JPS62270413A - トリクロルシランの製造方法 - Google Patents

トリクロルシランの製造方法

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JPS62270413A
JPS62270413A JP11369486A JP11369486A JPS62270413A JP S62270413 A JPS62270413 A JP S62270413A JP 11369486 A JP11369486 A JP 11369486A JP 11369486 A JP11369486 A JP 11369486A JP S62270413 A JPS62270413 A JP S62270413A
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JP
Japan
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catalyst
active carbon
hydrogen
silicon tetrachloride
metal
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JP11369486A
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Nobuo Tanaka
信夫 田中
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は、l・リクロルシランの製造方法に関し、更に
詳しくは、四塩化珪素と水素とから比較的低温でトリク
ロルシランを製造する方法に関する。
[従来の技術] l・リクロルシランは、モノシランの製造用原料として
、熱分解水素還元法によるシリコンの製造用原料として
重要な中間体である。
従来、トリクロルシランの製造方法としては、(1)金
属シリコン、四塩化珪素及び水素を反応させる製法[デ
ィー拳オー書イー/ジェイ嗜ピーφエル−955382
−7978,ファイナル リポート「インベスティゲイ
ション・オブ争ザ・ハイドロジェネレーション・オブ・
SiC文4」 、ジェフリー会ワイ拳ピー(DOE/J
PL−955382−79/8.Final Repo
rtrLnvestigation of the h
ydrogeneration ofSiCJjaJ 
 、JeffreyY、P) 、 (米国特許第245
8703号明細書)をそれぞれ参照] 。
(2)4000°C以上のアーク放電下で、四塩化珪素
を水素で部分水素化して製造する方法[独国4、Ii許
第1129149号明細書を参照] 。
(3)アルミニウム、マグネシウムあるいは亜鉛を触媒
として、四塩化珪素と水素で還元する方法[ジャーナル
会オブ争アメリカンΦケミカル骨ソサエティー 旦7.
1545 (1945)。
ディー争ティー・ハード(J、 Am、 CheIIl
、 Sac。
67.1545 (1945)、D、T、)lurd)
を参照] が広く知られている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、(1)の製造方法は、金属シリコンが存
在しないと反応が進行しない、(2)の製造方法は、4
000℃以上の非常に高い温度が必要である、(3)の
製造方法は、触媒の金属自身が反応して塩化物となり消
耗してしまうなどの問題点がある。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解消し、四塩化
珪素と水素とから比較的低温でトクロルシランを製造す
る方法の捉供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、四塩化珪素の水素による直接水素化につい
て鋭意研究を重ねた結果、後述する特定の金属成分を活
性炭に担持させた触媒を使用することにより上記目的が
達成されることを見出し本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明のトリクロルシランの製造方法は、周
期律表第■族に属する1種又は、2種以上の金属;クロ
ム;銅;亜鉛及びレニウムからなる群よる選ばれた少な
くとも1種の金属を活性炭に担持させた触媒の存在下で
、四塩化珪素と水素とを反応させることを特徴とする。
本発明で用いる触媒は、活性炭を相体とし、これに後述
する金属成分を担持させたものである。
