつれて徐
々に引き上げるのであるが1本例のように縦横の多数の
仕切り板によって多数の小区域に区切られる場合には5
横仕切り板の下部あたりに空気だまりが生じやすくなる
ので1流動性がよく且つブリージングの発生しないグラ
ウトモルタルでなければならない。しかもこれを重量グ
ラウトモルタルによって達成しようとするのである、か
らなおさらである。本発明に従う重量グラウトモルタル
はこの要求を十分に満足することができた。
そして、この充填施工は、第3図に図解したように、練
り混ぜはバッチャ−プラント16で大容量で行い、これ
をトランクミキサー17で現場の簡易注入プラント18
に輸送するという練り置き時間を必要とする工程によっ
て実施することができた。
そのさい、練り混ぜ手順として注水を少なくとも1分以
上の間隔をあけて回分式に行なうと共に。
注水量は始めが少なく終わりに多くすると1本発明に従
う重量グラウトモルタルはより安定してフロー値の経時
変化のない高流動性のものが得られ。
−Nlaり置き時間を長くすることができることがわか
った。
前記の施工に使用した練り混ぜ手順の一例を示すと次の
とおりである。
練り混ぜ手順 後記実施例の表1に示した実験魚3に相当する材料配合
をバッチャ−プラント16において次のようにして行っ
た。まず、ポゾラン物質含有ポルトランドセメント、グ
ラウト混和材料および重量骨材をバッチャ−プラントに
おいてから練り(永年添加の状態で混練り)を約30秒
間行い、10分据宜いたあと、添加総水量のうちの15
%の水を添加して約1.5分間混練する操作を続けて2
回行い、第3回目も15%の水を添加して約2分間?R
’IIすることによりここまでで合計45%の水を添加
し、引き続いて残部の55%の水を一度に添加して1分
間混練して混練成品とした。
そして直ちにフロー試験を行ったうえ、容量が4〜6m
3のトラックミキサ−によって現場の簡易プラントに搬
入した。練り混ぜから充填施工完了までの練り置き時間
は約1時間となったが、前例の放射線遮蔽壁2の充填施
工が良好に実施できた。
第4図は5以上の練り混ぜ手順によって練り混ぜた混練
成品(O印)の線上り経過時間とフロー低下率の関係を
、後記の実施例中に示す試験寛3の実施例の配合材料を
当初から配合水の全部を一度に添加して練り混ぜた以外
は同し材料配合の混練成品(・印)のフロー低下率の関
係と対比して示したものである。第4図から明らかなよ
うに、本発明法に従って本発明の重量グラウトモルタル
を練り混ぜるとフローの低下率は低くなり、練り置き時
間を約1時間おいても十分な流動性を示すことがわかる
したがって1本発明によると、′!aり置いてもフロー
ダウンと材料分離が極めて少なく且つブリージングも生
じないので、特に大型の?j!雑な重量グラウトモルタ
ルの充填工事において、以下のような施工上の有益な効
果が発揮される。
tel、Wり量を多くすることができる。従来では夏場
のフローダウンが大きいので練り混ぜ量を少な(しこま
めに搬送または注入を必要としたが2本発明によると大
容量で練り混ぜ大型のアジテータ車を使用して搬送でき
るので搬送が容易化すると共に一回の打設量が多くなる
ので、注入作業に切目がなくなり、注入時間が短縮され
る。
(bl 、グラウト注入現場には現場用ミキサーを設置
しなくてもよいので、それによる作業員の晴保および現
場プラントが極めて面素化する。また1、′L入用ポン
プが小さくて済み且つ注入幅体の注入孔も小さくてよい
fcl、1工区当りの打設面積が広くとれるので、打設
区域数を少なくすることができ、工期が短縮できる。ま
た、許容注入圧の半分以下の注入圧でも打設が可能であ
る。
次に1本発明に従う重量グラウトモルタル組成物の特性
を比較例と対比しながら以下の実施例によってさらに詳
しく説明する。実施例および比較例に示す百分率は特に
記載しない限り、それぞれ重量%1重量部を表す。
