JPS6227491A

JPS6227491A - 自動車車輪用滑材

Info

Publication number: JPS6227491A
Application number: JP61170977A
Authority: JP
Inventors: ヘンニング・ウムラント; ゲルハルト・フリッケ
Original assignee: Continental Gummi Werke AG
Current assignee: Continental AG
Priority date: 1985-07-24
Filing date: 1986-07-22
Publication date: 1987-02-05
Also published as: EP0210356A2; EP0210356A3; GR861424B; DE3526429A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、自動車車輪用のタイヤ内壁部とリムまたは
その他の部分との間の摩擦を減少させるための、特にポ
リグリコール及び（または）ポリグリコールエーテルを
含有する、自動車車輪用滑材に関する。

英国特許第１３５９４６７号明細書に滑材として使用す
るのに適していると思われる一連の材料、特にポリグリ
コールも挙げである。周知のようにそのような滑材は空
気なしに長距離走行した場合にタイヤがスリップによっ
て損傷または破損するのを防止しようとするものである
。即ち前記滑材がトレッドが底になったときの接触に際
して自動車車輪のタイヤ内壁部とリムまたはその他の部
分との間の摩擦を減らして過剰な発熱を阻止する。

自動車車輪用のそのような滑材にはいろいろな要求が出
される。そのような滑材はできる限り広い温度領域にわ
たって粘性か高くなければならない。また余りに重量が
あってもいけない。更に流動しすぎてもいけないし且リ
ムまたはタイヤに十分強く付着して、長時間停車してい
る場合でも、また大きな遠心力を生じて走行している場
合にもタイヤ周縁部を介して滑材を均等に配分しなけれ
ばならない。

公知の滑材はいずれも一般には普及しなかった。何とな
ればすべての要求を同時に充分に満たすことはできなか
ったからである。

従ってこの発明の基本課題は、自動車車用滑材を改良す
ることにある。

この課題は、次のような特徴をもつこの発明の構成によ
って解決される。即ち滑材が５０〜８０重屯％のポリグ
リコール及び／またはポリグリコールエーテルとそして
更に金属石けんの５０〜２０重量％を含有するのである
。

この発明によって金属石けんを公知のポリグリコールに
添加することによって滑材の潤滑能力が決定的に改良さ
れる。前記の重量％値は余りに流動的でなく、しかも硬
すぎもしない滑材が得られる範囲を示している。周知の
ように純粋なポリグリコールは流体相または低温融解ワ
ックスとして存在する。金属石けんを適当に添加するこ
とによってペースト状の滑材が得られ、金属石けん分が
多すぎると滑材はもろくなる。特に好都合な滑材は、低
分子ポリグリコールと金属石けんの間の重Ｅｔｉ比が約
７：３のものである。満足すべき湿潤性を得るためには
、滑材に湿潤剤として界面活性剤の約２％を添加するの
が好都合である。

必要に応じて滑材を安く製造するために、ポリグリコー
ル分またはポリグリコールエーテル分を約１／３まで水
にすることもできる。金属石けんとしては亜鉛石けんを
使用することが特に好都合であることが実証されている
。

滑材は０．１〜０，８ミリメータの厚さの層にして塗布
するのが良い。

その上自動車車輪の緊急走行の際にもこの滑材によって
何キロメータも６っことができる。

この滑材はトレッド条片の下側またはリムその他の支持
体の支承面のタイヤ内壁部にたとえば剛性リングまたは
支持チューブに取付けることができる。必要に応じて無
論タイヤまたはリムの他の箇所にも使用することができ
る。リムとタイヤにも同時に使用できる。

一実施例を示した図についてさらに詳記する。

第１図に示した車輪に使用した、本質的にゴムまたはゴ
ムに類似の物質から成る車両用空気タイヤはカーカス１
を有する。カーカス１は引張りに強いビード芯３の巻き
付きによってビード２の中に固定してある、トレッド条
片４とカーカスＩの間でトレッド条片４の下側に周方向
に二層またはそれ以上のコード織物層から成る引張りに
強いブレーカ５があり、ブレーカがタイヤ本体の側面を
安定させる。

金属製のリム環６は緊急走行、即ちパンク後の走行運転
の際に空気がタイヤから抜けていればタイヤビード２の
保持とタイヤの支承に役立つ。

す１２環６は横断面で見ると外側側面にそれぞれ一個の
リムフランツ８を有する。リムフランジ８は半径方向内
側に延長している。リム環６の内周縁部には軸方向内側
に各リムフランジ８に隣接してタイヤ座面９がある。