本発明で用いる触媒の担体としては、例えば、ヤシガラ
系9石炭系、木炭系9石油ピッチ系の活性炭をあげるこ
とができ、比表面積が500rn’/g以上であること
が好ましい。500rn”/g未満であると、触媒活性
が不充分となり]・リクロルシランの生成能が充分に発
揮されない。更に好ましくは800m’/g以上である
本発明で用いる触媒の金属成分としては、例えば、鉄、
コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウ
ム、オスミウム、イリジウム。
白金からなる■族元素;クロム:銅;亜鉛及びレニウム
をあげることができ、前述した担体である活性炭に担持
される金属成分は、前述の群から選ばれた少なくとも1
種の金属からなる。
更に、活性炭に担持する金属の相持量は、活性炭100
重量部に対して0.05〜20重量部になるように調製
する。金属の相持量が0.05重量部未満の場合にはト
リクロルシランの生成能が充分に発揮されない。好まし
くは0.1〜10重量部である。
次に、本発明に用いる触媒は、例えば、次のようにして
製造される。
すなわち、予め乾燥した前述したような活性炭を容器に
入れ真空脱気する。次に、活性炭に担持させる金属成分
の化合物の所定量を活性炭の含水量と同量のイオン交換
水に溶解せしめてなる溶液を真空説気済みの活性炭に散
布する。その後、攪拌振盪して充分に馴しませてから室
温で所定時間熟成した後、昇温して所定温度で乾燥する
。次に、不活性ガス中で、所定温度で焼成して本発明に
用いる触媒が得られる。なお、活性′#番と担持される
金属成分の化合物の水溶液の濃度、熟成時間によって金
属成分の担持量が定まるので、相持量を勘案してこれら
の条件を適宜側と設定する。
本発明のトリクロルシランを製造する方法ti、次のよ
うにして行なわれる。先ず、前述の方法で得られた触媒
を反応管に充填し、ここに、水素/四塩化珪素の混合ガ
スを流せばよい。水素/四塩化珪素の混合ガスのモル比
は1〜200であり、水素/四塩化珪素の混合ガスの空
間速度は、1〜104hr”’である。反応温度は、2
00〜7000Cに設定され、圧力は、O〜300 k
g/cm2にこ設定される。
[実施例] 実施例1〜9 (1)触媒の調製 予め乾燥した比表面積1200m27g、細孔半径10
人のヤシガラ活性炭[商品名:粒状白鷺GX4/6.武
田薬品■製] 30gをフラスコ中に入れ真空脱気した
。次に、触媒に担持される金属成分の化合物の所定量(
表に示した)を、活性炭の含水量分のイオン交換水19
.5ccに溶解せしめ、この水溶液の全量を真空脱気し
た活性炭上に散布した後、攪拌振盪して充分に馴染ませ
た。これらの活性炭を磁製フラスコに移し、室温で30
分間熟成した後、110℃で2時間乾燥し、更に窒素ガ
ス雰囲気下、500℃で2時間焼成して本発明にかかる
触媒を得た。
(2)トリクロルシランの製造 直径1インチ、長さ400+++++のステンレスチュ
ーブ内に」−記方法で調製され、表に示した触媒30g
を充填し、このステンレスチューブ内にヘリウムガスを
流しなから500 ’Oまで舅温した。圧力を大気圧に
した後、ヘリウムを止めて流量が7 、 QHol/w
inの水素と0.58mmol/winの四塩化珪素の
混合ガス(水素/四塩化珪素のモル比12)を流して反
応を行なった。
このときの空間速度は200 br−’であった。反応
開始4時間後の反応ガスの分析を行なった。なお、反応
ガスの分析は、直接、自動ガスサンプリング伺ガスクロ
マトグラフィー分析機に送って行なった。得られた結果
を表に示した。
実施例10〜12 実施例1の触媒を用い、反応温度を表に示した温度とし
たことを除いては、実施例1〜8のトリクロルシランの
製法と同様にして反応を行なった。得られた結果を表に
示した。
実施例13〜15 実施例1の触媒を用い、水素/四塩化珪素の混合ガスの
流量を表に示した流量にしたことを除いては、実施例1
〜8の)・リクロルシランの製法と同様にして反応を行
なった。得られた結果を表に示した。
実施例16 実施例1の触媒を用い、反応圧力を1.4kg/cm2
 としたことを除いては、実施例1〜8のトリクロルシ
ランの製法と同様にして反応を行なった。得られた結果
を表に示した。
比較例1 比表面積340m’/g、細孔容積0.65m1/g、
細孔半径10〜30Aの活性アルミナ[商品名: NK
H−1−24、和光紬薬■製コ30gを触媒として用い
たことを除いては、実施例1〜8の)・リクロルシラン
の製法と同様にして反応を行なった。得られた結果を表