実施例I LS:N5=4:6とした減水剤10部および膨張性材
料90部に、減水剤と膨張性材料の合計に対して0.0
2%の発泡剤を添加した混和材料と。
ポゾラン物質含有ポルトランドセメント100部に対し
て200部となる割合の重量骨材とを用いて。
表−1に示す配合でモルタルを作成し、フロー値および
材料分離の測定を行った。結果を表−1に併記した。
尚、各材料の混合方法および試験方法は次の通りである
混合方法 ベール缶中に所定の水量を計量し、ミキサーで攪拌(9
00rpm) Lながら、グラウト混和材料、ポゾラン
物質、ポルトランドセメントおよび重量骨材の順に投入
し、2分間練り混ぜた。
試験方法 フロー試験: JIS R5201rセメントの物理試
験方法」に規定されるフロー試験に より測定した。
材料分離判定:モルタルを内径5cm、高さ10cmの
円筒型枠に充填し、硬化後型枠 底部より5cn+の高さで切断し、硬 化モルタルの上部と下部の比重を 測定して判定した。
使用材料 ポルトランドセメント(C);普通ポルトランドセメン
ト(電気化学工業社製)、比重3.16ポプラン物譬(
PS) :高炉水砕スラグ(新日鉄社1)比重2.80 (PF) :フライアソシュ (常磐火力社製)比重2
.11 混和材料(A): 膨張性材料(E)nC3A系膨張材(電気化学工業社製
)、 比重2.96 粉末度6970aJ/g、遊離石灰29.2χ減水剤(
Ws) :南陽国策パルプ社「バニレソクス」減水剤(
tyx) :花王社「マイティー100」発泡剤(B)
;  アルミ粉末(福田金属社製)重量骨材(Gl) 
:転炉風砕スラグ3 日本鋼管社rNKグリッド」、比
重3.69 重量骨材(G2) :鉄粒系(比重4でFM2.85に
調整したもの) 重量骨材(G3) :磁鉄鉱系(比重3.5でFM2.
73に調整したもの) 表−1において、実験11m1および−5は比較例を示
し、他は実施例を示す。実験11kLlではモルタルの
フロー値およびその経時変化が悪くなり、実験磁5では
モルタルが材料分離を生し、硬化モルタルの上部と下部
の比重差が大きい。
実施例2 PFを20%含有するポゾランセメントを使用し。
重量骨材の種類および量を変化させ1表−2の配合用い
た以外は実施例1と同様に行った。
結果を表−2に併記した。
実施例3 実験N13の配合を用い1表−3に示すように混和材料
を変化させた以外は実施例1と同様に行った。結果を表
−3に示す。
表−3において、比較例である実験1に29. m31
および陶34では1モルタルが材料分離を生じ、硬化モ
ルタルの上部と下部の比重の差が大きい。
また、比較例である実験11130. N132および
l1h33ではモルタルのフロー値が低く、その経時変
化も悪い。
実施例4 膨張性材料としてC3A系膨張材の粉末度と遊離石灰量
を変化させて使用し、さらには石灰系膨張性材料を使用
した以外は、実施例1と同様に行った。結果を表−4に
示す。
なお3石灰系膨張性材料としては、小野田セメント社の
商品名「エクスパン」 (遊離石灰: 24.8%、粉
末度: 6230cm”/g、  比重: 3.04)
を使用した。
表−4中の膨張収縮率はJIS A 6202に準じ、
拘束膨張量を20℃水中養生で測定した。
実施例5 充填施工において無収縮性という観点から基礎構a物と
上部構造物との密着性が重要な要件となるので、C5A
系膨張材の粉末度と遊離石灰量を変化させて使用した場
合の初期膨張並びにフロー値をさらに試験した。配合は
前記の実験患3のものと同様にした。その結果を表−5
に示す。
初期膨張収縮試験は、土木学会規準膨張コンクリート設
計施工指針(案)、付属書「膨張材を用いた充てんモル
タルの膨張率試験方g」に準拠した0表−5において+
は膨張、−は収縮を示す。
以上のように3本発明によれば、従来品よりもモルタル
の流動性が優れ、そのフロー値の経時変化が少なく、材