リム環６は半径方向外側の側面で極めて広い中心域に殆
ど円筒状のジャケット面を有する。ジャケット面は横方
向に僅かに湾曲することができるので、パンクした場合
にタイヤの天頂：Ｍ≦が大きく変形することなくその上
一杯に支承することがてきる。

タイヤとリム環６のジャケット面との間の摩擦が原因で
異常に過熱しないようにタイヤはトレッド条片４の下側
で内壁部に滑材層１０を備えている。滑材層はこの例で
は低分子ポリグリコールの７０重置火、２８重量％の亜
鉛石鹸、非イオン界面活性剤（湿潤剤）の２重量％から
できている。この割合は変更可能であるが、ポリグリコ
ールは５０〜８０重量％、金属石鹸は５０〜２０重量％
にするのがよい。場合によってはポリグリコールの代わ
りにポリグリコールエーテルも使用できる。

湿潤剤分としては界面活性剤の１〜５重量％、特に非イ
オン界面活性剤の１〜３重量％にすることができる。

滑材を製造するためにはまず湿潤剤を流体ポリグリコー
ルに添加する。次に亜鉛石鹸を液体に一様に分散するま
で混入する。

滑材層の厚さはｌ／１０〜最大限８／ＩＯミリメートル
で充分で、従ってエネルギーバランスに関してはタイヤ
の重量増加は無視して差し支えないことが分かった。

タイヤにそのような滑材層１ｏを備えていた前記の種類
の自動車車輪が取付けられていた自動屯は空気が入って
いないタイヤでまず５０キロメートルを時速４０キロメ
ートルで走行し、次に１００キロメートルを時速８０キ
ロメートルで走行した。そのタイヤを検査したところ、
タイヤも音材層ＩＯも完全に機能を維持していることが
分かった。詳細に見ろと、タイヤの摩擦する部分が損傷
することなく４００キロメートルを優に越えろものがあ
った。

タイヤを取付は易くするために、たとえば作業者が滑材
で汚れないようにするために、滑材層１０を必要に応じ
て極めて薄い、場合によっては有孔シート１１．たとえ
ばポリエチレンシートで被っておくことができる。

第２図は第１図のタイヤのリム領域の一部で、リムのジ
ャケット面に前記のような滑材と場合によってはカバー
シートＩ＋を備えている。滑材は前記の車輪ではタイヤ
にのみまたはリムにのみ或いはその両方につけることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はトレッド条片の下側のタイヤ内壁部上に滑材被
覆を有する自動車車輪の半径方向部分断面図、第２図は
第１図の車輪の、リムジャケラ１−面上に滑材被覆を有
するリムの領域の一部を示す図である。図中符号１・・・カーカス、２・・・ビード、３・・・ヒート芯
、４・・・トレッド条片、５・・・ブレーカ、６・・・
リム環、７・・・皿状部、８・・・リムフランジ、９・
・・座面、１０・・・滑材層。

Claims

【特許請求の範囲】１）自動車車輪用のタイヤ内壁部とリムまたはその他の
部分との間の摩擦を減少させるための、特にポリグリコ
ール及び（または）ポリグリコールエーテルを含有する
、自動車車輪用滑材において、滑材が５０〜８０重量％
のポリグリコール及びまたはポリグリコールエーテルと
更に金属石けんの５０〜２０重量％を含有することを特
徴とする、自動車車輪用滑材。２）滑材が約７０重量％のポリグリコール及び（または
）ポリグリコールエーテルと更に金属石けんの約３０重
量％を含有する、特許請求の範囲１）に記載の自動車車
輪用滑材。３）滑材に界面活性剤の１〜５重量％を添加してある、
特許請求の範囲１）に記載の滑材。４）滑材に非イオン界面活性剤の１〜３重量％を添加し
てある、特許請求の範囲１）〜３）の何れか一に記載の
滑材。５）ポリグリコール成分またはポリグリコールエーテル
成分を約１／３まで水に替えてある、特許請求の範囲１
）に記載の滑材。６）５０〜８０重量％のポリグリコールエーテルと５０
〜２０重量％の金属石けんとから成る、特許請求の範囲
１）に記載の滑材。７）金属石けんとして亜鉛石けんを使用している、特許
請求の範囲１）に記載の滑材。８）自動車車輪のタイヤの内部心上かリムフランジ上か
その他の部分上の層厚が０．１〜０．８ミリメータであ
る、特許請求の範囲１）に記載の滑材。