に示した。
比較例2 触媒調製に用いる化合物として、表に示した量の化合物
を用い、活性炭の代わりに比較例1で用いた活性アルミ
ナを用い、イオン交換水19.5COの代わりにイオン
交換水15.0ccを用いたことを除いては、実施例1
〜8と同様にして触媒の調製を行ない、更に、実施例1
〜8のトリクロルシランの製法と同様に反応を行なった
。得られた結果を表に示した。
比較例3 実施例1〜8で用いた活性炭のみを触媒として用いたこ
とを除いては、実施例1〜8のトリクロルシランの製法
と同様に反応を行なった。得られた結果を表に示した。
比較例4 厚み0.2−のアルミ箔[和光紬薬■製]30gを触媒
として用いたことを除いては、実施例1〜8のトリクロ
ルシランの製法と同様にして反応を行なった。得られた
結果を表に示した。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明にかかる触媒を
用いることで、四塩化珪素と水素とから直接水素化によ
りトリクロルシランを比較的低温で製造することができ
るので、本発明の製造方法は工業的価値が大である。
手続補正書 昭和62年 4月20日 特許庁長官  黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第113694号 2、発明の名称 I・リクロルシランの製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称 出光興産株式会社 4、代理人 5、補正命令の日付 自発 (1)明細書の第6頁第13行目に記載の「0〜300
 kg/ cm2Jをl’ O〜300kg/cm2G
Jと補正する。
(2)明細書の第8頁第6行目、同第12行目、同第1
7行1」、第9頁第4〜5行目、同第12行目、同第1
3行目、同第17行11、同第18行目、第1O頁第3
〜4行目に記載の「実施例1〜8」を「実施例1〜9」
と補正する。
(3)明細書の第8頁第11行目に記載の「流量を表に
示した流量」を「流量及びモル比を表に示した流量及び
モル比」と補正する。
(4)明細書の第8頁第13〜14行目に記載の「・・
・・・・表に示した。」の後に 「実施例16 実施例1の触媒を用い、水素/四塩化珪素の混合ガスの
流量及びモル比を表にポした流量及びモル比、反応圧力
を4 、0 kg/ cm2Gにしたことを除いては、
実施例1〜9のトリクロルシランの製法と同様にして反
応を行なった。得られた結果を表に示した。」を挿入す
る。
(5)明細書の第8頁第15行目に記載の「実施例16
」を「実施例17」と補正する。
(6)明細書の第8頁第16〜17行目に記載のr 1
 、4kg/cm2Jをr 1 、4 kg/ cm”
 G Jと補正する。
(7)明細書の第8頁第19行目に記載の「・・・・・
・表に示した。」の後に、 「実施例18 実施例1の触媒を用い、反応圧力を4 、0 kg/c
m2Gにしたことを除いては、実施例1〜9のトリクロ
ルシランの製法と同様にして反応を行なった。得られた
結果を表に示した。」を挿入する。
(8)明細書の第11頁の表を以下の通りに補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、周期律表第VIII族に属する1種又は、2種以上の金
    属;クロム;銅;亜鉛及びレニウムからなる群より選ば
    れた少なくとも1種の金属を活性炭に担持させてなる触
    媒の存在下で、四塩化珪素と水素とを反応させることを
    特徴とするトリクロルシランの製造方法。 2、該活性炭100重量部に対し該金属の担持量が0.
    05〜20重量部である特許請求の範囲第1項記載のト
    リクロルシランの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533584A (ja) * 2004-04-23 2007-11-22 デグサ ゲーエムベーハー SiCl4の接触脱ハロゲン水素化によって、HSiCl3を製造するための方法
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JP2013517209A (ja) * 2010-01-18 2013-05-16 エボニック デグサ ゲーエムベーハー 四塩化ケイ素をトリクロロシランへと連続的に変換するための触媒系

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