料分離もなく1作業性、注入性の優れた重量グラウトモ
ルタル組成物が得られた。
本発明の重量グラウトモルタルは、高流動性でそのフロ
ー値の経時変化が少なく且つ材料分離がなく、練り置き
時間を十分にとることができるので、複雑な構造を有す
る放射線遮蔽壁、耐震壁。
遮音壁及び機械基礎の基礎構造物などの注入用として極
めて有効な重量グラウトモルタル組成物である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う重量グラウトモルタルを用いて充
填施工した放射線遮蔽壁の例を示す略断面図、第2図は
第1図の放射線遮蔽壁の一部拡大平面図、第3図は第2
図の■−■線矢視断面図。 第4図は本発明に従う練り混ぜ手順を採用した場合の練
り置き時間とフロー低下率との関係を比較例と対比して
示した図である。 l・・原子炉圧力容器、  2・・放射線遮蔽壁。 lO・・グラウトホース、16・・バッチャ−プラント
、   17  ・・トラックミキサ−318・・簡易
注入プラント。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポゾラン物質含有ポルトランドセメント100重
    量部に対し、グラウト混和材料7〜13重量部、比重が
    3.0以上の重量骨材180〜300重量部を配合し、
    そして水を加えてなる重量グラウトモルタル組成物であ
    って、 前記のグラウト混和材料が、7〜13重量%の減水剤お
    よび93〜87重量%の膨張性材料と、この減水剤と膨
    張性材料の合計に対して0.01〜0.05重量%の外
    割り量で添加された発泡剤とからなることを特徴とする
    重量グラウトモルタル。
  2. (2)ポゾラン物質含有ポルトランドセメントは、ポル
    トランドセメント90〜40重量部に対しポゾラン物質
    を10〜60重量部混合したものである特許請求の範囲
    第1項記載の重量グラウトモルタル。
  3. (3)減水剤は、変性リグニンスルホン酸塩を主成分と
    するもの1重量部と、ポリアルキルアリルスルホン酸塩
    のホルマリン縮合物を主成分とするものまたはメラミン
    スルホン酸塩のホルマリン縮合物を主成分とするもの1
    .2〜2.0重量部とからなる特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の重量グラウトモルタル。
  4. (4)膨張性材料は、遊離石灰を15〜40重量%含有
    し、粉末度5000〜9000cm^2/gに調整して
    なるカルシウムサルホアルミネート系膨張材である特許
    請求の範囲第1項、第2項または第3項記載の重量グラ
    ウトモルタル。
  5. (5)ポゾラン物質含有ポルトランドセメント100重
    量部に対し、グラウト混和材料7〜13重量部、比重が
    3.0以上の重量骨材180〜300重量部を配合し、
    そして水を加えてなる重量グラウトモルタル組成物であ
    って、前記のグラウト混和材料が、7〜13重量%の減
    水剤および93〜87重量%の膨張性材料と、この減水
    剤と膨張性材料の合計に対して0.01〜0.05重量
    %の外割り量で添加された発泡剤とからなるものである
    重量グラウトモルタルを用いた充填施工において、 該ポゾラン物質含有ポルトランドセメント、グラウト混
    和材料および重量骨材をから練りしたうえ、注水を2回
    以上に分けて練り混ぜ、しかも該注水の間隔を少なくと
    も1分以上あけて混練物を作り、この混練物を充填現場
    に搬送して充填施工に供することを特徴とする重量グラ
    ウトモルタルの充填施工法。
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